JPH0658111B2 - 可変容量型油圧ポンプの吐出量制御装置 - Google Patents
可変容量型油圧ポンプの吐出量制御装置Info
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- JPH0658111B2 JPH0658111B2 JP59251992A JP25199284A JPH0658111B2 JP H0658111 B2 JPH0658111 B2 JP H0658111B2 JP 59251992 A JP59251992 A JP 59251992A JP 25199284 A JP25199284 A JP 25199284A JP H0658111 B2 JPH0658111 B2 JP H0658111B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B49/00—Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、エンジンで駆動されてアクチュエータに圧油
を供給する可変容量型油圧ポンプの吸収トルクを制御す
る装置に関するものである。
を供給する可変容量型油圧ポンプの吸収トルクを制御す
る装置に関するものである。
従来の技術 可変容量型油圧ポンプ(以下、可変ポンプという)は、
従来から、ポンプの吐出圧力が、ある設定値を越える
と、ポンプ吐出容量(ポンプ1回転当りの吐出量)が減
少し、ポンプ吸収トルクが略一定とななるように制御し
て、低負荷時すなわち低圧時はポンプ吐出容量を大きく
し、ポンプ吐出流量(=ポンプ吐出容量×回転数)を増
大させ、アクチュエータ速度を速くできるようにして、
エンジン出力の有効利用を画っていた。この制御は、ポ
ンプ吐出圧力と、バネ力を対抗させると共にバネ力を折
線特性となるようにしてたとえば第10図の(A)に例
示するようにポンプ吸収トルクが略一定値となるように
していた。
従来から、ポンプの吐出圧力が、ある設定値を越える
と、ポンプ吐出容量(ポンプ1回転当りの吐出量)が減
少し、ポンプ吸収トルクが略一定とななるように制御し
て、低負荷時すなわち低圧時はポンプ吐出容量を大きく
し、ポンプ吐出流量(=ポンプ吐出容量×回転数)を増
大させ、アクチュエータ速度を速くできるようにして、
エンジン出力の有効利用を画っていた。この制御は、ポ
ンプ吐出圧力と、バネ力を対抗させると共にバネ力を折
線特性となるようにしてたとえば第10図の(A)に例
示するようにポンプ吸収トルクが略一定値となるように
していた。
この様な、制御装置を搭載した油圧機器(たとえば、油
圧ショベル)には、以下のような問題があるため、可変
ポンプの吸収トルクの設定値をエンジンの定格トルクに
一致させることができず、エンジンの定格トルクより低
い値、ひ例えば85%、に設定せざるをえなかった。
圧ショベル)には、以下のような問題があるため、可変
ポンプの吸収トルクの設定値をエンジンの定格トルクに
一致させることができず、エンジンの定格トルクより低
い値、ひ例えば85%、に設定せざるをえなかった。
(1) このような油圧機器を高地で稼動させた場合、高
地では空気密度がうすくなるため、エンジン出力トルク
が低下してしまい、可変ポンプの吸収トルク設定値を、
エンジンの(平地での)定格トルクに一致させたので
は、高地でオーバトルクとなり、エンジン回転速度の低
下量が大きくなる、あるいは、エンストしてしまうとい
う事態が発生した。
地では空気密度がうすくなるため、エンジン出力トルク
が低下してしまい、可変ポンプの吸収トルク設定値を、
エンジンの(平地での)定格トルクに一致させたので
は、高地でオーバトルクとなり、エンジン回転速度の低
下量が大きくなる、あるいは、エンストしてしまうとい
う事態が発生した。
(2) また、このような油圧機械のエンジンの燃料は通
常、軽油を使用するが、燃料として灯油が使われた場
合、同様にエンジン出力トルクが低下してしまうので、
可変ポンプの吸収トルクの設定値をエンジンの定格トル
クに一致させたのではエンジン回転速度の低下量が大き
くなる、あるいはエンストしてしまうという事態が発生
した。
常、軽油を使用するが、燃料として灯油が使われた場
合、同様にエンジン出力トルクが低下してしまうので、
可変ポンプの吸収トルクの設定値をエンジンの定格トル
クに一致させたのではエンジン回転速度の低下量が大き
くなる、あるいはエンストしてしまうという事態が発生
した。
この関係を第9図に示す。第9図において、可変ポンプ
が制御状態(すなわち、第10図において、折線特性の
領域、この制御状態をPCカーブとよぶことにする)に
あるときは、可変ポンプの吸収トルクは、ポンプ吐出圧
力によりきまり、回転速度には、関係しないので、可変
ポンプの吸収トルク特性は、第9図において、横軸に平
行となり、この値が、エンジン定格トルクの例えば85
%に設定されていた。
が制御状態(すなわち、第10図において、折線特性の
領域、この制御状態をPCカーブとよぶことにする)に
あるときは、可変ポンプの吸収トルクは、ポンプ吐出圧
力によりきまり、回転速度には、関係しないので、可変
ポンプの吸収トルク特性は、第9図において、横軸に平
行となり、この値が、エンジン定格トルクの例えば85
%に設定されていた。
すなわち、エンジンの出力を100%有効に利用できな
いという問題があった。このため、従来技術において、
そのような外部条件の変化があっても、エンジン出力を
100%吸収可能とした可変ポンプの吸収トルク制御装
置が提案されている。(たとえば、特開昭58−884
80号公報、特開昭57−173533号公報)。
いという問題があった。このため、従来技術において、
そのような外部条件の変化があっても、エンジン出力を
100%吸収可能とした可変ポンプの吸収トルク制御装
置が提案されている。(たとえば、特開昭58−884
80号公報、特開昭57−173533号公報)。
特開昭58−88480号公報においては、エンジン出
力を100%、可変ポンプに吸収させるため、エンジン
の目標回転速度と、実回転速度との偏差に応じて可変ポ
ンプの吐出容量を制御する、いわゆるエンジンスピード
センシングによる可変ポンプの吸収トルク制御方法の改
善が提案されている。すなわち、エンジンスピードセン
ジングによる制御のみで慣性の大きなエンジンの回転速
度低下を検出して可変ポンプの吐出容量を制御したので
は検出の遅れのため、制御系にハンチングを生じること
がある。そこで、エンジンスピードセンシングと、ポン
プ吐出圧力により可変ポンプ吐出容量を制御する、いわ
ゆるPC制御とを併用して、ポンプ吐出圧力の上昇によ
り、可変ポンプの吐出容量をまず減少させ、目標トルク
(つまり、エンジンの目標回転速度)との差の分を、エ
ンジンスピードセンシングにより補正して、検出おくれ
の改善を計り、エンジン出力を100%可変ポンプに吸
収させようとするものである。
力を100%、可変ポンプに吸収させるため、エンジン
の目標回転速度と、実回転速度との偏差に応じて可変ポ
ンプの吐出容量を制御する、いわゆるエンジンスピード
センシングによる可変ポンプの吸収トルク制御方法の改
善が提案されている。すなわち、エンジンスピードセン
ジングによる制御のみで慣性の大きなエンジンの回転速
度低下を検出して可変ポンプの吐出容量を制御したので
は検出の遅れのため、制御系にハンチングを生じること
がある。そこで、エンジンスピードセンシングと、ポン
プ吐出圧力により可変ポンプ吐出容量を制御する、いわ
ゆるPC制御とを併用して、ポンプ吐出圧力の上昇によ
り、可変ポンプの吐出容量をまず減少させ、目標トルク
(つまり、エンジンの目標回転速度)との差の分を、エ
ンジンスピードセンシングにより補正して、検出おくれ
の改善を計り、エンジン出力を100%可変ポンプに吸
収させようとするものである。
また、特開昭57−173533号公報には、2つの可
変ポンプの吸収トルクの配分を、かえる技術が開示され
ている。このような油圧機械においては、複数のアクチ
ュエータを有するのが通常であり、複数のアクチュエー
タの負荷干渉を防止して複合操作性をよくするため2つ
の可変ポンプを有することも通常である。この場合にお
いて、2つの可変ポンプの吸収トルクの配分を変えるこ
とにより、2つの可変ポンプにエンジン出力を100%
吸収させるとともに、1つの可変ポンプの吸収トルク
を、他の可変ポンプの吸収トルクより大きくして、吸収
トルク大の側のポンプ吐出流量を多くしてアクチュエー
タ速度のアップを計り、作業量を向上させることが考え
られる。前記特開昭57−173533号公報には、エ
ンジン目標回転速度と実回転速度との回転速度偏差に応
じて、可変ポンプの吐出容量と、エンジン噴射ポンプの
ラック位置を調整する制御を行うエンジン−ポンプ制御
系において、可変ポンプの吐出容量を制御する電気油圧
変換弁への指令信号を比例乗数設定器を通すことによ
り、変更可能として2つの可変ポンプで吸収トルクを、
それぞれ異なる値にできるようにしている。
変ポンプの吸収トルクの配分を、かえる技術が開示され
ている。このような油圧機械においては、複数のアクチ
ュエータを有するのが通常であり、複数のアクチュエー
タの負荷干渉を防止して複合操作性をよくするため2つ
の可変ポンプを有することも通常である。この場合にお
いて、2つの可変ポンプの吸収トルクの配分を変えるこ
とにより、2つの可変ポンプにエンジン出力を100%
吸収させるとともに、1つの可変ポンプの吸収トルク
を、他の可変ポンプの吸収トルクより大きくして、吸収
トルク大の側のポンプ吐出流量を多くしてアクチュエー
タ速度のアップを計り、作業量を向上させることが考え
られる。前記特開昭57−173533号公報には、エ
ンジン目標回転速度と実回転速度との回転速度偏差に応
じて、可変ポンプの吐出容量と、エンジン噴射ポンプの
ラック位置を調整する制御を行うエンジン−ポンプ制御
系において、可変ポンプの吐出容量を制御する電気油圧
変換弁への指令信号を比例乗数設定器を通すことによ
り、変更可能として2つの可変ポンプで吸収トルクを、
それぞれ異なる値にできるようにしている。
発明が解決しようとする問題点 以上述べたように、従来の技術の改善は、いかにエンジ
ンの出力を有効にとり出して可変ポンプに吸収させてア
クチュエータに伝え、油圧機械の作業量を増加するかに
主眼がおかれていた。
ンの出力を有効にとり出して可変ポンプに吸収させてア
クチュエータに伝え、油圧機械の作業量を増加するかに
主眼がおかれていた。
一方、このよう油圧機械は作業内容が多種で、作業によ
っては、やわらかい表土を剥ぐ整正作業など軽負荷の作
業もあり、これらの作業の場合、運転者は、燃料消費量
が少ないことを希望する。しかし、軽負荷ということ
で、エンジンの燃料噴射ポンプのコントロールレバーを
絞って、エンジン回転速度を低くなるよう設定すると、
回転速度が下がった分だけ燃料消費量は、低減するが、
回転速度が下がった分だけポンプ吐出流量も低下し、第
10図(B)のようになってしまうので、このような作
業におけるアクチュエータの定常速度が低下してしま
い、作業能率が低下するという問題があった。
っては、やわらかい表土を剥ぐ整正作業など軽負荷の作
業もあり、これらの作業の場合、運転者は、燃料消費量
が少ないことを希望する。しかし、軽負荷ということ
で、エンジンの燃料噴射ポンプのコントロールレバーを
絞って、エンジン回転速度を低くなるよう設定すると、
回転速度が下がった分だけ燃料消費量は、低減するが、
回転速度が下がった分だけポンプ吐出流量も低下し、第
10図(B)のようになってしまうので、このような作
業におけるアクチュエータの定常速度が低下してしま
い、作業能率が低下するという問題があった。
一方、コントロールレバーをフル位置に設定して作業を
すると、整正作業などの場合のアクチュエータの定常速
度は確保されるが、油圧機械の作業装置は、慣性が大き
いので、起動開始時は、大きな慣性を加速する必要があ
り、高圧が立ってしまうため、可変ポンプは大きなトル
クを吸収してしまい、結果的に燃料消費量はあまり少な
くならなかった。
すると、整正作業などの場合のアクチュエータの定常速
度は確保されるが、油圧機械の作業装置は、慣性が大き
いので、起動開始時は、大きな慣性を加速する必要があ
り、高圧が立ってしまうため、可変ポンプは大きなトル
クを吸収してしまい、結果的に燃料消費量はあまり少な
くならなかった。
このような作業時には、定常速度が速いことが必要で、
負荷がややかかった場合(たとえば、整正作業で、岩な
どにあたった場合)は、速度が低下しても問題ないにも
かかわらず、従来は、そのような場合でも速度があまり
低下せず(可変ポンプの吸収トルクの設定値が大きいた
め)、その分燃料消費量も多かった。
負荷がややかかった場合(たとえば、整正作業で、岩な
どにあたった場合)は、速度が低下しても問題ないにも
かかわらず、従来は、そのような場合でも速度があまり
低下せず(可変ポンプの吸収トルクの設定値が大きいた
め)、その分燃料消費量も多かった。
従来の技術は、前述のようにエンジンの出力を、いかに
有効に油圧ポンプに吸収させ、アクチュエータに伝達し
て、作業量を向上させるかに主眼をおき、改善をしてき
たものであるため、上記のように、作業性を落とさず
に、省エネルギーを計るという観点での対応については
考察されていなかった。
有効に油圧ポンプに吸収させ、アクチュエータに伝達し
て、作業量を向上させるかに主眼をおき、改善をしてき
たものであるため、上記のように、作業性を落とさず
に、省エネルギーを計るという観点での対応については
考察されていなかった。
本案は、以上の問題点を解決するために提案されたもの
で、作業内容に応じて、運転者が、可変ポンプの吸収ト
ルクの設定値を、選択可能として、軽負荷時には省エネ
ルギを計ることができ、なおかつ、軽負荷時のポンプ最
大吐出流量は減少せず、従前の定常速度を確保できる可
変ポンプ制御装置を提供することを目的とする。
で、作業内容に応じて、運転者が、可変ポンプの吸収ト
ルクの設定値を、選択可能として、軽負荷時には省エネ
ルギを計ることができ、なおかつ、軽負荷時のポンプ最
大吐出流量は減少せず、従前の定常速度を確保できる可
変ポンプ制御装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び作用 自己吐出圧のフィードバック圧力と、外部入力によるサ
ーボ圧力減圧手段とによってサーボコントロール圧力を
減圧制御し、可変容量型油圧ポンプの吸収トルクを複数
モードに切換え設定できるようにした可変容量型油圧ポ
ンプの吐出量制御装置でであって、 前記外部入力によるサーボ圧力減圧手段は、吸収トルク
複数モード制御部と、吸収トルク複数モード切換部を含
み、吸収トルク複数モード制御部は、外部入力信号に比
例した電磁力によりサーボ圧力を減圧制御するサーボ圧
コントロール部と、エンジン設定基準回転速度とエンジ
ン実回転速度の回転速度偏差に応じて吸収トルク制御信
号を発信するエンジン回転センシングモード及びエンジ
ン回転速度と無関係に複数の一定の吸収トルク制御信号
を発信する定トルクモードからなる外部入力信号発信部
で構成し、吸収トルク複数モード切換部は前記入力信号
発信部からの信号を、前記サーボ圧コントロール部へ選
択的に入力する切換スイッチ部で構成し、運転者が、切
替スイッチをエンジン回転センシングモード位置(位置
I)に選択したときは、前記回転速度偏差に応じた入力
信号を、サーボ圧コントロール部へ入力して、可変ポン
プは、エンジンスピードセンシングの制御により、エン
ジンの出力を100%吸収可能とし、運転者が切替スイ
ッチを定トルクモード位置(位置II)に選択したとき
は、前記回転速度偏差とは無関係に、一定値の入力信号
をサーボ圧コントロール部へ入力して、このときの可変
ポンプの吸収トルク設定値を、前記エンジンスピードセ
ンシング制御の吸収トルクよりも小さくなるようにし
て、しかも、このときの吸収トルク設定値を複数設定す
る。
ーボ圧力減圧手段とによってサーボコントロール圧力を
減圧制御し、可変容量型油圧ポンプの吸収トルクを複数
モードに切換え設定できるようにした可変容量型油圧ポ
ンプの吐出量制御装置でであって、 前記外部入力によるサーボ圧力減圧手段は、吸収トルク
複数モード制御部と、吸収トルク複数モード切換部を含
み、吸収トルク複数モード制御部は、外部入力信号に比
例した電磁力によりサーボ圧力を減圧制御するサーボ圧
コントロール部と、エンジン設定基準回転速度とエンジ
ン実回転速度の回転速度偏差に応じて吸収トルク制御信
号を発信するエンジン回転センシングモード及びエンジ
ン回転速度と無関係に複数の一定の吸収トルク制御信号
を発信する定トルクモードからなる外部入力信号発信部
で構成し、吸収トルク複数モード切換部は前記入力信号
発信部からの信号を、前記サーボ圧コントロール部へ選
択的に入力する切換スイッチ部で構成し、運転者が、切
替スイッチをエンジン回転センシングモード位置(位置
I)に選択したときは、前記回転速度偏差に応じた入力
信号を、サーボ圧コントロール部へ入力して、可変ポン
プは、エンジンスピードセンシングの制御により、エン
ジンの出力を100%吸収可能とし、運転者が切替スイ
ッチを定トルクモード位置(位置II)に選択したとき
は、前記回転速度偏差とは無関係に、一定値の入力信号
をサーボ圧コントロール部へ入力して、このときの可変
ポンプの吸収トルク設定値を、前記エンジンスピードセ
ンシング制御の吸収トルクよりも小さくなるようにし
て、しかも、このときの吸収トルク設定値を複数設定す
る。
これによって、油圧機械が重掘削作業をするときは、選
択スイッチを位置Iに選択すれば、可変ポンプはエンジ
ン出力を100%吸収可能であるため、大きな作業量を
得ることができる。また、整正作業などの軽作業時は、
選択スイッチ位置IIに選択すれば、可変ポンプの吸収ト
ルク設定値を小さくできるので、燃費低減による省エネ
ルギを計ることができ、かつ、可変ポンプの最大吐出容
量は変らない。そして、定常速度で作業しているとき
は、軽負荷なのでPCカーブに、かかることはないか
ら、アクチュエータの定常速度は低下することはなく作
業性は低下しない。
択スイッチを位置Iに選択すれば、可変ポンプはエンジ
ン出力を100%吸収可能であるため、大きな作業量を
得ることができる。また、整正作業などの軽作業時は、
選択スイッチ位置IIに選択すれば、可変ポンプの吸収ト
ルク設定値を小さくできるので、燃費低減による省エネ
ルギを計ることができ、かつ、可変ポンプの最大吐出容
量は変らない。そして、定常速度で作業しているとき
は、軽負荷なのでPCカーブに、かかることはないか
ら、アクチュエータの定常速度は低下することはなく作
業性は低下しない。
また、選択スイッチの位置IIも複数設定したので、運転
者は作業内容に応じて可変ポンプの吸収トルク設定値を
最適な値に設定することができる。
者は作業内容に応じて可変ポンプの吸収トルク設定値を
最適な値に設定することができる。
実施例 第1図は全体回路図であり、エンジンEにより第1、第
2可変容量型油圧ポンプ(以下第1、第2可変ポンプと
いう)P1,P2及び制御用の小容量の固定容量型油圧
ポンプ(以下制御用ポンプという)P3が駆動され、第
1可変ポンプP1の吐出路1には第1、第2、第3操作
弁21,22,23が並列接続され、第2可変ポンプP
2の吐出路3には第4、第5、第6操作弁24,25,
26が並列接続してあり、各操作弁21〜26はモー
タ、シリンダ等の第1〜第6アクチュエータ41〜46
に吐出圧油を供給する公知の三位置切換弁となってい
る。
2可変容量型油圧ポンプ(以下第1、第2可変ポンプと
いう)P1,P2及び制御用の小容量の固定容量型油圧
ポンプ(以下制御用ポンプという)P3が駆動され、第
1可変ポンプP1の吐出路1には第1、第2、第3操作
弁21,22,23が並列接続され、第2可変ポンプP
2の吐出路3には第4、第5、第6操作弁24,25,
26が並列接続してあり、各操作弁21〜26はモー
タ、シリンダ等の第1〜第6アクチュエータ41〜46
に吐出圧油を供給する公知の三位置切換弁となってい
る。
前記第1、第2可変ポンプP1,P2の容量制御部材
(以下斜板という)5,6は、制御機構7,8で制御さ
れると共に、該制御機構7,8は制御用ポンプP3の吐
出圧油で制御され、その吐出路16には前記第1、第2
可変ポンプP1,P2の吐出路1,3のドレーン路9,
10に設けたジェットセンサ11,11で作動するネガ
ティブコントロールバルブ(以下NC弁とする)12、
カットオフバルブ(以下CO弁とする)13、可変式ト
ルクコントロールバルブ14が設けてある。なお、前記
ジェットセンサ11は実開昭57−31585号公報に
記載のものである。
(以下斜板という)5,6は、制御機構7,8で制御さ
れると共に、該制御機構7,8は制御用ポンプP3の吐
出圧油で制御され、その吐出路16には前記第1、第2
可変ポンプP1,P2の吐出路1,3のドレーン路9,
10に設けたジェットセンサ11,11で作動するネガ
ティブコントロールバルブ(以下NC弁とする)12、
カットオフバルブ(以下CO弁とする)13、可変式ト
ルクコントロールバルブ14が設けてある。なお、前記
ジェットセンサ11は実開昭57−31585号公報に
記載のものである。
17はエンジンEの燃料噴射ポンプE1のコントロール
レバ18の位置を検出するポテンションメータ、19は
エンジンEの実回転速度を検出する回転センサであり、
それぞれの検出値(信号電圧)はコントローラ20に送
られ、該コントローラ20より前記可変式トルクコント
ロールバルブ14に信号電流を発信する。
レバ18の位置を検出するポテンションメータ、19は
エンジンEの実回転速度を検出する回転センサであり、
それぞれの検出値(信号電圧)はコントローラ20に送
られ、該コントローラ20より前記可変式トルクコント
ロールバルブ14に信号電流を発信する。
21は切換モード切換スイッチ、22は電源、23は切
換スイッチであり、切換スイッチ23は常時コントロー
ラ20の出力回路20′と可変式トルクコントロールバ
ルブ14への回路14′とを接続し、コントローラ20
等が故障するとバッテリ22に接続した抵抗24を有す
る冗長回路25と前記回路14′とを接続する。
換スイッチであり、切換スイッチ23は常時コントロー
ラ20の出力回路20′と可変式トルクコントロールバ
ルブ14への回路14′とを接続し、コントローラ20
等が故障するとバッテリ22に接続した抵抗24を有す
る冗長回路25と前記回路14′とを接続する。
モード切換スイッチ21は定常モード位置Iと中間モー
ド位置IIと低モード位置IIIとに手動操作で切換えら
れ、コントローラ20に制御信号を出力する。
ド位置IIと低モード位置IIIとに手動操作で切換えら
れ、コントローラ20に制御信号を出力する。
つまり、第2図に示すように、モード切換えスイッチ2
1を定常モード位置Iとすると、ポテンションメータ1
7より検出されたコントロールレバ18の位置を検出
し、この検出値をコントローラ20の記憶部20aに入
力し、記憶部20aより、そのコントロールレバ18の
位置に対応する設定基準回転速度Nsetを読み出して
演算部20bに入力すると共に、回転センサ19で検出
した実回転速度Nを演算部20bに入力し、実回転速度
Nが設定基準回転速度Nsetよりも低下した時に(N
set−N)の値に応じて可変式トルクコントロールバ
ルブ14の回路14′に電流を供給する。
1を定常モード位置Iとすると、ポテンションメータ1
7より検出されたコントロールレバ18の位置を検出
し、この検出値をコントローラ20の記憶部20aに入
力し、記憶部20aより、そのコントロールレバ18の
位置に対応する設定基準回転速度Nsetを読み出して
演算部20bに入力すると共に、回転センサ19で検出
した実回転速度Nを演算部20bに入力し、実回転速度
Nが設定基準回転速度Nsetよりも低下した時に(N
set−N)の値に応じて可変式トルクコントロールバ
ルブ14の回路14′に電流を供給する。
モード切換スイッチ21を中間モード位置IIとするとコ
ントローラ20の第1設定器26に設定された電流が出
力回路20′に供給され、低モード位置IIIとするとコ
ントローラ20の第2設定器27に設定された電流が出
力回路20′に供給される。中間モード位置IIに設定す
ると、第1設定器26は、あらかじめ設定された一定の
電流を出力回路20′に供給するのみであるから、前記
コントロールレバ18の位置や、実回転速度Nとは何ら
関係がなくなる。低モード位置IIIに設定したときも同
様である。
ントローラ20の第1設定器26に設定された電流が出
力回路20′に供給され、低モード位置IIIとするとコ
ントローラ20の第2設定器27に設定された電流が出
力回路20′に供給される。中間モード位置IIに設定す
ると、第1設定器26は、あらかじめ設定された一定の
電流を出力回路20′に供給するのみであるから、前記
コントロールレバ18の位置や、実回転速度Nとは何ら
関係がなくなる。低モード位置IIIに設定したときも同
様である。
つまり、エンジンスピードセンシング制御をするのは、
定常モードIのときのみである。
定常モードIのときのみである。
前記可変式トルクコントロールバルブ14は第1、第2
可変ポンプP1,P2の吐出圧とコントローラ20より
送られる制御信号によって制御用ポンプP3の吐出圧を
可変とするものであり、その圧力の大きさによって制御
機構7,8が斜板5,6の角度を変更して第11、第2
可変ポンプP1,P2の吐出容量、つまり1回転当りの
吐出量を増減して吸収トルクを変更する。
可変ポンプP1,P2の吐出圧とコントローラ20より
送られる制御信号によって制御用ポンプP3の吐出圧を
可変とするものであり、その圧力の大きさによって制御
機構7,8が斜板5,6の角度を変更して第11、第2
可変ポンプP1,P2の吐出容量、つまり1回転当りの
吐出量を増減して吸収トルクを変更する。
この様であるから、モード切換スイッチ21を低モード
位置IIIに切換えるとエンジンのコントロールレバ18
の位置や実回転速度に関係なく第2設定器27に設定さ
れた電流に基づいて可変式トルクコントロールバルブ1
4の出力圧が制御されて吸収トルクが決定される。この
第2設定器27に設定された電流は軽作業に適した吸収
トルクに見合う値となっている。
位置IIIに切換えるとエンジンのコントロールレバ18
の位置や実回転速度に関係なく第2設定器27に設定さ
れた電流に基づいて可変式トルクコントロールバルブ1
4の出力圧が制御されて吸収トルクが決定される。この
第2設定器27に設定された電流は軽作業に適した吸収
トルクに見合う値となっている。
このときのエンジン出力トルクと、可変ポンプの吸収ト
ルクの関係を第8図により説明する。
ルクの関係を第8図により説明する。
第8図は横軸にエンジン回転速度(=可変ポンプ回転速
度)、縦軸に、エンジン出力トルクと可変ポンプ吸収ト
ルクを表わしている。エンジン出力トルクは第8図で、
TEのような特性となり、エンジンのコントロールレバ
18がフル位置のときは、エンジン出力トルク特性はT
E〜TE1となり、この冷では回転速度が2100rpm
の点が定格トルク点Tとなり、そのトルクはT1とな
る。以下、コントロールレバ18を絞っていくと、エン
ジン出力トルク特性はTE〜TE2,TE〜TE3…と変化
していく。TEをトルクライズ、TE1,TE2,…をレギ
ュレーションとよぶ。また、低モード位置IIIのとき、
負荷がかかってPCカーブに入ったときの可変ポンプの
吸収トルクは、略一定であり第8図ではXで示される値
となり、エンジン回転速度に関係しないため、第8図で
は、横軸に平行な特性となる。こときの可変ポンプの吸
収するトルクは最大でも、つまり、PCカーブに入った
ときでもXであり、定格トルクT1よりも小さいためエ
ンジンの燃料消費量を少なくできる。
度)、縦軸に、エンジン出力トルクと可変ポンプ吸収ト
ルクを表わしている。エンジン出力トルクは第8図で、
TEのような特性となり、エンジンのコントロールレバ
18がフル位置のときは、エンジン出力トルク特性はT
E〜TE1となり、この冷では回転速度が2100rpm
の点が定格トルク点Tとなり、そのトルクはT1とな
る。以下、コントロールレバ18を絞っていくと、エン
ジン出力トルク特性はTE〜TE2,TE〜TE3…と変化
していく。TEをトルクライズ、TE1,TE2,…をレギ
ュレーションとよぶ。また、低モード位置IIIのとき、
負荷がかかってPCカーブに入ったときの可変ポンプの
吸収トルクは、略一定であり第8図ではXで示される値
となり、エンジン回転速度に関係しないため、第8図で
は、横軸に平行な特性となる。こときの可変ポンプの吸
収するトルクは最大でも、つまり、PCカーブに入った
ときでもXであり、定格トルクT1よりも小さいためエ
ンジンの燃料消費量を少なくできる。
モード切換スイッチ21を中間モード位置IIに切換えれ
ば第1設定器26で設定された電流に基づいて可変式ト
ルクコントロールバルブ14の出力圧が制御されて吸収
トルクが決定されると共に、この第1設定器26で設定
された電流は通常作業に適した吸収トルクに見合う値と
なっているから、この時の吸収トルクT2は第8図にお
いてZとなり、前記低モード位置IIIのときの吸収トル
クT4(線図X)と、エンジン定格トルルクT1との中
間の値となるから、重掘削作業や、軽作業以外の、通常
作業に適する。
ば第1設定器26で設定された電流に基づいて可変式ト
ルクコントロールバルブ14の出力圧が制御されて吸収
トルクが決定されると共に、この第1設定器26で設定
された電流は通常作業に適した吸収トルクに見合う値と
なっているから、この時の吸収トルクT2は第8図にお
いてZとなり、前記低モード位置IIIのときの吸収トル
クT4(線図X)と、エンジン定格トルルクT1との中
間の値となるから、重掘削作業や、軽作業以外の、通常
作業に適する。
また、モード切換スイッチ21を定常モード位置Iに切
換えると、可変ポンプ吸収トルクは過渡的には第8図
で、Y1,Y2,…の範囲でエンジン出力トルクとマッ
チングする。つまり定常モード位置Iのときは、エンジ
ンスピードセンシング制御をしているため、可変ポンプ
吸収トルクは、エンジンの設定基準回転速度(コントロ
ールレバ18がフル位置のときは2100rpm)に対
して、設定した回転数偏差域(たとえば、エンジンの設
定基準回転速度に対して200rpm低下の範囲)で、
エンジントルクとつりあうようになっている。このため
コントロールレバ18がフル位置のときはY1、コント
ロールレバを絞っていったときは、たとえば、Y2が過
渡的なマッチング範囲となる。
換えると、可変ポンプ吸収トルクは過渡的には第8図
で、Y1,Y2,…の範囲でエンジン出力トルクとマッ
チングする。つまり定常モード位置Iのときは、エンジ
ンスピードセンシング制御をしているため、可変ポンプ
吸収トルクは、エンジンの設定基準回転速度(コントロ
ールレバ18がフル位置のときは2100rpm)に対
して、設定した回転数偏差域(たとえば、エンジンの設
定基準回転速度に対して200rpm低下の範囲)で、
エンジントルクとつりあうようになっている。このため
コントロールレバ18がフル位置のときはY1、コント
ロールレバを絞っていったときは、たとえば、Y2が過
渡的なマッチング範囲となる。
なお、実施例においては通常モード位置Iとした時には
エンジンの設定回転速度と実回転速度との回転数偏差に
よって出力電流を制御しているので、エンジンの実効ト
ルクに見合う吸収トルクが得られ、大気の密度が小さい
高地で稼動する場合や、粗悪の燃料を使用した場合等の
ように通常の場合のエンジン設定出力に見合うエンジン
出力が得られない場合にもエンジン実効トルクに対して
可変ポンプの吸収トルクが大きくなってエンジン回転速
度が低下し、最悪の場合にエンストしてしまうことがな
い。
エンジンの設定回転速度と実回転速度との回転数偏差に
よって出力電流を制御しているので、エンジンの実効ト
ルクに見合う吸収トルクが得られ、大気の密度が小さい
高地で稼動する場合や、粗悪の燃料を使用した場合等の
ように通常の場合のエンジン設定出力に見合うエンジン
出力が得られない場合にもエンジン実効トルクに対して
可変ポンプの吸収トルクが大きくなってエンジン回転速
度が低下し、最悪の場合にエンストしてしまうことがな
い。
この様に、モード切換スイッチ21を切換えるだけで吸
収トルクを各作業条件に見合う値に制御できるから、種
々の作業を効率良く、しかもエンジンの燃料消費量を多
くせずに行なうことができる。
収トルクを各作業条件に見合う値に制御できるから、種
々の作業を効率良く、しかもエンジンの燃料消費量を多
くせずに行なうことができる。
第3図は第1可変ポンプP1側のみの各部材の詳細断面
図であり、この図の左側下方に示される前記制御装置7
はケース30内の下段に設けたサーボピストン31と中
段に設けた入力信号部Aと上段に設けた案内弁部Bとを
備え、該サーボピストン31はロッド32により斜板5
に連結されていると共に、スプリング33により常時図
示の最小斜板角位置(最小吐出容量位置)になるように
保持され、スプリング33はカバー35で押えてある。
図であり、この図の左側下方に示される前記制御装置7
はケース30内の下段に設けたサーボピストン31と中
段に設けた入力信号部Aと上段に設けた案内弁部Bとを
備え、該サーボピストン31はロッド32により斜板5
に連結されていると共に、スプリング33により常時図
示の最小斜板角位置(最小吐出容量位置)になるように
保持され、スプリング33はカバー35で押えてある。
前記入力信号部Aは制御ピストン36を備え、この制御
ピストン36の一側に突起杆37が設けられていて第1
室38に位置し、他側にはスプリング39が直線状に配
設されている。
ピストン36の一側に突起杆37が設けられていて第1
室38に位置し、他側にはスプリング39が直線状に配
設されている。
前記案内弁部Bはスリーブ41内に案内スプール42を
挿入したものであり、前記ケース30にはスリーブ41
と制御ピストン36とサーボピストン31とに亘って開
口した切欠部43が形成され、この切欠部43に設けた
アーム44の中央部が制御ピストン36にピン45で枢
着され、一端44aがサーボピストン31の凹部31a
に係合し、他端44bがスリーブ41の切欠41aより
案内スプール42の凹部42aに係合している。
挿入したものであり、前記ケース30にはスリーブ41
と制御ピストン36とサーボピストン31とに亘って開
口した切欠部43が形成され、この切欠部43に設けた
アーム44の中央部が制御ピストン36にピン45で枢
着され、一端44aがサーボピストン31の凹部31a
に係合し、他端44bがスリーブ41の切欠41aより
案内スプール42の凹部42aに係合している。
前記スリーブ41には入口ポート56と第1、第2出口
ポート57,58とが形成され、入口ポート56はケー
ス30の入口孔59に開口し、第1、第2出口ポート5
7,58はケース30に形成した第1、第2通路60,
61でサーボピストン31の第1、第2圧力室62,6
3に連通していると共に、スリーブ41の一端面にはば
ね座64、フリーピストン65を介してキャップ66に
螺合した調整プラグ67が当接し、他端面にはフリーピ
ピストン68を介してキャップ69に螺合した調整プラ
グ70が当接している。71,72はロックナットであ
る。
ポート57,58とが形成され、入口ポート56はケー
ス30の入口孔59に開口し、第1、第2出口ポート5
7,58はケース30に形成した第1、第2通路60,
61でサーボピストン31の第1、第2圧力室62,6
3に連通していると共に、スリーブ41の一端面にはば
ね座64、フリーピストン65を介してキャップ66に
螺合した調整プラグ67が当接し、他端面にはフリーピ
ピストン68を介してキャップ69に螺合した調整プラ
グ70が当接している。71,72はロックナットであ
る。
前記案内スプール42は入口ポート56と第1、第2出
口ポート57,58を断通する環状溝73が形成され、
スプリング74で常時右方に押動されてサーボピストン
31を最小斜板角位置となるように保持している。な
お、案内スプール42には第1、第2出口ポート57,
58を入口ポート56に断通する第1、第2環状溝7
5,76、軸孔77が形成してある。
口ポート57,58を断通する環状溝73が形成され、
スプリング74で常時右方に押動されてサーボピストン
31を最小斜板角位置となるように保持している。な
お、案内スプール42には第1、第2出口ポート57,
58を入口ポート56に断通する第1、第2環状溝7
5,76、軸孔77が形成してある。
第3図の右側上方に示される前記CO弁13とNC弁1
2と一体となっている。
2と一体となっている。
つまり、バルブ本体100にはピストン101を内設し
たスリーブ102とスプール103とが直線状に配設さ
れ、ピストン101の段部101aとスリーブ102の
孔102aとによって第1受圧室104を構成し、ピス
トン101の小径部101bの先端部は第2受圧室10
5に臨ませてあり、第2受圧室105は通路106を経
てポート109にスプール103で断通制御され、第1
受圧室104はポート108で前記吐出路1に接続して
あると共に、スプール103はスプリング110で左方
に押動されてポート109と通路106とを断通し、カ
ットオフバルブ13を構成している。
たスリーブ102とスプール103とが直線状に配設さ
れ、ピストン101の段部101aとスリーブ102の
孔102aとによって第1受圧室104を構成し、ピス
トン101の小径部101bの先端部は第2受圧室10
5に臨ませてあり、第2受圧室105は通路106を経
てポート109にスプール103で断通制御され、第1
受圧室104はポート108で前記吐出路1に接続して
あると共に、スプール103はスプリング110で左方
に押動されてポート109と通路106とを断通し、カ
ットオフバルブ13を構成している。
前記バルブ本体100にはピストン111を内設したス
リーブ112とスプール113とが直線状に配設され、
ピストン111の段部111aとスリーブ112の孔1
12aとによって第3受圧室114を形成し、ピストン
111の小径部111bは第2受圧室115に臨ませて
あり、第3受圧室114は通路116でポート117に
連通し、ポート117はスプール113で前記通路10
6に断通されると共に、第4受圧室115はポート11
8に開口し、スプール113はスプリング119で右方
に押動され、そのばね室120′はポート121′に開
口してネガティブコントロールバルブ12を構成してい
る。
リーブ112とスプール113とが直線状に配設され、
ピストン111の段部111aとスリーブ112の孔1
12aとによって第3受圧室114を形成し、ピストン
111の小径部111bは第2受圧室115に臨ませて
あり、第3受圧室114は通路116でポート117に
連通し、ポート117はスプール113で前記通路10
6に断通されると共に、第4受圧室115はポート11
8に開口し、スプール113はスプリング119で右方
に押動され、そのばね室120′はポート121′に開
口してネガティブコントロールバルブ12を構成してい
る。
第3図の右側中央に示される前記ジェットセンサ11
は、入口ポート80と出口ポート85との間に絞り82
を設けて、第1ポート83により全圧(静圧+動圧)を
検出し、第2ポート84で静圧を検出するようにしたも
のであり、第1ポート83が前記ポート118を経て第
4受圧室115に連通し、第2ポート84が前記ポート
121′を経てバネ室120′に連通し、ポート117
は前記第1室38に連通している。
は、入口ポート80と出口ポート85との間に絞り82
を設けて、第1ポート83により全圧(静圧+動圧)を
検出し、第2ポート84で静圧を検出するようにしたも
のであり、第1ポート83が前記ポート118を経て第
4受圧室115に連通し、第2ポート84が前記ポート
121′を経てバネ室120′に連通し、ポート117
は前記第1室38に連通している。
第3図の左側上方に示される前記可変式トルクコントロ
ールバルブ14は、バルブ本体120内に入口ポート1
21と出口ポート122とを断通するスプール123、
第1、第2、第3ピストン124,125,126を内
設したスリーブ127を直線的に配設し、スプール12
3をスプリング128で入口ポート121と出口ポート
122とを連通する方向に付勢すると共に、第1ピスト
ン24の受圧部124aを出口ポート122に連通して
減圧弁を構成し、ピストン125の受圧部125aをポ
ート129を経て前記吐出路1に接続して第2ピストン
125でスプール123をスプリング128に抗して左
方に押動すると共に、第3ピストン126の受圧部12
6aをポート90を介して前記第2可変ポンプP2の吐
出路3に接続し、前記スプリング128の受板91と対
向してカバ92に螺合した調整ボルト93を設け、第3
ピストン126の端面126bと対向して比例電磁ソレ
ノイド94の出力プランジャ95を設けてあると共に、
入口ポート121は制御用ポンプP3の吐出路16に接
続し、出口ポート122は前記カットオフバルブ13の
ポート109に接続してある。
ールバルブ14は、バルブ本体120内に入口ポート1
21と出口ポート122とを断通するスプール123、
第1、第2、第3ピストン124,125,126を内
設したスリーブ127を直線的に配設し、スプール12
3をスプリング128で入口ポート121と出口ポート
122とを連通する方向に付勢すると共に、第1ピスト
ン24の受圧部124aを出口ポート122に連通して
減圧弁を構成し、ピストン125の受圧部125aをポ
ート129を経て前記吐出路1に接続して第2ピストン
125でスプール123をスプリング128に抗して左
方に押動すると共に、第3ピストン126の受圧部12
6aをポート90を介して前記第2可変ポンプP2の吐
出路3に接続し、前記スプリング128の受板91と対
向してカバ92に螺合した調整ボルト93を設け、第3
ピストン126の端面126bと対向して比例電磁ソレ
ノイド94の出力プランジャ95を設けてあると共に、
入口ポート121は制御用ポンプP3の吐出路16に接
続し、出口ポート122は前記カットオフバルブ13の
ポート109に接続してある。
次に作動を説明する。
第1〜第3操作弁21〜23が中立位置の時にはドレー
ン路9の流量が大となるから、ジェットセンサ11の全
圧と静圧との差圧は最大となり、ネガティブコントロー
ルバルブ12の第4受圧室115に供給される全圧とバ
ネ室120′に供給される静圧との差は最大となる。
ン路9の流量が大となるから、ジェットセンサ11の全
圧と静圧との差圧は最大となり、ネガティブコントロー
ルバルブ12の第4受圧室115に供給される全圧とバ
ネ室120′に供給される静圧との差は最大となる。
また、ポート117の圧力は、第3受圧室114に供給
されて、ピストン111の段部111aに作用して、ス
プール113は、 (スプリング119のバネ力)=(ジェットセンサ差圧
×111bの受圧面積)+ポート117の圧力×111
aの受圧面積)となるように、つりあう。ここで、スプ
ールル113と、ピストン111bの受圧面積は等しく
なっている。また、(ジェットセンサ差圧)=(ジェッ
トセンサ全圧;第4受圧室115の圧力−ジェットセン
サ静圧;バネ室120′の圧力)である。いま、ジェッ
トセンサ差圧が最大であるのでで、ポート117の圧力
つまりネガティブブコントロールバルブの出力圧は最小
となり、両者の和が一定のバネ力となる。このときスプ
ール113は通路106の圧油を一部は117に流し、
一部はタンクへバイパスさせることによって、通路10
6の圧力を減圧して117に伝え、前記の式がなりたつ
ような位置でバランスする。
されて、ピストン111の段部111aに作用して、ス
プール113は、 (スプリング119のバネ力)=(ジェットセンサ差圧
×111bの受圧面積)+ポート117の圧力×111
aの受圧面積)となるように、つりあう。ここで、スプ
ールル113と、ピストン111bの受圧面積は等しく
なっている。また、(ジェットセンサ差圧)=(ジェッ
トセンサ全圧;第4受圧室115の圧力−ジェットセン
サ静圧;バネ室120′の圧力)である。いま、ジェッ
トセンサ差圧が最大であるのでで、ポート117の圧力
つまりネガティブブコントロールバルブの出力圧は最小
となり、両者の和が一定のバネ力となる。このときスプ
ール113は通路106の圧油を一部は117に流し、
一部はタンクへバイパスさせることによって、通路10
6の圧力を減圧して117に伝え、前記の式がなりたつ
ような位置でバランスする。
一方、この時吐出路1の圧力は、中立であるので最も低
いレベルであるから可変式トルクコントロールバルブ1
4の受圧部125aの圧力は最小となって第2ピストン
125によるスプール123を押す力が最小となるの
で、スプール123はスプリング128で右方に押動さ
れて入口ポート121と出口ポート122とが連通され
て制御用ポンプP3のリリーフ弁96で設定された元圧
が出口ポート122より流出されてカットオフバルブ1
3のポート109に供給される。
いレベルであるから可変式トルクコントロールバルブ1
4の受圧部125aの圧力は最小となって第2ピストン
125によるスプール123を押す力が最小となるの
で、スプール123はスプリング128で右方に押動さ
れて入口ポート121と出口ポート122とが連通され
て制御用ポンプP3のリリーフ弁96で設定された元圧
が出口ポート122より流出されてカットオフバルブ1
3のポート109に供給される。
カットオフバルブ13の第1受圧部104に供給される
圧力も最小であるから、ピストン101の右方への押力
は最小となってスプール103はスプリング110で左
方に押され、ポート109と通路106とを連通して前
記制御用ポンプP3の元圧が通路106よりネガティブ
コントロールバルブ12に供給される。
圧力も最小であるから、ピストン101の右方への押力
は最小となってスプール103はスプリング110で左
方に押され、ポート109と通路106とを連通して前
記制御用ポンプP3の元圧が通路106よりネガティブ
コントロールバルブ12に供給される。
しかし、前述の様にネガティブコントロールバルブ12
は出力圧が最小となるようになっているから、前述の制
御用ポンプP3の元圧は減圧されて最小の吐出圧となっ
てポート117より前記入力信号部Aの第1室38に制
御圧として供給される。
は出力圧が最小となるようになっているから、前述の制
御用ポンプP3の元圧は減圧されて最小の吐出圧となっ
てポート117より前記入力信号部Aの第1室38に制
御圧として供給される。
この制御圧は最小であるから、スプリング39によって
制御スプール36が右方に押動されて突起杆37がプラ
グ73に当接した図示位置となり、サーボピストン31
を図示位置として斜板5を最小傾転角位置とし、第1可
変ポンプP1の吐出容量を最小とする。
制御スプール36が右方に押動されて突起杆37がプラ
グ73に当接した図示位置となり、サーボピストン31
を図示位置として斜板5を最小傾転角位置とし、第1可
変ポンプP1の吐出容量を最小とする。
第1操作弁21を切換えて第1可変ポンプP1の吐出圧
油の一部を第1アクチュエータ41に供給するドレーン
路9の流量が減少し、ジェットセンサ11の検出差圧が
小さくなるので、ネガティブコントロールバルブ12の
バネ室120′と第4受圧室115との圧力の差圧が小
さくなるため、スプリング119のバネ力により、スプ
ール113は右方に押動され、通路106の圧力は、ポ
ート117に、より伝えられることになるため、ポート
117の圧力は増大する。つまり、バネ室120′と第
4受圧室115との差圧が小さくなった分だけポート1
17の圧力が増加して、ネガティブコントロールバルブ
は、再じバランス状態となる。
油の一部を第1アクチュエータ41に供給するドレーン
路9の流量が減少し、ジェットセンサ11の検出差圧が
小さくなるので、ネガティブコントロールバルブ12の
バネ室120′と第4受圧室115との圧力の差圧が小
さくなるため、スプリング119のバネ力により、スプ
ール113は右方に押動され、通路106の圧力は、ポ
ート117に、より伝えられることになるため、ポート
117の圧力は増大する。つまり、バネ室120′と第
4受圧室115との差圧が小さくなった分だけポート1
17の圧力が増加して、ネガティブコントロールバルブ
は、再じバランス状態となる。
このために第1室38内の圧力が増大し制御ピストン3
6は左方に押動され、アーム44はサーボピストン31
を支点として圧方に揺動して案内スプール42左方に移
動し、入口ポート56と第2出口ポート58とが連通し
て制御用ポンプP3の吐出圧油がサーボピストン31の
第2圧力室63に供給され、サーボピストン31を左方
に移動して斜板5の傾転角を増大して第1可変ポンプP
1の吐出容量を増大する。
6は左方に押動され、アーム44はサーボピストン31
を支点として圧方に揺動して案内スプール42左方に移
動し、入口ポート56と第2出口ポート58とが連通し
て制御用ポンプP3の吐出圧油がサーボピストン31の
第2圧力室63に供給され、サーボピストン31を左方
に移動して斜板5の傾転角を増大して第1可変ポンプP
1の吐出容量を増大する。
これによってアーム44が制御ピストン36のピン45
を中心として時計方向に揺動し、その他端44bによっ
て案内スプール42が右方に押動されて入口ポート56
と第2出口ポート58とが遮断されて、ジェットセンサ
11の検出差圧の低下に応じただけ第1可変ポンプP1
の吐出容量が増大する。
を中心として時計方向に揺動し、その他端44bによっ
て案内スプール42が右方に押動されて入口ポート56
と第2出口ポート58とが遮断されて、ジェットセンサ
11の検出差圧の低下に応じただけ第1可変ポンプP1
の吐出容量が増大する。
つまり、アーム44によってサーボピストン31の動き
が案内スプール42にフィードバックされる。
が案内スプール42にフィードバックされる。
この時、制御ピストン36はスプリング39のバネ特性
に応じて左方に移動するので、第1可変ポンプP1の吐
出容量増加をそのバネ特性により任意に変更できる。
に応じて左方に移動するので、第1可変ポンプP1の吐
出容量増加をそのバネ特性により任意に変更できる。
また、吐出路1の圧力が増大すると可変式トルクコント
ロールバルブ14の受圧部125aの圧力が上昇し、第
2ピストン125の押力が増大する。
ロールバルブ14の受圧部125aの圧力が上昇し、第
2ピストン125の押力が増大する。
第2ピストン125の押力(第4〜第5操作弁24〜2
6を操作して、第2可変ポンプP2側の吐出路3の圧力
が増大すれば、その圧力は第3ピストン126の受圧部
126aに作用して左方への押力として加算される)
が、増大してスプリング128の取付荷重以上になる
と、スプール123をスプリング128に抗して左方に
押動する。するとポート121と、122の連通がスプ
ール123で絞られるようになり、ポート121の圧油
は、一部ドレン通路130にバイパスされる。これによ
ってポート122の圧力は、ポート121の圧力に対し
て減圧されることになり、ポート122の出力圧は、低
下する。
6を操作して、第2可変ポンプP2側の吐出路3の圧力
が増大すれば、その圧力は第3ピストン126の受圧部
126aに作用して左方への押力として加算される)
が、増大してスプリング128の取付荷重以上になる
と、スプール123をスプリング128に抗して左方に
押動する。するとポート121と、122の連通がスプ
ール123で絞られるようになり、ポート121の圧油
は、一部ドレン通路130にバイパスされる。これによ
ってポート122の圧力は、ポート121の圧力に対し
て減圧されることになり、ポート122の出力圧は、低
下する。
このために、カットオフバルブ13及びネガティブコン
トロールバルブ12を経て入力信号部Aの第1室38に
供給される制御圧力が低下し、制御ピストン36は前述
と反対に右方に移動されて第1可変ポンプP1の吐出容
量が減少する。
トロールバルブ12を経て入力信号部Aの第1室38に
供給される制御圧力が低下し、制御ピストン36は前述
と反対に右方に移動されて第1可変ポンプP1の吐出容
量が減少する。
また、吐出路1の圧力が主リリーフ弁の設定圧力近くま
で上昇すると、カットオフバルブ13の第1受圧室10
4内の圧力が大となってピストン101によってスプー
ル103をスプリング110に抗して右方に押動してポ
ート109と通路106とを遮断し、減圧作用を開始す
るので、ポート117よりの出力圧は低下する。
で上昇すると、カットオフバルブ13の第1受圧室10
4内の圧力が大となってピストン101によってスプー
ル103をスプリング110に抗して右方に押動してポ
ート109と通路106とを遮断し、減圧作用を開始す
るので、ポート117よりの出力圧は低下する。
そして、更に吐出路1の圧力が増大すると更に減圧動作
してポート117よりの出力圧を最小とし、入力信号部
Aの第1室38内の制御圧力が最小となって第1可変ポ
ンプP1の吐出容量は最小となり、圧力のみが回路のリ
リーフ設定圧まで上昇して保持される。以上の動作を要
約すれば可変トルクコントロールバルブ14は第1、第
2可変ポンプP1,P2の吐出圧が高くなると吐出容量
を減少し、低くなると増加するように出力圧を制御す
る。
してポート117よりの出力圧を最小とし、入力信号部
Aの第1室38内の制御圧力が最小となって第1可変ポ
ンプP1の吐出容量は最小となり、圧力のみが回路のリ
リーフ設定圧まで上昇して保持される。以上の動作を要
約すれば可変トルクコントロールバルブ14は第1、第
2可変ポンプP1,P2の吐出圧が高くなると吐出容量
を減少し、低くなると増加するように出力圧を制御す
る。
ここで、以上述べた制御のうち、吸収トルク制御を第7
図を用いて説明すると以下になる。
図を用いて説明すると以下になる。
前述の可変式トルクコントロールバルブのスプール12
3が絞られて、減圧を開始して、ポンプ吐出容量が減少
を始めるポンプ吐出圧力は第7図ではPC1となる。ポン
プ吐出圧力がさらに上昇すると、スプール123はさら
に絞られて、さらに減圧作用を行うため、ポート122
の出力圧は低下し、入力信号部Aの第1室38の圧力も
低下するため、制御スプール36はスプリング39によ
りもどされる。この結果、サーボピストン31も最小傾
転角方向にもどされるため、ポンプ吐出量も減少する。
このときの減少特性は、スプリング39で決定されるた
め第7図ではT0となる。
3が絞られて、減圧を開始して、ポンプ吐出容量が減少
を始めるポンプ吐出圧力は第7図ではPC1となる。ポン
プ吐出圧力がさらに上昇すると、スプール123はさら
に絞られて、さらに減圧作用を行うため、ポート122
の出力圧は低下し、入力信号部Aの第1室38の圧力も
低下するため、制御スプール36はスプリング39によ
りもどされる。この結果、サーボピストン31も最小傾
転角方向にもどされるため、ポンプ吐出量も減少する。
このときの減少特性は、スプリング39で決定されるた
め第7図ではT0となる。
以上の動作はコントローラ20よりの制御電流が送られ
ていない状態とした場合であり、つぎにコントローラ2
0よりの制御電流が送られている場合について説明す
る。
ていない状態とした場合であり、つぎにコントローラ2
0よりの制御電流が送られている場合について説明す
る。
まず、定常モード位置Iの場合について説明する。ポテ
ンショメータ17の出力電圧は第4図に示すようにコン
トロールレバ18がフル位置の時が最小で、スロー位置
に向うにつれて順次増大するからその出力電圧によって
記憶部20aに記憶されたエンジン設定基準回路速度を
検出できる。
ンショメータ17の出力電圧は第4図に示すようにコン
トロールレバ18がフル位置の時が最小で、スロー位置
に向うにつれて順次増大するからその出力電圧によって
記憶部20aに記憶されたエンジン設定基準回路速度を
検出できる。
そして、この設定基準回転速度Nsetはコントローラ
の演算部20bに入力され、回転センサ19で検出した
実回転速度Nと比較演算され、(Nset−N)の値に
応じて第5図に示すように出力回路20′への出力電流
を制御する。
の演算部20bに入力され、回転センサ19で検出した
実回転速度Nと比較演算され、(Nset−N)の値に
応じて第5図に示すように出力回路20′への出力電流
を制御する。
第4、第5図についてこれを説明すると以下になる。
第4図の横軸は、コントロールレバ18の位置を、右縦
軸は、これに対応するポテンションメータ17の出力電
圧を示す。たとえばコントロールレバがフル位置のとき
は、ポテンションメータは、2.5Vを出力し、スロー
位置のときは、3.31Vを出力する。また、左縦軸
は、コントローラ20の記憶部20aで設定されるエン
ジンの設定基準回転速度を示す。つまり、ポテンション
メータ出力が2.5Vのときは、エンジン設定基準回転
速度は2100rpmであることを示し、3.31Vの
ときは、750rpmであることを示す。これをコント
ロールレバ18の位置とエンジン設定基準回転速度との
関係で示すと、コントロールレバがフル位置のときは、
エンジン設定基準回転速度は2100rpmとなりスロ
ー位置のときは750rpmとなる。このように運転者
がコントロールレバ18の位置を設定すると、エンジン
の設定基準回転速度が第4図の関係で決定される。
軸は、これに対応するポテンションメータ17の出力電
圧を示す。たとえばコントロールレバがフル位置のとき
は、ポテンションメータは、2.5Vを出力し、スロー
位置のときは、3.31Vを出力する。また、左縦軸
は、コントローラ20の記憶部20aで設定されるエン
ジンの設定基準回転速度を示す。つまり、ポテンション
メータ出力が2.5Vのときは、エンジン設定基準回転
速度は2100rpmであることを示し、3.31Vの
ときは、750rpmであることを示す。これをコント
ロールレバ18の位置とエンジン設定基準回転速度との
関係で示すと、コントロールレバがフル位置のときは、
エンジン設定基準回転速度は2100rpmとなりスロ
ー位置のときは750rpmとなる。このように運転者
がコントロールレバ18の位置を設定すると、エンジン
の設定基準回転速度が第4図の関係で決定される。
また、第5図はコントローラ20の演算部20bの制御
性を示す。横軸はエンジンの実回転速度を示し、縦軸
は、演算部20bの出力電流値を示し、出力電流の特性
は、コントロールレバ18がフル位置のときは、i1特
性、コントロールレバをスロー位置方向に絞っていく
と、i2特性、i3特性、…となる。
性を示す。横軸はエンジンの実回転速度を示し、縦軸
は、演算部20bの出力電流値を示し、出力電流の特性
は、コントロールレバ18がフル位置のときは、i1特
性、コントロールレバをスロー位置方向に絞っていく
と、i2特性、i3特性、…となる。
i1特性について、さらに説明すると、コントロールレ
バ18がフル位置のときは、第4図に示すようにエンジ
ンの設定基準回転速度は、Nset=2100rpmで
あるから、エンジン実回転速度Nが2100rpm以上
のときは、20bの出力電流は一定値、たとえばi =
0.3Aとなるよう設定されている。次に負荷がかかっ
てエンジン実回転速度が2100rpm以下になると、
20bの出力電流が増大し、エンジン実回転速度が19
00rpm、すなわち、Nset−N=200rpmの
とき、20bの出力電流はi1=1.0が大きくなって
回転偏差Nset−Nが大きくなる程、20bの出力電
流が大きくなるよう設定されている。また、i2特性の
ときのエンジンの設定基準回転速度をNset=200
0rpmとすると、実回転速度Nが2000rpm以上
のときは、i =0.3Aであり、2000rpm以下
になると、Nset−N=200rpmでi2=1.0
Aとなる特性つまりi1と平行な特性で20bの出力電
流が設定される。i3、…についても同様である。
バ18がフル位置のときは、第4図に示すようにエンジ
ンの設定基準回転速度は、Nset=2100rpmで
あるから、エンジン実回転速度Nが2100rpm以上
のときは、20bの出力電流は一定値、たとえばi =
0.3Aとなるよう設定されている。次に負荷がかかっ
てエンジン実回転速度が2100rpm以下になると、
20bの出力電流が増大し、エンジン実回転速度が19
00rpm、すなわち、Nset−N=200rpmの
とき、20bの出力電流はi1=1.0が大きくなって
回転偏差Nset−Nが大きくなる程、20bの出力電
流が大きくなるよう設定されている。また、i2特性の
ときのエンジンの設定基準回転速度をNset=200
0rpmとすると、実回転速度Nが2000rpm以上
のときは、i =0.3Aであり、2000rpm以下
になると、Nset−N=200rpmでi2=1.0
Aとなる特性つまりi1と平行な特性で20bの出力電
流が設定される。i3、…についても同様である。
さらにエンジン設定基準回転速度が1500rpm以下
のときには最大電流を出力するようになっている。これ
は、第8図に示すように本実施例では、N=1500r
pmが、エンジンの最大トルク点であり、これ以下の回
転ではエンジンのトルク特性が左下がりのため、この範
囲で使用すると、エンストしやすいので、可変ポンプの
吸収トルクをあらかじめ低減しておく必要があるためで
ある。
のときには最大電流を出力するようになっている。これ
は、第8図に示すように本実施例では、N=1500r
pmが、エンジンの最大トルク点であり、これ以下の回
転ではエンジンのトルク特性が左下がりのため、この範
囲で使用すると、エンストしやすいので、可変ポンプの
吸収トルクをあらかじめ低減しておく必要があるためで
ある。
一方、可変式トルクコントロールバルブ14の比例電磁
ソレノイド94への供給電流値が増大すると、比例電磁
ソレノイドの特性は第11図に示すように供給電流値が
増大すると、プランジャ95の推力Fsが増加するた
め、スプール123をスプリング128に抗して左方に
押す力が大となり、推力F2が増加した分、出力ポート
122の、出力圧は減少し、スプール123を左方に押
す力は元の値と略同一となり、スプリング128のバネ
力とつりあう。出力ポート122の圧力は入力信号部A
の第1室38に伝えられ、この圧力が減少するため、ス
プリング39によって制御スプール36はもどされてポ
ンプ吐出量は減少する。つまり供給電流が増大するとポ
ンプ吐出量は減少し、供給電流が減少するとポンプ吐出
量は増大する。ここで注意すべきは、負荷がかかり、エ
ンジン実回転速度が、たとえばNset−N=200r
pmまで低下すると電流は最大値1.0Aとなり、比例
電磁ソレノイドのプランジャ95の推力は最大となるた
め、前述の作動により、ポンプ吐出容量は大きく減少す
る。つまり、ポンプ吐出容量の減少量は大きいが、その
結果、ポンプ吐出圧が上昇した分、ポンプ吐出容量が減
少して両者の積、すなわち可変ポンプの吸収トルクは略
一定となり、エンジン実回転速度は増加して、Nset
の近傍、つまりコントロールレバがフル位置のときは、
2100rpmmの近傍でエンジン出力トルクとマッチ
ングし、可変ポンプは、ほぼエンジンの定格トルク、つ
まり、T1を吸収する。(第8図ではY、したがって供
給電流値は略0.3Aに復帰する。)このときの可変ポ
ンプの吸収トルク特性は、第7図ではT1となる。ま
た、すでに述べたように第8図のY1,Y2,…はコン
トロールバルブがフル、または、絞っていったときの過
渡的な特性も含めたエンジン出力トルクと可変ポンプ吸
収トルクのマッチング範囲を示したものである。
ソレノイド94への供給電流値が増大すると、比例電磁
ソレノイドの特性は第11図に示すように供給電流値が
増大すると、プランジャ95の推力Fsが増加するた
め、スプール123をスプリング128に抗して左方に
押す力が大となり、推力F2が増加した分、出力ポート
122の、出力圧は減少し、スプール123を左方に押
す力は元の値と略同一となり、スプリング128のバネ
力とつりあう。出力ポート122の圧力は入力信号部A
の第1室38に伝えられ、この圧力が減少するため、ス
プリング39によって制御スプール36はもどされてポ
ンプ吐出量は減少する。つまり供給電流が増大するとポ
ンプ吐出量は減少し、供給電流が減少するとポンプ吐出
量は増大する。ここで注意すべきは、負荷がかかり、エ
ンジン実回転速度が、たとえばNset−N=200r
pmまで低下すると電流は最大値1.0Aとなり、比例
電磁ソレノイドのプランジャ95の推力は最大となるた
め、前述の作動により、ポンプ吐出容量は大きく減少す
る。つまり、ポンプ吐出容量の減少量は大きいが、その
結果、ポンプ吐出圧が上昇した分、ポンプ吐出容量が減
少して両者の積、すなわち可変ポンプの吸収トルクは略
一定となり、エンジン実回転速度は増加して、Nset
の近傍、つまりコントロールレバがフル位置のときは、
2100rpmmの近傍でエンジン出力トルクとマッチ
ングし、可変ポンプは、ほぼエンジンの定格トルク、つ
まり、T1を吸収する。(第8図ではY、したがって供
給電流値は略0.3Aに復帰する。)このときの可変ポ
ンプの吸収トルク特性は、第7図ではT1となる。ま
た、すでに述べたように第8図のY1,Y2,…はコン
トロールバルブがフル、または、絞っていったときの過
渡的な特性も含めたエンジン出力トルクと可変ポンプ吸
収トルクのマッチング範囲を示したものである。
なお、実施例においてはエンジン設定基準回転速度Ns
etが1500rpmまでの時には前述と同様に制御
し、1500rpm以下の時にはエンストしないように
供給電流値を最大としてポンプ吐出容量を減少させてい
るが、1500rpm以下の範囲でも前述と同様に制御
しても良い。
etが1500rpmまでの時には前述と同様に制御
し、1500rpm以下の時にはエンストしないように
供給電流値を最大としてポンプ吐出容量を減少させてい
るが、1500rpm以下の範囲でも前述と同様に制御
しても良い。
また、モード切換スイッチ21を中間モード位置IIとす
るとコントローラ20より第1設定器26で設定された
一定の電流値(たとえば0.5A)が比例電磁ソレノイ
ド94へ供給されるため比例電磁ソレノイドは第11図
で示す一定の推力を可変式トルクコントロールバルブの
スプール123に付加するため、出力ポート122の圧
力は、電流値がOAのときに対して比例電磁ソレノイド
の推力の分だけは減少するので、同一ポンプ吐出圧力に
対するポンプ吐出容量も減少する。そして中間モードII
のときは、定常モードIとちがって、エンジンスピード
センシング制御をしていないため、ポンプ吐出容量の減
少する特性は、スプリング39で設定されるので、第7
図のT2に示すような直線となる。
るとコントローラ20より第1設定器26で設定された
一定の電流値(たとえば0.5A)が比例電磁ソレノイ
ド94へ供給されるため比例電磁ソレノイドは第11図
で示す一定の推力を可変式トルクコントロールバルブの
スプール123に付加するため、出力ポート122の圧
力は、電流値がOAのときに対して比例電磁ソレノイド
の推力の分だけは減少するので、同一ポンプ吐出圧力に
対するポンプ吐出容量も減少する。そして中間モードII
のときは、定常モードIとちがって、エンジンスピード
センシング制御をしていないため、ポンプ吐出容量の減
少する特性は、スプリング39で設定されるので、第7
図のT2に示すような直線となる。
同様にモード切換スイッチ21を低モード位置IIIとす
るとコントローラ20より第2設定器27で設定された
電流値が比例電磁ソレノイド94に供給される。
るとコントローラ20より第2設定器27で設定された
電流値が比例電磁ソレノイド94に供給される。
低モード位置IIIの電流値は、中間モード位置の電流値
よりも大きい(たとえば0.75A)ので、同一ポンプ
吐出圧力に対するポンプ吐出容量は、中間モード位置II
のときよりも減少し、第7図では、T4に示す直線とな
る。また、中間モードII、低モードIIIはエンジンの出
力を、外部条件によらず100%吸収できるようにする
ことが目的ではないから、エンジンスピードセンシング
制御は不要であるため、上記のような特性となってい
る。
よりも大きい(たとえば0.75A)ので、同一ポンプ
吐出圧力に対するポンプ吐出容量は、中間モード位置II
のときよりも減少し、第7図では、T4に示す直線とな
る。また、中間モードII、低モードIIIはエンジンの出
力を、外部条件によらず100%吸収できるようにする
ことが目的ではないから、エンジンスピードセンシング
制御は不要であるため、上記のような特性となってい
る。
このように、中間モード位置II、低モード位置IIIに、
モード切換スイッチ21を切換えることで、エンジンの
設定基準回転速度に関係なく、吸収トルクを任意に設定
できるから、アクチュエータ2の動作、つまり作業内容
に適したエンジンの燃料消費量の低減を図ることができ
る。
モード切換スイッチ21を切換えることで、エンジンの
設定基準回転速度に関係なく、吸収トルクを任意に設定
できるから、アクチュエータ2の動作、つまり作業内容
に適したエンジンの燃料消費量の低減を図ることができ
る。
また、何らかの事情によってコントローラ20が故障し
た場合には切換スイッチ23のコイル23aに電流が流
れなくなるので切換スイッチ23が切換って冗長回路2
5と回路14′とが接続されるから、冗長回路25に設
置された抵抗24によって設定される一定の電流値(た
とえば0.6A)が比例電磁ソレノイド94に供給され
るから、このときもエンジンの設定基準回転速度に関係
なく、第7図のT3の特性が得られ、この油圧機械のユ
ーザは、コントローラ20が修理されるまでの間、油圧
機械が休車するとなく、稼動させることが可能となる。
た場合には切換スイッチ23のコイル23aに電流が流
れなくなるので切換スイッチ23が切換って冗長回路2
5と回路14′とが接続されるから、冗長回路25に設
置された抵抗24によって設定される一定の電流値(た
とえば0.6A)が比例電磁ソレノイド94に供給され
るから、このときもエンジンの設定基準回転速度に関係
なく、第7図のT3の特性が得られ、この油圧機械のユ
ーザは、コントローラ20が修理されるまでの間、油圧
機械が休車するとなく、稼動させることが可能となる。
この関係を第8図で示すと、中間モード位置IIのときの
吸収トルクはZ、低モード位置のときの吸収トルクは
X、冗長回路25に接続したときの吸収トルクはSとな
る。
吸収トルクはZ、低モード位置のときの吸収トルクは
X、冗長回路25に接続したときの吸収トルクはSとな
る。
また、可変ポンプの吸収トルクと電流の関係は第6図の
ようになる。
ようになる。
発明の効果 モード切換スイッチ21を切換えることで、エンジン設
定基準回転速度とは無関係に、最高吐出量が実質的に補
償されるような小さな吸収トルクへの変更が可能となる
ので、可変容量型油圧ポンプの吐出圧で作動する作業機
は、その作業内容によって作業の能率を高めつつエンジ
ンの燃料消費量を低下させることが可能である。
定基準回転速度とは無関係に、最高吐出量が実質的に補
償されるような小さな吸収トルクへの変更が可能となる
ので、可変容量型油圧ポンプの吐出圧で作動する作業機
は、その作業内容によって作業の能率を高めつつエンジ
ンの燃料消費量を低下させることが可能である。
即ち、アクチュエータの定常速度を低下させることな
く、燃費を少なくする効果がある。
く、燃費を少なくする効果がある。
図面は本発明の実施例を示し、第1図は全体線図的説明
図、第2図はコントローラの説明図、第3図は要部の詳
細説明断面図、第4図はコントロールレバとポテンショ
ンメータ出力電圧とエンジン設定基準回転速度との関係
を示す表図、第5図は、エンジンの実回転速度とコント
ローラの出力電流との関係を示す線図、第6図はコント
ローラの出力電流と、可変ポンプの吸収トルクとの関係
を示す線図、第7図はポンプ吐出圧力とポンプ吐出量と
の関係を示す線図、第8図は可変ポンプの吸収トルクと
エンジン出力トルクとの関係を示す線図、第9図は従来
例における可変ポンプ吸収トルクとエンジン出力トルク
との関係、第10図は、従来例におけるポンプ吐出圧力
とポンプ吐出量の関係を示す線図、第11図は比例電磁
ソレノイドの特性を示す線図。
図、第2図はコントローラの説明図、第3図は要部の詳
細説明断面図、第4図はコントロールレバとポテンショ
ンメータ出力電圧とエンジン設定基準回転速度との関係
を示す表図、第5図は、エンジンの実回転速度とコント
ローラの出力電流との関係を示す線図、第6図はコント
ローラの出力電流と、可変ポンプの吸収トルクとの関係
を示す線図、第7図はポンプ吐出圧力とポンプ吐出量と
の関係を示す線図、第8図は可変ポンプの吸収トルクと
エンジン出力トルクとの関係を示す線図、第9図は従来
例における可変ポンプ吸収トルクとエンジン出力トルク
との関係、第10図は、従来例におけるポンプ吐出圧力
とポンプ吐出量の関係を示す線図、第11図は比例電磁
ソレノイドの特性を示す線図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−3187(JP,A) 特開 昭56−54982(JP,A) 特開 昭58−88480(JP,A) 特開 昭57−173533(JP,A) 特開 昭56−32087(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】自己吐出圧のフィードバック圧力によりポ
ンプ吸収トルクが略一定値となるようにしたサーボコン
トロール制御手段にポンプ吐出圧力とは別に制御した外
部入力の電磁力を付加してサーボコントロール圧力を減
圧し外部からポンプ吸収トルクを変えられるようにした
可変容量形油圧ポンプの吐出量制御装置であって、 前記外部からのポンプ吸収トルク変更は、吸収トルクモ
ード切換手段、ソレノイド及び制御手段とで構成し、 吸収トルクモード切換手段は制御手段からの複数の吸収
トルクモード信号の一つを選択してソレノイドに伝える
切換スイッチからなり、 ソレノイドは、制御手段からの信号に応じたサーボコン
トロール圧力の減圧制御をし、 制御手段は、エンジン設定基準回転速度とエンジン実回
転速度の回転速度偏差に応じたポンプ吸収トルクとなる
エンジン回転センシングモードの制御信号と、エンジン
設定基準回転速度とは無関係に前記ポンプ吸収トルクよ
りも小さな吸収トルクであって、最高吐出量が実質的に
補償されるような吸収トルクにする少なくとも一つ以上
の定トルクモードの制御信号とを発信するコントローラ
からなる、 ことを特徴とする可変容量型油圧ポンプの吐出量制御装
置。 - 【請求項2】前記外部入力の電磁力は冗長回路に基づく
ものであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の可変容量型油圧ポンプの吐出量制御装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59251992A JPH0658111B2 (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 | 可変容量型油圧ポンプの吐出量制御装置 |
US06/717,197 US4637781A (en) | 1984-03-30 | 1985-03-28 | Torque regulating system for fluid operated pump displacement control systems |
EP85103852A EP0156399B1 (en) | 1984-03-30 | 1985-03-29 | Fluid operated pump displacement control system |
DE8585103852T DE3578197D1 (de) | 1984-03-30 | 1985-03-29 | Fluidumbetriebenes pumpenverdraengungsregelungssystem. |
CN85104096A CN1008388B (zh) | 1984-11-30 | 1985-05-29 | 油液操纵的泵排量控制系统 |
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