JPH06584B2

JPH06584B2 - シート収納装置

Info

Publication number: JPH06584B2
Application number: JP62334072A
Authority: JP
Inventors: 将志大橋
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1987-12-28
Filing date: 1987-12-28
Publication date: 1994-01-05
Anticipated expiration: 2009-01-05
Also published as: JPH01176734A

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野本発明は、複写機、印刷機、レーザービームプリンタ等
の画像形成装置に用いられるシート収納装置に係り、詳
しくは多数のシートを収納した箱型のシート収納装置
（以下カセットという）に関する。

(ロ)従来の技術従来、多数のシートを収納するカセットが知られている
が、該カセット１′は、第７図及び第８図に示すよう
に、多数のシートＳ…を積載する中板２′を有してお
り、かつシートＳの横方向移動を規制する規制板３を有
している。そして、該中板２′には複数の長孔４，４が
シート幅方向に開設されており、これら長孔４，４へ前
記規制板３は、シートサイズに応じて移動し得るように
構成されると共に、該長孔４から突出するようになって
いる。また、該規制板３の下流端上部には、シートＳを
１枚ずつ分離する分離爪５が配設されており、更に前記
中板２′の右側方には側板８がカセット１′の底板に固
定されており、該側板８の下流端上部にも分離爪５が配
設されている。そして、カセット２′の上部には、図示
しないモータに連結された軸６が回転自在に支持されて
おり、該軸６には各種のシートサイズに対応するように
複数の給紙ローラ７が固定されている。また、前記中板
２′はバネ９により上方に付勢されており、該中板２′
上に積載されたシートＳ…は給紙ローラ７…へ押圧付勢
される。

そして、図示しないスタートキーが押されると、モータ
が回転を開始し、該モータの駆動力により給紙ローラ７
が回転してシートＳを給送する。それから、該シートＳ
は分離爪５，５により１枚ずつに分離され、最上位のシ
ートＳのみが給送される。

(ハ)発明が解決しようとする問題点ところで、上述したカセット１′では、幅の狭いサイズ
のシートＳ（例えば第７図に示すＡ幅のシートＳ）を使
用した場合、中板２′の左右への傾き、あるいは各給紙
ローラ７の製造交差等によりシートＳの位置しないＢの
範囲の２個の給紙ローラ７，７が中板２′へ直接接触し
てしまうことがあり、これによりシートＳとＡの範囲の
給紙ローラ…との押圧力が減少してシートＳの斜行、重
送、折れ、シワ等が発生することがあった。更に、Ｂ範
囲の給紙ローラ７，７は中板２′と摩擦回転するめに、
ローラ表面が異常摩耗することがあった。

そこで、本発明は、シートの位置しない部分の給紙ロー
ラと中板とが接触しないようにして、もって上述問題点
を解消したシート収納装置を提供することを目的とする
ものである。

(ニ)問題点を解決するための手段本発明は、上述の事情に鑑みなされたものであって、例
えば第１図及び第５図を参照して示すと、異なるサイズ
のシート（Ｓ）を積載収納可能で、あるシート載置台
（２）と、前記シート載置台（２）上に積載収納されたシート
（Ｓ）を給送する給送回転手段（６，７，７ａ，７ｂ）
と、前記シート載置台（２）に積載収納されたシート（Ｓ）
を前記給送回転手段（６，７，７ａ，７ｂ）に向けて押
圧付勢する付勢手段（９）と、を備えるシート収納装置において、前記給送回転手段（６，７，７ａ，７ｂ）は、同軸
（６）に固定的に配設された複数個の給送回転体（７，
７ａ，７ｂ）からなり、該複数個の給送回転体（７，７ａ，７ｂ）を、前記シー
ト載置台（２）上に積載収納される最小サイズのシート
に対応する位置と、該最小サイズのシートよりも大きい
サイズのシートに対応する位置とに各々配置し、前記シート載置台（２）上に、前記最小サイズのシート
よりも大きいサイズのシートに対応する位置に配設され
る各給送回転体（７ａ，７ｂ）の配設位置に対向して逃
げ部（３５）を設け、該各逃げ部（３５）に対して装脱着可能な補助部材（３
７）を備え、該補助部材（３７）は、その装着によって
前記逃げ部（３５）を覆い、前記シート載置台（２）上
を平面としてなることを特徴とするものである。

(ホ)作用上述構成に基づき、幅の広いシート（Ｓ）をカセット
（１）に収納する場合、給送回転体（７ａ，７ｂ）に対
抗する逃げ部（３５）に補助部材（３７）を装着するこ
とによって、シート載置台（２）の逃げ部（３５）を覆
ってシート載置台（２）を平面としたため、積載される
シート（Ｓ）が給送回転体（７ａ，７ｂ）に押圧付勢さ
れたときに適正な給紙圧が得られて、シート（Ｓ）の給
送が行われる。また、最小のシートを給送する場合に
は、逃げ部（３５）から補助部材（３７）を取り外すこ
とによって、最小のシートに当接しない給送回転体（７
ａ，７ｂ）が逃げ部（３５）によりシート載置台（２）
と接触しないようにして、最小のシートに対応する給送
回転体（７）によって最小のシートが給送される。

なお、上述符号は参照のために示すものであって、なん
ら構成を限定するものではない。

(ヘ)実施例以下、図面に沿って、本発明の実施例について説明す
る。

なお、前述した部分と同じ部分には同一符号を付して説
明を省略する。

カセット１は、第２図に示すように、複写機１０の機体
１１内に着脱自在に搭載されており、ガイド１２，１２
に案内されてシート搬送方向に対して直角方向へ引き出
せるようになっている。そして、該機体１１は圧着板１
３、プラテン１５、光源１６、ミラー１７，１８，１
９，２０，２１，２２、レンズ２３を備えており、該カ
セット１の下流には搬送ローラ対２５及びレジストロー
ラ対２６が配設されている。更に、該ローラ対２６の下
流には、画像形成部２７が配設されており、該画像形成
部２７の下流には、搬送ベルト２９及び定着器３０が配
設されている。そして、該定着器３０の下流には、排紙
ローラ対３１が配設されており、該排紙ローラ対３１の
下流には排紙トレイ３２が設けられている。

また、前記カセット１は、第１図に示すように、カセッ
ト挿入方向Ｃの奥側にシートサイズ検知用のブロック３
３が着脱自在に装着されており、該ブロック３３は機体
１１側に配設されているシートサイズ検知スイッチ（図
示せず）を押圧操作するようになつており、該ブロック
３３はシートサイズに応じて交換し得るようになってい
る。更に、シート載置台である中板２には給送回転体で
ある給紙ローラ７，７，７ａ，７ｂのうち給紙方向左側
から２番目までの給紙ローラ７ａ，７ｂと対抗する位置
に逃げ部としての窪み３５がそれぞれせ形成されてお
り、これら給紙ローラ７ａ，７ｂ部分に位置しない幅の
狭いシートＳを給送する場合に、これら給紙ローラ７
ａ，７ｂが中板３５に接触しないようになっている。な
お、図中３６で示すものは、シートＳの後方向移動を規
制する規制板である。

また、前記給紙ローラ７ａ，７ｂ部分にまでシートＳが
位置する場合、第３図及び第４図に示すように、前記中
板２と同一平面を構成する可撓性材により構成された補
助部材である中板補助部材３７を前記窪み３５に装着し
得るように構成されており、これにより給紙ローラ７
ａ，７ｂへのシートＳの押圧力を確保するようになって
いる。

そして、該中板補助部材３７は、第５図に詳示するよう
に、両端に爪３７ａを有し、該爪３７ａ，３７ａを、窪
み３５に穿設されたスリット状の孔３５ａ，３５ａに差
し込むことにより支持されるようになっている。

本実施例は以上のような構成よりなるので、最大サイズ
のシートＳをカセット１に収納する場合、オペレータ
は、規制板３をカセットの左端に移動させると共に、給
紙ローラ７ａ，７ｂに対抗する位置の窪み３５，３５に
中板補助部材３７を装着する。そして、該カセット１の
中板２上に最大サイズシートＳ（例えば幅がＤ）を積載
すると（第３図参照）、該シートＳは、横方向への移動
を規制板３と側板８とにより規制されると共に、搬送方
向への移動を分離爪５，５により規制され、かつ後方向
への移動を規制板３６により規制される。それから、該
カセット１が機体１１に装着されると、該シートＳは、
付勢手段であるバネ９により中板２及び中板補助部材３
７が上方に付勢されることにより給紙ローラ７ａ，７
ｂ，７，７へ押圧される。そして、プラテン１５上に原
稿を載置してスタートキーを押すと、ランプ１６、ミラ
ー１７，１８，１９，２０，２１，２２、レンズ２３に
より該原稿の画像読取って画像形成部２７に画像を形成
する。一方、カセット１からシートＳが給紙ローラ７と
分離爪５，５により分離されて最上位のシートＳのみが
給紙される。それから、該シートＳは、搬送ローラ対２
５によりレジストローラ対２６へ搬送され、該ローラ対
２６のニップに当接すると共にスリップする搬送ローラ
対２５により搬送力を付与されて斜行補正される。そし
て、所定タイミングにて回転を開始するレジストローラ
対２６により画像形成部２７の画像と同期して搬送され
る。更に、該シートＳは、該画像形成部２７により画像
を複写され、搬送ベルト２９により定着器３０へ搬送さ
れる。そして、該シートＳは、該定着器３０により画像
を定着され、排紙ローラ対３１により排紙トレイ３２へ
排出される。

また、中型サイズ（例えば幅Ｅ）のシートＳをカセット
１に積載する場合、オペレータは、規制板３を左側の長
孔４へ移動すると共に、給紙ローラ７ｂに対抗する窪み
３５のみに中板補助部材３７を装着する（第３図参
照）。以下、前述同様の動作により画像形成作業を行
う。

更に、最小サイズのシートＳをカセット１に積載する場
合、オペレータは、規制板３を中央寄りの長孔４へ移動
すると共に、両方の窪み３５，３５に中板補助部材３７
を装着する。そして、前述同様の動作により画像形成作
業を行う。

また、他の実施例として、中板２に逃げ部としての長孔
が開設された場合を第６図に沿って説明する。

中板２には、給紙ローラ７ａ，７ｂが位置する部分に長
孔３９が開設されており、該長孔３９の前後方向縁部の
中板２はレール３９ａ，３９ａを構成している。そし
て、これらレール３９ａ，３９ａ上には中板補助部材４
０が横方向摺動自在に架設されており、該補助部材４０
は、シートＳが位置する部分の給紙ローラ７に対抗する
位置に移動してシートＳを該給紙ローラ７へ押圧付勢す
るようになっている。

(ト)発明の効果以上説明したように、本発明によると、幅の狭いシート
をシート載置台上に積載した場合、シートの位置しない
部分の給送回転体が逃げ部に位置して該給送回転体とシ
ート載置台とが接触しないようにしたので、シートの給
送回転体への押圧力を均一にして、シートの斜行、重
送、折れ、シワ等の発生を防止でき、また給送回転体が
シート載置台と接触しないので、異常摩耗を防止して、
給送回転体の寿命を延ばすことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るシート収納装置を示す斜視図であ
る。また、第２図は本発明を備えた画像形成装置を示す
断面図である。更に、第３図から第５図は本発明の要部
を示す図である。そして、第６図は他の実施例を示す斜
視図である。また、第７図は従来例を示す平面図であ
り、第８図はその側断面図である。１，１′…シート収納装置、２…中板（シート載置
台）、７，７ａ，７ｂ…給送回転体、３５…窪み（逃げ
部）、３７…中板補助部材（補助部材）、Ｓ…シート。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】異なるサイズのシートを積載収納可能であ
るシート載置台と、前記シート載置台上に積載収納されたシートを給送する
給送回転手段と、前記シート載置台に積載収納されたシートを前記給送回
転手段に押圧付勢する付勢手段と、を備えるシート収納装置において、前記給送回転手段は、同軸に固定的に配設された複数個
の給送回転体からなり、該複数個の給送回転体を、前記シート載置台上に積載収
納される最小サイズのシートに対応する位置と、該最小
サイズのシートよりも大きいサイズのシートに対応する
位置とに各々配置し、前記シート載置台上に、前記最小サイズのシートよりも
大きいサイズのシートに対応する位置に配設される給送
回転体の配設位置に対向して逃げ部を設け、該各逃げ部に対して装脱着可能な補助部材を備え、該補
助部材は、その装着によって前記逃げ部を覆い、前記シ
ート載置台上を平面としてなることを特徴とするシート
収納装置。