JPH0658768A - 回転機構におけるパルス発生装置及びその着磁方法 - Google Patents

回転機構におけるパルス発生装置及びその着磁方法

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JPH0658768A
JPH0658768A JP23533592A JP23533592A JPH0658768A JP H0658768 A JPH0658768 A JP H0658768A JP 23533592 A JP23533592 A JP 23533592A JP 23533592 A JP23533592 A JP 23533592A JP H0658768 A JPH0658768 A JP H0658768A
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Susumu Kobayashi
進 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】磁気センサで検出する磁極の磁束の変化を急峻
にし、温度特性などで磁気センサの感度が変化しても、
パルス発生位置の変動幅が小さくなるようにした回転機
構におけるパルス発生装置及びその着磁方法を得る。 【構成】ロータ10にマグネット7を、ステータ側に磁
気センサを有し、マグネット7にS極とN極とをロータ
10の回転方向の前後に分割着磁してなる回転機構にお
けるパルス発生装置。マグネット7の一方の磁極7aの
表面磁束密度B1と他方の磁極7bの表面磁束密度B2
関係を3/4B1≧B2にした。励磁巻線を有する3個の
励磁突極を備え、第1の励磁突極の両側に第2、第3の
励磁突極が並設された着磁装置を用い、ロータに設けら
れたマグネットに対し第1の励磁突極を第2、第3の励
磁突極よりも近接させて着磁する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、フロッピーデ
ィスクドライブ装置などの回転装置におけるパルス発生
装置及びその着磁方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、3.5インチフロッピーディス
クドライブ装置では、プラスチックマグネットなどで製
作されたハブ台などのロータの側面にN極とS極からな
るインデックス着磁がなされており、S極を磁気センサ
で検出することにより、ロータ1回転につき1個のイン
デックスパルスを発生させている。このようなパルス発
生装置の例として実開昭61−108922号公報記載
のものがある。
【0003】図13は、従来の回転機構におけるパルス
発生装置の着磁方法の例を示すもので、着磁装置の二つ
の励磁突極4a,4bを、プラスチックマグネットなど
からなるロータ5の周面に対して一定かつ同じ間隙をお
いて近接させ、二つの励磁突極4a,4bの励磁巻線に
電流を流すことにより、ロータ5にS極の磁極7aとN
極の磁極7bとに分割着磁するものである。
【0004】図14は、図13に示す着磁装置で着磁し
た磁極の表面磁束密度の回転角度に対する変化を曲線a
で示す。上記二つの磁極7a,7bは同一の条件のもと
で着磁されるため、S極の磁極7aの表面磁束密度B1
とN極の磁極7bの表面磁束密度B2は等しくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、S極の
磁極7aを磁気センサで検出してインデックスパルスを
発生させるわけであるが、従来のような同一条件のもと
でのN極とS極の2極着磁では、S極着磁が一定値で飽
和するため、図12に曲線aで示すように、NからSへ
の磁束の変化が緩くなる。その結果、磁気センサの感度
が温度特性などによって変化すると、インデックスパル
スの発生位置が変動しやすいという問題がある。その理
由は、図12でa1は磁気センサの感度が最高のときの
インデックスパルスの発生位置を、a2は磁気センサの
感度が最低のときのインデックスパルスの発生位置を示
しているが、上記のように、NからSへの磁束の変化が
緩くなると、磁気センサの感度が最高のときと最低のと
きとでインデックスパルス発生位置の変動幅が大きくな
るからである。
【0006】また、ディスクドライブ装置などでは、ハ
ブ台のドライブ方式としてダイレクトドライブ方式とベ
ルトドライブ方式があり、ダイレクトドライブ方式に
も、モータのロータとハブ台が基板を挾んで取付けられ
ているものとロータとハブ台がともに基板の一面側に取
付けられているものがある。しかるに、モータのロータ
とハブが基板を挾んで取付けられているダイレクトドラ
イブ方式であってモータのロータの外周にインデックス
マグネットを設けた場合は、インデックスマグネットが
ベルトドライブ方式とは逆向きに回転するため、ベルト
ドライブ方式に対して、インデックス着磁を逆極性にす
るか、磁気センサが検出する極性を逆にする必要があ
る。
【0007】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたもので、磁気センサで検出しようとする
磁極の磁束の変化を急峻にすることを可能にし、温度特
性などで磁気センサの感度が変化しても、インデックス
パルス発生位置の変動幅が小さくなるようにした回転機
構におけるパルス発生装置及びその着磁方法を提供する
ことを目的とする。
【0008】本発明はまた、インデックスマグネットの
回転方向が何れの方向であっても、インデックス着磁を
逆極性にしたり磁気センサが検出する極性を逆にしたり
する必要のないパルス発生装置及びその着磁方法を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、回転装置のロータの少な
くとも一部にマグネットを備え、ステータ側に磁気セン
サを有し、マグネットにS極とN極とをロータの回転方
向の前後に分割着磁してなる回転機構におけるパルス発
生装置において、マグネットのS極とN極の一方の磁極
の表面磁束密度B1と他方の磁極の表面磁束密度B2の関
係を、3/4B1≧B2にした。
【0010】請求項2記載の発明は、マグネットを3分
割着磁し、表面磁束密度B1でなる一方の磁極の両側に
表面磁束密度B2でなる他方の磁極を並設した。
【0011】請求項3記載の発明は、励磁巻線を有する
第1、第2、第3の励磁突極を備え、第1の励磁突極の
両側に第2、第3の励磁突極が並設された着磁装置を用
い、ロータとステータを有する回転装置の上記ロータの
一部に設けられたマグネットに対して第1の励磁突極を
第2、第3の励磁突極よりも近接させ、第1、第2、第
3の励磁突極の励磁巻線に電流を流して上記マグネット
を着磁するようにした。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明のように、マグネットのS
極とN極の一方の磁極の表面磁束密度B1と他方の磁極
の表面磁束密度B2の関係を3/4B1≧B2にすること
により、磁気センサで検出しようとする一方の磁極の磁
束が急峻に変化し、磁気センサの感度が変化しても、イ
ンデックスパルス発生位置の変動幅が小さくなる。
【0013】請求項2記載の発明のように、マグネット
を3分割着磁し、一方の磁極の両側に他方の磁極を並設
することにより、ロータの回転方向が正方向であっても
逆方向であっても磁気センサからは同じ検出信号が得ら
れる。
【0014】請求項3記載の発明のように、ロータの一
部に設けられたマグネットに対して第1の励磁突極を第
2、第3の励磁突極よりも近接させて着磁することによ
り、マグネットの一方の磁極の表面磁束密度B1と他方
の磁極の表面磁束密度B2の関係を3/4B1≧B2にす
ることができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明にかかる回
転機構におけるパルス発生装置及びその着磁方法の実施
例について説明する。図1は、フロッピーディスクドラ
イブ装置に本発明を適用した実施例を示す。図1におい
て、プラスチックマグネットなどによってシャフト12
とともに一体成形された円盤状のハブ台14は、図示さ
れないモータによって回転駆動されるロータをなしてい
る。ハブ台14の外周部には3分割着磁されてなる着磁
部7を有している。着磁部7は、S極に着磁された中央
の第1の磁極7aとその両側に並設されてN極に着磁さ
れた第2、第3の磁極7b,7bからなる。第1の磁極
7aの表面磁束密度をB1、第2、第3の磁極7b,7
bの表面磁束密度をB2としたとき、B1とB2は、3/
4B1≧B2の関係になるように着磁されている。ハブ台
14の上面には、ディスクハブのチャッキング窓に係合
する駆動ピン18が突出している。上記着磁部7の各磁
極7a,7b,7bは、ステータ側に設けられた磁気セ
ンサによって検出され、インデックス信号が出力され
る。
【0016】図2は、フロッピーディスクドライブ装置
に本発明を適用した別の実施例を示す。図2において、
鉄製の扁平なロータケース25の外周にはプラスチック
マグネットなどからなるマグネットリング24が固着さ
れている。マグネットリング24は、3分割着磁されて
なる着磁部7を有している。着磁部7は、図1の実施例
と同様に、中央の第1の磁極7aとその両側に並設され
た第2、第3の磁極7b,7bからなる。第1の磁極7
aの表面磁束密度B1と第2、第3の磁極7b,7bの
表面磁束密度をB2との関係は、3/4B1≧B2になる
ように着磁されている。ロータケース25の上面には、
シート状のチャッキングマグネット26が載せられ、チ
ャッキングマグネット26の上面には、ディスクハブの
チャッキング孔に係合する駆動ピン28が突出してい
る。各磁極7a,7b,7bは、ステータ側の磁気セン
サによって検出される。
【0017】次に、本発明にかかるパルス発生装置の着
磁方法の実施例について説明する。図3において、第1
の励磁突極8aと第2の励磁突極8bを備えた着磁装置
を用い、ロータを構成するハブ台14に対し、第1の励
磁突極8aを、第2の励磁突極8bよりも近接させ、第
1、第2の励磁突極8a,8bに巻回された励磁巻線に
電流を流してハブ台14を着磁する。これによってハブ
台14には第1の励磁突極8aによってS極に着磁され
た第1の磁極7aと、第2の励磁突極8bによってN極
に着磁された第2の磁極7bとが形成されるが、ハブ台
14に対し、第1の励磁突極8aが、第2の励磁突極8
bよりも近接しているため、第1の磁極7aの表面磁束
密度B1は第2の磁極7bの表面磁束密度B2よりも大き
くなる。上記表面磁束密度B1、B2の関係は、3/4B
1≧B2になるように、各励磁突極8a,8bの位置及び
励磁巻線の巻回数などを設定しておく。なお、図3に示
す例では2極着磁されることになり、図1、図2に示す
ような3極着磁とは若干異なる。
【0018】図10は、図3に示す方法で着磁した場合
の表面磁束密度分布を曲線bで示す。上記のように、ハ
ブ台14に対して、第1の励磁突極8aを第2の励磁突
極8bよりも近接させて着磁することにより、第1の磁
極7aの表面磁束密度B1=560(G)、第2の磁極
7bの表面磁束密度B2=350(G)というように、
1とB2の関係は、3/4B1≧B2の条件を満たしてい
る。その結果、図12に曲線bで示すように、N極から
S極への磁束変化が急峻になる。図12でb1は磁気セ
ンサの感度が最高のときのインデックスパルスの発生位
置を、b2は磁気センサの感度が最低のときのインデッ
クスパルスの発生位置を示しているが、上記のように、
NからSへの磁束の変化が急峻になると、磁気センサの
感度が最高のときと最低のときとでインデックスパルス
発生位置の変動幅が小さくなる。従って、磁気センサの
感度が温度特性などによって変化しても、インデックス
パルスの発生位置の変動は少なくなるという効果を奏す
る。
【0019】次に、別の着磁方法の実施例について説明
する。図4、図5において、第1の励磁突極8aと第
2、第3の励磁突極8b,8cを備えた着磁装置8を用
い、ロータを構成するハブ台14に対し、第1の励磁突
極8aを第2、第3の励磁突極8b,8cよりも近接さ
せ、第1、第2、第3の励磁突極8a,8b、8cに巻
回された励磁巻線9に電流を流してハブ台14を着磁す
る。励磁巻線9の第1の励磁突極8aに対する巻回方向
を正方向とすると、第2、第3の励磁突極8b,8cに
対する巻回方向は逆方向になっている。こうしてハブ台
14には第1の励磁突極8aによってS極に着磁された
第1の磁極7aと、第2、第3の励磁突極8b、8cに
よってN極に着磁された第2、第3の磁極7b,7bと
が形成される。しかし、ハブ台14に対し、第1の励磁
突極8aが、第2、第3の励磁突極8b,8cよりも近
接しているため、図1、図2について説明したように、
第1の磁極7aの表面磁束密度B1と第2、第3の磁極
7b,7bの表面磁束密度B2との関係は、3/4B1
2の条件を満たすことになる。
【0020】図11は、図4、図5に示す方法で着磁し
た場合の表面磁束密度分布を曲線cで示す。上記のよう
に、ハブ台14に対し、第1の励磁突極8aを第2、第
3の励磁突極8b,8cよりも近接させて着磁すること
により、第1の磁極7aの表面磁束密度B1=560
(G)、第2、第3の磁極7b,7bの表面磁束密度B
2=350(G)というように、B1とB2との関係は3
/4B1≧B2の条件を満たすことになる。その結果、図
12に曲線bで示すように、N極からS極への磁束変化
が急峻になり、前述の実施例と同様の効果を奏する。
【0021】次に、本発明装置を適用した回転装置の各
種変形例について説明する。図6に示す実施例は、実質
的には図2の実施例と同じで、ステータをなす基板32
の上面側にモータのロータケース24及びスピンドルハ
ブ29を設けたものである。ロータケース24の外周部
には、図4、図5に示すような着磁方法で3分割着磁さ
れた着磁部7があり、基板32に取付けられた磁気セン
サ30によって上記着磁部7が検出されるようになって
いる。符号22はシャフトを、28は駆動ピンをそれぞ
れ示す。
【0022】図7に示す実施例は、ステータをなす基板
32の一面側にモータのロータケース24を、基板32
の他方の面側にハブ台26を設けたものである。ロータ
ケース24の外周部には、3分割着磁された着磁部7が
あり、基板32に取付けられた磁気センサ30によって
上記着磁部7が検出される。符号22はシャフトを、2
8は駆動ピンをそれぞれ示す。
【0023】これまで説明してきた実施例は何れもダイ
レクトドライブ方式であったが、本発明はベルトドライ
ブ方式にも適用することができる。図8、図9はベルト
ドライブ方式の実施例を示す。図8、図9において、デ
ィスクドライブ装置のシャーシ40には適宜の支持部材
を介してプーリ44を有するモータ42が固定されてい
る。シャーシ40にはまたモータ42から離れた位置に
メタル軸受52が圧入され、かしめ等によって固定され
ている。軸受52によってシャフト54が回転自在に支
持されており、軸受52からシャーシ40上に突出した
シャフト54の上端部にはハブ台48が固着されてい
る。ハブ台48の少なくとも外周部50はマグネット材
料でできており、前述のような着磁方法によって3分割
着磁された着磁部7が設けられている。着磁部7は、ス
テータとしてのシャーシ40に固定された磁気センサ6
0によって検出され、インデックス信号が出力される。
上記ハブ台48の外周部50はまたプーリになってい
て、このプーリと上記モータ42のプーリ44との間に
はベルト46が掛けられている。ベルトには外側からロ
ーラ62が押し当てられて適宜の張力が与えられてい
る。ハブ台48の底部には板ばね56が取付けられ、板
ばね56に取付けられた駆動ピン58の上部がハブ台4
8の上面から突出している。
【0024】上記着磁部7は、図4、図5に示すような
着磁方法で着磁されることにより、前述の実施例と同様
に、第1の磁極の表面磁束密度B1と第2、第3の磁極
の表面磁束密度B2との関係は3/4B1≧B2の条件を
満たしている。これにより、この実施例も前述の実施例
と同様の効果を奏する。
【0025】さて、図7に示す例のように、モータのロ
ータ24とハブ台26とが基板32を挾んで取付けられ
ているダイレクトドライブ方式であってモータのロータ
24の外周にインデックス信号検出用の着磁部7を設け
た場合は、図6に示すようにモータのロータ24とハブ
台29とをともに基板32の片面側に設けた場合、及び
図9に示すベルトドライブ方式の場合と異なり、着磁部
7が逆向きに回転する。前にも説明したように、従来の
パルス発生装置では、着磁部7が逆向きに回転する場合
は着磁部7の着磁を逆極性にするか、磁気センサが検出
する極性を逆にする必要があって面倒であるが、図4、
図5に示すような着磁方法によって3分割着磁すれば、
着磁部7の方向性がなくなるため、着磁部7の回転方向
によって着磁部7の着磁を逆極性にしたり、磁気センサ
が検出する極性を逆にしたりする必要はなく、部品及び
治工具の共通化によるコストの低減及び生産性の向上を
図ることができる。
【0026】なお、これまでの説明では、第1の磁極を
S極としてこれを磁気センサで検出するものとしてきた
が、極性を逆にして、第1の磁極をN極、第2あるいは
第3の磁極をS極とし、第1の磁極の表面磁束密度B1
と第2あるいは第3の磁極の表面磁束密度B2の関係
を、3/4B1≧B2にし、N極の第1の磁極を磁気セン
サで検出するようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、マグネッ
トのS極とN極の一方の磁極の表面磁束密度B1と他方
の磁極の表面磁束密度B2の関係を3/4B1≧B2にし
たため、磁気センサで検出しようとする一方の磁極の磁
束が急峻に変化し、温度特性等によって磁気センサの感
度が変化しても、パルス発生位置の変動幅が小さくな
り、精度のよいパルス信号を得ることができる。また、
磁気センサで検出しようとする一方の磁極の磁束密度が
大きくなるため、磁気センサの感度の下限値に対しても
十分な余裕が得られる利点もある。
【0028】請求項2記載の発明によれば、マグネット
を3分割着磁し、一方の磁極の両側に他方の磁極を並設
したことにより、ロータの回転方向が正方向であっても
逆方向であっても磁気センサからは同じ検出信号が得ら
れるため、マグネットの回転方向によってマグネットの
着磁を逆極性にしたり、磁気センサが検出する極性を逆
にしたりする必要はなく、部品及び治工具の共通化によ
るコストの低減及び生産性の向上を図ることができる。
【0029】請求項3記載の発明によれば、ロータの一
部に設けられたマグネットに対して第1の励磁突極を第
2、第3の励磁突極よりも近接させて着磁するようにし
たため、マグネットの一方の磁極の表面磁束密度B1
他方の磁極の表面磁束密度B2が、3/4B1≧B2の条
件を満たす着磁を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる回転機構におけるパルス発生装
置の実施例を示す斜視図。
【図2】本発明装置の別の実施例を示す斜視図。
【図3】本発明にかかる回転機構におけるパルス発生装
置の着磁方法の実施例の要部を示す平面図。
【図4】本発明にかかる着磁方法の別の実施例の要部を
示す平面図。
【図5】同上実施例に用いられる着磁装置の例を示す斜
視図。
【図6】本発明装置のさらに別の実施例を示す平面図及
び側面図。
【図7】本発明装置のさらに別の実施例を示す平面図及
び側面図。
【図8】本発明装置のさらに別の実施例を示す一部断面
側面図。
【図9】同上平面図。
【図10】図3に示す着磁方法による磁極の表面磁束密
度分布の例を示す線図。
【図11】図4に示す着磁方法による磁極の表面磁束密
度分布の例を示す線図。
【図12】本発明にかかる着磁方法と従来の着磁方法に
よった場合の磁極の表面磁束密度分布の相違及び効果の
相違を比較して示す線図。
【図13】従来の回転機構におけるパルス発生装置の着
磁方法の例を示す平面図。
【図14】従来の着磁方法による磁極の表面磁束密度分
布の例を示す線図。
【符号の説明】
7a 一方の磁極 7b 他方の磁極 8 着磁装置 8a 第1の励磁突極 8b 第2の励磁突極 8c 第3の励磁突極 9 励磁巻線 10 ロータ 20 ロータ 30 磁気センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータとステータを有する回転装置の上
    記ロータの少なくとも一部にマグネットを備え、ステー
    タ側に磁気センサを有し、上記マグネットにS極とN極
    とを上記ロータの回転方向の前後に分割着磁してなる回
    転機構におけるパルス発生装置において、上記マグネッ
    トのS極とN極の一方の磁極の表面磁束密度B1と他方
    の磁極の表面磁束密度B2の関係を、3/4B1≧B2
    したことを特徴とする回転機構におけるパルス発生装
    置。
  2. 【請求項2】 マグネットは3分割着磁され、表面磁束
    密度B1でなる一方の磁極の両側に表面磁束密度B2でな
    る他方の磁極が並設されてなる請求項1記載の回転機構
    におけるパルス発生装置。
  3. 【請求項3】 励磁巻線を有する第1、第2、第3の励
    磁突極を備え、第1の励磁突極の両側に第2、第3の励
    磁突極が並設された着磁装置を用い、ロータとステータ
    を有する回転装置の上記ロータの一部に設けられたマグ
    ネットに対して第1の励磁突極を第2、第3の励磁突極
    よりも近接させ、第1、第2、第3の励磁突極の励磁巻
    線に電流を流して上記マグネットを着磁することを特徴
    とする回転機構におけるパルス発生装置の着磁方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003059718A (ja) * 2001-06-08 2003-02-28 Nok Corp 着磁装置及びこれを用いた回転着磁方法
JP2016526293A (ja) * 2013-05-23 2016-09-01 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. リソグラフィ装置およびデバイス製造方法

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