JPH0658085U - 障子の吊り戸車 - Google Patents

障子の吊り戸車

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JPH0658085U
JPH0658085U JP179093U JP179093U JPH0658085U JP H0658085 U JPH0658085 U JP H0658085U JP 179093 U JP179093 U JP 179093U JP 179093 U JP179093 U JP 179093U JP H0658085 U JPH0658085 U JP H0658085U
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信二 横山
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ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吊り障子の高さ調整を行いながら障子と吊り
金物間の相対回転変位に追従する。 【構成】 戸車2が接続した吊り金物3と、吊り金物3
の基部31の板厚より大きい長さを持ち、基部31を貫通す
るスペーサ5と、障子8の上框81に固定され、スペーサ
5に挿通される吊りボルト4と、スペーサ5の両側から
吊り金物3の基部31を挟んで吊りボルト4に螺合するナ
ット6,7から構成され、吊りボルト4に2個のナット
6,7を螺合させることにより障子8の高さを調整し、
両ナット6,7間距離がスペーサ5によって基部31の板
厚より大きく保たれることにより障子8と吊り金物3間
の相対回転変位に追従するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は閉鎖時の軌道に対して屈曲した軌道上に格納される障子を上枠に吊 り支持させる、障子の吊り戸車に関するものである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】
開口枠の上枠に沿って開閉する障子を上枠から吊り支持する吊り戸車は障子の 建て入れ調整のため、実公昭60-52270号や実公昭61-10633号のようにボルトとナ ットを組み合わせることにより障子を支持したままその高さ調整が可能な構造を するが、折れ戸等、障子が閉鎖時の軌道に対して屈曲した軌道上に格納される場 合には軌道の屈曲部分で障子が軌道に対して鉛直軸回りに回転変位するため吊り 戸車は障子に対して回転可能に接続される必要がある。
【0003】 上記従来の吊り戸車はボルトの頭部とナットで吊り金物を挟み込み、ボルトが 障子の上框に螺合していることから、吊り戸車は障子に対して回転できないため 折れ戸に対応するには他の機構を組み合わせなければならず、複雑な構造になり 、上框への納まりが難しくなる傾向がある。
【0004】 この考案は従来の吊り戸車の実情を踏まえてなされたもので、簡素な構造で、 障子の高さ調整を行いながら障子に対して相対的に回転変位可能な吊り戸車を新 たに提案しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案では戸車が接続した吊り金物の基部に、障子の上框に固定される吊りボ ルトを貫通させ、基部を挟んで吊りボルトの2箇所にナットを螺合させることに より障子の高さ調整を行い、両ナット間にナット間距離を基部の板厚より大きく 保つスペーサを配置することにより簡素な構造でありながら、吊り金物に対して 相対回転変位可能に障子を支持する。
【0006】 吊り金物は吊りボルトが挿通する基部を持ち、基部にはスペーサが挿通する挿 通孔が明けられる。
【0007】 スペーサは筒状をし、その長さは吊り金物の基部の板厚より大きく、基部を挟 む2個のナット間距離を基部の板厚より大きく保つことにより両ナットを基部か ら絶縁させる。吊りボルトはスペーサに挿通され、吊り金物の基部を挟んだ、ス ペーサの軸方向両端位置にナットが螺合する。
【0008】 ナットは吊り金物の基部を挟んで、吊りボルトの軸部の両側からスペーサ側へ 締め付けられるが、スペーサによってナット間距離が基部の板厚より大きく保た れることによりナットの締め付けによるスペーサへの圧縮力は基部へは伝達され ず、ナットと基部の接触面には障子の鉛直荷重に対応した力のみが作用する。ま たスペーサによってナットと基部が絶縁されることにより吊り金物と吊りボルト は相対的に回転変位可能に接続される。
【0009】 障子の高さ調整は一方のナットをスペーサに対して後退させた状態で他方のナ ットを吊りボルトの軸部に対して移動させることにより行われ、高さ調整後は一 方のナットをスペーサに密着するまで移動させることによりスペーサが両ナット に圧縮され、吊りボルトに対して固定される。ナットはスペーサを吊りボルトに 固定することにより吊りボルト、すなわち障子と共に吊り金物に対して回転する が、スペーサによって上側のナットと吊り金物の相対的な回転が許容されること によりナットの回転による緩みは生じない。
【0010】
【実施例】
以下本考案を一実施例を示す図面に基づいて説明する。
【0011】 この考案の吊り戸車1は図8,図9に示すように障子8の上框81の2箇所に接 続され、開口枠9の上枠91に沿って開閉し、図10に一点鎖線で示すように閉鎖時 の軌道に対して屈曲した軌道上に格納される障子8を上枠91から吊り支持するも のである。障子8は雨戸の戸板を含む。
【0012】 吊り戸車1は図1〜図3に示すように障子8の上框81に固定される吊りボルト 4が挿通する基部31を持ち、上枠91のレール911 上を走行する戸車2が接続した 吊り金物3と、吊り金物3の基部31に明けられた挿通孔311 に挿通される吊りボ ルト4と、吊りボルト4が挿通するスペーサ5と、スペーサ5の軸方向両端位置 から吊り金物3の基部31を挟んで吊りボルト4に螺合する2個のナット6,7か ら構成される。
【0013】 吊りボルト4の下端には台座41が一体化しており、吊りボルト4は台座41を貫 通するボルト10によって障子8に固定される。
【0014】 スペーサ5の本体50は筒状をし、吊り金物3の基部31に明けられた挿通孔311 に挿通され、スペーサ5に吊りボルト4が挿通する。本体50の長さは吊り金物3 の基部31の板厚より大きく、ナット6,7間距離を基部31の板厚より大きく保ち 、両ナット6,7の締め付けによるスペーサ5への圧縮力の基部31への伝達を回 避する。
【0015】 図2は本体50の上部の外周に、上側のナット6と吊り金物3を非接触状態に保 つフランジ51を突設した場合の実施例を示したものである。フランジ51は基部31 の挿通孔311 より大きい面積を持ち、基部31の上面に係合して本体50の下端を基 部31の下面より突出させ、上側のナット6を吊り金物3から絶縁する。フランジ 51がない場合には、障子8の荷重が大きいときにナット6が直接基部31の上面に 接触することによる摩擦力により吊り金物3と共に吊りボルト4に対して回転す る可能性があるが、フランジ51によってナット6と吊り金物3が絶縁されること により両者は障子8の向きの変化に伴って円滑に相対的な回転を生じる。フラン ジ51は座金状に本体50から切り離される場合もある。図3は図2に示す実施例の 組立状態を示している。
【0016】 基部31がナット6,7に挟み込まれないことによりナット6の下面,またはフ ランジ51の下面と基部31の上面との接触面には吊り金物3から懸垂する障子8の 鉛直荷重の1/2の大きさの荷重のみが作用し、吊り金物3と吊りボルト4とは相 対的に回転変位可能に接続される。図4はフランジ51と基部31間の摩擦力を低減 するためにフランジ51の下面に球状の突起511 を形成したスペーサ5を示したも のである。図5は図1に示す、本体50のみからなるスペーサ5に上側のナット6 を一体化した場合の実施例を示したものである。
【0017】 各ナット6,7は図4,図5に示すように基部31を挟んでスペーサ5の両側か ら締め付けられ、障子8を吊り金物3に支持させる。障子8の吊り金物3に対す る高さは例えば下側のナット7を台座41寄りに位置させた状態で上側のナット6 を吊りボルト4に対して上下動させる等、いずれか一方のナット7(6)をスペ ーサ5に対して後退させた状態で他方のナット6(7)を移動させることにより 調整される。上側のナット6で高さ調整を行う場合には障子8を吊り金物3に支 持させた状態で行えるため作業が楽である。
【0018】 障子8の高さ調整後は後退していたナット7(6)がスペーサ5に密着するま で移動させられ、緊結される。ナット6,7の緊結によりスペーサ5が両ナット 6,7によって圧縮されて吊りボルト4に対して固定され、吊り金物3の基部31 に接触しながらこれに対して回転可能となる。吊りボルト4の吊り金物3に対す る回転時にはナット6,7が吊りボルト4に緊結されることによりスペーサ5の 吊り金物3に対する回転によるナット6の緩みは生じにくく、特に図2に示す実 施例の場合には、フランジ51によって上側のナット6と吊り金物3とが絶縁され るためナット6の緩みは生じない。図6は障子8を上昇させた場合、図7は降下 させた場合を示す。
【0019】
【考案の効果】
この考案は以上の通りであり、戸車が接続した吊り金物の基部に、障子の上框 に固定される吊りボルトを貫通させ、基部を挟んで吊りボルトの2箇所にナット を螺合させ、両ナット間にナット間距離を基部の板厚より大きく保つスペーサを 配置したものであるため簡素な構造でありながら、障子の高さ調整が行えると同 時に、障子と吊り金物間の相対回転変位に追従することができ、折れ戸等、屈曲 した軌道上に格納される障子の開閉に対応することができる。
【0020】 また障子の高さ調整後にはナットの締め付けによってスペーサが吊りボルトに 固定されるためスペーサと吊り金物の相対的な回転によるナットの緩みは防止さ れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吊り戸車の構成例を示した分解斜視図である。
【図2】スペーサにフランジを形成した場合の構成例を
示した分解斜視図である。
【図3】図2に示す吊り戸車の組立状態を示した斜視図
である。
【図4】フランジに突起を形成したスペーサを示した斜
視図である。
【図5】図1に示すスペーサとナットを一体化した場合
の実施例を示した斜視図である。
【図6】障子を吊り金物に対して上昇させたときの様子
を示した側面図である。
【図7】障子を吊り金物に対して降下させたときの様子
を示した側面図である。
【図8】吊り戸車を取り付けた状態の障子を示した縦断
面図である。
【図9】障子の外観を示した立面図である。
【図10】障子の格納時の軌道を示した横断面図であ
る。
【符号の説明】
1……吊り戸車、2……戸車、3……吊り金物、31……
基部、311 ……挿通孔、4……吊りボルト、41……台
座、5……スペーサ、50……本体、51……フランジ、51
1 ……突起、6……ナット、7……ナット、8……障
子、81……上框、9……開口枠、91……上枠、911 ……
レール、10……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口枠9の上枠91に沿って開閉し、閉鎖
    時の軌道に対して屈曲した軌道上に格納される障子8を
    上枠91から吊り支持する吊り戸車1であり、障子8の上
    框81に固定される吊りボルト4が挿通する基部31を持
    ち、上枠91のレール911 上を走行する戸車2が接続する
    吊り金物3と、吊り金物3の基部31の板厚より大きい長
    さを持ち、基部31に明けられた挿通孔311 に挿通される
    筒状のスペーサ5と、スペーサ5に挿通される吊りボル
    ト4と、スペーサ5の軸方向両端から吊り金物3の基部
    31を挟んで吊りボルト4に螺合するナット6,7とから
    構成されていることを特徴とする障子の吊り戸車。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008014105A (ja) * 2006-07-10 2008-01-24 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置
CN108533109A (zh) * 2018-07-02 2018-09-14 范志威 一种吊趟门用的吊夹
KR20180112942A (ko) * 2017-04-05 2018-10-15 주식회사 동명기공 현수식 도어용 행거 로울러 장치
KR20230103674A (ko) * 2021-12-31 2023-07-07 정영호 폴딩도어용 롤러유닛

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JP2560821Y2 (ja) 1998-01-26

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