JPH0657727B2 - 金属カルボン酸塩誘導体 - Google Patents

金属カルボン酸塩誘導体

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JPH0657727B2
JPH0657727B2 JP60246456A JP24645685A JPH0657727B2 JP H0657727 B2 JPH0657727 B2 JP H0657727B2 JP 60246456 A JP60246456 A JP 60246456A JP 24645685 A JP24645685 A JP 24645685A JP H0657727 B2 JPH0657727 B2 JP H0657727B2
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ギユンテル・ランツラート
フリツツ・シユタインザイフエル
ハインス・ベツク
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アクゾ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
    • C08F8/44Preparation of metal salts or ammonium salts

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、部分的にエステル化されたα−オレフイン不
飽和ポリカルボン酸共重合体の金属カルボン酸塩誘導体
およびこの化合物を合成材料の潤滑剤もしくは安定剤と
して使用すること、ならびに乳化剤および/または懸濁
剤として使用することに関する。
上記タイプの金属カルボン酸塩誘導体は米国特許第4,03
6,810号によつて知られている。この特許において上記
誘導体は塩素含有ポリマーの安定化剤として記載されて
いる。この誘導体はまたポリ塩化ビニルの潤滑剤として
記載されている。
しかしながら明らかなことにこの特許明細書の方法によ
つて得られたカルボン酸塩のかなりの部分は、その分子
量が1,000より小さい化合物からなり、その潤滑作用は
限られたものである。
部分的にエステル化されたα−オレフイン−不飽和ポリ
カルボン酸共重合体の金属カルボン酸塩誘導体は合成材
料の驚くほど満足すべき内部および外部潤滑剤であるこ
とが見出された。この金属カルボン酸塩誘導体は未反応
の共重合体の少なくとも80重量%が1,000〜100,000の
範囲の分子量をもつていることによつて特徴づけられ
る。
ドイツ特許第2,727,329号、ドイツ特許第3,003,797号お
よびドイツ特許第3,136,931号は潤滑剤として使用する
のに好適な、部分的におよび完全にエステル化されたα
−オレフィン−不飽和ポリカルボン酸共重合体、さらに
詳細にはα−オレフイン−マレイン酸共重合体を記載し
ていることを付け加えておく必要がある。本発明の潤滑
剤は、これらの共重合体とは、驚くほど満足すべき潤滑
作用および安定化作用をもたらす金属カルボン酸基の存
在によつて区別される。ヨーロツパ特許第54761号
も参照されたい。この特許はα,β−不飽和酸とエチレ
ンの共重合体の塩からなる潤滑剤をクレームしている。
本発明は、部分的エステル化α−オレフィン−不飽和ポ
リカルボン酸共重合体の金属カルボン酸塩誘導体におい
て、α−オレフインが6〜40個の炭素原子を有するα
−オレフインであり、α−オレフイン単位と不飽和ポリ
カルボン酸単位の比が1:2〜2:1であり、エステル
化部分及び塩部分を除いたα−オレフィン−不飽和ポリ
カルボン酸共重合体骨格部分の少なくとも80重量%が
1,000〜100,000の範囲の分子量を有し、ポリカルボン酸
単位が0.5〜1.5当量のアルコールによつてエステル化さ
れており、該アルコールは1〜40個の炭素原子を有す
る、直鎖、分岐もしくは脂環式アルコール、及び1〜5
0個のアルキレンオキサイド単位を有するポリアルキレ
ンオキサイドグリコールエーテルより成る群から選ばれ
るところの金属カルボン酸塩誘導体である。
本発明はまた、本発明の化合物を滑剤(潤滑剤)、ある
いは乳化剤(懸濁剤を含め)として使用することに関す
る。これらの化合物は乳化剤および/または懸濁剤とし
て驚くほど有効である。例えば粘土の水性懸濁液はドイ
ツ特許第3,136,931号によるカルボキシメチルセルロー
スもしくは共重合体によるよりもこれらの化合物によつ
てさらに十分に安定化される。
本発明の金属カルボン酸塩に関する限り調製に使用され
る未エステル化共重合エステルの少なくとも80重量%
が1,000〜100,000の範囲の分子量をもつている。この平
均分子量は一般に1,500〜50,000の範囲であり、好まし
くは2,000〜30,000の範囲である。この共重合体の分子
量は実施例1にさらに記載されているようにゲル透過ク
ロマトグラフイーによつて決定される。この共重合体の
製造に使用されるα−オレフインは6〜40個の炭素原
子をもつている。この炭素原子の数は10〜24の範囲
がさらに望ましい。一般に使用されるα−オレフインは
大方が直鎖脂肪族炭化水素の混合物である。しかしなが
ら、代わりに、このα−オレフインは分岐していてもよ
くまた一種以上の脂環族、芳香族、エーテル、ハロゲ
ン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、アルコキシ、カルボ
ニルおよび/または酸基を含んでいてもよい。このよう
なα−オレフインの例としてはヘキセン−1、オクテン
−1、デセン−1、ドデセン−1、テトラデセン−1、
ヘシサデセン−1、オクタデセン−1、エイコセン−
1、ドコセン−1、テトラコセン−1、ヘキサコセン−
1、オクタコセン−1、トリコンテン−1、ドトリコン
テン−1、テトラトリコンテン−1、7−メチルデセン
−2、ビニルシクトヘキサン、シクロヘキシル−ヘキサ
デセン−1、5−(2−ノルボルニル)−ノナデセン−
1、フエニルドコセン−1、ヘキシルアリルエーテル、
9−クロロノネン−1、5−メトキシデセン−1、8−
ケトトリアデセン−1、14−シアノベンタデセン1、
10−ウンデセンカルボン酸および15−n−ヘキサデ
センカルボン酸をあげることができる。
このα−オレフインの共重合モノマーは不飽和ポリカル
ボン酸の誘導体であり、さらに詳細にはシスもしくはト
ランスエテンジカルボン酸の誘導体であり、例えば無置
換またはモノ置換エテンジカルボン酸のモノエステル、
金属マレイン酸塩または無水マレイン酸である。もちろ
んこれらの化合物の混合物も使用できる。不飽和ポリカ
ルボン酸誘導体の例としては無水マレイン酸、無水2−
クロロマレイン酸、無水2−メチルマレイン酸、ジオク
チル錫マレイン酸塩およびマレイン酸、フマール酸、2
−クロロマレイン酸、シトラコン酸、メサコン酸、イタ
コン酸およびアコニツト酸のモノメチル、モノブチル、
モノ−2−エチルヘキシルおよびモノメチル−ジグリコ
ールエステルがあげられる。無水マレイン酸を使用する
ことが好ましい。
部分的にエステル化されたα−オレフイン−不飽和ポリ
カルボン酸共重合体はアルコールによつてエステル化さ
れる。このアルコールは直鎖、分岐もしくは脂環式であ
つてよく、一種以上の不飽和結合、エーテル基、エステ
ル基および/または芳香族基を含んでいてもよい。また
アルコールの混合物も使用することができる。本発明の
化合物を潤滑剤もしくは安定剤として使用する場合、こ
のアルコールは一般に1〜40個の炭素原子、好ましく
は4〜18個の炭素原子を含んでいる。本発明の化合物
を乳化剤および/または懸濁剤として使用する場合、ア
ルコールは好ましくはポリアルキレンオキサイドグリコ
ールエーテルであり、さらに好ましくは1〜50個のエ
チレンオキサイド単位、好ましくは1〜30個のエチレ
ンオキサイド単位を有するポリエチレンオキサイドグリ
コールエーテルである。
適切なアルコールの例としてはブタノール、2−エチル
ヘキサノール、タルクアルコール、オクタデカノール、
グエルベ(guerbet)アルコール、ジグリコールエチレ
ンメチルエーテル、ポリエチレングリコールメチルエー
テル、ポリエチレングリコールメチルエーテル、アリル
アルコール、ノニル−フエノールエトキシレート、ベン
ジルアルコールがあげられる。
部分的にエステル化されたα−オレフイン−不飽和ポリ
カルボン酸共重合体は好ましくは0.5〜1.5当量のアルコ
ール、さらに好ましくは0.8〜1.2当量のアルコール、特
に1.0当量のアルコールによつてエステル化されること
が好ましい。本発明の化合物は元素の周期律表のIa,
IIa,IIb,IIIaおよびIVa族から選ばれる金属のよ
うなあらゆる種類の金属を含むことができる。本発明の
潤滑剤に特に好適なものはバリウム、カドミウム、カル
シウム、マグネシウム、鉛、錫および亜鉛である。また
バリウムと亜鉛、マグネシウムと亜鉛のような異なる金
属の組合せも好適である。乳化剤および/または懸濁剤
としての用途に使用する場合、Ia族、特にナトリウム
またはカリウムから選ばれる金属を使用することが好ま
しい。
本発明の部分的にエステル化されたα−オレフイン−不
飽和ポリカルボン酸共重合体の金属カルボン酸塩誘導体
の製造は大まかに三つの反応工程、すなわち共重合、エ
ステル化および金属カルボン酸塩の生成の各工程によつ
て特徴付けられる。共重合とエステル化は一般に最初に
行われる。共重合はジ−tert−ブチルパーオキサイド、
ベンゾイルパーオキサイド、ジラウリルパーオキサイ
ド、ジクミルパーオキサイロ、tert−ブチルヒロドパー
オキサイド、および/またはクミルヒドロパーオキサイ
ドのようなラジカル開始剤の存在下に行われる。
上記のプロセスはドイツ特許第2,727,329号、同第3,00
3,797号および同第3,136,931号に記載されている。
このようにして得られた重合体はオリゴマーの含有量が
低く、米国特許第4,036,810号の方法によつて得られる
分子量が1,000以下の二量体および三量体のような化合
物の比率が高い生成物とは対照的である。この共重合に
おいて反応体の量は好ましくはこの共重合体中のα−オ
レフイン対ポリカルボン酸のモル比が1:2〜2:1の
範囲となるように選択される。これは普通重合に使用さ
れるモノマーの比を1:2〜4:1の範囲で選ぶことに
より達成される。
一般に金属カルボン酸塩の生成は部分的にエステル化さ
れたα−オレフイン−不飽和ポリカルボン酸共重合体の
酸基を金属酸化物、金属水酸化物および/または金属炭
酸塩と反応させることにより最終の反応工程において行
われる。反応条件および反応体の選択によつて遊離の酸
基を生成物中に残すことができる。これは例えばポリカ
ルボン酸のエステル化度が低い場合にそのようになる。
反応混合物の粘度は容易に高くなるので金属酸化物、金
属水酸化物および/または金属炭酸塩は制限された程度
までしか転化されない。最終生成物中の金属のかなりの
比率での存在を保証するために金属カルボキシレート基
対酸基の比は0.1より高く、好ましくは0.5より高くさら
に好ましくは10より高くすることが望ましい。最終生
成物はまた1当量より多い金属酸化物を含んでいてもよ
い。
本発明はまた部分的にエステル化されたα−オレフイン
不飽和ポリカルボン酸共重合体の金属カルボン酸塩を合
成材料用の潤滑剤または安定剤および乳化剤および/ま
たは懸濁剤として使用することに関する。この金属カル
ボン酸塩を使用することができる合成材料の例としては
ポリ塩化ビニル、塩素化ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
ル含有重合体組成物例えばポリ塩化ビニル−ポリ酢酸ビ
ニル、塩化ビニルと他のモノマー、例えば酢酸ビニル、
塩化ビニリデンまたはアクリロニトリルとから形成され
た共重合体およびその他ポリオレフイン、ポリスチレン
およびポリアクリレートのような重合体があげられる。
本発明の化合物は塩素含有合成材料より具体的にはポリ
塩化ビニル中で使用することが好ましい。これらの塩素
含有材料は高温、高圧下で処理される。このような条件
下で重合体の分解を避けて迅速な処理を行うために潤滑
剤が添加される。一方において潤滑剤は加工装置の高温
部に過度に粘着するのを防止するように作用し(外部潤
滑)また他方において重合体粒子同士の摩擦を低減する
ように作用する(内部潤滑)。殆どの潤滑剤は良好な内
部潤滑作用または良好な外部潤滑作用のいずれか一方を
示すものであり、このため潤滑剤の混合物を使用するこ
とが必要になる。本発明の部分的にエステル化されたα
−オレフイン不飽和ポリカルボン酸共重合体の金属カル
ボン酸塩はその優れた内部および外部潤滑作用によつて
特徴付けられ、また重合体に対して予測されなかつた優
れた安定化効果を有している。その効果が高いので本発
明の潤滑剤の使用量は少量でよく(通常5%以下、より
好ましくは0.1〜2%)、従つて最終生成物の機械的特
性に有利な影響を与える。
外部潤滑についてのこの優れた有効性は、例えば重合体
を金属性のミルロールに付着させることなく長時間にわ
たつて粉砕することができることを示している。重合体
の安定化期間の後、長期間にわたりいかなる過度の粘着
の問題もないということが極めて頻繁にある。このよう
な特性によつて加工装置を何の問題もなしに清掃するこ
とが可能になる。さらに本発明の潤滑剤は加工装置の金
属面に全くあるいは殆ど、膜をつくる(plating out)
ことがない。
この優れた内部潤滑効果はブラペンダープラスチコーダ
を用いて測定したゲル化時間が短いことに基くものと見
られる。高温のオーブン中で行われる老化試験によつて
この重合体組成物の熱安定性を測定することができる。
本発明の部分的にエステル化されたα−オレフインポリ
カルボン酸共重合体の金属カルボン酸塩誘導体は一般に
ワツクス状もしくは液状であり、安定剤および/または
その他の添加剤、例えば酸化防止剤、顔料、可塑剤、充
填剤などと組合せて使用するのに極めて適している。適
切なPVC安定剤は金属含有化合物であり、例えばカル
シウム石けん、バリウム石けんおよび亜鉛石けん、有機
錫化合物および鉛塩および有機補助安定剤、例えばホス
フアイトおよびβ−ジケトンである。特定の合成材料の
加工に適した本発明の金属カルボン酸塩と他の添加剤の
このような準備された混合物を調製することは極めて十
分に可能である。
本発明の共重合体を乳化剤および/または懸濁剤として
使用する場合、金属としてナトリウムおよび/またはカ
リウムを含みエチレンオキサイド単位を1〜50より好
ましくは1〜30有するポリエチレンオキサイドグリコ
ールエーテルによつてエステル化された共重合体を使用
することが望ましい。これらの化合物は多くの用途に適
しており、例えば粘土や顔料の懸濁剤として、ラテツク
スの安定剤として、また含水量の高い流体中の潤滑剤と
して適切である。
次に本発明を以下の実施例により説明する。
実施例1 C18−α−オレフインと無水マレイン酸の共重合 C18−α−オレフイン(756g、3モル)を含むフラ
スコを窒素で置換し、200℃に加熱した。次に攪拌し
ながら30分間隔で無水マレイン酸(全部で294g、
3モル)とジ−tert−ブチルパーオキサイド(全部で1
5m)を10等分して加えた。1時間30分かけて3
回分のジ−tert−ブチルパーオキサイド(全部で4.5m
)を加えた後、この混合物をさらに30分かけて20
0℃まで加熱し、その後少量(約15g)の揮発性成分
を水流ポンプによつて溜去した。元素分析により、オレ
フイン対無水マレイン酸の比は0.987であることがわか
つた。ゲル透過クロマトグラフイー分析により、この重
合体は広い分子量分布をもち、平均分子量は2.950であ
り、製品の92%が1,000〜22,000の範囲の分子量を有
することがわかつた(収量1045g)。
同様にして表Iに示す共重合体を合成した。
エステル化されていない共重合体の分子量はミクロ−ス
チラゲルカラム(ウオーターズ・アソシエーツ、社内報
A143 1974年6月)を充填したゲル透過クロマ
トグラフイーおよび示差屈折計を用いて測定した。30
00以下および3,000以上の分子量についてはそれぞれ
ポリエチレングリコールおよびポリスチレン検定材料を
用いて行つた。平均分子量は主ピークの分子量であると
理解されるべきである。
実施例2 C18−α−オレフイン無水マレイン酸共重合体から半エ
ステルの調製。
実施例1の共重合体(300g、0.864モルのマレイン
酸単位を含む)とタルクアルコール(219g、0.864
モル)を150℃で4時間攪拌した。
表Iはこのようにして調製された数種類の半エステルを
示している。
実施例3 C18−α−オレフイン無水マレイン酸共重合体の半エス
テルからのカルシウムカルボン酸塩誘導体の調製 実施例2からの半エステル(600g、1モルの酸基を
含む)と水酸化カルシウム(37g、0.5モル)を11
0℃〜150℃で1〜5時間攪拌した。水酸化カルシウ
ムは定量的に転化し、透明な粘性のある溶融物が得られ
た。
表IIは同様にして調製した数種の金属カルボン酸塩を示
している。金属酸化物、金属水酸化物、金属炭酸塩の不
完全転化率は、続いて、転化しなかつた金属酸化物、金
属水酸化物または金属炭酸塩を過し、乾燥し、秤量す
ることにより定量した。
実施例4 粉砕試験 乾燥ブレンダー中で次の配合物を1分間予備混合した。
S−PVC(K−70) 100部 ジオクチルフタレート 25部 潤滑剤 表III参照 安定剤 表III参照 得られた組成物を180℃で2−ロールミルで混合し
た。
ロール直径 110および125mm ロール間の間隙 0.8〜1mm ロールスピード 20rpm 約1分後プラスチツクの塊が形成された。これは使用し
た潤滑剤によつてロールに容易に付着したり、容易には
付着しなかつたり、あるいは全く付着しなかつた(潤滑
作用の結果)。結果を表IIIに示す。表IIIは本発明の潤
滑剤が市販の潤滑剤E−ワツクス、ロキシオールG70
およびロキシオールG71より有効であることを明らか
に示している。また本発明の潤滑剤を用いると試料のプ
レートアウトがずつと少なく安定期間の終了後、長期間
ローリングスキンはロールに付着しなかつた。
実施例5 ブラベンダー試験 乾燥ブレンダー中で次の配合物を1分間予備配合した。
S−PVC(K−70) 100部 PbSO4-4PbO 1.5部 Pb(C17H35COO)22PbO 1部 潤滑剤 表IV参照 この混合物31gをプラベンダー中で25rpm、温度1
80℃で試験した。
ゲル化時間を以下の表に示す。
実施例6 米国特許第4,036,810号に従うバリウムカルボン酸塩と
カルシウムカルボン酸塩潤滑剤の調製 オートクレーブにC18−α−オレフイン(504g、2
モル)と無水マレイン酸(98g、1モル)の混合物を
185℃で44時間攪拌した。次にこのC18−α−オレ
フイン生成物233g(0.93モル)を粗生成物混合物か
ら溜去した。主生成物は1分子のα−オレフインと1分
子の無水マレイン酸のアダクトであり、残渣は1,000以
上の分子量を有する重合体23重量%を含んでいた。実
施例2に記載した方法でこの生成混合物をタルクアルコ
ールを用いて半エステルに転化した。この半エステルの
酸基を次に酸化バリウムまたは酸化カルシウムと反応さ
せて対応するカルボン酸塩に完全に転化した(実施例3
参照) 実施例7 粉砕試験 実施例4に記載したように次の配合物を用いて粉砕試験
を行つた。
S−PVC(K−70) 100部 ジオクチルフタレート 25部 潤滑剤 1.5部 表Vに示す結果から本発明の潤滑剤は米国特許第4,036,
810号により得られた対応する配合物(実施例6参照)
よりずつと優れた外部潤滑作用を示すことがわかる。
実施例8 ブラベンダー試験 実施例5に記載したようにブラベンダー試験を次の配合
物を用いて行つた。
S−PVC(K−68) 100部 PbSO4-4PbO 1.5部 Pb(C18H36O2)22PbO 1部 パラフイン(融点60℃) 0.6部 試験すべき潤滑剤 0.6部 表VIに示す結果から本発明の潤滑剤は米国特許第4,036,
810号により得られる対応する配合物(実施例6参照)
よりずつと優れた内部潤滑作用を示すことがわかる。
実施例9 粉砕試験 実施例4と同様に次の配合物を用いて粉砕試験を行つ
た。
S−PVC(K−70) 100部 ジオクチルフタレート 2.5部 Ca/Zn−安定剤(M330) 1.2部 試験すべき潤滑剤
0.3部 次の潤滑剤を試験剤を試験した:Mg−IV、Ba−IV、半エ
ステル−IV、エステル−IV(最後の2つの化合物はそれ
ぞれドイツ特許第2,727,329号およびドイツ特許第3,00
3,797号に従つたタルクアルコールによつて半エステル
化および全エステル化された共重合体IVである)。
表VIIに示す結果から本発明の潤滑剤は対応する(半)
エステル共重合体よりずつと優れた外部潤滑作用を示す
ことがわかる。
実施例10 ブラベンダー試験 実施例5に記載したように次の配合物を用いてブラベン
ダー試験を行つた。
S−PVC(K−70) 100部 Ca/Zn−安定剤 1.2部 試験すべき潤滑剤 0.6部 実施例9に述べた潤滑剤を試験した。ゲル化時間を表VI
IIに示す。この結果から本発明の潤滑剤はドイツ特許第
2,727,329号および同第3,003,797号により得られる
(半)エステルよりずつと優れた内部潤滑作用を示すこ
とがわかる。
実施例11 オーブンエージング 乾燥ブレンダー中で次の配合物を予備混合した。
S−PVC(K−64) 100部 ジオクチルフタレート 25部 エポキシ化大豆油 3部 Ba/Zn−安定剤 2部 それぞれ異なる量のバリウムトルエートまたはBa−VIII
(これはタルクアルコールでエステル化されていること
を除きBa−IIと同一である)を含む3種類の組成物を調
製した。表IX参照。組成物A,BおよびCを172℃で
5分間ミルで混合し、次いでワーナーマチスオーブン中
で185℃でPVCの崩壊が起こる(急速な退色によつ
て認識することができる)までエージングを行つた。
3種類の組成物の金属含有量はすべて同じである(0.17
%Baおよび0.05%Zn) この試験は金属含有量の等しいPVCは本発明の金属カ
ルボン酸塩を用いた場合により安定化されることを示し
ている。
実施例12 懸濁剤としての使用 当量の無水マレインとC12-14−α−オレフインから得
られた分子量20,000の共重合体をポリエチレンオキサイ
ドグリコールメチルエーテル(6〜10個のエチレンオ
キサイド単位)を用いて半エステルに転化した。この半
エステル(400部)はすぐに水(586部)中の水酸
化ナトリウム(100%)14部の溶液に溶解した。得
られたナトリウムカルボン酸塩誘導体を用いて粘土と水
を10分間攪拌し(攪拌速度100rpm)粘土の水懸濁
液を調製した。この懸濁液を100mのメスシリンダ
ーに入れ室温で24時間放置した。その後、10mの
懸濁液をこのメスシリンダーの半分の高さのところから
吸い上げた。水を105℃で蒸発させた後、懸濁されて
いた粘土の量を秤量した。対照の試験においては金属塩
に添加されていない半エステルおよびカルボキシメチル
セルロースを懸濁剤として使用した。表Xに示す結果か
らナトリウムカルボン酸塩の優れた懸濁特性がわかる。
実施例13 乳化重合 エチレンアクリテートホモポリマーの40%水分散液を
乳化重合により調製した(開始剤、硫酸カリウム、重合
温度75℃)。エルフアン(Elfan)(登録商標)OS
46(ナトリウムオレフイン硫酸塩)を種々の量で乳化
剤として使用した。1つの実験においてこれを実施例1
2に述べた半エステル共重合体のカリウム塩で部分的に
置換した(表XI参照)。スターミキサー(ワーリングブ
レンダーに類似している)中で種々の分散液を7,500rpm
で2分間混合し、次に0.2mmのステンレススチールスク
リーンを用いて過した。凝集物を110℃で乾燥し秤
量した。
この結果から、カリウムカルボン酸塩を用いるとこの分
散液の機械的安定性が優れていることがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ギユンテル・ランツラート ドイツ連邦共和国、メルツエニツヒ、ア ム・オルリツヒスマール、4 (72)発明者 フリツツ・シユタインザイフエル ドイツ連邦共和国、ランゲルウエーヘ、ウ イーゼンストラーセ、11 (72)発明者 ハインス・ベツク ドイツ連邦共和国、デユーレン、マリー・ ユカルクツ‐ストラーセ、42

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部分的エステル化α−オレフィン−不飽和
    ポリカルボン酸共重合体の金属カルボン酸塩誘導体にお
    いて、α−オレフィンが6〜40個の炭素原子を有する
    α−オレフィンであり、α−オレフィン単位と不飽和ポ
    リカルボン酸単位の比が1:2〜2:1であり、エステ
    ル化部分及び塩部分を除いたα−オレフィン−不飽和ポ
    リカルボン酸共重合体骨格部分の少なくとも80重量%
    が1,000〜100,000の範囲の分子量を有し、ポリカルボン
    酸単位が0.5〜1.5当量のアルコールによってエステル化
    されており、該アルコールは1〜40個の炭素原子を有
    する、直鎖、分岐もしくは脂環式アルコール、及び1〜
    50個のアルキレンオキサイド単位を有するポリアルキ
    レンオキサイドグリコールエーテルより成る群から選ば
    れるところの金属カルボン酸塩誘導体。
  2. 【請求項2】不飽和ポリカルボン酸がエテンジカルボン
    酸である特許請求の範囲第1項記載の金属カルボン酸塩
    誘導体。
  3. 【請求項3】不飽和ポリカルボン酸が無水マレイン酸で
    ある特許請求の範囲第1項記載の金属カルボン酸塩誘導
    体。
  4. 【請求項4】エステル化部分及び塩部分を除いたα−オ
    レフィン−不飽和ポリカルボン酸共重合体骨格部分が2,
    000〜30,000の範囲の平均分子量をもっている特許請求
    の範囲第1項、第2項または第3項記載の金属カルボン
    酸塩誘導体。
  5. 【請求項5】α−オレフィンが10〜24個の炭素原子
    をもっている特許請求の範囲第1〜4項のいずれか一項
    に記載の金属カルボン酸塩誘導体。
  6. 【請求項6】アルコールが4〜18個の炭素原子をもつ
    直鎖、分岐もしくは脂環式アルコールである特許請求の
    範囲第1〜5項のいずれか一項に記載の金属カルボン酸
    塩誘導体。
  7. 【請求項7】アルコールが1〜50個のエチレンオキサ
    イド単位を有するポリエチレンオキサイドグリコールエ
    ーテルである特許請求の範囲第1項〜第5項のいずれか
    一項に記載の金属カルボン酸塩誘導体。
  8. 【請求項8】アルコールが1〜30個のエチレンオキサ
    イド単位を有するポリエチレンオキサイドグリコールエ
    ーテルである特許請求の範囲第7項記載の金属カルボン
    酸塩誘導体。
  9. 【請求項9】金属が、バリウム、カドミウム、カルシウ
    ム、マグネシウム、鉛、錫および亜鉛からなる群から選
    ばれる少なくとも一種の金属である特許請求の範囲第1
    〜8項のいずれか一項に記載の金属カルボン酸塩誘導
    体。
  10. 【請求項10】金属が元素の周期律表のIa族から選択
    される少なくとも一種の金属である特許請求の範囲第1
    項〜第8項のいずれか一項に記載の金属カルボン酸塩誘
    導体。
  11. 【請求項11】金属がナトリウムおよびカリウムから選
    択される少なくとも一種の金属である特許請求の範囲第
    10項記載の金属カルボン酸塩誘導体。
  12. 【請求項12】塩素含有合成物質用の滑剤において、該
    滑剤が部分的エステル化α−オレフィン−不飽和ポリカ
    ルボン酸共重合体の金属カルボン酸塩誘導体であり、こ
    こでα−オレフィンが6〜40個の炭素原子を有するα
    −オレフィンであり、α−オレフィン単位と不飽和ポリ
    カルボン酸単位の比が1:2〜2:1であり、エステル
    化部分及び塩部分を除いたα−オレフィン−不飽和ポリ
    カルボン酸共重合体骨格部分の少なくとも80重量%が
    1,000〜100,000の範囲の分子量を有し、ポリカルボン酸
    単位が0.5〜1.5当量のアルコールによってエステル化さ
    れており、該アルコールは1〜40個の炭素原子を有す
    る、直鎖、分岐もしくは脂環式アルコールから選ばれる
    ところの滑剤。
  13. 【請求項13】乳化剤において、該乳化剤が部分的エス
    テル化α−オレフィン−不飽和ポリカルボン酸共重合体
    の金属カルボン酸塩誘導体であり、ここでα−オレフィ
    ンが6〜40個の炭素原子を有するα−オレフィンであ
    り、α−オレフィン単位と不飽和ポリカルボン酸単位の
    比が1:2〜2:1であり、エステル化部分及び塩部分
    を除いたα−オレフィン−不飽和ポリカルボン酸共重合
    体骨格部分の少なくとも80重量%が1,000〜100,000の
    範囲の分子量を有し、ポリカルボン酸単位が0.5〜1.5当
    量のアルコールによってエステル化されており、該アル
    コールは1〜50個のアルキレンオキサイド単位を有す
    るポリアルキレンオキサイドグリコールエーテルから選
    ばれるところの乳化剤。
  14. 【請求項14】アルコールが、1〜30個のエチレンオ
    キサイド単位を有する特許請求の範囲第13項記載の乳
    化剤。
  15. 【請求項15】金属が元素の周期律表のIa族から選択
    される少なくとも一種の金属である特許請求の範囲第1
    3項又は第14項記載の乳化剤。
  16. 【請求項16】Ia族の金属がナトリウム及びカリウム
    である特許請求の範囲第15項記載の乳化剤。
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