JPH03156460A - レチクル上の欠陥検出方法及びその装置 - Google Patents

レチクル上の欠陥検出方法及びその装置

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JPH03156460A
JPH03156460A JP1295040A JP29504089A JPH03156460A JP H03156460 A JPH03156460 A JP H03156460A JP 1295040 A JP1295040 A JP 1295040A JP 29504089 A JP29504089 A JP 29504089A JP H03156460 A JPH03156460 A JP H03156460A
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弘明 宍戸
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  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、LSIあるいはプリント基板などに露光して
転写する回路パターンを形成したレチクル上に存在する
欠陥(異物をも含む)を検出するレチクル上の欠陥検出
方法及びその装置に関するものである。
〔従来の技術〕
LSI製造の露光工程では、レチクルと呼ばれるガラス
基板上に形成されたクロムパターンを半導体ウェハ上に
焼付転写している。この工程では、前記レチクル上に異
物および欠陥が存在した場合、パターンが前記半導体ウ
ェハに転写しないので、LSIチップ全数が不良になる
。そのためレチクル管理上露光前の異物および欠陥の検
査は不可欠である。
これに加えて最近ではLSIが高集積され配線パターン
が微細になるのに伴ってより小さな異物が問題になって
きている。また、レチクル製作時のレジスト残り、パタ
ーン形成用のクロムあるいは酸化り凸ムのエツチング残
り、さらにはレチクル洗浄液に溶けていた不純物が洗浄
乾燥時に凝集したものなど平坦状薄膜の異物が問題にな
りその数は増加の傾向にある。
従来、前記の異物および欠陥の検査装置は1例えば、特
開昭59−65428に記載されているように、レーザ
光を斜め上方から基板に照射し走査する手段と、このレ
ーザ光の照射点と集光点面がほぼ一致するように基板の
上方に設けられ、このレーザ光の散乱光を集光する第1
のレンズと。
第1のレンズのフーリエ変換面に設けられ、基板パター
ンからの規則的散乱光を遮光する遮光板と、遮光板を通
して得られる異物からの散乱光を逆フーリエ変換する第
2のレンズの結像点に設けられ、基板上のレーザ光照射
点以外からの散乱光を遮光するスリットと、スリットを
通過した異物からの散乱光を受光する受光器から構成さ
れたものが知られている。
この従来技術は、パターンが一般的に視界内で同一方向
かあるいは2〜3の方向の組合せで構成されていること
に着目し、この方向のパターンによる回折光をフーリエ
変換面に設置した空間フィルタで除去することにより、
異物からの反射光だけを強調して検出するものである。
また、従来、例えば、特開昭58−139278に記載
されているように露光装置と同様の反射、検出光学系を
用いて検出したデータと、標準レチクルのデータあるい
は設計上のデータとを比較して欠陥を検出するものが知
られている。
この従来技術は、上記検出光学系を用いて検出したデー
タを2値化し、設計データから求めたパターンの2値デ
ータと比較するものである。
更に、従来技術としてたとえば、暗視野照明を用いた比
較検査が米国特許第4,595,289号に記載されて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記の従来技術のうち、特開昭59−65428におい
ては、異物からの反射光を遮光板によってパターンから
の反射光と分離し、かつ、スリットにより異物からの反
射光のみを検出することおよび異物を2値化法により検
出するので検出機構が簡単であることなどの特徴を有す
るが、その反面、斜上方向からのレーザ光の照明のよう
に本来の露光装置と異なっていたいわば間接的な照明に
よって異物を検出しているため、特定の角度のクロムパ
ターンからの反射光は遮光するものの、全てのクロムパ
ターンから異物を区別することができない。
また、前記のように間接的な手段によって検出する場合
には、実害にならない異物(以下虚報という)も検出し
てしまうことになる。とくにパターンが微細になり問題
になる異物の数が増加することは同程度の害は出すもの
の実害までに至らない異物の数も増加することになるの
で、虚報の数が増加し、異物のチエツク、分析および除
去といった作業も増加し1作業効率が著しく低下する課
題がある。
次に前記従来技術のうち、特開昭58−139728号
においては、露光装置と同様の光学系を有するので、前
記の従来技術に比較して光学系の構成が簡単になる特徴
を有するが、その反面データを比較する画像信号処理系
が前記の従来技術に比較して複雑で検査に多くの時間を
要する問題がある。また、参照データは2値画像である
のに対し、検出信号は光学系の分解能の制約から多値の
濃淡画像で検出する必要があるため、検出信号を2値化
して比較している。この2値化の除圧しいパターンであ
っても参照パターンと異なった形状に2値化されてしま
い虚報が増加する原因になっている。さらにこの虚報を
なくすために、数画素の違いがあっても欠陥としないア
ルゴリズムを採用しているため、数画素の大きさの欠陥
を見落とす問題があった。またこの見落としの対策とし
て分解能を上げるために画素サイズを小さくすると。
検査に多大な時間を要するという課題があった。
また、米国特許第4,595,289号に記載された方
法によっても、検出器1画素の中に、複数の回路パター
ンコーナ一部が入り、回路パターンからの散乱光信号が
大きくなる場合にはアライメント誤差の影響を小さくす
ることは難しいという課題を有していた。即ちこれは、
アライメントずれにより、1画素で検出する回路パター
ンコーナーの数が変わってしまうため、互いに比較する
2つの検出系の相対応する1画素が検出する信号レベル
が大きく変わってしまうからである。
本発明の目的は、前記従来技術の各々の課題を解決すべ
く、実害になる微小欠陥(微小異物をも含む)を任意の
角度で存在する回路パターンから分離して検出可能とす
るレチクル上の欠陥検出方法及びその装置を提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、前記目的を達成するために、回路パターンを
形成した被検査レチクルに対して所望の空間コヒーレン
ス度の光を照明手段により照明し。
上記被検査レチクルからの透過光を集光させると共に被
検査レチクルのフーリエ変換面に設けられた遮光手段に
より上記空間コヒーレンス度に対応させた光を遮光する
検出光学系及び該検出光学系から得られる光を検出器に
て受光して映像信号に変換する被検査レチクル検査工程
と、上記回路パターンの設計データに対して上記検出光
学系と等価の伝達関数を持つ空間フィルターによる演算
処理を施して基準映像信号を形成する標準レチクル検査
データ作成工程と、上記被検査レチクル検査工程から検
出される映像信号と上記標準レチクル検査データ作成工
程から出力される基準映像信号とを比較して上記被検査
レチクル上の回路パターンから獲られる信号を消去して
被検査レチクル上に存在する欠陥を顕在化して検出する
欠陥検出工程とを備えたことを特徴とするレチクル上の
欠陥検出方法である。また本発明は、被検査レチクルを
載置して走行させる被検査ステージと該被検査レチクル
に対して空間コヒーレンス度が調整された光を照射する
被検査照明手段と上記被検査レチクルからの透過光を集
光させる被検査対物レンズと該被検査対物レンズによる
被検査レチクル面のフーリエ変換面に設けられ、上記調
整された空間コヒーレンス度に対応した光を遮光する被
検査遮光手段と該被検査遮光手段を通過した光を検出し
て電気信号に変換する被検査検出器とを備えた被検査レ
チクル検査装置と、上記被検査レチクル検査装置と同等
の構成を持つ標準レチクル検査データ作成装置あるいは
設計データを上記被検査レチクル検査装置で検査した検
査データに変換する機能を有する標準レチクル検査デー
タ作成装置と、上記被検査レチクル検査装置の被検査検
出器から検出される電気信号と上記m準しチクル検査デ
ータ作成装置から出力される電気信号とを比較してレチ
クル上のパターンから得られる信号を消去して被検査レ
チクル上に存在する欠陥(異物をも含む)顕在化して検
出する欠陥検出手段とを備えたことにより達成される。
〔作用〕
(異物と光の相互作用) 本発明は、結像に寄与する光束が異物および欠陥によっ
て回折、散乱してしまうために異物および欠陥による転
写不良を発生することに着目した。
一般に縮小投影レンズの入射側(物体側)の開口数(以
下N、A、という)は、レチクル上のパターンを結像す
るのに必要十分な分解能を得る値に設計されている。そ
のため、前記パターンの結像に寄与する光束は、前記縮
小投影レンズの入射側の開口を通過するが、この開口の
外側を通過する光束は、パターンの結像に寄与しない。
微細な異物が存在する場合には、この異物により散乱回
折された光束が縮小投影レンズの入射N、A、より外側
を通過し、パターンの結像の障害なる。
この点については1例えば久保田広著「波動光学」第3
87頁「空間フィルタを持つ光学系のレスポンス関数」
の記載からさらに理解することができる。すなわち、前
記文献には、結像光学系のフーリエ変換面に円盤状の空
間フィルタを載置することにより、この円板状の空間フ
ィルタの直径により決められる空間周波数たとえばレン
ズの内側を半径d′の円で覆った場合、この半径d′の
大きさによって決定される特定の空間周波数を有するパ
ターンのみ解像しないと記載されている。
したがってこの記載は、パターンと異物との空間周波数
の違い、即ち、パターンと異物との大きさの違いを利用
して異物のみ検出する本発明の目的に適用することがで
きる。
本発明は前記の原理を利用し、特開昭63−26824
5号公報に記載されているように、露光装置に使用され
る照明系と等価な照明系および縮小投影レンズのN、 
A、 (Nun+erical Aperture)よ
りも大きなN、A、を有する対物レンズに入射する光束
のうち、縮小投影レンズの入射側N、A。
と同じ領域すなわち回折光を遮光板で遮光し、これによ
って異物からの散乱光のみ取り込むものである。
従って1本発明においては、異物および欠陥により散乱
1回折して露光装置の縮小投影レンズの入射側の開口の
外側で対物レンズの開口内を通過する光束のみ検出する
ことができるので、実害に愈る異物のみをパターンから
区別して検出することができる。
また、異物の結像分解能を落とすことにより、パターン
コーナーからの散乱光の情報が、検出器1画素の全体に
広がるので、アライメントずれの影響が小さくなり、異
物を安定して検出できる。
(標準レチクル検査データの作成方法)標準レチクル検
査データ作成装置では、設計データから作成された2値
パターンイメージに対し、ソフトウェアあるいは電気回
路を用い、上記被検査レチクル検査装置と等価の伝達関
数を持つ空間フィルター処理または畳み込み積分(田村
秀行著、コンピュータ画像処理入門、p47〜49)を
施し多値のs4Iレチクル検査データを作成する。この
標準レチクル検査データと被検査レチクル検査装置の検
査データを多値データのまま比較することにより、被検
査レチクル検査装置の検査データを2値化する際に生じ
る誤差(平面方向の量子化誤差)をなくすことができる
ので、虚報をなくし数画素の微小欠陥を検出することが
できる。
この場合被検査レチクル検査装置内の円形空間フィルタ
を用いなくても、同時に標準レチクル検査データ作成装
置での処理を空間フィルタのない場合の伝達関数に合わ
せれば、上記の問題を解決することができる。
〔実施例〕
1、第1の実施例 以下本発明の一実施例を、第17図乃至第18図を用い
て説明する。
第17図に示すように、本発明による欠陥叉は異物検査
装置は、試料台部1と、透過照明部2と、落射照明3と
、検出部4と、設計データ変換部201、信号処理部5
とから構成されている。
1.1構成 (試料台部1) 前記試料台部1は、ペリクル7を有するレチクル6を固
定手段8により固定し、且つ2方向に走査するZステー
ジ9と、このZステージ9を介して前記レチクル6をX
方向に走査するXステージ9と、該Xステージ9を介し
て前記レチクル6をY方向に走査するYステージ11と
、前記各ステージ9,10,11.を駆動させるステー
ジ駆動系12と、前記レチクル6のZ方向位置を検出す
る焦点位置検出系13と、この焦点位置検出系13から
の指令により前記ステージ駆動系12を能動させる処理
系14とを有し、前記レチクル6を検査中常に必要最小
限の精度で焦点合せ可能に構成されている。
前記Xステージ10は、約0.1秒の等加速時間と、0
.1秒の等速運動と、0.1秒の等減速時間を1/2周
期で最高速度約lll1ll/秒、振幅200mmの周
期(往復)運動をするように形成されている。
前記Yステージ11は、前記Xステージ1oの等加速時
間と等減速時間に同期してO,15m■づつステップ状
に前記レチクル6をY方向に移送するように形成され、
1回の検査時間中に670回ステップ移送すると約13
0秒で100m■移送することが可能であるから、10
0io+四方の領域を約130秒で走査することができ
る。
なお、本実施例ではX、Yステージ10.11を実施し
ているが、これに限定されるものでなく、たとえば回転
方向とX方向とを走査するXθステージを用いることも
可能であり、かつ走査速度も前記は一例を示したもので
あって必要に応じて任意に設定すればよいことは云うま
でもないところである。
また、前記焦点位置検出系13はエアーマイクロメータ
を用いるものでも、レーザ干渉法で位置を検出するもの
でも、あるいは、縞パターンを投影し、そのコントラス
トを検出するものでもよい。
(透過照明部2) 透過照明部2は水銀ランプ21より射出した光束から色
分解フィルタ22により露光装置(図示せず)で使用さ
れるg線(波長436mm)あるいはi線(波長365
mm)を選択し、集光レンズ23により拡散板24上に
集光したとき、この拡散板24により拡散された光を円
形の絞り25により限定された部分より射出し、コリメ
ータレンズ26に入って前記レチクル6に射出する。尚
前記絞り25は前記コリメータレンズ26の略焦点位置
に設定され、前記コリメータレンズ26および前記検出
部4の対物レンズ41上方の鎖線にて示す焦点位置46
に結像されるように形成されている。
また、本発明の前記目的を達成するためには、照明光の
波長を露光装置に使用される照明光の波長と同一にする
のみでなく、前記レチクルb上の1点15に入射する光
束の角度θを同一にする必要がある。ここではsinθ
を「空間コヒーレンス度」と定義する。
更に前記露光装置の照明では、前記レチクル1上の前範
囲を均一に照明する必要があるため、前記拡散板24の
代りにロンド状のレンズを集合した積分器(以下インデ
クレータという)と呼ばれる光学素子を用いている。こ
のインデクレータの機能は基本的には前記拡散板24と
同一であり、本発明が適用する検査範囲は前記レチクル
6の数百ミクロンから1.2mmまでであるので、前記
拡散板24で十分である。
また前記レチクル6上に入射する光束の入射各θは前記
インデクレータの大きさすなわち拡散板24の後方に設
置した前記絞り25の径によって決定されるので、前記
レチクル1を使用する露光装置に使用される照明と同一
の空間コヒーレンス度になるように前記絞り25の開口
を設定している。
更に露光装置では、前記インデクレータの位置を必ずし
も前記コリメータレンズ26の焦点位置に設置していな
いので、前記絞り14の位置を必ずしもコリメータレン
ズ26の焦点位置に設置する必要はない。
然し乍ら、前記レチクル6上の光の照射範囲内任意の位
置で光束の入射角度θを一定にするためには、前記絞り
25が前記コリメータレンズ26の焦点位置に設置する
方が望ましい。これは測定範囲内の光束照明条件を同一
にして異物の検出条件を同一にすることができる効果が
ある。
(落射照明部3) 落射照明部3は、水銀ランプ31から射出し色分解フィ
ルタ32と、集光レンズ33と拡散板34と絞り35と
を通過したリレーレンズ36を通過し、前記検出部4の
ハーフミラ−42と対物レンズ41とを介して前記レチ
クル6に照射するように形成されている。
なお、前記対物レンズ41は前記透過照明部2のコリメ
ータレンズ26と同一の機能を有している。 また前記
リレーレンズ36は、前記対物レンズ41の上方の焦点
位置46にみかけ上の絞りを作成するために設置されて
いる。具体的には。
前記絞り35の実像を前記焦点位置46に結像している
更に前記落射照明部3においても、前記透過照明部2と
同様に照射光の波長と前記レチクル6上の任意の1点1
5に入射する光束の角度θ2を露光装置に使用される照
明光のそれと同一になるように前記絞り35の開口を決
定している。
また前記落射照明部3は前記レチクル6上のクロムパタ
ーン上の異物を検出するために設定されているので、前
記クロムパターン上の異物を検出する必要がない場合に
は不要である。
更に前記落射照明部3を前記透過照明部2と同時に使用
する場合には、パターンのエツジからの信号が大きくな
るという問題を有するので、これが問題になるときには
別々に使用する必要がある。
前記落射照射光の波長は必ずしもg線およびi線にする
必要はなく、g線およびi4!を含んだ他の広帯域の光
であってもよい、その理由は、異物とパターンと区別し
て検出できるからである。
(検出部4) 前記検出部4は対物レンズ41と、ハーフミラ−42と
フィールドレンズ43と遮光板44と結像45とを有し
、前記レチクル6上の検査点15を前記対物レンズ41
および結像レンズ45により検出器51に結像するよう
に形成されている。
また前記検出部4には、前記対物レンズ41の結像位置
付近に視域レンズ(以下フィールドレンズという)43
を有する。このフィールドレンズ43は前記対物レンズ
41の上側の焦点位置46を前記円形状の遮光板44上
に結像する。すなわち、前記透過照明部2の絞り25は
前記コリメータレンズ26および対物レンズ41を通過
し、前記レチクル6上で反射して再び前記対物レンズ4
1を通り前記フィールドレンズ46を通って前記遮光板
44上に結像する。このとき、前記遮光板44の位置は
、光源の位置すなわち絞り25の位置について前記レチ
クル6の位置のフーリエ変換の位置になっている。
ここで、一般に露光装置の縮小投影レンズの前記レチク
ル6側のN、A、は露光装置の照明系の空間コヒーレン
ス度よりも(前記透過照明部2のもつ空間コヒーレンス
度と同等)よりも1割及至4割程度で大きく設定され、
その多くは約1割程度である。
また、前記対物レンズ41は前記縮小投影レンズの入射
側開口の外側を通る光束を開口内に通過させる必要があ
るため、そのN、A、を前記縮小投影レンズのN、A、
よりも大きくし、前記縮小投影レンズのN、A、内に入
射する光束を断光するため、前記遮光板44を設けてい
る。
従って1本発明の目的を達成するためには、前記遮光板
44の直径dmはつぎの式(1)により算式するのが望
ましい。即ち、 dm=ds・a・(N、A、)(l+δ)/sinθS
・・・・(1) が望ましい。ここでdsは絞り25の直径、αは絞り2
5と遮光板44の結像系の倍率、N、A。
は縮小投影レンズのレチクル6側の値sinθSは露光
装置の空間コヒーレンス度である。
この場合θ=θSとすると異物の検出条件を同一にする
ことができるということは既に述べたとうりである。ま
たδは余裕分で数%でよいことは実験により確認してい
る。
なお、前記レチクル6上のすべての検査領域を同時に検
査した場合には、前記対物レンズ41の形状が大形化し
、実際上製作困難になる。そこで本発明は、レチクル6
上の検査領域を限定し、レチクル6を前記試料台部1に
より走査して全ての検査領域を検査可能にしているので
、通常使用されている縮小投影レンズよりもN、A、の
大きい対物レンズ41を使用することができる。
また、前記遮光板44は、実害になる異物に限らず異物
を検出するためには、必ずしも露光装置に使用される縮
小投影レンズの入射側のN、A。
に合わせる必要はなく、前記透過照明部2および落射照
明部3の空間コヒーレンス度に合せれば良い。すなわち
、前記透過照明部2および透過照明部3からの照明光の
0次回折光を遮光すれば良く。
またこの大きさよりも大きくて良い、具体的には前記式
(1)における(N、A、)/sinθ=1とおき、δ
を数%より大きな任意の値にすれば良い。
更に、前記照明光の空間コヒーレンス度は必ずしも露光
装置のコヒーレンス度に合せる必要がなく、前記遮光板
44により0次回折光を遮光できるように、即ち、前記
式(1)を満足する範囲内で前記絞り25.35と前記
遮光板44の大きさを決定すればよい。
また、前記落射照明部3を設置しない場合には、前記ハ
ーフミラ−42,フィールドレンズ43および結像レン
ズ45も省略し、遮光板44を焦点位置46にかつ検出
器51をフィールドレンズ43がM9置されていた位置
にそれぞれ設置しても本発明の効果を得ることが可能で
ある。この場合、きわめて簡単な構成の光学系を得るこ
とができる。
(前記設計データ変換部201) 前記設計データ変換部201は、設計データ読み取り手
段202、ビットイメージ作成手段203、ビットイメ
ージ記憶手段204、伝達関数畳み込み手段205から
構成される。
設計データ読み取り手段202は、レチクルにパターン
を描画する際の設計データをMT(マグネチックテープ
)あるいは光ディスク209から読みとるものである。
ビットイメージ作成手段203は、上記設計データから
2値のパターンイメージを作成するものであり、その結
果は、ビットイメージ記憶手段204に記憶される。ビ
ットイメージ記憶手段は高速にデータを読みとる必要が
あるため高速処理の可能なSRAMなどの半導体メモリ
が都合よい。伝達関数畳み込み手段205では、検出部
4と等価の伝達関数を畳み込み積分し、信号処理部5に
出力される。この際検出部4からの信号と実時間で比較
するため、伝達関数畳み込み手段205は電気学会 検
査の自動化調査専門委員金輪「外観検査の自動化」オー
ム社(p。
p、267.268)に開示されているようなパイプラ
イン形が望ましい。
(信号処理部5b) 前記信号処理部5は比較回路70と2値化処理回路52
と、マイクロコンピュータ53と表示手段54とを有し
ている。
前記検出器51はたとえば電荷移動形の一次元個体撮像
素子などにて形成され、Xステージ10を走査しながら
該検出器51にて信号を検出する。
すなわち、もし、レチクル6上に異物が存在している場
合には、レベルおよび光強度が大きくなるので該検出器
51の出力は大きくなるように形成されている。
なお、前記検出器51は、前記のように一次元個体撮像
素子に限定されるものでなく、2次元のものあるいは単
素子のものでも使用可能である。
前記比較回路70は、前記検出器51および151から
の信号をとりこみ、2つの信号の差を出力するものであ
る。
前記2値化処理回路52は2値化のしきい値をあらかじ
め設定して異物の有無を判定するように形成されている
前記マイクロコンピュータ53はあらかじめ評価数すな
わち、異物により転写不良という実害になるか否かは、
この異物による散乱光の強度と異物の大きさとの関数で
あるので、実害になる異物の関数をあらかじめ評価し、
この評価関数により実害となる異物の存在の有無を判定
し、その結果を前記表示手段54に出力するように形成
されている。
本発明によるパターン欠陥または異物検査装置は、前記
のように構成されている6 1.2実施例の作用 次に検査方法及びその作用について、第2図及至第6図
に基づいて説明する。
検査対象となるレチクル6の平面図を第2図(a)に示
し、直線80での断面図を第6図(a)に示す。 同様
に、検査標準とするレチクルの平面図を第5図(b)に
示し、その断面図を第6図(b)に示す。 第5図に示
すように、レチクル6および106を想定し、異物81
および82、パターン欠陥83、正常パターンのエツジ
部84゜184、正常パターンのコーナ一部85,18
5、微細な正常パターン85,185がそれぞれのレチ
クル上に存在する場合を例にとって、本発明の動作につ
いて説明する。レチクル106は標準レチクルである。
異物82は、微小であるため、正常パターンのエツジ部
84に比較して光をより散乱あるいは回折する。すなわ
ち、遮光板44により遮光される範囲〇より外側に散乱
する光束88がエツジ部84およびコーナ一部86の光
束90.91よりも多くなる。異物81およびパターン
欠陥83についても同様であり、異物81の周辺部の空
間周波数が高いため、遮光板44により遮光される範囲
θより外側に散乱する光束87、がエツジ部84および
コーナ一部86の光束90.92よりも多くなる。
透過光による位置80,180での検出信号を第7図(
a)、(b)に示している6本発明による検出信号は、
上記作用により、異物部コーナー部が強い出力となり、
第8図(a)、(b)のようになる。
従って、これらの場合、直4S93の位置で2値化すれ
ば、パターンのエツジ部84とコーナ一部86に対して
、異物81および82を分けて検出することができる。
ところが、LSIが微細になり、パターン85のような
、微細な正常パターンが用いられる。このようなパター
ンでは、空間周波数が高いため遮光板44により遮光さ
れる範囲θより外側に散乱する光束が、異物81.82
およびパターン欠陥83と同等以上になってしまう。
この結果1.直線93の位置で2値化したのでは。
パターン92と、異物81,82.欠陥83とを分けて
検出することはできない。第61 (b)に示した標準
レチクルの検出位置180での検出信号を第8図(b)
に示す。
設計データ変換部201では、上記に説明した標準レチ
クルの検出信号と同等の信号を、パターンの設計データ
から導出する。
ここで、標準レチクル検査データを作成するための、伝
達関数畳み込み方法について説明する。
長谷用伸著r画像光学:コロナ社」 (p、p、49.
56)には、ある画像が、光学系を通過した際の出力画
像について、光学系画像をぼかす場合即ち点広がり関数
による画像の劣化について以下のように記述されている
光学系への入力画像をf(x+y)−点広がり関数をh
(y;ty)、出力をg(x*y)とすると、g(x+
y)=、//  f (x’+y’)h(x−x’*y
−y’)dx’dy’・・・(11) 一方、スペクトル間では G (u、v) = F (u、v) ・H(u、v)
    ・” (12)ここでG(u、v)、F (u
、v)、H(u、v)は、それぞれg (x、y)、f
 (x、y)、h(X+y)のフーリエ変換である。
従って、式(11)で畳み込みすべき関数h(X+y)
は、式(12)より入力画像と出力画像から以下の式(
13)により逆フーリエ変換して算出できる。
h(x、y)=//  (G(u、v)/F(u、v)
) ・(2gj(vx+vy)) dxdy     
    ”・(13)以上はもちろん、g (x+y)
が点広がり関数でない場合も成立する。
つぎに、具体的にh (x+y)を算出してみる。
光学系のN、A、=0.5.使用波長λ=0.5μmの
とき、たたみこみ関数は、N、A、0.5の光学系、す
なわち円をフーリエ逆変換したものとなる。この関数は
、Sin c関数となる。ここで。
1次の成分まで用いる場合を考えると、たたみこみ関数
のサイズWCは WC=4Xλ/N、A、R4(μm)”・(14)とな
る。
次にたたみこみフィルタの画素サイズΔWCを考える。
ΔWは、レチクル上へのパターン描画の際の画素サイズ
と同じにするのが望ましい。
この場合、設計データから作成した2値のイメージデー
タをそのまま、たたみこみ積分できるため、パターンの
エツジ部が、たたみ込みフィルタの画素間にまたがるこ
とがなくなり、量子化誤差をなくすことちができるから
である。
然し乍ら、ΔWCは必ずしもこの限りではなく、フィル
タ全域の画素数を少なくしたい場合は、△WCを大きく
、また、精度を上げたい場合は、ΔWCを小さくしても
良い。
たたみ込みフィルタの素子数N2は N2= (WC/ΔWC) 2   ・・・(15)と
なる。
また、第1図に示したような円形の空間フィルタを用い
た場合も、空間フィルタの部分を逆フーリエ変換して、
たたみ込み関数を算出すればよい。
たたみ込み関数のサイズは、上記式(13)によれば良
い。
さらに、ここには記してないが、特願昭149516号
に示したような空間フィルタ、位相フィルタの場合も、
式(13)によりたたみ込み関数h(x、y)を算出す
れば良い。
次に、検査対象レチクル6の検出信号第8図(a)と設
計データ変換部の出力信号第8図(b)を取り込み比較
回路70では、この2つの信号の違いの絶対値を得る。
第9図に結果を示す。
第9図の場合、しきい値94を設けると、異物81.8
2および欠陥83をパターン84,85゜86と弁別し
て検出できる。
ここで、比較回路70の出力は第9図のごとく絶対値で
出力したが、必ずしもこの限りではない。
第10図に示したごとく、2回路の差として出力しても
良い、第10図には、信号第8図(a)から信号第8図
(b)を差し引いた値を示している。
ここで、しきい値95は信号第8図(a)の値が高い場
合に、異物あるいは欠陥として検出する。
すなわち、信号第8図(a)を出力した被検査対象レチ
クル6に異物あるいは欠陥が存在することを示している
1.3動作 次に動作について説明する。
被検査対象レチクル6を検査ステージ9上の固定治具、
8および108で固定する。レチクル6は、合せマーク
検出手段71および171により合せマークを検出する
。この信号に基づいて、XYθ微tA機構9,10.1
1が移動し、レチクル6検査対象位置が、検出器45の
対応する位置に結像するように調整する。
一方で、設計データ変換部201では、被検査レチクル
6の設計データを設計データ読み取り手段202に設置
し、ビットイメージ作成手段203でビットイメージを
作成し、ビットイメージ記憶手段204に記憶しておく
ここで、Xステージ9およびYステージ10を、自動で
焦点をあわせながら前述のように走査する。
同時に、ビットイメージ記憶手段204から順次対応す
るパターンのビットイメージをよみだし、伝達関数畳み
込み手段205で処理する。
伝達関数たたみ込み手段205の詳細を第19図に示す
。伝達関数たたみ込み手段205は、シフトレジスタ2
119重みデータメモリ212゜重み付回路213.加
算回路214.シフトレジスタ2159重みデータメモ
リ2162重み付回路217.加算回路218から構成
される。
ビットイメージ記憶手段204から順次読み込まれるビ
ットイメージはシフトレジスタ211を介して、たたみ
込みフィルタの大きさN2の分だけ切り出され、式(1
3)により算出したたたみ込みフィルタとしての機能を
持つ重み付回路213に送られる6重み付回路213で
は重みデータメモリ212を介して、マイクロコンピュ
ータ53から送られる重みデータに従って重みをつけら
れ、加算回路214で加算される。これで重み付積分が
完了となる。
次に、被検査レチクル検出部4内の、検出器51で検出
する信号レベルを算出するために、加算回路214で算
呂した値を、検出器51の画素サイズと同じ大きさの範
囲を加算する。
従って、切り出す大きさのNiは、以下の式(1%式% (16) 加算回路214で加算された信号をシフトレジスタを介
して、Ni XNiだけ切り出す。
切り出した信号は1重み付回路217で、重み付けされ
、加算回路218で加算され、標準レチクル検査データ
として比較回路7oに出力される。
ここで、重み付回路217の重みは、CCDが走査され
るために生じるフィルタの特性および。
検出した光信号がCCDの素子からしみ出すクロストー
クという現象の特性を算出したものである。
この時、レチクルと設計データを変換した標準レチクル
検査データの位置合せには、必ず誤差δが生じる。
この誤差δが生じた場合、検査信号第8図(a)および
(b)は、比較回路70により第11図のように重なる
ため、比較回路7oの出力は、第12図のようになる。
この場合、しきい値95によって、異物81,82.8
3を、正常パターン84.85.86から弁別して検出
することはできない。
以下、許容可能な位置合せ誤差δを求めて見る。
回路パターンコーナ一部86の本検出光学系による像は
第13図のようになる。回路パターンコーナー86の全
出力信号をTc、回路パターンコーナ一部86の像の直
径をDc、同様に異物の全出力信号をTf 、直径をD
fとする。WxWの検出画素による回路パターンコーナ
一部86および異物82の検出を考える。
合せずれδによるコーナ一部の検出信号の変化ΔIcは
以下の式(2)となる。検出波形を第13図のごとく直
径Da、高さhの円すい形に近似し、変化が極大値をと
っている。
ΔI c = Tc・(Dc−h/2)/ ((DC/
2)2・h/3)=Tc・(6・δ)/(π・Dc) (W>D)  ・・・・(2) また、異物の像が、第14図に示すように隣接する検出
画素にまたがって結像される場合、異物の検出信号If
は式(3)に示すように最小になる。
If=Tf/4     ・・・・(3)式(2)1式
(3)より、比較回路70によって異物82を検出する
ために許容される合せ誤差δは以下の式(3)を満たす
必要がある。
ΔTc<If         ・・・・(4)0. 
 δ<(7C/ 24 )・(Tf/ Tc)・Dc・
・(4)’式(4)′より、パターン出力信号の直径D
Cを大きくすると許容誤差δを大きくできる。一方で異
物の全出力信号Tcを検出器の1画素に効率良くとりひ
むためには、以下の式を満たす必要がある。
W>Df   (〜Dc)   ”(5)従って、Dc
”Wとするのが最も効率が良い。
一方、 Tc〜5 ・Tf         ”(6)程度の異
物まで検出するには(6)、(4)’より δ<Da/38    ・・・・(7)ここで、δ<0
.2μmとするにはD c =7.6μmとなる。
すなわち7.6μmに像の分解能を落とせば良い。
次に、結像分解能をいかに落とすか説明する。
結像の分解能は対物レンズの開口数により設定される。
したがって、開口数を小さくすれば良い。
ところが、開口数を小さくすると、検出信号レベルも下
がってしまう。そこで、開口数を小さくせずに分解能を
下げるため第15図および第16図に示すような形状の
位相フィルタ72を第1図像のフーリエ変換の位置に設
置する。
位相フィルタ72は、第15図に示すように輪帯状の部
分に分け、各部分の位相をπずつ変えている。また第1
6図には直線状に分けたものを示している。この場合の
各部分の幅の1を以下の式に示される値程度にすること
により、像を概ね目的のDfまで広げることができる。
Df=1.2・ λ/  ((N、A、)・1/L) 
 ・・・(8)ここで、N、A、は対物レンズの開口数
、Lはフーリエ変換面の大きさである。
本発明は、検出系のみ、すなわち比較せずに2値化する
だけでも、特定の大きさ以上の異物を検出できる。以下
、この原理及び動作を説明する。
第2図にしめすように、ガラス基盤16上にパターン1
7と、2個の異物18a、18bと欠陥19とが存在す
る場合について述べると、一方の/JSさい異物18a
は微小であるため、パターン17のエツジ17aに比較
して光をより散乱あるいは回折する。すなわち遮光晩4
4により遮光される範囲θより外側に散乱する光束56
がパターン17のエッジ17a光束55よりも多くなる
また他方の大きい異物18bあるいはパターン17の欠
陥19もその周辺部の空間周波数が高いため、遮光板4
4により遮光される範囲〇より外側に散乱する光束57
.58がパターン17aのエツジ17aの光束55より
も多くなる。
したがって、検出器51の出力は第3図に示すように前
記各光束55,56,57,58による出力ピーク59
,60,61.62を発生する。
一方、2値化処理回路52で第3図に示すようにしきい
値63を設定すると、このしきい値63以上の出力とし
て前記3個の出力ビークロ0,61.62が突出するの
で、これにより、2個の異物18a、18bおよびパタ
ーン17の欠陥19のみ検出することができる。
このときのx、Yステージto、11の座標と、前記出
力ビークロ0,61のレベルを前記マイクロコンピュー
タ53が管理するメモリに記憶するとともに、この記憶
内容を処理して前記CRT54に出力する。
前記設計データ変換部201に替えて、第18図に示し
た標準レチクル検査データ記憶部206を用いてもよい
。これは、標準レチクルを検出部4で検出し、検出した
データを記憶しておく手段でり、光ディスク、ハードデ
ィスク、マグネチックテープ等の大容量メモリ207お
よびSRAM。
DRAM等の高速メモリ208から構成される。
本発明の動作中には、設計データ変換部201に替わっ
て信号処理部5にデータを送る6本発明は、高速大容量
メモリが、安価で供給されるようになって、初めて可能
になった技術である。
以上の実施例ではいずれも検出部が一つである。
これにより検出光学系の収差による像の歪を補正する必
要がなくなるため、像の歪が原因の位置ずれによる虚報
を減らすことができる。
2、第2の実施例 以下本発明の他の実施例を、第1図及至第4図を用いて
説明する。
第1図に示すように、本発明による欠陥又は異物検査装
置は、試料台部1と、透過照明部2および102と、落
射照明3および103と、検出部4および104と、信
号処理部5とから構成されている。
2.1構成 前記試料台部1、透過照明部2、落射照明3、検出部4
および信号処理部5は、第17図に示した通りである。
また、透過照明部102、落射照明103は、それぞれ
透過照明部2、落射照明3と同一の構成要素からなる。
次に検査方法及びその動作について、第2頭及至第6図
に基づいて説明する。
検査対象となるレチクル6の平面図を第2図(a)に示
し、直線80での断面図を第6図(a)に示す。
同様に、検査標準とするレチクルの平面図を第5図(b
)に示し、その断面図を第6図(b)に示す。
第5図に示すように、レチクル6および106上に、異
物81および82、パターン欠陥83゜正常パターンの
エツジ部84,184、正常パターンのコーナ一部85
,185、微細な正常パターン85,185が存在する
場合を例にとって、本発明の動作について説明する。
異物82は、微小であるため、正常パターンのエツジ部
84に比較して光をより散乱あるいは回折する。すなわ
ち、遮光板44により遮光される範囲θより外側に散乱
する光束88がエツジ部84およびコーナ一部86の光
束90,91よりも多くなる。異物81およびパターン
欠陥83についても同様であり、異物81の周辺部の空
間周波数が高いため、遮光板44により遮光される範囲
θより外側に散乱する光束87.がエツジ部84および
コーナ一部86の光束90.92よりも多くなる。
透過光による位置80,180での検出信号を第7図(
a)、(b)に示している0本発明による検出信号は、
上記作用により、異物部コーナー部が強い出力となり、
第8図(a)、(b)のようになる。
従って、これらの場合、直線93の位置で2値化すれば
、パターンのエツジ部84とコーナ一部86に対して、
異物81および82を分けて検出することができる。
ところが、LSIが微細になり、パターン85のような
、微細な正常パターンが用いられる。このようなパター
ンでは、空間周波数が高いため遮光板44により遮光さ
れる範囲θより外側に散乱する光束が、異物81.82
およびパターン欠陥83と同等以上になってしまう。
この結果、直線93の位置で2値化したのでは、パター
ン92と、異物81,82.欠陥83とを分けて検出す
ることはできない。第6図(b)に示した検査レチクル
の検出180での検出信号を第8図(b)に示す。
検査対象レチクル6の検出信号第8図(a)と検査標準
レチクル106の検出信号第8図(b)をとりつみ比較
回路70では、この2つの信号の違いの絶対値を得る。
第9図に結果を示す。
第9図の場合、しきい値94を設けると、異物81.8
2および欠陥83をパターン84,85゜86と分別し
て検出できる。
ここで、比較回路70の出力は第9図のごとく絶対値で
出力したが、必ずしもこの限りではない。
第10図に示したごとく、2回路の差として出力しても
良い。第10図には、信号第8図(a)から信号第8図
(b)を差し引いた値を示している。
ここで、しきい値95は信号第8図(a)の値が高い場
合に、異物あるいは欠陥として検出する。
すなわち、信号第8図(a)を出力した被検査対象レチ
クル6に異物あるいは欠陥が存在することを示している
。一方、しきい値96は、信号第8図(b)の値が高い
こと、すなわち、標準レチクル106に異物あるいは欠
陥が存在することを示す。
2.2動作 次に動作について説明する。
被検査対象レチクル6および同一のパターンを描画した
標準レチクル106をそれぞれ検査ステージ9上の固定
治具、8および108で固定する。
2つのレチクル6および106は1合せマーク検出手段
71および171により合せマークを検出する。この信
号に基づいて、XY*微調機祷9゜10.11が移動し
、2つのレチクル6および106の検査対象位置が、検
出器45および145の相対応する位置に結像するよう
に調整する。
次に、Xステージ9およびYステージ10を、前述のよ
うに走査する。この時、レチクル6および106は同時
に移動する。走査中は、自動焦点を独立に合わせる。
この時、2つのレチクルの位置合せには、必ず誤差δが
生じる。
この誤差δが生じた場合、検査信号第8図(a)および
(b)は、比較回路70により第11図のように重なる
ため、比較回路70の出力は、第12図のようになる。
この場合、しきい値95によって、異物81,82.8
3を、正常パターン84.85.86から弁別して検出
することはできない。
以下、許容可能な位置合せ誤差δを求めて見る。
回路パターンコーナ一部86の本検出光学系による像は
第13図のようになる。回路パターンコーナー86の全
出力信号をTc、回路パターンコーナ一部86の像の直
径をDc、同様に異物の全出力信号をTf 、直径をD
fとする。WXWの検出画素による回路パターンコーナ
一部86および異物82の検出を考える。
合せずれδによるコーナ一部の検出信号の変化△Icは
以下の式(2)となる。検出波形を第13図のごとく直
径Da、高さhの円すい形に近似し、変化が極大値をと
っている。
ΔI c= Tc(Dc−h/2)/ ((Da/2)
2・h / 3 )=Tc・(6・δ)/(π・Da) (WED)  ・・・・(2) また、異物の像が、第14図に示すように隣接する検出
画素にまたがって結像される場合、異物の検出信号If
は式(3)に示すように最小になる。
If=Tf/4     ・・・・(3)式(2)2式
(3)より、比較回路70によって異物82を検出する
ために許容される合せ誤差δは以下の式(3)を満たす
必要がある。
ΔTc(If         ・・・・(4)八  
  δ <(z/ 2 4)・(Tf/ Tc)・Dc
  ・・(4)’式(4)′より、パターン出力信号の
直径Dcを大きくすると許容誤差δを大きくできる。一
方で異物の全出力信号Tcを検出器の1画素に効率良く
とりひむためには、以下の式を満たす必要がある。
W>Df   (〜Dc)     ”(5)従って、
Dc−Wとするのが最も効率が良い。
一方、 Tc〜5 ・Tf    ・・・・(6)程度の異物ま
で検出するには(6)、(4)’よりδ<Dc/38 
    ・・・・(7)ここで、δ(0、2p rnと
するにはD c =7.6pmとなる。即ち、7.6μ
mに像の分解能を落とせば良い。
次に、結像分解能をいかに落とすか説明する。
結像の分解能は対物レンズの開口数により設定される。
したがって、開口数を小さくすれば良い。
ところが、開口数を小さくすると、検品信号レベルも下
がってしまう。そこで、開口数を小さ(せずに分解能を
下げるため第15図および第16図に示すような形状の
位相フィルタ72を第1図に示す像のフーリエ変換の位
置に設置する。
位相フィルタ72は、第15図に示すように輪帯状の部
分に分け、各部分の位相をπずつ変えている。また第1
6図には直線状に分けたものを示している。この場合の
各部分の幅の1を以下の式に示される値程度にすること
により、像を概ね目的のDfまで広げることができる。
Df=1.2・λ/((N、A、)・l/L)  ・・
・・(8)ここで、N、A、は対物レンズの開口数、L
はフーリエ変換面の大きさである。
本発明は、検出系のみ、即ち比較せずに2値化するだけ
でも、特定の大きさ以上の異物を検出できる。以下、こ
の原理及び動作を説明する。
第2図に示すように、ガラス基板16上に回路パターン
17と、2個の異物18a、18bと欠陥19とが存在
する場合について述べると、一方の小さい異物18aは
微小であるため、回路パターン17のエツジ1.7 a
に比較して光をより散乱あるいは回折する。すなわち遮
光板44により遮光される範囲θより外側に散乱する光
束56が回路パターン17のエッジ17a光束55より
も多くなる。
また他方の大きい異物18bあるいは回路パターン17
の欠陥19もその周辺部の空間周波数が高いため、遮光
板44により遮光される範囲θより外側に散乱する光束
57.58がパターン17aのエツジ17aの光束55
よりも多くなる。
したがって、検出器51の出力は第3図に示すように前
記各光束55.56,57.58による出力ピーク59
,60,61.62を発生する。
一方、2値化処理化回路52で第3図に示すようにしき
い値63を設定すると、このしきい値63以上の出力と
して前記3個の出力ビークロ0゜61.62が突出する
ので、これにより、2個の異物18a、18bおよびパ
ターン17の欠陥19のみ検出することができる。
このときのX、Yステージ10.11の座標と。
前記出力ビークロ0.61のレベルを前記マイクロコン
ピュータ53が管理するメモリに記憶するとともに、こ
の記憶内容を処理して前記CRT54に出力する。
〔発明の効果〕
本発明によれば、検査手段による検査対象の検出信号と
等価の標準信号を設計データから作成して、検出信号と
比較できるので、検査精度、検査速度、検査信頼性を向
上できる。
また本発明によれば、露光装置の照明と光学的に等価な
照明を使用し、異物および欠陥により散乱1回折し、露
光装置の縮小レンズに入射しなくなった光を選択的に検
出できるので、パターンから検出信号を消去して実害と
なる欠陥や異物からの検出信号を顕在化して欠陥や異物
を検出することができる。
また、レチクル上の検査領域を限定し、レチクルを走査
して全ての検査領域を検査可能にしたので、通常使用さ
れている縮小投影レンズよりもN。
A、の大きい対物レンズを使用することができる。
更に照明系の構成を簡単にすることができるとともに検
出系の構成を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第2の実施例を示す概略構成図、第2
図は検査するレチクルを示す断面図、第3図は第1図に
示す検出器51の出力信号を示す図。 第4図は第3図に示す信号を2値化回路で2値化した2
値化信号波形を示す図、第5図は異物、欠陥が存在する
被検査レチクルと標準レチクルを示す平面図、第6図は
第5図の断面を示す図、第7図は従来技術による検出信
号を示した図、第8図及至第12図は第1図に示す被検
査レチクル側及び標準レチクル側の検出器の出力信号形
を示す図、第13図は本発明に係る回路パターンコーナ
一部及び異物から検出される検出信号を示す模式図。 第14図は検出器上に結像された異物の模式図、第15
図及び第16図は各々第1図に示す位相フィルタ72の
構成例を示す平面図、第17図は本発明の第1の実施例
を表わす概略構成図、第18図は本発明の第3の実施例
を表わす概略構成図、第19図は伝達関数畳み込み手段
を表わす構成図である。 1・・・試料台部、2・・・透過照明部、3・・・落射
照明部、4・・・検出部、5・・・検出処理部、6・・
・レチクル、7・・・ペリクル。 第2囚 /6 拓5圀 め4t¥J 男り看 晃/θ圀 発Z1口 見72圀 第1.?i口 め760 昆76困 n七−ヨ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、回路パターンを形成した被検査レチクルに対して所
    望の空間コヒーレンス度の光を照明手段により照明し、
    上記被検査レチクルからの透過光を集光させると共に被
    検査レチクルのフーリエ変換面に設けられた遮光手段に
    より上記空間コヒーレンス度に対応させた光を遮光する
    検出光学系及び該検出光学系から得られる光を検出器に
    て受光して映像信号に変換する被検査レチクル検査工程
    と、上記回路パターンの設計データに対して上記検出光
    学系と等価の伝達関数を持つ空間フィルターによる演算
    処理を施して基準映像信号を形成する標準レチクル検査
    データ作成工程と、上記被検査レチクル検査工程から検
    出される映像信号と上記標準レチクル検査データ作成工
    程から出力される基準映像信号とを比較して上記被検査
    レチクル上の回路パターンから獲られる信号を消去して
    被検査レチクル上に存在する欠陥を顕在化して検出する
    欠陥検出工程とを備えたことを特徴とするレチクル上の
    欠陥検出方法。 2、回路パターンを形成した被検査レチクルに対して所
    望の空間コヒーレンス度の光を照明する照明手段と該照
    明手段によって照明され、且つ上記被検査レチクルから
    の透過光を集光させると共に被検査レチクルのフーリエ
    変換面に設けられた遮光手段により上記空間コヒーレン
    ス度に対応させた光を遮光する検出光学系と該検出光学
    系から得られる光を受光して映像信号に変換する検出器
    とを備えた被検査レチクル検査手段と、上記回路パター
    ンの設計データに対して上記検出光学系と等価の伝達関
    数を持つ空間フィルターによる演算処理を施して基準映
    像信号を形成する標準レチクル検査データ作成手段と、
    上記被検査レチクル検査手段から検出される映像信号と
    上記標準レチクル検査データ作成手段から出力される基
    準映像信号とを比較して上記被検査レチクル上の回路パ
    ターンから獲られる信号を消去して被検査レチクル上に
    存在する欠陥を顕在化して検出する欠陥または異物検出
    手段とを備えたことを特徴とするレチクル上の欠陥又は
    異物検出装置。 3、上記被検査レチクル検査手段の照明手段は、実質的
    に露光光を照明する光源と、該光源から照射された露光
    光を拡散光に変換する拡散手段と、該拡散手段により拡
    散された拡散光を所望の光束に制限する開口と、該開口
    を通過した光束を集光させるコリメータレンズとを有し
    、上記被検査レチクル検査手段の検出光学系は、被検査
    レチクル上の欠陥から発生する散乱光を結像させる結像
    光学系と、欠陥から発生する空間周波数の高い光を通過
    させる上記遮光手段とを有することを特徴とする請求項
    2記載のレチクル上の欠陥検出装置。 4、上記被検査レチクル検査手段の検出光学系は、更に
    位相フィルタを備えることを特徴とする請求項3記載の
    レチクル上の欠陥検出装置。 5、上記標準レチクル検査データ作成手段は、基準画像
    信号を形成するビットイメージ作成手段と、該ビットイ
    メージ作成手段により作成された基準画像を記憶するビ
    ットイメージ記憶手段と、該ビットイメージ記憶手段か
    ら読み出された基準画像信号に対して重み付けする伝達
    関数畳み込み手段とを有することを特徴とする請求項3
    記載のレチクル上の欠陥検出装置。 6、上記伝達関数畳み込み手段は、切り出される基準画
    像に対して重み付けする複数の重み付け手段を有するこ
    とを特徴とする請求項5記載のレチクル上の欠陥検出装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000147748A (ja) * 1998-11-18 2000-05-26 Toppan Printing Co Ltd フォトマスク外観検査装置
WO2010064728A1 (en) * 2008-12-04 2010-06-10 Canon Kabushiki Kaisha Convolution operation circuit and object recognition apparatus

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