JPH0657187B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JPH0657187B2
JPH0657187B2 JP62087281A JP8728187A JPH0657187B2 JP H0657187 B2 JPH0657187 B2 JP H0657187B2 JP 62087281 A JP62087281 A JP 62087281A JP 8728187 A JP8728187 A JP 8728187A JP H0657187 B2 JPH0657187 B2 JP H0657187B2
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JP
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rice
boiling
temperature
heating
heating element
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JP62087281A
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広明 塚原
渉 松本
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、炊飯器に関するもので、特に米でんぷんの
βでんぷんからαでんぷんへの完全な転移を確実に行う
ことにより米飯の味を向上させるものである。
〔従来の技術〕
従来の炊飯器においては、マイクロコンピュータを備え
て、釡の底部温度を検出する釡底温度センサによる検出
温度が第3図に示す炊飯工程完了点(t0=130℃)近辺
に到達した時炊飯工程が完了したと見做しその後むらし
工程に自動的に移行するようになされている。
しかして、このような炊飯工程からむらし工程を経るこ
とにより、米飯はβでんぷんからαでんぷんへと転移
し、味の良い飯となる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに、従来の炊飯器においては、炊飯量に拘らずむ
らし工程におけるむらし時間T0を一定としていたため、
米飯のα化に必要な時間を正確に確保することができな
かった。すなわち、米でんぷんのα化には米飯温度が沸
騰してから20〜25分必要であるが、従来例においては、
炊飯量が少量と多量では炊飯時間が異なるにも拘らずむ
らし時間を一定としたため、特に少量の場合には、直ぐ
に水分がなくなって炊飯工程完了点に達するので、α化
に必要な時間が不足していた。
そこで、この発明は上記の如く従来例における問題点を
解消するためになされたもので、α化に必要な時間を確
実に確保して米飯の味を向上させることができるととも
に、α化進行中を表示することができる炊飯器を提供す
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る炊飯器は、加熱体によって加熱される釡
の温度が予め設定された炊飯完了温度となった時にその
検出信号に基づいて炊飯工程からむらし工程に自動的に
移行するように加熱体の加熱量を制御する加熱量制御手
段を備えた炊飯器において、釡内の米飯温度が沸騰温度
に達した時これを検出する沸騰検出手段と、この沸騰検
出手段の沸騰検出信号に基づいて米でんぷんのα化に必
要なα化時間をカウントするタイマ手段と、α化の進行
中を表示する表示手段とを有し、沸騰検出信号を受けて
タイマ手段のカウント終了信号が送出されるまでの間、
沸騰継続を行うように加熱体の加熱を加熱量制御手段に
より制御するものである。
また、表示手段を、α化の進行中に点灯する表示ランプ
とα化の残時間を表示する残時間表示器とから構成した
ものである。
さらに、沸騰検出手段は、米飯の対向面に設けられた蓋
センサにより沸騰蒸気の温度を検出するようにしたもの
である。
(作用) この発明における炊飯器は、沸騰検出手段により釡内の
米飯温度が沸騰温度に達したことを検出すると、一定の
α化時間が設定されたタイマ手段を動作させるととも
に、表示手段によるてα化の進行中の表示を開始し、タ
イマ手段のカウント中は米飯のα化を進行させてα化が
完了するように加熱量制御手段により加熱体の加熱量を
制御する。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図に基いて説明する。第1
図(a),(b)はこの発明による炊飯器の一実施例を示す全
体構成図で、この実施例は、釡(1)を底部から加熱する
加熱体(2)と、釡(1)の底部温度を検出する釡底センサ
(3)と、釡内米飯の沸騰を検出する釡センサ(4)を設け、
上記釡底センサ(3)の検出信号を入力とする炊飯工程完
了検検出手段(5)によって予め設定された炊飯工程完了
温度例えばt0=130℃を検出し、その検出信号に基いて
加熱量制御手段(6)により炊飯工程からむらし工程に移
行すべく加熱体(2)への加熱量を制御する。しかして、
上記炊飯工程において、釡センサ(4)の検出信号を入力
とする沸騰検出手段(7)によって釡内米飯の温度が沸騰
温度t=100℃に達したことを検出すると、その検出信
号によってタイマ手段(8)を動作させて米でんぷんのα
化に必要な時間例えばT=20分カウントするようにし、
上記加熱量制御手段(6)により上記沸騰検出信号の入力
を受けてカウント終了信号が送出されるまでの間釡内米
飯温度を沸騰継続するよう制御し、該カウント終了信号
によってむらし工程を完了するように制御する構成とさ
れている。
ここで、タイマ手段(8)によってカウントされるα化に
必要な時間(α化時間)Tは、例えば松元文子、福場博
保著の「調理と米」からも明らかなように、「米でんぷ
んのβでんぷんがαでんぷんへの完全な転移は98℃で
も20〜30分が必要」とされており、特に炊飯量が少
量の場合は、多量の場合に比べて沸騰までの時間が短い
ために米の吸水度が少なく、また沸騰以前においても米
でんぷんのα化が行われることから、少量の米を炊飯す
る場合は、多量の米を炊飯する場合よりも多くのα化時
間を要する。このため、炊飯量が少量の場合でも米飯の
完全なα化がなされるように一定のα化時間Tを確保し
なければならない。
従って、炊飯量の多少にかかわらず、α化時間Tを一定
時間(例えば20分)に設定し、米飯が沸騰した時から
α化時間Tのカウントを開始し、カウント中はα化が進
行するように加熱体(2)の加熱量を加熱量制御手段(6)に
よって制御するので、α化がなされる時間帯に合わせて
α化時間Tを設定し、このα化時間T内で米飯のα化を
確実に完了させて美味しくご飯を炊き上げ、炊飯精度を
向上させることができる。
この実施例は、釡(1)は外箱(9)の底部に設けられた支持
体(10)によって支持され釡内に収納され、釡(1)と外箱
(9)との間に釡(1)を加熱する電気ヒータでなる加熱体
(2)が設けられ、また支持体(10)内に釡(1)の底部に密着
するよう釡底センサ(3)が設けられる。さらに、蓋セン
サ(4)は蓋(11)中央部の釡内米飯との対向面に設けられ
て、米飯の沸騰を直接検知するようになされている。な
お、(12)と(13)は釡(1)内の米と水を示す。また、炊飯
工程完了検出手段(5)〜タイマ手段(8)は、処理プログラ
ムを記憶したメモリ、釡底センサ(3)や蓋センサ(4)から
の検出信号及び図示しないスイッチ等からの信号を入力
する入力回路、この入力回路に入力される信号に基いて
プログラム処理によって得られた出力信号すなわち加熱
量制御信号を出力回路を介して加熱体(2)に出力するた
めのCPUを備えたマイクロコンピュータで構成され
る。
さらに、(14),(15)は外箱(9)の下部外面に設けた操作パ
ネルと、この操作パネル上に備えられた表示手段を示
し、該表示手段には、第1図(b)に詳示するように、炊
飯工程時点灯する表示ランプ(15a)と、むらし工程時点
灯する表示ランプ(15b)と、α化進行中点灯する表示ラ
ンプ(15c)及びα化の残時間を表示する残時間表示器(15
d)を有する。
次に、上記装置の動作を第2図のフローチャートによっ
て説明する。先ず、炊飯工程時、加熱体(2)を加熱量制
御手段(6)により強火加熱(ステップS21)する。このス
テップS21においては、操作パネル(14)上の図示しない
炊飯開始押釦の投入によって炊飯工程に入るものである
が、これと同時に表示手段(15)上の表示ランプ(15a)が
点灯する。
この強火加熱によって釡(1)内米飯温度が沸騰温度100℃
に達したことを釡センサ(4)及び沸騰検出手段(7)により
検出(ステップS22)すると(この時釡底センサ(3)によ
り検出される釡底温度は110℃近辺に上昇し平衡す
る)、次に、α化を進行すべく加熱体(2)を弱火加熱
(ステップS23)すると共に、タイマ手段(8)を動作(ス
テップS24)させてα化に必要な時間例えば20分間カウ
ントするようにする。このカウント期間中は、釡センサ
(4)による米飯温度を100℃以上に継続維持すべく加熱体
(2)を制御する。これと同時に、上記沸騰検出手段(7)に
よる検出信号に基いて表示ランプ(15c)が点灯されα化
進行中を表示すると共に、残時間表示器(15d)に残時間
が表示されていく。
一方、米飯温度が沸騰温度に達した後、釡(1)内水分の
減少によって釡底センサ(3)による検出温度が上昇し炊
飯工程完了点(例えば130℃)に達したことを炊飯工程
完了検出手段(5)により検出すると(ステップS25)、こ
れを受ける加熱量制御手段(6)は加熱体(2)をオフさせて
むらし工工程(ステップS26)に移行する。この時、上
記炊飯工程完了検出手段(5)による検出信号に基いて表
示ランプ(15a)は消灯すると共に表示ランプ(15b)が点灯
してむらし工程への移行を表示する。
しかして、その後上記タイマ手段(8)によるカウント終
了信号によって米でんぷんのα化及びむらし工程は完了
し、表示ランプ(15b),(15c)は消灯し残時間表示器(15d)
の表示時間は零となる。
なお、上記加熱量制御において、α化進行中むらし工程
に以降後は、加熱体(2)をオフさせることにより米飯温
度の沸騰温度以下への低下が想定されるが、所定温度以
上低下した時には、2度炊き等により米飯温度の沸騰を
継続させて完全なα化が行われるように制御する。
〔発明の効果〕
以上のように、釡内の米飯温度が沸騰温度に達した時こ
れを検出する沸騰検出手段と、この沸騰検手段の沸騰検
出信号に基づいて米でんぷんのα化に必要なα化時間を
カウントするタイマ手段と、α化の進行中を表示する表
示手段とを有し、沸騰検出信号を受けてタイマ手段のカ
ウント終了信号が送出されるまでに間、沸騰継続を行う
ように加熱体の加熱量を加熱量制御手段により制御する
ので、炊飯量にかかわらずα化に必要なα化時間を確実
に確保し、このα化時間内で米のα化を確実に完了させ
ることができ、米飯の味および炊飯精度を向上させた炊
飯器を得ることができる。
また、表示手段を、α化の進行中に点灯する表示ランプ
とα化の残時間を表示する残時間表示器とから構成した
ので、α化の進行中を直接目視することができ、釡内の
米飯を食べることができるむらし工程中においてα化進
行中に炊飯器の電源を切るなどしてその動作を中断させ
てしまうことなどを防止することができる。
さらに、沸騰検出手段は、米飯の対向面に設けられた蓋
センサにより沸騰蒸気温度を検出するようにしたので、
直接的に沸騰温度を検出することができ炊飯精度を一層
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)はこの発明の一実施例を示す構成図、第
2図はその動作フーチャート、第3図は釡底及び米飯温
度特性図である。 図中、 (1)は釡、(2)は加熱体、 (3)は釡底センサ(4)は蓋センサ、 (5)は炊飯工程完了検出手段、 (6)は加熱量制御手段、(7)は沸騰検出手段、 (8)はタイマ手段、 (15)は表示手段、 (15c)はα化進行中表示ランプ、 (15d)は残時間表示器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱体によって加熱される釡の温度が予め
    設定された炊飯完了温度になった時にその検出信号に基
    づいて炊飯工程からむらし工程に自動的に移行するよう
    に前記加熱体の加熱量を制御する加熱量制御手段を備え
    た炊飯器において、 前記釡内の米飯温度が沸騰温度に達した時これを検出す
    る沸騰検出手段と、該沸騰検出手段の沸騰検出信号に基
    づいて米でんぷんのα化に必要なα化時間をカウントす
    るタイマ手段と、α化の進行中を表示する表示手段とを
    有し、前記沸騰検出信号を受けて前記タイマ手段のカウ
    ント終了信号が送出されるまでに間、沸騰継続を行うよ
    うに前記加熱体の加熱量を前記加熱量制御手段により制
    御することを特徴とする炊飯器。
  2. 【請求項2】前記表示手段を、α化の進行中に点灯する
    表示ランプとα化の残時間を表示する残時間表示器とか
    ら構成したことを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
  3. 【請求項3】前記沸騰検出手段は、米飯の対向面に設け
    られた蓋センサにより沸騰蒸気の温度を検出するように
    したことを特徴とする請求項1または2記載の炊飯器。
JP62087281A 1987-04-09 1987-04-09 炊飯器 Expired - Lifetime JPH0657187B2 (ja)

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JPS63252113A JPS63252113A (ja) 1988-10-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58130017A (ja) * 1982-01-29 1983-08-03 株式会社東芝 炊飯器

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