JPH06581Y2 - 水冷横形エンジンの冷却装置 - Google Patents

水冷横形エンジンの冷却装置

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JPH06581Y2
JPH06581Y2 JP15204887U JP15204887U JPH06581Y2 JP H06581 Y2 JPH06581 Y2 JP H06581Y2 JP 15204887 U JP15204887 U JP 15204887U JP 15204887 U JP15204887 U JP 15204887U JP H06581 Y2 JPH06581 Y2 JP H06581Y2
Authority
JP
Japan
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water
radiator
engine
cooling
crankcase
Prior art date
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Application number
JP15204887U
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JPS6456522U (ja
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善通 高松
正樹 松井
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、ラジエータをエンジンに対して別置きにした
水冷横形エンジンの冷却装置に関する。
《従来技術》 水冷横形エンジンを用いた防音形エンジン発電機などに
おいては機体高さを低く抑えるために、ラジエータがエ
ンジンに対して別置きに配設されて、エンジンのウォー
タジャケットとラジエータとを温水管と冷水管とで循環
状に連通させて冷却装置が構成される。
従来、上記冷却装置としては、例えば実公昭47−10
583号公報で示されるように、横形エンジンのクラン
クケース上面にシリンダ上側のウォータジャケットの端
部に冷却水出口を形成して温水管をこれに接続してい
た。
《考案が解決しようとする問題点》 しかし、上記従来構造によると、冷却水出口がライナー
スカート部の上方に限定されることになるために、冷却
水出口が必ずしもウォータジャケットの最上部になら
ず、シリンダヘッドやこれに近いシリンダ上側のウォー
タジャケット部にエヤー溜りが生ずることがあり、この
エヤー溜りの発生によって均一な冷却が損われて熱歪が
発生し、ライナ等の偏摩耗が生じるおそれがあった。
又、冷却水出口をクランクケースに単孔として形成する
ために、対流形のラジエータをクランクケースの上面に
直結する機種とは異った仕様で専用のクランクケースを
加工する必要があり、コスト高につくものであった。
本考案は、このような点に着目してなされたものであっ
て、クランクケースに簡単な改造を加えることによっ
て、ウォータジャケット内にエヤー溜りが生じにくく、
均一な冷却が可能であり、かつ、冷却水の取出し仕様を
比較的容易に変更して汎用性を高めることができる水冷
横形エンジンの冷却装置を提供することを目的とする。
《問題点を解決するための手段》 上記目的を達成するための本考案特徴構成は、水冷横形
エンジンに対してラジエータを別置きに配備し、エンジ
ンのウォータジャケットとラジエータとを温水管と冷水
管とで循環状に連通させて構成した水冷横形エンジンの
冷却装置において、シリンダ上側のウォータジャケット
部をクランクケースの上面に大きく開口された深い水溜
め部に形成し、この水溜め部の開口をクランクケースに
取付けられたカバーで閉塞し、このカバーに冷却水出口
を設けてある点にある。
《作 用》 上記構成によると、ウォータジャケット内の冷却水は一
旦シリンダ上側の深い水溜め部に集められたのちカバー
に設けた冷却水出口から導出されてラジエータに送られ
る。
この場合、冷却水出口の位置や形状は水溜め部の開口を
閉塞するカバーの仕様変更によって容易に定めることが
でき、冷却水に混入しているエヤーを冷却水出口に集め
ることも容易となるとともに、クランクケースを改造す
ることなくラジエータの設置位置に応じた向きに冷却水
出口を形成することも容易となる。
《実 施 例》 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は防音形エンジン発電機の側面を、第2はその平
面を夫々示している。
このエンジン発電機は、防音ケース1内にシリンダヘッ
ド2を前向きにした水冷横形エンジン3と、これによっ
てベルト駆動される発電機4を前後に並列するととも
に、防音ケース1内の前部に電動モータ5によって駆動
されるフアン6を備えたラジエータ7を別置きしたもの
であり、エンジン3の冷却装置が次のように構成されて
いる。
クランクケース8のシリンダ部周囲とシリンダヘッド2
内には一連に連動されたウォータジャケット9が形成さ
れるとともに、シリンダ上側のウォータジャケット部は
クランクケース8の上面に大きく開口した深い水溜め部
9aに形成され、この水溜め部9aの開口がクランクケース
8の上面に着脱自在に取付けられたカバー10で閉塞さ
れている。そして、このカバー10に山形に突出した膨
出部10aが設けられて、その頂部近くに冷却水出口11
が形成され、この冷却水出口11とラジエータ7のアッ
パータンク7aとが温水管12で連通接続されている。
又、シリンダヘッド2の下端にはヘッド内ウォータジャ
ケット9の下部に連通する冷却水入口13が設けられ、
この冷却水入口13とラジエータ7のロアタンク7bとが
冷却水14及びウォータポンプ15を介して連通接続さ
れ、もって、エンジン出力によって駆動されるウォータ
ポンプ15によって冷却水をウォータジャケット9とラ
ジエータ7との間で循環流動させて冷却するように構成
されている。
尚、前記カバー10には第3図に示すように、セルモー
タ16の取付座17が一体形成されている。又、図中の
符号18は燃料タンク、19はマフラ、20はエヤーク
リーナである。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案によれば、ウォータジャケ
ットで高温となった冷却水をシリンダ上側の深い水溜め
部に集めてから冷却水出口に導くので、冷却水に混入し
ているエヤーをこの水溜め部に集めやすく、しかも、冷
却水出口はカバーに設けてあるので、その位置、高さ、
形状が容易に設定しやすく、ウォータジャケット内にエ
ヤー溜りが生じにくい状態で熱負荷の高いシリンダ上側
から高温冷却水を確実にラジエータに導出することがで
きるようになった。
その結果、エンジン高温部を均一に冷却することがで
き、シリンダ又はライナ等の熱歪による偏摩耗を効果的
に防止できるようになった。
又、冷却水出口はカバー側に設けるので、カバーの改造
や取替えによってラジエータ配置に応じた冷却水出口の
位置や向きを設定することが容易となり、クランクケー
スを共用して各種仕様の冷却装置を備えたエンジンを低
コストで得ることができる。
又、カバーを取外すことで、クランクケース上に対流形
のラジエータを直接的に載置する形態のエンジンのクラ
ンクケースにも兼用できる利点もある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る水冷横形エンジンの冷却装置の実施
例を示し、第1図は防音形エンジン発電機の縦断側面
図、第2図はその横断平面図、第3図は要部構成部材の
斜視図である。 3…エンジン、 7…ラジエータ、 8…クランクケース、 9…ウォータジャケット、 9a…水溜め部、 11…冷却水出口、 12…温水管、 14…冷水管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水冷横形エンジン3に対してラジエータ7
    を別置きに配備し、エンジン3のウォータジャケット9
    とラジエータ7とを温水管12と冷水管14とで循環状
    に連通させて構成した水冷横形エンジンの冷却装置にお
    いて、シリンダ上側のウォータジャケット部をクランク
    ケース8の上面に大きく開口された深い水溜め部9aに形
    成し、この水溜め部9aの開口をクランクケース8に取付
    けられたカバー10で閉塞し、このカバー10に冷却水
    出口11を設けてあることを特徴とする水冷横形エンジ
    ンの冷却装置。
JP15204887U 1987-10-02 1987-10-02 水冷横形エンジンの冷却装置 Expired - Lifetime JPH06581Y2 (ja)

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JP15204887U JPH06581Y2 (ja) 1987-10-02 1987-10-02 水冷横形エンジンの冷却装置

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JP15204887U JPH06581Y2 (ja) 1987-10-02 1987-10-02 水冷横形エンジンの冷却装置

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Publication Number Publication Date
JPS6456522U JPS6456522U (ja) 1989-04-07
JPH06581Y2 true JPH06581Y2 (ja) 1994-01-05

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ID=31426631

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JP15204887U Expired - Lifetime JPH06581Y2 (ja) 1987-10-02 1987-10-02 水冷横形エンジンの冷却装置

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JPS6456522U (ja) 1989-04-07

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