JPH0656568B2 - ガスガバナ装置 - Google Patents

ガスガバナ装置

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JPH0656568B2
JPH0656568B2 JP13811186A JP13811186A JPH0656568B2 JP H0656568 B2 JPH0656568 B2 JP H0656568B2 JP 13811186 A JP13811186 A JP 13811186A JP 13811186 A JP13811186 A JP 13811186A JP H0656568 B2 JPH0656568 B2 JP H0656568B2
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JP
Japan
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cylinder case
valve
pressure
gas
inner cylinder
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JP13811186A
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潔 米山
隆 定保
知昭 井上
和彦 川池
誠之 綿引
真治 園田
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Hitachi Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
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Hitachi Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はガス等の流体の調圧装置に係り、特に駆動装置
により流体圧を一定に保持するものにおいて、流体の圧
損を減少させるとともに、消費電力を極力小さなものと
するのに好適なガスガバナ装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、都市ガス等の調圧装置としては、自力式として特
開昭54−73327号公報に記載のように、ダイアフ
ラムと重錘の組合せによる構造、または特開昭52−1
0533号公報に記載のようにパイロツトレギユレータ
とゴムスリーブを用いたサンダース弁との組合せによる
構造が最も多く用いられている。
またガスバーナの調圧装置として特開昭58−1781
15号公報に記載のように弁をソレノイド等により制御
する電子式ガスガバナ装置がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は自力式においては前者はガバナ本体はダ
ブルポートとなつており、2次圧調整機構は中圧セコン
ダリガバナ、低圧セコンダリガバナおよびダイアフラム
を有するオキジヤリボールにより構成されており、メイ
ンガバナとオキジヤリボールを直結するレバーに重錘を
乗せることにより圧力を調整する。本構造は安定した圧
力調整が可能であるが、作動部分の質量が大きく、また
オキジヤリボールの容積も大きいため作動速度が遅く、
広いスペースを要するといつた欠点があつた。
また後者は、ガバナ本体はスリツトをきざんだ円錐台形
の格子を背中合せに組みゴムスリーブをかぶせただけの
簡単な構造であり、パイロツトレギユレータにより2次
圧を制御する方式で、小形かつ軽量で低騒音であるとい
つた特長を有する反面、ゴムスリーブを押しあげてガス
が流れるため圧損が大きく、1次と2次の差圧が小さい
条件では十分に作動しないといつた欠点を有するほか、
上記ガバナは応答が遅いといつた問題がある。
一方、電子式ガバナ装置は前記の応答速度に対しては優
れているが、ガス流路にヘツド部があるため、うず流れ
による圧損が大きく、常時駆動電力を要し、しかも圧力
差が大きいと、スラスト力が直接弁に作用するため駆動
部が大形化し、大電流を要するといつた問題がある。ま
た駆動部がガス流路内にあるため、異物等による損傷に
対し配慮がなされていない。
本発明は以上の点に鑑みなされてもので、本発明の目的
は、広範囲のガス設定圧力を高速でしかも高精度に調整
し、圧損及び消費電力を最小限とし得るガスガバナ装置
を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的のために本発明はガバナ装置を外筒ケースと内
筒ケースにより構成し、上記外筒ケースと内筒ケース間
をガス流路とする。また内筒ケース内には駆動系として
サーボモータを使用し、サーボモータと駆動軸を直結す
るとともに、この駆動軸の反駆動側にねじを形成し、こ
のねじに、弁を係合すると共にねじの回転により弁を開
閉自在となし、外筒ケースと内筒ケースの間及び外筒ケ
ースと弁の間をガス流路としたガスガバナ装置にある。
〔作用〕
この構成により、ガス2次圧は高速で精度良く制御され
ると同時に、作動圧が一定に保たれ弁の調整が不要な場
合には電力を必要としないほか、ガスが外部に漏れる危
険性もなく、異物等が駆動部に進入することもなく、信
頼性の高いガバナ装置が得られる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により詳細に説明す
る。本発明によるガスガバナ装置は外筒ケース1と内筒
ケース2により構成されており、該内筒ケース2はリブ
3により該外筒ケース1に固定されている。駆動用のサ
ーボモータ4は該内筒ケース2内に収納され、駆動軸5
とカツプリング6を介して直結されている。該駆動軸5
は2個の玉軸受7により支持されており、反駆動側には
弁8が取付けられている。該弁8と該駆動軸5の反駆動
側部にねじ機構が形成されている。また該弁8にはガイ
ド軸9が取付けられており、前記外筒ケース1に固定座
10により位置決めされたガイドベアリング11により
保守されている。前記内筒ケース2と前記弁8は例えば
ベローズ等の伸縮性部材12により密封連結されてい
る。また、前記外筒部材1の弁8と接する部分には弁座
13が設けられている。14はガス流路である。
次に本発明によるガスガバナの作動原理について説明す
る。ガスは外筒ケース1と内筒ケース2間に形成された
ガス流路14を矢印の向きにほぼ直線的に流れる。2次
側圧力が設定値に対し変動すると偏差に見合つた信号が
外部制御回路(図示せず)よりサーボモータ4に送ら
れ、該サーボモータ4が回転する。該サーボモータ4が
回転すると直結された駆動軸5が回転し、ねじ機構によ
り弁8が作動し、弁座13間との開度が変化することに
より、ガス流量が調整され、2次側圧力は設定圧に回復
する。この際ガイドベアリング11により、該弁8は回
転することなく、直線運動のみが許容される。
ところで都市ガス等の調圧装置は停電時においても、正
常に作動する必要があり、停電対策としてバツテリ(図
示せず)によりバツクアツプされる。したがつて長期間
の停電条件においても安定して作動させるためには、消
費電力の極力小さい駆動モータを用いることが望まし
い。ここでモータ容量は負荷トルクT及び加速トルク
によつて決定される。すなわちモータ必要トルクT
は、モータ軸及び負荷側慣性モーメントをJ
、回転角速度をωとすると次式にて表わされる。
=T+T ………(1) T=(J+J)/g・ ………(2) したがつて負荷トルクT及び負荷慣性モーメントJ
は極力小さい方がモータ容量を小さくできる。慣性モー
メントに対しては、駆動モータと駆動軸間にギヤ等を用
いることなく直結することにより慣性モーメントを最小
にできる。
次に負荷トルクに関しては、本実施例ではボールねじを
用いており、摩擦係数は0.01程度で一定であるから弁8
に加わるスラスト力の大きさで負荷トルクが決定され
る。したがつてスラスト力が弁に加わらない構造が望ま
しい。本発明では以下に示す構造によりスラスト力を低
減する。
すなわち、内筒ケース2と弁8間に伸縮性部材12を取
付けたことにある。該伸縮性部材12が無い場合には第
2図に示すように1次圧Pと2次圧Pが弁8に作用
し、弁座13の内径断面積をAとすると、スラスト力F
は F=(P−P)・A ………(3) となる。一方、伸縮性部材12を取付けた場合は第3図
に示すように、内筒ケース2内の圧力は大気圧Pとな
るから F′=(P−P)・A ………(4) のスラスト力が加わる。
ところで、都市ガス等における低圧ガバナの2次圧力は
50〜250mmAgの範囲であるから、PとPはほ
ぼ同値と做せるから(4)式のF′は無視し得る値とな
り、モータ容量は必要な加速トルク((2)式)に見合う
ものを選定すればよく、消費電力は最小限におさえるこ
とができる。
また2次圧Pが大気圧Pよりも大きい場合(中圧及
び高圧ガバナ)は第4図に示すように2次側配管と内筒
ケース2を圧力連通管路15により連通する。本構造で
は弁8に作用するガス圧力は第4図に示すように完全に
釣合うため、どのような設定圧力に対してもスラスト力
は作用せず負荷トルクは無視し得る程度に小さくでき
る。
次の圧損の低減効果について述べる。従来構造において
は第5図に示すようにベント部にてうず流れによる圧損
が大きい。これに対し本発明ではガス流路は直線的に形
成されるためうず流れによる圧損は小さい。ただし伸縮
性部材12としてベローズ等を用いる場合はベローズ部
でうず流れが生ずるため、圧損並びに騒音が問題とな
る。この問題に対しては第6図に示すように、前記内筒
ケース2に前記伸縮性部材8を覆うようにカバーリング
16を該内筒ケース2とほぼ同径に設けることにより、
ガス流路は平滑となり、上記問題を解決できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、小形軽量でかつ高速,高精度でしかも
消費電力を最小にできるガバナ装置が提供できるため、
従来構造に比べ、マンホール程度の面積で収納でき、停
電時のバツクアツプ用の電源も最小限でよく、経済性の
面でも優れた効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明ガスガバナ装置の一実施例を示す縦断面
図、第2図及び第3図は第1図ガバナ装置の弁に作用す
るスラスト力の説明図、第4図は本発明の他の実施例を
示す縦断面図、第5図は第4図における弁に作用するス
ラスト力の説明図、第6図は従来構造における流体の流
れを示す説明図、第7図は本発明ガスガバナ装置の他の
実施例を示す部分断面図である。 1…外筒ケース、2…内筒ケース、4…駆動モータ、5
…駆動軸、8…弁、9…ガイド軸、11…ガイドベアリ
ング、13…弁座、14…ガス流路、15…圧力連通回
路、16…カバーリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川池 和彦 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 綿引 誠之 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 園田 真治 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外筒ケース及び該外筒ケース内部に固定さ
    れる内筒ケースよりなり、該内筒ケース内には駆動モー
    タと、該駆動モータに直結された駆動軸を有し、該駆動
    軸は軸受にて支持すると共にこの駆動軸の反駆動側にね
    じを形成し、このねじに弁を係合すると共にねじの回転
    により弁を開閉自在となし、しかも該弁には回転防止の
    ためのガイド機構を具備し、前記外筒ケースと前記内筒
    ケース間及び外筒ケースと弁の間をガス流路としたこと
    を特徴とするガスガバナ装置。
JP13811186A 1986-06-16 1986-06-16 ガスガバナ装置 Expired - Lifetime JPH0656568B2 (ja)

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JP13811186A JPH0656568B2 (ja) 1986-06-16 1986-06-16 ガスガバナ装置

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JP13811186A JPH0656568B2 (ja) 1986-06-16 1986-06-16 ガスガバナ装置

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JPS62295125A JPS62295125A (ja) 1987-12-22
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