JPH065857A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JPH065857A JPH065857A JP16091292A JP16091292A JPH065857A JP H065857 A JPH065857 A JP H065857A JP 16091292 A JP16091292 A JP 16091292A JP 16091292 A JP16091292 A JP 16091292A JP H065857 A JPH065857 A JP H065857A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L29/00—Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/66—Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/68—Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
- H01L29/76—Unipolar devices, e.g. field effect transistors
- H01L29/772—Field effect transistors
- H01L29/78—Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate
- H01L29/785—Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate having a channel with a horizontal current flow in a vertical sidewall of a semiconductor body, e.g. FinFET, MuGFET
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- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 縦型超薄膜トランジスタにおいて、ゲート電
極の形成を改善し、チャネル領域のチャネル長が一様な
半導体装置を提供する。 【構成】 基板10の上部には突出部20が形成されて
おり、この突出部20の両側には、ドレイン領域22、
ソース領域24が形成されて、このドレイン領域22、
ソース領域24に挟まれた領域にチャネル領域26が形
成されている。また、基板10および突出部20の表面
はすべてSiO2 で形成される酸化膜によって覆われて
おり、チャネル領域26の表面にはゲート電極32が形
成されている。更に、ゲート電極32を形成する際に、
poly−Si膜を基板全面が平坦になるように形成す
るので、パターニングし易く、従って、エッチングによ
ってゲート幅が均一なゲート電極32が形成され、チャ
ネル長Lは常に一定となる。
極の形成を改善し、チャネル領域のチャネル長が一様な
半導体装置を提供する。 【構成】 基板10の上部には突出部20が形成されて
おり、この突出部20の両側には、ドレイン領域22、
ソース領域24が形成されて、このドレイン領域22、
ソース領域24に挟まれた領域にチャネル領域26が形
成されている。また、基板10および突出部20の表面
はすべてSiO2 で形成される酸化膜によって覆われて
おり、チャネル領域26の表面にはゲート電極32が形
成されている。更に、ゲート電極32を形成する際に、
poly−Si膜を基板全面が平坦になるように形成す
るので、パターニングし易く、従って、エッチングによ
ってゲート幅が均一なゲート電極32が形成され、チャ
ネル長Lは常に一定となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板上にMOS
トランジスタなどの素子を形成する半導体装置に関す
る。
トランジスタなどの素子を形成する半導体装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種の半導体装置が提案され
ており、特にMOSトランジスタを内蔵したものが多く
利用されている。そして、このような半導体装置におい
ては、その集積度を上昇させるために素子構造の微細化
が進んでいる。
ており、特にMOSトランジスタを内蔵したものが多く
利用されている。そして、このような半導体装置におい
ては、その集積度を上昇させるために素子構造の微細化
が進んでいる。
【0003】ここで、通常の半導体装置は、平板状の半
導体基板(例えば、Si基板)の所定の領域に複数のM
OSトランジスタを形成している場合が多い。この場合
には、ゲート領域を薄い絶縁層を介しゲート電極で覆っ
た状態でその両側の領域にイオンをドープして、ソース
領域、ドレイン領域を形成しMOSトランジスタを半導
体基板の所定領域に形成している。そして、このような
半導体装置のMOSトランジスタを微細化していくと、
各種の問題が生じる。すなわち、ドレイン付近の電界増
加に伴いドレイン空乏層がソース近傍の電位障壁近くま
で伸びパンチスルー電流が発生するなどの短チャネル効
果が発生したり、チャネル内における電界強度の増加に
伴いキャリアのエネルギーが増加し衝突電離により電子
正孔対が発生するホットキャリア効果が発生したり、さ
らにチャネルの垂直方向の電界が大きくなりキャリアの
移動度が小さくなったり、隣接する素子との素子分離が
十分行えなくなる等の問題が発生する。従って、従来の
半導体装置では、そのゲート長をサブミクロン程度以下
とすると、十分な性能、信頼性を保持できないという問
題点があった。
導体基板(例えば、Si基板)の所定の領域に複数のM
OSトランジスタを形成している場合が多い。この場合
には、ゲート領域を薄い絶縁層を介しゲート電極で覆っ
た状態でその両側の領域にイオンをドープして、ソース
領域、ドレイン領域を形成しMOSトランジスタを半導
体基板の所定領域に形成している。そして、このような
半導体装置のMOSトランジスタを微細化していくと、
各種の問題が生じる。すなわち、ドレイン付近の電界増
加に伴いドレイン空乏層がソース近傍の電位障壁近くま
で伸びパンチスルー電流が発生するなどの短チャネル効
果が発生したり、チャネル内における電界強度の増加に
伴いキャリアのエネルギーが増加し衝突電離により電子
正孔対が発生するホットキャリア効果が発生したり、さ
らにチャネルの垂直方向の電界が大きくなりキャリアの
移動度が小さくなったり、隣接する素子との素子分離が
十分行えなくなる等の問題が発生する。従って、従来の
半導体装置では、そのゲート長をサブミクロン程度以下
とすると、十分な性能、信頼性を保持できないという問
題点があった。
【0004】一方、これらの問題点を改善するものとし
て、SOI(Silicon OnInsulato
r)超薄膜トランジスタが提案されている。このSOI
超薄膜トランジスタは、半導体基板上に酸化絶縁膜を形
成し、この酸化絶縁膜上にソース、ゲート、ドレイン領
域を形成したものである。この超薄膜トランジスタによ
れば、絶縁膜上にトランジスタを形成するため、短チャ
ネル効果、ホットキャリア効果の発生を抑制できると共
に、チャネル全体に電圧を印加できるため垂直方向の電
界を小さくしてキャリア移動度を大きく維持でき、さら
に素子分離性に優れているという効果が得られる。
て、SOI(Silicon OnInsulato
r)超薄膜トランジスタが提案されている。このSOI
超薄膜トランジスタは、半導体基板上に酸化絶縁膜を形
成し、この酸化絶縁膜上にソース、ゲート、ドレイン領
域を形成したものである。この超薄膜トランジスタによ
れば、絶縁膜上にトランジスタを形成するため、短チャ
ネル効果、ホットキャリア効果の発生を抑制できると共
に、チャネル全体に電圧を印加できるため垂直方向の電
界を小さくしてキャリア移動度を大きく維持でき、さら
に素子分離性に優れているという効果が得られる。
【0005】しかし、この超薄膜トランジスタはその構
造上、絶縁膜上にトランジスタを形成するためのSi基
板を形成することが必要である。ところが、絶縁膜(例
えば、SiO2 )にSi単結晶層を形成することは技術
的に非常に難しい。特に、良質なSiエピタキシャル膜
を形成することは現在のところ不可能であり、好適な性
能を持つ超薄膜トランジスタを製造することは困難であ
った。
造上、絶縁膜上にトランジスタを形成するためのSi基
板を形成することが必要である。ところが、絶縁膜(例
えば、SiO2 )にSi単結晶層を形成することは技術
的に非常に難しい。特に、良質なSiエピタキシャル膜
を形成することは現在のところ不可能であり、好適な性
能を持つ超薄膜トランジスタを製造することは困難であ
った。
【0006】そこで、本願発明者らは、超薄膜トランジ
スタに類似の効果を得られる半導体装置として、Si基
板上に突出部を設け、この突出部内にソース、チャネ
ル、ドレイン領域を設ける縦型超薄膜トランジスタを特
願平4−17176号で提案している。すなわち、この
縦型超薄膜トランジスタは、Si基板上に突起部を異方
性エッチングによって形成している。そして、絶縁体膜
(いわゆる、ゲート酸化膜)を介し配置された導電膜で
あるポリシリコン膜(poly−Si膜)からなるゲー
ト電極が、この突起部の中央部分にカバーしており、ゲ
ート電極の内側をチャネル領域とし、その両側がドレイ
ン領域、ソース領域とされている。そして、ゲート電極
は、このポリシリコン膜形成後、その上にゲート加工用
のレジストを形成し、フォトリソグラフィによりパター
ニングして、エッチングすることによって形成される。
一方、ドレイン領域、ソース領域及びチャネル領域の下
方に、基板の組成がそのまま残る素子分離部を形成して
いる。
スタに類似の効果を得られる半導体装置として、Si基
板上に突出部を設け、この突出部内にソース、チャネ
ル、ドレイン領域を設ける縦型超薄膜トランジスタを特
願平4−17176号で提案している。すなわち、この
縦型超薄膜トランジスタは、Si基板上に突起部を異方
性エッチングによって形成している。そして、絶縁体膜
(いわゆる、ゲート酸化膜)を介し配置された導電膜で
あるポリシリコン膜(poly−Si膜)からなるゲー
ト電極が、この突起部の中央部分にカバーしており、ゲ
ート電極の内側をチャネル領域とし、その両側がドレイ
ン領域、ソース領域とされている。そして、ゲート電極
は、このポリシリコン膜形成後、その上にゲート加工用
のレジストを形成し、フォトリソグラフィによりパター
ニングして、エッチングすることによって形成される。
一方、ドレイン領域、ソース領域及びチャネル領域の下
方に、基板の組成がそのまま残る素子分離部を形成して
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
縦型超薄膜トランジスタにおいて、フォトリソグラフィ
により所望のゲート電極のパターニングをすることは、
困難であった。すなわち、上述の縦型超薄膜トランジス
タは、素子領域を突出形成するので、その基板上に深い
段差を有する。従って、その形状に沿ってポリシリコン
膜を形成すると、その全面にゲート加工用のレジスト層
を形成し、フォトリソグラフィによってゲート電極のパ
ターニングする場合、どうしても凹部のフォトリソグラ
フィの解像度は、突出部上面のそれに比べて悪化してし
まい、レジストが残留してしまう。このため、ポリシリ
コン膜を垂直にエッチングすることができなかった。
縦型超薄膜トランジスタにおいて、フォトリソグラフィ
により所望のゲート電極のパターニングをすることは、
困難であった。すなわち、上述の縦型超薄膜トランジス
タは、素子領域を突出形成するので、その基板上に深い
段差を有する。従って、その形状に沿ってポリシリコン
膜を形成すると、その全面にゲート加工用のレジスト層
を形成し、フォトリソグラフィによってゲート電極のパ
ターニングする場合、どうしても凹部のフォトリソグラ
フィの解像度は、突出部上面のそれに比べて悪化してし
まい、レジストが残留してしまう。このため、ポリシリ
コン膜を垂直にエッチングすることができなかった。
【0008】従って、上述のように形成されたゲート電
極によって覆われたチャネル領域のチャネル長は、チャ
ネル領域の下方に行くにしたがって長くなる、すなわち
チャネル長が一様でなくなるため、良好なゲート電極を
得ることができなかった。
極によって覆われたチャネル領域のチャネル長は、チャ
ネル領域の下方に行くにしたがって長くなる、すなわち
チャネル長が一様でなくなるため、良好なゲート電極を
得ることができなかった。
【0009】本発明は、上記問題を解決することを課題
としてなされたものであり、縦型超薄膜トランジスタに
おいて、ゲート電極の形成を改善し、チャネル領域のチ
ャネル長が一様な半導体装置を提供することを目的とす
る。
としてなされたものであり、縦型超薄膜トランジスタに
おいて、ゲート電極の形成を改善し、チャネル領域のチ
ャネル長が一様な半導体装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
は、半導体基板上に素子領域を突出形成し、ここにソー
ス領域と、ドレイン領域と、該ソース領域及びドレイン
領域間にチャネル領域と、を設け、そのチャネル領域に
絶縁体膜を介して電界を印加するゲート電極を設けた電
界トランジスタを有する半導体装置において、ゲート電
極は、前記素子領域の上面を覆い、かつ前記素子領域間
を埋め尽くすように形成され、その前記素子領域間に形
成された導電膜の上面と前記素子領域の上面を覆うよう
に形成された導電膜の上面がほぼ面一となっていること
を特徴とする。
は、半導体基板上に素子領域を突出形成し、ここにソー
ス領域と、ドレイン領域と、該ソース領域及びドレイン
領域間にチャネル領域と、を設け、そのチャネル領域に
絶縁体膜を介して電界を印加するゲート電極を設けた電
界トランジスタを有する半導体装置において、ゲート電
極は、前記素子領域の上面を覆い、かつ前記素子領域間
を埋め尽くすように形成され、その前記素子領域間に形
成された導電膜の上面と前記素子領域の上面を覆うよう
に形成された導電膜の上面がほぼ面一となっていること
を特徴とする。
【0011】
【作用】本発明に係る半導体装置において、ゲート電極
となる導電膜(ポリシリコン膜)が素子領域の上面を覆
い、かつ前記素子領域間を埋め尽くすように形成され、
その際その前記素子領域間に形成された導電膜の上面と
前記素子領域の上面を覆うように形成された導電膜の上
面がほぼ面一となっている。このため、この導電膜の上
にゲート加工用のレジストを形成し、フォトリソグラフ
ィによってゲート電極のパターニングをする場合、フォ
トリソグラフィの解像に不均一が生じず、レジストが残
留することがない。従って、導電膜(ポリシリコン膜)
を異方性エッチング装置により垂直にエッチングするこ
とができる。
となる導電膜(ポリシリコン膜)が素子領域の上面を覆
い、かつ前記素子領域間を埋め尽くすように形成され、
その際その前記素子領域間に形成された導電膜の上面と
前記素子領域の上面を覆うように形成された導電膜の上
面がほぼ面一となっている。このため、この導電膜の上
にゲート加工用のレジストを形成し、フォトリソグラフ
ィによってゲート電極のパターニングをする場合、フォ
トリソグラフィの解像に不均一が生じず、レジストが残
留することがない。従って、導電膜(ポリシリコン膜)
を異方性エッチング装置により垂直にエッチングするこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る半導体装置について、図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0013】図1は、上述のようにして製造された半導
体装置の構成を説明するための斜視図である。
体装置の構成を説明するための斜視図である。
【0014】p型のSi基板10の上部には、突出部2
0が形成されている。そして、この突出部20の両側に
は、n+ 型のドレイン領域22、n+ 型のソース領域2
4が形成されており、このドレイン領域22、ソース領
域24に挟まれた領域に基板10と同じp型のチャネル
領域26が形成されている。そして、これらドレイン領
域22、ソース領域24、チャネル領域26はその下端
が突出部20内に収まっており、突出部20の下部には
基板10の一部である素子分離部28が形成されてい
る。
0が形成されている。そして、この突出部20の両側に
は、n+ 型のドレイン領域22、n+ 型のソース領域2
4が形成されており、このドレイン領域22、ソース領
域24に挟まれた領域に基板10と同じp型のチャネル
領域26が形成されている。そして、これらドレイン領
域22、ソース領域24、チャネル領域26はその下端
が突出部20内に収まっており、突出部20の下部には
基板10の一部である素子分離部28が形成されてい
る。
【0015】また、基板10及び突出部20の表面はす
べてSiO2 で形成される酸化膜30によって覆われて
おり、チャネル領域26の表面にはゲート電極32が形
成されている。このため、この酸化膜30はゲート酸化
膜として機能する。また、ゲート電極32は、外部との
電気的接続のため、基板10の所定の端部まで引き回さ
れている。
べてSiO2 で形成される酸化膜30によって覆われて
おり、チャネル領域26の表面にはゲート電極32が形
成されている。このため、この酸化膜30はゲート酸化
膜として機能する。また、ゲート電極32は、外部との
電気的接続のため、基板10の所定の端部まで引き回さ
れている。
【0016】特に、ゲート電極32(poly−Si膜
によって形成されている)が突出部20の上面を覆い、
かつ突出部20間を埋め尽くすように形成されている。
さらに、その突出部20間に形成されたゲート電極32
の上面と突出部20の上面を覆うように形成されたゲー
ト電極32の上面はほぼ面一となっている。また、図2
に示されるように、ゲート電極32は精度良く形成され
ているので、そのゲート幅が一定である。従って、この
ゲート電極32に覆われているチャネル領域26のチャ
ネル長Lは、常に一定となっている。
によって形成されている)が突出部20の上面を覆い、
かつ突出部20間を埋め尽くすように形成されている。
さらに、その突出部20間に形成されたゲート電極32
の上面と突出部20の上面を覆うように形成されたゲー
ト電極32の上面はほぼ面一となっている。また、図2
に示されるように、ゲート電極32は精度良く形成され
ているので、そのゲート幅が一定である。従って、この
ゲート電極32に覆われているチャネル領域26のチャ
ネル長Lは、常に一定となっている。
【0017】一方、このような半導体装置では、突出部
20内に1つのMOSトランジスタが構成されている。
従って、ドレイン領域22、ソース領域24にそれぞれ
ドレイン電極、ソース電極を接続すれば、ゲート電極3
2への電圧の印加によって、チャネル領域26の電位を
制御しドレイン領域22→ソース領域24間の電流を制
御することができる。この例では、形成されているMO
Sトランジスタがnチャネルであるため、ゲート電極に
正の電圧を印加することによって、電流が流れる。
20内に1つのMOSトランジスタが構成されている。
従って、ドレイン領域22、ソース領域24にそれぞれ
ドレイン電極、ソース電極を接続すれば、ゲート電極3
2への電圧の印加によって、チャネル領域26の電位を
制御しドレイン領域22→ソース領域24間の電流を制
御することができる。この例では、形成されているMO
Sトランジスタがnチャネルであるため、ゲート電極に
正の電圧を印加することによって、電流が流れる。
【0018】さらに、前述の素子分離部28は基板10
の一部である。そこで、衝突電離によって発生する基板
と同極性の余剰キャリア(本例の場合、正孔)が基板1
0に排出されることになり、チャネル領域26に溜まる
ことがない。従って、余剰キャリアの蓄積に伴うキンク
(Kink)現象の発生がなく、また余剰の正孔による
疑似短チャネル効果の発生がない。また、消費電力によ
り発生した熱が基板10に容易に拡散するため、チャネ
ル領域26の加熱を防止することができる。
の一部である。そこで、衝突電離によって発生する基板
と同極性の余剰キャリア(本例の場合、正孔)が基板1
0に排出されることになり、チャネル領域26に溜まる
ことがない。従って、余剰キャリアの蓄積に伴うキンク
(Kink)現象の発生がなく、また余剰の正孔による
疑似短チャネル効果の発生がない。また、消費電力によ
り発生した熱が基板10に容易に拡散するため、チャネ
ル領域26の加熱を防止することができる。
【0019】さらに、トランジスタを縦型とし、チャネ
ル領域26をゲート電極32によって取り囲んでいるた
め、チャネル領域全体の電圧を所定の値に制御すること
ができ、動作性能を非常に高いものとすることができ
る。
ル領域26をゲート電極32によって取り囲んでいるた
め、チャネル領域全体の電圧を所定の値に制御すること
ができ、動作性能を非常に高いものとすることができ
る。
【0020】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
について、図面に基づいて説明する。
について、図面に基づいて説明する。
【0021】本実施例の半導体装置の製造方法につい
て、図3に基づいて説明する。まず、Si単結晶からな
る基板10表面上に、SiO2 膜(またはSiN膜)に
よる線幅0.1μm程度の線状パターンを形成する(S
1)。この線状パターンの形成は、電子(EB)ビーム
描画露光装置及び多層レジスト露光技術などを利用した
超微細パターニング技術によって行う。そして、このS
iO2 (またはSiN)線状パターンをマスクとして、
RIE(Reactive Ion Etch- in
g)などによって基板10に異方性エッチングを施し、
所定の凹部40を形成して突出部20を形成する(S
2)。次に、このマスクとして機能したSiO2 パター
ン12を除去して、基板10の全表面を熱酸化しSiO
2 酸化膜30を形成する(S3)。そして、全表面にポ
リシリコン膜(Poly−Si膜)を形成する(S
4)。
て、図3に基づいて説明する。まず、Si単結晶からな
る基板10表面上に、SiO2 膜(またはSiN膜)に
よる線幅0.1μm程度の線状パターンを形成する(S
1)。この線状パターンの形成は、電子(EB)ビーム
描画露光装置及び多層レジスト露光技術などを利用した
超微細パターニング技術によって行う。そして、このS
iO2 (またはSiN)線状パターンをマスクとして、
RIE(Reactive Ion Etch- in
g)などによって基板10に異方性エッチングを施し、
所定の凹部40を形成して突出部20を形成する(S
2)。次に、このマスクとして機能したSiO2 パター
ン12を除去して、基板10の全表面を熱酸化しSiO
2 酸化膜30を形成する(S3)。そして、全表面にポ
リシリコン膜(Poly−Si膜)を形成する(S
4)。
【0022】本発明の特徴的なことは、Poly−Si
膜が凹部40を埋め尽くすように形成され、かつ全面に
形成されたPoly−Si膜の上面が平坦な面とするこ
とである。すなわち、本実施例において、突出部20間
を0.4μmとすると、poly−Si膜は夫々の突出
部20の側壁から0.2μmの膜厚になるようにCVD
(Chemical Vapor Depositio
n:化学蒸着)法によって形成される。従って、突出部
20間はpoly−Si膜で隙間なく埋め尽くされ、更
に突出部20の上面には、膜厚0.2μmのpoly−
Si膜が形成されている。このため、平坦なpoly−
Si膜の上面にゲート加工用レジスト層を形成して、容
易にフォトリソグラフィによってゲート電極32に該当
する部分をパターニングすることができる。このパター
ニングの後、選択性の高い異方性エッチングによって、
良好な形状のゲート電極32を形成する(S5)。
膜が凹部40を埋め尽くすように形成され、かつ全面に
形成されたPoly−Si膜の上面が平坦な面とするこ
とである。すなわち、本実施例において、突出部20間
を0.4μmとすると、poly−Si膜は夫々の突出
部20の側壁から0.2μmの膜厚になるようにCVD
(Chemical Vapor Depositio
n:化学蒸着)法によって形成される。従って、突出部
20間はpoly−Si膜で隙間なく埋め尽くされ、更
に突出部20の上面には、膜厚0.2μmのpoly−
Si膜が形成されている。このため、平坦なpoly−
Si膜の上面にゲート加工用レジスト層を形成して、容
易にフォトリソグラフィによってゲート電極32に該当
する部分をパターニングすることができる。このパター
ニングの後、選択性の高い異方性エッチングによって、
良好な形状のゲート電極32を形成する(S5)。
【0023】その後、イオン注入によりドレイン領域2
2、ソース領域24を形成する(本実施例では、例えば
リンの注入によるn+ 領域の形成)。ここで、このイオ
ン注入は、不純物の照射方向をマスク、電圧印加などに
よって斜め方向のみに限定する斜入射イオン注入装置に
よって行う(S6)。そして、ソース及びドレイン領域
の酸化膜を除去したのち、必要に応じてアニール処理を
行って各領域の結晶構造等を調整する。
2、ソース領域24を形成する(本実施例では、例えば
リンの注入によるn+ 領域の形成)。ここで、このイオ
ン注入は、不純物の照射方向をマスク、電圧印加などに
よって斜め方向のみに限定する斜入射イオン注入装置に
よって行う(S6)。そして、ソース及びドレイン領域
の酸化膜を除去したのち、必要に応じてアニール処理を
行って各領域の結晶構造等を調整する。
【0024】なお、図示しないが、マスクとして機能し
たSiO2 パターン12を除去することなく、突出部2
0の上面の酸化膜厚を他の部分より厚めにしておいても
良い。その場合には、ゲート電極32形成時に選択性の
低いエッチングを行っても、深い凹部40に形成されて
いるpoly−Si膜をエッチングしている間に、突出
部20上面の薄いpoly−Si膜を削り終え、更に酸
化膜30をエッチングし、基板10を露出させてしてし
まうことがない。
たSiO2 パターン12を除去することなく、突出部2
0の上面の酸化膜厚を他の部分より厚めにしておいても
良い。その場合には、ゲート電極32形成時に選択性の
低いエッチングを行っても、深い凹部40に形成されて
いるpoly−Si膜をエッチングしている間に、突出
部20上面の薄いpoly−Si膜を削り終え、更に酸
化膜30をエッチングし、基板10を露出させてしてし
まうことがない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る半導
体装置によれば、ゲート電極となる導電膜(ポリシリコ
ン膜)が素子領域の上面を覆い、かつ前記素子領域間を
埋め尽くすように形成され、その際その前記素子領域間
に形成された導電膜の上面と前記素子領域の上面を覆う
ように形成された導電膜の上面がほぼ面一となってい
る。このため、この導電膜の上にゲート加工用のレジス
トを形成し、フォトリソグラフィによってゲート電極の
パターンする場合、容易に精度良く微細なパターニング
をすることができる。
体装置によれば、ゲート電極となる導電膜(ポリシリコ
ン膜)が素子領域の上面を覆い、かつ前記素子領域間を
埋め尽くすように形成され、その際その前記素子領域間
に形成された導電膜の上面と前記素子領域の上面を覆う
ように形成された導電膜の上面がほぼ面一となってい
る。このため、この導電膜の上にゲート加工用のレジス
トを形成し、フォトリソグラフィによってゲート電極の
パターンする場合、容易に精度良く微細なパターニング
をすることができる。
【0026】また、上述のパターニングによって、導電
膜(ポリシリコン膜)を垂直にエッチングすることがで
き、チャネル領域のチャネル長が一様なゲート電極を得
ることができる。
膜(ポリシリコン膜)を垂直にエッチングすることがで
き、チャネル領域のチャネル長が一様なゲート電極を得
ることができる。
【図1】半導体装置の構成を示す斜視図である。
【図2】半導体装置のゲート電極の形状を説明する側面
図である。
図である。
【図3】半導体装置の製造工程の説明図である。
10 基板 12 SiO2 パターン 20 突出部 22 ドレイン領域 24 ソース領域 26 チャネル領域 30 酸化膜 32 ゲート電極 40 凹部 L チャネル長
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体基板上に素子領域を突出形成し、
ここにソース領域と、ドレイン領域と、該ソース領域及
びドレイン領域間にチャネル領域と、を設け、そのチャ
ネル領域に絶縁体膜を介して電界を印加するゲート電極
を設けた電界効果トランジスタを有する半導体装置にお
いて、 ゲート電極は、前記素子領域の上面を覆い、かつ前記素
子領域間を埋め尽くすように形成され、その前記素子領
域間に形成された導電膜の上面と前記素子領域の上面を
覆うように形成された導電膜の上面がほぼ面一となって
いることを特徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16091292A JPH065857A (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16091292A JPH065857A (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH065857A true JPH065857A (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=15725011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16091292A Pending JPH065857A (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065857A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10653417B2 (en) | 2006-01-31 | 2020-05-19 | Ethicon Llc | Surgical instrument |
-
1992
- 1992-06-19 JP JP16091292A patent/JPH065857A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10653417B2 (en) | 2006-01-31 | 2020-05-19 | Ethicon Llc | Surgical instrument |
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