JPH0658600B2 - 電子楽器のチャンネル割当装置 - Google Patents

電子楽器のチャンネル割当装置

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JPH0658600B2
JPH0658600B2 JP58180707A JP18070783A JPH0658600B2 JP H0658600 B2 JPH0658600 B2 JP H0658600B2 JP 58180707 A JP58180707 A JP 58180707A JP 18070783 A JP18070783 A JP 18070783A JP H0658600 B2 JPH0658600 B2 JP H0658600B2
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洋二 金子
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は電子楽器のチヤンネル割当装置に関する。
〔従来技術〕
最近、電子楽器においては、複数音を同時に発音できる
ポリフオニツクの電子楽器を実現するため、それぞれの
楽音をチヤンネルに割り当てて、時分割処理式により、
複数音の同時発音を可能としたものが種々実現化されて
いる。このようなチヤンネル割当にあたり、従来は、空
チヤンネルがないときには、離鍵後のエンベロープ値が
最も小さく減衰のいちばん進んだもののチヤンネルに割
り当てるようにしていた。
〔従来技術の問題点〕
しかしながら、上記のものは、離鍵後で減衰発音中の音
が割当てられているチヤンネルに、新たな音を割当てる
から、押鍵中でかなり減衰した音が割当てられているチ
ヤンネルには新たな音は割当てられず、チヤンネル割当
てに無駄が生じていた。
〔発明の目的〕
本発明は上述した事情を背景としてなされたもので、そ
の目的は、簡単な構成でチヤンネル割当てが無駄なくで
き、同時最大発音数を最大限に生かすことができる電子
楽器のチヤンネル割当装置を提供することである。
〔発明の要点〕
上記目的を達成するため、本発明は、押鍵中で減衰発音
中の音が割当てられているチヤンネルにも、新たな音を
割当てて発音させるようにしたことを要点とするもので
ある。
〔第1実施例〕 以下本発明の第1実施例につき、第1図〜第3図を参照
して説明する。
図中1は複数の鍵が音階順に配列されたキーボードであ
り、このキーボード1の各鍵の押鍵はキー操作検出部2
で検出される。キー操作検出部2からは各鍵の押鍵及び
離鍵に基づいて、チヤンネル一周期分のパルス幅をもつ
キーオン信号KO、離鍵後リリース(減衰)中であるこ
とを示すキーオフ減衰信号KFが出力して、後述するチ
ヤンネル検索部11、チヤンネル割当部12、エンベロ
ープ制御部6にそれぞれ与えられ、また、上記キーボー
ド1の各鍵の押鍵によりキーコードが生成され、キーコ
ードメモリ3に与えられる。
キーコードメモリ3では、8チヤンネルの時分割処理方
式によりキーコードを最高8種類まで記憶保持し、チヤ
ンネル割当信号KO1が後述するチヤンネル割当部12
より与えられるごとに、その時の出力チヤンネルに、新
たなキーコードが取り入れられ、各キーコードは順次波
形発生部4に与えられる。波形発生部4では、与えられ
たキーコードに基づき、楽音波形を示す波形値が読み出
され、乗算部5に与えられる。
乗算部5には、エンベロープ制御部6よりエンベロープ
波形を示すエンベロープ値ECも与えられており、上記
波形値にこのエンベロープ値ECが乗算されその乗算結
果データは累算部7に与えられる。累算部7では、乗算
部5より与えられるデータが順次累算され、その累算結
果データが時分割処理動作のチヤンネル一周期の終わり
毎にデジタルアナログ変換器D/A8に与えられる。デ
ジタルアナログ変換器D/A8では、累算器7から与え
られるデータがアナログ楽音信号に変換され、アンプ9
を介して増幅後、スピーカ10より楽音として放音され
る。
上記エンベロープ制御部6では、キーコードメモリ8と
同様、8チヤンネルの時分割処理方式によりエンベロー
プ値をキーコードメモリ8のキーコードに対応して最高
8種類まで生成する。そして、チヤンネル割当信号KO
1が後述するチヤンネル割当部12より与えられるごと
に、その時の出力チヤンネルに、新たな押鍵に対応して
新たなエンベロープ生成動作に入るように指示される。
そしてこのエンベロープ制御部6の出力は上述したよう
に乗算部5に与えられるとともにチヤンネル検索部11
にも与えられる。
また、エンベロープ制御部6では、各チヤンネルのうち
出力チヤンネルが空チヤンネルであれば空信号Eが、チ
ヤンネル検索部11、チヤンネル割当部12、キー操作
検出部2に与えられ、上記キー操作検出部2からのキー
オフ減衰信号KFがなく押鍵中で出力エンベロープ値が
リリース(減衰)中で、その上位3ビットが「000」
であれば、即ち、当該楽音が、押鍵中であつても減衰状
態をとるような例えばピアノ音のような場合に、減衰が
進んで出力音のレベルが非常に小となつたようなときに
出力するキーオン減衰信号R0がチヤンネル検索部11
及びチヤンネル割当部12に与えられる。
チヤンネル検索部11では、エンベロープ制御部6より
与えられる。空信号E、キーオン減衰信号R0、エンベ
ロープ値EC、キー操作検出部2より与えられる、キー
オフ減衰信号KF、キーオン信号KOに基づき、各チヤ
ンネルが空チヤンネルであるか、割当済チヤンネルであ
つても離鍵後リリース(減衰)中であるか押鍵中でリリ
ース(減衰)中であるかが判別され、空チヤンネルは最
優先で、割当て済チヤンネルは、離鍵後リリース中の方
に後述する一定の優先条件を付加して、エンベロープ値
の低いものにつき、それぞれ書換信号ψが出力され、
チヤンネル割当部12に与えられる。
チヤンネル割当部12では、上述したキーオン信号K
O、キーオン減衰信号R0、キーオフ減衰信号KF、空
信号E、書換信号ψ及び各チヤンネルの0〜7のチヤ
ンネル値chが与えられ、キーオン信号KOが与えられ
ていない間に、書換信号ψの出力時の指定チヤンネル
のチヤンネル値chがラツチされ、チヤンネル一周期分
のパルス幅をもつキーオン信号KOが与えられると、次
のチヤンネル一周期後にラツチしたチヤンネル値chと
同じチヤンネル出力時に、次の新しい押鍵楽音をこのチ
ヤンネルに割当てるための上記チヤンネル割当信号KO
1がエンベロープ制御部6とキーコードメモリ3に与え
られる。
次に、第2図を参照して、チヤンネル検索部11の具体
的回路構成について説明する。
上記エンベロープ制御部6からのエンベロープ値ECの
上位3ビツトは夫々、オアゲート13〜13を介し
て3ビツトのラツチ14及び比較回路15に入力され
る。上記オアゲート13〜13のうち、エンベロー
プ値ECの最上位ビツト(M)が与えられるオアゲート
13には、上記キーオフ減衰信号の反転信号が入
力され、下位のオアゲート13、13には、上記キ
ーオン減衰信号とキーオフ減衰信号との各反転信号
、が入力されるアンドゲート16の出力がそれぞ
れ入力されている。このため、指定チヤンネルに割当て
られている音が離鍵後減衰発音中のものであればKF=
1すなわち、=0「1」、「0」はそれぞれ2値論
理レベルのHigh、Low状態)であるから、エンベ
ロープ値ECはそのままの値で出力していくことになる
が、指定チヤンネルに割当てられている音が押鍵中で減
衰発音中のものであれば、上位3ビツトのエンベロープ
値ECが「001」〜「111」のときは=1、
=1であるから、オアゲート13〜13の出力は
「111」となり、上位3ビツトのエンベロープ値EC
が「000」のときには=0、=1であるか
ら、オアゲート13〜13の出力は「100」とな
つて、同じエンベロープ値でも、離鍵後で減衰発音中の
音が割当てられているチヤンネルの方が小さい値のエン
ベロープ値となるように優先条件が付加されている。
上記ラツチ14には、オアゲート13〜13を介し
たエンベロープ値ECが上記書換信号ψの出力時にラ
ツチされ、このラツチ14の出力は、上記比較回路15
に入力される。
比較回路15は排他的オアゲート17〜17、イン
バータ18、18、アンドゲート19〜19
オアゲート20よりなり、上記オアゲート13〜13
からのエンベロープ値ECがラツチ14にラツチされ
ているエンベロープ値ECより小さければ出力するもの
である。即ち、上記オアゲート13〜13の各出力
は、排他的オアゲート17〜17に与えられ、上記
ラツチ14の各出力は、オアゲート17〜17とア
ンドゲート19〜19にも与えられている。各排他
的オアゲート17〜17の各出力は、夫々アンドゲ
ート19〜19に与えられ、最上位の排他的オアゲ
ート17のインバータ18を介した出力は、アンド
ゲート19、19にも与えられ、排他的オアゲート
17のインバータ18を介した出力は、アンドゲー
ト19にも与えられている。このため、各排他的オア
ゲート17〜17は、ラツチ14の各ビツトの値と
各オアゲート13〜13の出力値が異なる時出力
し、さらに、ラツチ14の各ビツトの方が大きく「1」
のとき、各アンドゲート19〜19は出力するが、
各インバータ18、18の出力により、上位の不一
致の場合が優先されて比較され、結局オアゲート13
〜13の出力値の方が小さい時にのみ、アンドゲート
19〜19のいずれかが出力することになる。
これらアンドゲート19〜19の各出力は、オアゲ
ート20に与えられ、このオアゲート20の出力は、オ
アゲート21に与えられる。オアゲート21には、上記
チヤンネルの空信号E、後述するホールド回路22の出
力も与えられており、このオアゲート21の出力は、ア
ンドゲート23に与えられている。このアンドゲート2
3は、上記キーオン信号の反転信号によつて開閉制
御され、キーオン信号KOの出力中に閉成され、このア
ンドゲート23の出力は、アンドゲート24に与えられ
る。
このアンドゲート24には、各チヤンネル切換時点より
多少遅れて出力するチヤンネルパルス信号ψも与えら
れており、このアンドゲート24からは、上記オアゲー
ト21の出力が、チヤンネルパルス信号ψの出力タイ
ミングで、上記書換信号ψとして出力される。
また、上記ホールド回路22は、オアゲート25、ラツ
チ26、アンドゲート27、インバータ28、アンドゲ
ート29及びオアゲート30からなつており、出力チヤ
ンネルが0から7になるまでのチヤンネル一周期間に、
上記ラツチ14にラツチされるエンベロープ値が最低の
ものとなるように、コントロールしている。
即ち、上記アンドゲート23の出力は、オアゲート25
を介してラツチ26に、上記チヤンネルパルス信号ψ
の出力時にラツチされ、このラツチ26の出力は、アン
ドゲート27に与えられる。アンドゲート27には、チ
ヤンネル0のときのみ「0」となるチヤンネルゼロ信号
ch0の否定出力も与えられており、このアンド
ゲート27の出力は、上記オアゲート25を介してラツ
チ26に帰還されているとともに、インバータ28を介
してアンドゲート29に与えられている。このアンドゲ
ート29には、上記キーオフ減衰信号KF、キーオン減
衰信号ROが与えられるオアゲート30の出力が与えら
れ、このアンドゲート29の出力は、上記オアゲート2
1を介してアンドゲート23に与えられている。
このように構成されるチヤンネル検索部11の出力であ
る書換信号ψはチヤンネル割当部12に入力される。
チヤンネル割当部12は、3ビツトのラツチ31、排他
的オアゲート32〜32、ノアゲート33、アンド
ゲート34及びオアゲート35からなつており、上記チ
ヤンネル検索部11で検索されたチヤンネルに次の新し
い押鍵楽音を割当てるものである。
上記3ビツトのラツチ31には、「000(0)」から
「111(7)」までの3ビツトのチヤンネル値chの
うち、上記書換信号ψの出力時に、その時のチヤンネ
ル値ch、すなわち0〜7チヤンネルのうち、上述の最
も小さいエンベロープ値をもつチヤンネルの値を取り込
み、このラツチ31の各ビツトの各出力は、排他的オア
ゲート32〜32にそれぞれ入力される。この排他
的オアゲート32〜32には、上記チヤンネル値c
hの各ビツト値もそのまま入力され、この排他的オアゲ
ート32〜32の出力は、ノアゲート33に入力さ
れる。
このノアゲート33の出力はアンドゲート34に入力さ
れ、このアンドゲート34には、上記キーオン信号KO
も入力され、上記空信号E、キーオン減衰信号KF及び
キーオン減衰信号ROが入力されるオアゲート35の出
力も入力され、アンドゲート34の出力は、上記チヤン
ネル割当信号KO1として出力される。
次に本実施例の動作について述べる。
電子楽器の電源投入により、0〜7の各チヤンネルが時
分割処理により、繰り換し指定されるが、この状態で
は、すべてのチヤンネルは空チヤンネルで楽音出力はな
されない。このため、各チヤンネルごとに空信号Eが出
力し、また、この時まだ1鍵も押鍵されておらず、キー
オン信号KOが出力せず、アンドゲート23は開成され
ているから、各チヤンネルごとに書換信号ψが出力し
て、チヤンネル割当部12のラツチ31では、次々とチ
ヤンネル値chが書き変えられていく。
そして、キーボード1の鍵を操作すると、キー操作検出
部2よりチヤンネル一周期分の幅をもつキーオン信号K
Oが出力するから=0となつて、アンドゲート23
が閉成されるから、以後チヤンネル一周期間はラツチ3
1にはキーオン信号KO出力直前のチヤンネル値chが
保持される。そして、出力チヤンネルの値がラツチ31
内のチヤンネル値と一致すると、ノアゲート33から
“1”信号が出力し、この時まだキーオン信号KOは出
力しており、空信号Eがこのチヤンネル出力時に再び出
力するから、チヤンネル割当信号KO1が出力する。こ
の場合、チヤンネル一周期間はアンドゲート23が閉成
され、書換信号ψが出力しないから、チヤンネル割当
部12に入力されるチヤンネル値chがラツチ31内の
チヤンネル値と一致するまで検索されている間に、ラツ
チ31の内容が書換えられてしまうことがない。
そうして、チヤンネル割当信号KO1がキーコードメモ
リ3及びエンベロープ制御部6に与えられ、上記指定チ
ヤンネルに上記操作鍵のキーコードが取り入れられ、ま
た、時間とともにその値が変化するエンベロープ信号の
発生開始が指示され、その結果、当該楽音波形が発波発
生部4で発生され、乗算部5にてエンベロープ制御され
た後、累算部7等を介してスピーカよりその楽音が放音
される。
こうして、順次押鍵数を増やしていくと、次々と同じよ
うにして空チヤンネルに楽音が割当てられていく。この
時、割当済のチヤンネルでは空信号Eやキーオフ減衰信
号KF、キーオン減衰信号ROは出力しないから、同一
チヤンネルに楽音が二重に割当てられてしまうことはな
い。
そして、キーボード1で8鍵押鍵されて、全チヤンネル
に楽音が割当てられると、空チヤンネルはなくなる。
その後、指定チヤンネルが0となつて、チヤンネル検索
部11のホールド回路22のアンドゲート27が閉成さ
れると、次のチヤンネルパルス信号ψの出力時にラツ
チ26の内容がクリアされるとともに、アンドゲート2
9が開成され、新たな楽音が割当可能なチヤンネルが現
われるまでこの状態を保持する。即ち、チヤンネルが0
の後、1、2……と歩進され、アンドゲート27が開成
されるが、各チヤンネルで、空信号E、キーオフ減衰信
号KF、キーオン減衰信号ROがないかぎり、アンドゲ
ート23から、“1”信号は出力されず、ラツチ26に
は、「0」が保持されるのである。
そうして、ピアノ音のように押鍵中ながらも、エンベロ
ープ波形がリリースして、エンベロープ値の上位3ビツ
トが「000」となつているチヤンネルが例えば、第3
チヤンネルが現われると、エンベロープ制御部6より、
キーオン減衰信号ROが出力するから、オアゲート3
0、アンドゲート29、オアゲート21、アンドゲート
23が「1」信号を出力し、次の第3チヤンネルにおけ
るチヤンネルパルスψの出力時に、書換信号ψが出
力するとともに、ラツチ26の内容も「1」となる。
そして、その結果、チヤンネル割当部12のラツチ31
に第3チヤンネルの値「011(3)」がラツチされる
とともに、チヤンネル検索部11のラツチ14にエンベ
ロープ値ECがラツチされる。この時、=0、
=1であるから、実際のエンベロープ値ECは、「00
0」であつても、ラツチ14には「100」がラツチさ
れることになる。
また、ホールド回路22のラツチ26が「1」となるこ
とにより、アンドゲート27が「1」を出力し、アンド
ゲート29は閉成されるから、以後再び0チヤンネルに
なるまでは、この第3チヤンネル以後でキーオン減衰信
号ROやキーオフ減衰信号KFを受けつけない。こうし
て、いつたんラツチ14に比較対象となるエンベロープ
値がラツチされると、ラツチ14に入力されたエンベロ
ープ値「100」より小さい値のエンベロープ値ECが
与えられて、比較回路15のオアゲート20が出力する
か、空信号Eが与えられるかしないと、書換信号ψ
出力せず、チヤンネル割当部12のラツチ31は書き換
えられない。
そうして、ラツチ31に「011(3)」がラツチされ
ていて第9鍵目が押鍵されたとすると、上述と同様にし
て、キーオン信号KOが一周期間出力することになり、
アンドゲート23が閉成されてラツチ31の値が一周期
間保持され、指定チヤンネルが3になつた時に、ノアゲ
ート33が一致信号を出力し、そのときキーオン信号K
Oが出力し、キーオン減衰信号ROがチヤンネル3で再
び出力するから、チヤンネル割当信号がアンドゲート3
4より出力し、チヤンネル3の上記第9鍵目の楽音が新
たに割当てられる。
こうして、全チヤンネルに押鍵中の楽音が割当てられて
いても、そのエンベロープ値の上位が、「000」とな
つた減衰中のチヤンネルであれば、新たな楽音が割当て
られていく。
また、新たな押鍵のチヤンネル割当ての際に、例えば上
記同様にチヤンネル3では、押鍵中で且つ減衰中であつ
て、ラツチ31に「011(3)」が、ラツチ14に
「100」がラツチされており、例えばチヤンネル4で
は、割当てられていた楽音に係る鍵が離鍵されて楽音が
減衰していて、キーオフ減衰信号KFがキー操作検出部
2より出力し、且つ、その時のエンベロープ値ECの上
位3ビツトが「011」以下である場合、勿論他のチヤ
ンネルは全て押鍵中でエンベロープは上記3チヤンネル
より大きいものとすると、第4チヤンネルではKF=0
であるから、そのままアンドゲート13〜13を介
し、ラツチ14内の値と比較される。すると、最上位ビ
ツトは、ラツチ14の出力が「1」、オアゲート13
の出力が「0」であるから、アンドゲート19
「1」を出力して、アンドゲート20が「1」を出力
し、オアゲート21を介し、アンドゲート23が「1」
を出力するから、書換信号ψが出力し、チヤンネル値
「100(4)」がラツチ31に、エンベロープ値「0
11」がラツチ14にラツチされる。従つて、第4チヤ
ンネルに新たな押鍵楽音を割当てるべく指示される。
もし、第5チヤンネルから第7チヤンネルの間に離鍵後
減衰発音中の楽音が割当てられており、エンベロープ値
が上記「011」よりさらに小さいチヤンネルがあれ
ば、オアゲート20が“1”信号を出力して、書換信号
ψが出力し、そのチヤンネル値chとエンベロープ値
がラツチ31とラツチ14にラツチされる。
さらに、その後、空チヤンネルがあれば、オアゲート2
1が出力して、書換信号ψが出力し、同様にして、そ
の空チヤンネルの値chとエンベロープ値「000」が
ラツチされる。
また、上述の指定チヤンネル3でラツチ31に「011
(3)」が、ラツチ14に「100」がラツチされた後
の他のチヤンネルで、キーオフ減衰信号KFが出力して
も、そのエンベロープ値が「100」以上であれば、ラ
ツチ31、14の内容はそのままである。
こうして、チヤンネル0の後、割当可能なチヤンネルに
対し、さらに条件の良いチヤンネルが出現すれば、その
検索割当チヤンネルを条件の良いものに変更していき、
結局、空チヤンネル、キーオフ減衰中でエンベロープ値
の上位が「011」以下のチヤンネル、キーオン中でエ
ンベロープ値の上位が「000」のチヤンネル、キーオ
フ減衰中でエンベロープ値の上位が「100」以上のチ
ヤンネルという優先順位でチヤンネルの検索割当が行な
われていく。この場合、すべてのチヤネンルがふさがつ
ていれば、空信号E、キーオフ減衰信号KF、キーオン
減衰信号ROが出力せず、チヤンネル割当がなされな
い。
そうして、出力チヤンネルが再び0になれば、ラツチ2
6がクリアされてアンドゲート29が開成されて、同様
の動作が繰り返されていき、キーオン信号KOが出力す
るまで、割当に最も適したチヤンネル値chがラツチ3
1にラツチされていく。このようにして、予め次の押鍵
にそなえて割当てチヤンネルを検索しておき、新たな押
鍵に従つて、ラツチ31で指定されるチヤンネルに、勿
論そのチヤンネルが空チヤンネルあるいは、押鍵または
離鍵中の減衰状態である場合に限り、その楽音を割当て
るよう制御する。
〔第2実施例〕 第4図は第2実施例のチヤンネル割当部12の具体的回
路構成図を示すもので、第2実施例の他の構成は第1実
施例と同じであるので、その説明は省略する。上記第1
実施例では、キーオン信号KOが出力している1周期間
は、チヤンネル割当部12のラツチ31のチヤンネル値
書換は行なわれず、従つて新たな鍵の割当ては、少なく
とも前の割当てから全チヤンネルの一周期の後でなけれ
ば行なえなかつたが、本第2実施例はラツチを2つ設け
ることにより、チヤンネル周期毎に交互にチヤンネル値
書換及びチヤンネル割当を行なわせ、キーオン信号が出
力中でも、チヤンネル値書換を可能としたものである。
チヤンネル検索部11より出力する書換信号ψはアン
ドゲート36、37にそれぞれ入力され、このアンドゲ
ート36、37のうち、アンドゲート36には、ラツチ
38の出力が与えられて開閉制御され、アンドゲート3
7には、上記ラツチ38の出力がインバータ39を経
て、反転出力となつて与えられて、同じく開閉制御され
ている。上記ラツチ38には、上記インバータ39の出
力が帰還入力され、出力チヤンネルが0となる毎に、出
力するパルス信号ψの出力時にインバータ39の出力
が取り込まれラツチされる。このため、チヤンネル一周
期ごとにラツチ38の内容が反転し、アンドゲート3
6、37はチヤンネル一周期ごとに交互に開成される。
このアンドゲート36、37の出力信号ψ01、ψ02
はそれぞれ3ビツトの第1ラツチ40、第2ラツチ41
にラツチ信号として与えられ、「000(0)」から
「111(7)」までの3ビツトのチヤンネル値chが
取り込まれ、ラツチされる。
この第1ラツチ40、第2ラツチ41の各ビツトの出力
は、トランスフアゲート42〜42、43〜43
を介して排他的オアゲート44〜44に入力され
ている。このトランスフアゲート42〜42には、
上記ラツチ38のインパータ39を経た反転出力が、他
方トランスフアゲート43〜43には、上記ラツチ
38の出力がそのまま開閉制御信号として与えられてい
る。
このため、アンドゲート36が開成して信号ψ01が出
力する時は、トランスフアゲート43〜43の方が
開成され、他方、アンドゲート37が開成して信号ψ
02が出力する時は、トランスフアゲート42〜42
が開成される。
上記排他的オアゲート44〜44には、上記チヤン
ネル値chの各ビツト値もそのまま入力され、この排他
的オアゲート44〜44の各出力はノアゲート45
に入力される。
このノアゲート45の出力は、アンドゲート46に入力
され、このアンドゲート46には、上記キーオン信号K
Oも入力され、上記空信号E、キーオフ減衰信号KF及
びキーオン減衰信号ROが入力されるオアゲート47の
出力も入力され、アンドゲート46の出力は、チヤンネ
ル割当信号KO1としてキーコードメモリ3及びエンベ
ロープ制御部6に入力される。また、このチヤンネル割
当信号KO1は、本実施例では第1実施例の場合のキー
オン信号KOの代わりに、チヤンネル検索部11のアン
ドゲート23に反転されて入力される。
次に本実施例のチヤンネル割当部12の動作について説
明する。
いま、ラツチ38の内容が「1」になつたとすると、ア
ンドゲート36及びトランスフアゲート43〜43
が開成される。そして、チヤンネル割当可能なチヤンネ
ルが検索されてチヤンネル検査部11より書換信号ψ
が出力すると、アンドゲートより信号ψ01が出力し
て、第1ラツチ40にその時の出力チヤンネル値chが
ラツチされる。
その後、チヤンネル一周期間経過して、ラツチ38の内
容が「1」から「0」に反転すると、アンドゲート37
及びトランスフアゲート42〜42の方が開成され
る。そして、今度は書換信号ψが入力されると、信号
ψ02が出力するから、第2ラツチ41の方にチヤンネ
ル値chがラツチされることになる。このチヤンネル周
期の間に入力されるチヤンネル値chと、上記第1ラツ
チ40にラツチされたチヤンネル値とが一致すれば、ノ
アゲート45が出力する。
そして、この間にキーオン信号KOが与えられると、ア
ンドゲート46が開成されるから、チヤンネル割当信号
KO1が出力してチヤンネル割当が行なわれる。また同
時に、このキーオン信号KOが与えられても、チヤンネ
ル検索部11のアンドゲート23は閉成されないから、
上記の第2ラツチ41へのチヤンネル値chのラツチは
停止されることなく続けられる。
こうして、一方のラツチが実際に割当てを行なうチヤン
ネルを指定している間に、他のラツチでは次に割当てる
べきチヤンネル値がラツチされていくから、チヤンネル
割当を次々と行なうことが出来る利点がある。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明は、押鍵中で減衰発音中の音
が割当てられているチヤンネルにも、新たな音を割当て
て発音させるようにしたから、チヤンネル割当てを無駄
なく効率的に行なうことができ、また、空チヤンネルを
最優先としてチヤンネル割当を行ない、しかも空チヤン
ネルがなく全て押鍵中の場合は、エンベロープ値比較を
行なってエンベロープ値の小さいチャンネルへ割り当て
るようにし、離鍵されたチャンネルがあるときはそのチ
ャンネルへ優先して割り当てるが、押鍵中のチャンネル
のエンベロープ値が離鍵されたチャンネルのエンベロー
プ値より一定値以上小さいときのみその押鍵中のチャン
ネルへ割り当てるようにしているから、例えばピアノの
音のような減衰音ではアタック音が生きてくる等、従来
の方式により有効にチャンネルを使うことができる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の第1実施例を示し、第1図は
全体のブロック回路図、第2図はチヤンネル検索部11
の回路図、第3図はチヤンネル割当部12の回路図であ
り、第4図は第2実施例のチヤンネル割当部12の回路
図である。 11……チヤンネル検索部、12……チヤンネル割当
部、14……ラツチ、15……比較回路、22……ホー
ルド回路、31……ラツチ、40……第1ラツチ、41
……第2ラツチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−21813(JP,A) 特開 昭51−43121(JP,A) 特開 昭52−25613(JP,A) 特開 昭55−140893(JP,A) 特開 昭55−164896(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】押鍵中であっても出力楽音のエンベロープ
    が徐々に減衰するポリフォニックの電子楽器において、 複数の楽音発生チャンネルのうち発音状態にない空チャ
    ンネルを検出する第1の手段と、 上記複数の楽音発生チャンネルのうち離鍵中で且つエン
    ベロープが最も減衰しているチャンネルを検出する第2
    の手段と、 上記複数の楽音発生チャンネルのうち押鍵中で且つエン
    ベロープが最も減衰しているチャンネルを検出する第3
    の手段と、 上記第1の手段で検出されたチャンネルを最優先とし、
    上記第1の手段で空チャンネルを検出していないときは
    上記第2の手段で検出されたチャンネルを優先するが、
    上記第3の手段で検出されたチャンネルのエンベロープ
    の減衰が上記第2の手段で検出されたチャンネルのエン
    ベロープの減衰を一定値以上上回っているときは上記第
    3の手段で検出されたチャンネルをもって新たな押鍵に
    対応する楽音を割り当てるべきチャンネルとして決定
    し、該楽音発生チャンネルに楽音割当てを行なう割当手
    段と、 を具備してなる電子楽器のチャンネル割当装置。
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DE3814209A1 (de) * 1987-05-02 1988-11-17 Vdo Schindling Verfahren zum verloeten der anschluesse eines elektronischen bauteils sowie folie zur durchfuehrung des verfahrens

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