JP2681958B2 - 無刷子電動機 - Google Patents

無刷子電動機

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JP2681958B2 JP63010427A JP1042788A JP2681958B2 JP 2681958 B2 JP2681958 B2 JP 2681958B2 JP 63010427 A JP63010427 A JP 63010427A JP 1042788 A JP1042788 A JP 1042788A JP 2681958 B2 JP2681958 B2 JP 2681958B2
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哲郎 川本
良 本橋
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ホール素子のような磁気感応素子を用いた
無刷子電動機、特に磁気感応素子が回転子の円筒状磁石
の端面に対向配置される無刷子電動機に関する。
[従来の技術] この種の無刷子電動機において、その磁気感応素子S
は一般的には第6図の如く基板Bに取着されている。す
なわちプリント配線板よりなる基板Bには、ランドLが
形成されており、このランドLに素子Sの端子Tが半田
付けされる。
[発明が解決しようとする課題] 回転子の円筒状磁石は、径方向にN極とS極が着磁さ
れるものであって、これを外周面で見た場合、周方向に
N極とS極が交互に現れる。換言すると内周面で見た場
合、逆に周方向にS極とN極が交互に現れる。従って円
筒状磁石の肉厚の略中間部は、N極とS極の境界とな
る。
また円筒状磁石の磁束の大半は、対向する固定子の磁
極子に流れるが、一部は漏れ磁束となって前述の境界を
跨ぐようにしてN極からS極に流れる。磁気感応素子S
は、この漏れ磁束を検知して検知出力を発生し、それに
より巻線の電流を制御する。この電流の制御が正確に行
われることが電動機特性の安定化に大きく影響する。
ところで、円筒状磁石の肉厚は比較的薄いものであ
り、一方、回転子の偏心や素子Sの半田付け位置の高精
度化には製造上の限界がある。従って素子Sに鎖交する
磁束量を安定させることは相当面倒なのである。
本発明は、上記事由に鑑みてなしたもので、その目的
とするところは、磁気感応素子の検知出力が従来のもの
に比して格段に安定して得られる無刷子電動機の提供に
ある。
[課題を解決するための手段] かかる課題を解決するために、本発明の無刷子電動機
は、周方向に異極が交互にかつ等間隔に着磁されている
円筒状磁石が回転子軸に固着されてなる回転子と、全体
的には円筒状をなし該回転子に径方向に対面するよう放
射状に突出した複数の磁極子を有する固定子と、該磁極
子に巻装される巻線と、円筒状磁石の軸方向端面に対向
配置されて回転子の位置を検知する基板に取着された磁
気感応素子と、該磁気感応素子の検知信号により巻線の
電流方向を制御する駆動回路よりなる無刷子電動機にお
いて、前記磁気感応素子を、該素子の高さと略同等の高
さを有し回転子の径方向に位置する対向片と連結片にて
コ字状に形成した磁性薄板製の保持部材にて保持し、該
保持部材を前記基板に取着してある。
また、保持部材の連結片に対向片の折曲方向と逆方向
に折曲形成した係止片を設け、基板に設けた係止孔に係
止したり、対向片の折曲角度を100°以上にして素子を
弾性的に挟着することも、より効果的である。
[作用] 磁気感応素子に鎖交すべき漏れ磁束は、磁性薄板製の
保持部材によりその流れ具合が強制され、磁気感応素子
の径方向位置のばらつき、あるいは円筒状磁石の偏心等
が多少あったとしても、安定して磁気感応素子に鎖交す
る。また従来のもののように、半田付けだけで素子の位
置が決まっていたものに比し、素子を保持する保持部材
が正確に基板に取着されるもので、素子の位置精度も向
上する。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を、内転型の無刷子電動機に
適用した第1図乃至第4図に基づいて説明する。
1は回転子で、周方向に異極が交互にかつ等間隔に着
磁されている円筒状磁石2が、磁性材料製のスリーブ3
の外周に接着され、このスリーブが回転子軸4に固着さ
れてなる。この円筒状磁石2は、径方向にN極とS極が
着磁されているのであって、前述の異極が交互とは、例
えば外周側に現れる極性を意味しており、内周側には反
対極性が現れる。またその肉厚は、約4mm程度と比較的
薄い。なお、円筒状磁石2は、N極とS極を径方向に着
磁した複数のセグメント磁石にて形成すれば、その磁力
をより大きくすることができる。
5は固定子で、回転子1を外囲するように固定子鉄心
5aとヨーク5bにより構成される。固定子鉄心5aは、珪素
鋼板を打ち抜き積層してなるもので、全体的には回転子
1より十分大きい内径の円筒状をなし、円筒状磁石2の
外周面と径方向に対面するよう内方に放射状に突出した
複数の磁極子5cを有する。
ヨーク5bは、磁性材料よりなり、固定子鉄心5aり外径
に略等しい内径の有底円筒状に形成され、底部5d中央に
軸受8が取着される。前述の固定子鉄心5aは、このヨー
ク5bの内周壁に圧入又は接着等により固定される。また
ヨーク5bの開放端には、軸受9を取着した軸受台9がそ
れを閉塞するように固定される。2個の軸受8,8には回
転子軸4が回動可能に支持される。
6は巻線で、磁極子5cの周囲に巻装される。
7は回転子1の位置を検知するホール素子のような磁
気感応素子で、検知部がセグメント磁石の軸方向端面に
対向配置されるよう、保持部材11を介して軸受台9に固
定された基板10にその端子7aを半田付けすることにより
取着される。保持部材11は、板厚が0.2乃至0.3mm程度の
磁性薄板製であって、素子7の高さと略同等の高さの対
向片11a,11aと素子7の巾と略同等の長さの連結片11bか
らなるコ字状に折曲形成される。さらに連結片11bに
は、対向片11aの折曲方向とは逆方向に略直角に折曲形
成した4個の係止片11c,11c,…が設けてある。第3図は
折曲加工前の形状である。また対向片11aの折曲角度を1
00°以上にしておく。
基板10は、プリント配線板よりなるもので、素子7の
入出力を駆動回路に接続するランド10aが形成されると
ともに、係止片11c,11c,…を係止するための係止孔10b,
10b,…が円筒状磁石2の端面に対応して設けてある。こ
の係止孔10a,10a,…は、両対向片11a,11aが回転子1の
径方向に位置するようにする。
しかして素子7は、保持部材11に弾性的に挟着され、
その保持部材11が基板に係止された後、その端子がラン
ド10aに半田付けされることにより基板10に取着され
る。
また磁気感応素子7の検知出力により巻線6の電流方
向を制御する駆動回路(図示せず)を有する。
第5図は、従来のもの(a)と本案のもの(b)の漏
れ磁束の流れ状態を対比したものである。この図から明
らかなように、磁気感応素子7に鎖交すべき漏れ磁束
は、磁性薄板製の保持部材によりその流れ具合が強制さ
れ、素子7の径方向位置のばらつき、あるいは円筒状磁
石の偏心等が多少あったとしても安定して素子7に鎖交
する。また従来のもののように、半田付けだけで素子7
の位置が決まっていたものに比し、素子7を保持する保
持部材11が正確に基板10に取着されるので、素子7の位
置精度も向上する。
なお、本実施例は内転型形式のもので説明したが、外
転型形式のものにも適用可能である。
[発明の効果] 本発明の無刷子電動機は、上記した如く、磁気感応素
子を、該素子の高さと略同等の高さの対向片と連結片に
てコ字状に形成した磁性薄板製の保持部材にて保持し、
該保持部材を基板に取着したものであるから、磁気感応
素子に鎖交すべき漏れ磁束は、磁性薄板製の保持部材に
よりその流れ具合が強制され、素子の径方向位置のばら
つき、あるいは円筒状磁石の偏心等が多少あったとして
も安定して素子に鎖交し、また従来のもののように、半
田付けだけで素子の位置が決まっていたものに比し、素
子を保持する保持部材が正確に基板に取着されるので素
子の位置精度も向上し、もって磁気感応素子の検知出力
が従来のものに比して格段に安定して得られ電動機特性
が安定させられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す縦断面図、 第2図は、その要部分解斜視図、 第3図は、その保持部材の展開図、 第4図は、その折曲加工の説明図、 第5図は、その漏れ磁束の状態の説明図で、 (a)は従来のもの、(b)は本案のもの、 第6図は、従来例の要部分解斜視図である。 1…回転子、2…円筒状磁石、3…スリーブ、4…回転
子軸、5…固定子、6…巻線、7…磁気感応素子、10…
基板、10a…ランド、10b…係止孔、11…保持部材、11a
…対向片、11b…連結片、11c…係止片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−73382(JP,U) 実開 昭63−280(JP,U) 実開 昭60−34755(JP,U) 実公 昭58−40793(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周方向に異極が交互にかつ等間隔に着磁さ
    れている円筒状磁石(2)が回転子軸(4)に固着され
    てなる回転子(1)と、全体的には円筒状をなし該回転
    子に径方向に対面するよう放射状に突出した複数の磁極
    子を有する固定子(5)と、該磁極子に巻装される巻線
    (6)と、円筒状磁石の軸方向端面に対向配置されて回
    転子の位置を検知する基板(10)に取着された磁気感応
    素子(7)と、該磁気感応素子の検知信号により巻線の
    電流方向を制御する駆動回路よりなる無刷子電動機にお
    いて、前記磁気感応素子(7)を、該素子の高さと略同
    等の高さを有し回転子の径方向に位置する対向片(11a,
    11a)と連結片(11b)にてコ字状に形成した磁性薄板製
    の保持部材(11)にて保持し、該保持部材を前記基板に
    取着したことを特徴とする無刷子電動機。
JP63010427A 1988-01-20 1988-01-20 無刷子電動機 Expired - Lifetime JP2681958B2 (ja)

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