JPH0655839B2 - 粒子を溶解し、溶液を成形することによる高強力、高モジュラスポリオレフィン成形品の製法 - Google Patents

粒子を溶解し、溶液を成形することによる高強力、高モジュラスポリオレフィン成形品の製法

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JPH0655839B2
JPH0655839B2 JP61176545A JP17654586A JPH0655839B2 JP H0655839 B2 JPH0655839 B2 JP H0655839B2 JP 61176545 A JP61176545 A JP 61176545A JP 17654586 A JP17654586 A JP 17654586A JP H0655839 B2 JPH0655839 B2 JP H0655839B2
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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    • B29C55/005Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor characterised by the choice of materials
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01DMECHANICAL METHODS OR APPARATUS IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS
    • D01D5/00Formation of filaments, threads, or the like
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F6/00Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof
    • D01F6/02Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粒子を溶解し、溶液を成形することにより高
力、超高分子量ポリオレフイン物品を製造する方法に関
する。この物品は延伸して強度を高めることができる。
本発明は米国特許第4,413,110号明細書に示された方法
の改良であり、超高分子量ポリオレフイン系出発物質を
用いる他のいずれの方法にも有用である。プレキシフイ
ラメント状(Plexifi-lamentary)材料をフラツシユ紡
糸(flashspinning)する前に比較的低分子量のポリオ
レフイン粒子を溶解するための同様な装置および方法が
米国特許第3,227,794号明細書に示されている。特に例
V〜VIIを参照されたい。
この種の出発物質を用いるこれらの方法および他の方法
に用いられるオレフインポリマーが超高分子量であるた
め、この種のポリマー溶液はオレフインポリマーが低濃
度であるときもきわめて高い粘度をもつ。この種のポリ
マー溶液が高粘度であることは、オレフインポリマーを
すべて溶解するのを補助するために適切な攪拌を行うの
を困難にする。オレフインポリマーを炭化水素溶液中に
すべて均一に溶解することは必須である。溶解していな
いオレフインポリマーまたは不均一な濃度の部分がポリ
マー溶液中にわずかな量存在しても、これから製造され
る最終成形品、たとえば繊維、フイルムまたはテープに
不都合な影響を与えることが認められているからであ
る。
この種のオレフインポリマーの炭化水素溶液を調製する
ために、液状炭化水素中における溶解速度を高めるため
にきわめて小さな粒子を用いることによりポリマーを溶
解する問題を改善することが提案された。この方法にも
かかわらず、ポリマー粒子をすべて溶解することまたは
全体として均質な溶液特性を保証することの困難さはな
お示されている。この困難さは、微細なポリマー粒子が
炭化水素をそれらの表面に吸収して、そのポリマー粒子
のもとの寸法よりも実質的に大きな容量にまで膨潤する
という事実によると考えられる。このように膨潤した粒
子の表面はきわめて粘着性であり、このような膨潤ポリ
マー粒子が互いに接触すると互いに融着し、膨潤ポリマ
ー粒子の凝集物を形成しやすい。明らかにこのような凝
集物中への液状炭化水素の拡散速度は緩慢である。ここ
で“粒子”について論じる場合、これが意味するものは
基本的な乾燥した(溶剤不含の)ポリマー小粒子であつ
て、凝集物ではなく、またゲルまたは膨潤粒子でもな
い。
本発明は超高分子量オレフインポリマーを液状炭化水素
に比較的高い速度で溶解するだけでなく、オレフイン粒
子をすべて完全に溶解する方法を提供し、従つてこれに
より得られる溶液は全体として実質的に均一な特性をも
ち、溶解していないポリマー粒子を含まない。
本発明は、約75〜約100重量%が約100〜約40
0ミクロンの粒径をもち、かつ約300,000〜7,00
0,000の重量平均分子量をもつ粒子からポリオレフイ
ンの加熱溶液を調製し、次いでこの加熱溶液を成形し、
次いでこの成形された溶液を冷却することよりなる、高
力、高モジユラスポリオレフイン成形品の製法である。
冷却は成形された溶液から溶剤を除去したのち、または
溶液から溶剤を除去する際もしくは前に行うことができ
る。極限粘度数(I.V.)約15以上をもつポリマーにつ
いては、粒度は均一分布とし約125〜200ミクロン
に中心をもつ釣鐘型曲線分布との中間的分布状態に分布
したものであることがさらに特色づけられる。I.V.が約
15以下のポリマーについては、この曲線は好ましくは
約100〜150に中心をもつ。好ましくは約85〜1
00%の粒子が約120〜350ミクロンの粒径をも
つ。また分子量は約700,000〜5,000,000であ
ることが好ましい。好ましいポリオレフインはポリエチ
レン、好ましくは分子量約700,000〜約5,000,0
00のものである。好ましい物品は繊維であるが、繊
維、フイルム、テープその他の押出し可能な物品のいず
れであつてよい。ポリエチレンについて好ましい極限粘
度数の水準は7〜30、より好ましくは約23〜30、
あるいは約15〜19である。いずれの場合もポリエチ
レンの極限粘度数はさらに、ポリエチレンを連続的に処
理して加熱溶液を調製する際に粒子が常に意図する粘度
の一極限粘度数内で変化する極限粘度数をもつことによ
り特色づけられる。粘度分布の80%が平均粒径(ミク
ロン)の一標準偏差内にあることが好ましい。約15以
上のI.V.をもつポリマーについては、少なくとも約40
%の粒子がNO.80メツシユの篩上に保有されることも
好ましい。しかし15よりも低いI.V.をもつポリマーに
ついては、好ましい粒径および分布はより低い分子量の
より小さな粒子の方へ移行するであろう。好ましい溶剤
は100℃以上の沸点をもつ炭化水素である。溶剤はハ
ロゲン化炭化水素、鉱油、デカリン、テトラリン、ナフ
タリン、キシレン、トルエン、ドデカン、ウンデカン、
デカン、ノナン、オクテンおよび低分子量ポリエチレン
ワツクスよりなる群から選ばれることが好ましい。好ま
しくは溶液はポリオレフイン約1〜35重量%、好まし
くは約2〜20重量%からなる。成形された溶液を後続
の処理において延伸することも好ましい。延伸は溶剤の
除去前もしくは除去後、または双方において行うことが
できる。成形された物品はそのもとの長さの少なくとも
5倍の長さにまで延伸することが好ましい。
溶液、ポリマーまたは繊維の特性を改良するための各種
の既知の添加物を添加することができる。たとえば抗酸
化剤、粘度調節剤、紫外線安定剤、充填剤、艶消剤など
をポリマー粒子または溶液に添加することができる。
例 1. 表Iに示す極限粘度数および粒度分布をもつ超高分子量
(重量平均)ポリエチレンポリマーを高力繊維に加工し
た。
#40の篩は約420ミクロンの開口をもち;同様に#
60約250ミクロン;#80は177ミクロン;#1
00は149ミクロン;#200は約74ミクロンの開
口をもつ。通過して受皿へ落下した粒子は74ミクロン
以下の粒径をもつであろう。篩スクリーニング試験は常
法により、ダブリユー・エス・試験用篩ハンドブツクN
O.53(1982年)、14〜15頁(タイラー・カン
パニー・オブ・メントル、オハイオ)に示された方法を
用いて、一連の篩を次の大きい開口の篩が次の小さい開
口の篩のすぐ上に置かれた状態で振とうすることにより
行われた。試験に際して凝集を最小限に抑えるために少
量の導電性カーボンブラツクまたは小さな(約5/8イン
チ、約16mm)のステンレス鋼球を添加してもよい。
本発明の好ましい実施態様においては、以下に略記する
ように米国特許第3,227,794号明細書の例V〜VIIに示し
たものと同様な装置を用いて下記の方法により、各ロツ
トのポリマー粒子の一部を鉱油に溶解して6重量%溶液
を得た。
鉱油21kg/時間および表Iのポリマー粒子の一ロツト
からの粒子1.4kg/時間を、20〜40℃に加熱され、
攪拌された反応がまに入れた。このスラリーを次いで2
2.4kg/時間の速度で内径7mmをもつ250℃に加熱さ
れた12.5mのコイル管に出口圧力800psig(約56.
25kg/cm2)でポンプ送りし、次いで内径1.7cmをもつ
255℃に加熱された17mの管にポンプ送りし、次い
で米国特許第4,413,100号明細書に記載した紡糸口金に
直接にポンプ送りした。紡糸温度は255℃であつた。
異なる粘度(分子量)のポリマーおよび異なる粒径もし
くは粘度分布について異なる直径および長さ(滞留時
間)の管を用いることができる。糸(繊維)の製法は下
記のとおりである。
フイラメント118本のポリエチレン糸を米国特許第4,
413,110号明細書、例1に記載の方法により製造した。
ただし初期仕上用アプリケーターロールおよび20〜5
00m/m(一般にこの範囲の中央)で作動する巻取ワイ
ンダーを備えた一般の大型ゴデツト引取ロール5個を含
む多段延伸ユニツトにより、溶剤抽出された乾燥糸の延
伸をインライン方式で行つた。しかしこの速度は速度お
よび経済性に対する製品の特性のバランスである。速度
が低いほどより良い糸特性が得られるが、速度が高いほ
ど現在の専門的知識ではより良好な特性の代わりとして
糸の原価が低くなる。
鉱油を含む部分配向した糸をトリクロルトリフルオルエ
タン(TCTFE)により洗浄器中で抽出したのち、こ
れをドライヤーロールで巻取つて溶剤を蒸発させた。次
いでこの“乾燥部分配向糸”を多段延伸ユニツトにより
延伸した。以下は延伸過程の詳細な例である。
TCTFE約70重量%を含む洗浄器からの糸を、デニ
ール調節を保証し、TCTFE約5%までの第1段乾燥
を行うために、一定の速度で第1ドライヤーロールによ
り巻取つた。ドライヤーロール間の延伸は約90〜12
0℃の温度で一般に3000〜5000gの張力におい
て1.05〜1.8の延伸比であつた。
この時点で約1重量%のTCTFEを含む糸が第2ドラ
イヤーロールから出るのに伴つて、これに帯電防止のた
め、および最適加工性能を得るために、一般のヤシ油系
仕上剤を施した。第2ドライヤーロール(約60℃)と
第1延伸ロールの間の延伸比は、仕上剤の冷却効果のた
め最小(延伸比1.10〜1.2)に保たれた。この段階で
の張力は一般に4500〜6500gであつた。
第1延伸ロールから最終延伸ロールまで、各段階で最大
の延伸を施した。糸は第1延伸ロールと第2延伸ロール
の間で(延伸比1.5〜2.2)125〜140℃において張
力5000〜7000gで延伸された。第2段階(第2
ロールと第3ロール)では、糸は高められた温度におい
て(130〜150℃;延伸比1.2)一般に7000〜
9000gの張力で延伸された。第3ロールと第4また
は最終ロールの間では、糸は前段階よりも低い好ましい
温度(135〜145℃)で延伸比1.15において一般
に7500〜9500gの張力で延伸された。延伸され
た糸をこれがワインダーに巻取られる前に最終ロール上
で張力下に冷却させた。延伸された糸は一般に約120
0デニール、極限伸び(UE)約3.7%、極限引張強さ
(UTS)約30g/デニール(約2.5GPa)および引張弾
性率約1200g/デニール(約100GPa)を備えて
いた。
表Iの種々のロツトの加工に際して、ロツト間で著しい
差が認められた。ロツト1、2、6、7、9および10
は上記の特性を備え、格別な問題のない糸に加工され
た。しかしロツト4および11は延伸に際してしばしば
糸(繊維)の破断を生じたので、操作を行うことができ
なかつた。ロツト3および8も1時間に約4回起こつ
た、糸(繊維)の個々のフイラメントの破断のためかろ
うじて操作できたにすぎない。ロツト5は破断の発生に
おいて適正と評価された。受容きないロツト4および1
1が異常に高い%の微粒子を含み、両者ともNO.100
の篩(篩の開口149ミクロン)を通過するのに十分な
ほど小さな粒子を半分以上含む点に注目されたい。逆に
これらのロツトは40重量%以上がNO.80の篩上に保
有されると評価されない粒度分布をもつ。ロツト11は
7.6%のみ、ロツト4は26.5%のみを保有した。ロツト
8は高い極限粘度数30I.V.のため最低限の性能をもつ
と考えられる。一方ロツト3はNO.80篩上に42重量
%が保有されるという最低限の試験結果を示した。ロツ
ト3と比べてロツト10の性能はI.V.の差によつて、ま
たはI.V.が比較的低い粒子の加工に際して窒素加圧シー
ルを用いたという事実によつて説明できよう。
例 2. 米国特許出願第690914号明細書の図1は(米国特許第4,
413,110号明細書の第5図も参照されたい)新規な繊維
を製造するために用いられる装置の他の形態を概略的に
示す。その場合、各延伸工程は溶液フイラメント延伸、
ならびに第1溶剤を含む成形された溶液もしくはゲル、
第2溶剤を含む成形された溶液もしくはゲル、および乾
燥した成形された溶液もしくはキセロゲルのうち少なく
とも2種における延伸を含む。図示されるように第1混
合容器10に中間分子量のポリマー11、たとえば重量
平均分子量約200,000〜約4,000,000のポリエ
チレンを供給し、かつ第1の比較的不揮発性の溶剤、た
とえばパラフイン油も供給する。第1混合容器10は攪
拌機3を備えている。第1混合容器10におけるポリマ
ーおよび第1溶剤の滞留時間はスラリーを形成するのに
十分なものである。このスラリーは第1混合容器から管
路14を経て予熱器15へ取出される。(予熱器15は
それ以前の装置(米国特許第4,413,110号明細書の第5
図)の強力混合容器15に代わるものであり、その他の
点ではこの装置は同じである。)予熱器15における滞
留時間および温度はポリマーの約5〜50%を溶解する
のに十分なものである。予熱器15から溶液を、バレル
19を含む押出装置18へ供給する。ここには、モータ
ー22により作動してポリマー溶液を妥当な程度に高い
圧力で、制御された流速においてハウジング23内のギ
アーポンプへ配送するスクリユー20がある。モーター
24はギアーポンプ23を駆動させ、ポリマー溶液をな
お熱い状態で25の紡糸口金を通して押出すために備え
られている。紡糸口金は複数の開口からなり、これらは
円形、X字形、もしくは卵形であつてもよく、または繊
維を成形したい場合は紡糸口金の平面に比較的小さな主
通路をもち、フイルムもしくはテープを成形したい場合
は長方形そのほか紡糸口金の平面に長い主通路をもつ各
種形状のいずれであつてもよい。
表Iのロツト7の一部を後記の表II〜IVに示した条件下
において上記の方法および装置によりバツチ処理した。
表Iのロツト4の一部を試験する試みを、同じ装置およ
び処理工程において、表Vに示した条件下で行つた。
表 V ロツト4押出試験 濃度:6% スラリー温度:最初は37℃、4時間操作の最後1時間
に95℃に昇温。
押出機スクリユー速度:100rpmに維持するのは不可
能、大部分は50rpm。
予熱器温度:235−250℃ 押出機温度:237−741℃ 押出機圧力:56psi(3.94kg/cm2)〜267psi(1
8.8kg/cm2)で変動。
スピンパツク圧力:147psi(3.94kg/cm2)〜50
0psi(35.2kg/cm2)で変動。
メルトポンプ速度:40rpm 注釈:操作不可能;巻取ワインダーに張ろうとするとフ
イラメントが破断するか、または張ろうと試みるにはあ
まりにも“スープ状”である。
例 3. オイルジヤケツト付二重らせんミキサー(ヘリコーン、
Helicone、登録商標)(アトランテイツク・リサーチ・
コーポレーシヨン製)に線状ポリエチレン、鉱油(ウイ
ツコ、“カイドール(Kaydol)”)、および抗酸化剤
(シエル、“イオノール(Ionol)”)0.5重量%を表VI
に示す濃度、ポンプ送り速度、および延伸条件で装填し
た。米国特許第4,413,110号明細書の図5を参照された
い。
線状ポリエチレンは極限粘度数(I.V.)7.1(デカリン
中135℃で測定)、重量平均分子量694,000kg/
モルおよびMw/Mn約8をもつミツ(Mitsu)ハイゼツク
ス(HI−ZEX)145M−60であつた。粒度分布は2%がN
O.40篩上に保持、3%がNO.80篩上に保持され、9
0%がNO.120篩上に保持され、5%が受皿上にある
ものであつた。NO.120篩は125ミクロンの開口を
もつ。装填物を60rpmで攪拌下に240℃に加熱し
た。ヘリコーンミキサーの底部排出開口は、ポリマー溶
液をまずギアーポンプへ供給し、次いで19穴の紡糸ダ
イへ供給すべく調整された。紡糸ダイの穴はそれぞれ直
径0.040インチ(約1mm)のものであつた。ギアーポ
ンプ速度はポリマー溶液15.2〜30cm3/分をダイに配
送すべく調整された。押出された溶液フイラメントは2
インチ(5cm)のエアギヤツプを通過して15℃の水冷
浴中へ入る際に約40:1に延伸され、ここでフイラメ
ントは急冷されてゲル状態となつた。
このゲル“糸”ウオーターキヤビネツト中へ導通され、
ここでゲルフイラメントの鉱油分が抽出され、トリクロ
ルトリフルオルエタン (TCTFE)(35℃)で置換された。ゲル糸は洗浄
器を横切る際に1.14:1に延伸された。抽出されたゲ
ル糸をドライヤーキヤビネツト中へ導通し、ここでTC
TFEを60℃で糸から蒸発させた。乾燥した糸はドラ
イヤーキヤビネツトから出るのに伴つて60℃で1.1
4:1に延伸された。抽出および乾燥された173デニ
ールのキセロゲル糸を63.2m/分でロールに巻取つ
た。
糸の融解温度をパーキン−エルマーDSC−2差動走査
熱量計により測定した。約3.2mgの試料をアルゴン中で
10℃/分の速度で加熱した。糸は二重反復試験に際し
て二段吸熱を示した。
試験1〜22で用いたゲル糸延伸比は一般に、2種の拘
束すなわち糸の破断、または用いた装置の物理的限界の
いずれかと調和して採用できる最高のものであつた。一
般に装置の物理的限界により、溶液延伸比約20:1以
上で紡糸された糸については、採用できるゲル糸延伸比
が制限された。従つて、各例に示されたゲル糸延伸比は
これよりも高い延伸比を採用しうるのであるから、本方
法の基本的限定と解すべきでない。
糸は120℃に維持された帯域NO.1温度および145
℃に維持された帯域NO.2温度で熱延伸された。延伸比
および得られた糸の特性を表VIIに示す。
試験1〜22のデータから糸の強力、弾性率、伸び、靭
性および融解温度を溶液濃度、溶液延伸比、ゲル延伸比
および糸延伸比の選択により調節しうることが認められ
る。糸の特性はポリマーIVならびにそれぞれの延伸温度
および速度の関数でもある。試験13の最終製品につき
X線回折、融解熱、密度、および赤外二色性測定(72
0および730cm-1)により特性を調べた。結果は下記
のとおりである。
(a) 密度(kg/m3)…………961 (b) 融解熱cal/g)……59.6 (c) X線結晶化度…………0.65 (d) 結晶配向関数(fg)…0.992 (e) 総赤外繊維配向関数…0.84
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジム・チャン−ジェン・サン アメリカ合衆国バージニア州23113,ミド ロシアン,スリー・ブリッジス・ロード 3007

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】約75〜約100重量%が約100〜約400ミクロ
    ンの粒径をもち、約300,000〜7,000,000の重量平均分子
    量をもつ粒子からポリオレフィンの加熱溶液を調製し、
    次いで この加熱溶液を成形し、次いで この成形された溶液を冷却する ことよりなる、高強力、高モジュラスポリオレフィ成形
    品の製法。
  2. 【請求項2】冷却が成形された溶液から溶剤を除去した
    のちに行われる、特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. 【請求項3】冷却が成形された溶液から溶剤を除去する
    際に行われる、特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  4. 【請求項4】冷却が成形された溶液から溶剤を除去する
    前に行われる、特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】さらに、粒度が均一分布と釣鐘型曲線状分
    布との中間的分布であり、釣鐘型分布は極限粘度数約15
    以上のポリマーについては約125〜200ミクロンに中心を
    もち、極限粘度数約15以下のポリマーについては約100
    〜150ミクロンに中心をもつような釣鐘型曲線状の粘度
    分布であることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に
    記載の方法。
  6. 【請求項6】粒子の約85〜100%が、極限粘度数約15以
    上のポリマーについては約120〜約350ミクロン、極限粘
    度数約15以下のポリマーについては約100〜150ミクロン
    の粒度をもつ、特許請求の範囲第5項に記載の方法。
  7. 【請求項7】分子量が約700,000〜5,000,000である、特
    許請求の範囲第1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】ポリオレフィンがポリエチレンである、特
    許請求の範囲第1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】ポリエチレンの分子量が約700,000〜約5,0
    00,000である、特許請求の範囲第8項に記載の方法。
  10. 【請求項10】成形品が繊維である、特許請求の範囲第
    8項に記載の方法。
  11. 【請求項11】ポリエチレンの極限粘度数が約7〜30で
    あり、さらにポリエチレンを連続処理して加熱溶液を調
    製する際に粒子が常に意図する粘度の一極限粘度数内で
    変動する極限粘度数をもつことを特徴とする、特許請求
    の範囲第10項に記載の方法。
  12. 【請求項12】ポリエチレンの極限粘度数が約15〜19で
    ある、特許請求の範囲第11項に記載の方法。
  13. 【請求項13】ポリエチレンの極限粘度数が約23〜30で
    ある、特許請求の範囲第11項に記載の方法。
  14. 【請求項14】成形品が繊維、フィルムまたはテープで
    ある、特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  15. 【請求項15】粘度分布の95%が平均粒径(ミクロン)
    の±標準偏差内にある、特許請求の範囲第1項に記載の
    方法。
  16. 【請求項16】粒子の少なくとも約40%が、極限粘度数
    15以上のポリマーについてはNO.80メッシュの篩上に保
    有される、特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  17. 【請求項17】溶剤が100℃以上の沸点をもつ炭化水素
    である、特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  18. 【請求項18】溶剤がハロゲン化炭化水素、鉱油、デカ
    リン、テトラリン、ナフタリン、キシレン、トルエン、
    ドデカン、ウンデカン、デカン、ノナン、オクテン、お
    よび低分子量ポリエチレンワックスよりなる群から選ば
    れる、特許請求の範囲第17項に記載の方法。
  19. 【請求項19】溶液が約1〜約35重量%のポリオレフィ
    ンからなる、特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  20. 【請求項20】溶液が約2〜約20重量%のポリオレフィ
    ンからなる、特許請求の範囲第19項に記載の方法。
  21. 【請求項21】成形された溶液が延伸によりさらに処理
    される、特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  22. 【請求項22】延伸が、成形された溶液から溶剤を去し
    たのちに行われる、特許請求の範囲第21項に記載の方
    法。
  23. 【請求項23】延伸が、成形された溶液から溶剤を除去
    する前に行われる、特許請求の範囲第21項に記載の方
    法。
  24. 【請求項24】成形された溶液が、それより溶剤を除去
    する前および後の双方で延伸される、特許請求の範囲第
    21項に記載の方法。
  25. 【請求項25】成形品がそのもとの長さの少なくとも5
    倍の長さにまで延伸されている、特許請求の範囲第21
    項に記載の方法。
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