JPH0656748B2 - 電子顕微鏡のオートフォーカス方法 - Google Patents

電子顕微鏡のオートフォーカス方法

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JPH0656748B2
JPH0656748B2 JP1290819A JP29081989A JPH0656748B2 JP H0656748 B2 JPH0656748 B2 JP H0656748B2 JP 1290819 A JP1290819 A JP 1290819A JP 29081989 A JP29081989 A JP 29081989A JP H0656748 B2 JPH0656748 B2 JP H0656748B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/21Means for adjusting the focus

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子顕微鏡のオートフォーカス方法に関する
ものである。
[従来の技術] 透過型電子顕微鏡等の試料に電子ビームを照射し、試料
の形状等の観察を行う装置においては、スクリーンに明
瞭な投影像を得るためにオートフォーカスが採用されて
いる。オートフォーカスの方式としては種々のものが提
案されているが、その一つとして、傾斜させた2方向か
ら試料面を電子ビーム照射し、得られる画像が一致した
点をフォーカス点とするイメージウォブラ方式と称され
るオートフォーカス方式が知られている。イメージウォ
ブラ方式の構成および動作は次のようである。
第4図は従来のイメージウォブラ方式によりオートフォ
ーカスを行う場合の一構成例を示す図、第5図は動作の
タイミングを示す図、第6図はフォーカス点の求め方を
説明するための図である。
第4図において、1はビーム偏向コイル、2は試料、3
は対物レンズ、4は結像系レンズ、5はスクリーン、1
1は制御装置、12はビーム偏向コイル駆動回路、13
はD/A変換回路、14は電流安定化回路、15はメモ
リ、16は同期信号発生回路、17はテレビカメラを示
す。
第4図において、ビーム偏向コイル1は、図の実線6あ
るいは破線7で示すように、電子ビームを所定の角度だ
け傾斜させて試料2に照射するためのものである。図に
おいては実線6と破線7の傾斜角度は、それぞれ光軸O
に対してθであり、実線6と破線7は光軸Oに対して軸
対称に設定されている。なお、以下、実線6のように傾
斜されることを(+)傾斜と称し、破線7のように傾斜さ
れることを(-)傾斜と称す。試料2は対物レンズ3のポ
ールピース(図示せず)の間に載置されている。結像系
レンズ4はブロックで示されているが、3段あるいは4
段程度の中間レンズおよび投影レンズで構成されてお
り、蛍光板からなるスクリーン5に所定の倍率で試料2
の投影像を結像させるものである。なお、図中実線8は
(+)傾斜の際の拡大像を示し、破線9は(-)傾斜の際の拡
大像を示している。
制御装置11はマイクロプロセッサ等で構成され、オー
トフォーカスのための処理を実行する。即ち、ビーム偏
向コイル駆動回路12に対しては電子ビームの傾斜方
向、即ち電子ビームを(+)傾斜とするか、(-)傾斜とする
かの指示を出力し、D/A変換回路13に対しては対物
レンズ3の励磁電流値を出力し、テレビジョン(以下、
TVと称す)カメラ17に対しては投影像の撮像を指示
し、更に得られた投影像からフォーカス点を求める演算
を行う。
ビーム偏向コイル駆動回路12は、制御装置11からの
指示に基づいて、電子ビームを(+)傾斜あるいは(-)傾斜
させるために所定の励磁電流を生成し、ビーム偏向コイ
ル1に供給するものである。D/A変換回路13は制御
装置11から送られてきた対物レンズ3に対するデジタ
ル化された励磁電流値をアナログ値に変換して電流安定
化回路14に出力する。これにより電流安定化回路14
は、制御装置11が指示した励磁電流を生成し、対物レ
ンズ3に供給する。
メモリ15は、ワークエリアおよびTVカメラ17で取
り込まれた投影像の画像データを格納するファイルとし
て機能するRAM、およびオートフォーカスを行うに必
要な種々のデータを格納しているROMで構成される。
同期信号発生回路16はTVカメラ17に供給する同期
信号、および制御装置11の動作に必要なクロックを発
生させるものである。TVカメラ17は制御装置11の
指示によりスクリーン5に投影された試料2の像を撮影
して取り込むものであり、TVカメラ17で取り込まれ
た投影像の画像データはメモリ15のファイルに格納さ
れる。
さて、制御装置11は、オートフォーカスボタン等の適
当な手段(図示せず)によりオートフォーカスが指示さ
れると、対物レンズ3に所定の第1の励磁電流を供給す
るために、時刻t0に第5図(b)の20で示すレベルを
有するデジタル値を出力する。該デジタル値はD/A変
換回路13でアナログ値に変換され、電流安定化回路1
4により第5図(b)の20で示すレベルに対応した電流
が供給され、対物レンズ3の磁場は第5図(a)の21に
示すように変化する。次に、制御装置11は、t0から
所定時間T0が経過した時刻t1に、ビーム偏向コイル駆
動回路12に対して第5図(c)の22で示す制御信号を
送る。ビーム偏向コイル駆動回路12は、該制御信号2
2に基づいて、例えば電子ビームを(+)傾斜させる磁場
を発生させるための励磁電流を生成し、ビーム偏向コイ
ル1に供給する。これによって電子ビームは第5図(d)
の23で示すようにθだけ(+)傾斜される。対物レンズ
3の磁場および電子ビームの傾斜が安定すると、制御装
置11は、TVカメラ17に対して第5図(e)の24で
示す制御信号を出力し、時刻t2から時刻t3までの所定
のT1時間に渡ってスクリーン5上の投影像の取り込み
を行い、取り込んだ画像データをメモリ15に格納す
る。このようにして(+)傾斜の場合の画像データの取り
込みが終了すると、次に、制御装置11は時刻t4に第
5図(c)の25で示す制御信号をビーム偏向コイル駆動
回路12に出力する。これにより電子ビームは第5図
(d)の26で示すように(-)傾斜される。電子ビームの
傾斜が安定すると、制御装置11は、TVカメラ17に
対して第5図(e)の27で示す制御信号を出力し、時刻
t5から時刻t6までの所定のT1時間に渡ってスクリー
ン5上の投影像の取り込みを行い、取り込んだ画像デー
タをメモリ15に格納する。このようにして(-)傾斜の
ときの画像データの取り込みが終了すると、制御装置1
1は取り込んだ二つの画像データの差を求め、該差の値
をメモリ15に格納する。画像データの差は二次元的に
求めてもよいし、一次元的に求めてもよい。具体的に
は、例えば、いま、対物レンズ3の励磁電流がある値の
ときの(+)傾斜の場合の画像が第6図の30に示すよう
であり、(-)傾斜の場合の画像が31に示すようであっ
たとすると、図中32で示す方向、33で示す方向、3
4を示す方向あるいは35で示す方向についての差のみ
を求めてもよいし、32〜35で示す全ての方向につい
て差を求めて、それらの差を組み合わせるようにしても
よいものである。
以上のようにして、対物レンズ3の一つの励磁電流につ
いての処理が終了すると、制御装置11は、次に、対物
レンズ3に所定の第2の励磁電流を供給するために、時
刻t7に第5図(b)の28で示すレベルを有するデジタ
ル値を出力する。その後の処理は上述したと同様であ
り、まず電子ビームを(+)傾斜させて画像データを取り
込み、次に(-)傾斜させて画像データの取り込みを行
う。
以上のように、制御装置11は、対物レンズ3の励磁電
流を所定の範囲に渡って階段状に変化させながら、それ
ぞれの励磁電流の場合について、電子ビームを(+)傾斜
させたときの画像データと(-)傾斜させたときの画像デ
ータを取り込み、それらの二つの画像データの差を求め
る処理を繰り返し行い、データの収集が終了すると、画
像データの差が最小となる点を求めてそれをフォーカス
点とし、そのときの励磁電流を対物レンズ3に供給する
ようにする。これによりフォーカスがとれた投影像がス
クリーン5に投影されることになる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のイメージウォブラ方式において
は、フォーカス点を求めるのに時間がかかるという問題
があった。即ち、対物レンズ3には強磁性体で形成され
るヨークおよびポールピースが含まれているが、強磁性
体には磁気余効と呼ばれる現象があるために、第5図
(b)の20で示すように制御装置11から励磁電流を指
示されてもすぐには応答できず、磁場が安定するにはT
3で示す時間が必要である。このT3時間は磁性体によっ
て異なるが、通常対物レンズに使用される磁性体では、
例えば 0.5 〜 1.0 秒程度である。以上のことはビーム
偏向コイル1についても同様であり、ビーム偏向コイル
1に使用されている強磁性体の磁気余効により、電子ビ
ームを傾斜させるための磁場が安定するまでには、立ち
上がり時には第5図(d)のT4時間が、立ち下がり時に
はT5時間が必要である。T4 ,T5の値は通常ビーム偏
向コイルとして使用されるものにおいては 0.1〜0.2 秒
であり、対物レンズ3に比較すると短いものである。
そして、精度の高い画像データを得るためには、画像デ
ータの取り込みは、対物レンズ3の磁場およびビーム偏
向コイル1の磁場が共に安定した状態で行わねばならな
いから、第5図(e)の24で示す1回目の画像データの
取り込みに当たっては、t2はt0から少なくとも 0.5
秒以上の時間を開ける必要があり、また、2回目の画像
データの取り込みに当たってはt5はt4から少なくとも
0.2 秒以上の時間を開ける必要がある。
このように従来のイメージウォブラ方式においては、対
物レンズ3の励磁電流を変化させる度に画像データの取
り込みのために待ち時間を要するのであり、従って、高
倍率時のオートフォーカス等のように、対物レンズ3の
励磁電流を細かなステップで多くの段階に渡って変化さ
せる必要がある場合にはフォーカス点の検出に長時間を
要するものであった。
本発明は、上記の課題を解決するものであって、短時間
にフォーカス点を検出できる電子顕微鏡のオートフォー
カス方法を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明の電子顕微鏡のオ
ートフォーカス方法は、電子ビームを第1の角度で照射
させた状態で対物レンズの励磁電流を変化させながら所
定の複数回のタイミングで試料の第1の画像データを取
り込み、次に電子ビームを第2の角度で照射させた状態
で対物レンズの励磁電流を変化させながら所定の複数回
のタイミングで試料の第2の画像データを取り込み、前
記第1の画像データと前記第2の画像データとを比較す
ることによりフォーカス点を求めることを特徴とする。
[作用および発明の効果] 本発明においては、対物レンズの励磁電流を従来のよう
に段階的に不連続に変化させてその都度(+)傾斜の場合
の画像と(-)傾斜の場合の画像を得るのではなく、まず
電子ビームを(+)傾斜または(-)傾斜させた状態で対物レ
ンズ3の励磁電流を連続に変化させながら第1の画像デ
ータを得、次に、電子ビームを(-)傾斜または(+)傾斜さ
せた状態で対物レンズ3の励磁電流を同じ様に連続に変
化させながら第2の画像データを得るようにしたので、
対物レンズの磁場およびビーム偏向コイルの磁場が安定
するまでの待ち時間を大幅に縮小することができ、フォ
ーカス点の検出を短時間に行うことが可能である。ま
た、フォーカス点の検出精度は画像データ取り込みのた
めのサンプリング周期を変更するだけで容易に変更でき
るので、多くのサンプル数が必要な高倍率時においても
フォーカス点の検出時間が長くなることはないものであ
る。
[実施例] 以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
第1図は本発明に係る電子顕微鏡のオートフォーカス方
法の一実施例の構成を示す図であり、第4図に示すもの
と同じものについては同一番号を付す。
第1図に示すハードウェア構成は第4図に示す構成に鋸
歯状波発生回路40、スイッチ41および加算回路42
が追加されただけであるが、制御装置11の行う処理内
容は以下に説明するように全く異なっている。
制御装置11はオートフォーカスが指示されると、D/
A変換回路13に対しては第2図(a)の50で示すレベ
ルのデジタル値を出力する(時刻t0)。この50で示
す値は、フォーカス点の探索を行う範囲における対物レ
ンズ3の最小の励磁電流の値に対応した値である。これ
により対物レンズ3の磁場は磁性体の磁気余効により、
破線51で示すように変化する。また、制御装置11は
同じ時刻にビーム偏向コイル駆動回路12に対して第2
図(b)の52で示す制御信号を出力する。これによりビ
ーム偏向コイル1の磁場は第2図(d)の53で示すよう
に変化し、電子ビームは(+)傾斜される。
次に、制御装置11は、t0から所定時間T0経過したt
1にスイッチ41を閉路すると共に、鋸歯状波発生回路
40に対して鋸歯状波電流の発生を指示する。鋸歯状波
発生回路40から出力された鋸歯状波電流はスイッチ4
1を介して加算回路42に入力され、D/A変換回路1
3の出力と加算され、これにより対物レンズ3には、第
2図(a)の54で示す直線的に連続に変化する励磁電流
が供給される。なお、時間T0は対物レンズ3の磁場が
磁気余効により安定するまでの時間より少し長い時間に
設定されている。ビーム偏向コイル1の磁場も安定する
までにはある程度の時間を要するが、上述したように磁
場が安定するまでの時間は対物レンズ3よりは短いの
で、時刻t1にはビーム偏向コイル1の磁場は既に安定
していることは明らかである。
対物レンズ3に対する励磁電流54はフォーカス点の探
索を行う範囲に渡って時刻t2まで掃引されるが、この
とき対物レンズ3の磁場は磁気余効の影響により、第2
図(a)の55に示すように変化する。
また、制御装置11は、対物レンズ3の励磁電流を直線
的に連続に変化させると同時に、時刻t1にTVカメラ
17に対して第2図(c)の56で示す画像データの取り
込み制御信号を出力する。これによりTVカメラ17は
所定の周期毎にn回の画像データの取り込みを行い、取
り込まれた画像データはメモリ15の所定のアドレスに
格納される。
以上のようにして、電子ビームを(+)傾斜させた状態で
対物レンズ3の励磁電流を予め設定された掃引範囲に渡
って直線的に連続に変化させ、所定回数の画像データの
取り込みが終了すると、制御装置11は時刻t2に対物
レンズ3の励磁電流を再び掃引範囲の最小値に戻すと共
に、ビーム偏向コイル駆動回路12に対して第2図(b)
の57で示す制御信号を出力する。これによりビーム偏
向コイル1の磁場が変更され、第2図(d)の58で示す
ように電子ビームは(−)傾斜される。その後は上述した
と同様に、対物レンズ3の励磁電流を第2図(a)の59
で示すように直線的に連続に変化させながら、第2図
(c)の60で示すようにn回の画像データ取り込みを行
う。
以上のようにして、電子ビームを(+)傾斜させた状態で
の画像データの取り込み、および(-)傾斜させた状態で
の画像データの取り込みが終了すると、制御装置11
は、D/A変換回路13に対しては当該オートフォーカ
ス処理が開始される直前に設定されていた第2図(a)の
61で示す励磁電流値を指示し、ビーム偏向コイル駆動
回路12に対しては電子ビームを光軸Oに戻すために第
2図(b)の制御信号62を出力し、スイッチ41を開路
し、更にフォーカス点を決定するための処理を行う。
フォーカス点は、同じタイミングで取り込んだ(+)傾斜
の場合の画像データと(-)傾斜の場合の画像データとの
差を求め、画像データの差が最小の点として決定され
る。つまり、第2図(c)に示すように、(+)傾斜および
(-)傾斜のときにそれぞれn個の画像データを取り込ん
だとすると、まず、制御装置11は、1で示すタイミン
グで取り込んだ画像データと1′で示すタイミングで取
り込んだ画像データとの差を求める処理を行って該差を
メモリ15に格納する。次に2で示すタイミングで取り
込んだ画像データと2′で示すタイミングで取り込んだ
画像データとの差を求める処理を行って該差をメモリ1
5に格納する。この処理をn回繰り返すことによりn個
の画像データの差を求めることができる。いま、画像デ
ータの差が第3図に示すようであったとすると、5回目
に取り込んだ画像データの差が最小であるから、第2図
(c)の5で示すタイミングのときの励磁電流値I(第2
図(a))をフォーカス点と判断することができる。な
お、画像データの差の求め方が上述したように種々知ら
れており、いずれの方法を採用してもよいものである。
しかし、制御装置11が認識している励磁電流値はIで
あるが、対物レンズ3の磁場は磁気余効の影響により応
答が遅れているから、実際に対物レンズ3に形成されて
いる磁場は、Iよりも△Iだけ小さい電流値に対応した
磁場であるので、実際のフォーカス点は(I−△I)で
あることになり、補正が必要となる。
この補正は、例えば次のようにして行われる。メモリ1
5内のROMには、予め当該電子顕微鏡の対物レンズに
ついて行われた磁気余効の影響測定の結果得られた△I
の値がROMに格納されており、制御装置11は上述し
た処理で求められた励磁電流値Iからメモリ15に格納
されている△Iの値を減算するのである。これにより、
フォーカス点を決定することができる。
フォーカス点を決定すると、制御装置11は、D/A変
換回路13に対して決定したフォーカス点の励磁電流値
63(第2図(a))を指示する。これにより、スクリー
ン5上にはフォーカスが合った投影像を得ることができ
る。
なお、上記の画像データのサンプル数nは任意である
が、倍率に連動させることができる。なぜなら、高倍率
時にはフォーカス精度が高いことが要求されるから多く
の画像データのサンプル数が必要となるが、低倍率時の
フォーカス精度は高倍率時よりも低くてよいから画像デ
ータのサンプル数は少なくてもよいからである。また、
上記実施例においては、画像データの取り込みは、対物
レンズ3の励磁電流が変化されると同時に開始されるよ
うに説明したが、ビーム偏向コイル1の磁場が安定して
から画像データの取り込みを開始してもよいことは言う
までもない。
以上、本発明の1実施例について説明したが、本発明は
上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形が可
能である。例えば、上記実施例ではオートフォーカス動
作は1回しか行われないが、最初にまず画像データのサ
ンプリングを粗く行っておおよそのフォーカス点を求
め、次にフォーカス点と予測される近傍のみを更に細か
くサンプリングして高精度にフォーカス点を求めるよう
にすることも可能である。また、鋸歯状波発生回路40
を省き。D/A変換回路13へ加える入力データを制御
して等価な動作を行わせることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る電子顕微鏡のオートフォーカス方
法の一実施例の構成を示す図、第2図はオートフォーカ
ス動作のタイミングを示す図、第3図はフォーカス点の
決定を説明するための図、第4図は従来のイメージウォ
ブラ方式によるオートフォーカスの場合の一構成例を示
す図、第5図は動作のタイミングを示す図、第6図はフ
ォーカス点の求め方を説明するための図である。 1……ビーム偏向コイル、2……試料、3……対物レン
ズ、4……結像系レンズ、5……スクリーン、11……
制御装置、12……ビーム偏向コイル駆動回路、13…
…D/A変換回路、14……電流安定化回路、15……
メモリ、16……同期信号発生回路、17……テレビカ
メラ、40……鋸歯状波発生回路、41……スイッチ、
42……加算回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子ビームを第1の角度で照射させた状態
    で対物レンズの励磁電流を変化させながら所定の複数回
    のタイミングで試料の第1の画像データを取り込み、次
    に電子ビームを第2の角度で照射させた状態で対物レン
    ズの励磁電流を変化させながら所定の複数回のタイミン
    グで試料の第2の画像データを取り込み、前記第1の画
    像データと前記第2の画像データとを比較することによ
    りフォーカス点を求めることを特徴とする電子顕微鏡の
    オートフォーカス方法。
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