JPH065581Y2 - 可逆送風冷却庫 - Google Patents

可逆送風冷却庫

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JPH065581Y2
JPH065581Y2 JP1988137124U JP13712488U JPH065581Y2 JP H065581 Y2 JPH065581 Y2 JP H065581Y2 JP 1988137124 U JP1988137124 U JP 1988137124U JP 13712488 U JP13712488 U JP 13712488U JP H065581 Y2 JPH065581 Y2 JP H065581Y2
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air
cooling
cooling chamber
ventilation
guide plates
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大三郎 冨士鷹
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TOYO. SS. CO., LTD.
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TOYO. SS. CO., LTD.
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    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D17/00Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は左右側部の縦ダクト空間の一方から冷却室へ冷
風を送り込み、他方から送り出して、冷却室内の被冷却
物を冷却する冷却庫に関する。
[従来技術とその欠点] 従来の冷却庫においては冷却室への送風方向を一方向と
し、冷却室の左右側部に、上下多数のガイド板によりそ
の間に多数の横長通風口を形成したスリットダクトを吹
出用と吹込用とに分けて設けてある。
しかし、このような従来の冷却庫では、各通風口のガイ
ド板が冷風によって受ける圧力を一定とするための吹出
口及び吸込口に設ける各ガイド板の傾斜角や奥行きを送
風方向に合わせて設定し、場合によっては現地テストを
行ってガイド板の現地設定を行わなければならない。
また、吹出口及び吸込口に設けた各ガイド板は、冷風の
吹出方向、吸込方向において設定されているので、被冷
却物の風上、風下に当たる部分の冷却むらを少なくする
ために送風方向を逆転させて冷却運転をするような場合
には、各通風口の吹出量、吸込量の変化に伴って冷風に
より各ガイド板の受ける圧力が変化し、特に通風量の多
いガイド板間の通風口ではガイド板への着霜により通風
口に目詰まりが生じ易くなるとともに、ガイド板の受け
る物理的負荷が増大して、ガイド板の破損という事態も
起こり得る。
しかも、従来の冷却庫で送風方向を逆転させた場合に
は、冷却室における冷風の風路、風量変化に伴って、被
冷却物の冷却むらを増大させる結果となってしまう。
[本考案の目的] 本考案は冷風の循環方向を逆転させても、冷却室を通過
する冷風の上下方向の各層の風量を変化することがな
く、したがって上下層にむらが生じることなく、被冷却
物を均一に冷却できる冷却庫を提供できるようにした。
[手段] 上記目的を達成するために、本考案に係る可逆送風冷却
庫は、冷却庫内に、左右側部が開成する冷却室を、その
左右側部と冷却倉庫内の左右側部間に左右の各縦ダクト
空間が形成されるように設け、冷却室外に設けた冷却器
と可逆送風機よりなる空調機における前記可逆送風機の
正逆運転により、空調機からの送風が一方の左または右
の縦ダクト空間から冷却室へ送り込まれ、冷却室の冷風
は他方の右または左の縦ダクト空間から空調機に吸入さ
れて、ここで冷却されて左または右の縦ダクト空間へ再
び送り出される冷却倉庫において、冷却室左右の各開成
部に、それぞれ左右の縦ダクト内へ突出するガイド板を
上下多段に設けて、これら上下のガイド板間に冷風を水
平に通過させる通風口を上下多段に形成し、かつ通風口
の各高さP1,P2,P3,・・・Pnの比と通風口を形成する上下2
枚のガイド板の各奥行きの差d1,d2,d3,・・・dnの比とが、
P1:P2:P3:・・・Pn=d1:d2:d3:・・・dnとなるよう下部
のものほど各縦ダクト内への突出量を大ならしめた構成
のものとしてある。
[作用] 冷却装置から一方の例えば左のダクトへ送られた冷風
は、左のガイド板間の多段通風口から冷却室内へ送り込
まれる。
通風口の各高さP1,P2,P3,・・・Pnの比と通風口を形成する
上下2枚のガイド板の各奥行きの差d1,d2,d3,・・・dnの比
とが、P1:P2:P3:・・・Pn=d1:d2:d3:・・・dnとなるよ
うにしてあるので、各通風口の高さに比例する流量の冷
風が各ガイド板に導かれて冷却室内へ水平に送り込まれ
る。
したがって、通風口の単位面積当りから単位時間に冷却
室に送り出される空気量は全通風口で均等になり、通風
口の高さの均等、不均等に関係なく、冷却室へ上下のむ
らのない冷風を送り込む。
これにより冷却室内の被冷却物は上下のむらなく均一に
冷却され、冷却室内の冷風は右のガイド板間の通風口か
ら右の縦ダクトを経て空調機に入り、ここで冷却されて
再び左の縦ダクトへ送り込まれる。
この送風方向で所要時間被冷却物を冷却した後、空調機
の送風機を逆転させる。
この逆転により空調機からの冷風は右の縦ダクトへ送り
出され、同ダクト内に配置したガイド板間の上下多数の
各通風口から通風口の高さに比例する流量で冷却室へ水
平に送り込まれる。
この逆転送風により、前の正転送風では風下側だった被
冷却物の冷却不足が補なわれる。
[実施例] 次ぎに、本考案に係る可逆送風ダクトを備える冷却庫を
添付図面に示す実施例によって詳細に説明する。
符号1は冷却倉庫、1Aは冷却倉庫内に設けた左右側部が
開成する冷蔵または冷凍用の冷却室で、その天井板4と
冷却倉庫の天井との間の空間を機械室5としてあって、
この機械室に空調機用の冷却器8と可逆送風機9を設け
てあり、また冷却器8に左右の通風ダクト6、7を接続
してある。
冷却室1Aの左右側方には前記左右のダクト6、7に続く
左右の縦ダクト10、11をそれぞれ冷却倉庫の左右壁面の
内側に設けてあり、これら左右の縦ダクト10、11の内
側、すなわち冷却室1Aの左右開成部には通風口用の横
向きガイド板12、13を上下に多数設けて、各上下のガイ
ド板間にそれぞれ左右の通風口12a、13aを形成してあ
る。
しかしてガイド板12、13は抵抗板をも兼ねるもので、ガ
イド板間の各通風口を流れる空気の風量が各通風口の高
さに比例するよう、下位のガイド板ほど縦ダクト10、11
内への突出量が大となるようにしてある。
たとえば第2図のごとく、横巾lのガイド板12、13によ
って形成される通風口12a、13aの高さがすべてPのばあ
いは、ガイド板12、13は、下位のものほど上位のものよ
りdだけ縦ダクト10、11内への突出量を大にしてある。
また、第3図のごとく、横巾lのガイド板12、13によっ
て形成される通風口12a、13aの高さをP1、P2、P3(例え
ばP1<P2<P3)とした場合は、例えば開成部上縁と縦ダ
クトの底板後縁を結ぶ仮想面に各ガイド板のダクト内先
端縁が臨むように、下位のガイド板ほど縦ダクト10、11
内への突出量が大となるよう形成し、高さP1の通風口の
下縁に設けたガイド板の奥行きをd1、高さP2の通風口の
下縁に設けたガイド板の奥行きをd1+d2、高さP3の通風
口の下縁に位置する縦ダクトの底板のダクト内奥行きを
d1+d2+d3とし、通風口の高さP1、P2、P3とd1、d2、d3
との間にP1:P2:P3=d1:d2:d3の関係が成立するよう
にしてある。
上記のように構成した冷却庫において、空調機の送風機
9が正転して冷却器8にて冷却された空気が例えば送風
ダクト6を通って左縦ダクト10へ送られると、このダク
ト10内の空気は左のガイド板12によって向きを変えら
れ、左の通風口12aから冷却室1A内へ水平に送り込まれ
る。
この際、第2図のごとくガイド板12の配設間隔が同一
で、各通風路の高さをPとした場合、奥行きが下部のも
のほど順次dずつ長くなるようにしてあるので、上位の
ガイド板よりもダクト内へ突出する部分の面積α=d×
lに比例する各通風口の空気送り出し量は全て単位時間
当りQとなり、上下方向においてむらのない同一風量の
冷気が冷却室1A内へ供給される。
また、第3図のごとくガイド板12の配設間隔をP1<P2
P3とした場合、各ガイド板が各通風口12aへ単位時間当
りに導く空気の量Q1、Q2、Q3は、上位のガイド板よりも
ダクト内へ突出する部分の面積α1、α2、α3に比例す
るので、比例定数をKとすると、 Q1=Kα1=Kd1l ・・・ Q2=Kα2=Kd2l ・・・ Q3=Kα3=Kd3l ・・・ 〜式より、 ここで、P1:P2:P3=d1:d2:d3であるから、 とおくと、 であるから、これらを式に代入して、 式を整理して が得られる。
この式より明らかなように、各通風口から単位時間当
りに送り出される空気の量Q1、Q2、Q3を、各通風口の面
積P1l、P2l、P3lでそれぞれ除した値、すなわち、単
位面積当りの通風口からの単位時間に冷却室へ送り出さ
れる空気の量は一定値K/hとなる。
かくすることにより、各ガイド板が各通風口へ導く冷風
の量を通風口の高さに比例させ、面積の大なる通風口か
らは大量の空気が、面積の小なる通風口からは少量の空
気が冷却室1A内へ供給される。
したがって、冷却室内の被冷却物3は第2図、第3図ど
ちらの実施例についても上下方向においてむらが生じる
ことなく冷却される。
被冷却物を冷却した空気は右のガイド板13間の通風口13
aから右の縦ダクト11内に入り、次いで冷却室8を通っ
て、再冷却されて送風機9により左の縦ダクト10へ送り
出される。
この方向での送風による冷却では、風上と風下の被冷却
物では冷却差が生じるので、所要時間の冷却後は送風機
9が逆転させて、風向を逆にする。
かくすることにより、冷却室8に冷却された冷風は右の
通風ダクト7を通って右の縦ダクト11へ送られ、右のガ
イド板13間の通風口13から冷却室1A内へ水平に送り込ま
れる。
右のガイド板13も第2図又は第3図の実施例と同様に構
成してあるので、上下方向の風量むらはない。
また、第4図、第5図のごとく、通風口の高さと該通風
口を形成する上下2枚のガイド板の奥行きの差との比率
を一定に維持したままで、水平に配したガイド板のダク
ト内先端部を上下へ弧状に折曲させれば、第2図、第3
図の実施例と同様に、通風口の単位面積当りから単位時
間に送り出される空気量は全通風口で均等になるととも
に、各ガイド板にて空気の向きを滑らかに変えて、冷風
を左右の縦ダクト10、11から左右の通風口12a、13aへ、
又は左右の通風口12a、13aから左右の縦ダクト10、11へ
導く。
[効果] 以上説明したように、本考案に係る冷却庫では冷却室内
に上下多段に設けた横巾の等しい各通風口からそれぞれ
通風口の高さに比例する流量の冷風が水平に送り込まれ
るので、冷却室内の被冷却物の上部と下部とで冷却むら
が生じることはなく、上下均一に冷却、凍結をなし得
る。
さらに、送風機を逆転させることにより冷風の送り方向
を変えて、前の送風では風下にあった被冷却物を風上な
らしめ、もって風上、風下の冷却差を解消できるが、送
風を逆転させたばあいにおいても、冷却室内へは上下多
段の各通風口により等しい流量の冷風を送り込むことが
でき、したがって、被冷却物を上下および風上、風下の
冷却むらを生じることなく冷却できる。
なお、第4図、第5図の実施例においては、各ガイド板
から各通風口へ導かれる冷風の量を明瞭ならしめるよ
う、ガイド板のダクト内先端縁部をカッティングした
が、縦ダクトの奥行きに対してガイド板の厚さが無視し
得る程度であるならば、本実施例のごとく上下板間の奥
行き差を厳密に形成する必要はない。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案に係る冷却庫の一例を示す縦断面図、第
2図はガイド板の配設間隔の均等な場合の通風口の高さ
とガイド板の奥行きとの関係を示す図、第3図はガイド
板の配設間隔の不均等な場合の通風口の高さとガイド板
の奥行きとの関係を示す図、第4図はダクト内先端部を
上下に折曲させたガイド板を等間隔に配設した縦ダクト
の縦断面図、第5図はダクト内先端部を上方に折曲させ
たガイド板を不等間隔に配設した縦ダクトの縦断面図で
ある。 図中 1……冷却室、2……台 3……被冷却物、4……天井板 5……機械室、6、7……通風ダクト 8……冷却器、9……送風機 10、11……左右の縦ダクト 12、13……左右のガイド板 12a、13a……左右の通風口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷却庫内に、左右側部が開成する冷却室
    を、その左右側部と冷却倉庫内の左右側部間に左右の各
    縦ダクト空間が形成されるように設け、冷却室外に設け
    た冷却器と可逆送風機よりなる空調機における前記可逆
    送風機の正逆運転により、空調機からの冷風が一方の左
    または右の縦ダクト空間から冷却室へ送り込まれ、冷却
    室の冷風は他方の右または左の縦ダクト空間から空調機
    に吸入されて、ここで冷却されて左または右の縦ダクト
    空間へ再び送り出される冷却倉庫において、冷却室左右
    の各開成部に、それぞれ左右の縦ダクト内へ突出するガ
    イド板を上下多段に設けて、これら上下のガイド板間に
    冷風を水平に通過させる通風口を上下多段に形成し、か
    つ通風口の各高さP1,P2,P3,・・・Pnの比と通風口を形成す
    る上下2枚のガイド板の各奥行きの差d1,d2,d3,・・・dn
    比とが、P1:P2:P3:・・・Pn=d1:d2:d3:・・・dnとなる
    よう下部のものほど各縦ダクト内への突出量を大ならし
    めた可逆送風冷却庫。
JP1988137124U 1988-10-19 1988-10-19 可逆送風冷却庫 Expired - Lifetime JPH065581Y2 (ja)

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JPH0258677U JPH0258677U (ja) 1990-04-26
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