JPS5937081Y2 - 寝台の床部の構成 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、寝台の床部の構成に関するものである。

従来のこの種のものとして、寝台の床部に鋼線とコイル
スプリングを組合せたものかあるか、このものは、長手
と短手方向の鋼線か均−ｔこ絡まったネット伏Ｅこなっ
ているため、周縁部より中央部はど軟かくなり、使用者
の身体も、その部分が不本意に沈み、安眠を妨げる。

又、これら従来のものは、集中応力を分散させるべく、
鋼線を絡めた構造なので張設されているネットスプリン
グを長手方向１こおいて、使用者の身体ｔこ合せて、部
分的に硬さを変えることも不可能であった。

更に、鋼線によるネットスプリングの上に直接マツトレ
スを置いて使用するため、マツトレス裏面の表布地を損
傷する恐れも大きく、マツトレスを裏返しで使用できる
効用か半減するという不具合ｔ）Ｓある。

そこで本考案は、マツトレス裏面の表布地を損傷するこ
とを防止し、かつ使用者の身体に合致した寝姿勢が得ら
れるように、ベッドの床部を部分的に硬さを容易Ｉこ変
えることｈｊでき、快い使用感を得る寝台の床部の構成
を提供することをその目的とするものである。

以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明する。

寝台１は、基体２と、該基体２に載置された床部３とよ
り成る。

前記基体２は、ヘッドボード４、フットボード５そして
一対の側板６から成り、夫夫両端かブラケット７とボル
ト８によって連結されている。

次に、本考案の要部の構成を説明すると、１０は断面り
字形の型鋼１０ａ、１０ｂ、１０ｃ。

１０ｄを矩形状に連結したフレームで、その短辺１０ａ
、１０ｂには等間隔を隔てて５つの貫通孔１１が、そし
て長辺１０ｃ、１０ｄには、等間隔を隔てて１７つの貫
通孔１２が設けられている。

１３は全て同一の太さの鋼線で、夫々の両端ｌこ折曲部
１４ａ、１４ｂが形成されている。

１５゜１５′は３４個の同寸法のコイルスプリングで、
夫夫の両端に係止部１５ａ 、 １５’ａ 、 ｉｓｂ
、ｉｓ’ｂを有している。

このコイルスプリング１５．１５’は、バネ力の比較的
強いもの１５′が８個、バネ力の比較的弱いもの１５が
２６個の二種類から成る。

１６はパイプ伏の補強枠で、その両端折曲部１６ａ１こ
おいて、前記フレーム１０の長辺１０ｃ。

１０ｄの略中央に、ボルト１７によって固着されている
。

１８は強靭で柔軟かつ可撓性を有するシートで、内側に
多数の通気孔１９を、また前記フレーム１０の短辺１０
ａ、１０ｂの両末端ｔこ等間隔を隔てて、夫々５つの貫
通孔２０を更１こは裏側に多数の凹部２１を有している
。

２２は１０個の同寸法のコイルスプリングで夫夫の両端
に係止部２２ａ、２２ｂを備えている。

このコイルスプリング２２のバネ力は、前記バネ力の比
較的強いコイルスプリング１５′と同等である。

以上の如き構成ｌこおいて、前記鋼線１３とシート１８
の組付方法を説明すると、先ず、前記鋼線１３の両端の
折曲部１３ａ、１３ｂにコイルスプ）ングｉｓ、ｉｓ’
の一方の係止部１５ｂ、１５’ｂを係止させ、次１こ前
記コイルスプリング１５゜１５′の他方の係止部１５ａ
、１５’の他方の係止部１５ａ、１５’ａをフレーム１
０の長辺１０ｃ。

１０ａの貫通孔１２＋こ交互１こ順序よく係止させる。

その時、注意を要するのは、前記コイルスプリング１５
′の取付は位置であり、人体の 部を支えるところは、
コイルスプリング１５が両側に２つづつ位置し、該臀部
の上下方両側１こ２つづつこのコイルスプリング１５′
が位置するように組付ける必要がある。

それから、シート１８の貫通穴２０とフレーム１０の短
辺１０ａ、ｉｏｂの貫通孔１１とにコイルスプリング２
２の係止部２２ａ 、２２ｂを夫々順序よく係止し張設
して、シート１８の凹部２１に鋼線１８を嵌合させて、
床部７は完成する。

この床部７は、前記基体２にはまり込むように該基体２
を構成する一対の側板６に設けられている桟９に載置さ
れる。

以上の如く本考案によれば、各辺を形成する型鋼を連結
して矩形状１こフレームを構成し、このフレームの一対
の長辺を形成する型鋼の間には、所定の間隔を隔てて、
多数の鋼線を該鋼線の両端に強弱二種類のバネ力を有す
るフィルスプリングを介して取付け、又、前記フレーム
の一対の短辺を形成する型鋼の間には、所定間隔を隔て
て、通気孔を有する可撓性のシートを該シートの両端を
コイルスプリングを介して張設するとともに、前記シー
ト裏側に設けた四部に前記鋼線を嵌合して戒る床部をあ
らかじめ作っておき、この床部を前記桟上に載置せしめ
、更には、前記床部の鋼線の下方でかつ前記フレームの
一対の長辺の型鋼の間の略中央に補強枠を固着せしめた
ため、マツトレスは可撓性のシート上に載置されるため
、マツトレス裏面の表布地を損傷することが防止できる
。

また、強弱二種類のコイルスプリングの配置変更だけで
、床部の部分的硬さを変えることｈ３でき、マツトレス
を載置しても部分的１こクッション性を可変（こでき、
この部分的なりッション性は使用者の身体と寝姿勢に合
せであるため、使用者にとって寝心地の良いベッドの作
成が可能となり所期の目的が達成される。

加えて、本考案ではシート裏側に設けた四端に鋼線を嵌
合して鋼線をマットと一体化することにより、マツトレ
スに部分的に荷重ｉ３Ｓ加わった場合に鋼線がフレーム
短辺方向に逃げることを防止できるため、強弱二種類の
コイルスプリングのバネ力のみを有効的に利用できると
いう効果がある。

また、集中荷重の応力が分散するよう１こなっているた
め、床部が損傷することがない。

前記床部の縁部の構成が強固になっているため、マツト
レスを載置した場合該マツトレスは安定する。

可撓性のシート（こは、多数の通気孔が設けであるため
、マツトレスの底部の湿気を容易に放出することができ
る。

更ニは、部分的にバネ力が強くしているため、使用中に
ハンモック形伏になるようなことはないので、使用者に
快眠を与えることかできる。

【図面の簡単な説明】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ヘッドボード、フットボード、そして一対の側板を矩形
   状に連結し、前記一対の側板の内側路中央に桟を取付け
   て成る寝台Ｉこおいて、各辺を形成する型鋼を連結して
   矩形状ｆこフレームを構威し、このフレームの一対の長
   辺を形成する型鋼の間には、所定間隔を隔てて、多数の
   鋼線を該鋼線の両端に強弱二種類のバネ力を有するコイ
   ルスプリングを介して取付け、又、前記フレームの一対
   の短辺を形成する型鋼の間には所定の間隔を隔てて、通
   気孔を有する可撓性のシートを該シートの両端をコイル
   スプリングを介して張設するとともに、前記シート裏側
   ｆこ設けた凹部（こ前記鋼線を嵌合して成る床部をあら
   かじめ作っておき、この床部を前記桟上に載置せしめ、
   更には、前記床部の鋼線の下方でかつ前記クレームの一
   対の長辺の型鋼の間の略中央Ｅこ補強枠を固着せしめて
   成る寝台の床部の構成。