JPH0656354A - 管糸の口糸引き出し装置 - Google Patents
管糸の口糸引き出し装置Info
- Publication number
- JPH0656354A JPH0656354A JP4248493A JP24849392A JPH0656354A JP H0656354 A JPH0656354 A JP H0656354A JP 4248493 A JP4248493 A JP 4248493A JP 24849392 A JP24849392 A JP 24849392A JP H0656354 A JPH0656354 A JP H0656354A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- belt
- bobbin
- adhesive
- yarn feeder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 精紡管糸の口糸の引き出し率を上昇させる。
【構成】 管糸1の表層部分に接触する部材を粘着性を
有する材質としたので、管糸1の口糸を粘着させて引き
出せるようにすると共に、粘着性の低下した粘着性部材
を順次交換または再生させて常時粘着性能を良好とする
事ができ、管糸1と接触する部材に柔軟性をもたせたの
で、変形管糸であっても良好に口糸の引き出しができ
る。
有する材質としたので、管糸1の口糸を粘着させて引き
出せるようにすると共に、粘着性の低下した粘着性部材
を順次交換または再生させて常時粘着性能を良好とする
事ができ、管糸1と接触する部材に柔軟性をもたせたの
で、変形管糸であっても良好に口糸の引き出しができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紡績工程の精紡機揚が
り管糸を、ワインダーへ自動供給するに当たり管糸から
口糸を引き出す装置に係り、特に、口糸の引き出しが困
難な管糸に対して有効な口糸の引き出し装置に関する。
り管糸を、ワインダーへ自動供給するに当たり管糸から
口糸を引き出す装置に係り、特に、口糸の引き出しが困
難な管糸に対して有効な口糸の引き出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】管糸の口糸を引き出す方法としては、管
糸の表層部分にエアーコンプレッサーからの高圧空気を
噴射しその剥離力を利用する方法や、ビータと称する可
撓性を有するゴム板や、樹脂板、被皮状のものを管糸の
表層部分に叩きつけることによって、糸絡みを解離させ
て引き出す方法、或いは、鈎状の金属片、または樹脂片
を管糸の表層部分に押しつけて糸を引っかけて口糸を引
き出す方法や、上記種々の方法を混合して使用する方法
が知られている。
糸の表層部分にエアーコンプレッサーからの高圧空気を
噴射しその剥離力を利用する方法や、ビータと称する可
撓性を有するゴム板や、樹脂板、被皮状のものを管糸の
表層部分に叩きつけることによって、糸絡みを解離させ
て引き出す方法、或いは、鈎状の金属片、または樹脂片
を管糸の表層部分に押しつけて糸を引っかけて口糸を引
き出す方法や、上記種々の方法を混合して使用する方法
が知られている。
【0003】しかしながら、上記の口糸の引き出し装置
では次のような欠点を有している。即ち、管糸の表層部
分にエアーコンプレッサーからの高圧空気を噴射する方
法にあっては、口糸に作用する力が比較的小さいため、
糸絡みを解離させて引き出す力には自ずと限界があり口
出し率は比較的低い。
では次のような欠点を有している。即ち、管糸の表層部
分にエアーコンプレッサーからの高圧空気を噴射する方
法にあっては、口糸に作用する力が比較的小さいため、
糸絡みを解離させて引き出す力には自ずと限界があり口
出し率は比較的低い。
【0004】ビータと称する可撓性を有するゴム板や、
樹脂板、被皮状のものを管糸の表層部分に叩きつけるこ
とによって、糸絡みを解離させて引き出す方法にあって
は、可撓性を有するゴム板や、樹脂板、被皮状の材質は
比較的柔軟なことから管糸の表層部分の糸に対して与え
る物理的なダメージが、少なくなるような努力が成され
ているが、口糸が出るまでの長時間にわたって作動し続
けた場合などは、物理的なダメージが皆無とは言えな
い。反面、前記の如く比較的柔軟な材質を使用している
ことから、ビータが摩耗してしまい、初期の性能が長期
にわたって安定して持続出来ない。
樹脂板、被皮状のものを管糸の表層部分に叩きつけるこ
とによって、糸絡みを解離させて引き出す方法にあって
は、可撓性を有するゴム板や、樹脂板、被皮状の材質は
比較的柔軟なことから管糸の表層部分の糸に対して与え
る物理的なダメージが、少なくなるような努力が成され
ているが、口糸が出るまでの長時間にわたって作動し続
けた場合などは、物理的なダメージが皆無とは言えな
い。反面、前記の如く比較的柔軟な材質を使用している
ことから、ビータが摩耗してしまい、初期の性能が長期
にわたって安定して持続出来ない。
【0005】鈎状の金属片、または樹脂片を管糸の表層
部分に押しつけて糸を引っかけて口糸を引き出す方法に
あっても、糸絡みを解離させて引き出す力は極めて強力
ではあるが、前記ビータと同様に管糸の表層部分の糸に
対して与える物理的なダメージは、比較的大きくなると
言う欠点がある。
部分に押しつけて糸を引っかけて口糸を引き出す方法に
あっても、糸絡みを解離させて引き出す力は極めて強力
ではあるが、前記ビータと同様に管糸の表層部分の糸に
対して与える物理的なダメージは、比較的大きくなると
言う欠点がある。
【0006】以上ようするに、管糸の表層部分と接触し
ない、いわゆる非接触型にあっては口糸の引き出し能力
に問題があり、管糸の表層部分と接触する接触型にあっ
ては、管糸の表層部分の糸条になんらかの物理的なダメ
ージを与えることは皆無ではなく糸条に対する品質の低
下にすら成り得る。
ない、いわゆる非接触型にあっては口糸の引き出し能力
に問題があり、管糸の表層部分と接触する接触型にあっ
ては、管糸の表層部分の糸条になんらかの物理的なダメ
ージを与えることは皆無ではなく糸条に対する品質の低
下にすら成り得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、管糸の口糸を
正確に引き出し、かつ管糸の表層部分の糸条に物理的な
ダメージを与えることの無い管糸の口糸引き出し装置の
提供が要請されている。
正確に引き出し、かつ管糸の表層部分の糸条に物理的な
ダメージを与えることの無い管糸の口糸引き出し装置の
提供が要請されている。
【0008】
【作用】そこで本発明にかかる管糸の口糸引き出し装置
にあっては、管糸の表層部分に接触する部材を粘着性を
有する材質とし、管糸の口糸を粘着させて引き出す事を
特徴とした。
にあっては、管糸の表層部分に接触する部材を粘着性を
有する材質とし、管糸の口糸を粘着させて引き出す事を
特徴とした。
【0009】管糸の表層部分に接触する部材を粘着性を
有する材質としたので、管糸の口糸を粘着させて引き出
せるようにすると共に、粘着性の低下した粘着性部材を
順次交換または再生させて常時粘着性能を良好とした。
有する材質としたので、管糸の口糸を粘着させて引き出
せるようにすると共に、粘着性の低下した粘着性部材を
順次交換または再生させて常時粘着性能を良好とした。
【0010】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の一実施例を具体
的に説明する。図1は本発明に係る管糸の口糸引き出し
装置の側面図である。
的に説明する。図1は本発明に係る管糸の口糸引き出し
装置の側面図である。
【0011】図において、1は精紡工程から搬送されて
糸尻のバンチ巻が解除された管糸であり、破線で示した
1aは、該、管糸の引き出し装置に投入前の管糸を示
し、1bは、管糸の引き出し装置から排出された管糸を
示す。2は、可撓性を有する材質をベースに粘着材を接
着した粘着ベルトで、粘着材としては、特公昭53−4
3534に開示されたエラストマー材等を使用する。こ
のエラストマー材は、塵埃等が付着して粘着力が低下し
た場合には、水による洗浄を実施後、完全に乾燥させれ
ば再度粘着力が復元する性能を有している。
糸尻のバンチ巻が解除された管糸であり、破線で示した
1aは、該、管糸の引き出し装置に投入前の管糸を示
し、1bは、管糸の引き出し装置から排出された管糸を
示す。2は、可撓性を有する材質をベースに粘着材を接
着した粘着ベルトで、粘着材としては、特公昭53−4
3534に開示されたエラストマー材等を使用する。こ
のエラストマー材は、塵埃等が付着して粘着力が低下し
た場合には、水による洗浄を実施後、完全に乾燥させれ
ば再度粘着力が復元する性能を有している。
【0012】3は、スポンジ、発泡性ゴム、発泡ウレタ
ン、等のそれ自体が弾性を示す材質や、可撓性を有する
合成樹脂やゴムをシート状の外殼とし内部に気体、液
体、ゲル、ゾル状の物質を封入した弾性体である。4、
5は、前記、粘着ベルト2を張架したローラで図示しな
いギャードモータで極めて低速で駆動されている。
ン、等のそれ自体が弾性を示す材質や、可撓性を有する
合成樹脂やゴムをシート状の外殼とし内部に気体、液
体、ゲル、ゾル状の物質を封入した弾性体である。4、
5は、前記、粘着ベルト2を張架したローラで図示しな
いギャードモータで極めて低速で駆動されている。
【0013】6は、ローラ7、8に張架した駆動ベルト
で、一般的な搬送に用いられる平ベルトを用い、前記、
ローラ7は図示しないギャードモータで比較的高速で駆
動されている。9は、前記、弾性体3を保持するベース
プレートである。
で、一般的な搬送に用いられる平ベルトを用い、前記、
ローラ7は図示しないギャードモータで比較的高速で駆
動されている。9は、前記、弾性体3を保持するベース
プレートである。
【0014】10は、粘着ベルト2の表面に付着した綿
屑や塵埃等を除去するための洗浄装置で、内部にはモー
タで回転駆動される洗浄ブラシ11及び、粘着ベルト2
に付着した水分を掻き取る為の金属或いは樹脂で形成さ
れたスクレーパー12を備えると共に、洗浄材としての
洗浄水を貯留している。13は、粘着ベルト2を完全な
乾燥状態にするためのドライヤーで必要に応じてヒータ
やファンを具備できる状態となっている。
屑や塵埃等を除去するための洗浄装置で、内部にはモー
タで回転駆動される洗浄ブラシ11及び、粘着ベルト2
に付着した水分を掻き取る為の金属或いは樹脂で形成さ
れたスクレーパー12を備えると共に、洗浄材としての
洗浄水を貯留している。13は、粘着ベルト2を完全な
乾燥状態にするためのドライヤーで必要に応じてヒータ
やファンを具備できる状態となっている。
【0015】図2は、図1の横断面を示す図である。図
において、図1と同一番号は同一の構成または部品を示
している。
において、図1と同一番号は同一の構成または部品を示
している。
【0016】図3は、精紡機から排出された管糸が何ら
かの原因で図2に示す様な正常な形状とはならずに、太
さが不均一な所謂変形管糸を処理している状態を示した
横断面図であり、図2と同様に同一番号は同一の構成ま
たは部品を示している。
かの原因で図2に示す様な正常な形状とはならずに、太
さが不均一な所謂変形管糸を処理している状態を示した
横断面図であり、図2と同様に同一番号は同一の構成ま
たは部品を示している。
【0017】図4は、第二の実施例を示す図であり、前
記、第一実施例で用いた粘着ベルト2に変えて粘着テー
プを用いたものである。同図において、14は、使用前
の粘着テープを巻回したロールで、15は、使用済みの
粘着テープを巻取るための巻取りロールであり、モータ
にて回転駆動できるように構成されている。尚、16、
16は粘着テープを安定して走行させるためのガイドロ
ーラである。
記、第一実施例で用いた粘着ベルト2に変えて粘着テー
プを用いたものである。同図において、14は、使用前
の粘着テープを巻回したロールで、15は、使用済みの
粘着テープを巻取るための巻取りロールであり、モータ
にて回転駆動できるように構成されている。尚、16、
16は粘着テープを安定して走行させるためのガイドロ
ーラである。
【0018】図5は、第三の実施例を示す図である。図
において、17は前記エラストマー材を塗布した粘着ロ
ーラ装置で、弾性を有する支持部材18によって回転自
在に軸支されると共に、支持部材18は図示しないベー
スに固定されている。この粘着ローラ装置は、図5に示
すように幅方向に短く切断されたものを数個併設し、管
糸1が変形管糸であっても個々に独立して移動すること
によって全ての管糸の表層部に接触する事ができるよう
に構成している。
において、17は前記エラストマー材を塗布した粘着ロ
ーラ装置で、弾性を有する支持部材18によって回転自
在に軸支されると共に、支持部材18は図示しないベー
スに固定されている。この粘着ローラ装置は、図5に示
すように幅方向に短く切断されたものを数個併設し、管
糸1が変形管糸であっても個々に独立して移動すること
によって全ての管糸の表層部に接触する事ができるよう
に構成している。
【0019】19は、口糸検索時に管糸1を回転するた
めの駆動ローラで軸20を介して図示しない駆動モータ
に接続されている。21は、管糸1を回転自在に支持す
るための軸受け装置であり、内部にはベアーリング装置
等が装備されている。図6は、図5の粘着ローラ装置1
7及び弾性を有する支持部材18の斜視図である。
めの駆動ローラで軸20を介して図示しない駆動モータ
に接続されている。21は、管糸1を回転自在に支持す
るための軸受け装置であり、内部にはベアーリング装置
等が装備されている。図6は、図5の粘着ローラ装置1
7及び弾性を有する支持部材18の斜視図である。
【0020】以上のような構成であるから、第一の実施
例にあっては、図1の破線1aに示す様に、バンチ巻を
解除した管糸を投入すれば、駆動ベルト6の作用によっ
て管糸1は弾性体3を圧縮変形させてローラ7の下部に
引き込む。一方、管糸1が接触する粘着ベルト2は、粘
着力が極めて高いことから、管糸1は一端が固定状態と
なり駆動ベルト6の駆動力で図1の矢印1cの方向へ回
転しながら1dの方向へと移動する。
例にあっては、図1の破線1aに示す様に、バンチ巻を
解除した管糸を投入すれば、駆動ベルト6の作用によっ
て管糸1は弾性体3を圧縮変形させてローラ7の下部に
引き込む。一方、管糸1が接触する粘着ベルト2は、粘
着力が極めて高いことから、管糸1は一端が固定状態と
なり駆動ベルト6の駆動力で図1の矢印1cの方向へ回
転しながら1dの方向へと移動する。
【0021】このとき、粘着ベルト2と接触している管
糸1の表層部は、1dの方向への移動に伴って粘着ベル
ト2から剥離する必要が生じる。この時、発生する剥離
力によって管糸1の口糸が管糸の表面から引き出され
る。
糸1の表層部は、1dの方向への移動に伴って粘着ベル
ト2から剥離する必要が生じる。この時、発生する剥離
力によって管糸1の口糸が管糸の表面から引き出され
る。
【0022】その後、口糸が引き出された管糸1はなお
も1dの方向へ移動し続け、口糸の先端部を粘着ベルト
2に粘着させたまま図1の1bへと移動する。この1b
へ移動した管糸1は、爾後継続して移動してくる管糸
1、1に押圧されてついには、ローラ4から転落する。
転落した管糸1の口糸は粘着ベルト2に固定された状態
であることから、糸を引きずった状態となって排出され
るので、必要に応じて所定の長さでカットすることが望
ましい。
も1dの方向へ移動し続け、口糸の先端部を粘着ベルト
2に粘着させたまま図1の1bへと移動する。この1b
へ移動した管糸1は、爾後継続して移動してくる管糸
1、1に押圧されてついには、ローラ4から転落する。
転落した管糸1の口糸は粘着ベルト2に固定された状態
であることから、糸を引きずった状態となって排出され
るので、必要に応じて所定の長さでカットすることが望
ましい。
【0023】他方、前記粘着ベルト2の粘着力は強大で
あるが、管糸1の表層部と常に接触していることから、
風綿や糸屑或いは塵埃などの付着によって次第にその強
大な粘着力が低下しついには、口出しが不可能になって
しまう。
あるが、管糸1の表層部と常に接触していることから、
風綿や糸屑或いは塵埃などの付着によって次第にその強
大な粘着力が低下しついには、口出しが不可能になって
しまう。
【0024】そこで、粘着ベルト2の粘着力を再生する
ために表面の風綿や糸屑或いは塵埃など付着物を洗浄水
によって完全に清浄し再び粘着力を再生するように構成
している。
ために表面の風綿や糸屑或いは塵埃など付着物を洗浄水
によって完全に清浄し再び粘着力を再生するように構成
している。
【0025】即ち、粘着ベルト2を張架したローラ4、
5は、前記図示しないギャードモータで極めて低速で駆
動されている為、付着物の堆積した粘着ベルト2は順次
回転を続け洗浄装置10内に到達する。この洗浄装置1
0内にはモータで回転駆動される洗浄ブラシ11が内蔵
されており洗浄水によって、粘着ベルト2を洗浄すると
共にスクレーパー12によって付着した水分を掻き取っ
ている。尚、粘着ベルト2に付着した水分を掻き取るた
めの装置としては、上記スクレーパー12に変えてロー
ラーによる圧縮力を利用して水分を除去しても良いこと
は云うまでもない
5は、前記図示しないギャードモータで極めて低速で駆
動されている為、付着物の堆積した粘着ベルト2は順次
回転を続け洗浄装置10内に到達する。この洗浄装置1
0内にはモータで回転駆動される洗浄ブラシ11が内蔵
されており洗浄水によって、粘着ベルト2を洗浄すると
共にスクレーパー12によって付着した水分を掻き取っ
ている。尚、粘着ベルト2に付着した水分を掻き取るた
めの装置としては、上記スクレーパー12に変えてロー
ラーによる圧縮力を利用して水分を除去しても良いこと
は云うまでもない
【0026】しかしながら、スクレーパー12によって
付着した水分を掻き取ったのみでは、完全に乾燥するに
は多少の時間が必要になり、再度口糸を引き出すまでに
完全な乾燥状態に至らない場合には、適宜、ヒータやフ
ァンを具備したドライヤー装置13を設ければ良い。
付着した水分を掻き取ったのみでは、完全に乾燥するに
は多少の時間が必要になり、再度口糸を引き出すまでに
完全な乾燥状態に至らない場合には、適宜、ヒータやフ
ァンを具備したドライヤー装置13を設ければ良い。
【0027】第二の実施例は、図4に示すような構造で
ある。即ち、前記、第一実施例で用いた粘着ベルト2に
変えて粘着テープを用いたもので、使用前の粘着テープ
を巻回したロール14から粘着テープ14aを引き出し
ガイドローラ16を介して弾性体3上を通過させて、ガ
イドローラ16を介して巻取りロール15に使用済みの
粘着テープを巻取らせるように構成し、前記再生可能な
粘着ベルト2では必要不可欠な洗浄装置10を削除した
以外は、第一の実施例と全く同様な構成及び作動となっ
ている。
ある。即ち、前記、第一実施例で用いた粘着ベルト2に
変えて粘着テープを用いたもので、使用前の粘着テープ
を巻回したロール14から粘着テープ14aを引き出し
ガイドローラ16を介して弾性体3上を通過させて、ガ
イドローラ16を介して巻取りロール15に使用済みの
粘着テープを巻取らせるように構成し、前記再生可能な
粘着ベルト2では必要不可欠な洗浄装置10を削除した
以外は、第一の実施例と全く同様な構成及び作動となっ
ている。
【0028】第三の実施例は、図5に示した構成であ
る。即ち、管糸1を軸受け装置21に立設し、モータに
接続される軸20を介して駆動ローラ19が回転駆動さ
れ、該駆動ローラ19に接触している管糸はゆっくりと
回転する。この回転によつて、管糸表層全体にわたって
粘着ローラ装置が口糸を検索するわけである。
る。即ち、管糸1を軸受け装置21に立設し、モータに
接続される軸20を介して駆動ローラ19が回転駆動さ
れ、該駆動ローラ19に接触している管糸はゆっくりと
回転する。この回転によつて、管糸表層全体にわたって
粘着ローラ装置が口糸を検索するわけである。
【0029】一方、管糸1に接触する粘着ローラ17を
比較的幅の狭いものとし、それを数個乃至十数個並列に
管糸1の表層全体にわたって配置していることによって
管糸1が所謂、変形管糸であっても、粘着ローラ17が
個々に独立して移動することによって全ての管糸の表層
部に接触する事ができるように構成されいる為、管糸の
如何なる位置に口糸が存在しても口糸を検索して引き出
すことができる。
比較的幅の狭いものとし、それを数個乃至十数個並列に
管糸1の表層全体にわたって配置していることによって
管糸1が所謂、変形管糸であっても、粘着ローラ17が
個々に独立して移動することによって全ての管糸の表層
部に接触する事ができるように構成されいる為、管糸の
如何なる位置に口糸が存在しても口糸を検索して引き出
すことができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明によれば
管糸が変形管糸であろうと、管糸の如何なる位置に口糸
があっても、粘着材が強固に口糸を粘着して引き出すこ
とから口出し率が上昇し、粘着材も塵埃等が付着する事
によって粘着力が低下したら交換または、洗浄による再
生によって再度粘着力を向上させるなどの構成としたの
で、長時間にわたって安定して、自動的に管糸の口出し
作業が可能になるなどの優れた効果がある。
管糸が変形管糸であろうと、管糸の如何なる位置に口糸
があっても、粘着材が強固に口糸を粘着して引き出すこ
とから口出し率が上昇し、粘着材も塵埃等が付着する事
によって粘着力が低下したら交換または、洗浄による再
生によって再度粘着力を向上させるなどの構成としたの
で、長時間にわたって安定して、自動的に管糸の口出し
作業が可能になるなどの優れた効果がある。
【0031】
【図1】 口糸引き出し装置の側面図
【図2】 図1の横断面を示す図
【図3】 変形管糸を処理している状態を示した横断面
図
図
【図4】 第二の実施例を示す図
【図5】 第三の実施例を示す図
【図6】 粘着ローラ装置及び弾性を有する支持部材の
斜視図
斜視図
1 管糸 2 粘着ベルト 3 弾性体 6 駆動ベルト 11 洗浄ブラシ 12 スクレーパー 14 使用前の粘着テープを巻回したロール 15 使用済みの粘着テープを巻取るための巻取りロー
ル 17 粘着ローラ装置 18 支持部材
ル 17 粘着ローラ装置 18 支持部材
Claims (1)
- 【請求項1】 管糸の表層部分に接触する部材を粘着性
を有する材質とし、管糸の口糸を粘着させて引き出す事
を特徴とする管糸の口糸引き出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4248493A JPH0656354A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 管糸の口糸引き出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4248493A JPH0656354A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 管糸の口糸引き出し装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0656354A true JPH0656354A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=17178990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4248493A Pending JPH0656354A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 管糸の口糸引き出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0656354A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005023551A1 (en) * | 2003-09-08 | 2005-03-17 | Taeil Systems Co., Ltd. | Multi purpose digital printer |
KR100698576B1 (ko) * | 2006-06-23 | 2007-03-21 | 김태붕 | 통상체 제조장치 |
CN107444987A (zh) * | 2017-07-29 | 2017-12-08 | 安徽省无为天成纺织有限公司 | 一种纺织成型后管纱线端寻找装置 |
-
1992
- 1992-08-03 JP JP4248493A patent/JPH0656354A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005023551A1 (en) * | 2003-09-08 | 2005-03-17 | Taeil Systems Co., Ltd. | Multi purpose digital printer |
KR100486083B1 (ko) * | 2003-09-08 | 2005-05-03 | 주식회사 태일시스템 | 다기능 디지털 프린터 |
US7370958B2 (en) | 2003-09-08 | 2008-05-13 | Taeil Systems Co., Ltd. | Multi purpose digital printer |
KR100698576B1 (ko) * | 2006-06-23 | 2007-03-21 | 김태붕 | 통상체 제조장치 |
CN107444987A (zh) * | 2017-07-29 | 2017-12-08 | 安徽省无为天成纺织有限公司 | 一种纺织成型后管纱线端寻找装置 |
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