JPH0658526B2 - マスク欠陥検査装置 - Google Patents

マスク欠陥検査装置

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JPH0658526B2
JPH0658526B2 JP188186A JP188186A JPH0658526B2 JP H0658526 B2 JPH0658526 B2 JP H0658526B2 JP 188186 A JP188186 A JP 188186A JP 188186 A JP188186 A JP 188186A JP H0658526 B2 JPH0658526 B2 JP H0658526B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、マスクの欠陥検査装置に係り、特にパターニ
ングされた半導体集積回路に発生する微細な欠陥を電子
線を用いて自動的に検出するマスクの欠陥検査装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
集積回路パタンを被加工基板に転写し形成する方法とし
て、X線露光が注目されている。X線露光法では紫外線
露光にくらべ波長が数10Å以下と短いため、微細パタン
を形成できる利点を有している。X線マスクの検査とし
ては、光学顕微鏡,走査電子顕微鏡(SEM)による目視観
察が主として用いられているが、集積回路の高密度化が
進むにつれ、パタン幅が0.5μm程度では光学顕微鏡を
用いた観察は不可能となり、また、SEM観察では検査領
域が100μmぐらいの大きさとなり、目視による欠陥
検査はますます効率の悪いものとなり、自動検査装置に
対する要求が高まつてきている。このため、サブミクロ
ンパタンを有するX線マスク検査では、分解能の高い電
子ビームを用いた検査方式が提案されている(電子ビー
ムを用いたマスク欠陥検査装置の検討…和田,久本,水
上,右高電子通信学会論文誌80/12 Vol J36-C No12 P81
7〜823)。
電子線を用いた欠陥検査装置では、電子線でX線マスク
を照射して得られる検出信号を増幅し、2値情報に変換
する信号検出部が重要である。通常、1回のラスタ走査
では2次電子量が少ないため、SN比の高い信号が得られ
ない。正確な検出信号を得るためには、電子線照射時間
を長くしなければならない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、上記電子線を用いた欠陥検査装置において、
SN比改善のため電子線照射時間を長くすると、電子線に
よるパタン損傷,チヤージアツプによる走査線の歪が発
生する欠点があり、かつ、照射時間が長くなることによ
り検査時間が増大する。一方、通常のSEM像は2次電子
検出器1個を用いて画像生成を行なつているため、検出
器位置の方向性が生じ、片方のエツジのみ強調されると
いう現象が起き、実際のパタン形状が正しく反映されな
い。この場合、検出器に近い方のエツジがその反対側の
エツジより強くあらわれる。
また、X線に対して透過性の材料が(ホコリ等)がパタ
ン上に付着した場合でも、二次電子検査器で欠陥として
検出されてしまう問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明は、X線マスク等が薄膜形成で構成され、
透過電子信号が同時に得られることに着目し、電子線に
より走査したとき検出される二次電子信号と透過電子信
号を併用処理することにより、電子線照射時間を増加さ
せずに検出信号のSN比を改善するとともに、パタンエツ
ジのダレ,ホコリ等による疑似欠陥を除去したX線マス
ク欠陥検査装置を提供するものである。
すなわち、本発明は、電子線で走査することにより二次
電子信号が得られると共に透過電子信号が得られるマス
クを電子線で走査し、該マスク表面からパタン形状に対
応して発生する二次電子信号を検出して得られた画像信
号を、該マスク上のチツプ又は設計データから得られた
画像信号と比較し、該マスク上の欠陥を検出する装置に
関するものであつて、本発明においては、電子線により
X線マスク等をラスタ走査し、パタンエツジ表面部で発
生する二次電子信号を複数個の二次電子検出器で検出
し、その信号の和を求め、さらに同一走査時にパタンエ
ツジ部を透過した電子を透過電子検出器で検出し、先に
検出した二次電子の和信号と演算処理することにより、
検査信号のSN比を向上させるとともに、パタンエツジの
ダレやホコリ等によつて発生する疑似欠陥を除去するこ
とを最も主要な特徴とする。従来の技術では、1個の二
次電子信号を用いて検査信号を処理しており、検査信号
のSN比の向上を図るため、パタン部をくりかえし走査を
行なつているが、コンタミネーシヨン、チヤージアツプ
等の問題を生じていた。
〔作用〕
X線マスクパタン部は薄膜形成で構成されているため、
X線マスク上を電子線で走査するとき、マスクパタン表
面から発生する二次電子信号と共に、マスクパタンを透
過した透過電子信号を同時に検出することができる。
従来の技術では、マスクパタン表面から発生する二次電
子のみを用い検査信号処理をしているため、上述の問題
が生じていた。
本発明では、X線マスクパタン部が十分薄く、上記透過
電子信号が得られることに着目し、二次電子信号と透過
電子信号を演算処理する構成を得たもので、電子線照射
時間を増加させることなく検査信号のSN比を改善でき、
また、パタンエツジのダレ,ホコリ等による疑似欠陥を
除去できる。
〔実施例〕
第1図は本発明の第1の実施例を示す構成図であつて、
1は電子線照射器、2は複数の二次電子検出器、3は透
過電子検出器、4はX線マスク、5は試料ステージ、6
は二次電子信号処理部、7は透過電子信号処理部、8は
演算処理部、9は2値化処理部である。
上記構成において、電子線照射器1より照射された電子
線は試料ステージ5上にセツトされたX線マスク4のパ
タン部を照射する。X線マスク4のパタン部は1〜2μ
mの溝膜で形成されており、パタンエツジで電子線は反
射および透過する。マスク表面上のパタンエツジから発
生した二次電子信号を、試料ステージ5上の例えば左,
右に配置した2個の二次電子検出器2により検出し、そ
れらの信号を二次電子信号処理部6で、左,右のエツジ
信号ごとに増幅、波形整形を行なう。
第2図にパタンエツジの検出信号を示すように、二次電
子検出器Aでの信号は片側のエツジのみ強調されるた
め、このまま2値化するとパタン形状が正しく反映され
ない。B側の検出信号も同様である。このため、左,右
に検出器A,Bを設置し、パタンの両エツジを均等に検出
するとともに、AとBの信号の和を求めることにより信
号レベルの向上も図れる(第2図A+B参照)。
さらに、第3図に示すように、パタンエツジを二次電子
信号検出(第1図2による)を行なうタイミングと同時
にパタンエツジを透過した電子を透過電子検出器3で検
出する。X線マスク4を二次電子信号検出器2と透過電
子検出器3により検出した信号は、たがいに反転した検
出信号が得られる。この透過電子検出器3で検出された
信号Cを、透過電子信号処理部7により二次電子信号処
理部6と同様に増幅,波形整形を行ない、波形を反転さ
せた後、基準レベル(第3図の例ではゼロレベル)まで
波形をシフトさせる。その信号C′を左,右の二次電子
信号を加算した値(A+B)に、さらに加える(A+B+C′)こ
とによりSN比の良い信号を得ることができる。また、二
次電子信号と透過電子信号とを演算処理した信号は、パ
タン上端部と下端部のエツジの平均値をとるため、パタ
ン上端部のエツジのみだれや下端部でのエツチング残り
等による発生する疑似欠陥を除去することができる。
第4図はほこり等の異物を検出する手段を説明する図で
ある。
X線マスク4上にほこり等が付着した場合の二次電子信
号と透過電子信号は、第4図のA+Bに示すように、二次
電子検出器2側のみに検出される。まず、透過電子信号
Cを基準レベル(第4図の例ではゼロレベル)まで波形
をシフトさせ、この透過電子信号C″と二次電子信号(A
+B)を加算処理(A+B+C″)することにより、ほこり、異
物の欠陥を検出することが可能である。
第5図は疑似欠陥処理の説明図である。
X線マスク検査では、ほこり等は疑似欠陥として処理す
る必要があるため、第5図に示す疑似欠陥の除去を行な
う。二次電子信号と透過電子信号を演算した信号(イ)お
よび(ロ)を、さらに(イ)-(ロ)の減算処理を施すことによ
り、ほこり等の疑似欠陥を除去すると共にSN比の良い信
号(ハ)を得ることができる。
なお以上、X線マスクの欠陥検査について説明したが、
本発明は、同様に二次電子信号と共に透過電子信号が得
られる場合に適用でき、X線マスクの欠陥検査のみなら
ず、例えば微細パタンをもつフオトマスクにも適用でき
る。また、ブランクマスクのホコリ,ピンホール検査に
も適用できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、X線マスクパタ
ン部を薄膜形成で構成されているため、X線マスク上を
電子線走査すると、マスクパタン表面から発生する二次
電子信号とマスクパタンを透過電子信号を同時に検出す
ることが可能なので、これらの二次電子信号と透過電子
信号を演算処理することにより、電子線照射時間を増加
させることなく検査信号のSN比を改善できるとともに、
パタンエツジのダレ,ホコリ等による疑似欠陥を除去で
きる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す構成図、 第2図はパタンエツジの検出信号を示す説明図、 第3図は検出信号の演算処理を示す図、 第4図はほこり等の異物を検出する手段の説明図、 第5図は疑似欠陥除去の例を示す説明図である。 1…電子線照射器 2…二次電子検出器 3…透過電子検出器 4…X線マスク 5…試料ステージ 6…二次電子信号処理部 7…透過電子信号処理部 8…演算処理部 9…2値化処理部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子線で走査することにより二次電子信号
    が得られると共に透過電子信号が得られるマスクを電子
    線で走査し、該マスク表面からパタン形状に対応して発
    生する電子信号を検出して得られた画像信号を、該マス
    ク上のチップ又は設計データから得られた画像信号と比
    較し、該マスク上の欠陥を検出する装置において、 少なくとも1個の透過電子検出器からなる電子信号検出
    部と、 電子信号検出部からの信号を処理する演算処理部とを具
    備することを特徴とするマスク欠陥検査装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載のマスク欠陥検
    査装置において、 前記電子信号検出部が、複数の二次電子検出器と1個の
    透過電子検出器とからなり、 前記信号の演算処理部を、複数の二次電子信号の和信号
    と透過電子信号を減算処理する構成としたことを特徴と
    するマスク欠陥検査装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載のマスク欠陥検
    査装置において、 前記電子信号検出部が、複数の二次電子検出器と1個の
    透過電子検出器とからなり、 前記信号の演算処理部を、複数の二次電子信号の和信号
    と透過電子信号を加算処理する構成としたことを特徴と
    するマスク欠陥検査装置。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項記載のマスク欠陥検
    査装置において、 前記電子信号検出部が、複数の二次電子検出器と1個の
    透過電子検出器とからなり、 前記信号の演算処理部を、複数の二次電子信号の和信号
    と透過電子信号を減算処理して得られた信号と、複数の
    二次電子信号の和信号と透過電子信号を加算処理して得
    られた信号とを減算処理する構成としたことを特徴とす
    るマスク欠陥検査装置。
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JP2007192595A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Horon:Kk 検査方法および検査装置

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