JPH0657439B2 - 装飾用積層材及びその製造方法 - Google Patents

装飾用積層材及びその製造方法

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JPH0657439B2
JPH0657439B2 JP63093797A JP9379788A JPH0657439B2 JP H0657439 B2 JPH0657439 B2 JP H0657439B2 JP 63093797 A JP63093797 A JP 63093797A JP 9379788 A JP9379788 A JP 9379788A JP H0657439 B2 JPH0657439 B2 JP H0657439B2
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柊三 大原
功 徳野
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は装飾用積層材及びその製造方法に関し、更に詳
しくは、印刷層や凹凸模様を有する離型性シート、更に
は離型処理を施した和紙、不織布、織布等の立体模様を
有する離型性シートによる種々の段階の光沢度、色調の
組み合わせによる微秒な立体模様、遠近模様を有し、高
級感に富む、各種ラベル類、壁装材、床材、天井材、額
縁、インモールド用シート光反射ステッカー、包装材等
に好適な積層材及びその製造方法に関するものである。
〔従来技術と問題点〕
今日、ラベル類(シール、ステッカー、カード等を含
む)は生活の中に深く係わり合っており、今やなくては
ならない存在となっている。しかし乍ら、従来のラベル
は平面状のものが殆どで平凡であり、一部に文字や模様
を刻印したものやエンボス加工したものもあるが、凹凸
が余りにも極端に過ぎ、却って安っぼい感じを否定でき
ない。
また、エンボス加工による場合は、所定のパターンの
数だけ該パターンを彫刻した型付ロールを準備する必要
があり、いきおい設備費が高価となる、エンボス加工
面の光沢が通常一様であるから、部分的に光沢を異なら
しめ、光沢度による遠近、立体模様の微妙な造形、外観
を造り出すことが容易でない、ロール成形の技術的制
約を受け、図柄パターンの自由度に自ら限界がある、
パターンが変わる毎に型付ロールを取り替える必要があ
り、作業能率上の不利は免れず、これは特に多品種少量
生産の場合に致命的となる、等の問題を孕んでいる。
また、屏風や襖等は、従来、金属箔を複数枚つなぎ合わ
せる方法が採られ、高度の熱練を要し、極めて生産性が
悪く、従って高価とならざるを得ない。
本発明者らは上記問題を解決せんとして、基材の表面
に、離型性樹脂層を積層してなり、該離型性樹脂表面に
立体模様を付与し、更にその表面に蒸着層及び/又はイ
ンク層を設けた転写用積層材を開発し、先に特許出願し
た。
上記積層材は転写用積層材としては好適であることは云
うまでもない。しかし乍ら、装飾用積層材としてそのま
ま使用する場合は、蒸着層やインク層を設ける離型性樹
脂層はその離型性のため、蒸着層やインク層の該樹脂層
への接着性が必ずしも十分でない場合があることが判明
した。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はかかる実情に鑑み、鋭意研究の結果、上記問題
点が解消された装飾用積層材及びその製造方法を提供す
るものである。
即ち、本発明の第1は、基材の表面に、表面に立体模様
を設けた、該基材より耐熱性の低い熱可塑性樹脂(以
下、基材より耐熱性の低い熱可塑性樹脂を単に熱可塑性
樹脂と記す)層の立体模様面と反対側の面を積層してな
る装飾用積層材、 本発明の第2は、基材の表面に、熱可塑性樹脂を溶融押
出し、該熱可塑性樹脂の、基材との反対面に接する冷却
ロールの表面状態をマット、セミマット、ヘアライン、
ミラー等に変えることにより、該熱可塑性樹脂表面にそ
れぞれのパターンを形成せしめることを特徴とする装飾
用積層材の製造方法、 本発明の第3は、基材と、立体模様を有する離型性シー
トとの間に熱可塑性樹脂を押出し、前記シートの立体模
様を前記熱可塑性樹脂の表面に転写せしめた後冷却し、
次いで該シートを該熱可塑性樹脂の表面から剥離分離す
ることを特徴とする装飾用積層材の製造方法、 本発明の第4は、基材と、所定のパターンを印刷した離
型性シートとの間に熱可塑性樹脂を押出し、前記シート
のパターンを前記熱可塑性樹脂の表面に転写せしめた後
冷却し、次いで該シートを該熱可塑性樹脂の表面から剥
離分離することを特徴とする装飾用積層材の製造方法を
それぞれ内容とするものである。
本発明に用いられる基材としては、立体模様を転写付与
する際の温度に耐える程度の耐熱性を有するものであれ
ば特に制限されず、例えば紙、クロス、ポリエチレンテ
レフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート
(PBT)等のポリエステル、ポリアミド、ポリカーボ
ネート、ポリアセタール、ポリイミド、ポリスルフォ
ン、ポリエーテルスルフォン、ポリエーテルエーテルケ
トン、ポリ4−メチルペンテン−1(TPX)等の合成
樹脂シート(フィルム)、金属箔、金属箔と合成樹脂シ
ート(フィルム)とのラミネート、紙と合成樹脂シート
(フィルム)とのラミネート、クロスと合成樹脂シート
(フィルム)とのラミネート等を挙げることができる。
就中、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムが
好適である。
本発明に用いられる熱可塑性樹脂としては、立体模様を
転写付与する際、型付けが良好に行われるのに充分な熱
可塑性を有し、且つ蒸着性及び/又は着色性の良好なも
のであれば良く、例えばPET、PBT等のポリエステ
ル(共重合体を含む)、ポリアミド、ポリカーボネー
ト、ポリメタクリレート等のアクリル系重合体、ハイイ
ンパクトポリスチレン、ABS、エチレン−酢酸ビニル
共重合体(EVA)、エチレン−メチルアクリレート等
のエチレン−アクリル酸エステル共重合体(EMA
等)、ポリスルフォン等が挙げられる。これらの中で、
PETが特に好適である。
熱可塑性樹脂層の基材上への積層はホットメルト法、ド
ライラミネート法、押出ラミネート法等により行われる
が、生産性及び作業能率面から押出ラミネート法がより
好適である。この場合、押出される熱可塑性樹脂と同等
か或いは該樹脂よりも耐熱性の高い基材を用いる必要が
ある。
本発明の特徴の1つは、上記熱可塑性樹脂層に立体模様
を付与せしめたので、これにより立体的な重厚な意匠、
装飾を実現するばかりでなく、更に着色層や蒸着層を設
ければ、両者が相作用して、立体的で且つ光沢度や方向
性に富んだユニーク意匠、装飾を実現することにある。
本発明における立体模様は、図柄、キャラクター、文
字、記号、ヘアラインやマット調、セミマット調を付与
するための凹凸等特に制限はない。また熱可塑性樹脂層
に立体模様を施す方法も従来公知の方法で良い。例えば
本発明積層材の該熱可塑性樹脂面を適度に予熱して、加
圧ロール間を通過させる、加圧プレスで押圧する等の方
法でも良いが、以下に記する如く、押出法で行うことに
より基材と該熱可塑性樹脂層との積層と同時に該樹脂層
に立体模様を付与することができ、極めて有利である。
押出法による好ましい方法の1つは、一方より基材を、
他方より立体模様を有する離型性シートを送り込み、両
者の間に熱可塑性樹脂を押出す所謂サンドイッチラミネ
ート法が最も好適である。勿論、まず基材上に熱可塑性
樹脂を押出して溶融樹脂層を成形せしめ、次いで該離型
性シートを積層して該熱可塑性溶融樹脂層に立体模様を
転写せしめる方法も好適に採用し得る。いずれの場合
も、冷却後該離型性シートを剥離分離することにより、
熱可塑性樹脂面に該シートの立体模様が転写された積層
材を得ることができる。
上記立体模様を有する離型性シートは、例えば型付ロー
ルにより容易に得ることができる。このようなシートと
しては適度な離型性と保持力とを有し、型付ロールによ
るエンボシングの際の温度に耐え、且つエンボスされた
立体模様を熱可塑性樹脂層に転写する際の温度に耐える
程度の耐熱性を有する合成樹脂であれば特に制限はな
く、例えばポリ4−メチルペンテン−1(TPX)、ポ
リプロピレン、、ポリエチレン、エチレン−プロピレン
共重合体、ポリ塩化ビニル、PET、PBT等のポリエ
ステル(共重合体を含む)、テトラフルオロエチレン−
ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、エチレ
ン−テトラフルオロエチレン共重合体(PETFE)、
ポリビニルアルコール(PVA)及びその誘導体等の合
成樹脂、シリコン樹脂等、及びこれらに離型性を付与す
るための添加剤を加えた混合物が好適に用いられる。こ
れらのシートとバッカー材(例えば紙との積層)との複
合シートも使用できる。また離型剤としてはシリコン系
樹脂の他、シリコンオイル、パラフィン、ワックス、長
鎖アルキル化合物及びその誘導体も有効であり、これら
を塗布又は含浸した合成樹脂シート(フィルム)、紙、
不織布、織布、つき板(天然木目薄板)、植毛シート等
も用いられる。その意図は立体模様を付与するシート類
が押出熱可塑性樹脂と非接着であり剥離が可能であれば
よい。また離型性シートは上記押出される熱可塑性樹脂
と同等或いは高い耐熱性を有する樹脂が好ましいが、押
出速度等を調整することにより、耐熱性が低い場合であ
っても使用可能である。
上記立体模様シートを用いる方法は、型付ロールの代わ
りに立体模様を有するシートを準備すれば良いから、重
量の大きい、多数の型付ロールを在庫する必要がなく、
設備費は大巾に低減化される。
押出法による好ましい他の方法としては、合成樹脂シー
トに所定のパターンを印刷した離型性シートを使用する
方法である。即ち、一方より基材を、他方より所定のパ
ターンを印刷した離型性シートを送り込み、両者の間に
熱可塑性樹脂を押出し、該離型性シートのパターンを該
熱可塑性樹脂層に転写せしめた後、冷却後引き剥がすこ
とにより、立体パターンが転写された積層材を得ること
ができる。上記パターンを印刷した離型性シートとして
は上記立体模様を有する離型性シートと同じ合成樹脂が
使用でき、また印刷層としては、インク、顔料等の他、
金属粉、セラミック粉、金属酸化物等印刷に使用するこ
とができる粉状体、粒状体の量及び色を適宜組み合わ
せ、即ち、これらの粒子径、形状、分散度等を変化さ
せ、公知の印刷法によりいろいろな段階の光沢度、色調
(tone)に組合せることによりなされ、パターンは模
様、図柄、キャラクター、文字、記号、マット調を付与
するための表面の凹凸等特に制限はない。
このパターンを印刷した離型性シートを用いる方法は、
上記エンボシングによる立体模様シートを用いる場合に
比べてミクロ且つデリケートな立体感や遠近感が得ら
れ、より一層多様性に富む。
更にまた、押出法による場合は、上記の如き離型性シー
トを用いることなく、冷却ロールの表面状態をマット、
セミマット、ヘアライン、ミラー等に変えることによ
り、該熱可塑性樹脂の表面にそれぞれのパターンを転
写、形成せしめ、転写パターンの態様を自在に変えるこ
とができる。
上記の如く、立体模様を付与した熱可塑性樹脂層に着色
層及び/又は蒸着層を設ける場合は、公知の方法を用い
れば良い。
蒸着は通常の真空蒸着の他、スパッタリング、イオンプ
レーティング等の真空処理加工の全てを包含する。また
蒸着物質としてはアルミ等の金属に限定されず、顔料、
染料(昇華)やUCC製の「パリレン(登録商標)」等
の有機高分子も包含する。
上記の如く、蒸着層及び/又は着色層を設けることによ
り、これらが立体模様と相乗的に作用し、高級感は一層
高められる。
上記蒸着層及び/又は着色層の表面に保護層を設けても
良い。ここで用いられる保護層としては、特に制限はな
く、例えば前記した熱可塑性樹脂が好適に用いられる。
この保護層により、蒸着層や着色層の汚れや脱落が防止
され、また汚れを簡単に除去することができる。
上記の如き構成のものは、そのままで又は適宜大きさに
カットしてカード、タッグ等に用いられ得るが、更に、
基材の裏面に粘着剤層、離型紙を貼着せしめ、ラベル、
ステッカー、シール等の他、壁装材、床材、天井材等に
することもできる。粘着剤層としては、ゴム系、アクリ
ル系、ビニルエーテル系、ホットメルト型等公知の感
圧、感熱粘着剤が用いられる。塗布量は通常30〜90
g/m2程度で十分目的を達成する。剥離剤としては、例
えばシリコン樹脂、長鎖アルキルアクリレート、長鎖ア
ルキルカルバメート、長鎖アルキルアミド、及びこれら
と第2成分との共重合物等公知の剥離剤が用いられる。
剥離剤の厚さは通常1〜3μm程度で良く、基材として
は紙、布、合成樹脂フィルム、金属箔等が用いられる。
本発明は従来のエンボス加工と併用することも可能で、
この場合には本発明の光沢度によるミクロ且つデリケー
トな立体感、遠近感とエンボス加工の凹凸によるマクロ
且つダイナミックな立体感、遠近感とを併せ持つユニー
クな造形が可能となり、一層バラエティに富んだパター
ンを提供することができる。
本発明の立体模様の付与された蒸着品及び/又は着色品
は高級イメージのラベル類の他、屏風、壁材、床材、天
井材、額縁インモールド用シート等、更には光反射ステ
ッカー等に好適である。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を挙げて更に詳細に説明するが、
本発明はこれにより何ら制限されるものではない。
実施例1 基材として、二軸延伸ポリエステルフィルム(東洋紡エ
ステルE5100、50μm)にイソシアネート系アン
カーコート(アドコート335A、0.5g/m2、東洋
モートン製)を施したものを用い、アンカーコート面に
コロナ放電処理(30W・min/m2)をし、Tダイ押出
ラミネート機(径115mm、L/D25)よりポリエス
テル樹脂(RT−543CA、日本ユニペット製)を、
Tダイ出口樹脂温度300℃で押出した。一方、厚さ5
0μmの、アンカー処理をしていない二軸延伸ポリエス
テルフィルム(東洋紡エステルE5100)に所定のパ
ターンを印刷し、この印刷面が上記樹脂と接するように
配置させた印刷シートを、押出樹脂が中央に挟まれるよ
うにして、プレスロールにより圧着させ、押出樹脂厚さ
35μmになるようにポリサンドラミネート加工を行っ
た。冷却ロールにより冷却後、該ラミネート物〔印刷シ
ート/ポリエステル樹脂/アンカーコート/基材(二軸
延伸ポリエステルフィルム)〕を巻取機により一体とし
て巻き取った。該ラミネート物のポリエステル樹脂面と
印刷シートの間にはアンカーコートが施されていないの
で印刷シートとポリエステル樹脂とは非接着であり、印
刷シートは、ポリエステル樹脂面から容易に剥がれ、目
的とする印刷パターンが正確にポリエステル樹脂表面に
写された積層材〔パターン付きポリエステル樹脂/アン
カーコート/基材(二軸延伸ポリエステルフィルム)〕
が得られた。
実施例2 実施例1で得られた積層材のポリエステル樹脂表面のパ
ターン面にアルミニウム蒸着(層厚400Å)を行った
ところ、蒸着層のポリエステル樹脂表面への密着性は極
めて良好であった。
一方、基材の裏面に、常用のアクリル系粘着剤を塗布
し、これを、常用のシリコン系剥離剤を塗布した紙基材
セパレーター台紙と重ね合わせることにより、立体模様
を有し、且つメタリック感のあるラベル用シートを得
た。
実施例3 基材として、実施例1と同じ二軸延伸ポリエステルフィ
ルムにイソシアネート系アンカーコート(AS−300
2、0.5g/m2、一方社油脂製)を施したものを用
い、アンカーコート面にコロナ放電処理(30W・min
/m2)をし、Tダイ押出しラミネート機(径115mm、
L/D25)より、ポリエステル樹脂(RT−543C
A、日本ユニペット製)を、Tダイ出口樹脂温度300
℃で押出した。一方、坪量70g/m2の雲龍紙をシリコ
ン離型剤(SH−8240、硬化剤SH−22K、東レ
シリコーン製)エマルジョンに含浸し、乾燥、硬化処理
をして、シリコン離型剤固形分1.0g/m2のシリコン
処理雲龍紙(剥離力:300g/15mm、180゜剥
離、300mm/min)を得た。このシリコン処理雲龍紙
の凹凸模様面が上記樹脂と接するように配置させ、押出
樹脂が中央に挟まれるようにしてプレスロールにより圧
着させ、押出樹脂厚さ30μmになるようにポリサンド
ラミネート加工を行った。冷却ロールにより冷却後、該
ラミネート物〔シリコン処理雲龍紙/ポリエステル樹脂
/アンカーコート/基材(二軸延伸ポリエステルフィル
ム)〕を巻取機により一体として巻き取った。巻き取ら
れた該ラミネート物のポリエステル樹脂面からシリコン
処理雲龍紙を剥がすと、雲龍紙の凹凸模様が正確にポリ
エステル樹脂表面に写された積層材〔パターン付きポリ
エステル樹脂/アンカーコート/基材(二軸延伸ポリエ
ステルフィルム)〕が得られた。
実施例4 実施例3で得られた積層材のパターン付きポリエステル
樹脂面に着色層を設け、次いで、この上にアルミニウム
蒸着(400Å)を施した。着色層及びアルミウム蒸着
層のポリエステル樹脂表面への密着性は極めて良好であ
った。
一方、基材の裏面に常用のアクリル系粘着剤を塗布し、
これを、常用のシリコン系剥離剤を塗布した紙基材セパ
レーター台紙と重ね合わせることにより、和紙模様を有
し、且つメタリック感のある美麗なラベル用シートを得
た。
〔作用・効果〕
叙上の通り、本発明によれば、エンボス加工では得られ
ないミクロ且つデリケートな光沢度、色調の組み合わせ
による立体感、遠近感を有し、高級感のある装飾用積層
材を安価に提供することができる。更に、蒸着及び/又
は着色を施したものは、上記に加えてメタリックな荘厳
さや、華麗な興趣を付与し、一層高級感に富む材料を提
供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 67:00 B29L 9:00 4F

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材の表面に、表面に立体模様を設けた、
    該基材より耐熱性の低い熱可塑性樹脂(以下、基材より
    耐熱性の低い熱可塑性樹脂を単に熱可塑性樹脂と記す)
    層の立体模様面と反対側の面を積層してなる装飾用積層
    材。
  2. 【請求項2】基材がポリエチレンテレフタレートフィル
    ムである請求項1記載の積層材。
  3. 【請求項3】熱可塑性樹脂層がポリエチレンテレフタレ
    ートからなる請求項1又は2記載の積層材。
  4. 【請求項4】熱可塑性樹脂層の表面に着色層及び/又は
    蒸着層を設けた請求項1、2又は3記載の積層材。
  5. 【請求項5】着色層及び/又は蒸着層の表面に保護層を
    設けた請求項4記載の積層材。
  6. 【請求項6】基材の表面に、熱可塑性樹脂を溶融押出
    し、該熱可塑性樹脂の、基材との反対面に接する冷却ロ
    ールの表面状態をマット、セミマット、ヘアライン、ミ
    ラー等に変えることにより、該熱可塑性樹脂表面にそれ
    ぞれのパターンを形成せしめることを特徴とする装飾用
    積層材の製造方法。
  7. 【請求項7】積層された熱可塑性樹脂の表面に着色層及
    び/又は蒸着層を設ける請求項6記載の製造方法。
  8. 【請求項8】基材と、立体模様を有する離型性シートと
    の間に熱可塑性樹脂を押出し、前記シートの立体模様を
    前記熱可塑性樹脂の表面に転写せしめた後冷却し、次い
    で該シートを該熱可塑性樹脂の表面から剥離分離するこ
    とを特徴とする装飾用積層材の製造方法。
  9. 【請求項9】立体模様を有する離型性シートが、エンボ
    スシート、紙、不織布、織布、つき板(天然木目薄板)
    又は植毛シートから選ばれる請求項8記載の製造方法。
  10. 【請求項10】立体模様が転写された熱可塑性樹脂層の
    表面に、着色層及び/又は蒸着層を設ける請求項9記載
    の製造方法。
  11. 【請求項11】基材と、所定のパターンを印刷した離型
    性シートとの間に熱可塑性樹脂を押出し、前記シートの
    パターンを前記熱可塑性樹脂の表面に転写せしめた後冷
    却し、次いで該シートを該熱可塑性樹脂の表面から剥離
    分離することを特徴とする装飾用積層材の製造方法。
  12. 【請求項12】立体模様が転写された熱可塑性樹脂層の
    表面に、着色層及び/又は蒸着層を設ける請求項11記
    載の製造方法。
  13. 【請求項13】着色層及び/又は蒸着層の表面に保護層
    を設ける請求項12記載の製造方法。
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JPH01263048A (ja) 1989-10-19

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