JPH0623492B2 - フリ−アクセスフロアの機器据付装置 - Google Patents

フリ−アクセスフロアの機器据付装置

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JPH0623492B2
JPH0623492B2 JP62088124A JP8812487A JPH0623492B2 JP H0623492 B2 JPH0623492 B2 JP H0623492B2 JP 62088124 A JP62088124 A JP 62088124A JP 8812487 A JP8812487 A JP 8812487A JP H0623492 B2 JPH0623492 B2 JP H0623492B2
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panel
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正則 松良
昌夫 岩田
裕正 中
紀男 中村
武彦 奥島
隆夫 奥村
辰夫 庄司
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ITOCHU SHOJI KK
NITSUKEN SETSUKEI KK
Naka Corp
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ITOCHU SHOJI KK
NITSUKEN SETSUKEI KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、フリーアクセスフロア上に設置された電算機
等の機器が地震等によって移動したり、転倒したりする
のを防止するフリーアクセスフロアの機器据付装置に関
するものである。
(従来の技術) コンクリート床等の基準床面の上方に多数のフロアパネ
ルを敷設し、フロアパネルと基準床面との間にケーブル
や換気ダクト等を配設できる自由空間を確保した二重床
構造、すなわちフリーアクセスフロアが知られている。
このようなフリーアクセスフロア上に電算機等の電子機
器を設置する場合には、地震等により電子機器が移動し
たり、転倒したりすると機器自体の破損やケーブル等の
断線、破損等の事故が起こるので、これを防止する必要
がある。
従来、フリーアクセスフロア上に設置した電算機等の電
子機器の移動、転倒等の防止手段として、例えば特公昭
55−2919号公報、実開昭60−83143号公報に開示された
ものが知られている。
前者(特公昭55−2919号公報)に開示されたものでは、フ
リーアクセスフロアの機器設置位置に、該位置に敷設さ
れたフロアパネルを取外し、電子機器の底面とほぼ同じ
大きさで且つフロアパネルよりも若干高く設定された架
台をフリーアクセスフロア下部のコンクリート床に固定
し、該架台とその上に設置される機器の底部とをボルト
等で結合することにより、電子機器の移動、転倒等を防
止している。
また、後者(実開昭60−83143号公報)に開示されたもの
では、フロアパネルの表面に凹部を形成して、該凹部に
電子機器の脚部を係合させて電子機器の移動、転倒等を
防止している。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前者にあっては、フロアパネルの敷設前
に予め電算機等の設置位置を決めて施工しておく必要が
ある等、施工が面倒となる問題がある上に、レイアウト
の変更ができない問題があった。また、かかる固定装置
は、その構造上、フリーアクセスフロアの床下空間を部
分的に仕切ることになるため、フリーアクセスフロアの
本来的機能である配線や配管等の便利性が損なわれるこ
とになる。更に、一旦設置した機器の交換や新機種の導
入に際しては機器の据え付け箇所を移動する必要性がで
てくるが、この場合には、その都度、固定装置の設置場
所を移動する必要があるので、多くの手間と時間がかか
ると共に、固定装置の移動に伴って設置機器の稼働を中
止する必要が生ずるため、機器の交換等に伴う弊害は更
に増大する。
他方、後者にあっては、フロアパネルが固定されていな
いために、電算機等の揺動によりフロアパネル自体が浮
き上がる問題があり、またフロアパネル自体に凹部を形
成することから、フロアパネルの加工が面倒であり、さ
らに据えつける機器の大きさに応じて多種のフロアパネ
ルを用意しなければならない問題があった。
そこで、本発明は上記従来技術の問題点を解決するもの
で、その目的とするところは、地震等によりフリーアク
セスフロア上の機器の移動、転倒、破損やケーブルの断
線、破損等が防止出来る上に、施工が容易で、またレイ
アウトの変更や機器の増設が簡単にでき、フロアパネル
の加工を容易である上に、多種のフロアパネルを用意し
なくてもすみ、さらにフロアパネル自体が浮き上がる問
題もないフリーアクセスフロアの機器据付装置を提供す
ることである。
(問題点を解決するための手段) 前述の目的を達成するため、本発明のフリーアクセスフ
ロアの機器据付装置は、基準床面に固定された支持脚上
に、パネル押さえによってフロアパネルを固定し、また
該フロアパネルの機器据付位置表面に、機器の脚部の移
動を防止する脚受け金具と該脚部の浮き上りを防止する
浮上り防止金具とからなる固定金具を、該浮上り防止金
具の調整スリットに挿通したボルト等の締結手段を介し
て固定するようにしたことを、構成上の特徴とする。
(作 用) フリーアクセスフロアの機器据付装置の施工時には、基
準床面に支持脚を固定して該支持脚の上端部にフロアパ
ネルを敷設し、該フロアパネルをパネル押さえで支持脚
に固定し、機器設置位置のフロアパネルの表面に脚受け
金具と浮上り防止金具とからなる固定金具を、該浮上り
防止金具の調整スリットに挿通したボルト等の締結手段
を介して固定する。なお、固定金具は予めフロアパネル
に固定しておいてもよい。これにより、地震があって
も、固定金具の脚受け金具が機器の脚部の移動を防止す
ると共に、浮上り防止金具が該脚部の浮上りを防止し、
またパネル押さえがフロアパネルを支持脚に固定してい
るので、機器の移動、転倒等が防止され、またフロアパ
ネルの浮上りも防止される。なお、締結手段を緩めて固
定金具を調整スリットに沿って移動させると共に、回動
して固定金具の取付位置を変えることにより、フロアパ
ネルの任意の位置に機器を設置することが出来る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図ないし第6図は本発明の一実施例を示している。
フリーアクセスフロア1は複数枚のフロアパネル2をコ
ンクリート床等の基準床面3上に敷設して構成される
が、フロアパネル2を基準床面3上に支持する支持脚4
はフロアパネル2を敷設する前に基準床面3に固定され
る。
支持脚4は、第1図に示すように、フリーアクセスフロ
ア1の中央部においては互いに隣接する四舞のフロアパ
ネル2のコーナー部2aが集合する位置の下方に配置さ
れ、またフリーアクセスフロア1の壁面側においては互
いに隣接する二枚のフロアパネル2のコーナー部2aが
集合する位置の下方に配置されている。
支持脚4は、第2図に示すように、受台基盤5の上面中
央部に高さ調整機構8を介して円筒状の支柱6を立設す
ると共に、該支柱6の上端部分にストリンガー受け台7
を固定して構成されている。高さ調整機構8は、受台基
盤5の上面中央部に立設したネジ軸9と、支柱6の下端
部を支持して該ネジ軸9に螺合された調整ナット10とか
ら構成されている。調整ナット10は支柱6の下端部に遊
嵌されており、支柱6の下端部に設けられたボルト・ナ
ットからなる締結部材11を緩めて調整ナット10を回動操
作することにより、調整ナット10が支柱6とともにネジ
軸9に沿って上下動して高さ調整がなされる。また、ス
トリンガー受け台7は十字状に形成されていて、支持脚
4上に集合された四本のストリンガー12の各端部を支持
している。このストリンガー受け台7のストリンガー12
の端部を支持する部分の底面には凸部7aが設けられて
いて、ストリンガー12の端部底面に設けた孔12aに嵌合
している。ストリンガー12はフロアパネル2の四辺部に
沿って延在するようにして支持脚4の上端間に架設され
ており、フロアパネル2の四辺部を支持してフロアパネ
ル2に掛かる積載荷重を受け持つようになっている。な
お、支柱6の上端部はストリンガー受け台7の中央部か
ら突出しており、該上端部にネジ孔部6aが設けられて
いる。
フロアパネル2の各コーナー部2aには四分円形状の段
部2bと切欠部2cが設けられている。このコーナー部2
aは、円盤状のパネル押さえ13によって支持脚4の上端
部に固定されている。すなわち、パネル押さえ13の下面
には環状段部13aが設けられ、また中央部には段付き挿
通孔13bが設けられており、このパネル押さえ13をコー
ナー部2aが四個集合する支持脚4上の空間(段部2bと
切欠部2cにより形成された空間)14内に嵌合して環状段
部13aを段部2bに係合すると共に、該パネル押さえ13の
中央部の貫通孔13bに有頭ボルト15を挿通して支柱6の
上端部のネジ孔部6aに螺合している。このように、パ
ネル押さえ13によってコーナー部2aを押さえ付けて支
持脚4の上端部に固定することにより、フロアパネル2
の浮き上がりが防止される。また、フロアパネル2によ
ってストリンガー12がストリンガー受け台7に押し付け
られて固定されるため、ストリンガー12と支持脚4とが
強固に連結されてラーメン構造が構成される。したがっ
て、地震により横力が作用しても、支持脚4の上端部側
で大きな曲げモーメントが作用してこれをストリンガー
12が受けるようになり、支持脚4の下端部側には小さな
曲げモーメントしか作用せず、受台基盤5を基準床面5
から引き剥がす力は僅かであり、受台基盤5の接着面積
を大きくしなくても済む上に、支持脚4を補強杆で支え
る必要がない。換言すれば、配線等のために床下空間を
広く取ることが可能となる。
フリーアクセスフロア1の電算機等の機器15が据えつけ
られる位置のフロアパネル2、すなわち据え付けフロア
パネル2の表面には第1図に示すように固定金具16が配
置されている。この固定金具16は、第3図に示すよう
に、機器15の脚部17が移動するのを防止する脚受け金具
18と、該脚部17が浮き上がるのを防止する浮上り防止金
具19とから構成されている。なお、据え付けフロアパネ
ル2は、表面に固定金具16が固定されるだけで、寸法、
形状は他の位置に敷設される標準フロアパネル2と同じ
である。
脚受け金具18は、長方形状の板片18aの中央部に脚部17
の下端部分17aが嵌合する孔部18bを設けて構成されてい
る。また、浮上り防止金具19は、第4図ないし第6図
に示すように、中央部に長尺の平板部19aを有し、こ
の平板部19aの両側縁に沿ってそれぞれ補強リブ(側
壁板)19b、19bが形成されている。平板部19a
の長手方向の両端部19c、19dはフロアパネル2の
表面側に屈曲され、また、平板部19aの中間部19e
は、浮上り防止金具19をフロアパネル2の表面に設置
したとき、フロアパネル2の表面から所定間隔をおいて
延在するようになっている。
平板部19aの長さ方向一端部には脚部17の下端部分17aに
係合する係合溝20が設けられ、また該一端部の裏面には
脚受け金具18に形成した係合孔18c,18cに係合する係合
突起21,21(第3図および第6図参照)が設けられてい
る。また、平板部19aの中間部分には長さ方向に延びる
調整スリット22が形成され、そして該中間部分の裏面側
には調整スリット22に合致するスリット23aを有したラ
ック板23がボルト・ナットからなる締付部材24,24によ
り固定されている。ラック板23の下面にはラック部23b
が形成されて、該下面とフロアパネル2の表面との間に
はラック部23bに噛合するラック部25bを有した移動防止
ブロック25が介在されている。このように構成された平
板部19aは、固定ボルト26によりフロアパネル2に固定
される。すなわち、調整スリット22、スリット23a、移
動防止ブロック25の中央部に形成した挿通孔25b、フロ
アパネル2に形成した取付孔2dから固定ボルト26を挿
通して、フロアパネル2の取付孔2d裏面側に圧入固定
したナット27に螺合緊締することにより、平板部19aが
フロアパネル2に固定される。このとき、平板部19aの
長さ方向一端部は脚部17の下端部分17aに押し付けら
れ、また長さ方向他端部はフロアパネル2の表面に押し
付けられて固定される。これにより、移動防止ブロック
25が平板部19aによってフロアパネル2の表面に押し付
けられて固定され、そしてこの移動防止ブロック25のラ
ック部25aがラック板23のラック部23aと噛み合うことか
ら、浮上り防止金具19は固定ボルト26を中心とした定距
離において調整スリット22に沿っての移動が防止されて
同様に固定される上に、固定金具16どうしが互いに引張
り合うことにより回転が防止され、このフロアパネル2
に確実に固定され、また脚受け金具18は係合突起21と係
合孔18cとの係合により浮上り防止金具19によって移動
が防止されていることから、同様にフロアパネル2に確
実に固定される。
なお、上記固定金具16が固定されるフロアパネル2、す
なわち据え付けフロアパネル2には、第1図に示すよう
に、取付孔2dが予め四個形成されている。
上記実施例では、機器15の据え付けに際しては、第1図
に示すように、各据え付けフロアパネル2に固定金具16
を配置しておく。そして、機器15を設置し、脚部17の下
端部分17aを脚受け金具18の孔部18bに嵌合すると共に、
浮上り防止金具19の係合溝20を下端部分17aに係合し、
脚部17を四方向に引っ張るようにして固定金具16を据え
付けフロアパネル2に固定する。これにより、地震等が
あっても、孔部18bの内壁面が下端部分17aを押さえて移
動を防止し、また係合溝20が設けられた平板部19aの一
端部分が下端部分17aをフロアパネル2の表面に押し付
けて浮き上がるのを防止し、さらに機器15の揺動等によ
り機器15からフロアパネル2に浮上り力が作用しても、
パネル押さえ13の押さえ力が該浮上り力を押さえる方向
に作用し、この結果機器15の揺動が少なく押さえられ、
また機器15の転倒、移動、浮上りが防止され、さらにフ
ロアパネル2の浮上りが防止される。
機器15は、第7図に示すように、調整スリットの移動に
よって大円と小円の間に取付可能であり、予め形成され
た四個の取付孔2dを適宜選択することによって、フロ
アパネル2の全面の任意位置に取付可能である。
レイアウトの変更や機器15の増設に際しては、新しい取
付位置のフロアパネル2を据え付けフロアパネル2と交
換することによって容易に対処することができる。
なお、この実施例において、浮上り防止金具25の長さを
短く設定する一方、フロアパネル2の取付孔2dの数を
増加して、レイアウトの変更等に対処するようにしても
よい。
(発明の効果) 以上説明したように本発明のフリーアクセスフロアの機
器据付装置によれば、フロアパネルの表面に、機器の脚
部の移動を防止する脚受け金具と該脚部の浮上りを防止
する浮上り防止金具とからなる固定金具を装備してなる
ので、地震等によりフリーアクセスフロア上の機器の移
動、転倒、破損やケーブルの断線、破損等が防止される
上に、機器の据え付け時の施工が容易である。
また、固定金具を装備した据え付けフロアパネルを標準
フロアパネルと交換することによりレイアウトの変更や
機器の増設が簡単にできる上に、固定金具は浮上り防止
金具の調整スリットに挿通したボルト等の締結手段でフ
ロアパネルに固定するようにしているので、締結手段を
緩めると共に、調整スリットに沿って移動、回転するこ
とにより固定金具の固定位置を変えて機器をフロアパネ
ルの任意の位置に設置することができ、また機器の大き
さに応じて多種のフロアパネルを用意するようなことを
しなくてもすみ、さらに機器が据え付けられる据え付け
フロアパネルは標準フロアパネルと同じ構成でよく、フ
ロアパネルに機器の脚部が係合する凹部を形成するよう
な手間のかかることをしなくてもすみ、フロアパネルの
加工が容易である。
また、パネル押さえによってフロアパネルが支持脚上に
固定されていることから、機器の浮上りにともなうフロ
アパネルの浮上りが防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の一実施例を示すもので、
第1図は本発明の据付装置が装備されるフリーアクセス
フロアの一部斜視図、第2図は支持脚部分を一部切欠し
て示した側面図、第3図は固定金具の分解斜視図、第4
図は同固定金具の平面図、第5図は同固定金具の側断面
図、第6図は同固定金具の取付状態を表わす分解斜視
図、第7図は機器の取付可能な位置を示す説明図であ
る。 1……フリーアクセスフロア 2……フロアパネル、3……基準床面 4……支持脚、16……固定金具 18……脚受け金具、19……浮上り防止金具 17……脚部、15……機器 22……調節スリット 26……締結手段(固定ボルト)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 昌夫 東京都大田区上池台5−37−18−402 (72)発明者 中 裕正 東京都千代田区内幸町1丁目1番1号 ナ カ工業株式会社内 (72)発明者 中村 紀男 東京都千代田区内幸町1丁目1番1号 ナ カ工業株式会社内 (72)発明者 奥島 武彦 埼玉県八潮市新町39番地 株式会社ナカ技 術研究所東京研究所内 (72)発明者 奥村 隆夫 埼玉県八潮市新町39番地 株式会社ナカ技 術研究所東京研究所内 (72)発明者 庄司 辰夫 埼玉県八潮市新町39番地 株式会社ナカ技 術研究所東京研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準床面に固定された支持脚上に、パネル
    押さえによってフロアパネルを固定し、また該フロアパ
    ネルの機器据付位置表面に、機器の脚部の移動を防止す
    る脚受け金具と該脚部の浮き上りを防止する浮上り防止
    金具とからなる固定金具を、該浮上り防止金具の調整ス
    リットに挿通したボルト等の締結手段を介して固定する
    ようにしたことを特徴とするフリーアクセスフロアの機
    器据付装置。
JP62088124A 1987-04-10 1987-04-10 フリ−アクセスフロアの機器据付装置 Expired - Fee Related JPH0623492B2 (ja)

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