JP3268713B2 - X線マスク検査法 - Google Patents

X線マスク検査法

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JP3268713B2
JP3268713B2 JP7940195A JP7940195A JP3268713B2 JP 3268713 B2 JP3268713 B2 JP 3268713B2 JP 7940195 A JP7940195 A JP 7940195A JP 7940195 A JP7940195 A JP 7940195A JP 3268713 B2 JP3268713 B2 JP 3268713B2
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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路デバイ
ス製造に使用するX線マスクのパタン検査に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】X線露光法は0.2μmオーダの微細パ
タンを転写できる有望な技術である。しかし、X線露光
法ではX線マスク検査が非常に難しいという問題を解決
しなければならない。その大きな理由は、ホトマスク検
査では全く問題とならなかった0.1μm以下の微小欠
陥をX線マスク上で確実に検出しなければならないから
である。最近、X線マスク検査用に電子線を光源とし2
次電子信号から欠陥検出を行う高分解能の検査装置が開
発された。しかし、一般的に、検査装置による欠陥検出
性能はパタン種や試料条件(導電性・パタンのアスペク
ト比)等が大きく影響され、例えば、微小孔パタンは他
のパタン種(Lineパタン等)より検査が難しいこと
が知られている。この原因は、凹型形状で面積が非常に
小さいことと考えられる。図1に、微小孔パタンを有す
るX線マスクの電子線照射による2次電子検出系及び検
出例を示す。(a)は、微小孔パタンを有するX線マス
ク及び2次電子検出系、(b)は、同X線マスクからの
2次電子信号検出例である。ここで、1はX線マスク、
2は孔パタン、3は入射電子線、4は2次電子、5は2
次電子検出器である。図1(a)に示すように、X線マ
スク1に形成した微小孔パタン2に電子線3を走査し、
同表面から発生する2次電子4を2次電子検出器5で測
定すると、図1bに示すような2次電子信号が得られ
る。2次電子信号(図1(b))は、パタンエッヂにお
いて大きく増加するが孔パタン内では逆に減少し大きな
信号が得られない。これは、孔パタン内で発生した2次
電子の殆どが近接するパタン側壁に衝突し吸収され2次
電子検出器に到達できないためである。このように凹型
パタンでは大きな信号が得られず、その結果、X線マス
ク上の凹パタンの検査は非常に難しいと言える。従っ
て、このような凹パタンに対しても検出感度の高い検査
法を開発することが望まれている。一方、上記のような
X線マスク自体を検査対象とするマスク直接検査法で
は、例えば、孔パタン底部に残存した致命的欠陥を検出
できないという問題点がある。従って、この問題も早急
に解決することが望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決するために提案されたもので、X線マスク上の検出
感度の低いマスクパタンを直接検査する代わりに、X線
露光法等により検査の容易なパタンに変換し、それを検
査対象することによって、マスク直接検査では検出困難
な微小欠陥を容易に検出することを可能とさせる。ま
た、転写パタンに対する新しい検査法を工夫することに
よって、マスク欠陥と他の欠陥(プロセス欠陥)の正確
な区別を可能とさせることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、検査の難しい凹型パタン(例えば、孔パ
タン)を有するX線マスクの欠陥検査において、X線露
光による凹凸反転技術を用いることによってウエハ上に
凸型のパタン(柱パタンなど)を形成し、該反転転写像
を検査対象とすることを大きな特徴とするものである。
具体的には、 (1)同一設計データに基づいて作成された複数のマス
クを用いて、各マスクの反転転写像を形成し、各反転転
写像間で互いに対応する領域を比較検査することを特徴
とするX線マスク検査法。 (2)同一設計データに基づいて作成された複数のマス
クを用いて、各マスクの反転転写像を各々複数個づつ同
一基板上に形成する工程と、異なるマスクの反転転写像
間で互いに対応する領域を比較検査する第1の検査工程
と、同一マスクの反転転写像間で互いに対応する領域を
比較する第2の検査工程とから成ることを特徴とするX
線マスク検査法。 (3)異なるマスクの反転転写像間で互いに対応する領
域を比較検査した後に、同一マスクの反転転写像間で互
いに対応する領域を比較検査することを特徴とする
(2)記載のX線マスク検査法。 (4)異なるマスクの反転転写像間で互いに対応する領
域を比較検査して差異のある領域を抽出し、該抽出した
領域のみについて、同一マスクの反転転写像間で互いに
対応する領域を比較検査することを特徴とする(3)記
載のX線マスク検査法。 (5)マスクの設計データを反転させた反転設計データ
を作成する工程と、マスクの反転転写像を基板上に形成
する工程と、前記反転設計データと前記反転転写像間で
互いに対応する領域を比較検査することを特徴とするX
線マスク検査法 。 (6)マスクの設計データを反転させた反転設計
データを作成する工程と、マスクの反転転写像を同一基
板上に複数個形成する工程と、反転設計データと1つの
反転転写像間で互いに対応する領域を比較検査する第1
の検査工程と、同一マスクの反転転写像間で互いに対応
する領域を比較する第2の検査工程とから成ることを特
徴とするX線マスク検査法。 (7)反転設計データと1つの反転転写像間で互いに対
応する領域を比較検査して差異のある領域を抽出した後
に、該抽出した領域のみにおいて、同一マスクの反転転
写像間で互いに対応する領域を比較検査することを特徴
とする(6)記載のX線マスク検査法。を発明の特徴と
する。なお、凹凸反転技術としては、上述した反転露光
法だけでなくリフトオフ法などもあることは言うまでも
なく、本発明は反転露光法に限るものではない。
【0005】
【作用】検査対象を凹型パタンから凸型パタンに変換さ
せることにより、従来より高感度な検査を可能とし、ま
た、同一マスクを転写して形成した2つの転写像同士を
比較する検査工程を導入することにより、転写工程で混
入するプロセス欠陥とX線マスクに起因するマスク欠陥
を選別することを可能とする。
【0006】図2では、反転転写パタン形成法と反転転
写パタンについて述べる。(a)は、ネガレジストを用
いたX線露光法による反転パタン形成法の模式図、
(b)は、反転転写法により実現された柱状レジストパ
タンの例である。ここで、21はX線マスク、22は微
小孔パタン、23はウエハ基板、24はネガ型レジス
ト、25は軟X線束、26は反転転写された柱状レジス
トパタンである。反転転写は、図2(a)に示すように
X線マスク21と、ネガ型レジスト24を塗布したウエ
ハ23を微小間隔(10〜40μm)で対向させ、X線
マスク上方から軟X線束25を照射することによって行
う。この結果、X線マスク上の孔パタン22に対応した
レジスト上の微小円形領域だけにX線が照射されること
になる。ネガ型レジストは、被X線照射領域が架橋反応
を起こし不溶解性に変化するため、レジスト現像・リン
ス処理等を施すと不溶解化領域のレジストだけがパタン
として残り、図2(b)に示すように孔パタンの反転像
である柱状レジストパタン26がウエハ上に形成できる
ことになる。
【0007】図3(a)(b)は、上記の柱状レジスト
パタンに対する電子線照射による2次電子検出系の模式
図、および2次電子信号検出例である。ここで、31は
ウエハ基板、32は柱状レジストパタン、33は入射電
子線、34は転写パタンから発生した2次電子、35は
2次電子検出器である。図3(a)に示すように、ウエ
ハ基板31の微小柱状パタン32に電子線33を照射す
ると、同表面から多くの2次電子34が発生し2次電子
検出器35に到達することになる。図3(b)に示すよ
うに柱状パタンから得られる2次電子信号は、孔パタン
の場合、図1(b)と異なり、パタン中央においても減
少することなく非常に大きな値を示す。この効果は、検
査対象のパタン形状を凹型から凸型へ変換したことによ
って得られたものであり、高感度の検査が可能になるこ
とが容易にわかる。
【0008】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。 (実施例1)本発明に関わる第1の実施例として、Di
e−to−Die比較方式による欠陥検査手順を図4を
用いて述べる。図4(a)は、同一設計データにより作
成した微小孔パタンから成るX線マスクAおよびX線マ
スクBを用い、同一ウエハ上の隣合う位置に既述の反転
転写法によって、2つの反転転写像を形成する要領を示
す図である。ここで、100はX線マスクA、101は
X線マスクAの孔パタン底の欠陥、102はX線マスク
Aの孔パタン欠陥の転写欠陥、110はX線マスクAの
反転転写像、200はX線マスクB、201はX線マス
クBの孔パタン底の欠陥、202はX線マスクBの孔パ
タン欠陥の転写欠陥、210はX線マスクBの反転転写
像である。X線マスクA(100)及びB(200)を
ネガ型レジストを用いて同一ウエハ上に反転転写し、ウ
エハ基板上に柱状レジストパタンから成る2つの反転転
写像A1(110)及びB1(210)を形成する。こ
の場合、マスク直接検査では検出困難な微小欠陥101
及び201が各X線マスクA及びBに存在すると仮定す
ると、同欠陥の転写欠陥102及び202が各反転転写
像A1及びA2内に形成される。
【0009】図4(b)は、上記ウエハ基板の2つの反
転転写像A1及びB1を検査対象として電子線を照射し
た場合に検出できる2次電子信号の例である。正常な微
小柱状パタンからは非常に大きい2次電子信号値が検出
できるのに対し、転写欠陥102および202からの2
次電子信号値は当然非常に小さくなる。正常パタンから
の2次電子信号値と転写欠陥からの値は著しく異なるた
め、両者を相対比較(Die−to−Die比較)すれ
ば、転写欠陥102および202を高感度で検出できる
ことになる。この結果、上記転写欠陥の原因であるX線
マスク上の欠陥情報(欠陥101及び201)を知るこ
とができる。
【0010】(実施例2)上記実施例1の説明では、転
写パタン内の欠陥はマスク欠陥に起因するものに限定し
た。しかし、転写工程に起因するプロセス欠陥(パーテ
ィクル等)が転写パタン内に混入した場合、プロセス欠
陥とマスク欠陥を区別することが必要である。本実施例
2は、上記課題を解決するための検査手順に関するもの
である。
【0011】図5に、本実施例での欠陥検査に要求され
るウエハ基板上への転写像の形成例を示す。要求される
条件は、各マスクについて複数個づつの反転転写像を同
一ウエハ上に配置することであり、図5は2枚のX線マ
スクから各2個づつの反転転写像(すなわち、2行2
列)を配置した例である。ここで、2つの反転転写像A
1(110)及びA2(120)はX線マスクA(10
0)を反転転写したものであり、また、反転転写像B1
(210)及びB2(220)はX線マスクB(20
0)を反転転写したものである。また、欠陥(102)
はX線マスクAのマスク欠陥(101)に起因する転写
欠陥であり、2つの反転転写像A1及びA2における同
一座標に存在する。また、欠陥(202)はX線マスク
Bのマスク欠陥(201)に起因する転写欠陥であり、
2つの反転転写像B1及びB2における同一座標に存在
する。一方、各反転転写像における他の4つの欠陥(1
15),(116),(215),(216)は転写工
程等で混入したプロセス欠陥である。その特徴は、存在
する座標がすべて異なるという点である。
【0012】次に、上記の2行2列に配置した反転転写
像間で行う2段階のDie−to−Die比較検査の手
順について述べる。最初に行う検査工程1は、実施例1
で述べたものと同じである。すなわち、異なるマスクの
反転転写像、例えば、A1とB1の間で行うDie−t
o−Die比較である。その結果、4つの欠陥(10
2),(202),(115),(215)が検出でき
る。しかし、この検査1では、各欠陥がマスク欠陥に起
因する致命的欠陥かプロセス欠陥であるかの区別ができ
ない。そこで、上記欠陥の区別を可能とするために検査
工程2を検査工程1の次に導入する。検査工程2では比
較対象が同一マスクからの反転転写像であることが、検
査工程1と異なる点であり、本実施例2の大きな特徴で
ある。Die−to−Die比較対象は、反転転写像A
1とA2の間、または、反転転写像B1とB2の間であ
る。欠陥を区別する論理は以下の通りである。例えば、
マスク欠陥に起因する転写欠陥は、同一マスクからの2
つの反転転写像では同一座標に存在するため、比較検査
では「差異無し」という結果になる。一方、プロセス欠
陥は発生位置が異なるため、比較検査では「差異有り」
という結果が得られる。従って、上記関係を利用すれ
ば、例えば欠陥102は、反転転写像A1とA2の間の
比較検査において「差異無し」の結果が得られるため、
X線マスクAの孔パタン欠陥101に起因する欠陥であ
ると結論づけられる。また同様に、欠陥202はX線マ
スクBの孔パタン欠陥201に起因する欠陥であると容
易に結論づけられる。一方、欠陥115及び116に対
する反転転写像A1とA2の間の比較検査では、「差異
有り」という判定結果が得られるため、それらの欠陥は
転写工程で混入したプロセス欠陥であると結論づけられ
る。同様に欠陥215及び216もプロセス欠陥である
ことが容易にわかる。なおこの説明では、先に検査工程
1の比較検査を行いその後に検査工程2の比較検査を実
施したが、それに限るものではなく逆の順序でも構わな
い。なお、検査工程1と同様に検査工程2を反転転写像
全面で実施しても構わないが、検査工程1で抽出した欠
陥データを用いてその位置に限定して実施すれば、検査
工程2の検査時間を大幅に短縮できる。
【0013】(実施例3)本発明に関わる第3の実施例
として、Die−to−Database比較方式によ
る欠陥検査手順を図6を用いて説明する。Die−to
−Database比較検査法の基本原理は、パタン形
成に使用した設計データ(Database)と、同デ
ータに基づいて実際に形成したマスクパタンを比較する
ものである。例えば、孔パタン等の凹型パタンに対して
検出感度の高い検査を実現するには、反転転写法で作成
した凸型の柱状レジストパタンを検査対象とすることが
非常に効果的であることは既述した通りである。そこで
本実施例は、マスクパタンを反転転写した反転転写レジ
ストパタン像の画像情報と設計データを反転変換した反
転設計データから画像情報をDie−to−Datab
ase方式で比較して欠陥を検査する方法を提案するも
のである。図6において、311は反転設計データ、3
12は反転設計データによるビットマップ、313はX
線マスクパタンの反転転写像、314はX線マスク欠陥
に発生した反転転写像内の転写欠陥、315は検査装置
の電子線源、316は発生した2次電子、317は2次
電子検出器、318は反転転写像のビットマップ、31
9はデータ比較器である。まず、設計パタンデータを白
黒反転した反転設計データ311を作成し、それを画像
化処理し上記データからビットマップ情報312を作成
する。また、微小孔パタンから成るX線マスクを反転露
光して柱状パタンから成る1つの反転転写像313を作
成する。なお、反転転写像内にはマス欠陥に起因する転
写欠陥314が存在するとする。次に、反転転写像に欠
陥検査用の電子線315を照射して2次電子信号316
を発生させ、2次電子検出器317で検出した2次電子
像から反転転写像に関するピットマップ318を作成す
る。最後に、データ比較器319で2つのビットマップ
情報312と318を比較し欠陥を検出する。反転転写
して作成した凸型の柱状パタンからは大きく鮮明な2次
電子画像が得られるため、Die−to−Databa
se比較検査においても転写欠陥314を高感度で検出
できることになる。この結果、転写欠陥314に対応す
る位置にマスク欠陥が存在することが容易にわかる。
【0014】(実施例4)上記実施例3の比較検査にお
いて抽出できる欠陥は、マスク上のマスク欠陥に起因す
る欠陥だけでなく、転写工程において転写パタン上に混
入するプロセス欠陥(パーティクル等)の場合もある。
しかし、実施例3における比較検査ではそれらを区別す
ることはできない。本実施例4は上記課題を解決するた
めのものであり、マスク欠陥とプロセス欠陥を選別する
ための検出手順に関するものである。選別法の基本的考
え方は実施例2で述べたものと同じであり、同一マスク
からの2つの転写パタンを互いに比較する検査工程2
を、実施例3の検査工程1に追加することである。な
お、検査工程2における欠陥選別法の原理は、実施例2
で既に述べたものと同じであるため、ここでは説明を省
略する。検査手順は、まず、反転転写像と反転設計デー
タの間でDie−to−Database比較検査を行
い、反転転写像内に存在する総ての欠陥(マスク欠陥と
プロセス欠陥)を検出する。次に、前記検査で検出され
た欠陥データに基づいて2つの反転転写像の間でDie
−to−Die方式の比較検査を行う。この2段階の検
査手順を施すことによって、検査工程1で検出された欠
陥がマスク欠陥に起因する転写欠陥プロセス欠陥を容易
に区別することが可能となる。
【0015】なお実施例では、X線マスク上の凹型パタ
ンは主に孔パタンとして説明したが、それに限らず溝パ
タンにおいても同様の効果があることは言うまでもな
い。また、反転パタンとしてネガ型レジストパタンを説
明に用いたが、それに限らずレジストパタンをマスクと
してエッチングしたエッチングパタンであっても構わな
い。また、反転パタン形成法としてネガ型レジストによ
る方法を説明に用いたが、レジストパタンをマスクとし
て行うリフトオフ法などであっても構わない。また、こ
こではパタン検査光源として電子線を用い2次電子を検
出する場合について述べたが、反射電子を検出する場合
であっても、また、レーザ等を用い反射光量を検出する
場合であっても構わないことは言うまでもない。なお、
チャージアップが問題となる検査試料では導電膜被覆処
理を施してから検査することは言うまでもない。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はX線マス
ク上の凹型パタンを反転転写することによってウエハ上
に凸形の反転転写パタンを形成しそれを検査対象として
パタン検査を行う方法である。この結果、大きな2次電
子信号が得られ高感度のパタン検査が可能という大きな
利点がある。また、2段階の検査工程を導入することに
よって、マスク欠陥とプロセス欠陥の選別が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、微小孔パタンを有するX線マスク及
び2次電子検出系の説明図である。(b)は、2次電子
信号検出例である。
【図2】(a)は、ネガレジストを用いたX線露光によ
る反転転写法の模式図である。(b)は、反転転写法に
より形成する柱状レジストパタンである。
【図3】(a)は、柱状パタンに対する電子線照射によ
る2次電子検出系の模式図である。(b)は2次電子信
号検出例である。
【図4】(a)は、実施例1に関する2枚のX線マスク
A及びBによる2つの反転転写像形成法の例である。
(b)は、2つの反転転写像から得られる2次電子信号
の比較例である。
【図5】実施例2の説明に用いる2行2列の反転転写像
の配置図である。
【図6】本発明に関わる第3の実施例を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 X線マスク 2 孔パタン 3 入射電子線 4 2次電子 5 2次電子検出器 21 X線マスク 22 微小孔パタン 23 ウエハ基板 24 ネガ型レジスト 25 軟X線束 26 反転転写された柱状レジストパタン 31 ウエハ基板 32 柱状レジストパタン 33 入射電子線 34 転写パタンから発生した2次電子 35 2次電子検出器 100 X線マスクA 101 X線マスクAの孔パタン底の欠陥 102 X線マスクAの孔パタン欠陥による反転転写
欠陥 110 X線マスクAの反転転写像 200 X線マスクB 201 X線マスクBの孔パタン底の欠陥 202 X線マスクBの孔パタン欠陥による反転転写
欠陥 210 X線マスクBの反転転写像 110,120 X線マスクAからの反転転写像A1
及びA2 210,220 X線マスクBからの反転転写像B1
及びB2 102 X線マスクAのマスク欠陥に起因する転写欠
陥 202 X線マスクBのマスク欠陥に起因する転写欠
陥 115,116,215,216 各反転転写像に存
在するプロセス欠陥 311 反転設計データ 312 反転設計データによるビットマップ 313 X線マスクパタンの反転転写像 314 X線マスク欠陥に発生した反転転写像内の転
写欠陥 315 検査装置の電子線源 316 発生した2次電子 317 2次電子検出器 318 反転転写像のビットマップ 319 データ比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−25914(JP,A) 特開 昭63−241927(JP,A) 特開 昭61−182222(JP,A) 特開 平4−298746(JP,A) 特開 平8−234412(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 1/08

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一設計データに基づいて作成された複
    数のマスクを用いて、各マスクの反転転写像を形成し、
    各反転転写像間で互いに対応する領域を比較検査するこ
    とを特徴とするX線マスク検査法。
  2. 【請求項2】 同一設計データに基づいて作成された複
    数のマスクを用いて、各マスクの反転転写像を各々複数
    個づつ同一基板上に形成する工程と、異なるマスクの反
    転転写像間で互いに対応する領域を比較検査する第1の
    検査工程と、 同一マスクの反転転写像間で互いに対応する領域を比較
    する第2の検査工程とから成ることを特徴とするX線マ
    スク検査法。
  3. 【請求項3】 異なるマスクの反転転写像間で互いに対
    応する領域を比較検査した後に、同一マスクの反転転写
    像間で互いに対応する領域を比較検査することを特徴と
    する請求項2記載のX線マスク検査法。
  4. 【請求項4】 異なるマスクの反転転写像間で互いに対
    応する領域を比較検査して差異のある領域を抽出し、 該抽出した領域のみについて、同一マスクの反転転写像
    間で互いに対応する領域を比較検査することを特徴とす
    る請求項3記載のX線マスク検査法。
  5. 【請求項5】 マスクの設計データを反転させた反転設
    計データを作成する工程と、マスクの反転転写像を基板
    上に形成する工程と、前記反転設計データと前記反転転
    写像間で互いに対応する領域を比較検討する工程とから
    成ることを特徴とするX線マスク検査法。
  6. 【請求項6】 マスクの設計データを反転させた反転設
    計データを作成する工程と、マスクの反転転写像を同一
    基板上に複数個形成する工程と、反転設計データと1つ
    の反転転写像間で互いに対応する領域を比較検査する第
    1の検査工程と、 同一マスクの反転転写像間で互いに対応する領域を比較
    する第2の検査工程とから成ることを特徴とするX線マ
    スク検査法。
  7. 【請求項7】 反転設計データと1つの反転転写像間で
    互いに対応する領域を比較検査して差異のある領域を抽
    出した後に、 該抽出した領域のみにおいて、同一マスクの反転転写像
    間で互いに対応する領域を比較検査することを特徴とす
    る請求項6記載のX線マスク検査法。
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