JPH0658392A - トランスファギヤの潤滑装置 - Google Patents
トランスファギヤの潤滑装置Info
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- JPH0658392A JPH0658392A JP20782092A JP20782092A JPH0658392A JP H0658392 A JPH0658392 A JP H0658392A JP 20782092 A JP20782092 A JP 20782092A JP 20782092 A JP20782092 A JP 20782092A JP H0658392 A JPH0658392 A JP H0658392A
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- oil
- transfer
- lubricating oil
- axle housing
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/042—Guidance of lubricant
- F16H57/0421—Guidance of lubricant on or within the casing, e.g. shields or baffles for collecting lubricant, tubes, pipes, grooves, channels or the like
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/048—Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
- F16H57/0493—Gearings with spur or bevel gears
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低速連続登坂時にトランスファギヤに対して
強制的に潤滑するようにする。 【構成】 トランスファケース13とアクスルハウジン
グ11の互いの底部を連通して形成した共通の潤滑油溜
め16の油面を、アクスルハウジング11の内壁に設け
た油面センサ22により検知し、トランスファケース1
3内の油面レベルが規定レベルよりも低下する一方、ア
クスルハウジング11内の油面レベルが規定レベルより
も上昇したことを検知したときに給油ポンプ23を動作
させ、アクスルハウジング11側の潤滑油溜めからトラ
ンスファケース13内に強制的に給油することにより、
登坂路を走行するさいに起きやすいトランスファギヤ
4,7の潤滑不足を能動的に解消する。
強制的に潤滑するようにする。 【構成】 トランスファケース13とアクスルハウジン
グ11の互いの底部を連通して形成した共通の潤滑油溜
め16の油面を、アクスルハウジング11の内壁に設け
た油面センサ22により検知し、トランスファケース1
3内の油面レベルが規定レベルよりも低下する一方、ア
クスルハウジング11内の油面レベルが規定レベルより
も上昇したことを検知したときに給油ポンプ23を動作
させ、アクスルハウジング11側の潤滑油溜めからトラ
ンスファケース13内に強制的に給油することにより、
登坂路を走行するさいに起きやすいトランスファギヤ
4,7の潤滑不足を能動的に解消する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低速連続登坂時にトラ
ンスファギヤに対して強制的に潤滑するようにしたトラ
ンスファギヤの潤滑装置に関する。
ンスファギヤに対して強制的に潤滑するようにしたトラ
ンスファギヤの潤滑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジン動力を後輪2軸に伝えて駆動す
る形式の車両は、図3に示したように、プロペラシャフ
トからフランジカップリング1を介して入力軸2に伝達
されたエンジン動力を、2軸間差動歯車機構(インタア
クスルデフ)3内のインタデフピニオン3a,3bによ
りドライブギヤ4側とインタデフギヤ5側の2系統に分
け、後前軸6と後後軸(図示せず)に差動伝達する。ド
ライブギヤ4側に伝達された動力は、ドライブギア4に
噛合するピニオンドライブギヤ7及びこのピニオンドラ
イブギア7に同軸のハイポイドギヤ8を介して、後前軸
6に固着されたベベルギヤ9に伝達され、一方またイン
タデフギヤ5側に伝達された動力は、スルーシャフト1
0と2軸間プロペラシャフト(図示せず)を介して後後
軸に伝達される。
る形式の車両は、図3に示したように、プロペラシャフ
トからフランジカップリング1を介して入力軸2に伝達
されたエンジン動力を、2軸間差動歯車機構(インタア
クスルデフ)3内のインタデフピニオン3a,3bによ
りドライブギヤ4側とインタデフギヤ5側の2系統に分
け、後前軸6と後後軸(図示せず)に差動伝達する。ド
ライブギヤ4側に伝達された動力は、ドライブギア4に
噛合するピニオンドライブギヤ7及びこのピニオンドラ
イブギア7に同軸のハイポイドギヤ8を介して、後前軸
6に固着されたベベルギヤ9に伝達され、一方またイン
タデフギヤ5側に伝達された動力は、スルーシャフト1
0と2軸間プロペラシャフト(図示せず)を介して後後
軸に伝達される。
【0003】後前軸6と後後軸はいずれも全浮動式であ
り、車両重量はアクスルハウジング11によって保持さ
れる。デフキャリア12はアクスルハウジング11の前
部に設けられており、このデフキャリア12の前面をト
ランスファケース13が覆っている。差動歯車機構3の
出力をハイポイドギヤ8に伝達するドライブギア4とピ
ニオンドライブギア7は、動力分配のためのトランスフ
ァギヤ(以下、ともにトランスファギヤと呼ぶ)であ
り、これらのトランスファギヤ4,7と差動歯車機構3
がトランスファケース13内に収容されている。一方ま
た、上記のトランスファギヤ7により駆動されるハイポ
イドギヤ8とハイポイドギヤ8に噛合して後前軸6と一
体回転するベベルギヤ9は、減速歯車機構14を構成し
てアクスルハウジング11内に収容されており、アクス
ルハウジング11とトランスファケース13は、デフキ
ャリア12端面の隔壁15により上下の一部連通箇所を
除いて空間的に仕切られている。すなわち、アクスルハ
ウジング11とトランスファケース13の底部には、共
通の潤滑油溜め16が互いに連通形成してあって、ベベ
ルギヤ9とトランスファギヤ7が掻き上げる潤滑油によ
りそれぞれ内部の所要箇所が潤滑される。また、ベベル
ギヤ9が掻き上げた潤滑油の一部が隔壁15を越えてト
ランスファケース13内に飛散するようになっている。
り、車両重量はアクスルハウジング11によって保持さ
れる。デフキャリア12はアクスルハウジング11の前
部に設けられており、このデフキャリア12の前面をト
ランスファケース13が覆っている。差動歯車機構3の
出力をハイポイドギヤ8に伝達するドライブギア4とピ
ニオンドライブギア7は、動力分配のためのトランスフ
ァギヤ(以下、ともにトランスファギヤと呼ぶ)であ
り、これらのトランスファギヤ4,7と差動歯車機構3
がトランスファケース13内に収容されている。一方ま
た、上記のトランスファギヤ7により駆動されるハイポ
イドギヤ8とハイポイドギヤ8に噛合して後前軸6と一
体回転するベベルギヤ9は、減速歯車機構14を構成し
てアクスルハウジング11内に収容されており、アクス
ルハウジング11とトランスファケース13は、デフキ
ャリア12端面の隔壁15により上下の一部連通箇所を
除いて空間的に仕切られている。すなわち、アクスルハ
ウジング11とトランスファケース13の底部には、共
通の潤滑油溜め16が互いに連通形成してあって、ベベ
ルギヤ9とトランスファギヤ7が掻き上げる潤滑油によ
りそれぞれ内部の所要箇所が潤滑される。また、ベベル
ギヤ9が掻き上げた潤滑油の一部が隔壁15を越えてト
ランスファケース13内に飛散するようになっている。
【0004】なお、差動歯車機構3は、必要に応じて作
動状態か又はロック状態が択一的に選択できるようにな
っており、空気圧とばね力により動作制御されるシフト
フォーク(図示せず)により、トランスファギヤ4の端
面に隣接する入力軸段部2aに嵌合するシフタスリーブ
17を変位させ、その一部をトランスファギヤ4に係合
させたときに、トランスファギヤ4はシフタスリーブ1
7を介して入力軸2に一体化され、これにより差動歯車
機構3はロックされる。また、ロックを解除して作動状
態を選択すると、後前輪と後後輪の通過距離の違いに応
じて差動歯車機構3が差動動作したときに、入力軸2と
トランスファギヤ4が速度差をもって相対回転すること
になる。従って、入力軸2とトランスファギヤ4の摺接
面は潤滑対策上の重点箇所であり、本例に見られるごと
く、トランスファギヤ4に穿設した給油孔4aから摺接
面に潤滑油を送り込み、さらに入力軸2aの摺接面に形
成したスプラインにより潤滑油を摺接面全体に浸透させ
るなどの対策が一般化している。
動状態か又はロック状態が択一的に選択できるようにな
っており、空気圧とばね力により動作制御されるシフト
フォーク(図示せず)により、トランスファギヤ4の端
面に隣接する入力軸段部2aに嵌合するシフタスリーブ
17を変位させ、その一部をトランスファギヤ4に係合
させたときに、トランスファギヤ4はシフタスリーブ1
7を介して入力軸2に一体化され、これにより差動歯車
機構3はロックされる。また、ロックを解除して作動状
態を選択すると、後前輪と後後輪の通過距離の違いに応
じて差動歯車機構3が差動動作したときに、入力軸2と
トランスファギヤ4が速度差をもって相対回転すること
になる。従って、入力軸2とトランスファギヤ4の摺接
面は潤滑対策上の重点箇所であり、本例に見られるごと
く、トランスファギヤ4に穿設した給油孔4aから摺接
面に潤滑油を送り込み、さらに入力軸2aの摺接面に形
成したスプラインにより潤滑油を摺接面全体に浸透させ
るなどの対策が一般化している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のトランスフ
ァギヤの潤滑装置18は、アクスルハウジング11とト
ランスファケース13の底部に連通形成した共通の潤滑
油溜め16から、ベベルギヤ9とトランスファギヤ7が
掻き上げる潤滑油により潤滑を図る構成とされている
が、潤滑油溜め16には、図3に実線で示したように、
通常ベベルギヤ9の下から約1/4の部分を浸すよう潤
滑油が充填される。このため、適正充填であれば、トラ
ンスファギヤ7の歯の部分が油面下に沈み込み、トラン
スファギヤ7の回転とともにトランスファケース13内
全体に潤滑油が掻き上げられる。
ァギヤの潤滑装置18は、アクスルハウジング11とト
ランスファケース13の底部に連通形成した共通の潤滑
油溜め16から、ベベルギヤ9とトランスファギヤ7が
掻き上げる潤滑油により潤滑を図る構成とされている
が、潤滑油溜め16には、図3に実線で示したように、
通常ベベルギヤ9の下から約1/4の部分を浸すよう潤
滑油が充填される。このため、適正充填であれば、トラ
ンスファギヤ7の歯の部分が油面下に沈み込み、トラン
スファギヤ7の回転とともにトランスファケース13内
全体に潤滑油が掻き上げられる。
【0006】しかし、平坦路でなく急な登坂路を車両が
走行するときは、潤滑油溜め16内部の潤滑油の油面が
図3に仮想線で示したように前傾するため、トランスフ
ァギヤ7全体が潤滑油の油面から上に露出してしまうこ
とがあった。こうした場合、トランスファギヤ4,7へ
の潤滑は、ベベルギヤ9がトランスファケース13側に
飛散する潤滑油だけに頼らざるを得ず、登坂路を高速走
行するときは大きな被害には至らないものの、低速で連
続的に急登坂するようなときは、ベベルギヤ9による潤
滑油の掻き上げも低調であるために、トランスファギヤ
4,7に対する潤滑は必然的に不足がちになる。また、
こうした潤滑不良を解消しようとして潤滑油の油量を増
やしてみても、潤滑油を余計に充填するだけに不経済で
あり、その上さらに高速走行時に潤滑油に対する撹拌抵
抗が増大して油温が上昇するといった弊害も招きやす
く、得策とは言えなかった。
走行するときは、潤滑油溜め16内部の潤滑油の油面が
図3に仮想線で示したように前傾するため、トランスフ
ァギヤ7全体が潤滑油の油面から上に露出してしまうこ
とがあった。こうした場合、トランスファギヤ4,7へ
の潤滑は、ベベルギヤ9がトランスファケース13側に
飛散する潤滑油だけに頼らざるを得ず、登坂路を高速走
行するときは大きな被害には至らないものの、低速で連
続的に急登坂するようなときは、ベベルギヤ9による潤
滑油の掻き上げも低調であるために、トランスファギヤ
4,7に対する潤滑は必然的に不足がちになる。また、
こうした潤滑不良を解消しようとして潤滑油の油量を増
やしてみても、潤滑油を余計に充填するだけに不経済で
あり、その上さらに高速走行時に潤滑油に対する撹拌抵
抗が増大して油温が上昇するといった弊害も招きやす
く、得策とは言えなかった。
【0007】そこで、本出願人は先に出願した特開昭5
8−132255号「トランスファギヤの潤滑装置」に
おいて、ベベルギヤ9が飛散する潤滑油がトランスファ
ギヤ4の上方に設けた油溜め(図示せず)に溜まるよう
トランスファケース13の形状を改良し、油溜めから滴
下させた潤滑油により低速連続登坂時に潤滑重点箇所で
ある入力軸2とトランスファギヤ4の摺接面等への給油
不足を解消するようにした潤滑装置を提案した。しか
し、このものは、上記摺接面への潤滑維持能力の点で前
記従来装置を大きく上回わるものの、トランスファギヤ
4の上方に設けた油溜めから重力により潤滑油を滴下さ
せてトランスファギヤ4に給油する構成であるため、あ
くまで受動的な潤滑不足解消策でしかなく、能動的に潤
滑不足を解消するものではないといった課題を抱えてい
た。
8−132255号「トランスファギヤの潤滑装置」に
おいて、ベベルギヤ9が飛散する潤滑油がトランスファ
ギヤ4の上方に設けた油溜め(図示せず)に溜まるよう
トランスファケース13の形状を改良し、油溜めから滴
下させた潤滑油により低速連続登坂時に潤滑重点箇所で
ある入力軸2とトランスファギヤ4の摺接面等への給油
不足を解消するようにした潤滑装置を提案した。しか
し、このものは、上記摺接面への潤滑維持能力の点で前
記従来装置を大きく上回わるものの、トランスファギヤ
4の上方に設けた油溜めから重力により潤滑油を滴下さ
せてトランスファギヤ4に給油する構成であるため、あ
くまで受動的な潤滑不足解消策でしかなく、能動的に潤
滑不足を解消するものではないといった課題を抱えてい
た。
【0008】本発明は、これらの点に鑑みてなされたも
のであり、トランスファケース内の潤滑油の油面を油面
センサにて検知し、登坂時に油面センサの出力により給
油ポンプを作動させてトランスファギヤに対する給油不
足を解消するようにしたトランスファギヤの潤滑装置を
提供することを目的とする。
のであり、トランスファケース内の潤滑油の油面を油面
センサにて検知し、登坂時に油面センサの出力により給
油ポンプを作動させてトランスファギヤに対する給油不
足を解消するようにしたトランスファギヤの潤滑装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、入力軸を介して伝達された動力を後前軸
と後後軸の後輪2軸に差動伝達する差動歯車機構及び該
差動歯車機構の出力を前記後前軸側に伝達するトランス
ファギヤとを収容したトランスファケースと、前記トラ
ンスファギヤの回転を減速して前記後前軸に伝える減速
歯車機構を収容したアクスルハウジングと、前記アクス
ルハウジングと前記トランスファケースの底部に互いに
連通形成した共通の潤滑油溜めと、前記アクスルハウジ
ングか又は前記トランスファケースのいずれか一方の内
壁に設けられ、前記潤滑油溜めに溜められた潤滑油の油
面レベルが前記トランスファケース側で規定レベルより
も低下する一方、前記アクスルハウジング側で規定レベ
ルよりも上昇したときに、これを検知する油面センサ
と、前記油面センサが前記油面レベルを検知したときに
動作し、前記アクスルハウジング側の潤滑油溜めから前
記トランスファケース内に強制的に給油する給油ポンプ
とを具備することを特徴とするものである。
め、本発明は、入力軸を介して伝達された動力を後前軸
と後後軸の後輪2軸に差動伝達する差動歯車機構及び該
差動歯車機構の出力を前記後前軸側に伝達するトランス
ファギヤとを収容したトランスファケースと、前記トラ
ンスファギヤの回転を減速して前記後前軸に伝える減速
歯車機構を収容したアクスルハウジングと、前記アクス
ルハウジングと前記トランスファケースの底部に互いに
連通形成した共通の潤滑油溜めと、前記アクスルハウジ
ングか又は前記トランスファケースのいずれか一方の内
壁に設けられ、前記潤滑油溜めに溜められた潤滑油の油
面レベルが前記トランスファケース側で規定レベルより
も低下する一方、前記アクスルハウジング側で規定レベ
ルよりも上昇したときに、これを検知する油面センサ
と、前記油面センサが前記油面レベルを検知したときに
動作し、前記アクスルハウジング側の潤滑油溜めから前
記トランスファケース内に強制的に給油する給油ポンプ
とを具備することを特徴とするものである。
【0010】
【作用】上記構成に基づき、トランスファケースとアク
スルハウジングの互いの底部を連通して形成した共通の
潤滑油溜めの油面を、アクスルハウジングかトランスフ
ァケースのいずれか一方の内壁に設けた油面センサによ
り検知し、トランスファケース内の油面レベルが規定レ
ベルよりも低下する一方、アクスルハウジング内の油面
レベルが規定レベルよりも上昇したことを検知したとき
に給油ポンプを動作させ、アクスルハウジング側の潤滑
油溜めからトランスファケース内に強制的に給油するこ
とにより、登坂路を走行するさいに起きやすいトランス
ファギヤの潤滑不足を能動的に解消する。
スルハウジングの互いの底部を連通して形成した共通の
潤滑油溜めの油面を、アクスルハウジングかトランスフ
ァケースのいずれか一方の内壁に設けた油面センサによ
り検知し、トランスファケース内の油面レベルが規定レ
ベルよりも低下する一方、アクスルハウジング内の油面
レベルが規定レベルよりも上昇したことを検知したとき
に給油ポンプを動作させ、アクスルハウジング側の潤滑
油溜めからトランスファケース内に強制的に給油するこ
とにより、登坂路を走行するさいに起きやすいトランス
ファギヤの潤滑不足を能動的に解消する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1,2を
参照して説明する。図1は、本発明のトランスファギヤ
の潤滑装置の一実施例を示す縦断面図、図2は、図1に
示した油面スイッチと給油ポンプの接続関係を示す回路
図である。
参照して説明する。図1は、本発明のトランスファギヤ
の潤滑装置の一実施例を示す縦断面図、図2は、図1に
示した油面スイッチと給油ポンプの接続関係を示す回路
図である。
【0012】図1に示すトランスファギヤの潤滑装置2
1は、潤滑油溜め16の油面をアクスルハウジング11
の内壁に設けた油面センサ22により検知し、トランス
ファケース13内の油面レベルが規定レベルよりも低下
したときに給油ポンプ23を動作させ、アクスルハウジ
ング11側の潤滑油溜めからトランスファケース13内
に強制的に給油する構成としたものである。
1は、潤滑油溜め16の油面をアクスルハウジング11
の内壁に設けた油面センサ22により検知し、トランス
ファケース13内の油面レベルが規定レベルよりも低下
したときに給油ポンプ23を動作させ、アクスルハウジ
ング11側の潤滑油溜めからトランスファケース13内
に強制的に給油する構成としたものである。
【0013】油面センサ22としては、アクスルハウジ
ング11の側壁に設けた取り付け孔11aに嵌着したフ
ロート式リードスイッチが用いられ、図2に示したよう
に、潤滑油から浮力を受けて昇降するフロート22a
と、フロート22aが上昇限界位置に至ったときに動作
するリードスイッチ22bから構成される。また、給油
ポンプ23としては、トランスファケース13の側壁に
取り付けたプランジャ式電磁ポンプが用いられ、電磁力
により往復動するプランジャが一往復ごとに一定容積の
潤滑油を吐出する。給油ポンプ23には、トランスファ
ケース13の底面に連通接続した吸い込み管23aと、
トランスファケース13の側壁からケース内上部に至る
吐き出し管路23bとが接続してあり、吐き出し管路2
3bの開口端がトランスファギヤ4の給油孔4aに向け
て開口させてある。
ング11の側壁に設けた取り付け孔11aに嵌着したフ
ロート式リードスイッチが用いられ、図2に示したよう
に、潤滑油から浮力を受けて昇降するフロート22a
と、フロート22aが上昇限界位置に至ったときに動作
するリードスイッチ22bから構成される。また、給油
ポンプ23としては、トランスファケース13の側壁に
取り付けたプランジャ式電磁ポンプが用いられ、電磁力
により往復動するプランジャが一往復ごとに一定容積の
潤滑油を吐出する。給油ポンプ23には、トランスファ
ケース13の底面に連通接続した吸い込み管23aと、
トランスファケース13の側壁からケース内上部に至る
吐き出し管路23bとが接続してあり、吐き出し管路2
3bの開口端がトランスファギヤ4の給油孔4aに向け
て開口させてある。
【0014】給油ポンプ23と油面センサ22は、リレ
ー24を介して接続されており、バッテリー電源+Bの
出力電流がヒューズ25を介してリードスイッチ22b
とリレー24の常開接点24aに供給される。リレー2
4の励磁コイル24bは、リードスイッチ22bとグラ
ンド間に接続されており、給油ポンプ23は、常開接点
24aとグランド間に接続されているため、リードスイ
ッチ22bが閉じたときに励磁コイル24bが励磁さ
れ、常開接点24aを介して給油ポンプ23が通電され
て起動する。
ー24を介して接続されており、バッテリー電源+Bの
出力電流がヒューズ25を介してリードスイッチ22b
とリレー24の常開接点24aに供給される。リレー2
4の励磁コイル24bは、リードスイッチ22bとグラ
ンド間に接続されており、給油ポンプ23は、常開接点
24aとグランド間に接続されているため、リードスイ
ッチ22bが閉じたときに励磁コイル24bが励磁さ
れ、常開接点24aを介して給油ポンプ23が通電され
て起動する。
【0015】ところで、平坦路を走行しているときは、
潤滑油溜め16内の油面は図1に実線で示した規定レベ
ルにある。このため、油面センサ22のフロート22a
は潤滑油から浮力を受けず下動位置にあり、リードスイ
ッチ22bは開成している。しかし、車両が登坂路を走
行すると、図1に仮想線で示したように、トランスファ
ーケース13内の潤滑油の油面レベルが規定レベルより
も低下する一方、アクスルハウジング11内の潤滑油の
油面レベルが規定レベルよりも上昇する。このとき、油
面センサ22のフロート22aが上昇限界位置まで上昇
してリードスイッチ22bが閉成する。その結果、給油
ポンプ23が通電されて起動し、トランスファケース1
3側の潤滑油溜め16から吸い込み管23aを介して潤
滑油が吸入される。給油ポンプ23によって吸入された
潤滑油は、吐き出し管23bを介してトランスファケー
ス13内部に送り込まれ、トランスファギヤ4の給油孔
4aに向けて吐出される。このため、低速連続登坂時の
ように、トランスファギヤ7やベベルギヤ9による潤滑
油の掻き上げが期待できない状況下にあっても、給油ポ
ンプ23が供給する潤滑油をトランスファギヤ4と入力
軸2の摺接面に積極的に給油することができる。従っ
て、後前輪と後後輪の通過距離の違いに応じて差動歯車
機構3が差動動作し、入力軸2とトランスファギヤ4が
相対回転しようとも、潤滑不足による焼き付き等が発生
することはない。
潤滑油溜め16内の油面は図1に実線で示した規定レベ
ルにある。このため、油面センサ22のフロート22a
は潤滑油から浮力を受けず下動位置にあり、リードスイ
ッチ22bは開成している。しかし、車両が登坂路を走
行すると、図1に仮想線で示したように、トランスファ
ーケース13内の潤滑油の油面レベルが規定レベルより
も低下する一方、アクスルハウジング11内の潤滑油の
油面レベルが規定レベルよりも上昇する。このとき、油
面センサ22のフロート22aが上昇限界位置まで上昇
してリードスイッチ22bが閉成する。その結果、給油
ポンプ23が通電されて起動し、トランスファケース1
3側の潤滑油溜め16から吸い込み管23aを介して潤
滑油が吸入される。給油ポンプ23によって吸入された
潤滑油は、吐き出し管23bを介してトランスファケー
ス13内部に送り込まれ、トランスファギヤ4の給油孔
4aに向けて吐出される。このため、低速連続登坂時の
ように、トランスファギヤ7やベベルギヤ9による潤滑
油の掻き上げが期待できない状況下にあっても、給油ポ
ンプ23が供給する潤滑油をトランスファギヤ4と入力
軸2の摺接面に積極的に給油することができる。従っ
て、後前輪と後後輪の通過距離の違いに応じて差動歯車
機構3が差動動作し、入力軸2とトランスファギヤ4が
相対回転しようとも、潤滑不足による焼き付き等が発生
することはない。
【0016】なお、車両が登坂路から平坦路に移行する
と、トランスファケース13内の潤滑油の油面が実線で
示したレベルに復帰するため、油面センサ22は再びリ
ードスイッチ22bが開成し、給油ポンプ23に対する
通電も断たれる。しかし、平坦路走行では、トランスフ
ァギヤ7による潤滑油の掻き上げが再び正常に行われる
ため、給油ポンプ23の停止が問題となることはない。
と、トランスファケース13内の潤滑油の油面が実線で
示したレベルに復帰するため、油面センサ22は再びリ
ードスイッチ22bが開成し、給油ポンプ23に対する
通電も断たれる。しかし、平坦路走行では、トランスフ
ァギヤ7による潤滑油の掻き上げが再び正常に行われる
ため、給油ポンプ23の停止が問題となることはない。
【0017】このように、上記トランスファギヤの潤滑
装置21によれば、重力を利用した滴下により潤滑不足
を補うのではなく、潤滑不足が発生する状況下において
潤滑不足がまさに発生する箇所に対して重点的かつ能動
的に給油するため、低速連続登坂を繰り返しても摺接面
が焼き付いたりすることはなく、また潤滑油の油量も必
要量だけあればよいので、長期的なランニングコストの
観点から油面センサや給油ポンプ等の設備コストを上回
る経済効果が得られ、また多量の潤滑油を用いたときの
ような油温の上昇を抑制し、潤滑油の劣化を防止するこ
とができる。
装置21によれば、重力を利用した滴下により潤滑不足
を補うのではなく、潤滑不足が発生する状況下において
潤滑不足がまさに発生する箇所に対して重点的かつ能動
的に給油するため、低速連続登坂を繰り返しても摺接面
が焼き付いたりすることはなく、また潤滑油の油量も必
要量だけあればよいので、長期的なランニングコストの
観点から油面センサや給油ポンプ等の設備コストを上回
る経済効果が得られ、また多量の潤滑油を用いたときの
ような油温の上昇を抑制し、潤滑油の劣化を防止するこ
とができる。
【0018】また、油面センサ22を、潤滑油から浮力
を受けて昇降するフロート22aと、フロート22aが
上昇限界位置に至ったときに動作するリードスイッチ2
2bから構成したので、潤滑油に浮かぶフロート22a
とリードスイッチ22bの間を確実に液密にシールする
ことができ、車両が登坂路を走行するときの油面の傾斜
を確実に検知することができる。また、給油ポンプ23
は、プランジャ式電磁ポンプで構成したから、車両の走
行速度に関係なくプランジャの往復速度に応じた定流量
の給油が可能であり、過度の給油による様々な弊害も抑
止することができる。
を受けて昇降するフロート22aと、フロート22aが
上昇限界位置に至ったときに動作するリードスイッチ2
2bから構成したので、潤滑油に浮かぶフロート22a
とリードスイッチ22bの間を確実に液密にシールする
ことができ、車両が登坂路を走行するときの油面の傾斜
を確実に検知することができる。また、給油ポンプ23
は、プランジャ式電磁ポンプで構成したから、車両の走
行速度に関係なくプランジャの往復速度に応じた定流量
の給油が可能であり、過度の給油による様々な弊害も抑
止することができる。
【0019】なお、上記実施例では、油面センサ22を
アクスルハウジング11の内壁に固着したが、油面セン
サ22をトランスファケース13の内壁に固着してもよ
い。この場合には、油面センサ22は、トランスファー
ケース13側の油面が規定レベルよりも低下したことを
検知するように構成すればよい。
アクスルハウジング11の内壁に固着したが、油面セン
サ22をトランスファケース13の内壁に固着してもよ
い。この場合には、油面センサ22は、トランスファー
ケース13側の油面が規定レベルよりも低下したことを
検知するように構成すればよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トランスファケースとアクスルハウジングの互いの底部
を連通して形成した共通の潤滑油溜めの油面を、アクス
ルハウジングかトランスファケースのいずれか一方の内
壁に設けた油面センサにより検知し、トランスファケー
ス内の油面レベルが規定レベルよりも低下する一方、ア
クスルハウジング内の油面レベルが規定レベルよりも上
昇したことを検知したときに給油ポンプを動作させ、ア
クスルハウジング側の潤滑油溜めからトランスファケー
ス内に強制的に給油する構成としたから、重力を利用し
た滴下により潤滑不足を補うのではなく、潤滑不足が発
生する状況下において潤滑不足がまさに発生する箇所に
対して重点的かつ能動的に給油することができ、従って
低速連続登坂を繰り返しても摺接面が焼き付いたりする
ことはなく、また潤滑油の油量も必要量だけあればよい
ので、長期的なランニングコストの観点から油面センサ
や給油ポンプ等の設備コストを上回る経済効果が得ら
れ、また多量の潤滑油を用いたときのような油温の上昇
を抑制し、潤滑油の劣化を防止することができる等の優
れた効果を奏する。
トランスファケースとアクスルハウジングの互いの底部
を連通して形成した共通の潤滑油溜めの油面を、アクス
ルハウジングかトランスファケースのいずれか一方の内
壁に設けた油面センサにより検知し、トランスファケー
ス内の油面レベルが規定レベルよりも低下する一方、ア
クスルハウジング内の油面レベルが規定レベルよりも上
昇したことを検知したときに給油ポンプを動作させ、ア
クスルハウジング側の潤滑油溜めからトランスファケー
ス内に強制的に給油する構成としたから、重力を利用し
た滴下により潤滑不足を補うのではなく、潤滑不足が発
生する状況下において潤滑不足がまさに発生する箇所に
対して重点的かつ能動的に給油することができ、従って
低速連続登坂を繰り返しても摺接面が焼き付いたりする
ことはなく、また潤滑油の油量も必要量だけあればよい
ので、長期的なランニングコストの観点から油面センサ
や給油ポンプ等の設備コストを上回る経済効果が得ら
れ、また多量の潤滑油を用いたときのような油温の上昇
を抑制し、潤滑油の劣化を防止することができる等の優
れた効果を奏する。
【図1】本発明のトランスファギヤの潤滑装置の一実施
例を示す縦断面図である。
例を示す縦断面図である。
【図2】図1に示した油面スイッチと給油ポンプの接続
関係を示す回路図である。
関係を示す回路図である。
【図3】従来のトランスファギヤの潤滑装置の一例を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
2 入力軸 3 差動歯車機構 4,7 トランスファギヤ 11 アクスルハウジング 13 トランスファケース 14 減速歯車機構 16 潤滑油溜め 21 トランスファギヤの潤滑装置 22 油面センサ 23 給油ポンプ
Claims (1)
- 【請求項1】 入力軸を介して伝達された動力を後前軸
と後後軸の後輪2軸に差動伝達する差動歯車機構及び該
差動歯車機構の出力を前記後前軸側に伝達するトランス
ファギヤとを収容したトランスファケースと、 前記トランスファギヤの回転を減速して前記後前軸に伝
える減速歯車機構を収容したアクスルハウジングと、 前記アクスルハウジングと前記トランスファケースの底
部に互いに連通形成した共通の潤滑油溜めと、 前記アクスルハウジングか又は前記トランスファケース
のいずれか一方の内壁に設けられ、前記潤滑油溜めに溜
められた潤滑油の油面レベルが前記トランスファケース
側で規定レベルよりも低下する一方、前記アクスルハウ
ジング側で規定レベルよりも上昇したときに、これを検
知する油面センサと、 前記油面センサが前記油面レベルを検知したときに動作
し、前記アクスルハウジング側の潤滑油溜めから前記ト
ランスファケース内に強制的に給油する給油ポンプとを
具備することを特徴とするトランスファギヤの潤滑装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20782092A JPH0658392A (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | トランスファギヤの潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20782092A JPH0658392A (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | トランスファギヤの潤滑装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0658392A true JPH0658392A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16546053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20782092A Pending JPH0658392A (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | トランスファギヤの潤滑装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0658392A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005038305A1 (ja) * | 2003-10-21 | 2005-04-28 | Komatsu Ltd. | アクスル内潤滑装置 |
JP2006258274A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-09-28 | Nachi Fujikoshi Corp | 潤滑装置 |
JP2007107688A (ja) * | 2005-10-17 | 2007-04-26 | Nachi Fujikoshi Corp | 潤滑装置 |
JP2011140994A (ja) * | 2010-01-07 | 2011-07-21 | Toyota Motor Corp | 潤滑装置 |
CN113251136A (zh) * | 2021-06-11 | 2021-08-13 | 江苏行星重载齿轮箱有限公司 | 一种带润滑控制系统减速齿轮箱 |
CN113819227A (zh) * | 2021-09-26 | 2021-12-21 | 一汽解放汽车有限公司 | 一种中桥减速器总成 |
-
1992
- 1992-08-04 JP JP20782092A patent/JPH0658392A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005038305A1 (ja) * | 2003-10-21 | 2005-04-28 | Komatsu Ltd. | アクスル内潤滑装置 |
JP2006258274A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-09-28 | Nachi Fujikoshi Corp | 潤滑装置 |
JP2007107688A (ja) * | 2005-10-17 | 2007-04-26 | Nachi Fujikoshi Corp | 潤滑装置 |
JP2011140994A (ja) * | 2010-01-07 | 2011-07-21 | Toyota Motor Corp | 潤滑装置 |
CN113251136A (zh) * | 2021-06-11 | 2021-08-13 | 江苏行星重载齿轮箱有限公司 | 一种带润滑控制系统减速齿轮箱 |
CN113819227A (zh) * | 2021-09-26 | 2021-12-21 | 一汽解放汽车有限公司 | 一种中桥减速器总成 |
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