JPH0657253U - ベッド - Google Patents

ベッド

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JPH0657253U
JPH0657253U JP3592693U JP3592693U JPH0657253U JP H0657253 U JPH0657253 U JP H0657253U JP 3592693 U JP3592693 U JP 3592693U JP 3592693 U JP3592693 U JP 3592693U JP H0657253 U JPH0657253 U JP H0657253U
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bed
frame member
protrusion
projection
floor plate
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JP3592693U
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Inventor
純一 川上
Original Assignee
株式会社大阪西川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】使用時の強度と安定性が優れ、分解状態での大
きさが従来より小さい組み立て式のベッドを提供する 【構成】床板と、前記床板を載置し、左右両側または前
後において相対向する枠部材よりなる枠体と、前記枠体
によって形成される載置面の各角部から突出する脚部と
からなるベッドにおいて、角パイプをU字に折曲して形
成した補強脚部の両端部と、棒状の補強部材の両端部と
が、前記左右両側で相対向する枠部材の長手方向略中央
部間にそれぞれ架設する。前記床板はネット体で構成す
ることもできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は脚部や枠体が主としてスチールパイプからなるベッドに関するもので ある。
【0002】
【従来の技術と考案が解決しようとする課題】
脚部や床板の載置される枠体が主としてスチールパイプで形成され、通常は床 板の上に敷き布団等の寝具を敷いて用いる、いわゆるパイプベッドは、軽量で簡 便な点が魅力であり、特に家庭で組み立てや分解のできる組み立て式のものは、 運搬や収納が比較的容易で、簡易ベッドとして広く用いられている。
【0003】 しかしながら、従来のパイプベッドは軽量性や簡便性を追及した結果、強度や 安定性が不十分になりがちであった。
【0004】 また、床板は二分割式になっているために分解状態でもかなり大きく、購入者 が自分で運搬したり、押し入れ等に収納したりするのは困難であった。
【0005】 本考案は上記に鑑みてなされたものであり、従来のパイプベッドの簡便性はそ のままで強度と安定性がより優れ、また、分解状態での大きさが従来のベッドよ り小さく、軽自動車等でも運搬可能な組み立て式のベッドを提供するものである 。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1のベッドは、上記の課題を解決するために、床板と、前記床 板を載置し、左右両側または前後において相対向する枠部材よりなる枠体と、前 記枠体によって形成される載置面の各角部から突出する脚部とからなるベッドに おいて、角パイプをU字に折曲して形成した補強脚部の両端部と、棒状の補強部 材の両端部とが、前記左右両側で相対向する枠部材の長手方向略中央部間にそれ ぞれ架設されたものである。
【0007】 請求項2のベッドは、請求項1のベッドにおいて、床板が、ほぼ面積の等しい 三枚以上の床板構成部材を並べることにより形成されるものである。
【0008】 請求項3のベッドは、請求項1または2のベッドにおいて、前記枠部材の端部 に連結突部が下方に突出して設けられ、この連結突部は、下方にいくに従って前 記枠部材の長手方向における寸法が小さくなる傾斜形状をなし、前記連結突部が 嵌合する突部挿入部が前記脚部に設けられ、この突部挿入部は前記連結突部とほ ぼ同じ形状をなす受け入れ空間を有するものである。
【0009】 請求項4のベッドは、請求項1〜3のいずれかのベッドにおいて、前記床板が 、ネット体からなるものである。
【0010】 請求項5のベッドは、床板と、前記床板を載置し、左右両側または前後におい て相対向する枠部材よりなる枠体と、前記枠体によって形成される載置面の各角 部から突出する脚部とからなるベッドにおいて、前記枠部材の端部に連結突部が 下方に突出して設けられ、この連結突部は、下方にいくに従って前記枠部材の長 手方向における寸法が小さくなる傾斜形状をなし、前記連結突部が嵌合する突部 挿入部が前記脚部に設けられ、この突部挿入部は前記連結突部とほぼ同じ形状を なす受け入れ空間を有するものである。
【0011】 請求項6のベッドは、請求項5のベッドにおいて、前記床板がネット体からな るものである。
【0012】
【作用】
上記の構成よりなる本考案の請求項1のベッドは、補強脚部が角パイプで形成 されているため、丸パイプの場合と比較して、床との接触面積が大きくなり、ベ ッドに負荷がかかっても揺れたり滑ったりしにくい。また、補強脚部が床面に対 して垂直に立つので、それによって枠部材を垂直に支持することができる。した がって、補強脚部と枠部材との連結部等に余分な負荷がかからない。
【0013】 枠部材に架設された補強部材は、補強脚部の両端部の広がり、すなわち相対向 する枠部材と枠部材との広がりを防止する。また、床板構成部材が枠部材からず れた際に、その床板構成部材が床面まで落下しないように受け止める働きをする 。
【0014】 請求項2のように、三枚以上の床板構成部材を並べることにより床板が形成さ れるようにすると、分解した時の各床板構成部材の面積が、例えば軽自動車や一 般家庭の押し入れに無理なく入る大きさになる。
【0015】 また請求項3のように、枠部材の端部に連結突部を下方に突出して設け、この 連結突部を、下方にいくに従って枠部材の長手方向における寸法が小さくなる傾 斜形状にし、脚部に設けられた突部挿入部がこの連結突部とほぼ同じ形状をなす 受け入れ空間を有するものとすると、連結突部を突部挿入部に挿入したときに、 連結突部が受け入れ空間内に安定して保持され、しかも上からかかる荷重が大き いほど接している面どうしがさらに密着するために、枠部材と脚部は互いにほと んど動かない状態で連結され、特に枠部材の長手方向の動きがほぼ完全に阻止さ れる。なお上記において、連結突部と突部挿入部の受け入れ空間とがほぼ同じ形 状というのは、連結突部が突部挿入部の受け入れ空間内に安定して保持される程 度に同じ形状であればよく、この保持状態に影響を与えない程度の相違はあって もよいものとする。
【0016】 さらに請求項4のように、床板をネット体で構成すると、通気性がよくなり、 人体から発生して寝具に吸収される熱や水分を発散させる。
【0017】 請求項5のベッドは、枠部材の端部に連結突部が下方に突出して設けられ、こ の連結突部が、下方にいくに従って枠部材の長手方向における寸法が小さくなる 傾斜形状をなし、脚部に設けられた突部挿入部がこれとほぼ同じ形状をなす受け 入れ空間を有しているので、連結突部を突部挿入部に挿入したときに、連結突部 が受け入れ空間内に安定して保持され、しかも上からかかる荷重が大きいほど接 している面どうしがさらに密着するために、枠部材と脚部は互いにほとんど動か ない状態で連結され、特に枠部材の長手方向の動きがほぼ完全に阻止される。
【0018】 請求項5のベッドにおいて、請求項6のように、床板をネット体で構成すると 、通気性がよくなり、寝具の熱や水分を発散させる。
【0019】
【実施例】
次に本考案の実施例のベッドを図面に基いて説明する。
【0020】 図1は、本考案の一実施例のベッドAを示す一部欠截斜視図であり、図2はベ ッドAの骨格、すなわち床板を外した状態の斜視図である。
【0021】 両図に示すようにベッドAは、脚部によって支持された枠体に3枚の床板構成 部材60が載置されたものである。前記枠体は、本実施例ではベッドの両側部に 配置された2本の枠部材10からなっている。
【0022】 床板構成部材60は、2本の枠部材10のみによって支持されており、通常の 使用状態では、補助桟23や連結桟31および補強部材50には支持されない。 本実施例では各枠部材10はそれぞれ2本の枠部材構成部材10aが連結された ものであるが、枠部材10の構成はこれに限定ない。
【0023】 図2に示すように、枠部材10は、頭部側脚部20と足側脚部30および補強 脚部40によって支持され、相対向する枠部材10の間に架設した補強部材50 によって補強されている。
【0024】 計4本の枠部材構成部材10aはそれぞれ角パイプによって形成され、4本と もほぼ同じ形状および大きさを有している。すなわち、枠部材構成部材10aは 、図には示されていないが、一端に連結突部11が形成され、他の一端にはビス 孔12が設けられた形状を有するものである。2本の枠部材構成部材10aは、 このビス孔12の設けられた側の端部どうしが補強脚部40の連結溝43を介し て連結され、そして各枠部材構成部材10aの他端、すなわち枠部材10の両端 は、連結突部11を介して頭部側および足側脚部と連結されるのであるが、これ については後述する。
【0025】 頭部側脚部20は、丸パイプをほぼU字に折曲して形成したものである。頭部 側脚部20は、水平部21を上にして用い、両端部が床面に接触する。そして、 両側の鉛直部22が左右に広がったり、ねじれたりするのを防ぐための補助桟2 3が、両鉛直部22間に架設されている。
【0026】 足側脚部30は、二本の太い丸パイプが、連結桟31および連結桟32によっ て連結されたものである。補助桟23、連結桟31および連結桟32は細めの丸 パイプにより形成されており、枠部材10の取り付け位置より低い位置に溶接さ れている。
【0027】 補強脚部40は、角パイプをほぼU字に折曲して形成したものである。補強脚 部40は、水平部41を下にして、ベッドAの側部に位置する枠部材10のほぼ 中央部から相対向する枠部材10のほぼ中央部へ、その両端部が架設されている 。
【0028】 次に、図3および図4に基づいて、枠部材10と各脚部との連結状態を説明す る。
【0029】 図3は、頭部側脚部20と枠部材10との連結の仕方を示す斜視図であり、図 4は、枠部材10と補強脚部40と補強部材50の三者の連結状態を示す斜視図 である。
【0030】 図3に示すように、頭部側脚部20は、両鉛直部22のそれぞれ一定の高さの ところに、突部挿入部24を有している。この突部挿入部24に、連結突部11 が上方から挿入される。連結突部11は枠部材10の端部から長手方向に突出し て下向きに屈曲した偏平な部材であり、突部挿入部24は前記連結突部11の鉛 直部分とほぼ同じ形状の受入れ空間を有している。足側脚部30と枠部材10と の連結もこれと全く同様に、突部挿入部33に枠部材10の連結突部11が上方 から挿入される。
【0031】 補強脚部40の両端部には、図4に示すように、上方と両端部が開口した連結 溝43がそれぞれ鉛直部42に垂直に設けられている。すなわち連結溝43と鉛 直部42とはベッド側面から見るとT字形状をなしており、二つの連結溝43は 互いに平行の関係にある。連結溝43の側面には、両方の端部寄りに、内方側面 44、外方側面45を貫通するビス孔46が設けられている。この連結溝43に は、枠部材構成部材10aのビス孔12が設けられた側の端部が、端部どうしが 向き合うように嵌め込まれ、それぞれビス71と蝶ナット70とによって固定さ れている。
【0032】 この補強脚部40の連結溝43には、補強部材50も固定されている。補強部 材50は偏平な棒状で両端部が上方に折曲され、折曲された部分にビス孔51が 設けられている。そしてビス71が、補強部材50のビス孔51、連結溝43の ビス孔46、および枠部材構成部材10aのビス孔12を内側から順に貫通し、 蝶ナット70で締め付けられて、各部材を固定している。連結溝43には補強部 材50を固定し得るビス孔が2か所あるが、そのどちらに固定しても良い。
【0033】 ベッドAの骨格の構造は上記の通りであり、次に枠部材10に載置される床板 構成部材60について説明する。
【0034】 床板構成部材60は、図1に示すように外枠62と補強部63からなる木製の 枠木61にベニヤ板64が載置され、そこにウレタンシート65が積層され、張 布66で上面と側面が覆われたものである。3枚の床板構成部材60は、ほぼ同 じ形状と面積とを有しており、長い方の辺を接して3枚を並べると、2本の枠部 材10の形成する床板載置面とほぼ同じ形状と面積になる。
【0035】 上記の構造よりなるベッドAは、補強脚部40が角パイプで形成されているた め、丸パイプの場合と比較して、床との接触面積が大きくなり、ベッドに力がか かっても揺れたり滑ったりしにくい。したがって、安定感のある良好な使用感が 得られ、安全性も高い。また、補強脚部40の鉛直部42が床面に対して垂直に 立ち、それによって枠部材10を垂直に支持することができるので、補強脚部4 0と枠部材10との連結部や鉛直部42と連結溝43との溶接部分等に余分な負 荷がかからない。したがって、強度が優れ、安全性もさらに向上する。
【0036】 また、床板構成部材60に下向きの大きな荷重がかかると、補強脚部40の両 方の鉛直部42が左右に広がって、相対向する枠部材10相互の間隔が広くなる 恐れがあるが、補強部材50がこの左右の広がりを防止する。さらに、補強部材 50は、床板構成部材60が枠部材10からずれた場合や、万一、耐久限度を越 えた負荷がかかって枠部材10相互の間隔が広くなった場合などに、床板構成部 材60が落下するのを防ぐ働きもする。
【0037】 一方、床板が、ほぼ面積の等しい三枚の床板構成部材60を並べることにより 形成されるようになっているため、一枚の床板構成部材の面積が、例えば軽自動 車や一般家庭の押し入れに無理なく入る大きさになっている。したがって購入し た消費者が自分で持ち帰ったり、また不要時には分解して収納したりするのが従 来よりずっと容易である。
【0038】 本実施例のベッドAの骨格は、補強部材50以外はスチール製の丸パイプ、角 パイプにより形成されている。しかし本考案のベッドは、上記の実施例に限定さ れるものではない。
【0039】 床板構成部材60は、枠部材10に載置されているだけであるが、頭部側脚部 20や足側脚部30によって動きがある程度規制されており、また、寝具の重み によって押さえ付けられるので、通常の使用状態では枠部材10からずれること はほとんどない。しかし、ずれを完全に防止するために、枠部材10もしくは床 板構成部材60等に種々のストッパーを設けてもよい。
【0040】 図5は、本考案の別の実施例であるベッドBを示す斜視図である。
【0041】 ベッドBの骨格構造は上記ベッドAと同じである。すなわち、それぞれ2本の 枠部材構成部材110aが連結されてなる2本の枠部材110が頭部側脚部12 0と足側脚部130および補強脚部140によって支持され、3枚の床板構成部 材160が前記枠部材110によって支持されている。頭部側脚部120と足側 脚部130は、それぞれ補助桟123(図には示されていない)と連結桟131 、132を有している。なお、床板構成部材160の床からの高さは、通気性や 掃除のしやすさを考慮して、従来の一般的なパイプベッドよりも高くなっている 。
【0042】 4本の枠部材構成部材110aは角パイプによって形成され、頭部側脚部12 0、足側脚部130は、それぞれ丸パイプによって形成されている。
【0043】 補強脚部140は角パイプをほぼU字に折曲して形成され、偏平な棒状の補強 部材150とともに、枠部材110のほぼ中央部から相対向する枠部材110の ほぼ中央部へ架設されている。すなわち図6に示すように、補強脚部140の連 結溝143に、枠部材構成部材110aと補強部材150とがビス止めで固定さ れている。ビス止めには、袋ナット170と図には示されていない皿ビス171 とが用いられており、六角レンチを用いて締め付けられるので、より強固な固定 が可能となり、またビス頭の飛び出しが小さいので安全性もさらに向上する。
【0044】 ベッドBの床板構成部材160は、相対向する棒状の外枠部材161とこの間 にほぼ隙間なく配されて固定されたネット体163、および前記外枠部材161 間に架設され、前記ネット体163を支持する複数の支持棒162によって構成 されている。
【0045】 外枠部材161は、図7に示すように、断面が下に開口したコの字形状になっ ており、枠部材110に上から嵌め込むことができるようになっている。従って 、床板構成部材160の横方向のずれは完全に阻止される。
【0046】 一対の外枠部材161には、角パイプにより形成される4本の支持棒162が ほぼ等間隔に架設されており、そのうち2本は外枠部材161の両端部間に設け られている。
【0047】 ネット体163は、多数の鋼線163aを交差させ、前記鋼線より太い1本の 鋼線163bで外周をトリミングして形成されたもので、網目の大きさは約3c m角である。鋼線163bは、多数の鋼線163aの各端部をすべて上から覆っ ているので、上に載せる寝具が鋼線163aの端部に引っ掛かって傷付くことが ない。
【0048】 本実施例では外枠部材161、支持棒162、ネット体163は、全てスチー ル製であるが、本発明はこれに限定されるものではない。また、ネット体の構造 や形状および網目の大きさも、上記に限定されない。
【0049】 図8は、ベッドBの枠部材110と頭部側脚部120の連結構造を示す斜視図 である。
【0050】 枠部材110の両端部下面ほぼ中央部に下方に突出して設けられた連結突部1 11は、やや偏平でベッドの横方向から見るとほぼ台形状の形状をなし、前記台 形のほぼ中央部に長孔形状のビス孔113を有している。脚部120側の側面1 11aは、枠部材110に対して垂直に形成され、その反対側の側面111bは 傾斜していて、連結突部111は、下方にいくほど枠部材110の長手方向にお ける寸法が小さくなっている。なお、枠部材110の上面と下面の端部は、円柱 状である頭部側脚部120の側面のカーブに沿うように円弧をなしている。
【0051】 頭部側脚部120に設けられた突部挿入部124は、偏平な板状部材が二つ折 りになった形状を有するもので、その外観はベッドの横方向から見ると連結突部 111とほぼ相似した台形状をなしており、その内部には、連結突部111とほ ぼ同じ形状をなす受け入れ空間を有している。台形状をなしている二つの側面の ほぼ中央部には、ビス孔125が向かい合って設けられている。
【0052】 連結突部111を突部挿入部124に上方から挿入し、連結突部111が上記 受け入れ空間内に安定して保持された状態で、ビス孔113と二つのビス孔12 5を貫通してビス止めがなされる。ビス孔113は上記のように長孔になってい るので、もし各部材の寸法に少々の狂いがあっても、連結突部111を突部挿入 部124の奥まで完全に挿入した状態でビス止めができ、また、ビスのネジ山が 潰れることもない。なお、足側脚部130に設けられた突部挿入部133の形状 も、上記突部挿入部124と同様になっている。
【0053】 上記のように、連結突部111を突部挿入部124に挿入すると、連結突部1 11の側面111aと側面111bが、頭部側脚部120の外壁面と突部挿入部 124の内壁面にそれぞれ隙間なく沿い、しかも上からかかる荷重が大きいほど 互いに密着するため、枠部材110と脚部120、130との連結状態が非常に 安定し、特に枠部材110の長手方向の動きはほぼ完全に阻止される。また、ビ ス孔113とビス孔125を貫通するビス止めによって、連結突部111が突部 挿入部124から上方向に抜けないよう固定され、また連結突部111が突部挿 入部124の内部で横方向に動くのが規制される。さらに枠部材110の端部を 円弧状に形成したことも、主に横方向の動きの規制に寄与するので、結果として 横方向の動きもほぼ完全に阻止される。
【0054】 連結突部111と突部挿入部124、133の形状は上記に限定されず、次の ような形状にして、長手方向と横方向の双方の動きを阻止することもできる。
【0055】 例えば、上記連結突部111の横方向から見た形状はそのままで、厚み寸法を 上方へいくほど大きくしてもよい。すなわち、このときの連結突部の形状は、先 端の欠けた四角すいに近いものになる。突部挿入部は、これとほぼ同じ形状の受 け入れ空間を有するものとする。
【0056】 また、連結突部を円すい状や半円すい状、およびこれらに類する形状にして、 突部挿入部をそれとほぼ同じ形状の受け入れ空間を有するものにしてもよい。
【0057】 なお、本実施例では左右両側で相対向する枠部材しか設けていないが、前後に おいて相対向する枠部材を設ける場合でもこの連結構造を用いることができる。
【0058】 上記の構成よりなるベッドBは、ベッドBの床板構成部材がネット体により構 成されており、かつ床板構成部材の下に十分な空間が確保されているために通気 性がよく、寝ている間に人体から発生して寝具に吸収される熱や水分を発散させ る。従って、快適な寝心地が得られ、また、寝具やベッド自体にダニやカビ等が 発生するのを防止して清潔に保つことができる。
【0059】 ベッドBは、また、枠部材と脚部とが極めて安定した状態で連結されるため、 がたつきや揺れのない非常に良好な使用感が得られ、かつ強度と安全性も極めて 優れたものとなる。また、挿入部位がテーパをなしているため、組み立ても一層 容易となる。
【0060】
【考案の効果】
上記したように、本考案のベッドによれば、パイプベッド本来の簡便性はその ままで、強度と安全性が向上し、安定感のある良好な使用感が得られる。また、 分解状態での大きさが従来より小さいため、軽自動車でも運搬可能であり、一般 家庭の押し入れにも無理なく収納することができる。
【0061】 また、床板をネット体により構成した場合は、通気性がよくなって熱や水分を 発散させるため、快適な寝心地が得られ、また、寝具にダニやカビ等が発生する のを防止して清潔に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるベッドAを示す一部欠
截斜視図である。
【図2】ベッドAの床板を除去した状態での斜視図であ
る。
【図3】ベッドAの頭部側脚部と枠部材との連結の仕方
を示した斜視図である。
【図4】ベッドAの枠部材、補強脚部、補強部材の連結
構造を示す斜視図である。
【図5】本考案の別の実施例であるベッドBを示す一部
欠截斜視図である。
【図6】ベッドBの枠部材、補強脚部、補強部材の連結
構造を示す斜視図である。
【図7】ベッドBの床板構成部材を示す斜視図である。
【図8】ベッドBの頭部側脚部と枠部材との連結の仕方
を示した斜視図である。
【符号の説明】
A ……ベッド B ……ベッド 10……枠部材 110……枠部材 10a…枠部材構成部材 110a…枠部材構
成部材 11……連結突部 111……連結突部 12……ビス孔 113……ビス孔 20……頭部側脚部 120……頭部側脚
部 21……水平部 123……補助桟 22……鉛直部 124……突部挿入
部 23……補助桟 125……ビス孔 24……突部挿入部 130……足側脚部 30……足側脚部 131……連結桟 31……連結桟 132……連結桟 32……連結桟 133……突部挿入
部 33……突部挿入部 140……補強脚部 40……補強脚部 143……連結溝 41……水平部 150……補強部材 42……鉛直部 160……床板構成
部材 43……連結溝 161……外枠部材 44……内方側面 162……支持棒 45……外方側面 163……ネット体 46……ビス孔 163a…鋼線 50……補強部材 163b…鋼線 51……ビス孔 170……袋ナット 60……床板構成部材 171……皿ビス 61……枠木 62……外枠 63……補強部 64……ベニヤ板 65……ウレタンシート 66……張布 70……蝶ナット 71……ビス

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床板と、前記床板を載置し、左右両側また
    は前後において相対向する枠部材よりなる枠体と、前記
    枠体によって形成される載置面の各角部から突出する脚
    部とからなるベッドにおいて、 角パイプをU字に折曲して形成した補強脚部の両端部
    と、棒状の補強部材の両端部とが、前記左右両側で相対
    向する枠部材の長手方向略中央部間にそれぞれ架設され
    たことを特徴とするベッド。
  2. 【請求項2】前記床板が、ほぼ面積の等しい三枚以上の
    床板構成部材を並べることにより形成されることを特徴
    とする請求項1に記載のベッド。
  3. 【請求項3】前記枠部材の端部に連結突部が下方に突出
    して設けられ、この連結突部は、下方にいくに従って前
    記枠部材の長手方向における寸法が小さくなる傾斜形状
    をなし、 前記連結突部が嵌合する突部挿入部が前記脚部に設けら
    れ、この突部挿入部は前記連結突部とほぼ同じ形状をな
    す受け入れ空間を有することを特徴とする請求項1また
    は2に記載のベッド。
  4. 【請求項4】前記床板が、ネット体からなることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のベッド。
  5. 【請求項5】床板と、前記床板を載置し、左右両側また
    は前後において相対向する枠部材よりなる枠体と、前記
    枠体によって形成される載置面の各角部から突出する脚
    部とからなるベッドにおいて、 前記枠部材の端部に連結突部が下方に突出して設けら
    れ、この連結突部は、下方にいくに従って前記枠部材の
    長手方向における寸法が小さくなる傾斜形状をなし、 前記連結突部が嵌合する突部挿入部が前記脚部に設けら
    れ、この突部挿入部は前記連結突部とほぼ同じ形状をな
    す受け入れ空間を有することを特徴とするベッド。
  6. 【請求項6】前記床板が、ネット体からなることを特徴
    とする請求項5に記載のベッド。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012523011A (ja) * 2009-04-01 2012-09-27 ピュア アコースティック リミテッド 肩当て

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