JPH0658268A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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Publication number
JPH0658268A
JPH0658268A JP4212497A JP21249792A JPH0658268A JP H0658268 A JPH0658268 A JP H0658268A JP 4212497 A JP4212497 A JP 4212497A JP 21249792 A JP21249792 A JP 21249792A JP H0658268 A JPH0658268 A JP H0658268A
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JP
Japan
Prior art keywords
pressure
orbiting scroll
scroll
seal ring
gas
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Application number
JP4212497A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Tsujino
充 辻野
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JPH0658268A publication Critical patent/JPH0658268A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 スクロール部で圧縮したガスの導入により旋
回スクロール3を固定スクロール側に押圧する圧力室A
を設ける構成において、圧力室Aを形成する有底のシリ
ンダ16を、その開口部が旋回スクロール3の背面に近
接対向する配置で機体ケーシング側に固定支持し、シー
ルリング18を摺動自在な状態でシリンダ開口部に嵌合
させ、シールリング18を旋回スクロール側に付勢する
付勢手段21を設けるとともに、旋回スクロール背面と
シールリング18との間からリークするガスにより旋回
スクロール3から離間する側への圧力fbを受ける離間
用受圧面22をシールリング18に形成し、旋回スクロ
ール押圧付勢状態において、付勢手段21の付勢力fa
と離間用受圧面22の受圧力fbとの平衡により、シー
ルリング18を旋回スクロール背面との間に微小リーク
間隙Xが形成される浮遊状態に保つ構成としてある。 【効果】 耐久性の向上、及び、構造の簡略化が可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、旋回スクロールと固定
スクロールとにより圧縮したガスの導入により、前記旋
回スクロールを固定スクロール側に押圧する圧力室を前
記旋回スクロールの背面側に設けたスクロール圧縮機に
関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のスクロール圧縮機を示し、
1は固定スクロール、3は旋回スクロール、11はピン
12’により旋回スクロール3を固定スクロール1に対
する遠近方向にのみ移動自在に連結した旋回伝達部材で
あり、旋回スクロール3は旋回伝達部材11とともに駆
動クランク4により中心軸芯Pに対し所定寸法dだけ偏
芯した状態で旋回駆動される。
【0003】又、14はオルダムリングであり、このオ
ルダムリング14は、機体ケーシング2に固定のフレー
ム部材15に形成した溝15aに対し一方向にのみ摺動
自在に係合する突起14aを下面側に備え、かつ、旋回
伝達部材11に形成した溝11aに対し上記の下面側突
起14aの摺動方向とは直交する方向にのみ摺動自在に
係合する突起14bを上面側に備え、これら上面側及び
下面側夫々での突起14a,14bと溝15a,11a
の係合により、旋回伝達部材11及び旋回スクロール3
の上記偏芯状態での旋回動作を許しながら、それら旋回
伝達部材11及び旋回スクロール3の自転動作を防止す
る。
【0004】そして、旋回スクロール3と固定スクロー
ル1とにより圧縮したガスの導入により旋回スクロール
3を固定スクロール側に押圧する圧力室Aについては、
旋回スクロール3の背面にシリンダ部材16Aを固設
し、又、その旋回スクロール側のシリンダ部材16Aに
対して気密な状態で相対摺動自在に嵌合するシリンダ部
材16Bを旋回伝達部材11に固設し、これらシリンダ
部材16A,16Bの内部を圧力室Aとして、旋回スク
ロール3に形成の導圧孔19から圧縮ガスの一部を圧力
室内に導入することで、その導入ガスのガス圧により両
シリンダ部材16A,16Bを伸長させる状態で旋回ス
クロール3を固定スクロール側に押圧する構成としてい
た。
【0005】6は旋回スクロール3と固定スクロール1
とにより圧縮した吐出対象のガスを吐出室7に導出する
吐出孔である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来構造で
は、旋回スクロール3を押圧することの反力が全て旋回
伝達部材11にかかり、旋回スクロール3及び旋回伝達
部材11からなる旋回体と機体ケーシング側の固定系と
の間に存在する相対摺動部(具体的には、旋回伝達部材
11及びフレーム部材15の夫々とオルダムリング14
との間や、駆動クランク4と旋回伝達部材11との連結
部等)において、相対摺動部材どうしが旋回スクロール
3の押圧反力により強く圧接された状態で相対摺動する
ため、摩損が生じ易くて耐久性の低下を招いたり、又、
それら相対摺動部にスラストベアリングの介装が必要と
なって構造が複雑となる問題があった。
【0007】本発明の目的は、旋回スクロールに対し合
理的な押圧付勢構造を採用することにより、押圧反力を
受けて圧接された状態での相対摺動が必要となる部分を
回避して、耐久性の向上、及び、構造の簡略化を図る点
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるスクロール
圧縮機の第1特徴構成は、旋回スクロールと固定スクロ
ールとにより圧縮したガスの導入により、前記旋回スク
ロールを固定スクロール側に押圧する圧力室を前記旋回
スクロールの背面側に設ける構成において、前記圧力室
を形成する有底のシリンダを、その開口部が前記旋回ス
クロールの背面に近接対向する配置で機体ケーシング側
に固定支持し、前記シリンダと前記旋回スクロールの背
面との間をシールするシールリングを、前記旋回スクロ
ールに対する遠近方向に摺動自在な状態で前記シリンダ
の開口部に気密に嵌合させ、前記シールリングを旋回ス
クロール側に付勢する付勢手段を設けるとともに、その
付勢手段の付勢力に抗して前記旋回スクロールの背面と
前記シールリングとの間からシリンダ外部の低圧域にリ
ークするガスにより前記旋回スクロールから離間する側
への圧力を受ける離間用受圧面を前記シールリングに形
成し、前記圧力室への圧縮ガス導入による旋回スクロー
ル押圧付勢状態において、前記付勢手段の付勢力と前記
離間用受圧面の受圧力との平衡により、前記シールリン
グを前記旋回スクロールの背面との間に微小リーク間隙
が形成される浮遊状態に保つ構成としてあることにあ
り、その作用・効果は次の通りである。
【0009】
【作用】つまり、上記の第1特徴構成においては、圧力
室への圧縮ガス導入による旋回スクロール押圧状態にお
いて、シールリングが旋回スクロールの背面に対し接近
するとシールリングと旋回スクロールの背面との間の微
小リーク間隙が狭くなって、その微小リーク間隙からシ
リンダ外部の低圧域にリークするガスのガス圧が高ま
り、これにより、離間用受圧面の受圧力が高まってシー
ルリングが付勢手段の付勢力に抗し旋回スクロールから
離間する側に復帰動作する。
【0010】また逆に、シールリングが旋回スクロール
の背面から遠ざかるとシールリングと旋回スクロールの
背面との間の微小リーク間隙が広くなって、その微小リ
ーク間隙からシリンダ外部の低圧域にリークするガスの
ガス圧が低下し、これにより、離間用受圧面の受圧力が
低下してシールリングが付勢手段の付勢力により旋回ス
クロールに接近する側に復帰動作する。
【0011】従って、シールリングは、これら復帰動作
により、付勢手段の付勢力と離間用受圧面の受圧力とが
平衡してシールリングと旋回スクロールの背面との間に
一定の微小リーク間隙が形成される浮遊状態に保たれ
る。
【0012】そして、このようにシールリングを浮遊状
態に保ちながら、シリンダ内部の圧力室へ導入した圧縮
ガスのガス圧により旋回スクロールを固定スクロール側
へ押圧付勢することで、旋回スクロールの旋回動作に対
しシリンダに嵌合のシールリングと旋回スクロール背面
との直接の摺接を回避しながら、旋回スクロールの固定
スクロール側への押圧に伴う反力を機体ケーシング側に
固定支持のシリンダで受け止めることができて、その押
圧反力が、旋回スクロールと機体ケーシング側の固定系
(上記のシリンダ以外の固定系)との間に存在する相対
摺動部にかかることを回避できる。
【0013】
【発明の効果】従って、本発明の第1特徴構成によれ
ば、旋回スクロール背面とシールリングとの間を初め、
旋回スクロールと機体ケーシング側の固定系との間にお
いて、旋回スクロールの押圧に伴う反力を受けて圧接さ
れた状態での相対摺動が必要となる部分を回避でき、こ
れにより、従来装置に比べ、摩損を効果的に防止できて
耐久性を向上でき、又、相対摺動部に対するスラストベ
アリング装備の必要性が少なくなって構造の簡略化、及
び、装置コストの低減を達成し得るに至った。
【0014】〔本発明の第2ないし第3特徴構成〕本発
明によるスクロール圧縮機の第2の特徴構成は、前記付
勢手段は、前記圧力室内への導入ガスにより前記旋回ス
クロールへ接近する側への圧力を受けるように前記シー
ルリングに形成した接近用受圧面であることにある。
【0015】つまり、この第2特徴構成においては、旋
回スクロールの背面と前記シールリングとの間からシリ
ンダ外部の低圧域にリークするガスによりシールリング
の離間用受圧面に与えられる旋回スクロールから離間す
る側への圧力(微小リーク間隙の隙間寸法変化に伴い変
化する)と、圧力室内への導入ガスにより上記の接近用
受圧面に与えられる旋回スクロールへ接近する側への圧
力(導入ガス圧が一定のもとで一定)との平衡により、
シールリングが、旋回スクロールの背面との間に一定の
微小リーク間隙が形成される浮遊状態に保たれる。
【0016】そして、これら離間用受圧面、及び、接近
用受圧面の形成において、それら受圧面どうしの有効面
積比を適当に設定することで、どの程度の間隙寸法の微
小リーク間隙をもってシールリングを旋回スクロール背
面に対し浮遊させるかを調整できる。
【0017】本発明によるスクロール圧縮機の第3の特
徴構成は、前記シールリングの全周において前記微小リ
ーク間隙に面する前記離間用受圧面に、その全周にわた
る環状のガス圧案内溝、及び、そのガス圧案内溝へ前記
圧力室側からガス圧を導入するガス圧導入溝を形成して
あることにある。
【0018】つまり、この第3特徴構成においては、離
間用受圧面の全周にわたる環状のガス圧案内溝へ圧力室
側からガス圧導入溝を介しガス圧を導くことで、離間用
受圧面に作用するガス圧を離間用受圧面の全周(換言す
れば、シールリングの全周)にわたって均一化し、これ
により、シールリングの旋回スクロール背面に対する接
近・離間動作を安定化するとともに、微小リーク間隙の
間隙寸法をシールリングの全周にわたり均一化して、圧
縮室への導入ガス圧による旋回スクロールの押圧付勢機
能を安定的なものとする。
【0019】
【実施例】次に実施例を説明する。
【0020】図1及び図2はスクロール圧縮機の内部構
造を示し、1は機体ケーシング2側に固定した固定スク
ロール、3は、クランク4を介しモータ5により駆動さ
れて、モータ回転軸芯Pに対し一定寸法dだけ偏芯した
状態でモータ回転軸芯P回りを公転動作(以下、旋回動
作と称する)する旋回スクロールであり、これらスクロ
ール1,3の渦状部1a,3aを咬合させた状態で旋回
スクロール3を旋回動作させることにより、図6の
(イ)から(ニ)の順に示す如く、渦状部1a,3aの
外周側から機体ケーシング2内の圧縮対象ガスを取り込
んだ三日月状空隙Sを両スクロール1,3における渦状
部1a,3a間に順次形成するとともに、それら三日月
状空隙Sを容積縮小させながら渦状部1a,3aの中心
側へ順次移行させ、この容積縮小を伴う移行過程で三日
月状空隙S内のガスを圧縮する。
【0021】6は上記の如く圧縮したガスを両スクロー
ル1,3の間から吐出室7に導出する吐出孔、8は吐出
孔6からの吐出ガスにより自重に抗して開く逆止弁であ
り、9は吐出室7から機外へ圧縮ガスを導出する吐出
管、又、10は機内へ圧縮対象ガスを導入する吸入管で
ある。
【0022】図1ないし図4において、11は、旋回ス
クロール3とともにクランク4により旋回駆動される旋
回伝達部材であり、その上面側両端部の二つの凸部1
2,13をもって、旋回スクロール3を固定スクロール
1に対する遠近方向にのみ移動自在に係合連結してあ
る。
【0023】14はオルダムリングであり、このオルダ
ムリング14は、機体ケーシング2に固定のフレーム部
材15に形成した15a溝に対し一方向にのみ摺動自在
に係合する一対の凸部14a、及び、旋回伝達部材11
の下面に形成した溝11aに対し上記のフレーム部材側
凸部14aの摺動方向とは直交する方向にのみ摺動自在
に係合する一対の凸部14bを、互いの位相が周方向で
90°だけ異なる十字状配置で備え、これら凸部14
a,14bと各溝15a,11aの係合により、旋回伝
達部材11及び旋回スクロール3の旋回動作を許しなが
ら、それら旋回伝達部材11及び旋回スクロール3の自
転動作を防止する。
【0024】16は、開口部を旋回スクロール3の背面
に近接対向させた配置で一対の脚部17により上記の固
定フレーム部材15に固定支持した有底のシリンダであ
り、このシリンダ16の開口部には、シリンダ16と旋
回スクロール3の背面との間をシールするシールリング
18を、旋回スクロール3に対する遠近方向に摺動自在
な状態で気密に嵌合させてあり、一方、旋回スクロール
3には、固定スクロール1との協働により圧縮したガス
の一部をシリンダ16の内部に導く導圧孔19を形成し
てある。
【0025】つまり、シリンダ16の内部を旋回スクロ
ール付勢用の圧力室Aとして、この圧力室Aに導入する
圧縮ガスにより旋回スクロール3を固定スクロール1側
に押圧付勢し、これにより、固定スクロール1と旋回ス
クロール3との間における摺接部の気密性を高く保持す
るようにしてある。
【0026】20はシールリング18の摺動を許しなが
らシールリング18とシリンダ16との間をシールする
Oリングである。
【0027】図4及び図5に示すように、シールリング
18には、圧力室A内への導入ガスにより旋回スクロー
ル3へ接近する側への圧力faを受ける接近用受圧面2
1と、それとは逆に旋回スクロール3の背面に対するシ
ール面として機能して、旋回スクロール3の背面とシー
ルリング18との対向面間からシリンダ外部の機内低圧
域にリークするガスにより旋回スクロール3から離間す
る側への圧力fbを受ける離間用受圧面22とを形成し
てあり、そして、それら受圧面21,22の形成にあた
り、それらの有効受圧面積比を適当値とすることで、圧
力室Aへの圧縮ガス導入による旋回スクロール押圧付勢
状態において、接近用受圧面21の受圧力faと離間用
受圧面22の受圧力fbとの平衡により、シールリング
18を旋回スクロール背面との間に一定の微小リーク間
隙Xが形成・維持される浮遊状態に保つようにしてあ
る。
【0028】つまり、このようにシールリング18を浮
遊状態に保ちながら、圧力室Aへの圧縮ガス導入により
旋回スクロール3を固定スクロール側へ押圧付勢するこ
とで、旋回スクロール3の旋回動作に対しシールリング
18と旋回スクロール背面との直接の摺接を回避しなが
ら、旋回スクロール3の固定スクロール側への押圧Fに
伴う反力Frを機体ケーシング側に固定支持のシリンダ
16で受け止める。
【0029】シールリング18の全周において微小リー
ク間隙Xに面する上記の離間用受圧面22には、その全
周にわたる環状のガス圧案内溝23、及び、そのガス圧
案内溝23へ圧力室側からガス圧を導入するガス圧導入
溝24を形成してあり、離間用受圧面22の全周にわた
る環状のガス圧案内溝23へ圧力室側からガス圧導入溝
24を介しガス圧を導くことで、離間用受圧面22に作
用するガス圧を離間用受圧面22の全周にわたって均一
化し、これにより、シールリング18の旋回スクロール
背面に対する接近・離間動作を安定化するとともに、微
小リーク間隙Xの間隙寸法をシールリング18の全周に
わたり均一化して、圧縮室Aへの圧縮ガス導入による旋
回スクロール3の押圧付勢機能を安定的なものとする。
【0030】尚、離間用受圧面22において上記の環状
ガス圧案内溝23の内側には、それぞれ周方向において
三等分した二列の補助ガス圧案内溝25,26を形成し
てあり、これら補助ガス圧案内溝25,26の各分割部
分夫々にもガス圧導入溝24を介し圧力室側からガス圧
を導くことで、離間用受圧面22に作用するガス圧の均
一化を促進する。
【0031】又、補助のガス圧案内溝25,26を形成
するにあたり、それら補助ガス圧案内溝25,26を周
方向で三等分して、その分割箇所夫々に無溝面部分27
を設けることにより、シールリング18に傾きが生じた
際には、微小リーク間隙Xの間隙寸法が小さくなった側
の無溝面部分27においてリークガスの圧力上昇を溝の
存在部や他の無溝面部分27よりも大きく生じさせ、こ
れにより、シールリング18を旋回スクロール3の背面
に対して平行な適正姿勢へ速やかに自動復帰させるよう
にしてある。
【0032】〔別実施例〕次に別実施例を列記する。
【0033】シールリング18を旋回スクロール側に押
圧付勢する付勢手段には、前述の実施例の如く圧力室A
への導入ガス圧を利用してシールリング18を旋回スク
ロール側に押圧付勢する受圧面21を採用する他、従来
周知の種々の付勢形式を採用できる。
【0034】シールリング18における接近用受圧面2
1や離間用受圧面22の具体的形成構造は種々の改良が
可能である。
【0035】シリンダ16を機体ケーシング1側の固定
支持する具体的支持構造は種々の構成変更が可能であ
る。
【0036】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするため符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】側面視縦断面図
【図2】正面視拡大縦断面図
【図3】分解斜視図
【図4】シールリング部分の拡大断面図
【図5】シールリングの平面図
【図6】圧縮過程を説明する平面視断面図
【図7】従来構造を示す縦断面図
【符号の説明】
1 固定スクロール 3 旋回スクロール 16 シリンダ 18 シールリング 21 付勢手段 22 離間用受圧面 23 ガス圧案内溝 24 ガス圧導入溝 A 圧力室 fa 付勢力 fb 圧力 X 微小リーク間隙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回スクロール(3)と固定スクロール
    (1)とにより圧縮したガスの導入により、前記旋回ス
    クロール(3)を固定スクロール側に押圧する圧力室
    (A)を前記旋回スクロール(3)の背面側に設けたス
    クロール圧縮機であって、 前記圧力室(A)を形成する有底のシリンダ(16)
    を、その開口部が前記旋回スクロール(3)の背面に近
    接対向する配置で機体ケーシング側に固定支持し、 前記シリンダ(16)と前記旋回スクロール(3)の背
    面との間をシールするシールリング(18)を、前記旋
    回スクロール(3)に対する遠近方向に摺動自在な状態
    で前記シリンダ(16)の開口部に気密に嵌合させ、 前記シールリング(18)を旋回スクロール側に付勢す
    る付勢手段(21)を設けるとともに、その付勢手段
    (21)の付勢力に抗して前記旋回スクロール(3)の
    背面と前記シールリング(18)との間からシリンダ外
    部の低圧域にリークするガスにより前記旋回スクロール
    (3)から離間する側への圧力(fb)を受ける離間用
    受圧面(22)を前記シールリング(18)に形成し、 前記圧力室(A)への圧縮ガス導入による旋回スクロー
    ル押圧付勢状態において、前記付勢手段(21)の付勢
    力(fa)と前記離間用受圧面(22)の受圧力(f
    b)との平衡により、前記シールリング(18)を前記
    旋回スクロール(3)の背面との間に微小リーク間隙
    (X)が形成される浮遊状態に保つ構成としてあるスク
    ロール圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記付勢手段(21)は、前記圧力室内
    への導入ガスにより前記旋回スクロール(3)へ接近す
    る側への圧力(fa)を受けるように前記シールリング
    (18)に形成した接近用受圧面である請求項1記載の
    スクロール圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記シールリング(18)の全周におい
    て前記微小リーク間隙(X)に面する前記離間用受圧面
    (22)に、その全周にわたる環状のガス圧案内溝(2
    3)、及び、そのガス圧案内溝(23)へ前記圧力室側
    からガス圧を導入するガス圧導入溝(24)を形成して
    ある請求項1又は2記載のスクロール圧縮機。
JP4212497A 1992-08-10 1992-08-10 スクロール圧縮機 Pending JPH0658268A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005240773A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd スクロール型圧縮機
JP2008111418A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Hitachi Ltd スクロール式流体機械
JP2012180840A (ja) * 2012-05-25 2012-09-20 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd スクロール式流体機械
JP2018035750A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 ダイキン工業株式会社 スクロール圧縮機

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