JPH0657587U - 製麺用切出ロール - Google Patents
製麺用切出ロールInfo
- Publication number
- JPH0657587U JPH0657587U JP135193U JP135193U JPH0657587U JP H0657587 U JPH0657587 U JP H0657587U JP 135193 U JP135193 U JP 135193U JP 135193 U JP135193 U JP 135193U JP H0657587 U JPH0657587 U JP H0657587U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- cutting edge
- roll
- noodle
- corrosion resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Nonmetal Cutting Devices (AREA)
- Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐食性、耐摩耗性作業性に優れた長寿命の安
価な麺線切り出し用の切出ロールを提供する。 【構成】 機械構造用炭素鋼鋼材又はアルミニウム素
材、ステンレス鋼棒等を素材とするロール本体1の外周
に切削によって多数の円形切刃2を形成する。各切刃2
の表面全体をセラミックスから成る被膜6によって覆
い、切刃2の耐食性と耐摩耗性作業性の向上を図る。
価な麺線切り出し用の切出ロールを提供する。 【構成】 機械構造用炭素鋼鋼材又はアルミニウム素
材、ステンレス鋼棒等を素材とするロール本体1の外周
に切削によって多数の円形切刃2を形成する。各切刃2
の表面全体をセラミックスから成る被膜6によって覆
い、切刃2の耐食性と耐摩耗性作業性の向上を図る。
Description
【0001】
この考案は、麺帯を線状に切り出して麺線を形成する製麺用の切出ロールに関 するものである。
【0002】
うどん、そうめん、そば等を製造する製麺機械においては、麺生地を圧延して 所定の厚み及び幅の麺帯を形成したのち調量切出しを行なうようにしている。
【0003】 図4は、調量切出し装置を示し、外周に多数の円形切刃10を有する一対の切 出ロールL1 、L2 により麺帯Aを長さ方向に線状に切り出して麺線aを形成し 、その麺線aを平板状の受刃11と回転刃12とによって幅方向に切断している 。
【0004】 麺線切り出し用の従来の切出ロールL1 、L2 は、機械構造用炭素鋼鋼材やス テンレス鋼棒から成るロール本体13の外周に切削によって多数の切刃10を設 けている。
【0005】
ところで、機械構造用炭素鋼鋼材を素材とする切出ロールL1 、L2 において は、切削が容易であり、しかも材料コストも安いため、製品コストが安いという 特徴を有するが、耐食性や耐摩耗性に問題があり、また重くなるので取替え作業 がしにくいほか黒みがかった色をしているため、外観上の見栄えがしない欠点が あり、耐摩耗性を高めるために表面焼入を施す必要がある。
【0006】 一方、ステンレス鋼棒を素材とする切出ロールL1 、L2 においては、耐食性 に優れ、外観上も美しいが、熱伝導が悪くて靱性が大きく、しかも加工硬化性も 大きいため、切削がしにくく、しかも切削速度を速くすることができないので作 業能率が悪いほか、切削工具の寿命が短く、切屑の処理が厄介である等の加工上 の問題がある。また、硬度が低いので摩耗し易く、剥離性が悪いほか、重いので 取替えがしにくいという欠点がある。
【0007】 上記のような金属材料から成る切出ロールに代えて、近年、セラミックス製の 切刃ロールが提案されているが、このものの場合、材料費が高く、切削加工が困 難であるため、高価となるほか、刃先が欠け易い欠点があるため、一部の限られ た形状のものに使用されているだけである。
【0008】 この考案の課題は、上記従来の欠点を解決し、耐摩耗性および耐食性に加えて 剥離性に優れた長寿命の切出ロールを提供することである。
【0009】
上記の課題を解決するために、この考案においては、製麺切出機の切刃にセラ ミックスからなる被膜を設けた構成を採用したのである。
【0010】
この考案は上記のように、切刃の表面全体をセラミックスから成る被膜で覆っ たことにより、切刃の耐食性および耐摩耗性と剥離性の向上を図ることができる 。
【0011】
以下、この考案の実施例を図1乃至図3に基づいて説明する。
【0012】 図1に示すように、ロール本体1は、機械構造用炭素鋼鋼材又はアルミニウム 素材、ステンレス鋼棒等を素材とし、その外周の軸方向には切削加工によって多 数の円形切刃2が等間隔に形成されている。
【0013】 図2は切刃2の種類を例示し、(イ)は断面を角形とした角刃を示す。(ロ) は、一対の刃先3の内側に面取り3aを施した薄刃を示し、(ハ)は一対の刃先 4の両側面に面取り4a、4bを施し、内側面の面取り4aの角度を外側面の面 取り4bの角度より小さくした面取切刃を示す。さらに、(ニ)は、一対の刃先 5の両側面に面取り5a、5bを施し、内側面の面取り5aの角度を外側面の面 取り5bの角度より大きくした丸刃を示す。
【0014】 上記切刃2は、図3に示すように、セラミックスから成る被膜6によって表面 の全体が覆われている。被膜6の形成は、物理的方法の他に化学的や物理化学的 な諸方法があるが、一実施例として、真空蒸着法により数μm程度に形成される 。
【0015】 上記の構成から成る切出ロールは、図1に示すように2本を1組とし、切刃2 の刃先が他方の切出ロールの切刃2の刃先の間に嵌合する配置とされる。
【0016】 上記のようなロール配置において、各切出ロールを互に逆方向に回転し、その 切出ロール間に麺帯を供給することにより、各ロールの切刃2によって麺帯は切 刃2の幅寸法と刃先の形状に対応する断面でもって線状に連続して切り出され、 麺線が形成される。
【0017】 このとき、切刃2はセラミックスから成る被膜6によりコートされ、その被膜 6はきわめて硬いため、切刃2の摩耗はきわめて少なく、長時間シャープな形状 での切り出しが可能である。また、被膜6はきわめて高い剥離性を有するため、 切刃2の表面に対する麺線の付着は殆んどなく、美麗な麺線をスムーズに送り出 すことができる。
【0018】
以上のように、この考案に係る切刃ロールにおいては、切刃の表面全体をセラ ミックスから成る被膜で覆ったことにより、切刃の耐食性および耐摩耗性が向上 し、切刃ロールの長寿命化を図ることができると共に、被膜はきわめて高い剥離 性を有するため、麺線の付着を防止し、形状のシャープな麺線をスムーズに送り 出すことができる。
【0019】 また、耐食性および耐摩耗性が向上するため、ロール本体の素材として、切削 が容易な機械構造用炭素鋼鋼材や、作業性のよいアルミニウム素材を用いること ができる。
【図1】この考案に係る切出ロールの平面図
【図2】(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)は同上の切刃
の種類を示す拡大断面図
の種類を示す拡大断面図
【図3】同上切刃の拡大断面図
【図4】(イ)は調量切出し装置の縦断側面図、(ロ)
はその装置によって形成された麺線の正面図
はその装置によって形成された麺線の正面図
1 ロール本体 2 切刃 6 被膜
Claims (1)
- 【請求項1】 製麺切出機の切刃にセラミックスからな
る被膜を設けたことを特徴とする製麺用切出ロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP135193U JPH0657587U (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 製麺用切出ロール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP135193U JPH0657587U (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 製麺用切出ロール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0657587U true JPH0657587U (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=11499078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP135193U Pending JPH0657587U (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | 製麺用切出ロール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0657587U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006255832A (ja) * | 2005-03-17 | 2006-09-28 | Fujio Shimizu | 製麺機の切断刃ユニット |
JP2011223886A (ja) * | 2010-04-15 | 2011-11-10 | Tsuruya Mengyo Ltd | 製麺用切刃ロール |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61249336A (ja) * | 1985-04-26 | 1986-11-06 | 京セラ株式会社 | 製麺用切刃ロ−ル |
-
1993
- 1993-01-22 JP JP135193U patent/JPH0657587U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61249336A (ja) * | 1985-04-26 | 1986-11-06 | 京セラ株式会社 | 製麺用切刃ロ−ル |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006255832A (ja) * | 2005-03-17 | 2006-09-28 | Fujio Shimizu | 製麺機の切断刃ユニット |
JP2011223886A (ja) * | 2010-04-15 | 2011-11-10 | Tsuruya Mengyo Ltd | 製麺用切刃ロール |
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