JPH065772Y2 - 歯科用インストルメントにおけるヘッドの固定機構 - Google Patents

歯科用インストルメントにおけるヘッドの固定機構

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JPH065772Y2
JPH065772Y2 JP6825488U JP6825488U JPH065772Y2 JP H065772 Y2 JPH065772 Y2 JP H065772Y2 JP 6825488 U JP6825488 U JP 6825488U JP 6825488 U JP6825488 U JP 6825488U JP H065772 Y2 JPH065772 Y2 JP H065772Y2
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JP
Japan
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head
instrument
head fixing
angle
fixing ring
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JP6825488U
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JPH01170208U (ja
Inventor
則夫 瀬戸
Original Assignee
株式会社長田中央研究所
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 従来、インストルメントにおいてインストルメントヘッ
ドを着脱可能とする構造は種々のものが知られている。
しかしながら、その機構は複雑で、しかも、駆動源の振
動により固定機構がゆるみ、ヘッドが脱落する事故が生
ずることもあった。
考案が解決しようとする課題 本考案は、簡単な機構で、インストルメント本体にイン
ストルメントヘッドを着脱できるようにし、しかも、固
定を確実にし、仮に固定機構にゆるみを生じても、ヘッ
ドが脱落するに至らないヘッド固定機構を提供するもの
である。
構成 本考案の歯科用インストルメントは、駆動源を有するイ
ンストルメント本体とそれに着脱自在に設けられるイン
ストルメントヘッドとよりなる歯科用インストルメント
であって、インストルメント本体は、円筒形アングル部
と、円筒形アングル部の外周に一定角度範囲内において
回転を許容されるよう支持されたヘッド固定リングと、
アングル部に設けられた貫通孔に挿入される少なくとも
2つのボールと、前記円筒形アングル部と前記固定リン
グの対応する面に設けられた溝に収納されるヘッド固定
バネとを具備し、インストルメントヘッドは前記円筒形
アングル内に嵌挿される軸受シース部を具備しており、
前記アングル部の貫通孔は、内面側にボール径より小さ
く、外面側にボール径より大きい径であり、前記ヘッド
固定リングには、一方の貫通孔に対応するヘッド固定用
カム溝と他方の貫通孔に対応するヘッド押え用丸穴とが
設けられ、前記ヘッド固定バネのヒゲの一方は前記アン
グル部と前記固定リングの一方に係止され、前記ヘッド
固定バネのヒゲの他方は前記アングル部と前記固定リン
グの他方に周方向に前記一定角度より小さい角度に設け
られたヒゲ溝に挿入されたことを特徴とするものであ
る。
第1図は実施例で、インストルメント本体にインストル
メントヘッドを装着固定した状態の要部の断面図であ
る。これを分離した状態を第2図、第3図に示した。第
2図は、インストルメント本体であり、第3図はインス
トルメントヘッドである。第4図はインストルメント本
体の軸受シース部の一部断面図である。第5図は、ヘッ
ド固定リングの横断面図であり、その断面図を第6図、
第7図に図示した。
1はインストルメント本体、2はインストルメントヘッ
ドである。3はアングル部でその先端にはスリーブ4が
ねじ止めされている。アングル部3には、ヘッド固定ボ
ール孔5とヘッド抑えボール孔6が貫通される。これら
2つの孔は、内面側ではボールが抜け出ない程度で後述
する軸受シースの穴に嵌入することを許容する大きさの
直径であり、外面側では、ボールとほぼ等しい直径或い
はそれより大きい直径とされる。これら2つの孔5、6
にはヘッド固定ボール8とヘッド押えボール9が挿入と
れるが、両ボールの直径は孔5、6の深さより大きい。
7はヘッド固定リングでアングル部6に回動自在に支持
される。ヘッド固定リング7は、第5図VIの面における
縦断面は第6図に図示するように徐々に径を大きくする
カム溝10が設けられている。また、VIIの面における
縦断面では11として示すボールを上部に逃すことので
きる穴11が穿設されている。また、VII′の面を第7
図に重ねて図示したが、ヘッド固定リングの回動を一定
角度に制限するためのヘッド固定リングストッパー溝1
2が設けられ、アングル部に設けられたヘッド固定リン
グストッパー13に係合する。ヘッド固定リング7とア
ングル部との対応面にはヘッド固定バネ14(第8図)
が取り付けられるが、本実施例ではヘッド固定バネ14
を収容する溝15をヘッド固定リング側に設けた。ヘッ
ド固定バネ14の一方にヒゲ16はアングル部のヒゲ固
定穴18に係止され、他方のヒゲ17はヘッド固定リン
グ7に設けられたヒゲ溝19に挿入される。アングル部
に沿って、照明用ファイバー20、スプレーパイプ21
が収容されている。インストルメントヘッドは、刃物取
付部22を有し、軸受シース部を23を延長する(第3
図)。その中心部には軸24を軸受で支持し、その端部
に歯車25を取着している。軸受シース部23の外面に
ボール5、6に係合する凹部26、27が設けられる。
軸受シース部23の基部28はスリーブ4に嵌入される
が、その形状を非円形とし両者の回転方向での位置決め
ができるようにしておくとよい。インストルメント本体
とインストルメントヘッドの装置はヘッド固定リングを
一端側へ回動させて、穴11がヘッド押えボール9の位
置に持ち来された状態でインストルメント本体にインス
トルメントヘッドを挿入する。この状態ではヒゲ17は
ヒゲ溝19の一端で係止され更にヘッド固定バネが回動
された状態となっている。したがってヘッド固定リング
から回転した手を離せたばヘッド固定バネの解除力で回
動し、穴11はヘッド押えボール9の位置から回動さ
れ、ヘッド押えボール9は下方に押え付けられ、軸受シ
ース部の凹部27に嵌入し、両者はもはや抜けなくな
る。ヘッド固定リングをヘッド固定ばねの解除力で回動
した方向へ更に回動させるとヘッド固定ボール8がカム
溝10によって下方へ押し付けられ軸受シース部の凹部
26を強く押し付けることとなり、インストルメント本
体とインストルメントヘッドの結合は強固なものとな
る。この時、ヒゲ17はヒゲ溝19内を移動してヘッド
固定ばねにはなんの力もかからない。
以上のとおりであるから、本考案は単にヘッド固定リン
グを一定角度回動するだけで、インストルメント本体と
インストルメントヘッドの着脱ができる。
効果 本考案は、ヘッド固定リングの回動によりヘッド固定ボ
ールとヘッド押えボールの移動量を制御してインストル
メント本体に対するインストルメントヘッドの着脱を行
なうようにしたので、機構は極めて簡単である。また、
その回動にあたっては、解除位置においてはヘッド固定
バネを付勢するようヒゲ溝を配置したから、さ程強い力
を要しないとしても固定位置からヘッド固定リングが振
動等でゆるんだとしても、解除位置までヘッド固定リン
グが回動することはあり得ず、インストルメントヘッド
の不用意な脱落は完全に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はインストルメントの断面図、第2図はインスト
ルメント本体の断面図、第3図はインストルメントヘッ
ドの側面図、第4図は軸受シース部の一部断面図、第5
〜7図はヘッド固定リングの説明図、第8図はヘッド固
定バネの側面図である。 1……インストルメント本体、2……インストルメント
ヘッド、3……アングル部、4……スリーブ、7……ヘ
ッド固定リング、8……ヘッド固定ボール、9……ヘッ
ド押えボール、10……カム溝、14……ヘッド固定バ
ネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動源を有するインストルメント本体とそ
    れに着脱自在に設けられるインストルメントヘッドとよ
    りなる歯科用インストルメントであって、インストルメ
    ント本体は、円筒形アングル部と、円筒形アングル部の
    外周に一定角度範囲内において回転を許容されるよう支
    持されたヘッド固定リングと、アングル部に設けられた
    貫通孔に挿入される少なくとも2つのボールと、前記円
    筒形アングル部と前記固定リングの対応する面に設けら
    れた溝に収納されるヘッド固定バネとを具備し、インス
    トルメントヘッドは前記円筒形アングル内に嵌挿される
    軸受シース部を具備しており、前記アングル部の貫通孔
    は、内面側にボール径より小さく、外面側にボール径よ
    り大きい径であり、前記ヘッド固定リングには、一方の
    貫通孔に対応するヘッド固定用カム溝と他方の貫通孔に
    対応するヘッド押え用丸穴とが設けられ、前記ヘッド固
    定バネのヒゲの一方は前記アングル部と前記固定リング
    の一方に係止され、前記ヘッド固定バネのヒゲの他方は
    前記アングル部と前記固定リングの他方に周方向に前記
    一定角度より小さい角度に設けられたヒゲ溝に挿入され
    たことを特徴とする歯科用インストルメントにおけるヘ
    ッドの固定機構。
JP6825488U 1988-05-23 1988-05-23 歯科用インストルメントにおけるヘッドの固定機構 Expired - Lifetime JPH065772Y2 (ja)

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JP6825488U JPH065772Y2 (ja) 1988-05-23 1988-05-23 歯科用インストルメントにおけるヘッドの固定機構

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01170208U JPH01170208U (ja) 1989-12-01
JPH065772Y2 true JPH065772Y2 (ja) 1994-02-16

Family

ID=31293579

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JP6825488U Expired - Lifetime JPH065772Y2 (ja) 1988-05-23 1988-05-23 歯科用インストルメントにおけるヘッドの固定機構

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JP (1) JPH065772Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012085784A (ja) * 2010-10-19 2012-05-10 Osada Res Inst Ltd 歯科治療用マイクロエンジンハンドピース

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012085784A (ja) * 2010-10-19 2012-05-10 Osada Res Inst Ltd 歯科治療用マイクロエンジンハンドピース

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Publication number Publication date
JPH01170208U (ja) 1989-12-01

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