JPH0656047B2 - フリ−アクセスフロア - Google Patents

フリ−アクセスフロア

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JPH0656047B2
JPH0656047B2 JP62017131A JP1713187A JPH0656047B2 JP H0656047 B2 JPH0656047 B2 JP H0656047B2 JP 62017131 A JP62017131 A JP 62017131A JP 1713187 A JP1713187 A JP 1713187A JP H0656047 B2 JPH0656047 B2 JP H0656047B2
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stringer
floor
panel
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裕正 中
紀男 中村
武彦 奥島
隆夫 奥村
辰夫 庄司
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Naka Technical Laboratory Co Ltd
Naka Corp
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Naka Technical Laboratory Co Ltd
Naka Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は基準床面に固定した支持脚上にフロアパネルを
敷設してなるフリーアクセスフロアに関するものであ
る。
(従来の技術) コンクリート床等の基準床面の上方に多数のフロアパネ
ルを敷設し、フロアパネルと基準床面との間にケーブル
や換気ダクト等を配設できる自由空間を確保した二重床
構造、すなわちフリーアクセスフロアが最近広く使用さ
れつつある。
このようなフリーアクセスフロアのうちでも特に電算機
室に施工されるタイプのものでは、ケーブルが多いこと
から、500mm以上の床高になっている。従って、フロ
アパネルの四隅に一体に支持脚を設けたものでは、材料
費がかかる上に、床下空間を狭くするので、フロアパネ
ルと別体にした独立型の支持脚が使用されている。
独立型の支持脚を使用したフリーアクセスフロアとし
て、例えば第13図に示すものが知られている。このフ
リーアクセスフロアによれば、コンクリート床等の基準
床面100に支持脚下端の受台基盤200を接着剤によ
って強固に固定し、該受台基盤200に溶接等の手段で
立設した柱脚300の上端部に、螺合機構を利用した高
さ調節台400を設け、該高さ調節台400上にフロア
パネル500を敷設して構成されている。
上記フリーアクセスフロアでは、受台基盤200(柱脚3
00)が基準床面100に対して強固に固定された構造
であるから、地震により横力が作用すると、フリーアク
セスフロアの曲げモーメントは第18図に示すように柱
脚300の下端側で大きく作用する。換言すれば、受台
基盤200と基準床面100との接着強度により耐震性
能を発揮させる構造になっている。このため、柱脚30
0には転倒を防止するために柱脚300と基準床面10
0との間に補強杆600を設けている。なお、柱脚30
0の上端部側での曲げモーメントは小さいことから、柱
脚300の上端間に架設されるストリンガー700の端
部は嵌合等によって柱脚300の上端に連結されている
にすぎない。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、柱脚300の下端側に大きな曲げモーメ
ントが作用するようにして、該曲げモーメントを接着剤
によって基準床面に固定された受台基盤200で受ける
ようにしていることから、次のような問題があった。す
なわち、接着剤は接着作業条件(基準床面の表面状態
等)により左右され、また経年変化により接着強度が低
下することから、所定の耐震性能を満足するためには大
きな接着面積が必要となり、このため受台基盤200を
大きく設定しなければならず、施工が面倒となり、また
受台基盤200だけで曲げモーメントを支えることは難
しく補強杆を必要とし、床下空間を広くとることができ
ない問題があった。
また、それぞれの支持脚間に荷重が伝えられることなく
独立して立設されているので、重量物が載置される部分
の支持脚の受台基盤200に荷重が集中する問題があっ
た。したがって、荷重の集中する支持脚毎に補強が必要
であった。
そこで、本発明の目的は、施工が容易で、床下空間を広
くとれ、支持脚を含む構造体全体によって耐震構造を構
成し、部分的な補強をすることなく、任意場所に機器を
載置できるフリーアクセスフロアを提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 前述の目的を達成するため、本発明のフリーアクセスフ
ロアは次のような構成を採る。
すなわち、基準床面上に所定間隔をおいて複数の支持脚
を立設し、隣り合う前記支持脚の間にそれぞれストリン
ガーを架設し、前記ストリンガー上に複数のフロアパネ
ルを敷設してなる、フリーアクセスフロアにおいて、前
記支持脚は、それぞれ、前記基準床面に固定される受台
基盤と、前記受台基盤上に高さ調節可能に立設される柱
脚とを有し、前記ストリンガーの端部は、それぞれ、前
記柱脚に対して相対変位しないように、対応する前記柱
脚の上部にストリンガー固定手段によって固定され、前
記フロアパネルは、その辺縁を前記ストリンガーに係合
させて前記ストリンガー上に支承されると共に、そのコ
ーナー部を前記柱脚の上方に位置させ、前記各柱脚の上
方に集合した複数の前記コーナー部をパネル固定手段に
よって前記柱脚の上端に固定したことを特徴する、フリ
ーアクセスフロアである。
(作用) このような構成のフリーアクセスフロアを施工するに際
しては、先ず、支持脚下端の受台基盤を基準床面に固定
し、次いで、支持脚の柱脚上端部間にストリンガーを架
設し、ストリンガー固定手段によってストリンガーの端
部と柱脚の上部を固定する。更に、この後、フロアパネ
ルをその辺縁がストリンガーによって支承されるように
して、そのコーナー部をパネル固定手段によって柱脚の
上端に固定して、敷設する。
従って、ストリンガーはその端部をストリンガー固定手
段で固定されると共に、フロアパネルを介してパネル固
定手段によっても固定されるから、ストリンガーは柱脚
上端に強固に固定され、柱脚とストリンガーからなるラ
ーメン構造が構成される。これに加え、パネル固定手段
によってフロアパネルとストリンガーが一体化されるか
ら、柱脚とストリンガーとからなる上記ラーメン構造の
剛性はフロアパネルの取り付けによって更に高められ
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図ないし第7図は、本発明の第一実施例を示し、こ
の実施例においては、以下に説明するように、ストリン
ガー固定手段とは、ストリンガー押さえ18、ナット2
1、及び、ナット19と座金20を指し、また、パネル
固定手段とはパネル押さえ23を指す。フリーアクセス
フロア1は複数のフロアパネル2とコンクリート床等の
基準床面3上に敷設して構成されるが、フロアパネル2
を基準床面3上に支持する支持脚4はフロアパネル2を
敷設する前に基準床面3に固定される。
支持脚4はフリーアクセスフロア1の中央部においては
互いに隣設する四枚のフロアパネル2のコーナー部2a
が四つ集合する位置の下方に配置され、またフリーアク
セスフロア1の壁面側の部分においては互いに隣接する
二枚のフロアパネル2のコーナー部2aが二つ集合する
位置の下方に配置されている。(第1図参照)。
支持脚4は、第2図ないし第4図に示すように、方形状
の受台基盤5の上面中央部に高さ調節台6を介して円筒
状の柱脚7を立設し、かつ該柱脚7の上端部にストリン
ガー受け台8を設けて構成されている。受台基盤5には
下面の接着剤を上面に盛り上げてずれ止めし、接着強度
を高めるように孔5aが形成されており、受台基盤5は
この接着剤によって基準床面3に固定される。また、高
さ調節台6は、受台基盤5の上面中央部に立設したネジ
部10に外周面に柱脚7の下端を受けるフランジ11を
有した調節ナット12を螺合して構成されており、該調
節ナット12を柱脚7の下端部に固定するボルト・ナッ
トからなる締付部材13を緩めて調節ナット12を回動
操作することにより、柱脚7(調節ナット12)をネジ
部10に対して上下方向に移動させて支持脚4の高さを
調節することができる。ストリンガー受け台8は十字状
に形成されており、その中央部にネジ軸14が立設さ
れ、またその各端部8aの両側にストリンガー15の端
部を挾持するように側壁部8bが設けられ、また該端部
8aの底面8cにボルト16が設けられている。
柱脚7の上端部間には、ストリンガー受台8を介して、
フロアパネル2の四辺部に沿って延在するようにしてス
トリンガー15が架設されている。このストリンガー1
5は断面コ字状に形成され、その端部側の底面15aに
挿通孔17が設けられている。ストリンガー15の端部
はストリンガー受け台8の端部8aの側壁部8b,8b
間に嵌挿され、ストリンガー15端部の底面15aがス
トリンガー受け台8端部の底面8cに重ね合わされた状
態でストリンガー押え18によって強固に固定されてい
る。この固定状態を詳細に説明すると、ストリンガー押
え18は断面コ字状に形成されていて、その一端部側の
上面に長さ方向に沿って延びる長孔18aが設けられて
おり、このストリンガー押え18をストリンガー受け台
8上にセットされたストリンガー15の端部内に介在
し、ストリンガー受台8端部の底面8cに溶接されたボ
ルト16に挿通孔17、長孔18aを挿通し、ナット2
1で螺合緊締して、ストリンガー押え18の一端部をス
トリンガー15の端部の底面15aに押し付けて固定す
ると共に、ストリンガー押え18の他端部をネジ軸14
に螺合緊締したナット19と座金20により同じくスト
リンガー15の端部の底面15aに押し付けて固定し
て、ストリンガー15の端部をストリンガー受け台8の
端部8aに固定している。これにより、ストリンガー1
5と柱脚7により上端部を固定されたラーメン構造体が
構成される。
ストリンガー15の底面15aの両側に立設した垂直部
15b、15bの上端には、該上端部分を外方に水平に
折曲しさらに下方に垂直に折曲してなるパネル受け部1
5cが設けられていて、該パネル受け部15cによって
隣接するフロアパネル2の四辺部を同時に支承してい
る。また、垂直部15b、15bには、緩衝パッド22
がその一部がパネル受け部15cから突出するようにし
て設けられている。この緩衝パッド22は、ストリンガ
ー15とフロアパネル2との間に介在されて、フロアパ
ネル2の製作誤差の吸収とガタつきをなくし、歩行感を
向上させる。
フロアパネル2は、第5図(A)ないし(C)に示すように、
アルミダイカストによって正方形状に構成され、各コー
ナー部2aに四分円形状の段部2bと切欠部2cとが設
けられ、また裏面に脚の長い補強リブ2dと脚の短い補
強リブ2eとが格子状に設けられている。フロアパネル
2の四辺部に位置する補強リブ2dには、第5図(C)に
示すように切欠により段部2fが形成されていて、該段
部2eがストリンガー15のパネル受け部15cに係止
してフロアパネル2のズレ止めをしている。なお、フロ
アパネル2は、鋼板等で構成してもよい。
フロアパネル2のコーナー部2aは、パネル押え23に
よってストリンガー受け台8上においてストリンガー1
5の端部に押し付けられて固定される(第3図、第4図
参照)。すなわち、パネル押え23は円盤状に形成さ
れ、その下面に環状段部23aが設けられ、また下面中
央部にネジ孔23bが設けられており、パネル押え23
をコーナー部2aの段部2bによって形成された空間内
に嵌挿してネジ孔23bをネジ軸14に螺合緊締するこ
とによって、環状段部23aが段部2bをストリンガー
15端部のパネル受け部15cに押し付けて固定する。
このようにフロアパネル2のコーナー部2aをストリン
ガー15の端部に固定すると、フロアパネル2の四辺部
も同様にストリンガー15に固定される。
第6図は、フリーアクセスフロア1の壁面側に設置され
る支持脚4を示している。この支持脚4はパネル2の内
側に位置しているので、ストリンガー押え18の延長部
18bを突出させてパネル2を固定する。また、壁と平
行なストリンガー15もパネル2の内側に位置するので
(第1図参照)、パネルのリブ2dの下端を通るように
他のストリンガーより低く形成される。
すなわち、ストリンガー押え18の一端部には上方に立
上るようにして延長された延長部18bが設けられて、
該延長部18bにはネジ孔18cが設けられている。ま
た、パネル押え23は半円状に形成されて、挿通孔23
cが設けられている。ボルト24をパネル押え23の挿
通孔23cから挿通してストリンガー押え18のネジ孔
18cに螺合緊締することにより、フロアパネル2のコ
ーナー部2aがストリンガー15の端部に固定される。
なお、図中38はフロアパネル2と壁面との間に介在さ
れたパッキンである。
今、第1図ないし第7図に基づいて、フリーアクセスフ
ロア1の施工方法について説明する。先ず、受台基盤5
を基準床面3の所定位置に接着剤9で仮固定し、次いで
ストリンガー15を取り付けて、ストリンガー受台8の
間隔と高さとが一定となるように受台基盤5を調節す
る。このとき、ストリンガー15は治具として機能す
る。そして、ストリンガー押え18を緊締し、一つのラ
ーメン構造体が完成する。かかる手順を繰返して基準床
面3上に互いに連結した所定個数のラーメン構造体を並
設した後、フロアパネル2の四辺部がストリンガー15
のパネル受け部15cによって支承されるようにしてフ
ロアパネル2を敷設し、パネル押え23のネジ孔23b
をネジ軸14に螺合緊締してフロアパネル2のコーナー
部2aをストリンガー15の端部に固定する。
このようにすると、柱脚7とストリンガー15によりラ
ーメン構造体が構成され、地震による横力が作用する
と、このラーメン構造体の全体で受け止め、このときス
トリンガー15は柱脚7を支えて転倒を防止する。第7
図はフリーアクセスフロア1が地震による横力を受けた
ときに、該フリーアクセスフロア1に作用する曲げモー
メント図を示している。この曲げモーメント図から明ら
かなように、従来のフリーアクセスフロアの場合(第1
3、14図参照)と反対に、柱脚7の上端側に大きな曲
げモーメントが作用するようにして、該曲げモーメント
をストリンガー15で受けている。従って、受台基盤5
を基準床面3から剥離させる力は少なく、受台基盤5を
大きく設定して接着面積を大きくする必要はなく、施工
が容易であり、また柱脚7の転倒防止用の補強杆を柱脚
7と基準床面3との間に設ける必要がなく、床下空間を
広くとることができ、配線作業が容易となる。さらに、
ラーメン構造全体で荷重を受けることから、部分的に過
大な荷重が集中するようなこともない。
また、フロアパネル2についてみれば、その四辺部がス
トリンガー15によって支承されていることから、フロ
アパネル2にかかる積載荷重はストリンガー15も受け
持つこととなり、このため大型電算機等の重量物でも安
定して支持することができる。また、フロアパネル2は
ストリンガー15によって補強されることにもなるの
で、フロアパネル2の軽量化を図ることができ、施工が
容易となる。
なお、配線等の床下作業の際には、ナット19を緩め、
長孔18aを利用してストリンガー押え18をずらし、
有頭ボルト21を外せば、各ストリンガー15を単独で
外すことができる。
ストリンガー15の端部をストリンガー受け台8に強固
に固定する固定方法としては、上記実施例に限定され
ず、例えば、ストリンガー15の端部を2ケ所ボルトに
よって固定してもよく、またナット19、座金20を省
略して、ストリンガー押え18を長尺に形成すると共
に、その中央部に長孔18aを設けて、ストリンガー押
え18を中央部で固定することによりストリンガー15
の端部を固定するようにしてもよい。
第8図は支持脚4及びストリンガー15の他の実施例を
示し、この実施例では、以下に説明するように、ストリ
ンガー固定手段とは座金20及び固定ネジ25を指す。
この実施例では、ストリンガー15は角筒状で、その上
面中央部に長さ方向に沿って凹部15dを設けて構成さ
れており、また座金20はストリンガー押え18を兼ね
るように十字状に構成されている。ストリンガー15の
端部に設けた孔15eから固定ネジ25を挿通してネジ
部160に螺合緊締すると共に、ナット19をネジ軸1
4に螺合緊締して座金20をストリンガー15の端部上
面に押し付けて固定することにより、ストリンガー15
の端部がストリンガー受け台8の端部8aに強固に固定
される。なお、座金20にはボルト14の径よりも大き
な孔部を形成して、ナット19を緩め、座金20をずら
すことによって、各ストリンガー15を外すことができ
る。
第9図ないし第12図は、ストリンガー押え18を省略
して、パネル押え23によりフロアパネル2を介してス
トリンガー15をストリンガー受け台8に強固に固定し
た他の実施例を示し、この実施例では、ストリンガー固
定手段は固定金具31を指し、また、パネル固定手段と
はパネル押さえ23及び有頭ボルト28を示す。これら
他の実施例では、ストリンガー15の取付け、取外しを
容易に行うことができる。
次に、第9図及び第10図に示された他の実施例につい
て説明する。この実施例の特徴は、固定金具31を使用
した点にある。固定金具31の一端部には、フロアパネ
ル2のコーナー部2aにより押圧されてストリンガー受
け台8の中央部寄りに位置するストリンガー15の端部
を固定する固定部32が設けられ、また固定金具31の
他端部には、ストリンガー15の端部の底面15aに設
けた孔34からストリンガー受け台8の端部8aの裏面
側に延びてストリンガー15の端部とストリンガー受け
台8の端部8aとを挾持して固定するコ字状の挾持部3
3が設けられている。この実施例では、挾持部33に存
在するガタの分に相当してストリンガー15に作用する
曲げモーメントが第一実施例のものより大きくなってい
るが、固定金具31の挾持によって容易に固定すること
ができる。
次に、第11図及び第12図に示された他の実施例につ
いて説明する。この実施例でストリンガー固定手段とは
ボルト37とナット35を指す。この実施例の特徴は、
ストリンガー受け台8の端部8aに固定したボルト37
とナット35とを付加したものである。ストリンガー1
5は孔36にボルト37を挿通され、ナット35をボル
ト37に螺合させて、緊締され、固定される。すなわ
ち、ストリンガー15の端部2ケ所をストリンガー受け
台8に固定するもので、第一実施例と同じような固定構
造になっている。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明のフリーアクセスフロアで
は、隣り合う支持脚の柱脚の上部位置の間にストリンガ
ーを架設し、ストリンガーと柱脚とが相対的に変位しな
いようにストリンガーと柱脚とを連結したから、隣り合
う一対の柱脚とこれらの柱脚を連結する一つのストリン
ガーとによって強固なラーメン構造が形成されることに
なる。このラーメン構造はそれ自身が強固であるからそ
の変形も微小であり、また隣接する他のラーメン構造に
よってもその変形が防止されて、フリーアクセスフロア
上の重量物を確実に支持することができる。したがっ
て、フリーアクセスフロアの支持強度を高めるために、
例えば補強杆等の他の部材を設置することによって、床
下空間の有用性が害されることはない。
また、パネル固定手段によってフロアパネルとストリン
ガーが端部において圧着されて一体化されるため、フロ
アパネル及びストリンガーの剛性を互いに補強して高め
ることができ、対荷重強度及び耐震強度を高めることが
できる。
更に、ストリンガーの端部の固定は、その一か所をフロ
アパネルを介してパネル固定手段を柱脚上部に締結する
ことによって固定しているから、柱脚上部に集合する4
枚のフロアパネルのコーナー部と4本のストリンガーの
端部を一つのパネル固定手段によって同時に固定するこ
とができる。よって、施工や配線レイアウトの変更時の
ストリンガー着脱作業が容易に行い得る。また、施工時
においては、ストリンガーはストリンガー固定手段によ
って柱脚に固定され、隣接する柱脚間を一定間隔で連結
するため、柱脚が正確に位置決めされ、フロアパネルの
敷設作業を容易に行うことができる。なお、本発明のフ
リーアクセスフロアでは、ストリンガーが隣り合う柱脚
間に取り付けられているから、ケーブル等を配線すると
きには配線経路上のストリンガーのみを取り外せばよ
い。
また、本発明のフリーアクセスフロアでは、フロアパネ
ルの辺縁がストリンガーによって支承されるから、フロ
ア上に重量物が載せられても荷重の分散が有効に行われ
る。したがって、大型電算機等の重量物でも安定した状
態で支持することができる。そして、フロア上の荷重は
フロアパネルのみではなくてストリンガーによっても支
持されるから、フロアパネルの対荷重強度を下げること
が可能になり、これによりフロアパネルの軽量化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のフリーアクセスフロアの一部斜視
図、 第2図は、第1図に示す支持脚の分解斜視図、 第3図は、組立て状態を示す分解断面図、 第4図は、組立て状態の断面図、 第5図(A)は、フロアパネルの斜視図、 〃 (B)は、フロアパネルの裏面図、 〃 (C)は、第5図(B)のC−C線に沿う断面図、 第6図は、フリーアクセスフロアの壁面側の断面図、 第7図は、フリーアクセスフロアに作用する曲げモーメ
ント図、 第8図は、支持脚及びストリンガーの他の実施例を示す
部分分解斜視図、 第9図は、別の他の実施例を示す要部の分解斜視図、 第10図は、同断面図、 第11図は、更に別の他の実施例を示す要部の分解斜視
図、 第12図は、同断面図、 第13図は、従来例の部分側面図、 第14図は、同従来例の曲げモーメント図である。 1……フリーアクセスフロア、2……フロアパネル、3
……基準床面、4……支持脚、5……受台基盤、7……
柱脚、8……ストリンガー受け台、15……ストリンガ
ー、18……ストリンガー押え、23……パネル押え、
20……座金、31……固定金具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥島 武彦 埼玉県八潮市新町39番地 株式会社ナカ技 術研究所東京研究所内 (72)発明者 奥村 隆夫 埼玉県八潮市新町39番地 株式会社ナカ技 術研究所東京研究所内 (72)発明者 庄司 辰夫 埼玉県八潮市新町39番地 株式会社ナカ技 術研究所東京研究所内 (56)参考文献 特開 昭49−85821(JP,A) 実開 昭61−108749(JP,U) 実開 昭55−97033(JP,U) 実開 昭59−106955(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準床面上に所定間隔をおいて複数の支持
    脚を立設し、隣り合う前記支持脚の間にそれぞれストリ
    ンガーを架設し、前記ストリンガー上に複数のフロアパ
    ネルを敷設してなる、フリーアクセスフロアにおいて、 前記支持脚は、それぞれ、前記基準床面に固定される受
    台基盤と、前記受台基盤上に高さ調節可能に立設される
    柱脚とを有し、前記ストリンガーの端部は、それぞれ、
    前記柱脚に対して相対変位しないように、対応する前記
    柱脚の上部にストリンガー固定手段によって固定され、
    前記フロアパネルは、その辺縁を前記ストリンガーに係
    合させて前記ストリンガー上に支承されると共に、その
    コーナー部を前記柱脚の上方に位置させ、前記各柱脚の
    上方に集合した複数の前記コーナー部をパネル固定手段
    によって前記柱脚の上端に固定したことを特徴とする、
    フリーアクセスフロア。
JP62017131A 1987-01-27 1987-01-27 フリ−アクセスフロア Expired - Lifetime JPH0656047B2 (ja)

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