JPH0658965A - 位相計 - Google Patents
位相計Info
- Publication number
- JPH0658965A JPH0658965A JP21521992A JP21521992A JPH0658965A JP H0658965 A JPH0658965 A JP H0658965A JP 21521992 A JP21521992 A JP 21521992A JP 21521992 A JP21521992 A JP 21521992A JP H0658965 A JPH0658965 A JP H0658965A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- time
- measuring
- signals
- phase difference
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measuring Phase Differences (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価な電子部品で構成し、且つ信頼性の高い
位相計を提供すること。 【構成】 同一周波数の2つの交流信号(v,i)の位相差
を測定する装置において、 前記一方の交流信号の周期
の整数倍に対応した時間幅(T2)の信号(S4)を出力する測
定周期規定回路(9)と、 前記信号(S4)の時間幅(T2)を
測定する第1手段(U3)と、 前記信号(S4)の時間幅(T2)
内にて、前記一方の交流信号(v)がプラス,他方の交流
信号(i)がマイナスの区間の積算時間(Σt)、又は前記他
方の交流信号(i)がプラス,一方の交流信号(v)がマイナ
スの区間の積算時間を測定する第2手段(U4)と、 前記
第1手段(U3)と第2手段(U4)で得られた数値(T2,Σt)か
ら、2つの交流信号の位相差(φ)を算出する演算器(MC
U)と、 を備えるようにしたもの。
位相計を提供すること。 【構成】 同一周波数の2つの交流信号(v,i)の位相差
を測定する装置において、 前記一方の交流信号の周期
の整数倍に対応した時間幅(T2)の信号(S4)を出力する測
定周期規定回路(9)と、 前記信号(S4)の時間幅(T2)を
測定する第1手段(U3)と、 前記信号(S4)の時間幅(T2)
内にて、前記一方の交流信号(v)がプラス,他方の交流
信号(i)がマイナスの区間の積算時間(Σt)、又は前記他
方の交流信号(i)がプラス,一方の交流信号(v)がマイナ
スの区間の積算時間を測定する第2手段(U4)と、 前記
第1手段(U3)と第2手段(U4)で得られた数値(T2,Σt)か
ら、2つの交流信号の位相差(φ)を算出する演算器(MC
U)と、 を備えるようにしたもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同一周波数の2つの交
流信号の位相差を測定する位相計に関するものである。
流信号の位相差を測定する位相計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、電圧vと電流iの位相を測定す
る従来装置を示す。図4の位相計は、PTを介して電圧v
を取り込み、この電圧vをAMP1で増幅し、RMSコンバー
タ(実効値変換器)で実効値veを得る。この電圧vの
実効値veは、AD変換器Aでデジタル値に変換される。
同様にして、CTを介して電流iを取り込み、この電流i
をAMP3で増幅し、RMSコンバータで実効値ieを得る。
この電流iの実効値ieは、AD変換器Cでデジタル値に
変換される。
る従来装置を示す。図4の位相計は、PTを介して電圧v
を取り込み、この電圧vをAMP1で増幅し、RMSコンバー
タ(実効値変換器)で実効値veを得る。この電圧vの
実効値veは、AD変換器Aでデジタル値に変換される。
同様にして、CTを介して電流iを取り込み、この電流i
をAMP3で増幅し、RMSコンバータで実効値ieを得る。
この電流iの実効値ieは、AD変換器Cでデジタル値に
変換される。
【0003】電力コンバータは、前記2つのAMP1,3
から電圧vと電流iを導入し、これの掛け算を行うこと
で、有効電力Wを得ている。この有効電力Wは、AD変換
器Bにてデジタル値に変換される。マイクロコンピュー
タシステムは、AD変換器A及びAD変換器Cの出力を掛け
算することで皮相電力ve・ieを求める。そしてAD変換
器Bの出力である有効電力Wをこの皮相電力ve・ieで
割算した後、逆余弦演算することで、位相角φを求める
ものである。 φ=cos-1(W/ve・ie) (1) 更に、フリップフロップFF 1の出力により位相の進みと
遅れを表示に付加している。
から電圧vと電流iを導入し、これの掛け算を行うこと
で、有効電力Wを得ている。この有効電力Wは、AD変換
器Bにてデジタル値に変換される。マイクロコンピュー
タシステムは、AD変換器A及びAD変換器Cの出力を掛け
算することで皮相電力ve・ieを求める。そしてAD変換
器Bの出力である有効電力Wをこの皮相電力ve・ieで
割算した後、逆余弦演算することで、位相角φを求める
ものである。 φ=cos-1(W/ve・ie) (1) 更に、フリップフロップFF 1の出力により位相の進みと
遅れを表示に付加している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来手段
は、RMSコンバータ、電力コンバータ、AD変換器など高
価な部品を多数使い、且つ回路構成が複雑になる課題が
ある。
は、RMSコンバータ、電力コンバータ、AD変換器など高
価な部品を多数使い、且つ回路構成が複雑になる課題が
ある。
【0005】本発明の目的は、安価な電子部品で構成
し、且つ信頼性の高い位相計を提供することである。
し、且つ信頼性の高い位相計を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、同一周波
数の2つの交流信号(v,i)の位相差を測定する装置にお
いて、前記一方の交流信号の周期の整数倍に対応した時
間幅(T2)の信号(S4)を出力する測定周期規定回路(9)
と、前記信号(S4)の時間幅(T2)を測定する第1手段(U3)
と、前記信号(S4)の時間幅(T2)内にて、前記一方の交流
信号(v)がプラス,他方の交流信号(i)がマイナスの区間
の積算時間(Σt)、又は前記他方の交流信号(i)がプラ
ス,一方の交流信号(v)がマイナスの区間の積算時間を
測定する第2手段(U4)と、前記第1手段(U3)と第2手段
(U4)で得られた数値(T2,Σt)から、2つの交流信号の位
相差(φ)を算出する演算器(MCU)と、を備えるようにし
たものである。
数の2つの交流信号(v,i)の位相差を測定する装置にお
いて、前記一方の交流信号の周期の整数倍に対応した時
間幅(T2)の信号(S4)を出力する測定周期規定回路(9)
と、前記信号(S4)の時間幅(T2)を測定する第1手段(U3)
と、前記信号(S4)の時間幅(T2)内にて、前記一方の交流
信号(v)がプラス,他方の交流信号(i)がマイナスの区間
の積算時間(Σt)、又は前記他方の交流信号(i)がプラ
ス,一方の交流信号(v)がマイナスの区間の積算時間を
測定する第2手段(U4)と、前記第1手段(U3)と第2手段
(U4)で得られた数値(T2,Σt)から、2つの交流信号の位
相差(φ)を算出する演算器(MCU)と、を備えるようにし
たものである。
【0007】
【作用】測定周期規定回路9は、例えば交流信号vに基
づく信号(S2)を導入して、その周期の整数(np)倍の時間
幅(T2)を持つパルス信号(S4)を出力する。本願装置は、
この時間幅T2を区切って、この期間T2内の累積位相差を
測定し、その後、1周期当たりの位相差に換算するもの
である。ここで、2つの交流信号v,iの位相差φと
は、例えば交流信号vの波形がプラスであって、且つ交
流信号iの波形がマイナスの区間(t1,t2…図2参照)と
見ることができる。即ち、交流信号vの1周期ごとに位
相差φ(時間で言えばt1)の差が生じているから、np
回の周期では、np・φ(時間で言えばΣt=np・t1)
の積算位相差が生じていることになる。従って、次の関
係が成り立っている(図2参照)。 np・360°◇ T2 np・φ ◇ Σt なお、◇の記号は、本明細書では比例を意味するものと
する。つまり、1周期ごとの位相差φは、 φ=Σt/np =(Σt/T2)・360 (単位は DEG) となる。第1手段(U3)は、例えば、時間幅T2の期間だけ
ゲートを開けて、クロック信号S1を計数することで時間
幅T2を測定する。第2手段(U4)は、時間幅T2の期間に
て、例えば、交流信号(v)がプラス,交流信号(i)がマイ
ナスの区間だけゲートを開けて、クロック信号S1を計数
することで積算時間(Σt)を測定する(図3参照)。演
算器(MCU)は、前記得られた数値(T2,Σt)から、上式を
用いて2つの交流信号の位相差φを算出する。
づく信号(S2)を導入して、その周期の整数(np)倍の時間
幅(T2)を持つパルス信号(S4)を出力する。本願装置は、
この時間幅T2を区切って、この期間T2内の累積位相差を
測定し、その後、1周期当たりの位相差に換算するもの
である。ここで、2つの交流信号v,iの位相差φと
は、例えば交流信号vの波形がプラスであって、且つ交
流信号iの波形がマイナスの区間(t1,t2…図2参照)と
見ることができる。即ち、交流信号vの1周期ごとに位
相差φ(時間で言えばt1)の差が生じているから、np
回の周期では、np・φ(時間で言えばΣt=np・t1)
の積算位相差が生じていることになる。従って、次の関
係が成り立っている(図2参照)。 np・360°◇ T2 np・φ ◇ Σt なお、◇の記号は、本明細書では比例を意味するものと
する。つまり、1周期ごとの位相差φは、 φ=Σt/np =(Σt/T2)・360 (単位は DEG) となる。第1手段(U3)は、例えば、時間幅T2の期間だけ
ゲートを開けて、クロック信号S1を計数することで時間
幅T2を測定する。第2手段(U4)は、時間幅T2の期間に
て、例えば、交流信号(v)がプラス,交流信号(i)がマイ
ナスの区間だけゲートを開けて、クロック信号S1を計数
することで積算時間(Σt)を測定する(図3参照)。演
算器(MCU)は、前記得られた数値(T2,Σt)から、上式を
用いて2つの交流信号の位相差φを算出する。
【0008】
【実施例】図1は本発明に係るデジタル位相計の構成例
を示す図、図2は本発明の動作原理を説明する波形図、
図3は図1の各部の波形を示すタイムチャートである。
図1において、交流電圧vは、PT(potential transfor
mer)を介して、AMP1に加えられる。AMP 1はプリアン
プであり、測定信号vを所定のレベルに増幅するもので
ある。また、交流電流iは、CT(current transforme
r)を介して、AMP3に加えられる。AMP 3は測定信号i
を所定のレベルに増幅する。なお、CTの出力電流は、図
1では図示していないが、例えばシャント抵抗により電
圧へ変換されてAMP 3に加えられる。CMP 5は、ゼロク
ロスコンパレータであり、AMP 1から導入した交流信号
と0ボルトとを比較し、交流信号がプラスの期間にhigh
となる方形波信号S2を出力するものである。CMP 7もゼ
ロクロスコンパレータであり、AMP 3から導入した交流
信号と0ボルトとを比較し、交流信号がプラスの期間に
highとなる方形波信号S3を出力するものである。
を示す図、図2は本発明の動作原理を説明する波形図、
図3は図1の各部の波形を示すタイムチャートである。
図1において、交流電圧vは、PT(potential transfor
mer)を介して、AMP1に加えられる。AMP 1はプリアン
プであり、測定信号vを所定のレベルに増幅するもので
ある。また、交流電流iは、CT(current transforme
r)を介して、AMP3に加えられる。AMP 3は測定信号i
を所定のレベルに増幅する。なお、CTの出力電流は、図
1では図示していないが、例えばシャント抵抗により電
圧へ変換されてAMP 3に加えられる。CMP 5は、ゼロク
ロスコンパレータであり、AMP 1から導入した交流信号
と0ボルトとを比較し、交流信号がプラスの期間にhigh
となる方形波信号S2を出力するものである。CMP 7もゼ
ロクロスコンパレータであり、AMP 3から導入した交流
信号と0ボルトとを比較し、交流信号がプラスの期間に
highとなる方形波信号S3を出力するものである。
【0009】発振器8は、高い周波数のクロック信号S1
を出力するものであり、例えば、水晶発振器が用いられ
る。測定周期規定回路9は、前記交流信号v,iの周期
の整数倍に測定時間(後述する)を同期させるための回
路で、タイマーU1と、フリップフロップ(以下、単にF
Fと記す)1,2と、ゲート回路であるAND 1,2から
構成される。ここでD端子にhighレベルが加えられた2
つの FF 1とFF 2のck端子には、ともにCMP 5の出力
信号S2が加えられる。
を出力するものであり、例えば、水晶発振器が用いられ
る。測定周期規定回路9は、前記交流信号v,iの周期
の整数倍に測定時間(後述する)を同期させるための回
路で、タイマーU1と、フリップフロップ(以下、単にF
Fと記す)1,2と、ゲート回路であるAND 1,2から
構成される。ここでD端子にhighレベルが加えられた2
つの FF 1とFF 2のck端子には、ともにCMP 5の出力
信号S2が加えられる。
【0010】タイマーU1は、例えば、16ビットのプログ
ラマブルタイマーで、測定時間T2の下限値を決めるもの
である。タイマーU1のck端子には、上述のクロック信号
S1が加えられ、トリガ端子にFF 1のQ出力が加えら
れ、D端子には、演算器MCUからタイマー時間T1を設定
する信号D1が加えられる。演算器MCUから加えられた信
号D1によりタイマー時間T1が設定され、トリガ端子に
立ち上がりパルスが加えられると、<OUT>端子がlowにな
る。この <OUT>端子の信号(前記< >のマークは反転の
意味)は、AND 2の一方の端子へ加えられる。AND 2の
他方の入力端子にはFF 1のQ出力が加えられており、A
ND 2の出力は、FF 2のリセット<R>端子へ加えられ
る。FF 2の<Q>出力と、FF 1のQ出力を導入したAND
1の出力端子からは、交流信号vを方形波に整形した信
号S2の周期の整数倍の時間幅T2を持つカウントイネーブ
ル信号S4が出力される。
ラマブルタイマーで、測定時間T2の下限値を決めるもの
である。タイマーU1のck端子には、上述のクロック信号
S1が加えられ、トリガ端子にFF 1のQ出力が加えら
れ、D端子には、演算器MCUからタイマー時間T1を設定
する信号D1が加えられる。演算器MCUから加えられた信
号D1によりタイマー時間T1が設定され、トリガ端子に
立ち上がりパルスが加えられると、<OUT>端子がlowにな
る。この <OUT>端子の信号(前記< >のマークは反転の
意味)は、AND 2の一方の端子へ加えられる。AND 2の
他方の入力端子にはFF 1のQ出力が加えられており、A
ND 2の出力は、FF 2のリセット<R>端子へ加えられ
る。FF 2の<Q>出力と、FF 1のQ出力を導入したAND
1の出力端子からは、交流信号vを方形波に整形した信
号S2の周期の整数倍の時間幅T2を持つカウントイネーブ
ル信号S4が出力される。
【0011】カウンタU2は、例えば、16ビットバイナリ
カウンタで構成される。そして、測定周期規定回路9か
ら加えられたカウントイネーブル信号S4が、highの期間
中(測定時間T2中)にゲートを開放して、クロック端子
に導入した信号S2(交流信号vを方形波に波形整形した
もの)の周期の数 np を計数するものである。即ち、こ
のカウンタU2は、G入力端子がhighの期間、インバータ
1を介してクロック端子に導入している信号S2を計数す
るものである。
カウンタで構成される。そして、測定周期規定回路9か
ら加えられたカウントイネーブル信号S4が、highの期間
中(測定時間T2中)にゲートを開放して、クロック端子
に導入した信号S2(交流信号vを方形波に波形整形した
もの)の周期の数 np を計数するものである。即ち、こ
のカウンタU2は、G入力端子がhighの期間、インバータ
1を介してクロック端子に導入している信号S2を計数す
るものである。
【0012】カウンタU3も例えば16ビットバイナリカウ
ンタで構成される。そして、測定周期規定回路9から加
えられた信号S4が、highの期間中(測定時間T2中)にゲ
ートを開放して、クロック端子に導入した高周波のクロ
ック信号S1の数を計数するものである。即ち、このカウ
ンタU3は、G入力端子がhighの期間、導入しているクロ
ック信号S1を計数するものである。この結果、カウンタ
U3からは、測定時間T2に対応したデジタル値が得られ
る。
ンタで構成される。そして、測定周期規定回路9から加
えられた信号S4が、highの期間中(測定時間T2中)にゲ
ートを開放して、クロック端子に導入した高周波のクロ
ック信号S1の数を計数するものである。即ち、このカウ
ンタU3は、G入力端子がhighの期間、導入しているクロ
ック信号S1を計数するものである。この結果、カウンタ
U3からは、測定時間T2に対応したデジタル値が得られ
る。
【0013】ゲート素子であるAND 3は、交流信号vに
応じた信号S2と、交流信号iに応じた信号S3を極性反転
した信号を導入し、この2つの信号の論理積演算を行っ
ているので、信号S2が“high"、且つ信号S3が"low"の期
間に、“high"となる信号S7を出力する。また、ゲート
素子であるAND 4は、前記信号S7と、時間幅T2の信号S4
と、クロック信号S1とを導入し、これらに論理積演算を
加えているので、図3(4)に示す如く、時間幅T2の期間
にて(図3(7)参照)、信号S2が“high",且つ、信号S3
が"low"の区間だけゲートを開けて、高周波のクロック
信号S1を通過させる。このようにAND 4を間欠的に通過
したクロック信号S1を信号S5と呼ぶ。
応じた信号S2と、交流信号iに応じた信号S3を極性反転
した信号を導入し、この2つの信号の論理積演算を行っ
ているので、信号S2が“high"、且つ信号S3が"low"の期
間に、“high"となる信号S7を出力する。また、ゲート
素子であるAND 4は、前記信号S7と、時間幅T2の信号S4
と、クロック信号S1とを導入し、これらに論理積演算を
加えているので、図3(4)に示す如く、時間幅T2の期間
にて(図3(7)参照)、信号S2が“high",且つ、信号S3
が"low"の区間だけゲートを開けて、高周波のクロック
信号S1を通過させる。このようにAND 4を間欠的に通過
したクロック信号S1を信号S5と呼ぶ。
【0014】カウンタU4は、例えば16ビットバイナリリ
バーシブルカウンタで構成される。そして、そのクロッ
ク端子には、上述した図3(4)に示すようなクロック信
号S5を導入し、測定時間T2中(信号S4がhighの期間中…
図3(7)参照)におけるクロック信号S5の発生積算値Σt
を測定するものである。なお、カウンタU4は、<RST>入
力がhighの期間に計数動作する。そして、カウンタU4
は、FF 3から加えられたQ出力信号のhigh/low によ
り、アップカウント動作/ダウンカウント動作に制御さ
れる。
バーシブルカウンタで構成される。そして、そのクロッ
ク端子には、上述した図3(4)に示すようなクロック信
号S5を導入し、測定時間T2中(信号S4がhighの期間中…
図3(7)参照)におけるクロック信号S5の発生積算値Σt
を測定するものである。なお、カウンタU4は、<RST>入
力がhighの期間に計数動作する。そして、カウンタU4
は、FF 3から加えられたQ出力信号のhigh/low によ
り、アップカウント動作/ダウンカウント動作に制御さ
れる。
【0015】FF 3は、交流vに対する交流iの進み/
遅れの方向を判別するものである。交流iの位相が交流
vのそれより進んでいる場合、Q出力はhighとなり、前
記カウンタU4は、アップカウント動作を行う。また、交
流iの位相が交流vのそれより遅れている場合、Q出力
はlowとなる。その結果、カウンタU4のカウント方向
は、ダウンカウントとなる。
遅れの方向を判別するものである。交流iの位相が交流
vのそれより進んでいる場合、Q出力はhighとなり、前
記カウンタU4は、アップカウント動作を行う。また、交
流iの位相が交流vのそれより遅れている場合、Q出力
はlowとなる。その結果、カウンタU4のカウント方向
は、ダウンカウントとなる。
【0016】なお、図1の装置は、2つの交流信号v,
iの位相差に応じたパルス幅信号S7をAND 3により、切
り出している。ここで、実際の装置では、測定入力端子
2へ加えた信号がAND 3に到達するまでの時間と、測定
入力端子4へ加えた信号がAND 3に到達するまでの時間
とに僅かな差tdが存在する。
iの位相差に応じたパルス幅信号S7をAND 3により、切
り出している。ここで、実際の装置では、測定入力端子
2へ加えた信号がAND 3に到達するまでの時間と、測定
入力端子4へ加えた信号がAND 3に到達するまでの時間
とに僅かな差tdが存在する。
【0017】その理由は、測定入力端子2からAND 3に
至るまでの経路長及び通過素子の遅延量と、測定入力端
子4からAND 3に至るまでの経路長及び通過素子の遅延
量とが、異なるからである。従って、例えば、測定入力
端子2,4へ完全に同一位相の2つの信号を加えても、
AND 3からは、非常に細いパルス幅の信号S7が出力され
ることになる。
至るまでの経路長及び通過素子の遅延量と、測定入力端
子4からAND 3に至るまでの経路長及び通過素子の遅延
量とが、異なるからである。従って、例えば、測定入力
端子2,4へ完全に同一位相の2つの信号を加えても、
AND 3からは、非常に細いパルス幅の信号S7が出力され
ることになる。
【0018】この時間差td(信号S7のパルス幅)は、極
めて僅かなものであり、通常は、無視できる程である。
しかし、測定対象の交流信号v,iが、非常に高い周波
数信号であると、この時間差tdは、測定誤差として現れ
てくる。そこで図1の装置では、位相差φを高精度で測
定するため、この時間差tdを予め測定し、そのデータtd
を演算器MCUが内蔵するメモリ(図示せず)に格納し
て、後述する(5)式の演算を行うことでこの誤差を補正
できる機能をも有している。
めて僅かなものであり、通常は、無視できる程である。
しかし、測定対象の交流信号v,iが、非常に高い周波
数信号であると、この時間差tdは、測定誤差として現れ
てくる。そこで図1の装置では、位相差φを高精度で測
定するため、この時間差tdを予め測定し、そのデータtd
を演算器MCUが内蔵するメモリ(図示せず)に格納し
て、後述する(5)式の演算を行うことでこの誤差を補正
できる機能をも有している。
【0019】前記誤差時間tdの測定は簡単である。図1
装置を実際に組み立てた状態で、2つの測定入力端子
2,4に同一位相の交流信号を加える。そしてこの時、
カウンタU4のD端子に出力される計数値 δΣtをカウン
タU2の計数値np1で割算することで、誤差時間tdに対応
したデジタル値(δΣt/np1)を得ることができる。
この誤差時間tdの値は、図1装置を実際に組み立てた状
態で決定され、その後あまり大きく変動しないので、組
み立てた際に測定して記憶しておけばよいものである。
装置を実際に組み立てた状態で、2つの測定入力端子
2,4に同一位相の交流信号を加える。そしてこの時、
カウンタU4のD端子に出力される計数値 δΣtをカウン
タU2の計数値np1で割算することで、誤差時間tdに対応
したデジタル値(δΣt/np1)を得ることができる。
この誤差時間tdの値は、図1装置を実際に組み立てた状
態で決定され、その後あまり大きく変動しないので、組
み立てた際に測定して記憶しておけばよいものである。
【0020】なお上述のように、誤差時間tdは、厳密な
意味では、測定入力端子2からAND3に到達するまでの
時間と、測定入力端子4からAND 3に到達するまでの時
間差である。しかし実質的には、2つの測定入力端子
2,4からカウンタU4に到達するまでの時間差と見ても
実害は無いので、特許請求の範囲においては、そのよう
に記載した。また、誤差時間tdは、どちらの測定入力端
子2,4に加えられた信号がAND 3へ先に到達するかに
より、プラスの値の場合もあれば、マイナスの値になる
場合もある。3つのカウンタU2,U3,U4の各D端子の出力
であるnp,T2,Σtの値は、測定終了後、演算器MCUによ
り読み取られる。
意味では、測定入力端子2からAND3に到達するまでの
時間と、測定入力端子4からAND 3に到達するまでの時
間差である。しかし実質的には、2つの測定入力端子
2,4からカウンタU4に到達するまでの時間差と見ても
実害は無いので、特許請求の範囲においては、そのよう
に記載した。また、誤差時間tdは、どちらの測定入力端
子2,4に加えられた信号がAND 3へ先に到達するかに
より、プラスの値の場合もあれば、マイナスの値になる
場合もある。3つのカウンタU2,U3,U4の各D端子の出力
であるnp,T2,Σtの値は、測定終了後、演算器MCUによ
り読み取られる。
【0021】(A) 動作原理 まず始めに、本発明の位相計の動作原理を図2を参照し
ながら説明する。本発明は、測定時間T2を長く取り、図
2に示すように複数の周期にわたり位相差t1+t2+t3+
…+tn の積算値を測定する。測定時間T2中の交流信号
の周期数をnp、交流信号vに対する交流信号iの進みま
たは遅れの位相角をφ、位相角に対応する時間をt1,t
2,t3,…,tn、またその測定時間T2内の積算時間をΣ
t=t1+t2+t3+…+tn とすると、 np・360°◇ T2 (2) np・φ ◇ Σt (3) なお、◇ は、本明細書では比例を意味する記号で用い
る。(2)式と(3)式が成立するので、位相角φは、 φ=Σt/np =(Σt/T2)・360 (単位は DEG) (4) となる。ここで上述した図1装置自身が持っている誤差
時間tdの補正は次のようにして行う。即ち、誤差時間td
は、測定対象の交流信号の周波数によらず不変なので、 φ=(Σt−np・td)・360/T2 (単位は DEG) (5) となる。なお、時間tdは、既述したように校正すること
でその値を知ることができる。
ながら説明する。本発明は、測定時間T2を長く取り、図
2に示すように複数の周期にわたり位相差t1+t2+t3+
…+tn の積算値を測定する。測定時間T2中の交流信号
の周期数をnp、交流信号vに対する交流信号iの進みま
たは遅れの位相角をφ、位相角に対応する時間をt1,t
2,t3,…,tn、またその測定時間T2内の積算時間をΣ
t=t1+t2+t3+…+tn とすると、 np・360°◇ T2 (2) np・φ ◇ Σt (3) なお、◇ は、本明細書では比例を意味する記号で用い
る。(2)式と(3)式が成立するので、位相角φは、 φ=Σt/np =(Σt/T2)・360 (単位は DEG) (4) となる。ここで上述した図1装置自身が持っている誤差
時間tdの補正は次のようにして行う。即ち、誤差時間td
は、測定対象の交流信号の周波数によらず不変なので、 φ=(Σt−np・td)・360/T2 (単位は DEG) (5) となる。なお、時間tdは、既述したように校正すること
でその値を知ることができる。
【0022】(B) 詳細な動作説明 以下、図1の位相計の詳細な動作を図3を参照しながら
説明する。タイマーU1におけるタイマー時間T1は、演算
器MCUの初期設定により予め設定されているものとす
る。
説明する。タイマーU1におけるタイマー時間T1は、演算
器MCUの初期設定により予め設定されているものとす
る。
【0023】<時刻>演算器MCUは、端子であるPORT
1から出力するリセット信号S6をhighとして(図3(11)
参照)、FF 1とFF 3、及びカウンタU4のリセットを解
除する。即ち、測定をスタートとさせる。
1から出力するリセット信号S6をhighとして(図3(11)
参照)、FF 1とFF 3、及びカウンタU4のリセットを解
除する。即ち、測定をスタートとさせる。
【0024】<時刻>時刻の後、CMP 5の出力S2の
最初の立ち上がりで(図3(3)参照)、FF 1のQ出力が
highになり(図3(5)参照)、タイマーU1をトリガす
る。タイマーU1は、トリガが加えられると、その直後の
最初のクロック信号S1に同期して、<out>端子の信号がl
owとなる(図3(6)参照)。T1時間中は、FF 2は、リセ
ット状態(FF 2の<R>信号がlow)が維持される(図3
(10)参照)。
最初の立ち上がりで(図3(3)参照)、FF 1のQ出力が
highになり(図3(5)参照)、タイマーU1をトリガす
る。タイマーU1は、トリガが加えられると、その直後の
最初のクロック信号S1に同期して、<out>端子の信号がl
owとなる(図3(6)参照)。T1時間中は、FF 2は、リセ
ット状態(FF 2の<R>信号がlow)が維持される(図3
(10)参照)。
【0025】<時刻>前記時刻から時間T1が経過す
るとタイマーU1の<out>信号は、highになる(図3(6)参
照)。一方、この時、FF 1のQ出力は、highだから
(図3(5)参照)、AND 2の2入力は双方ともhighとな
る。従って、FF 2の<R>信号はhighとなり(図3(10)参
照)、FF 2のリセット状態は解除される。
るとタイマーU1の<out>信号は、highになる(図3(6)参
照)。一方、この時、FF 1のQ出力は、highだから
(図3(5)参照)、AND 2の2入力は双方ともhighとな
る。従って、FF 2の<R>信号はhighとなり(図3(10)参
照)、FF 2のリセット状態は解除される。
【0026】<時刻>前記時刻にてリセット状態が
解除されたFF 2へ、時刻で、CMP 5から信号S2の立
ち上がりエッジが加えられる。FF 2のD端子は、high
であるから、このエッジを受けて、FF 2のQ出力は、h
ighとなり、<Q>出力は、lowとなる。
解除されたFF 2へ、時刻で、CMP 5から信号S2の立
ち上がりエッジが加えられる。FF 2のD端子は、high
であるから、このエッジを受けて、FF 2のQ出力は、h
ighとなり、<Q>出力は、lowとなる。
【0027】<時刻〜の間>AND 1は、FF 1のQ
出力(図3(5)参照)と、FF 2の<Q>出力(図3(8)参
照)の論理積演算を行っているので、AND 1の出力S4
は、図3(7)の波形となる。つまりカウントイネーブル
信号S4は、図3(7)の如く、時刻における信号S2の立
ち上がりエッジから、期間T1が終了した後の信号S2の最
初の立ち上がりエッジまでの期間T2においてhighとなる
波形である。図2において、t1,t2,t3,…,tnで示す
進みまたは遅れの時間は、交流信号vが(+)で、交流
信号iが(−)の区間であるから、信号S3をインバータ
INV2により反転させたものと、信号S2とを、AND 3に
より論理積演算することで、図2のt1,t2,t3,…,tn
に相当する期間(図3(3)に示すt参照)にhighとなる
信号S7が得られる。
出力(図3(5)参照)と、FF 2の<Q>出力(図3(8)参
照)の論理積演算を行っているので、AND 1の出力S4
は、図3(7)の波形となる。つまりカウントイネーブル
信号S4は、図3(7)の如く、時刻における信号S2の立
ち上がりエッジから、期間T1が終了した後の信号S2の最
初の立ち上がりエッジまでの期間T2においてhighとなる
波形である。図2において、t1,t2,t3,…,tnで示す
進みまたは遅れの時間は、交流信号vが(+)で、交流
信号iが(−)の区間であるから、信号S3をインバータ
INV2により反転させたものと、信号S2とを、AND 3に
より論理積演算することで、図2のt1,t2,t3,…,tn
に相当する期間(図3(3)に示すt参照)にhighとなる
信号S7が得られる。
【0028】AND 4は、信号S1と、信号S4と、AND 3の
出力S7とを導入して、これを論理積演算することで、図
3(4)の波形を出力する。即ち、図2と図3に示すT2期
間中におけるt1,t2,t3,…,tn{図3では(3)に示す
t} の各区間において、ゲートを開き、クロック信号
S1をカウンタU4に加える。従って、図3(4)に示すクロ
ック信号S1の総発生数Σtが計数される。なお、カウン
タU4は、FF 3のQ出力により、計数方向が制御され
る。即ち、FF 3のQ出力がlowの時(遅れ)、ダウンカ
ウントモードとなり、逆にhighの時(進み)、アップカ
ウントモードとなる。
出力S7とを導入して、これを論理積演算することで、図
3(4)の波形を出力する。即ち、図2と図3に示すT2期
間中におけるt1,t2,t3,…,tn{図3では(3)に示す
t} の各区間において、ゲートを開き、クロック信号
S1をカウンタU4に加える。従って、図3(4)に示すクロ
ック信号S1の総発生数Σtが計数される。なお、カウン
タU4は、FF 3のQ出力により、計数方向が制御され
る。即ち、FF 3のQ出力がlowの時(遅れ)、ダウンカ
ウントモードとなり、逆にhighの時(進み)、アップカ
ウントモードとなる。
【0029】演算器MCUは、T2期間が終了すると、カウ
ンタU4の出力データΣtを読み出し、このΣtのMSBが
“0”なら進み、“1”なら遅れを表すことになる。時
刻の時に、FF 2のQ出力が、highとなり(図3(9)参
照)、演算器MCUに割り込みがかかる。
ンタU4の出力データΣtを読み出し、このΣtのMSBが
“0”なら進み、“1”なら遅れを表すことになる。時
刻の時に、FF 2のQ出力が、highとなり(図3(9)参
照)、演算器MCUに割り込みがかかる。
【0030】演算器MCUは、この割り込みを受けて、測
定割込ルーチンを行う。なお、割り込み周期は、測定周
波数によって変化する。 <測定割込ルーチン> (1) カウンタU2の出力データD2(np)を読み取り、カ
ウンタU2の内容をクリアする。 (2) カウンタU3の出力データD3(T2)を読み取り、カ
ウンタU3の内容をクリアする。 (3) カウンタU4の出力データD4(Σt)を読み取る。 (4) PORT 1の信号S6を一旦lowにし、再びhighにし
て、FF 1と、FF 3と、カウンタU4をリセットする。 また、演算器MCUは、表示更新割込ルーチンを行う。な
お、割り込み周期は、一定である。 <表示更新割込ルーチン> (1) この割り込み時にある前記のデータを用いて、(5)
式の演算を行う。 (2) 表示の更新を行う。
定割込ルーチンを行う。なお、割り込み周期は、測定周
波数によって変化する。 <測定割込ルーチン> (1) カウンタU2の出力データD2(np)を読み取り、カ
ウンタU2の内容をクリアする。 (2) カウンタU3の出力データD3(T2)を読み取り、カ
ウンタU3の内容をクリアする。 (3) カウンタU4の出力データD4(Σt)を読み取る。 (4) PORT 1の信号S6を一旦lowにし、再びhighにし
て、FF 1と、FF 3と、カウンタU4をリセットする。 また、演算器MCUは、表示更新割込ルーチンを行う。な
お、割り込み周期は、一定である。 <表示更新割込ルーチン> (1) この割り込み時にある前記のデータを用いて、(5)
式の演算を行う。 (2) 表示の更新を行う。
【0031】なお、上述したように図1装置が、高周波
まで測定するものでない場合(または、高精度の位相計
としない場合)、装置自身の内部による誤差時間tdは、
無視できるものである。この場合、カウンタU2を省略す
ることができる。そして、演算器MCUは、カウンタU3か
ら時間幅T2のデータと、カウンタU4から積算時間Σtの
データを読み取り、(4)式の演算を行うことで位相差φ
を算出する。
まで測定するものでない場合(または、高精度の位相計
としない場合)、装置自身の内部による誤差時間tdは、
無視できるものである。この場合、カウンタU2を省略す
ることができる。そして、演算器MCUは、カウンタU3か
ら時間幅T2のデータと、カウンタU4から積算時間Σtの
データを読み取り、(4)式の演算を行うことで位相差φ
を算出する。
【0032】また、図1装置が、高周波まで測定するも
のである場合(または、高精度の位相計とする場合)、
演算器MCUは、カウンタU2から周期の数npを表すデータ
と、カウンタU3から時間幅T2のデータと、カウンタU4か
ら積算時間Σtのデータを読み取り、且つ、予め記憶し
た誤差時間tdを読み出し、(5)式を行って、位相差φを
算出する。
のである場合(または、高精度の位相計とする場合)、
演算器MCUは、カウンタU2から周期の数npを表すデータ
と、カウンタU3から時間幅T2のデータと、カウンタU4か
ら積算時間Σtのデータを読み取り、且つ、予め記憶し
た誤差時間tdを読み出し、(5)式を行って、位相差φを
算出する。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
の効果が得られる。 (1) 図4で説明したように従来が高価な電子部品を使
用しているのに対し、本願は、一般的なロジックICで構
成することができるので、低価格で信頼性の高い位相計
を実現できる。 (2) 機器自身の内部遅れを簡単な演算で補正でき、精
度よく測定できる。 (3) 進み遅れが変動している交流を測定する場合、進
み遅れによってカウント方向を変えて積算しているの
で、平均値を得ることになり安定した測定値になる。
の効果が得られる。 (1) 図4で説明したように従来が高価な電子部品を使
用しているのに対し、本願は、一般的なロジックICで構
成することができるので、低価格で信頼性の高い位相計
を実現できる。 (2) 機器自身の内部遅れを簡単な演算で補正でき、精
度よく測定できる。 (3) 進み遅れが変動している交流を測定する場合、進
み遅れによってカウント方向を変えて積算しているの
で、平均値を得ることになり安定した測定値になる。
【図1】本発明に係るデジタル位相計の構成例を示す図
【図2】本発明の動作原理を説明する波形図
【図3】図1の各部の波形を示すタイムチャート
【図4】従来例を示す図
5,7 コンパレータ 8 発振器 9 測定周期規定回路 U1 タイマー U2,U3,U4 カウンタ FF 1,FF 2,FF 3 フリップフロップ MCU 演算器
Claims (2)
- 【請求項1】同一周波数の2つの交流信号(v,i)の位相
差を測定する装置において、 前記一方の交流信号の周期の整数倍に対応した時間幅(T
2)の信号(S4)を出力する測定周期規定回路(9)と、 前記信号(S4)の時間幅(T2)を測定する第1手段(U3)と、 前記信号(S4)の時間幅(T2)内にて、前記一方の交流信号
(v)がプラス,他方の交流信号(i)がマイナスの区間の積
算時間(Σt)、又は前記他方の交流信号(i)がプラス,一
方の交流信号(v)がマイナスの区間の積算時間を測定す
る第2手段(U4)と、 前記第1手段(U3)と第2手段(U4)で得られた数値(T2,Σ
t)から、2つの交流信号の位相差(φ)を算出する演算器
(MCU)と、を備えた位相計。 - 【請求項2】2つの測定入力端子に加えられた同一周波
数の2つの交流信号(v,i)の位相差を測定する装置にお
いて、 前記一方の交流信号の周期の整数倍に対応した時間幅(T
2)の信号(S4)を出力する測定周期規定回路(9)と、 前記時間幅(T2)内に発生した前記一方の交流信号の数(n
p)を計数するカウンタ(U2)と、 前記信号(S4)の時間幅(T2)を測定する第1手段(U3)と、 前記信号(S4)の時間幅(T2)内にて、前記一方の交流信号
(v)がプラス,他方の交流信号(i)がマイナスの区間の積
算時間(Σt)、又は前記他方の交流信号(i)がプラス,一
方の交流信号(v)がマイナスの区間の積算時間を測定す
る第2手段(U4)と、 前記2つの測定入力端子に信号が加えられてから、前記
第2手段(U4)にそれぞれ到達するまでの時間差データ(t
d)を記憶するメモリ手段と、 前記カウンタ(U2)と第1手段(U3)と第2手段(U4)で得ら
れた数値及び前記メモリ手段に記憶されたデータ(td)か
ら、2つの交流信号の位相差(φ)を算出する演算器(MC
U)と、を備えた位相計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21521992A JPH0658965A (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | 位相計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21521992A JPH0658965A (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | 位相計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0658965A true JPH0658965A (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=16668676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21521992A Pending JPH0658965A (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | 位相計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0658965A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4693214B2 (ja) * | 2000-08-31 | 2011-06-01 | 東芝コンシューマエレクトロニクス・ホールディングス株式会社 | インバータ装置 |
JP2016006421A (ja) * | 2014-06-04 | 2016-01-14 | ランティック ベタイリグングス−ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー | 見込みデジタル遅延測定装置 |
-
1992
- 1992-08-12 JP JP21521992A patent/JPH0658965A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4693214B2 (ja) * | 2000-08-31 | 2011-06-01 | 東芝コンシューマエレクトロニクス・ホールディングス株式会社 | インバータ装置 |
JP2016006421A (ja) * | 2014-06-04 | 2016-01-14 | ランティック ベタイリグングス−ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー | 見込みデジタル遅延測定装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
GB2104690A (en) | Electronic timepiece having a quartz crystal oscillator circuit | |
JPH08211165A (ja) | パルス持続時間測定装置 | |
US5146157A (en) | Calculation apparatus for an electronic meter | |
JPH0658965A (ja) | 位相計 | |
JPS6255735B2 (ja) | ||
JPH0633427Y2 (ja) | ジッタ測定装置 | |
JP3359042B2 (ja) | 時間間隔を高分解能で測定するための方法 | |
JP2504753B2 (ja) | 電子温度計 | |
JP2002311040A (ja) | 速度検出装置 | |
JPS62280656A (ja) | パルス発生器 | |
JP6728003B2 (ja) | 測定値積算装置 | |
JPH02110379A (ja) | モータの速度検出装置 | |
JP3352793B2 (ja) | 温度測定装置 | |
JPH039268A (ja) | 位相特性測定装置 | |
JPH0336936Y2 (ja) | ||
JPH04175690A (ja) | 時間計測装置 | |
JPS63188772A (ja) | パルス周波数の高精度計測方法及び装置 | |
JPS5856421B2 (ja) | 温度測定装置 | |
JPH02110329A (ja) | 温度測定装置 | |
JP3216303B2 (ja) | 血圧計の圧力測定装置 | |
JPS62148882A (ja) | 時間計測装置 | |
JPH01198132A (ja) | サンプルクロック発生回路 | |
SU556325A1 (ru) | Устройство дл измерени непрерывных физических величин | |
JPH0317275Y2 (ja) | ||
JPS62261072A (ja) | 電位差測定装置 |