JPH0658316A - ネジ戻り防止装置 - Google Patents
ネジ戻り防止装置Info
- Publication number
- JPH0658316A JPH0658316A JP20791192A JP20791192A JPH0658316A JP H0658316 A JPH0658316 A JP H0658316A JP 20791192 A JP20791192 A JP 20791192A JP 20791192 A JP20791192 A JP 20791192A JP H0658316 A JPH0658316 A JP H0658316A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut
- screw
- cam
- bolt
- check cam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は１個のナット２をボルト１に螺合し
被締付物６をナット２を正回転して締付けるだけでナッ
ト２の逆回転を防止することを目的とする。 【構成】 ボルト１に螺合するナット２に逆止カム３を
軸支し、該カム３がボルト１のネジ４に沿って正回転時
に摺動し、逆回転時には該ネジ４に食い込む偏心形状で
あるネジ戻り防止装置。
被締付物６をナット２を正回転して締付けるだけでナッ
ト２の逆回転を防止することを目的とする。 【構成】 ボルト１に螺合するナット２に逆止カム３を
軸支し、該カム３がボルト１のネジ４に沿って正回転時
に摺動し、逆回転時には該ネジ４に食い込む偏心形状で
あるネジ戻り防止装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はネジ戻り防止装置に関す
るものである。
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ボルトに螺合するナットは正回転
で締付け、逆回転で弛められる。ところが締付けられた
ナットは締付力の経時変化、振動等により弛緩する。そ
のためナットを２重に螺合し又は割ピンの挿入その他逆
回転を防止する対策が講じられている。
で締付け、逆回転で弛められる。ところが締付けられた
ナットは締付力の経時変化、振動等により弛緩する。そ
のためナットを２重に螺合し又は割ピンの挿入その他逆
回転を防止する対策が講じられている。
【０００３】しかし上記対策にはナット締付け後に余分
の労力を要し、かつ２重ナットにしても充分弛緩を防止
し得るか何うか安心はできないし、割ピンの摩耗折損と
いう問題がある。
の労力を要し、かつ２重ナットにしても充分弛緩を防止
し得るか何うか安心はできないし、割ピンの摩耗折損と
いう問題がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は１個のナット
をボルトに螺合し、これを締付けるのみでナットの逆転
を防止し得る装置を得ることを目的とする。
をボルトに螺合し、これを締付けるのみでナットの逆転
を防止し得る装置を得ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明はボルトに螺合するナットに逆止カムを軸支
し、該カムがボルトのネジに沿って正回転時に摺動し、
逆回転時には該ネジに食い込む形状であるネジ戻り防止
装置逆止カムが上記ナットに代り、該ナットと回転方向
に係合した座金に軸支された上記発明記載のネジ戻り防
止装置によって構成される。
め本発明はボルトに螺合するナットに逆止カムを軸支
し、該カムがボルトのネジに沿って正回転時に摺動し、
逆回転時には該ネジに食い込む形状であるネジ戻り防止
装置逆止カムが上記ナットに代り、該ナットと回転方向
に係合した座金に軸支された上記発明記載のネジ戻り防
止装置によって構成される。
【０００６】
【作用】本発明はボルト１のネジ４にナット２を螺合
し、これを矢印ａ方向に回動すると逆止カム３の支軸７
も矢印ａ方向に回動し、該カム３は支軸７を中心に矢印
ａと反対方向にネジ４に沿って摺動しナット２を正回転
し締付けることができる。
し、これを矢印ａ方向に回動すると逆止カム３の支軸７
も矢印ａ方向に回動し、該カム３は支軸７を中心に矢印
ａと反対方向にネジ４に沿って摺動しナット２を正回転
し締付けることができる。
【０００７】締付終了後、ナット２に逆回転力が加えら
れても該ナット２は逆止カム３がボルト１のネジ４に食
い込む力が作用し逆方向に回転することはない。
れても該ナット２は逆止カム３がボルト１のネジ４に食
い込む力が作用し逆方向に回転することはない。
【０００８】
【実施例】ボルト１に螺合するナット２に図１に示すよ
うに横腕８を突設し、該腕８の中程に支軸７により小片
９を枢支し、小片９の先端にボルト１のネジ４に接する
弧状逆止カム３を形成する。この弧状逆止カム３は支軸
７の中心から次第に曲率の大きい異形偏心形弧状逆止カ
ム３であって発条１０の力によってネジ４に圧接し逆止
カム３を形成する。弧状逆止カム３に代え図３に示すよ
うにジグザグ形のカム３’でも良いし、該カム３、３’
は図４(イ) 図に示すようにネジ４、４のピッチ溝４’内
に嵌合し或は(ロ) 図に示すように複数のネジ４、４の山
に渡しても差支えない。
うに横腕８を突設し、該腕８の中程に支軸７により小片
９を枢支し、小片９の先端にボルト１のネジ４に接する
弧状逆止カム３を形成する。この弧状逆止カム３は支軸
７の中心から次第に曲率の大きい異形偏心形弧状逆止カ
ム３であって発条１０の力によってネジ４に圧接し逆止
カム３を形成する。弧状逆止カム３に代え図３に示すよ
うにジグザグ形のカム３’でも良いし、該カム３、３’
は図４(イ) 図に示すようにネジ４、４のピッチ溝４’内
に嵌合し或は(ロ) 図に示すように複数のネジ４、４の山
に渡しても差支えない。
【０００９】上記逆止カム３は図５に示すようにナット
２の切欠部１１の内部に配置しても差支えないし同図５
に示すように発条を用いない場合も有り得る。
２の切欠部１１の内部に配置しても差支えないし同図５
に示すように発条を用いない場合も有り得る。
【００１０】又図６、図７及び図８に示すように逆止カ
ム３が座金５の下面に枢支され発条１０で矢印ａ方向に
ネジ４に押圧させてなり、該座金５の上面に交差角６０
度に３個の突起１２、１２、１２を設け、該突起１２、
１２、１２内に６角形ナット２を着脱自在に嵌合し、該
ナット２と座金５とを回転方向に係合させ図８に示すよ
うにナット２を矢印ａ方向に回動させて該ナット２をボ
ルト１に巻回したコイルバネ６’（被締付物６）に抗し
て締付け、それによって下部ナット１３を正回転方向に
締付勝手となす。
ム３が座金５の下面に枢支され発条１０で矢印ａ方向に
ネジ４に押圧させてなり、該座金５の上面に交差角６０
度に３個の突起１２、１２、１２を設け、該突起１２、
１２、１２内に６角形ナット２を着脱自在に嵌合し、該
ナット２と座金５とを回転方向に係合させ図８に示すよ
うにナット２を矢印ａ方向に回動させて該ナット２をボ
ルト１に巻回したコイルバネ６’（被締付物６）に抗し
て締付け、それによって下部ナット１３を正回転方向に
締付勝手となす。
【００１１】上記コイルバネ６’の力によって座金５が
逆回転しようとすると逆止カム３がネジ４に食い込み逆
回転は阻止され、これに係合したナット２の逆回転も阻
止される。
逆回転しようとすると逆止カム３がネジ４に食い込み逆
回転は阻止され、これに係合したナット２の逆回転も阻
止される。
【００１２】尚図中１４で示すものはコイルバネ６’の
支持ピン、１５は普通の座金、１６は角材、１７はボル
ト孔、１８は２重ナット、図５中１９はナット２の側面
に突出させた逆止カム３の他端、この他端をレンチで矢
印ｂ方向に押して切欠１１内に没入させることにより、
上記カム３をネジ４から浮かせることができ、その状態
でナット２を逆回転させることができる。
支持ピン、１５は普通の座金、１６は角材、１７はボル
ト孔、１８は２重ナット、図５中１９はナット２の側面
に突出させた逆止カム３の他端、この他端をレンチで矢
印ｂ方向に押して切欠１１内に没入させることにより、
上記カム３をネジ４から浮かせることができ、その状態
でナット２を逆回転させることができる。
【００１３】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したのでボル
ト１に螺合させたナット２を正回転させることによって
被締付物６を締付けるだけで、該ナット２は逆止カム３
がネジ４に接し、ナット２が逆回転しようとしても上記
カム３がネジ４に食い込み逆回転によるナット２の弛緩
が防止される効果がある。
ト１に螺合させたナット２を正回転させることによって
被締付物６を締付けるだけで、該ナット２は逆止カム３
がネジ４に接し、ナット２が逆回転しようとしても上記
カム３がネジ４に食い込み逆回転によるナット２の弛緩
が防止される効果がある。
【図１】本発明のネジ戻り防止装置を示す斜視図であ
る。
る。
【図２】図１の側面図である。
【図３】ジグザグ形逆止カムの正面図である。
【図４】(イ) 図はネジのピッチ溝内に嵌合した逆止カム
の縦断面図である。(ロ) 図は複数のネジ山に接した逆止
カムの縦断面図である。
の縦断面図である。(ロ) 図は複数のネジ山に接した逆止
カムの縦断面図である。
【図５】逆止カムをナットの切欠内に納めた状態の一部
切欠平面図である。
切欠平面図である。
【図６】座金の平面図である。
【図７】座金に逆止カムを設けた状態の正面図である。
【図８】図７Ａ−Ａ線による平面図である。
【符号の説明】 １ ボルト ２ ナット ３ 逆止カム ４ ネジ ５ 座金
Claims (2)
- 【請求項１】 ボルトに螺合するナットに逆止カムを軸
支し、該カムがボルトのネジに沿って正回転時に摺動
し、逆回転時には該ネジに食い込む形状であるネジ戻り
防止装置。 - 【請求項２】 逆止カムが上記ナットに代り、該ナット
と回転方向に係合した座金に軸支された請求項(1) 記載
のネジ戻り防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20791192A JPH0658316A (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | ネジ戻り防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20791192A JPH0658316A (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | ネジ戻り防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0658316A true JPH0658316A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16547613
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20791192A Pending JPH0658316A (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | ネジ戻り防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0658316A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100440294B1 (ko) * | 2001-09-04 | 2004-07-15 | 현대자동차주식회사 | 바퀴의 체결장치 |
| WO2016153196A1 (ko) * | 2015-03-26 | 2016-09-29 | 최태진 | 스크류볼트 역회전 풀림방지용 샤클 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5020163A (ja) * | 1973-06-25 | 1975-03-03 | ||
| JPS58156712A (ja) * | 1982-03-09 | 1983-09-17 | 株式会社エンプラス | 緩み止めを設けたナツト |
| JPH0337405A (ja) * | 1989-06-23 | 1991-02-18 | Kleemeier Schewe & Co Ksh Gmbh | ねじ部分を備える合成樹脂部材と対向ねじ部材 |
-
1992
- 1992-08-04 JP JP20791192A patent/JPH0658316A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5020163A (ja) * | 1973-06-25 | 1975-03-03 | ||
| JPS58156712A (ja) * | 1982-03-09 | 1983-09-17 | 株式会社エンプラス | 緩み止めを設けたナツト |
| JPH0337405A (ja) * | 1989-06-23 | 1991-02-18 | Kleemeier Schewe & Co Ksh Gmbh | ねじ部分を備える合成樹脂部材と対向ねじ部材 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100440294B1 (ko) * | 2001-09-04 | 2004-07-15 | 현대자동차주식회사 | 바퀴의 체결장치 |
| WO2016153196A1 (ko) * | 2015-03-26 | 2016-09-29 | 최태진 | 스크류볼트 역회전 풀림방지용 샤클 |
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