JP2598160Y2 - ホールカッター用のスターターセンタピン - Google Patents
ホールカッター用のスターターセンタピンInfo
- Publication number
- JP2598160Y2 JP2598160Y2 JP1992074206U JP7420692U JP2598160Y2 JP 2598160 Y2 JP2598160 Y2 JP 2598160Y2 JP 1992074206 U JP1992074206 U JP 1992074206U JP 7420692 U JP7420692 U JP 7420692U JP 2598160 Y2 JP2598160 Y2 JP 2598160Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- center pin
- starter
- spring
- starter center
- hole cutter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Drilling Tools (AREA)
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンクリート材等にお
ける穿孔作業に適したホールカッターに用いるスタータ
ーセンタピンに関するものである。
ける穿孔作業に適したホールカッターに用いるスタータ
ーセンタピンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の穿孔作業を行うホールカッター
の従来技術を図4、図5に示す。図4の例は、スタータ
ーセンタピン13の基端部をホールカッター11のシャ
ンク12に設けられた取付孔14に対して着脱可能な径
に形成し、使用時に取付孔14に対して取付けするもの
である。
の従来技術を図4、図5に示す。図4の例は、スタータ
ーセンタピン13の基端部をホールカッター11のシャ
ンク12に設けられた取付孔14に対して着脱可能な径
に形成し、使用時に取付孔14に対して取付けするもの
である。
【0003】又、図5の例は、スターターセンタピン1
3の基端部にOリング15が設けられ、スターターセン
タピン13を取付孔14に対して取付けたとき、Oリン
グ15と取付孔14の摩擦によりスターターセンタピン
13のシャンク12からの抜け落ちを防止するものであ
る。上記のようなスターターセンタピン13は、取付孔
14に取付けた状態で、ホールカッター11で5〜10
mmを被穿孔物に穿孔した後、取外される。そのため、
スターターセンタピン13は取付孔14に対し容易に取
外しできるものが好ましい。
3の基端部にOリング15が設けられ、スターターセン
タピン13を取付孔14に対して取付けたとき、Oリン
グ15と取付孔14の摩擦によりスターターセンタピン
13のシャンク12からの抜け落ちを防止するものであ
る。上記のようなスターターセンタピン13は、取付孔
14に取付けた状態で、ホールカッター11で5〜10
mmを被穿孔物に穿孔した後、取外される。そのため、
スターターセンタピン13は取付孔14に対し容易に取
外しできるものが好ましい。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前記図4の
例では下向きの穿孔作業をする場合、またスターターセ
ンタピン13をホールカッター11に着けたままホール
カッター11を下向きにして持ち歩く場合、スターター
センタピン13が簡単に抜け落ちてしまうという問題点
がある。
例では下向きの穿孔作業をする場合、またスターターセ
ンタピン13をホールカッター11に着けたままホール
カッター11を下向きにして持ち歩く場合、スターター
センタピン13が簡単に抜け落ちてしまうという問題点
がある。
【0005】また、前記図5の例ではスターターセンタ
ピン13の曲げに対する強度低下が大きいためピン安定
円板16をスターターセンタピン13と筒状のボデー1
7間に介装する必要がある。そのため、ボデー17のサ
イズに合わせたピン安定円板16が必要となり、コスト
高になるという問題点がある。
ピン13の曲げに対する強度低下が大きいためピン安定
円板16をスターターセンタピン13と筒状のボデー1
7間に介装する必要がある。そのため、ボデー17のサ
イズに合わせたピン安定円板16が必要となり、コスト
高になるという問題点がある。
【0006】そこで本考案では、上記の問題点を鑑み、
低コストでスターターセンタピンがホールカッターから
容易に抜け落ちず、又、簡単に取外しができるスタータ
ーセンタピンを提供することを目的としている。
低コストでスターターセンタピンがホールカッターから
容易に抜け落ちず、又、簡単に取外しができるスタータ
ーセンタピンを提供することを目的としている。
【0007】
【問題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本考案は、ホールカッターのシャンクに設けられる
取付孔に対し、着脱可能な径を基端部に備えたスタータ
ーセンタピンにおいて、前記スターターセンタピンの基
端部の側面の一部に同センタピンの軸線方向に沿うスプ
リング収納溝を形成し、前記スプリング収納溝に対し、
少なくともその一部がスプリング収納溝から出没可能に
スプリングを取着したことを要旨とするものである。
めに本考案は、ホールカッターのシャンクに設けられる
取付孔に対し、着脱可能な径を基端部に備えたスタータ
ーセンタピンにおいて、前記スターターセンタピンの基
端部の側面の一部に同センタピンの軸線方向に沿うスプ
リング収納溝を形成し、前記スプリング収納溝に対し、
少なくともその一部がスプリング収納溝から出没可能に
スプリングを取着したことを要旨とするものである。
【0008】
【作用】このように構成された本考案は、スターターセ
ンタピンの取付時にはスプリングがシャンクの取付孔の
周面に対してその弾性力にて押圧するため、確実に保持
される。また、スターターセンタピンを取外す際には、
スプリングの弾性力に抗して、引き抜けば良い。
ンタピンの取付時にはスプリングがシャンクの取付孔の
周面に対してその弾性力にて押圧するため、確実に保持
される。また、スターターセンタピンを取外す際には、
スプリングの弾性力に抗して、引き抜けば良い。
【0009】
【実施例】以下本考案を具体化した一実施例を図1〜図
3に従って説明する。図1に示すように、このホールカ
ッター1はシャンク2と円筒状をなすボデー3から構成
されている。シャンク2の一端にはボデー3が一体に固
定されている。前記ボデー3の先端周上には複数の切削
刃6が設けられている。シャンク2の一端中央には軸心
に沿って取付孔5が形成されている。前記取付孔5には
スターターセンタピン4が取付けられている。スタータ
ーセンタピン4の基端部4bの側面には、軸方向にスプ
リング収納溝8が形成されている。一方、スターターセ
ンタピン4の先端に設けられた当接ピン4aは先端のバ
ネ収納孔4cに対して離脱不能に、かつ、軸心方向への
摺動可能に取着されている。そして当接ピン4aはバネ
収納孔4c内に収納されたコイルスプリング10にて切
削刃6の切削端よりも外方へ突出されている。図2に示
すようにスターターセンタピン4の基端面にはビス9が
螺合されている。スプリング7は線バネであって、基端
が略リング状に形成されており、その円弧状の基端が前
記ビス9によりスターターセンタピン4の基端面に締め
付け固定されている。スプリング7の大部分は前記スプ
リング収納溝8に沿って配置されており、図3に示すよ
うに、前記スプリング7の軸方向のほぼ中央部には当接
部7aが湾曲形成され、スターターセンタピン4を取付
孔5から取外したときにその頭部がスプリング収納溝8
から突出されるようになっている。
3に従って説明する。図1に示すように、このホールカ
ッター1はシャンク2と円筒状をなすボデー3から構成
されている。シャンク2の一端にはボデー3が一体に固
定されている。前記ボデー3の先端周上には複数の切削
刃6が設けられている。シャンク2の一端中央には軸心
に沿って取付孔5が形成されている。前記取付孔5には
スターターセンタピン4が取付けられている。スタータ
ーセンタピン4の基端部4bの側面には、軸方向にスプ
リング収納溝8が形成されている。一方、スターターセ
ンタピン4の先端に設けられた当接ピン4aは先端のバ
ネ収納孔4cに対して離脱不能に、かつ、軸心方向への
摺動可能に取着されている。そして当接ピン4aはバネ
収納孔4c内に収納されたコイルスプリング10にて切
削刃6の切削端よりも外方へ突出されている。図2に示
すようにスターターセンタピン4の基端面にはビス9が
螺合されている。スプリング7は線バネであって、基端
が略リング状に形成されており、その円弧状の基端が前
記ビス9によりスターターセンタピン4の基端面に締め
付け固定されている。スプリング7の大部分は前記スプ
リング収納溝8に沿って配置されており、図3に示すよ
うに、前記スプリング7の軸方向のほぼ中央部には当接
部7aが湾曲形成され、スターターセンタピン4を取付
孔5から取外したときにその頭部がスプリング収納溝8
から突出されるようになっている。
【0010】上記のように構成されたスターターセンタ
ピン4の作用について説明する。図3に示すように、ス
ターターセンタピン4が取付孔5に挿入される場合、ス
プリング7の当接部7aが取付孔5の内周面に接しなが
ら挿入される。そして、スプリング7の略全体はスプリ
ング収納溝8に収納される。従って、スターターセンタ
ーピン4の基端部4bは、取付孔5の内周面にスプリン
グ7の弾性力により圧接係止される。
ピン4の作用について説明する。図3に示すように、ス
ターターセンタピン4が取付孔5に挿入される場合、ス
プリング7の当接部7aが取付孔5の内周面に接しなが
ら挿入される。そして、スプリング7の略全体はスプリ
ング収納溝8に収納される。従って、スターターセンタ
ーピン4の基端部4bは、取付孔5の内周面にスプリン
グ7の弾性力により圧接係止される。
【0011】また、スターターセンタピン4が取付孔5
から取外される場合、スターターセンタピン4がスプリ
ング7の当接部7aと取付孔5の円周面との摩擦力及び
弾性力に逆らいながら引き抜かれる。そして、取付孔5
から離脱した後はスプリング7の当接部7aは、スプリ
ング収納溝8から突出する。
から取外される場合、スターターセンタピン4がスプリ
ング7の当接部7aと取付孔5の円周面との摩擦力及び
弾性力に逆らいながら引き抜かれる。そして、取付孔5
から離脱した後はスプリング7の当接部7aは、スプリ
ング収納溝8から突出する。
【0012】また、被穿孔物にスターターセンタピン4
が押し当てられる場合、スターターセンタピン4の当接
ピン4aはコイルスプリング10に抗してスターターセ
ンタピン4の内方へ移動される。
が押し当てられる場合、スターターセンタピン4の当接
ピン4aはコイルスプリング10に抗してスターターセ
ンタピン4の内方へ移動される。
【0013】このように、スターターセンタピン4はス
プリング7の弾性によって、下に向けても容易に抜け落
ちてしまうことはなく確実に保持される。さらに、手で
引き抜けば容易にシャンク2から引き抜くことができ
る。従って、スターターセンタピン4の曲げに対する強
度補強のための安定円板を種々あるホールカッターのサ
イズ毎に用意する必要もない。
プリング7の弾性によって、下に向けても容易に抜け落
ちてしまうことはなく確実に保持される。さらに、手で
引き抜けば容易にシャンク2から引き抜くことができ
る。従って、スターターセンタピン4の曲げに対する強
度補強のための安定円板を種々あるホールカッターのサ
イズ毎に用意する必要もない。
【0014】なお、この考案は前記実施例の構成に限定
されるものではなく、この考案の趣旨から逸脱しない範
囲で各部の構成を任意に変更して具体化することも可能
である。
されるものではなく、この考案の趣旨から逸脱しない範
囲で各部の構成を任意に変更して具体化することも可能
である。
【0015】
【考案の効果】上述のごとく、本考案によれば低コスト
でスターターセンタピンがホールカッターから容易に抜
け落ちないで確実に保持され、また容易に取り外すこと
ができるばかりでなく、例えスプリング収納溝を形成し
た場合でも、スターターセンタピンの曲げに対する強度
が大きく低下しないため、ピン安定板などをスターター
センタピンと筒状のボデー間に介装する必要も無いとい
う優れた効果を奏する。
でスターターセンタピンがホールカッターから容易に抜
け落ちないで確実に保持され、また容易に取り外すこと
ができるばかりでなく、例えスプリング収納溝を形成し
た場合でも、スターターセンタピンの曲げに対する強度
が大きく低下しないため、ピン安定板などをスターター
センタピンと筒状のボデー間に介装する必要も無いとい
う優れた効果を奏する。
【図1】本考案のホールカッターの断面図である。
【図2】同じく、スターターセンタピンの基端部の平面
図である。
図である。
【図3】同じく、スターターセンタピンの基端部とホー
ルカッターの取付孔の拡大断面図である。
ルカッターの取付孔の拡大断面図である。
【図4】従来技術1のホールカッターの断面図である。
【図5】従来技術2のホールカッターの断面図である。
1…ホールカッター、2…シャンク、4…スターターセ
ンタピン、5…取付孔、7…スプリング、8…スプリン
グ収納溝。
ンタピン、5…取付孔、7…スプリング、8…スプリン
グ収納溝。
Claims (1)
- 【請求項1】 ホールカッター(1)のシャンク(2)
に設けられる取付孔(5)に対し着脱可能な径を基端部
に備えたスターターセンタピン(4)において、前記ス
ターターセンタピン(4)の基端部の側面の一部に同セ
ンタピン(4)の軸線方向に沿うスプリング収納溝
(8)を形成し、前記スプリング収納溝(8)に対し、
少なくともその一部がスプリング収納溝(8)から出没
可能にスプリング(7)を取着したことを特徴とするホ
ールカッター用スターターセンタピン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992074206U JP2598160Y2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | ホールカッター用のスターターセンタピン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992074206U JP2598160Y2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | ホールカッター用のスターターセンタピン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0636714U JPH0636714U (ja) | 1994-05-17 |
JP2598160Y2 true JP2598160Y2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=13540487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992074206U Expired - Lifetime JP2598160Y2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | ホールカッター用のスターターセンタピン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2598160Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10213217A1 (de) * | 2002-03-25 | 2003-10-16 | Hilti Ag | Führungseinsatz für eine Kernbohrkrone |
-
1992
- 1992-10-23 JP JP1992074206U patent/JP2598160Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0636714U (ja) | 1994-05-17 |
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