JPH0658758B2 - テ−プ送り装置用の、特に磁気テ−プ装置用のおよびテ−プカセツト用のテ−プ案内装置 - Google Patents

テ−プ送り装置用の、特に磁気テ−プ装置用のおよびテ−プカセツト用のテ−プ案内装置

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JPH0658758B2
JPH0658758B2 JP60279419A JP27941985A JPH0658758B2 JP H0658758 B2 JPH0658758 B2 JP H0658758B2 JP 60279419 A JP60279419 A JP 60279419A JP 27941985 A JP27941985 A JP 27941985A JP H0658758 B2 JPH0658758 B2 JP H0658758B2
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クルト、シユミツツ
オイゲン、カム
ヘルベルト、デイーツエ
ヴルフ、ミユンツナー
デイーター、ガイザー
アルトウル、ブーク
ユルゲン、ドレヤー
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    • G11—INFORMATION STORAGE
    • G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02—Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/04—Magazines; Cassettes for webs or filaments
    • G11B23/041—Details
    • G11B23/047—Guiding means
    • G—PHYSICS
    • G11—INFORMATION STORAGE
    • G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/60—Guiding record carrier
    • G11B15/605—Guiding record carrier without displacing the guiding means

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、少なくとも一部に円筒面を有する、少なくと
も部分的に寸法安定的な基礎部材を包囲して静止配置さ
れた可とう案内片から成り、この案内片の外表面が、磁
気テープ用案内面を形成している、テープ送り装置用
の、特に磁気テープ装置用の、特にテープカセット用の
テープ案内装置に関する。
従来技術 あらゆる運動過程の間、例えば巻き移し、記録または再
生過程の際、テープの保持または摩擦の少ない損傷のな
い案内を行うため、薄い、可とう性の、滑らかな、条片
状のテープ用の、特にカセットおよび／または装置内の
磁気テープ用のテープ案内装置、特に定置の案内装置は
周知である。
このようなテープに対して、すべて静止状態および／ま
たは運動状態にあるテープを、所定の位置、形または経
路に保持しおよび／または案内するという役割を有する
異なった多数の案内素子が周知なので、テープにおいて
またはテープによって所望の処置を講じることができ
る。どのような場合にも、そのため当該技術分野の専門
家は回転可能に支持された円筒形ローラを利用し、それ
により事情に適した構成で、ほとんど摩擦のない、耐磨
耗性の、エネルギーを節約したテープ運動が可能であ
る。多くの場合、例えば大量に生産される磁気テープコ
ンパクトカセットおよび／または装置に対して、テープ
の平行運動の理由からおよび／または場所と価格の理由
等から、比較的小さな直径の固定のテープ案内部材を使
用しなければならない。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第2817318号明細書によ
れば、ＶＨＳビデオカセットに関して金属中空円筒部材
から成るテープ案内装置が公知であり、これら中空円筒
部材は、金属帯から曲げられ、かつカセットケーシング
の回転突起をつかむため少なくとも１つの切り込みを有
するように形成されている。板帯からこの中空円筒を作
ることは、機能的または経済的にそれ程の利点を生じな
い。中空円筒部材の表面の場合によっては必要な部分加
工も、同様に勧められることではない。なぜなら案内素
子の直径が小さい場合、周知の加工機械では（例えば尖
端部をなくす研磨を行う装置）円筒面は、その一部だけ
よりも容易から迅速に加工できるからである。
ドイツ連邦共和国特許出願公告第2431969号明細書によ
れば、固定の取り付けピンとスリーブを有するテープカ
セットが公知であり、その際スリーブは、凹状表面を有
し、かつ弾性的に形成されており、通常の形に対して変
形してかぶせることができ、かつ摩擦座および弾性作用
によってピンに固定保持されるようになっている。この
スリーブの製造には、凹状表面および閉じた環状形のた
めにいくつかの困難が生じる。正しく支持する取り付け
または固定のため、この公知のスリーブには基準面とし
て付加的な端部フランジが必要である。
ドイツ連邦共和国特許第2535276号明細書によれば、固
定の基礎部材と、ここに取り付けらればね弾性的にフッ
クの限界内で変形しかつ張力を受けて固定される金属帯
とから成る大きな面のテープ案内装置が公知である。そ
の際張力による固定は、磁気テープのため凹状案内面を
形成するために行われる。このテープ案内装置では同様
に十分に薄い帯材料を使用して湾曲した表面を形成しよ
うとするものであり、そのためには帯を所望のように張
られた状態でここに密着させるため、基礎部材の表面を
適当に形成しなければならない。実際にはこの帯は、Ｖ
２Ａ鋼から成り、かつ０．４ｍｍ（４００μｍ）の程度
の厚さを有する。
発明の目的 本発明の課題は、磨耗強度および表面微細構造において
満たすべき高度な要求にもかかわらず、著しく経済的に
製造可能かつ容易に組み立て可能なテープ案内装置を提
供することにある。本発明は、またこのようなテープ案
内装置を備えたテープカセットを提供するようにする。
発明の構成 本発明によれば、初めに定義したようなテープ案内装置
またはテープカセットによりこの課題は次のようにして
解決される。基礎部材上の上記可とう案内片の外表面が
磁気テープ用案内面を形成しており、上記可とう案内片
が基礎部材の周輪郭の長さよりも長い長さを有し、上記
可とう案内片が突出した端部区間を有し且つこの可とう
案内片の厚さが１５０μｍ以下であり、これらのことに
よって可とう案内片の案内面の形状が、主として基礎部
材の円筒面及び可とう案内片の表面特性によって決定づ
けられ、また上記の突出端部区間を保持して、可とう案
内片が基礎部材に対して回らないように保持している保
持素子が設けてある。
それによりテープ案内装置に、特にテープカセットに課
すべき要求を満たすことができ、かつ小さな摩擦、わず
かなテープ消耗、低い故障率および支障ないテープ走行
も、極めて長い寿命で達成される。特に粗さを調節し極
めて平らな案内面を形成することができ、その際そのた
めに極端な加工費用を必要とすることもない。
可とう案内片の厚さは、ほぼ１０−５０μｍの範囲内に
あると有利である。取り付け上の理由から可とう案内片
は、ばね弾性材料から成ることができる。
実際には可とう案内片は、締め付けにより基礎部材およ
び／または保持素子に保持できる。
基礎部材は、少なくとも一部円筒形表面を有するように
形成すると有利である。
保持素子は、可とう案内片の突出端部区間を収容するた
めのスリットまたはみぞを有するように、特にスリット
を有する円筒部材として簡単に形成できる。間隔を置い
て並べて配置した２つの保持突起を使用してもよい。テ
ープ送り装置がテープカセットである場合、保持素子
は、少なくとも一部ケーシング壁から成っていてもよ
い。カセット内の保持素子は、射出成形中にカセットケ
ーシングに作ると有利である。
その他の構成において可とう案内片の突出端部区間は互
いに結合してもよく、それにより製造後保持素子内に簡
単に挿入できる。その際突出端部区間の結合が、各突出
端部区間が長手軸線から湾曲するように行ってもよく、
それにより保持素子におけるはさみ込みが容易になる。
オメガ（Ω）断面形を有する可とう案内片は有利である
が、挿入した位置で水滴または電球の形も同様に望まし
い。
別の構成において可とう案内片は取り付け開口を有し、
それにより円筒部材における可とう案内片の取り付けが
簡単になる。
実際には円筒部材は取り付けスリットを有するように形
成されており、それにより同時にねじれの防止が実現で
きる。
その他に円筒部材は、独立の部品として作られており、
かつ特にポリスチロールから成る。従って量産部品とし
て製造可能な円筒部材は極めて経済的に作ることができ
る。
実際には円筒部材の保持素子として軸方向中央に半径方
向に配置されたピンが設けられている。
目的に合わせて円筒部材と可とう案内片は、取り付け装
置を囲むあらかじめ組み立て可能なユニットとして形成
できる。
前記の案内装置は、テープカセットと関連して本発明の
対象でもある。
実施例の説明 本発明の実施例を以下図面により説明する。
従来のＶＨＳビデオカセット２０の代表的なテープ経路
が第１図に示してある。テープ２は、例えばリール３か
ら到来し、見える側が円筒金属ピン５（第２ａ図）を介
して案内され、このピンは、合成物質から作られたカセ
ットケーシング２１の適当な凹所に押し込まれている。
それからテープ２は、同様に固定の案内部６ａのところ
で転向され、かつカセット前面２２に沿って案内部６ｂ
まで案内される。通常案内部６ａと６ｂは、継ぎ目のな
い金属中空円筒（第２ｂ図）から成るか、または金属帯
を曲げて中空円筒（第２ｃ図）にされる（ドイツ連邦共
和国特許出願公開第2817318号明細書による）。テープ
２は、案内部６ｂから線形ローラ７を通ってリール４に
案内され、かつここで巻き取られる。
経験によれば、固定案内部５，６ａ，６ｂの表面には高
度な要求が課されることがわかっている。なぜならそう
しないと摩擦が大きすぎ、テープが消耗し、故障が増加
し、かつ極端な場合にはテープが止まってしまうことが
あるからである。これら要求は、とりわけ耐磨耗性、平
面性、表面構造およびその粗さに関連する。他方におい
て案内部は、腐食防止されていなければならない。総合
的にすべての要求は、腐食しない高価な材料、例えばス
テンレス鋼、セラミック（ドイツ連邦共和国特許出願公
開第3218097号明細書）または被覆した材料（例えばド
イツ連邦共和国特許出願公開第3100453号明細書および
ドイツ連邦共和国特許出願公告第2840069号明細書）を
使用し、かつ手間のかかる前および後処理、例えば高速
旋盤加工、研削、ラッピングおよび研磨を行った場合に
しか満たされない。
他方においてグラファイト等のような摩擦を減少する添
加物（例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第2722509
号明細書）または表面活性化添加（ドイツ連邦共和国特
許出願公開第3201444号明細書）を含んだ合成物質製帯
を有する案内素子が公知になっており、それにより射出
成形製造の際にも所望の表面特性が得られる。しかし実
験によれば、現行のビデオカセットにおけるこのような
案内部では、比較的短い期間しか支障ないテープ動作が
可能でないことがわかった。なぜなら合成物質は、わず
かな動作時間の後にテープによって大幅に侵食されおよ
び／または削り取られ、摩擦が再び増大し、それにより
粘着のためテープが停止することがあるからである。
公知のテープ案内部の欠点は、次に説明する本発明によ
るテープ案内装置によって回避される。
第３図にはテープ案内装置１０ａおよび１１ａと１０ｂ
および１１ｂが示されており、これらは、カセット２０
に配置された公知の案内素子６ａおよび６ｂに対応して
いる。
第４図には本発明による案内素子１０ａまたは１０ｂが
拡大して斜視図で示してある。
可とう案内片８は、フィルム材料、例えば金属フィルム
から成り、かつ例えば曲げによって変形した曲げまたは
折り曲げ外縁、即ち突出端部区間９ａおよび９ｂを有す
る。フィルム材料は、延ばした位置から弧状の形に曲げ
られ、かつ柱１０にかぶせられる。その際水滴または電
球状に押しつぶされたフィルム材料は、柱１０の直径よ
りもいくらか小さな直径を有する。柱１０は、曲げた可
とう案内片８の取り付けを容易にするため、図示してい
ない導入傾斜部を備えていてもよく、かつ通常の場合、
可とう案内片８の幅よりもいくらか高くまたは低く（例
えばほぼ半分の高さ）形成されていてもよい。柱１０の
すぐ近くに、ここではスリットを有する中空円筒１１と
して形成された保持素子が設けられている。その際スリ
ット１２は、少なくとも可とう案内片８の厚さＤの２倍
よりもいくらか大きな幅を有する。
曲げられた外縁９ａ／９ｂは、スリット中空円筒部材１
１内にはまり、かつここに支持され、かつスリット１２
の内側に係止される。可とう案内片８のばね作用が極め
て小さい場合にさえ、この可とう案内片は柱１０に接
し、その際場合によっては射出成形技術により生じた不
本意な柱表面の凹凸がカバーされ、従って補償される。
ここに本発明によるテープ案内装置の利点がある。なぜ
ならそれにより高度に正確なテープ案内面を得るため手
間のかかる柱１０の加工が省略できるからである。
通常スリット円筒部材１１は、柱１０とほぼ同じ高さに
選定される。しかし実験により明らかなように、スリッ
ト中空円筒部材１１が柱１０の高さのほぼ半分しかない
場合でさえ、なお可とう案内片の位置は十分に確保され
ている。可とう案内片は、（場合によってはカセットケ
ーシングの）上部と下部の間に差し込みまたははさみ込
んでもよい。
第４ｂ図には、いくらか円錐形に先細になった安全ピン
２３が示してあり、この安全ピンは、ケーシング２１の
ふた部に取り付け、例えば一体形成してもよい。スリッ
ト中空円筒部材１１の開口に係合している可とう案内片
は、所望の場合には上記の安全ピンによって固定しても
よい。
第５図は、案内ピン５（第１図）の代用としてのテープ
案内装置を示している。ここでも本発明による案内装置
は、ケーシング２１と一体に結合したピン１３によって
形成され、案内テープ８′は、このピンを囲んでおり
（第５ａ図にはテープの中間形が破線で示してある）、
かつ曲げられた外縁９ａ′，９ｂ′は、ケーシング２１
に取り付けられた保持素子の間、ここでは保持突起１４
ａ，１４ｂの間に引っ掛けられている。保持突起１４
ａ，１４ｂ相互の間隔１２′については、スリット１２
に関して前記の寸法下限が当てはまる。目的に合わせて
突起１４ａ，１４ｂは、側部ケーシング壁２４と一体に
形成してもよい。そうでない場合には保持のため、壁自
身またはケーシング２１内壁部のスリットまたはみぞを
使用してもよい。
保持素子を独立の締め付け素子として形成し、これら締
め付け素子が可とう案内片の端部を一緒に締め付けるよ
うにしてもよい。
本発明によるテープ案内装置の別の有利な形は第６図に
示してあり、ここでは可とう案内片８″は、ピン１３の
周よりも長さをいくらか短く選定した中央部１６から成
る。可とう案内片８′に対して延長し曲げた縁１５ａ、
１５ｂは、ここでも突起１４ａ、１４ｂに支持される。
このように形成すれば、可とう案内片８″は、場合によ
ってはばね作用によって自動的にピン周の大部分に密接
し、かつケーシング突起１４ａ、１４ｂに引っ掛ける案
内テープ端部のそれ以上の曲げ線１７ａ／ｂを省略した
場合でも、この可とう案内片がすべり落ちることはな
い。この構成は、ばね弾性材料を前提としているが、こ
のことは、別の構成の場合には必要ない。
第７図と第８図は、次の点でその他の構成と相違したテ
ープ案内装置の別の構成を示している。すなわち可とう
案内片２５、２５′の突出端部区間２６、２６′は例え
ばスポット溶接または例えば端部折り返し等のようなそ
の他の周知の結合方法によって、組み立て前に互いに結
合される。有利な形状において突出端部区間２６、２
６′は、上部と下部において位置１８ａ／ｂで結合さ
れ、かつ突出端部区間２６の中央部１９ａ、１９ｂは、
互いに離れまたは長手軸から離れるように湾曲するの
で、湾曲幅ｗは、スリット中空円筒部材１１のスリット
１２の幅よりも、または突起１４ａ、１４ｂの間の間隔
１２′よりもいくらか大きい。
互いに結合した突出端部区間２６または２６′の形成に
おいて、種々の形のスリットまたはみぞを介してケーシ
ング２１に結合または固定することができる。場合によ
ってはそのためケーシング２１の底および／またはふた
部の切り込みでも十分なことがある。
実際に本発明によるテープ案内装置は、特に大きな経済
的利点を提供する。材料の節約だけでも、３０μｍの厚
さの金属フィルムを使用した際第２ｂ図によるテープ案
内部と比較して８０％以上に達し、２０μｍのフィルム
の場合にはそれ以上になる。その上本発明は、理論計算
および組み立ての際の利点を提供する。なぜなら可とう
案内片は、テープ巻き物として入手でき、かつ特に望ま
しいことに自動製造で処理できるからである。
有利なことに材料としては、表面凹凸Ｒｚ＜２μｍ、な
るべく＜１μｍの、ほぼ５００−１２００Ｎ／ｍの引っ
張り強さを有し、通常市販の引き抜きまたは圧延しかつ
弾性を有する非磁性高級鋼が使われる。このような金属
フィルムは、圧延または引き抜き方向を磁気テープ送り
方向に対して平行にして使用すると有利である。表面引
き抜きおよび／または圧延したフィルムは特に望まし
い。なぜならこれらフィルムは、穏やかなテープ走行の
著しい妨げになるとがったまたは鋭い表面構造を持たな
いからである。その他の金属フィルムを使用してもよい
ことは明らかである。特に要求が高度な際またはさらに
安価な材料を使用した際、材料フィルムには、あらかじ
め特殊な表面処理、被覆、ラッピング、研磨、潤滑処理
等を行ってもよい。特殊な表面構造が望ましい場合、こ
れら構造は金属フィルムに連続して簡単に形成できる。
明らかに本発明によるテープ案内装置は、合成物質フィ
ルムを使用して作ることもできる。例えばポリアミドイ
ミド、ポリエーテルイミド、ポリスルホン、ポリフェニ
レンスルフィード等のように高強度の抵抗力を有する合
成物質製フィルムが適当である。
可とう案内片の厚さは、（第１に）高々ほぼ１５０μｍ
または（第２に）高々１００μｍであり、かつ実際には
ほぼ１０−５０μｍ、またはほぼ１０−８０μｍの間に
あると有利である。３０および２０μｍの厚さを有する
金属フィルムがきわだって有利とわかったが、異なった
厚さを有する別の材料を使用してもよい。この厚さ寸法
によれば、粗い加工に基づく柱１０または１３のミクロ
構造は、可とう案内片によって確実にカバーされ、かつ
それにより表面は、簡単な方法で確実に高級な表面品質
を維持することができるようになる。例えば案内面の意
図的な波形を形成するため、厚さは、柱のミクロ構造、
例えばパターンが外方に現れるように選定してもよい。
同様に柱の成形により特殊なテープ案内横断面構造（従
って形）を粗く形成し、かつ可とう案内片の取り付けに
よって細かくしまたは補償してもよい。いずれにせよ金
属フィルム、例えばばね鋼フィルムをほぼ１０−ほぼ８
０μｍの範囲にすれば、どのような場合にも確実に可と
う案内片の十分な可とう性が得られる。その他の材料の
場合、これら範囲はどこか他のところにあってもよい
が、いずれにせよ１５０μｍ以下であればよい。
本発明による基礎部材と保持素子は、ピン、棒、壁等の
ような１つまたは複数のケーシング部品に形成してもよ
く、またはここに支持してもよい。
案内装置の別の構成が第９図ないし第１２図に示してあ
る。
第９図は、例えば金属フィルム帯から切り離し、押し抜
きかつ端部３１，３２をそれぞれ１回曲げた可とう案内
片２７を示している。その際曲げ角αは、なるべく＜９
０゜（９０゜以下）かつ＞４５゜（４５゜以上）に選ば
れている。端部３１，３２の中央に穴３０の切り欠きが
あると有利である。
第１０図に支持スリーブ２９として示した円筒部材は、
経済的に製造可能なかつ射出成形技術で容易に加工可能
な合成物質、例えばポリスチロールから成る。目的に合
わせて円筒外面の母線上に、取り付けスリットとして２
つの切り欠き３３と、半径方向に突出した短いピン２８
が配置されている。
支持スリーブ２９に可とう案内片２７を取り付ける際、
例えば第１１図に示すようにまず開口３０ａをピン２８
に引っ掛け、可とう案内片２７を支持スリーブ２９の円
筒外面３４のまわりに巻き付け、かつそれから他方の端
部にある開口３０ｂをピン２８に引っ掛ける。金属フィ
ルム２７は、曲げ縁または折り目３５、３６に弾性可と
う性を有し、この過程が容易に行われ、かつ可とう案内
片２７は、ピン２８に引っ掛けた後には自動的に紛失し
ないように係止され、かつ工具を用いなければここから
取り外せないようになっている。
このようにあらかじめ組み立てたテープ案内装置は、そ
れからマガジンに挿入でき、かつ自動組み立てのための
カセット組み立て装置に供給される。この時ここではこ
のテープ案内装置は、第１２図に断面で示されたカセッ
トケーシング下部３７に、例えば中空ピン３９ａ上にか
ぶせることができる。この中空ピン３９は、例えばテー
プ経路から離れた方の脚の側に突起４０を有し、この突
起は、支持スリーブ２９のスリット３３内にはまり、か
つこの支持スリーブがまわらないようにする。例えば適
当に形成されたケーシング片（図示せず）が、取り付け
た金属フィルム２７の平らにした面４１または支持スリ
ーブ２９のピン２８に接するようにして、回転防止の別
の方法が可能であることも明らかである。
ケーシング下部３７内にテープ案内装置を取り付けた
後、ケーシング上部３８を上側中空ピン３９ｂによって
載せ、かつ例えばねじ４２によってねじ止めされる。
実際には可とう案内片２７と共に支持スリーブ２９をケ
ーシング下部３７の円形みぞ内に挿入することも同様に
可能であり、この円形みぞは、場合によっては上部３８
にも設けてよい。これらの場合にもスリーブ２９は実際
にはねじによって固定できる。
可とう案内片とテープ送り装置から切り離し可能な支持
部材とから成る本発明によるテープ案内素子の構造によ
れば、テープ送り装置の、特にテープカセットの大幅な
変更は不要であるという利点が得られる。支持部材、特
に支持スリーブへの取り付けは、例えばカセットケーシ
ングのわずかな変形しか必要とせず、これら変形は、既
存の工具で後から容易に行うことができる。スリーブの
組み立ては、通常の自動装置によって行うことができ
る。
しかし前記テープ案内装置が、第１に固定のテープ案内
素子のように形成でき、または後から仕上げることがで
きる場合、可動配置した、例えば揺動可能または摺動可
能な案内装置も、前記のものと同じ利点を持つように形
成できる。
専門知識の範囲内にある変形、すなわち特殊な取り付け
方法、表面構造、締め付け結合、１つまたは複数の共通
可とう案内片による複数の案内素子の組み合わせ等が考
えられる。
その他に本発明の権利範囲内において、基礎部材の変
形、例えば組織、連合等の変形が、類似の適当な材料、
特に合成物質の変更と同様に、表面構造、種々の伸び率
等を持つまたは持たないフルムの変更と同様に可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第１図は、ビデオカセットの略図、第２ａ図、２ｂ図お
よび第２ｃ図は、テープ案内素子の図、第３図は、テー
プ案内素子の本発明による実施例の図、第４ａ図、第４
ｂ図および第４ｃ図は、可とう案内片、安全部および組
み立てた案内素子を示す図、第５ａ図および第５ｂ図
は、案内装置の第２の実施例の図、第６ａ図および第６
ｂ図は、案内装置の第３の実施例の図、第７図および第
８図は、端部を結合した可とう案内片の実施例の図、第
９図は、可とう案内片の図、第１０図は、中空円筒部材
の図、第１１図は、あらかじめ取り付けた案内素子の
図、第１２図は、テープ送り装置、特にテープカセット
内に最終的に挿入しかつ取り付けた案内素子の図であ
る。 ２……テープ、３，４……リール、５，６……案内素
子、８，８′，８″、２５，２５′，２７……可とう案
内片、９ａ，９ｂ，９ａ′，９ｂ′，１５ａ，１５ｂ，
２６，２６′，３１，３２……突出端部区間、１０，１
３，２９……基礎部材、１１，１４ａ，１４ｂ，２８…
…保持素子、１２……スリット、２４……ケーシング
壁、３０ａ，３０ｂ……取り付け開口、３４……外面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 オイゲン、カム ドイツ連邦共和国、7604、アペンヴアイヤ ー、アム、ゾネンハング、20 (72)発明者 ヘルベルト、デイーツエ ドイツ連邦共和国、7611、ベルクハウプテ ン、ハイデンヴエーク、１ (72)発明者 ヴルフ、ミユンツナー ドイツ連邦共和国、6710、フランケンター ル、ロルシヤー、リング、10 (72)発明者 デイーター、ガイザー ドイツ連邦共和国、7597、ライナウ、ウル メンヴエーク、７ (72)発明者 アルトウル、ブーク ドイツ連邦共和国、6701、エルポルツハイ ム、バーンホーフシユトラーセ、48 (72)発明者 ユルゲン、ドレヤー ドイツ連邦共和国、6729、リユルツハイム ダイムラーリング、27 (56)参考文献 実開 昭61−93878（ＪＰ，Ｕ)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】少なくとも一部に円筒面を有する、少なく
    とも部分的に寸法安定的な基礎部材（１０、１３、２
    ９）を包囲して静止配置された可とう案内片（８、
    ８′、８″、２５、２５′、２７）から成り、基礎部材
    上の上記可とう案内片の外表面が磁気テープ用案内面を
    形成しており、上記可とう案内片が基礎部材の周輪郭の
    長さよりも長い長さを有し、上記可とう案内片が突出し
    た端部区間（９ａ、９ｂ、９ａ′、９ｂ′、１５ａ、１
    ５ｂ、２６、２６′、３１、３２）を有し且つこの可と
    う案内片の厚さが１５０μｍ以下であり、これらのこと
    によって可とう案内片の案内面の形状が、主として基礎
    部材の円筒面及び可とう案内片の表面特性によって決定
    づけられ、また上記の突出端部区間を保持して、可とう
    案内片が基礎部材に対して回らないように保持している
    保持素子（１１、１４ａ、１４ｂ、２８）が設けてある
    ことを特徴とする、テープ送り装置用の、特に磁気テー
    プ装置用のおよびテープカセット用のテープ案内装置。
  2. 【請求項２】保持素子（１１）が突出端部区間（９ａ、
    ９ｂ、９ａ′、９ｂ′、２６、２６′）を収容するため
    の少なくとも１つのスリットまたはみぞ（１２）を有し
    ている、特許請求の範囲第１項に記載のテープ案内装
    置。
  3. 【請求項３】保持素子がスリットを有する円筒部材（１
    １）である、特許請求の範囲第２項に記載のテープ案内
    装置。
  4. 【請求項４】保持素子が、間隔（１２′）を置いて並ん
    で配置された２つの保持突起（１４ａおよび１４ｂ）で
    ある、特許請求の範囲第２項に記載のテープ案内装置。
  5. 【請求項５】保持素子（２８）が、基礎部材（２９）の
    外面（３４）にある突起である、特許請求の範囲第１項
    に記載のテープ案内装置。
  6. 【請求項６】保持素子が、円筒部材（２９）の外面（３
    ４）の中央に半径方向に設けられたピン（２８）であ
    る、特許請求の範囲第５項に記載のテープ案内装置。
  7. 【請求項７】可とう案内片（２７）の突出端部区間（３
    １、３２）が取り付け開口（３０ａ、３０ｂ）を有す
    る、特許請求の範囲第５項又は第６項に記載のテープ案
    内装置。
  8. 【請求項８】円筒部材（２９）と可とう案内片（２７）
    が、あらかじめ組み立て可能なユニットを形成してい
    る、特許請求の範囲第６項又は第７項に記載のテープ案
    内装置。
  9. 【請求項９】テープ送り装置がテープカセットである場
    合、保持素子が少なくとも部分的にケーシング壁（２
    ４）から成る、特許請求の範囲第１〜４項の何れか１つ
    に記載のテープ案内装置。
  10. 【請求項１０】突出端部区間（２６、２６′）が互いに
    結合して形成されている、特許請求の範囲第１〜４項及
    び第９項の何れか１つに記載のテープ案内装置。
  11. 【請求項１１】突出端部区間（２６、２６′）の結合
    が、各突出端部区間が長手軸線から湾曲（ｗ）するよう
    に行われている、特許請求の範囲第１０に記載のテープ
    案内装置。
  12. 【請求項１２】可とう案内片が横断面オメガ（Ω）形に
    変形されている、特許請求の範囲第１〜１１項の何れか
    １つに記載のテープ案内装置。
  13. 【請求項１３】可とう案内片が、保持素子に挿し込まれ
    た場合に、横断面が水滴形または電球形をしている、特
    許請求の範囲第１〜１１項の何れか１つに記載のテープ
    案内装置。
JP60279419A 1984-12-24 1985-12-13 テ−プ送り装置用の、特に磁気テ−プ装置用のおよびテ−プカセツト用のテ−プ案内装置 Expired - Lifetime JPH0658758B2 (ja)

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