JPH065909U - ロータリー式粉末加圧成形機における原料充填機構 - Google Patents

ロータリー式粉末加圧成形機における原料充填機構

Info

Publication number
JPH065909U
JPH065909U JP4660792U JP4660792U JPH065909U JP H065909 U JPH065909 U JP H065909U JP 4660792 U JP4660792 U JP 4660792U JP 4660792 U JP4660792 U JP 4660792U JP H065909 U JPH065909 U JP H065909U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cup
raw material
wiper
powder
material powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4660792U
Other languages
English (en)
Inventor
博史 小原
哲広 西村
Original Assignee
富士電気化学株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富士電気化学株式会社 filed Critical 富士電気化学株式会社
Priority to JP4660792U priority Critical patent/JPH065909U/ja
Publication of JPH065909U publication Critical patent/JPH065909U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータリー式粉末加圧成形機において、キャ
ビティに充填される原料の品質および充填量を安定にす
る。 【構成】 カップ3内の原料粉末4がカップ壁の下端縁
とテーブル1上面との微小隙間からのみテーブル回転方
向に漏れ出す非解放形のカップ構造にする。カップ3よ
りテーブル回転方向に適宜な間隔をおいて、テーブル1
上にワイパー6を固定設置し、カップ3から漏れ出した
原料粉末をワイパー6でテーブル1上から除去する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、セラミックスやフェライトなどの原料粉末を金型で加圧成形する ロータリー式粉末加圧成形機に関し、特に、回転プレステーブルの成形型キャビ ティに原料粉末を充填する機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
ロータリー式粉末加圧成形機における原料充填機構の従来の代表的な構成例を 図1と図2に示している。回転プレステーブル1には多数の成形型キャビティ2 が円周方向に一定ピッチで形成されている。この回転プレステーブル上に原料貯 留カップ3が伏せた状態で固定設置され、このカップ3に対してテーブル1は矢 印方向に連続的に回転する。
【0003】 原料貯留カップ3の上部の原料供給口から例えばフェライトの原料粉末4(選 別された小さなペレット状のもの)が投入され、カップ3内においてテーブル1 上に多量の原料粉末が溜まっている。テーブル1の回転に伴ってキャビティ2が カップ3の下を通過すると、カップ3内の原料粉末4がキャビティ2に充填され る。この原料充填ステーションから離れた位置で、キャビティ2内に下ポンチ5 および上ポンチ(図示省略)が嵌入し、キャビティ2内の原料が加圧成形される 。
【0004】 原料貯留カップ3におけるテーブル回転方向側の壁はワイパー部3aとなって おり、そのワイパーブレードがテーブル1上面に密接してテーブル上の原料粉末 を払拭するようになっている。ワイパー部3aでキャビティ2上の原料粉末をす り切る時にペレット状の原料粉末を砕いてしまわないように、ワイパー部3aは テーブル1の半径方向に対して大きく傾き、ほぼ接線方向に近い状態に配設され ている。そしてテーブル1の回転に伴って移動する原料粉末がワイパー部3aに よってテーブル1の外周側から内周側へと規制され、最内周部分ではカップ3の 壁が切除されており、ワイパー部3aにより最内周側へ寄せられた原料粉末4が カップ3から出てテーブル1とともに回転し、カップ3の後部入口からカップ3 内に再び入る。このようにワイパー部3aで最内周に寄せられてカップ3から出 てテーブル1とともに回転してカップ3に戻ってくる原料粉末を余剰粉末4aと 称する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
図1および図2の従来技術において、テーブル1の上面に密接するワイパー部 3aで原料粉末4が規制されると、原料が少しづつ砕けてしまうのは避けられな い。ワイパー部3aをテーブル1の接線方向に近い状態に傾斜させ、キャビティ 2の位置より内周側へ原料粉末4をすり切るようにした場合、最内周に寄せられ た原料粉末を再利用すべく、カップ3を解放形にして、余剰粉末4aを回収する ように構成しなければならない。原料粉末4がカップ3から一度出て再回収され るということを繰返すうちに、前述のように砕かれたりして当初のペレット形状 が崩れた低品質の粉末の比率が増加する。カップ3内の原料粉末4の粒度が大き く変化すると、キャビティ2への原料充填量が変化し、品質の安定した成形品を 得ることができなくなる。
【0006】 この考案は前述した従来の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、原料 の歩留りをできるだけ低下させずに成形型キャビティへの原料充填量を常に安定 に保つことができるようにしたロータリー式粉末加圧成形機における原料充填機 構を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこでこの考案では、回転プレステーブル上に伏せた状態で原料貯留カップを 固定設置し、前記テーブルに形成されている成形型キャビティが前記テーブルの 回転に伴って前記カップ下を通過することで前記カップ内の原料粉末が前記キャ ビティ内に充填される機構であって、前記カップ内の原料粉末がカップ壁の下端 縁と前記テーブル上面との微小隙間からのみテーブル回転方向に漏れ出す非解放 形のカップ壁構造とするとともに、前記カップよりテーブル回転方向に適宜な間 隔をおいて前記テーブル上にブレードが圧接するワイパーを固定設置し、前記カ ップから漏れ出した原料粉末を前記ワイパーにより前記テーブル上から除去する ように構成したのである。
【0008】
【作用】
この考案による前記構成では、原料貯留カップとワイパーとが別の構成になっ ており、カップ壁は非解放形でカップ壁の下端縁とテーブル上面との微小隙間か らのみ原料粉末が漏れ出す。このように漏れ出す余剰粉末には砕けた過小の粉末 が多く、この余剰粉末が前記ワイパーによってテーブル上から除去される。
【0009】
【実施例】
図3と図4にこの考案の一実施例による原料充填機構の概略構成を示している 。前述した従来例と同様に、多数の成形型キャビティ2を円周方向に一定ピッチ で形成した回転プレステーブル1上に原料貯留カップ3を伏せた状態で固定設置 している。この原料貯留カップ3の形態は従来と異なり、ワイパー部3bとなる カップ壁はテーブル1の半径方向と平行(接線方向と直交方向)に設けられてお り、またカップ内周壁3dおよびカップ外周壁3eとワイパー部3bとがつなが っており、テーブル回転方向に対して非解放形のカップ壁構造となっている。し かもキャビティ2の回転方向に対して直交しているワイパー部3bの下端縁(テ ーブル1に接する部分)にはフェルト3cが貼り付けられている。このフェルト 3cによるテーブル面の払拭性能は一般のワイパーブレードのように高くはなく 、したがってテーブル1の回転に伴ってカップ3内の原料粉末4が(特に細かく 砕けた粉末)がフェルト3cとテーブル1との微小隙間からテーブル回転方向に 漏れ出す。この微細な余剰粉末が別に設置されたワイパー6によってテーブル1 面から払拭され、テーブル1上から排除される。つまり、ワイパー6はテーブル 1の回転方向に対して斜めに固定設置されており、テーブル1上の余剰粉末を外 周側に寄せ、テーブル外周から外へ排除するようになっている。
【0010】 図5にワイパー6の詳細な構成を示している。テーブル1の外周にはテーブル 1より一回り大きいリング状の固定レール7が設置されている。この固定レール 7にボルト8などによってワイパー6のアーム6aが固定されている。アーム6 aの先端側はテーブル1上に適宜な角度をなすように配置されており、アーム6 aに板バネ6cを介してゴム製などのブレード6bが取付けられている。ブレー ド6bは板バネ6cのバネ力によってテーブル1の上面に圧接しており、テーブ ル1上の微細な余剰粉末を払拭してテーブル外に排除するようになっている。
【0011】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、この考案では、原料貯留カップを非解放形のカッ プ構造とし、カップ内の原料粉末がカップ壁の下端縁とテーブル上面との微小隙 間からのみテーブル回転方向に漏れ出すようにし、その漏れ出した余剰粉末を別 に設置したワイパーによってテーブル上から除去するように構成したので、従来 の解放形の原料貯留カップを用いた機構のように原料粉末がテーブルの回転に伴 って循環することがなく、その循環に伴う原料粉末の消耗や特性劣化の問題がな くなる。したがってキャビティに充填される原料粉末の充填量および品質が安定 し、したがって成形品の品質も良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のロータリー式粉末加圧成形機における原
料充填機構の概略構成を示す平面図である。
【図2】同上従来の機構の要部拡大断面図である。
【図3】この考案の一実施例による原料充填機構の概略
構成を示す平面図である。
【図4】同上本考案の機構の要部拡大断面図である。
【図5】同上実施例におけるワイパーの具体的構成を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 回転プレステーブル 2 成形型キャビ
ティ 3 原料貯留カップ 3a ワイパー部
(従来) 3b ワイパー部(本考案) 3c フェルト 3d カップ内周壁 3e カップ外周
壁 4 原料粉末 4a 余剰粉末 6 ワイパー 6a アーム 6b ブレード 6c 板バネ 7 固定レール 8 ボルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転プレステーブル上に伏せた状態で原
    料貯留カップを固定設置し、前記テーブルに形成されて
    いる成形型キャビティが前記テーブルの回転に伴って前
    記カップ下を通過することで前記カップ内の原料粉末が
    前記キャビティ内に充填される機構であって、前記カッ
    プ内の原料粉末がカップ壁の下端縁と前記テーブル上面
    との微小隙間からのみテーブル回転方向に漏れ出す非解
    放形のカップ壁構造とするとともに、前記カップよりテ
    ーブル回転方向に適宜な間隔をおいて前記テーブル上に
    ブレードが圧接するワイパーを固定設置し、前記カップ
    から漏れ出した原料粉末を前記ワイパーにより前記テー
    ブル上から除去するように構成したことを特徴とするロ
    ータリー式粉末加圧成形機における原料充填機構。
JP4660792U 1992-07-03 1992-07-03 ロータリー式粉末加圧成形機における原料充填機構 Pending JPH065909U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4660792U JPH065909U (ja) 1992-07-03 1992-07-03 ロータリー式粉末加圧成形機における原料充填機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4660792U JPH065909U (ja) 1992-07-03 1992-07-03 ロータリー式粉末加圧成形機における原料充填機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH065909U true JPH065909U (ja) 1994-01-25

Family

ID=12751995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4660792U Pending JPH065909U (ja) 1992-07-03 1992-07-03 ロータリー式粉末加圧成形機における原料充填機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH065909U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114524670A (zh) * 2022-03-15 2022-05-24 福建省乔光电子科技有限公司 一种陶瓷电阻配方及加工工艺及设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114524670A (zh) * 2022-03-15 2022-05-24 福建省乔光电子科技有限公司 一种陶瓷电阻配方及加工工艺及设备
CN114524670B (zh) * 2022-03-15 2023-05-16 福建省乔光电子科技有限公司 一种陶瓷电阻配方及加工工艺及设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN210875596U (zh) 一种便于上下料的新型二氧化钛研磨机
CN205763625U (zh) 一种高精度钢球铸造用型砂研磨装置
JPH065909U (ja) ロータリー式粉末加圧成形機における原料充填機構
CN209061337U (zh) 一种人造石墨粉碎装置
FI121654B (sv) Förfarande för tillverkning av en flexibel sliprondell och en flexibel sliprondell
JPS5915788B2 (ja) ロ−タリダイヤモンドドレツサの製造方法
CN108615852B (zh) 一种锂电池生产工艺
CN215964437U (zh) 高粘度电池浆料旋转打散进料装置及涂布装置
CN208247248U (zh) 一种成型管模具的填料机构
CN208427001U (zh) 一种干法制粒机的压制结构
CN209205243U (zh) 一种新型十字结构制粒机
JPH066147B2 (ja) 回転式粉末成形機の杵
CN206661130U (zh) 一种制粒机用压辊组件
US4065841A (en) Printing roller
CN207825301U (zh) 一种轮胎模具侧板及轮胎模具
CN203864055U (zh) 周向分布柱塞式生物质成型机
JP6112547B2 (ja) 固形化粧料の製造装置およびその製造方法
CN208990755U (zh) 鸡精造粒机
JPS5841040Y2 (ja) ロ−ルプレス用原料供給装置
CN213819810U (zh) 一种阿胶糕坨脱模机
CN214925376U (zh) 一种磷石膏合成新型建材的自带锚锁侧板可取模具
JPS59119187U (ja) 高粘性物の成形機における成形品の量目調節装置
CN210299269U (zh) 一种桃酥辊印机的脱模装置
CN215531235U (zh) 一种辊轮式桃酥机的脱模装置
CN211358741U (zh) 褐煤颗粒成型机