JP2017101695A - リリーフ弁 - Google Patents

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Hidenori Tanaka
英紀 田中
幸人 今村
Yukito Imamura
幸人 今村
幹人 松田
Mikito Matsuda
幹人 松田
渡辺 英樹
Hideki Watanabe
英樹 渡辺
富永 健一
Kenichi Tominaga
健一 富永
慎也 佐々木
Shinya Sasaki
慎也 佐々木
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Abstract

【課題】リリーフ弁のリリーフ圧の設定精度を高める。
【解決手段】リリーフ弁は、圧油ポート11、排油ポート12、圧油ポートと排油ポートの間に設けられた圧油室13、及び、圧油室に設けられた弁座Sを有する弁本体10と、弁座に対し進退方向に移動することにより当該弁座の油路を開閉するポペット式の弁体20と、弁体に進行方向の荷重を直接的又は間接的に与えるピストン41と、電動モータ3と、電動モータの出力軸の回転量をピストンの進退方向の直動変位に変換する直動機構4と、電動モータの出力軸のトルクが所定のリリーフ圧と対応した値となるように電動モータをサーボ制御するコントローラ5とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、リリーフ圧を調整可能なリリーフ弁に関する。
従来、電磁ソレノイドの推力を変化させることによってリリーフ圧を調整可能なリリーフ弁が知られている。例えば、特許文献1に記載の比例電磁式リリーフ弁は、弁本体と、この弁本体に設けられた圧油ポート及び排油ポートと、この圧油ポートと排油ポートとの間に設けられた圧油室と、この圧油室に設けられた弁座と、電磁ソレノイド(直流ソレノイド)によって駆動され、弁座の油路を開閉するポペット式の弁体とを備えている。このリリーフ弁では、電磁ソレノイドに流す電流に比例して弁体の推力が可変であり、これによりリリーフ圧(即ち、弁が開放される設定圧力)を調整することができる。そして、圧油室の油圧がリリーフ圧を上回ると弁座の油路が開放されて圧油室の油が排油ポートへ排出される。
実開昭61−54567号公報
上記のように電磁ソレノイドを備えたリリーフ弁では、電磁ソレノイドにヒステリシスがあり、設定されたリリーフ圧に対し実際のリリーフ圧に誤差が生じたり変動したりすることがある。その結果、リリーフ圧を設定したあとに、例えば、弁体が油圧によって振動するなど、不安定な油圧現象が発生するおそれがある。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、リリーフ弁においてリリーフ圧の設定精度を高めることにある。
本発明の一態様に係るリリーフ弁は、
圧油ポート、排油ポート、前記圧油ポートと前記排油ポートの間に設けられた圧油室、及び、前記圧油室に設けられた弁座を有する弁本体と、
前記弁座に対し進退方向に移動することにより当該弁座の油路を開閉するポペット式の弁体と、
前記弁体に前記進退方向のうち進行方向の荷重を直接的又は間接的に与えるピストンと
電動モータと、
前記電動モータの出力軸の回転量を前記ピストンの前記進退方向の直動変位に変換する直動機構と、
前記電動モータの前記出力軸のトルクが所定のリリーフ圧と対応した値となるように前記電動モータをサーボ制御するコントローラとを備えていることを特徴としている。
上記構成のリリーフ弁では、ピストンが直接的又は間接的に弁体に与える荷重は電動モータの出力軸のトルクと対応している。よって、電動モータの出力軸のトルクが所定の値に維持されるように電動モータがサーボ制御されることによって、ピストンが弁体に与える荷重が一定に維持される。これにより、リリーフ弁のリリーフ圧の変動を抑制することができる。また、ピストンが電磁ソレノイドで駆動される場合と比較して、リリーフ弁のリリーフ圧を高い精度で設定することができる。更に、ピストンが電磁ソレノイドで駆動される場合と比較して、リリーフ弁を小型化することができる。
上記リリーフ弁において、前記コントローラが、前記ピストンに規定された基準点の位置を制御量とし、前記基準点の位置が所定の目標位置となるように前記電動モータをサーボ制御してよい。
上記構成のリリーフ弁によれば、ピストンが電磁ソレノイドで駆動される場合と比較して、ピストンの位置をより精確に制御することができ、より精確にリリーフ圧を設定することができる。
上記リリーフ弁が、前記ピストンと前記弁体との間に介在するバネを更に備えており、前記コントローラが、前記リリーフ圧に基づいて前記バネのセット長を決定し、前記セット長に基づいて前記目標位置を決定してよい。
上記構成のリリーフ弁によれば、サーボ制御される電動モータの出力でバネが弁体に与えるバネ荷重を調整することができるので、リリーフ圧をより精確に設定することが可能であり、また、設定されたリリーフ圧を維持することができる。
上記リリーフ弁において、前記ピストンが前記弁体を直接的に又は間に剛体を介して押圧しており、前記コントローラが、前記ピストンが前記弁体を押圧する荷重が一定となるように前記電動モータを制御してよい。
上記構成のリリーフ弁によれば、ピストンが一定の荷重で弁体を押圧している状態を維持することができる。
本発明によれば、リリーフ弁のリリーフ圧の設定精度を高めることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るリリーフ弁の概略構成を示す図である。 図2は、リリーフ弁のコントローラの制御構成を示す図である。 図3は、図1に示す実施形態の変形例1に係るリリーフ弁の概略構成を示す図である。 図4は、変形例1に係るリリーフ弁のコントローラの制御構成を示す図である。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。先ず、図1を参照しながら、本発明の一実施形態に係るリリーフ弁1の概略構成を説明する。
リリーフ弁1は、圧油ポート11、排油ポート12、圧油ポート11と排油ポート12の間に設けられた圧油室13、及び、圧油室13に設けられた弁座Sを有する弁本体10と、弁座Sに対し進退方向Lに移動することにより当該弁座Sの油路を開閉するポペット式の弁体20と、弁体20にリリーフ圧を与えるとともにそれを制御するリリーフ圧制御装置30とを概ね備えている。リリーフ弁1のリリーフ圧は固定でも可変でも構わない。
本実施形態においては、弁本体10に弁座Sが形成された弁座体14が挿入され、固定されている。但し、弁座Sは弁本体10に一体的に形成されたものであっても構わない。弁体20は、圧油室13内において、弁座Sに対し直交する進退方向Lに移動可能である。進退方向Lのうち、弁体20が弁座Sに向かう方向を「進行方向L1」といい、進行方向L1と相対する方向を「退行方向L2」ということとする。
リリーフ弁1では、定常時の弁体20は弁座Sに着座している。弁体20が弁座Sに着座することにより弁座Sの油路が閉塞され、圧油ポート11から排油ポート12への流体の流れが禁止される。圧油ポート11側から弁体20に係る油圧がリリーフ圧を超えると、弁体20が退行方向L2へ移動して弁座Sから離れることにより弁座Sの油路が開放されて、圧油ポート11から排油ポート12への流体の流れが許容される。
リリーフ圧制御装置30は、弁体20に進行方向L1の荷重を直接的又は間接的に与えるピストン41と、電動モータ3と、電動モータ3の出力軸31の回転量をピストン41の進退方向Lの直動変位に変換する直動機構4と、電動モータ3をサーボ制御するコントローラ5とを概ね備えている。
ピストン41は、全体として進退方向Lと平行に延びる円柱形状を呈し、進行方向L1側に設けられた軸部412と、退行方向L2側に設けられた筒部411とが一体的に形成されている。ピストン41の軸部412は、弁本体10に内挿されている。また、ピストン41の筒部411は、弁本体10と結合されたシリンダ42に内挿されている。筒部411の外壁には、シリンダ42の内壁に形成された軸方向と平行なキー溝に嵌合するキーが形成されている(いずれも図示略)。ピストン41はシリンダ42に案内されることによって、振れることなく進退方向Lへ直動する。
シリンダ42の退行方向L2側の端部は、モータ3のフランジと結合されている。モータ3の出力軸31は、進退方向Lに延伸し、ピストン41の筒部411に内挿されている。出力軸31は、外周面に雄ネジ31aが形成されたネジ軸となっている。また、ピストン41の筒部411の内周壁にはナット44が固定されている。ナット44の内壁に形成された雌ネジ44aには、出力軸31の雄ネジ31aが螺入されている。
上記構成において、モータ3の出力軸31が回動すると、雌ネジ44aに対する雄ネジ31aの相対的回動により、ナット44及びピストン41が一体的に出力軸31に沿って直動する。つまり、モータ3の出力軸31の回転量(及び、回転力)が、ピストン41の進退方向Lの直動変位(及び、推力)に変換される。このように、本実施形態では、出力軸31の雄ネジ31aと、ナット44とにより、直動機構4が構成されている。但し、本発明に適用され得る直動機構4はこれに限定されない。直動機構4は、例えば、台形ネジ、滑りネジ、又は、ラックアンドピニオンなどであってもよい。
ピストン41の軸部412と弁体20との間には、剛性の高いバネ23が介挿されている。つまり、弁体20、バネ23、ピストン41の順に進退方向Lに並んでいる。バネ23は弁体20とピストン41との間で押し縮められており、バネ23にはバネ荷重(セット荷重)が作用している。このバネ荷重の反発力が弁体20に作用してリリーフ圧を生じさせる。なお、ピストン41又は弁体20とバネ23との間に、間隙調整のためのシムリング24が設けられていてもよい。
コントローラ5は、モータ3の回転位置や電流値などの検出値を用いて、モータ3をサーボ制御している。つまり、モータ3はサーボモータである。モータ3は、例えば、ステッピングモータ、三相誘導モータ、永久磁石同期モータなどの、各種モータを採用することができ、その種類は限定されない。
モータ3には、位置検出器71が設けられており、この位置検出器71により検出されたモータ3の回転位置や回転数がコントローラ5へ伝達される。位置検出器71は、例えば、ロータリエンコーダである。また、モータ3には、カレントセンサ72(図2)が設けられており、このカレントセンサ72により検出されたモータ3を流れる電流値がコントローラ5へ伝達される。
図2はコントローラ5の具体的構成を示す図である。図2に示すように、コントローラ5は、ホスト制御部51と、サーボ制御部52と、モータ駆動回路53とを有している。
本実施形態に係るコントローラ5は、モータ3の出力軸31のトルク(回転力)が目標値となるように、モータ3をトルク制御する。また、本実施形態に係るコントローラ5は、ピストン41に規定された或る点を基準点とし、その基準点の位置を制御量とし、その基準点の位置が所定の目標位置へ至るように、モータ3を位置制御する。なお、コントローラ5による位置制御の基準点は、例えば、ピストン41の軸部412の先端に規定されてよいが、これに限定されない。
ホスト制御部51は、図示されない入力手段により入力された又は予め記憶された設定リリーフ圧に基づいて、位置指令を生成する演算処理を行う。この演算処理に際し、ホスト制御部51は、予め記憶しているバネ23のバネモデル60を利用する。例えば、バネモデル60を用いれば、弁体20に与えられるバネ荷重の反力と圧油室13内の流体により弁体20に与えられる圧力とによって設定リリーフ圧が現出されるように、バネ荷重(セット荷重)を導出することができる。このバネ荷重は、即ち、モータ3の出力軸31が出力すべき目標トルクと対応する。また、例えば、バネモデル60を用いれば、バネ荷重からバネ23のセット長を導出することができる。バネ23のセット長が決まれば、予め記憶されたリリーフ弁1の各構成要素の寸法情報又は計算式に基づいて、ピストン41の基準点の位置の目標位置を決定することができる。ホスト制御部51は、このようにして導出されたバネ荷重、目標トルク、セット長、及び目標位置などに基づいて、位置指令を生成することができる。
ホスト制御部51で生成された位置指令は、サーボ制御部52へ出力される。サーボ制御部52では、位置指令に基づいて、駆動指令を生成する演算を行う。具体的には、サーボ制御部52では、ホスト制御部51から出力された位置指令が減算器61の一方に与えられ、位置検出器71から出力された検出位置が減算器61の他方に与えられ、減算器61では位置指令から検出位置が減算される。減算器61の出力は位置アンプ62に与えられ、ここで位置ゲインKpで増幅される。位置アンプ62から速度指令が減算器63のプラス側に与えられる。
また、位置検出器71から出力された検出位置はまた、微分回路64で微分されてから、減算器63のマイナス側に与えられる。減算器63の出力は速度アンプ65に与えられ、速度アンプ65で速度ゲインKvで増幅される。速度アンプ65から出力される指令が電流リミット66に与えられて、電流指令(トルク指令)が生成される。ここで電流リミット66を任意に設定することで、電流指令(トルク指令)を所望の値で制限することができる。このように設定された電流指令(トルク指令)が減算器67のプラス側に与えられる。減算器67のマイナス側には、モータ3に設けられたカレントセンサ72からの検出電流値が与えられる。減算器67からは駆動指令が生成される。
上記のようにサーボ制御部52で生成された駆動指令は、モータ駆動回路53へ出力される。モータ駆動回路53は、入力された駆動指令に対応した駆動電流をモータ3へ供給する。これにより、モータ3の出力軸31が回転し、ピストン41に規定された基準点の位置が目標位置に追従するように、ピストン41を移動させる。
上記のようにピストン41の位置が制御されることによって、ピストン41により押圧されるバネ23のセット長が良好な精度で調整される。また、モータ3の出力軸31のトルクにより、ピストン41からバネ23へ荷重が与えられるため、バネ23から弁体20に与えられる荷重が良好な精度で調整される。よって、ピストンが電磁ソレノイドで駆動される場合と比較して、リリーフ弁1のリリーフ圧の設定精度を高めることができる。また、リリーフ弁1に設定されたリリーフ圧は、ヒステリシスなどの影響を受けずに安定的に維持される。よって、リリーフ圧設定切替後の不安定な油圧現象を抑制することができる。
従来の電磁ソレノイドを備えたリリーフ弁では、設定されるリリーフ圧が大きい場合には電磁ソレノイドが巨大化する傾向があり、また、電磁ソレノイドを動作させるパイロット回路によってリリーフ弁の構造が煩雑化するおそれがある。これに対し、モータ3の大きさは、モータ3の出力軸31のトルクと同程度の推力を得る電磁ソレノイドと比較して半分程度に抑えることができる。よって、本実施形態に係るリリーフ弁1では、ピストンが電磁ソレノイドで駆動される場合と比較して、全体として小型化することが可能となる。
[変形例]
次に、上記実施形態の変形例を説明する。図3は、上記実施形態の変形例1に係るリリーフ弁1Aの概略構成を示す図であり、図4は、変形例1に係るリリーフ弁1Aのコントローラ5の制御構成を示す図である。なお、本変形例の説明においては、前述の実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
図3及び図4に示すように、変形例1に係るリリーフ弁1Aは、上記実施形態に係るリリーフ弁1と対比して、バネ23に代えて剛体である筒状部材27を備えている点で相違している。その結果、リリーフ弁1Aでは、弁体20、筒状部材27、ピストン41が進退方向Lに並んでいる。
筒状部材27は剛体であるので、筒状部材27によってピストン41が進行方向L1へ実質的に延長された態様となる。つまり、ピストン41からの進行方向L1の荷重は、筒状部材27を介してはいるが、直接的に弁体20へ与えられる。よって、モータ3の出力軸31のトルクがそのままリリーフ弁1Aのリリーフ圧に影響を与える。
変形例1に係るリリーフ弁1Aのコントローラ5では、ホスト制御部51が入力された又は予め記憶された設定リリーフ圧に基づいて位置指令を生成する演算処理を行う。ここで、ホスト制御部51は、ピストン41又は筒状部材27が弁体20に与える進行方向L1の荷重と圧油室13内の流体により弁体20に与えられる圧力とによって設定リリーフ圧が現出されるように、モータ3の出力軸31の目標トルクを導出する。ここで、ピストン41又は筒状部材27が弁体20に与える進行方向L1の荷重は、即ち、モータ3の出力軸31のトルクと対応する。
また、ホスト制御部51は、ピストン41が直接的又は筒状部材27を介して弁体20を押圧している時の、ピストン41に規定された基準点の位置から進行方向L1へ進んだ位置を、基準点の目標位置に決定する。
そして、サーボ制御部52では、位置アンプ62の位置ゲインKp、速度アンプ65の速度ゲインKvが十分に小さく設定され、微分回路64、及び減算器63の機能が実質的に停止される。つまり、減算器61の出力がそのまま減算器67のプラス側に与えられるように、サーボ制御部52の機能が制限される。
上記設定のコントローラ5では、目標位置が基準点の到達し得る位置よりも更に進行方向L1へ進んだ位置であるので、位置検出器71の検出値から導出される基準点の現在位置と目標位置に常に偏差が生じる。つまり、速度アンプ65の出力側には、常に過大な値が発生する。そして、コントローラ5は、電流リミット66を任意の値に設定することによって、モータ3のトルクが一定となるように電動モータ3を制御する。つまり、コントローラ5は、ピストン41が弁体20を押圧する荷重が一定となるように、電動モータ3を制御する。これにより、ピストン41が一定の荷重で弁体20を押圧している状態が維持される。
以上に本発明の好適な実施形態及びその変形例を説明した。これらの説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
1,1A :リリーフ弁
3 :電動モータ
4 :直動機構
5 :コントローラ
10 :弁本体
11 :圧油ポート
12 :排油ポート
13 :圧油室
14 :弁座体
20 :弁体
23 :バネ
27 :筒状部材(剛体)
31 :出力軸
41 :ピストン
61 :減算器
63 :減算器
64 :微分回路
L :進退方向
L1 :進行方向
S :弁座

Claims (4)

  1. 圧油ポート、排油ポート、前記圧油ポートと前記排油ポートの間に設けられた圧油室、及び、前記圧油室に設けられた弁座を有する弁本体と、
    前記弁座に対し進退方向に移動することにより当該弁座の油路を開閉するポペット式の弁体と、
    前記弁体に前記進退方向のうち進行方向の荷重を直接的又は間接的に与えるピストンと
    電動モータと、
    前記電動モータの出力軸の回転量を前記ピストンの前記進退方向の直動変位に変換する直動機構と、
    前記電動モータの前記出力軸のトルクが所定のリリーフ圧と対応した値となるように前記電動モータをサーボ制御するコントローラとを備えている、
    リリーフ弁。
  2. 前記コントローラは、前記ピストンに規定された基準点の位置を制御量とし、前記基準点の位置が所定の目標位置となるように前記電動モータをサーボ制御する、
    請求項1に記載のリリーフ弁。
  3. 前記ピストンと前記弁体との間に介在するバネを更に備えており、
    前記コントローラは、前記リリーフ圧に基づいて前記バネのセット長を決定し、前記セット長に基づいて前記目標位置を決定する、
    請求項2に記載のリリーフ弁。
  4. 前記ピストンが前記弁体を直接的に又は間に剛体を介して押圧しており、
    前記コントローラは、前記ピストンが前記弁体を押圧する荷重が一定となるように前記電動モータを制御する、
    請求項1又は2に記載のリリーフ弁。
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