JPH0658052A - 横引き戸用レール溝自動開閉装置 - Google Patents

横引き戸用レール溝自動開閉装置

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JPH0658052A
JPH0658052A JP21494092A JP21494092A JPH0658052A JP H0658052 A JPH0658052 A JP H0658052A JP 21494092 A JP21494092 A JP 21494092A JP 21494092 A JP21494092 A JP 21494092A JP H0658052 A JPH0658052 A JP H0658052A
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JP
Japan
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rail groove
sliding door
horizontal sliding
closing plate
rail
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Withdrawn
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JP21494092A
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English (en)
Inventor
Makoto Fukuyama
誠 福山
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KINEMURA TAKASHI
Original Assignee
KINEMURA TAKASHI
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パネルの開閉に応じてガイド溝の蓋の開閉を
可能とした構造を有する横引き戸用レール溝自動開閉装
置を提供する。 【構成】 レール溝4内に配置され、レール溝閉塞板5
aと、一対の端面部材5b,5cとにより、レール溝4
の上縁部の開放端を閉じた状態において安定状態となる
ように回動付勢力が作用しており、移動部材7の戸閉め
方向において、この回転付勢力に抗して付勢する力を作
用することにより、レール溝開閉板5aがレール溝4底
面4a近傍に平行移動を行ない、横引き戸の通過に対し
て退避する位置となる。また、横引き戸の開放方向にお
いては、回転付勢力に抗する付勢力を解除するため、レ
ール溝4の底面4aに退避していたレール溝閉塞板5a
は、レール溝4の上方に平行移動し、レール溝4の上縁
の開放端を閉塞し、安定状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築物などに用いら
れる横引き戸に関し、特に、横引き戸がレールに沿って
開閉するのに応じてレール溝の閉塞と開放を自動的に行
なうための横引き戸用レール溝自動開閉装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、建築物などにおいて、横引き戸、
特に図13に示すように、複数のパネル2をヒンジ部材
16などにより折り畳み可能なようにパネル2どうしを
連結し、折り畳んで収納することができる折り畳み式の
横引き戸が店舗用の間仕切は勿論のこと他方面において
著しく普及している。
【0003】たとえば、近年屋外ドームなどの開発がさ
かんであり、ドーム付きのテニスコートやゲートボール
場などを建築する場合、その側壁部に上記折り畳み式の
横引き戸を設けることにより、晴天時においては、この
折り畳み式の横引き戸を開放することにより、屋外気分
を満喫することができる。
【0004】また、上記のように折り畳み式の横引き戸
にあっては、パネル収納部の開口部に対する占有面積
も、約10〜15%程度と、通常の横引き戸の50%に
比べると、非常に開口率がよく、かつ使いかってがよい
ものである。
【0005】上記折り畳み式横引き戸は、上部ガイドレ
ール13,下部ガイドレール3,戸当り側縦柱8,収納
部側縦柱15およびパネル収納部11により、外枠が構
成されている。
【0006】次に、図15を参照して、複数のパネル2
には、その上端部にローラ15が所定の間隔をもって取
付けられており、上部ガイドレール13により、移動可
能な状態に吊り下げられている。また、パネル2の先端
側には、図13を参照して、取手や戸締り用の鍵穴等が
設けられ、パネル2を誘導するための戸先框1が取付け
られている。
【0007】パネル2のヒンジ部材16の下部には、図
14を参照して、下部ガイドレール3に設けられたレー
ル溝4内を摺動するための高さの異なるガイドローラ
9,10が交互に取付けられている。
【0008】図15および図16は、下部ガイドレール
3の直線ガイド部におけるガイドローラ9,10のレー
ル溝4内における様子を示す縦断面図である。直線ガイ
ド部においては、高さの異なるローラガイド9,10
は、ともにレール溝4によってガイドされている。
【0009】次に、図17および図18は、下部ガイド
レール3のパネル収納部11におけるローラガイド9,
10のレール溝4内における様子を示す断面図である。
このパネル収納部11においては、レール溝4の側壁の
一方が低くなっている。これにより、図17に示すよう
に、ローラガイド9は、ガイドレール3のレール溝4か
ら外れることはないが、ローラガイド10は、図18に
示すように、ガイドレール3のレール溝4から外れるこ
とが可能となる。これにより、パネル2は、パネル収納
部11に置いて、図13に示すように、連結部16にお
いて、1つおきに設けられたローラガイド10がレール
溝4から外れることにより、パネル2を折り畳むように
して、収納することが可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記横
引き戸においては、下記に示す問題点を有している。
【0011】パネル2がすべて収納された状態において
は、下部ガイドレール3のレール溝4が開口状態となっ
ている。このために、このガイド溝4の内部に、塵,ご
みなどがたまりやすく、特に屋外において用いた場合に
は、砂などにより溝が埋まってしまう状態となる可能性
がある。また、女性用の靴の踵などがレール溝4内に入
り込み、踵が破損したり、足首をねんざしてしまうなど
の問題を生じていた。
【0012】そこで、従来よりこの開口したレール溝4
に、図19に示すような防塵蓋14を嵌め込むことによ
り、上記問題点を解決していた。
【0013】しかし、この防塵蓋14は、パネル2の開
閉ごとに人力により嵌め込みおよび取外しを行なわなけ
ればならず、特に屋外ドームの側壁部に用いた場合、こ
のレール溝の総全長は相当な長さとなるために、防塵蓋
を取外したり取付けたりするためには大変な重労働を強
いられていた。
【0014】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたもので、パネル2の開閉に応じて、レール溝の
開口部の開閉を可能とする構造を有する横引き戸用レー
ル溝自動開閉装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に基づいた横引
き戸用レール溝自動開閉装置においては、横引き戸の開
閉移動方向に延びるとともに、所定の幅を有する底面
と、この底面の両側端から上記底面に対して垂直に延
び、かつ所定の高さを有する一対の側面とを含むレール
溝と、上記底面に略平行に配され、かつ上記底面と略同
一の幅を有するとともに、上記レール溝内において、上
記レール溝の上縁の開放端を閉塞する第1の位置と、上
記底面の近傍に退避する第2の位置との間を移動可能に
配されたレール溝閉塞板と、それぞれの一端において上
記底面に回動可能に支持され、それぞれの他端において
上記レール溝閉塞板の前端と後端に回動可能に支持され
た一対の端面部材と、横引き戸の前端に設けられ、横引
き戸の開閉移動に伴って上記レール溝に安定されて移動
する移動部材とを備えている。さらに、上記一対の端面
部材は、上記レール溝閉塞板が上記第1の位置と上記第
2の位置との間を平行移動するように、各々の上記一端
のまわりに回動するとともに、上記第1の位置において
安定状態となるように回動付勢力が作用しており、上記
移動部材が上記一対の端面部材の一方または上記レール
閉塞板に当接し、上記回動付勢力に抗して付勢力を作用
することにより、上記レール溝を閉塞板が上記第1の位
置から上記第2の位置へ移動し、上記移動部材による上
記付勢力を解除することにより、上記レール閉塞板が上
記第1の位置に復帰する。
【0016】
【作用】この発明に基づいた横引き戸用レール溝自動開
閉装置によれば、レール溝内に配置されたレール溝閉塞
板と、一対の端面部材とにより、レール溝の上縁の開放
端を閉じた状態において安定状態となるように回動付勢
力が作用している。横引き戸に設けられた移動部材の閉
じる方向においては、この回転付勢力に抗して付勢力が
作用することにより、レール溝閉塞板がレール溝底面近
傍に平行移動を行ない、横引き戸の通過に対して待避す
る位置となる。
【0017】また横引き戸の開放方向においては、回転
付勢力に抗する付勢力が解除されるために、レール溝底
面に退避していたレール溝閉塞板は、レール溝の上方に
平行移動し、レール溝の上縁開放端を閉塞し、安定状態
となる。
【0018】よって、横引き戸の開放時においては、レ
ール溝の上縁部は閉塞された状態となる。また、横引き
戸の戸締りに伴って、レール溝内のレール溝閉塞板は、
レール溝底面に退避するために、レール溝閉塞板を取外
すことなく戸締りを行なうことが可能となる。
【0019】
【実施例】以下、この発明に基づいた第1の実施例につ
いて図を参照して説明する。図1は、第1の実施例にお
ける横引き戸用レール溝自動開閉装置の全体斜視図であ
る。図2ないし図6は、横引き戸の戸閉め時における溝
自動開閉装置の動作を順次説明する模式図である。図7
および図8は、横引き戸の開口時おける、溝自動開閉装
置の動作を順次説明する模式図である。なお、横引き戸
全体の構造については、従来技術と同様であるためにこ
こでの説明は省略し、本願発明の特徴部分のみに言及す
る。
【0020】まず、図1を参照して、外部の床20など
に表面が面一となるようにガイドレール3が設けられて
いる。このガイドレール3には、戸先框1および複数の
パネル2の開閉移動方向に延びるレール溝4が設けられ
ている。このレール溝4は、所定の幅を有する底面4a
と、この底面4aに対して垂直に延び、かつ所定の高さ
を有する一対の側面4b,4cとを含んでいる。
【0021】レール溝4内には、底面4aに略平行に配
されかつ前記底面4aと略同一の幅を有するレール溝閉
塞板5aが設けられている。このレール溝閉塞板5aの
前端と終端には、それぞれの一端において底面4aに回
転可能に蝶番5dおよびT字アングル6aに支持された
一対の端面部材5b,5cが回転可能に支持されてい
る。
【0022】また、上記T字アングル6aには、上記レ
ール溝閉塞板5aがレール溝4の上縁の開放端を閉塞す
る位置(図1に示す位置)において安定状態となるよう
に回動付勢力を与えるための付勢力供給装置6が設けら
れている。
【0023】一方、戸先框1の下端部には、パネル2の
開閉移動に沿って、レール溝4に案内される移動部材7
が備えられている。
【0024】次に、図2ないし図6を参照して、横引き
戸の戸閉め時における溝自動開閉装置の動作について順
次説明する。
【0025】まず、図2を参照して、溝自動開閉装置に
より、レール溝4が閉塞された状態つまりパネル2が開
放された状態を示している。
【0026】また、レール溝4の左先端側には、戸当り
側の戸袋8が設けられている。また、戸当り側の戸袋8
の床面の高さには、目隠しプレート8aが設けられてい
る。
【0027】まず、レール溝閉塞板5aは、底面4aに
対し平行に配され、レール溝4の上縁の開放端を閉塞し
ている。このとき、端面部材5b,5cは、底面4aに
対して垂直となり、レール溝閉塞板5a,端面部材5
b,5cおよび底面4aにより矩形を形成している。
【0028】次に、この状態における付勢力供給装置6
について説明する。この付勢力供給装置6は、T字アン
グル6a,ピストン6c,ばね6b,胴部6d,プレー
ト6g,ピン6fおよびガイド6eから構成されてい
る。T字アングル6aのウェブ部には、端面部材5cが
取付けられている。また、フランジ部の一端には、支点
P2により回転可能にピストン6cが取付けられてい
る。このピストン6cは、筒状の中空部材からなる胴部
6d内に設けられ、この胴部6dの内部には、ばね6b
が配置されている。また、胴部6dは、両端にパネル2
の開閉移動方向にプレート6g,6gが取付けられてお
り、それぞれガイド6e,6eに取付けられたピン6
f,6fにより、図において左右方向に移動可能なよう
に支持されている。T字アングル6aは、ウェブとフラ
ンジの交点にある支点P1を中心に回転可能なようにレ
ール溝4の底面4aに取付けられている。図2に示す状
態においては、T字アングル6aのウェブ部は直立して
おり、フランジ部に取付けられたピストン6cからばね
6bへは何ら力は加えられていないため、最も安定した
状態を保っている。
【0029】次に、図3を参照して、パネル2を閉じる
方向(図中A方向)に移動した場合について説明する。
戸先框1の下端部に設けられた移動部材7が、T字アン
グル6aのウェブ部に当接している。このときT字アン
グル6aには、支点P1を中心に回転しようとする。こ
のとき、ピストン6cは胴部6dを図中B方向に移動さ
せながら胴部6d内のばね6bを圧縮する。よって、T
字アングル6aには、図中矢印C方向に戻ろうとする回
転付勢力が働く。このとき、端面部材5cの他端に取付
けられたレール溝閉塞板5aは、平行移動し、レール溝
閉塞板5a,端面部材5c,5bおよび底面4aによっ
て形成されていた矩形は、平行四辺形へと形状が変化す
る。このとき、レール溝閉塞板5aは、距離h1 だけ、
床面より低下したことになる。
【0030】次に、図4を参照して、さらに戸先框1が
進行した状態について説明する。戸先框1の下端部に設
けられた移動部材7により、T字アングル6aは、さら
に回転し、レール溝閉塞板5a,端部部材5g,5bお
よび底面4aによって形成された平行四辺形はさらに変
形を進める。このとき、レール溝閉塞板5aは、距離h
2 (>h1 )平面より低下したことになる。一方、T字
アングル6aに取付けたピストン6cは、さらに胴部6
dを図中矢印B方向に移動させ、胴部6dの内部に設け
られたばね6bをさらに圧縮する。よって、T字アング
ル6aには、引き続き図中矢印C方向に戻ろうとする回
転付勢力が働き続ける。
【0031】次に、図5を参照して、さらに戸先框1が
進行した状態について説明する。戸先框1の下端部に設
けられた移動部材7の移動により、T字アングル6aは
ほぼ90度回転し、レール溝閉塞板5aは、レール溝4
の底部4aの近傍に位置することになる。このとき、T
字アングル6aに設けられたフランジ部の一方は、ほぼ
底面4aに対し垂直に直立することになる。このとき、
胴部6d内に設けられたばね6bは、ピストン6cによ
り最大に圧縮されることになるが、支点P1と支点P2
とばね6bの延びようとする力の方向がほぼ一直線上に
並ぶために、T字アングル6aを元に戻そうとする力は
一時的に解除されることになり、図5に示す状態におい
て、レール溝閉塞板5aは安定した状態となる。なお、
このときパネル2に設けられたローラガイド9の下端面
は、図5に示すように、T字アングル6aのフランジ部
と干渉しない位置となるように設定されている。
【0032】さらに、戸先框1が進行した場合において
も、図6に示すように、レール溝閉塞板5aは一時的に
安定した状態となるために、戸先框1およびパネル2は
支障なく進行することが可能となる。なお、この場合に
おいて、レール溝閉塞板5aの安定が解除されT字アン
グル6aに元に戻ろうとする力が働いた場合において
も、移動部材7によりレール溝閉塞板5aは下方に押さ
えつけられているために、何ら問題なく戸先框1および
パネル2は移動することが可能となる。
【0033】次に、図7および図8を参照して、横引き
戸の開口時における溝自動開閉装置の動作について順次
説明する。まず、図7を参照して、戸先框1が、矢印B
方向に開口を始めるときに、戸先框1の下端に設けられ
た移動部材7が一時的に安定状態を保っているT字アン
グル6aのフランジ部と係合し、T字アングル6を矢印
C方向に回転させようとする。このとき、レール溝閉塞
板5aは、上方向に徐々に平行移動を始める。また、T
字アングル6aは、移動部材7により回転させようとす
る力が働くと同時に、支点P1,支点P2およびばねの
延びる方向のバランスが崩れるために、ばね6bから
も、T字アングル6aを矢印C方向に回転させようとす
る力が働き、レール溝閉塞板5aは図8に示すように一
気に床面のレベルまで立上がることが可能となる。
【0034】以上により、この発明に基づいた実施例に
よれば、横引き戸の開放時においては、レール溝の上縁
部は、レール溝閉塞板により閉塞された状態となる。ま
た、横引き戸の戸締りに伴って、レール溝内のレール溝
閉塞板はレール溝底面に退避するために、レール溝閉塞
板を取外すことなく、容易に横引き戸の戸締りを行なう
ことが可能となる。
【0035】なお、上記実施例においては、レール溝閉
塞板5aが1枚のみの場合について説明したが、レール
溝が長くなる場合においては、上記に示したレール溝自
動開閉装置を複数個溝内に並べる必要が生じてくる。こ
の場合においては、そのレール溝自動開閉装置の接ぎ目
部に、目隠し閉塞板を設ける必要が生じてくる。
【0036】以下、この目隠し閉塞板の構造について、
図9および図10を参照して説明する。まず、図9を参
照して,隣接するレール溝自動開閉装置の間において、
両者のレール溝閉塞板5aに所定の距離覆い被さるよう
に目隠し閉塞板5eが設けられている。この目隠し閉塞
板5eは、所定の間隔を隔てて補助プレート5f,5f
が、その上端部において回動可能なように蝶番5d,5
dを用いて上記目隠し閉塞板5aの下方に取付けられて
いる。また補助板5f,5fの一方は、底面4aに回動
可能に蝶番5dにより取付けられている。また、他方の
補助板5fの下端部は、ピンばね5gにより底面4aに
固定されており、このピンばね5gにより、補助板5f
には、図中矢印bに示す方向に常に回転付勢させる力が
働いている。よって、図においては、右側のレール溝自
動開閉装置のレール溝閉塞板5aに目隠し閉塞板5eが
係合していることによって、図9に示す状態を保持して
いることになる。
【0037】次に、図10を参照して、図中において右
側のレール溝自動開閉装置が図中矢印A方向に倒れ始め
ると、上記に説明したピンばね5gの付勢力により、目
隠し閉塞板5eは、図中b方向に移動を始め、図に示す
状態となる。これにより、レール溝自動開閉装置の接ぎ
目部においても、横引き戸の開放時においては、ごみ等
の侵入を防止することが可能となる。
【0038】次に、この発明に基づいた他の実施例につ
いて図を参照して説明する。図11は、この実施例にお
けるレール溝閉塞時における溝自動開閉装置の構造を示
す全体模式図であるレール溝4内の底面4aに略平行に
配され、かつ底面4aと略同一の幅を有するレール溝閉
塞板5aが設けられているレール溝閉塞板5aの前端と
終端には、それぞれの一端において底面4aに回動可能
に蝶番5dおよびピンばね21に支持された、一対の端
面部材5b,5cが蝶番5d,5dにより回動可能に支
持されている。ピンばね21は、図11に示す状態にお
いて最も安定した状態であるために、レール溝閉塞板5
a,端面部材5b,5cおよび底面4aによって矩形形
状となるときが安定した状態である。
【0039】次に、図12を参照して、上述した第1の
実施例と同様に戸先框1 に設けられた移動部材7が、端
面部材5cまたは上記レール溝閉塞板5aに当接し、ピ
ンばね20の回動付勢力に抗して付勢する力を作用する
ことにより、レール溝閉塞板5aが、徐々に底面4aの
方向に移動し、図に示すように戸先框1により常に下方
向に付勢されながらパネル2は通過することが可能とな
る。また、戸先框1の開口時においては、移動部材7の
移動に伴い、上記付勢力が解除されることになり、上記
レール溝閉塞板5aがレール溝の上縁の開放端を閉塞す
る位置に復帰する。
【0040】以上の構造を用いることにより、この実施
例においても、横引き戸の開放時においては、レール溝
の上縁部は閉塞された状態となる。また横引き戸の戸締
りに伴って、レール溝内のレール溝閉塞板は、レール溝
底面に退避するために、レール溝閉塞板を取外すことな
く、横引き戸の戸締りを行なうことが可能となる。
【0041】
【発明の効果】この発明に基づいた横引き戸用レール溝
自動開閉装置によれば、レール溝内に配置されたレール
溝閉塞板と、一対の端面部材とにより、レール溝の上縁
の開放端を閉じた状態において安定状態となるように回
動付勢力が作用している。横引き戸に設けられた移動部
材の戸閉め方向においては、この回動付勢力に抗して付
勢する力を作用することにより、レール溝閉塞板がレー
ル溝底面近傍に平行移動を行ない、横引き戸の通過に対
して退避する位置となる。
【0042】また、横引き戸の開放方向においては、回
転付勢力に抗する付勢力が解除されるため、レール溝底
面に退避していたレール溝閉塞板は、レール溝の上方に
平行移動し、レール溝の上縁の開放端を閉塞し、安定状
態となる。これにより、横引き戸の開放時においては、
レール溝の上縁部は閉塞された状態となる。また、横引
き戸の戸締りに伴って、レール溝内のレール閉塞板は、
レール溝底面に退避するために、レール閉塞板を取外す
ことなく戸締りを行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に基づいた横引き戸用レール溝自動開
閉装置の全体斜視図である。
【図2】この発明に基づいた横引き戸用レール溝自動開
閉装置の第1の動作を示す模式図である。
【図3】この発明に基づいた横引き戸用レール溝自動開
閉装置の第2の動作を示す模式図である。
【図4】この発明に基づいた横引き戸用レール溝自動開
閉装置の第3の動作を示す模式図である。
【図5】この発明に基づいた横引き戸用レール溝自動開
閉装置の第4の動作を示す模式図である。
【図6】この発明に基づいた横引き等用レール溝自動開
閉装置の第5の動作を示す模式図である。
【図7】この発明に基づいた横引き等用レール溝自動開
閉装置の第6の動作を示す模式図である。
【図8】この発明に基づいた横引き戸用レール溝自動開
閉装置の第7の動作を示す模式図である。
【図9】この発明に基づいた横引き戸用レール溝自動開
閉装置の接ぎ目部における目隠し装置の第1の状態を示
す図である。
【図10】この発明に基づいた横引き戸用レール溝自動
開閉装置の接ぎ目部における目隠し装置の第2の状態を
示す図である。
【図11】この発明に基づいた他の実施例における横引
き戸用レール溝自動開閉装置の第1の状態を示す図であ
る。
【図12】この発明に基づいた横引き戸用レール溝自動
開閉装置の他の実施例における第2の状態を示す図であ
る。
【図13】折り畳み式横引き戸の全体斜視図である。
【図14】折り畳み式横引き戸の正面図である。
【図15】横引き戸の構造を示す縦断面図である。
【図16】横引き戸の下端部に設けられたローラガイド
の構造を示す断面図である。
【図17】パネル収納部における横引き戸の下端部を示
す図である。
【図18】パネル収納部において、パネルが離脱すると
きの様子を示す図である。
【図19】レール溝に設けられた防塵蓋の構造を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 戸先框 2 パネル 3 ガイドレール 4 レール 4a 底面 4b,4c 側面 5a レール溝閉塞板 5b,5c 端面部材 5d 蝶番 6 付勢力供給装置 6a T字アングル 7 移動部材 20 床 なお、図中同一符号は、同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横引き戸の開閉移動方向に延びるととも
    に、所定の幅を有する底面と、この底面の両側端から前
    記底面に対して垂直に延び、かつ所定の高さを有する一
    対の側面とを含むレール溝と、 前記底面に略平行に配され、かつ前記底面と略同一の幅
    を有するとともに、前記レール溝内において、前記レー
    ル溝の上縁の開放端を閉塞する第1の位置と、前記底面
    の近傍に待避する第2の位置との間を移動可能に配され
    たレール溝閉塞板と、 それぞれの一端において、前記底面に回動可能に支持さ
    れ、それぞれの他端において前記レール溝閉塞板の前端
    と後端に回動可能に支持された一対の端面部材と、 横引き戸の前端に設けられ、横引き戸の開閉移動に伴っ
    て前記レール溝に案内されて移動する移動部材と、を備
    え、 前記一対の端面部材は、前記レール溝閉塞板が前記第1
    の位置と前記第2の位置との間を平行移動するように、
    各々の前記一端の周りに回動するとともに、前記第1の
    位置において安定状態となるように回動付勢力が作用し
    ており、 前記移動部材が前記一対の端面部材の一方または前記レ
    ール閉塞板に当接し、前記回動付勢力に抗して付勢力を
    作用することにより、前記レール溝閉塞板が前記第1の
    位置から第2の位置へ移動し、 前記移動部材による前記付勢力を解除することにより、
    前記レール閉塞板が前記第1の位置に復帰する構造を有
    する、横引き戸用レール溝自動開閉装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112796636A (zh) * 2021-01-13 2021-05-14 铜陵市金鑫人防工程防护设备有限公司 一种人防工程用隧道正线防护密闭门
CN115898206A (zh) * 2022-10-13 2023-04-04 江苏德普尔门控科技有限公司 一种智能蓝牙控制平移门

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