JPH0656912U - 車輌用灯具 - Google Patents
車輌用灯具Info
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- JPH0656912U JPH0656912U JP002673U JP267393U JPH0656912U JP H0656912 U JPH0656912 U JP H0656912U JP 002673 U JP002673 U JP 002673U JP 267393 U JP267393 U JP 267393U JP H0656912 U JPH0656912 U JP H0656912U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車輌用灯具において多数の小型光源を有する
基板の交換を簡単に行うことができるようにする。 【構成】 後部信号灯1はアウターレンズ2、インナー
レンズ4、4、・・・、ランプボディ5からなり、ラン
プボディ5内の灯室7、7、・・・が階層状に画成され
ている。インナーレンズ4、4、・・・をアウターレン
ズ2に固着して一体化するとともに、アウターレンズ2
とランプボディ5とをビス止めによって結合する。各灯
室内には、小型ランプ8又はLED10を実装した基板
9、11を配置し、これらの基板に対する保持及び給電
のための挟持部19を灯室内に設ける。挟持部19は押
え片22と端子部23を有し、両者の間で基板を挟持し
て基板を水平状態に保つとともに、端子部23の接点が
回路パターン17に接触されることによって基板への給
電を行う。基板交換時には基板の抜き差しだけで基板の
取り付けと電気的接続を行うことができる。
基板の交換を簡単に行うことができるようにする。 【構成】 後部信号灯1はアウターレンズ2、インナー
レンズ4、4、・・・、ランプボディ5からなり、ラン
プボディ5内の灯室7、7、・・・が階層状に画成され
ている。インナーレンズ4、4、・・・をアウターレン
ズ2に固着して一体化するとともに、アウターレンズ2
とランプボディ5とをビス止めによって結合する。各灯
室内には、小型ランプ8又はLED10を実装した基板
9、11を配置し、これらの基板に対する保持及び給電
のための挟持部19を灯室内に設ける。挟持部19は押
え片22と端子部23を有し、両者の間で基板を挟持し
て基板を水平状態に保つとともに、端子部23の接点が
回路パターン17に接触されることによって基板への給
電を行う。基板交換時には基板の抜き差しだけで基板の
取り付けと電気的接続を行うことができる。
Description
【0001】
本考案は、階層状に区分けされた灯室内に多数の小型光源を実装した基板を配 置し、その前方にインナーレンズを配置するとともにランプボディの前面開口を 覆うようにアウターレンズが設けられた車輌用灯具において、基板交換を簡単に 行うことができるようにした新規な車輌用灯具を提供するものである。
【0002】
自動車用灯具には、LED(発光ダイオード)等の発光素子が多数配列された 基板を灯具内に配置したものが知られており、例えば、特開昭62−24320 2号公報に示す灯具が挙げられる。
【0003】 このような灯具では、ランプボディとその前面開口を覆うアウターレンズとに よって形成される灯室内に、多数のLEDを実装した基板が鉛直方向に沿う状態 で配置されるとともに、基板とアウターレンズとの間にインナーレンズが設けら れた構成となっている。
【0004】 そして、このインナーレンズは、これに形成されたレンズステップが基板上の LEDに各別に対応するように基板の前方に配置されている。
【0005】
ところで、従来の灯具にあっては、基板の交換時にアウターレンズとインナー レンズの取り外しをそれぞれ行う必要があるため作業が面倒であり、また、LE Dが一枚の基板にまとまって配置されているため、LEDの一部に断線等が生じ た場合でも基板全体の交換を要するといった問題がある。
【0006】 尚、後者については基板を複数枚に分けることで容易に対処することができる が、基板のランプボディへの取り付けをビス止め等で行うと基板の枚数が増える 分だけ作業性が悪化する(つまり、基板の取り付け作業と配線作業とを別作業と してそれぞれ行う必要がある。)といった不都合が残る。
【0007】
そこで、本考案車輌用灯具は上記した課題を解決するために、ランプボディと 、その前面を覆うアウターレンズとを備えるとともに、ランプボディ内において 階層状に設けられた複数の灯室の前面を覆うようにしてインナーレンズが配置さ れ、複数の小型光源を実装した基板が各灯室内に配置された車輌用灯具であって 、インナーレンズがアウターレンズに固定され、これらがランプボディに対して 分離可能な状態で取り付けられるようになっており、灯室内において上記基板を 水平状態で挟持するとともにこの状態で基板の回路パターンに接触される給電用 の端子部を有する挟持部を設けたものである。
【0008】
従って、本考案車輌用灯具によれば、基板交換に際してインナーレンズとアウ ターレンズとが一体化されたものをランプボディから外してから所望の基板を灯 室内から取り出すことができるので作業が簡単であり、しかも、灯室内の挟持部 によって給電用の端子部が基板の回路パターンに接触した状態で基板を保持する ことができ、基板の取り付け作業の完了と同時に配線作業も終了するので基板の 数が多くなっても従来に比べて手間がかからない。
【0009】
以下に、本考案車輌用灯具の詳細を添付図面に示した実施例に従って説明する 。
【0010】 図1乃至図4は本考案車輌用灯具を自動車用の後部信号灯1に適用した例を示 すものである。
【0011】 図1は後部信号灯1の正面図であり、そのアウターレンズ2は正面形状が台形 状をし、レンズ面2a、2a、・・・が上下方向に4段に積み重なった構成とさ れている。
【0012】 図4は図1のIV−IV線に沿う断面図であり、アウターレンズ2のレンズ面 2a、2a、・・・は鉛直方向に対して傾斜されており、各レンズ面の境界に対 応した後面からは突壁3、3、・・・が後方に突設されている。
【0013】 図2、図3はいずれも後部信号灯1の水平断面図であり、図2は最上段部の水 平断面を示し、図3は下から2段目の部分の水平断面を示す。
【0014】 4、4、・・・は合成樹脂製のインナーレンズであり、平面で見て湾曲した板 状をしており、その前面にはレンズステップ4a、4a、・・・が横一列に形成 されている。
【0015】 そして、図4に示すようにインナーレンズ4、4、・・・の上端寄りの部分及 び下端寄りの部分に形成された平坦面4b、4b、・・・は、アウターレンズ2 の突壁3の後端面3a、3a、・・・に当接され、超音波溶着や熱板による溶着 によってアウターレンズ2に固着されており、これによってインナーレンズ4、 4、・・・とアウターレンズ2とが一体化されている。
【0016】 尚、この例ではアウターレンズ2を合成樹脂材料によって一体物として成形し ているが、これを複数の部分に分けて構成したり、あるいはレンズ色が上下方向 で異なるようにする(例えば、上2段のレンズ面の色を黄色とし、下2段のレン ズ面の色を赤色とする等)ために2色成形によってアウターレンズ2を成形する ようにしても良い。
【0017】 5は合成樹脂製のランプボディであり、図4に示すように3つの仕切り6、6 、6によって区分される灯室7、7、・・・が階段状に積み重なった構成となっ ている。
【0018】 インナーレンズ4、4、・・・が一体化されたアウターレンズ2は、インナー レンズ4、4、・・・の後面が灯室7、7、・・・の前端開口を覆うようにして ランプボディ5に取り付けけられる。尚、図示は省略するが両者の結合はビス止 めによってなされる。
【0019】 各灯室内には多数の発光素子を実装した基板が水平状態で配置されており、基 板の前端縁は図2、図3に示すようにインナーレンズ4、4、・・・の後面の曲 率に合うように湾曲されている。
【0020】 図4に示すように、上2段の灯室7、7内には小型ランプ8、8、・・・を実 装した基板9、9が配置され、下2段の灯室7、7内にはLED10、10、・ ・・を実装した基板11、11が配置されている。
【0021】 図5乃至図7は基板の取り付け及び給電方法について示すものであり、LED の実装基板を例に挙げている。
【0022】 12、12は挟持部であり、基板11の保持及び給電のために設けられ、断面 形状がT字状をし前後方向に延びる突条13、13と、これら突条13、13と 仕切り6との間に形成される凹部14、14、・・・内において互いに対向した 状態で設けられる押え片15、15、・・・と端子部16、16、・・・とから 構成されている。
【0023】 突条13、13は、基板11の長手方向の幅より稍大きい間隔をもってランプ ボディ5の仕切り6上に突設されており、前後方向に延びている。
【0024】 図7は図5のVII−VII線に沿う断面を拡大して示すものであり、押え片 15は板バネをく字状に屈曲することによって形成されており、突条13の上端 部13aの下面に取り付けられている。
【0025】 そして、基板11の上面に押え片15が弾接され、基板11の下面に端子部1 6が当接した状態で基板11が両者の間に挟持されるようになっている。
【0026】 基板11の上面にはLED10、10、・・・が配列されており、図6に示す ように基板11の裏面に形成された回路パターン17の一部が端子部16の接点 (図示せず)に接触されることによって基板11に対する電気的な接続がなされ る。
【0027】 つまり、基板11を押え片15と端子部16との間で挟持することによって基 板11の機械的かつ電気的な取り付けを行うことができるようになっている。
【0028】 尚、端子部16の接点は図示しない給電コードに接続され、該給電コードがラ ンプボディ5の外に引き出されて点灯制御回路に接続されている。
【0029】 図8乃至図10は基板の取り付け及び給電方法の別の例を示すものである。
【0030】 この例では断面形状がT字状をした突条18、18は基板11の長手方向の移 動を規制する役割しかもっておらず、基板11の保持及び給電用の挟持部19、 19が仕切り6の後端寄りの位置に設けられている。
【0031】 20、20は断面形状が鍵括弧状をした突片であり、基板11の長手方向に沿 って所定の間隔をもって仕切り6に立設されており、突片20、20と仕切り6 との間に形成される凹部21、21には基板の押え片22、22と端子部23、 23とが対向状態で設けられている。
【0032】 図10は図8のX−X線に沿う断面を示すものであり、押え片22は板バネを 正面から見てく字状に屈曲することによって形成されている。
【0033】 押え片22は突片20の屈曲部20aの下面に取り付けけられ、基板11の上 面に押え片22が弾接され、基板11の下面に端子部23が当接した状態で基板 11が両者の間に挟持されるようになっている。
【0034】 その際、端子部23の接点が、図9に示すように基板11の裏面に形成された 回路パターン17の一部に接触されて基板11に対する電気的な接続がなされる 。
【0035】 尚、上記の例では一枚の基板について説明したが、基板が複数枚ある場合には 各基板に対応した端子部同士を接続すれば基板への給電をまとめて行うことがで きることは勿論である。
【0036】 本実施例に係る後部信号灯1では図2、図3に示すように上記のうち後者の方 法を用いている。
【0037】 但し、ランプボディ5の仕切り壁24や側壁25が突条18の代わりをしてい る。
【0038】 また、LED10、10、・・・はソケット26、26、・・・を介して基板 11に取り付けられており、挟持部19、19、・・・は仕切り6とは別体の物 としてランプボディ5にビス止めにより固定されている。
【0039】 しかして、後部信号灯1において基板交換を行う際には、先ずランプボディ5 からアウターレンズ2及びインナーレンズ4、4、・・・を取り外す。
【0040】 前述したようにインナーレンズ4、4、・・・はアウターレンズ2に固着され ているため、取り外しに際して両者が分離するようなことはなく作業をスムーズ に行うことができる。
【0041】 次に交換の対象となる基板を特定してこれを前方に引き出せばそれまで挟持部 19、19、・・・に保持されていた基板をランプボディ5の外に容易に取り出 すことができる。
【0042】 そして、これまでの手順とはまったく逆の手順でもって新しい基板を灯室7内 に組み込んだ後、アウターレンズ2及びインナーレンズ4、4、・・・をランプ ボディ5に取り付けることによって作業が終了する。
【0043】 尚、基板の前方への移動はインナーレンズ4、4、・・・の後面によって規制 されることになる。
【0044】 このように、基板が複数枚ある場合でも基板の灯室内への取り付け作業をビス 等を用いることなく行い、しかも一の作業で取り付けと同時に電気的な接続を行 うことができるので、作業性が向上する。
【0045】
以上に記載したところから明らかなように、本考案車輌用灯具によれば、イン ナーレンズとアウターレンズとが一体化されており、基板交換に際してこれらを ランプボディから外した後所望の基板を灯室内から取り出すことができるので作 業が簡単であり、しかも、灯室内の挟持部によって給電用の端子部が基板の回路 パターンに接触した状態で基板を保持することができ、基板の取り付けと配線と を一作業として行うことができるので、基板の数が多くなっても作業性の著しい 低下を招くようなことはない。
【0046】 尚、前記各実施例に示した基板の挟持部等の具体的な構造ないしは形状は、本 考案車輌用灯具の実施に当たってのほんの一例を示したものにすぎず、これらに よって本考案の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。
【図1】本考案に係る後部信号灯の正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿う拡大断面図である。
【図5】基板の保持及び給電方法について説明するため
の図である。
の図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】図5のVII−VII線に沿う拡大断面図であ
る。
る。
【図8】基板の保持及び給電方法の別の例について説明
するための図である。
するための図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿う断面図である。
【図10】図8のX−X線に沿う拡大断面図である。
1 車輌用灯具 2 アウターレンズ 4 インナーレンズ 5 ランプボディ 7 灯室 8 小型光源 9 基板 10 小型光源 11 基板 12 挟持部 16 端子部 17 回路パターン 19 挟持部 23 端子部
Claims (1)
- 【請求項1】 ランプボディと、その前面を覆うアウタ
ーレンズとを備えるとともに、ランプボディ内において
階層状に設けられた複数の灯室の前面を覆うようにして
インナーレンズが配置され、複数の小型光源を実装した
基板が各灯室内に配置された車輌用灯具であって、イン
ナーレンズがアウターレンズに固定され、これらがラン
プボディに対して分離可能な状態で取り付けられるよう
になっており、灯室内において上記基板を水平状態で挟
持するとともにこの状態で基板の回路パターンに接触さ
れる給電用の端子部を有する挟持部が設けられたことを
特徴とする車輌用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993002673U JP2601143Y2 (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | 車輌用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993002673U JP2601143Y2 (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | 車輌用灯具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0656912U true JPH0656912U (ja) | 1994-08-05 |
JP2601143Y2 JP2601143Y2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=11535837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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---|---|
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-
1993
- 1993-01-07 JP JP1993002673U patent/JP2601143Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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