JPH065838A - 固体撮像素子 - Google Patents
固体撮像素子Info
- Publication number
- JPH065838A JPH065838A JP4162345A JP16234592A JPH065838A JP H065838 A JPH065838 A JP H065838A JP 4162345 A JP4162345 A JP 4162345A JP 16234592 A JP16234592 A JP 16234592A JP H065838 A JPH065838 A JP H065838A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impurity layer
- type impurity
- photoelectric conversion
- charge
- gate electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】残像特性を保ちながら信号電荷として捕える光
電変換電荷を増加させて分光感度特性を向上させる。 【構成】光電変換部1を、電荷転送部を構成するN型不
純物層4と、N+ 型不純物層5とで構成し、トランファ
ゲート電極9下にN- 型不純物層7を構成する。光電変
換部の不純物層を基板内深くに形成しているため、基板
内深くて光電変換される入射光を信号電荷として取り出
せ、分光感度特性が向上する。また、N+型不純物層5
は従来と同様にトランファゲート電極9と重なっていな
いため、光変換部1の信号電荷を残さず電送することも
可能である。
電変換電荷を増加させて分光感度特性を向上させる。 【構成】光電変換部1を、電荷転送部を構成するN型不
純物層4と、N+ 型不純物層5とで構成し、トランファ
ゲート電極9下にN- 型不純物層7を構成する。光電変
換部の不純物層を基板内深くに形成しているため、基板
内深くて光電変換される入射光を信号電荷として取り出
せ、分光感度特性が向上する。また、N+型不純物層5
は従来と同様にトランファゲート電極9と重なっていな
いため、光変換部1の信号電荷を残さず電送することも
可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固体撮像素子に関し、特
に電荷結合素子(CCD)を用いた固体撮像素子に関す
る。
に電荷結合素子(CCD)を用いた固体撮像素子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の固体撮像素子、例えばCC
Dラインセンサの光電変換部の断面図である。同図にお
いて3はP型シリコン基板、4はN型不純物層、5はN
+ 型不純物層、6はP+ 型不純物層、8は絶縁膜、9は
トランスファゲート電極、10はCCDレジスタ電極で
ある。N+ 型不純物層5とP+ 型不純物層6とその周囲
P型シリコン基板3で光変換部1を構成し、N型不純物
層4とトランスファゲート電極9とCCDレジスタ電極
10で電荷転送部(電荷結合部)2を構成している。
Dラインセンサの光電変換部の断面図である。同図にお
いて3はP型シリコン基板、4はN型不純物層、5はN
+ 型不純物層、6はP+ 型不純物層、8は絶縁膜、9は
トランスファゲート電極、10はCCDレジスタ電極で
ある。N+ 型不純物層5とP+ 型不純物層6とその周囲
P型シリコン基板3で光変換部1を構成し、N型不純物
層4とトランスファゲート電極9とCCDレジスタ電極
10で電荷転送部(電荷結合部)2を構成している。
【0003】図4は図3の素子の製造工程を示す断面図
である。
である。
【0004】まず、図4(A)のように、P型シリコン
基板3の表面にN型不純物層4をドーズ量1.6×10
12cm-2のリンイオン注入により深さ0.8μmに形成
する。
基板3の表面にN型不純物層4をドーズ量1.6×10
12cm-2のリンイオン注入により深さ0.8μmに形成
する。
【0005】次に図4(B)のように、絶縁膜8、CC
D電極9、トランスファゲート電極10を形成する。
D電極9、トランスファゲート電極10を形成する。
【0006】次に図4(C)のように、N+ 型不純物層
5を加速電圧300keV、ドーズ量2.6×1012c
m-2のリンイオン注入により深さ0.5μmに形成す
る。
5を加速電圧300keV、ドーズ量2.6×1012c
m-2のリンイオン注入により深さ0.5μmに形成す
る。
【0007】以下、P+ 型不純物層6を形成することで
図3の構成を得ることができる。
図3の構成を得ることができる。
【0008】図5は図3のCCDラインセンサの動作を
説明するためのポテンシャル図5(A)とタイミング図
5(B)である。t=t1 のとき、φ1 =φ2 =0であ
り、N+ 型不純物層5およびその周囲の空乏層内に入射
した光は、ここで光電変換されて信号電荷Qとなり、光
電変換部1に蓄積される。このときトランスファゲート
電極9直下のポテンシャルは光変換部1のポテンシャル
よりも小さい。
説明するためのポテンシャル図5(A)とタイミング図
5(B)である。t=t1 のとき、φ1 =φ2 =0であ
り、N+ 型不純物層5およびその周囲の空乏層内に入射
した光は、ここで光電変換されて信号電荷Qとなり、光
電変換部1に蓄積される。このときトランスファゲート
電極9直下のポテンシャルは光変換部1のポテンシャル
よりも小さい。
【0009】t=t2 のとき、φ1 =V0 ,φ2 =0と
なり、トランスファゲート電極9直下のポテンシャルは
光電変換部1のポテンシャルよりも大きくなり、光電変
換部1に蓄積されていた信号電荷Qはトランスファゲー
ト電極9の直下を通ってCCDレジスタ電極10直下へ
送り込まれる。
なり、トランスファゲート電極9直下のポテンシャルは
光電変換部1のポテンシャルよりも大きくなり、光電変
換部1に蓄積されていた信号電荷Qはトランスファゲー
ト電極9の直下を通ってCCDレジスタ電極10直下へ
送り込まれる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の構造
は、トランファゲート電極9とN+ 型不純物層5とが重
なる領域、すなわち電荷が常に蓄積される領域をなくし
ているので、信号電荷の読み残しがなく残像特性が優れ
ている。しかしこの構造はN+ 型不純物層5を電極形成
後に熱拡散によらずイオン注入のみにより形成している
ので、深さは0.5μm程度であり、この不純物層より
深い位置に到達した入射光による電変換電荷を信号電荷
として捕えることが困難になり、感度の劣化を招くとい
う問題点があった。
は、トランファゲート電極9とN+ 型不純物層5とが重
なる領域、すなわち電荷が常に蓄積される領域をなくし
ているので、信号電荷の読み残しがなく残像特性が優れ
ている。しかしこの構造はN+ 型不純物層5を電極形成
後に熱拡散によらずイオン注入のみにより形成している
ので、深さは0.5μm程度であり、この不純物層より
深い位置に到達した入射光による電変換電荷を信号電荷
として捕えることが困難になり、感度の劣化を招くとい
う問題点があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の固体撮像素子
は、半導体基板上に形成した光変換部と、この光変換部
とトランスファゲート電極を介して結合される電荷転送
部とを備える固体撮像素子において、光変換部が電荷転
送部の半導体表面に形成した第一の不純物層と、トラン
スファゲート電極と自己整合的に形成した第一の不純物
層と同一の導電型を有する第二の不純物層とを備えてい
る。
は、半導体基板上に形成した光変換部と、この光変換部
とトランスファゲート電極を介して結合される電荷転送
部とを備える固体撮像素子において、光変換部が電荷転
送部の半導体表面に形成した第一の不純物層と、トラン
スファゲート電極と自己整合的に形成した第一の不純物
層と同一の導電型を有する第二の不純物層とを備えてい
る。
【0012】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0013】図1は本発明の一実施例の断面図である。
同図において、1は光電変換部であり、ここではP型シ
リコン基板3にN型不純物層4とN+ 型不純物層5とを
形成している。このN+ 型不純物層5の表面部にはP+
型不純物層6を形成している。
同図において、1は光電変換部であり、ここではP型シ
リコン基板3にN型不純物層4とN+ 型不純物層5とを
形成している。このN+ 型不純物層5の表面部にはP+
型不純物層6を形成している。
【0014】一方、N+ 型不純物層5と隣接する位置に
は、電荷転送部(電荷結合部)2が構成され、前記P型
シリコン基板3に埋込みチャネルCCD部としてのN型
不純物層4とN- 型不純物層7を形成している。そして
P型シリコン基板3の表面に絶縁膜8を形成し、この上
にトランスファゲート電極9とCCDレジスタ電極10
を形成している。
は、電荷転送部(電荷結合部)2が構成され、前記P型
シリコン基板3に埋込みチャネルCCD部としてのN型
不純物層4とN- 型不純物層7を形成している。そして
P型シリコン基板3の表面に絶縁膜8を形成し、この上
にトランスファゲート電極9とCCDレジスタ電極10
を形成している。
【0015】図2は図1の素子の製造工程を示す断面図
である。
である。
【0016】まず、図2(A)のようにP型シリコン基
板3の表面にN型不純物層4をドーズ量1.6×1012
cm-2のリンイオン注入により深さ0.8μmに形成す
る。
板3の表面にN型不純物層4をドーズ量1.6×1012
cm-2のリンイオン注入により深さ0.8μmに形成す
る。
【0017】次に、図2(B)のように、絶縁膜8、C
CDレジスタ電極10を形成した後、N- 型不純物層7
をドーズ量4.8×1011cm-2のボロンイオン注入に
より深さ0.1μmに形成する。このN- 型不純物層7
はトランスファゲート電極9下のポテンシャルをCCD
レジスタ電極10下のポテンシャルよりも小さくするた
めに形成する。
CDレジスタ電極10を形成した後、N- 型不純物層7
をドーズ量4.8×1011cm-2のボロンイオン注入に
より深さ0.1μmに形成する。このN- 型不純物層7
はトランスファゲート電極9下のポテンシャルをCCD
レジスタ電極10下のポテンシャルよりも小さくするた
めに形成する。
【0018】次に図2(C)のように、絶縁膜8、トラ
ンファゲート電極9を形成した後、N+ 型不純物層5を
ドーズ量1.2×1012cm-2のリンイオン注入により
深さ0.3μmに形成する。
ンファゲート電極9を形成した後、N+ 型不純物層5を
ドーズ量1.2×1012cm-2のリンイオン注入により
深さ0.3μmに形成する。
【0019】以下、P+ 型不純物層6を形成することで
図1の構成を得ることができる。
図1の構成を得ることができる。
【0020】この構成によれば、光電変換動作および電
荷転送動作は図5に示した従来例の場合と同じである
が、ここでは光電変換部1を構成するN型不純物層4を
深く形成しているので、深い位置に到達した入射光によ
る光電変換電荷を信号電荷として捕えることが可能とな
る。したがって従来と比較して分光感度特性が向上す
る。また、従来と同様にトランスファゲート電極9とN
+ 型不純物層5とが重なる領域をなくしているので、信
号電荷を読み残すことなく転送することもできる。
荷転送動作は図5に示した従来例の場合と同じである
が、ここでは光電変換部1を構成するN型不純物層4を
深く形成しているので、深い位置に到達した入射光によ
る光電変換電荷を信号電荷として捕えることが可能とな
る。したがって従来と比較して分光感度特性が向上す
る。また、従来と同様にトランスファゲート電極9とN
+ 型不純物層5とが重なる領域をなくしているので、信
号電荷を読み残すことなく転送することもできる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、光電変換
部を構成する不純物層を基板内深くに形成しているの
で、基板内深くで光電変換される入射光ついても信号電
荷とすることができる。これにより、波長650nmの
入射光(赤色)に対する感度が20%向上し、所要の残
像特性を保ちながら、感度特性を向上させるという効果
がある。
部を構成する不純物層を基板内深くに形成しているの
で、基板内深くで光電変換される入射光ついても信号電
荷とすることができる。これにより、波長650nmの
入射光(赤色)に対する感度が20%向上し、所要の残
像特性を保ちながら、感度特性を向上させるという効果
がある。
【図1】本発明の一実施例の断面図。
【図2】図1の構造を製造する工程の一部を示す断面
図。
図。
【図3】従来の固体撮像素子の断面図。
【図4】図3の構造を製造する工程の一部を示す断面
図。
図。
【図5】CCDの動作を説明するためのポテンシャル
図。
図。
1 光電変換部 2 電荷転送部 3 P型シリコン基板 4 N型不純物層 5 N+ 型不純物層 6 P+ 型不純物層 7 N- 型不純物層 8 絶縁膜 9 トランファゲート電極 10 CCDレジスタ電極
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体基板上に形成した光電変換部と、
前記光電変換部とトランスファゲート電極を介して結合
される電荷転送部とを備える固体撮像素子において、前
記光電変換部は、前記電荷転送部の半導体表面に形成し
た第一の不純物層と、前記トランジスファゲート電極と
自己整合的に形成した、第一の不純物層と同一の導電型
を有する第二の不純物層とを備えていることを特徴とす
る固体撮像素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4162345A JPH065838A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 固体撮像素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4162345A JPH065838A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 固体撮像素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH065838A true JPH065838A (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=15752795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4162345A Withdrawn JPH065838A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 固体撮像素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065838A (ja) |
-
1992
- 1992-06-22 JP JP4162345A patent/JPH065838A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |