JPH0655049B2 - 田植機 - Google Patents
田植機Info
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- JPH0655049B2 JPH0655049B2 JP32025787A JP32025787A JPH0655049B2 JP H0655049 B2 JPH0655049 B2 JP H0655049B2 JP 32025787 A JP32025787 A JP 32025787A JP 32025787 A JP32025787 A JP 32025787A JP H0655049 B2 JPH0655049 B2 JP H0655049B2
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- JP
- Japan
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- seedling
- seedlings
- stand
- seedling stand
- amount
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は傾斜姿勢の苗のせ台上に載置したマット状苗
を、苗のせ台上面より突出してマット状苗を引掛係止す
る係止爪によって苗のせ台の上面に沿って下方の苗植付
機構に向けて送り出す苗送り機構を設けてある田植機に
関する。
を、苗のせ台上面より突出してマット状苗を引掛係止す
る係止爪によって苗のせ台の上面に沿って下方の苗植付
機構に向けて送り出す苗送り機構を設けてある田植機に
関する。
この種の田植機においては、苗のせ台上に載置されるマ
ット状苗が苗のせ台上面一杯に載置された苗量が多い場
合と、取出しが進んで載置苗量が少くなった場合とで、
植付爪による苗取量が異なることがあった。このように
苗取量が異なるのは、苗のせ台下端でマット状苗を受け
止めるガイドレールにかかる苗圧力が、載置苗量が多い
程大きくなってマット状苗の下端部近くでの圧縮が大き
くなることが原因となっている。
ット状苗が苗のせ台上面一杯に載置された苗量が多い場
合と、取出しが進んで載置苗量が少くなった場合とで、
植付爪による苗取量が異なることがあった。このように
苗取量が異なるのは、苗のせ台下端でマット状苗を受け
止めるガイドレールにかかる苗圧力が、載置苗量が多い
程大きくなってマット状苗の下端部近くでの圧縮が大き
くなることが原因となっている。
そこで、従来は、苗のせ台を下端支点で揺動すべく枢支
するとともに、マット状苗の載置自重によって苗のせ台
の傾斜角を変更すべく弾性支持することで、載置苗量が
多いほど苗のせ台の傾斜角が自動的に緩くなるように
し、もって載置苗量にかかわらず前記ガイドレールにか
かる圧力の均一化を図り乍ら、苗取り量の変動を回避す
る手段が提案されている(例えば特開昭52-109131号公
報)。
するとともに、マット状苗の載置自重によって苗のせ台
の傾斜角を変更すべく弾性支持することで、載置苗量が
多いほど苗のせ台の傾斜角が自動的に緩くなるように
し、もって載置苗量にかかわらず前記ガイドレールにか
かる圧力の均一化を図り乍ら、苗取り量の変動を回避す
る手段が提案されている(例えば特開昭52-109131号公
報)。
しかし、上記従来構成の場合には、確かにガイドレール
にかかる苗圧力は均一化されるものの、苗載置量が多く
なる程傾斜角が緩やかになってマット状苗の摺動抵抗が
増し、苗送り機構による苗送り量が減少して、苗取量が
設定量に至らないこともあった。
にかかる苗圧力は均一化されるものの、苗載置量が多く
なる程傾斜角が緩やかになってマット状苗の摺動抵抗が
増し、苗送り機構による苗送り量が減少して、苗取量が
設定量に至らないこともあった。
本発明の目的は、ガイドレールにかかる苗圧力の均一化
を図り乍ら、苗取量の過不足が出ないものを提供する点
にある。
を図り乍ら、苗取量の過不足が出ないものを提供する点
にある。
本発明による特徴構成は、 苗のせ台をその下端部で支持する支持部に対して前記
苗送り機構を取付ける点と、 前記苗のせ台の傾斜度が苗のせ台上に載置されたマッ
ト状苗の量が多くなる程緩くなり、かつ、前記係止爪の
苗のせ台上面より突出量が大きくなるように、苗のせ台
傾斜角変更機構を設けてある点と、 にあり、その作用効果は次の通りである。
苗送り機構を取付ける点と、 前記苗のせ台の傾斜度が苗のせ台上に載置されたマッ
ト状苗の量が多くなる程緩くなり、かつ、前記係止爪の
苗のせ台上面より突出量が大きくなるように、苗のせ台
傾斜角変更機構を設けてある点と、 にあり、その作用効果は次の通りである。
特徴構成で示すように、マット状苗の量が多くなる程
傾斜度を緩くする構成によって、前記ガイドレールに対
する苗圧力を、苗載置量にかかわらず略一定に維持でき
るとともに、この傾斜度を変化させる苗のせ台に対して
特徴構成で示すように苗送り機構は位置固定されてい
るので、載置苗の重量が大きくなると苗送り機構に対し
て苗のせ台が近接する方向に傾斜度を緩くして、前記係
止爪の苗のせ台上面よりの突出量が大きくなる。
傾斜度を緩くする構成によって、前記ガイドレールに対
する苗圧力を、苗載置量にかかわらず略一定に維持でき
るとともに、この傾斜度を変化させる苗のせ台に対して
特徴構成で示すように苗送り機構は位置固定されてい
るので、載置苗の重量が大きくなると苗送り機構に対し
て苗のせ台が近接する方向に傾斜度を緩くして、前記係
止爪の苗のせ台上面よりの突出量が大きくなる。
したがって、マット状苗の摺動抵抗が大きくなる苗のせ
台の傾斜度が緩やかな状態では、マット状苗に突入する
爪長さが長くなるとともに、係止爪による引掛係止力が
大きくなって、苗送り量の低下を抑えることができる。
台の傾斜度が緩やかな状態では、マット状苗に突入する
爪長さが長くなるとともに、係止爪による引掛係止力が
大きくなって、苗送り量の低下を抑えることができる。
又反対に、載置苗が少なくなると苗のせ台の傾斜度が急
になり、それにつれて係止爪の前記突出量が小さくなっ
て、マット状苗の摺動抵抗が小さくなる分係止爪による
引掛係止力を弱くすることができる。
になり、それにつれて係止爪の前記突出量が小さくなっ
て、マット状苗の摺動抵抗が小さくなる分係止爪による
引掛係止力を弱くすることができる。
その結果、載置苗量の大小にかかわらず、苗送り量及び
マット状苗のガイドレール摺動部近傍での圧縮具合を安
定化することができ、苗送量の変動を抑えることができ
る。しかも、その為に採られた構成は傾斜度を変更する
苗のせ台に対して相対的に苗送り機構を位置固定するだ
けのものでもよく、苗送り機構自体の送り能力を制御す
るような手段に比較して構造簡単であり、実用上の効果
が高い。
マット状苗のガイドレール摺動部近傍での圧縮具合を安
定化することができ、苗送量の変動を抑えることができ
る。しかも、その為に採られた構成は傾斜度を変更する
苗のせ台に対して相対的に苗送り機構を位置固定するだ
けのものでもよく、苗送り機構自体の送り能力を制御す
るような手段に比較して構造簡単であり、実用上の効果
が高い。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すように植付ミッション(1)後部で往復回転
駆動される苗植付機構(2)としての植付アームを配置す
ると共に、植付ミッション(1)のガイドレール(3)上で往
復横送り駆動される苗のせ台(4)を備えて乗用型田植機
の苗植付部が構成されている。
駆動される苗植付機構(2)としての植付アームを配置す
ると共に、植付ミッション(1)のガイドレール(3)上で往
復横送り駆動される苗のせ台(4)を備えて乗用型田植機
の苗植付部が構成されている。
前記苗のせ台(4)の横送り駆動構造について詳述する
と、第1図及び第2図に示すように植付ミッション(1)
左右から一本の横送り軸(5)が突出すると共に、この横
送り軸(5)左右には苗のせ台(4)用の支持部としての支持
部材(6)が連結されている。そして、前記支持部材(6)の
両上端部に亘って補強用の部材(7)が架設連結されると
共に、支持部材(6)下端には揺動式の連結アーム(8)が取
付けられ、この連結アーム(8)が横向き連結ロッド(24)
を介して苗のせ台(4)背面に取付けられている。以上の
構造により前記横送り軸(5)全体を左右に横送り駆動す
ることによって苗のせ台(4)をガイドレール(3)上でスラ
イドさせるのである。
と、第1図及び第2図に示すように植付ミッション(1)
左右から一本の横送り軸(5)が突出すると共に、この横
送り軸(5)左右には苗のせ台(4)用の支持部としての支持
部材(6)が連結されている。そして、前記支持部材(6)の
両上端部に亘って補強用の部材(7)が架設連結されると
共に、支持部材(6)下端には揺動式の連結アーム(8)が取
付けられ、この連結アーム(8)が横向き連結ロッド(24)
を介して苗のせ台(4)背面に取付けられている。以上の
構造により前記横送り軸(5)全体を左右に横送り駆動す
ることによって苗のせ台(4)をガイドレール(3)上でスラ
イドさせるのである。
第1図に示すように、前記ガイドレール(3)の下面複数
箇所からは下方に丸棒状のポスト(9)が延出され、植付
ミッション(1)のボス部(10)に上下摺動自在に係入され
ている。これに対して、植付ミッション(1)の横軸芯
(P1)周りに揺動自在に取付けられた支持アーム(11)の一
端がガイドレール(3)下面部に係入されると共に、植付
ミッション(1)の横軸芯(P2)周りに揺動操作自在に軸支
されたレバー(12)と前記支持アーム(11)の他端がロッド
(13)を介して連結されている。前記レバー(12)はロック
機構を有しており、レバー(12)を揺動操作しロックする
ことによって、ガイドレール(3)及び苗のせ台(4)全体の
位置を上下方向に変更することができるのである。前記
植付アーム(2)の通過軌跡は一定であるから、以上の操
作によって植付アーム(2)がガイドレール(3)の凹部を通
過する際の苗の取り出し量を変更調節することができる
のである。
箇所からは下方に丸棒状のポスト(9)が延出され、植付
ミッション(1)のボス部(10)に上下摺動自在に係入され
ている。これに対して、植付ミッション(1)の横軸芯
(P1)周りに揺動自在に取付けられた支持アーム(11)の一
端がガイドレール(3)下面部に係入されると共に、植付
ミッション(1)の横軸芯(P2)周りに揺動操作自在に軸支
されたレバー(12)と前記支持アーム(11)の他端がロッド
(13)を介して連結されている。前記レバー(12)はロック
機構を有しており、レバー(12)を揺動操作しロックする
ことによって、ガイドレール(3)及び苗のせ台(4)全体の
位置を上下方向に変更することができるのである。前記
植付アーム(2)の通過軌跡は一定であるから、以上の操
作によって植付アーム(2)がガイドレール(3)の凹部を通
過する際の苗の取り出し量を変更調節することができる
のである。
次に、苗送り機構について説明する。前記苗のせ台(4)
を植付ミッション(1)に支持するフレームとしての左右
の支持部材(6),(6)より苗のせ台(4)背面に向けて支持ブ
ラケット(22)を延出するとともに、この支持ブラケット
(22)の左右両端立上部に亘って上下一対の横向き六角回
転軸(15),(16)を架設し、これら上下二本の横向き六角
回転軸(15),(16)複数箇所に亘って上下方向に回転する
係止爪(21a)付搬送ベルト(21)を装着してある。そし
て、前記植付ミッション(1)から左右支持部材(6),(6)を
連結する前記補強用部材(7)に対して、その補強用部材
(7)の苗のせ台(4)横移動に伴う横摺動を許容し乍ら、左
右支持部材(6),(6)の横送り軸(5)への連結点周りでの揺
動を規制するガイド(33)を突設してある。したがって、
前記搬送ベルト(21)は後記する苗のせ台(4)の傾斜度変
更調節に対しては一体的には作動しない。ただし、苗の
せ台(4)の往復横移動に対しては一体的に作動する。こ
の係止爪(21a)は苗のせ台(4)上面(苗載置面)より上方
に突出して、マット状苗(図示せず)内に突入して係止
し、苗のせ台上面に沿って苗植付機構(2)に向けてマッ
ト状苗を送り出す。これに対して両支持部材(6)に亘っ
て第1回動軸(17)が架設されるとともに、第1回動軸(1
7)の一端に設けられた第1アーム(17a)と前記下側六角
回転軸(16)の駆動部(18)とに亘ってロッド(19)が架設さ
れている。前記駆動部(18)は下側六角回転軸(16)に対し
て外嵌されるとともに、六角回転軸(15),(16)及び前記
搬送ベルト(21)の下方苗送り側への回動のみを許すワン
ウェイクラッチが内装されている。
を植付ミッション(1)に支持するフレームとしての左右
の支持部材(6),(6)より苗のせ台(4)背面に向けて支持ブ
ラケット(22)を延出するとともに、この支持ブラケット
(22)の左右両端立上部に亘って上下一対の横向き六角回
転軸(15),(16)を架設し、これら上下二本の横向き六角
回転軸(15),(16)複数箇所に亘って上下方向に回転する
係止爪(21a)付搬送ベルト(21)を装着してある。そし
て、前記植付ミッション(1)から左右支持部材(6),(6)を
連結する前記補強用部材(7)に対して、その補強用部材
(7)の苗のせ台(4)横移動に伴う横摺動を許容し乍ら、左
右支持部材(6),(6)の横送り軸(5)への連結点周りでの揺
動を規制するガイド(33)を突設してある。したがって、
前記搬送ベルト(21)は後記する苗のせ台(4)の傾斜度変
更調節に対しては一体的には作動しない。ただし、苗の
せ台(4)の往復横移動に対しては一体的に作動する。こ
の係止爪(21a)は苗のせ台(4)上面(苗載置面)より上方
に突出して、マット状苗(図示せず)内に突入して係止
し、苗のせ台上面に沿って苗植付機構(2)に向けてマッ
ト状苗を送り出す。これに対して両支持部材(6)に亘っ
て第1回動軸(17)が架設されるとともに、第1回動軸(1
7)の一端に設けられた第1アーム(17a)と前記下側六角
回転軸(16)の駆動部(18)とに亘ってロッド(19)が架設さ
れている。前記駆動部(18)は下側六角回転軸(16)に対し
て外嵌されるとともに、六角回転軸(15),(16)及び前記
搬送ベルト(21)の下方苗送り側への回動のみを許すワン
ウェイクラッチが内装されている。
そして、同両図に示すように植付ミッション(1)両側に
は苗のせ台(4)の横送りに連動して回転駆動されるクラ
ンクアーム(20)が設けてあり、苗のせ台(4)が横送りの
一方のストロークエンドに達すると、クランクアーム(2
0)が前記第1回動軸(17)の第2アーム(17b)に接当し
て、第1回動軸(17)、第1アーム(17a)、ロッド(19)、
駆動部(18)を介し六角回転軸(16)及び搬送ベルト(21)が
設定角度だけ回転駆動されて苗のせ台(4)のマット状苗
が下方に送られるのである。
は苗のせ台(4)の横送りに連動して回転駆動されるクラ
ンクアーム(20)が設けてあり、苗のせ台(4)が横送りの
一方のストロークエンドに達すると、クランクアーム(2
0)が前記第1回動軸(17)の第2アーム(17b)に接当し
て、第1回動軸(17)、第1アーム(17a)、ロッド(19)、
駆動部(18)を介し六角回転軸(16)及び搬送ベルト(21)が
設定角度だけ回転駆動されて苗のせ台(4)のマット状苗
が下方に送られるのである。
以上、搬送ベルト(21)、六角回転軸(15),(16)及び第2
アーム(17b)等を苗送り機構(A)と総称する。又、図中(1
4)はマット状苗に上方から接当して持上りを押える苗押
え杆であり、苗補給時に手動で開放操作される。
アーム(17b)等を苗送り機構(A)と総称する。又、図中(1
4)はマット状苗に上方から接当して持上りを押える苗押
え杆であり、苗補給時に手動で開放操作される。
次に、苗のせ台(4)の傾斜度変更構造について詳述す
る。前記ガイドレール(3)のポスト(9)上に固着された基
端部(3a)は円弧断面に形成され、前記連結アーム(8)と
苗のせ台(4)とを連結するブラケット(23)を下方から支
持している。又、前記連結アーム(8)と前記ブラケット
(23)とを連結する横向き連結ロッド(24)に対する、連結
アーム(8)又はブラケット(23)との一方の外嵌孔(図示
せず)を長孔に形成してある。したがって、苗のせ台
(4)は前記基端部(3a)を支点として前後に揺動してその
傾斜度を変更可能である。そして、苗のせ台(4)上端側
には上方ガイドレール(25)が取付けられるとともに、前
記植付ミッション(1)より立設された左右一対の固定フ
レーム(26)に対して横摺動可能に枢支されている。この
固定フレーム(26)の上端部(26a)は基端部に対して、前
記苗のせ台(4)の傾斜度変更にかかる揺動を許容すべく
相対移動可能に連結されるとともに、互いに遠ざかる方
向にスプリング(27)付勢されている。
る。前記ガイドレール(3)のポスト(9)上に固着された基
端部(3a)は円弧断面に形成され、前記連結アーム(8)と
苗のせ台(4)とを連結するブラケット(23)を下方から支
持している。又、前記連結アーム(8)と前記ブラケット
(23)とを連結する横向き連結ロッド(24)に対する、連結
アーム(8)又はブラケット(23)との一方の外嵌孔(図示
せず)を長孔に形成してある。したがって、苗のせ台
(4)は前記基端部(3a)を支点として前後に揺動してその
傾斜度を変更可能である。そして、苗のせ台(4)上端側
には上方ガイドレール(25)が取付けられるとともに、前
記植付ミッション(1)より立設された左右一対の固定フ
レーム(26)に対して横摺動可能に枢支されている。この
固定フレーム(26)の上端部(26a)は基端部に対して、前
記苗のせ台(4)の傾斜度変更にかかる揺動を許容すべく
相対移動可能に連結されるとともに、互いに遠ざかる方
向にスプリング(27)付勢されている。
以上のような構成によって、マット状苗が苗のせ台全面
に載置された自重の重い状態では、前記スプリング力に
抗して苗のせ台(4)はその傾斜度を緩める方向に揺動す
るとともに、苗取出しが進むに従ってその傾斜度を急峻
なものにする。この場合に、前記連結アーム(8)又はブ
ラケット(23)に形成した長孔の影響を抑えるべく植付ミ
ッション(1)から前記補強用部材(7)に対して延出された
摺動ガイド(33)によって、左右支持部材(6),(6)は前記
横送り軸(5)周りの揺動が規制されている。したがっ
て、この支持部材(6),(6)に取付られている苗送り機構
(A)は苗のせ台(4)の前後揺動に対しては追従しない。こ
の為に、苗のせ台(4)がその傾斜度を緩やかにする程係
止爪(21a)の苗のせ台上面よりの突出量が大きくなり、
その引掛係止力が大きくなる。上記のスプリング(27)、
及び、苗のせ台(4)の揺動構造等を総称して苗のせ台傾
斜角変更機構(B)と総称する。
に載置された自重の重い状態では、前記スプリング力に
抗して苗のせ台(4)はその傾斜度を緩める方向に揺動す
るとともに、苗取出しが進むに従ってその傾斜度を急峻
なものにする。この場合に、前記連結アーム(8)又はブ
ラケット(23)に形成した長孔の影響を抑えるべく植付ミ
ッション(1)から前記補強用部材(7)に対して延出された
摺動ガイド(33)によって、左右支持部材(6),(6)は前記
横送り軸(5)周りの揺動が規制されている。したがっ
て、この支持部材(6),(6)に取付られている苗送り機構
(A)は苗のせ台(4)の前後揺動に対しては追従しない。こ
の為に、苗のせ台(4)がその傾斜度を緩やかにする程係
止爪(21a)の苗のせ台上面よりの突出量が大きくなり、
その引掛係止力が大きくなる。上記のスプリング(27)、
及び、苗のせ台(4)の揺動構造等を総称して苗のせ台傾
斜角変更機構(B)と総称する。
以上の構成を利用して次のような機構を装備することが
できる。
できる。
第3図に示すように、苗のせ台上端背面側に接当して
苗のせ台(4)を急傾斜側に付勢するベルクランク状駆動
アーム(28)を設け、この駆動アーム(28)の一端を植付ク
ラッチレバー(29)とレリーズワイヤ(30)を介して連係す
る。すると、苗補給時に植付クラッチレバー(29)を切操
作すると、苗のせ台(4)が急傾斜側に切換わり、前記係
止爪(21a)の突出量が少なくなるので、マット状苗が係
止爪(21a)に引掛りにくく補給作業が容易になる。
苗のせ台(4)を急傾斜側に付勢するベルクランク状駆動
アーム(28)を設け、この駆動アーム(28)の一端を植付ク
ラッチレバー(29)とレリーズワイヤ(30)を介して連係す
る。すると、苗補給時に植付クラッチレバー(29)を切操
作すると、苗のせ台(4)が急傾斜側に切換わり、前記係
止爪(21a)の突出量が少なくなるので、マット状苗が係
止爪(21a)に引掛りにくく補給作業が容易になる。
苗のせ台(4)の背面に苗のせ台(4)の傾斜度合を感知す
るリミットスイッチ(又は差動トランス)式の傾斜セン
サ(31)を設け、所定の緩傾斜度になったら警報等を作動
させて苗の残量が少なり次の補給を促す制御構造が可能
となる。この場合に傾斜センサ(31)の測定対象が苗のせ
台(4)であるから、苗に直接接触する方式のセンサに比
べて作動が確実である。
るリミットスイッチ(又は差動トランス)式の傾斜セン
サ(31)を設け、所定の緩傾斜度になったら警報等を作動
させて苗の残量が少なり次の補給を促す制御構造が可能
となる。この場合に傾斜センサ(31)の測定対象が苗のせ
台(4)であるから、苗に直接接触する方式のセンサに比
べて作動が確実である。
苗のせ台(4)の上方に予備苗補給装置(32)を装備し、
前記苗のせ台(4)が載置苗の減少によって急傾斜姿勢に
なるとセンサ(31)が作動して、前記予備苗補給装置(32)
を起動させる苗補給の自動化が可能となる。
前記苗のせ台(4)が載置苗の減少によって急傾斜姿勢に
なるとセンサ(31)が作動して、前記予備苗補給装置(32)
を起動させる苗補給の自動化が可能となる。
〔別実施例〕 上記実施例では、マット状苗の自重を苗のせ台(4)の
傾斜角変更の為のアクチュエータとしたが、油圧シリン
ダやモータ等のアクチュエータでマット状苗の重量を図
るセンサからの検出結果を基にアクチュエータを駆動制
御する構成を採ってもよい。
傾斜角変更の為のアクチュエータとしたが、油圧シリン
ダやモータ等のアクチュエータでマット状苗の重量を図
るセンサからの検出結果を基にアクチュエータを駆動制
御する構成を採ってもよい。
苗のせ台(4)の傾斜角変更を、レバー等を使った機械
式で或いは傾斜角変更をアクチュエータで行い、調節を
スイッチで行うといった方法を採ってもよい。
式で或いは傾斜角変更をアクチュエータで行い、調節を
スイッチで行うといった方法を採ってもよい。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
図面は本発明に係る田植機の実施例を示し、第1図は苗
のせ台の揺動構造と苗送り機構との配置構成を示す側面
図、第2図は苗のせ台の往復横移動駆動構造と苗送り機
構とを示す横断平面図、第3図は苗のせ台の揺動状態を
示す側面図である。 (2)……苗植付機構、(4)……苗のせ台、(6)……支持
部、(21a)……係止爪、(A)……苗送り機構、(B)……苗
のせ台傾斜角変更機構。
のせ台の揺動構造と苗送り機構との配置構成を示す側面
図、第2図は苗のせ台の往復横移動駆動構造と苗送り機
構とを示す横断平面図、第3図は苗のせ台の揺動状態を
示す側面図である。 (2)……苗植付機構、(4)……苗のせ台、(6)……支持
部、(21a)……係止爪、(A)……苗送り機構、(B)……苗
のせ台傾斜角変更機構。
Claims (1)
- 【請求項1】傾斜姿勢の苗のせ台(4)上に載置したマッ
ト状苗を、苗のせ台(4)上面より突出してマット状苗を
引掛係止する係止爪(21a)によって苗のせ台(4)の上面に
沿って下方の苗植付機構(2)に向けて送り出す苗送り機
構(A)を設けてある田植機であって、苗のせ台(4)をその
下端部で支持する支持部(6)に対して前記苗送り機構(A)
を取付けるとともに、前記苗のせ台(4)の傾斜度が苗の
せ台(4)上に載置されたマット状苗の量が多くなる程緩
くなり、かつ、前記係止爪(21a)の苗のせ台上面より突
出量が大きくなるように苗のせ台傾斜角変更機構(B)を
設けてある田植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32025787A JPH0655049B2 (ja) | 1987-12-17 | 1987-12-17 | 田植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP32025787A JPH0655049B2 (ja) | 1987-12-17 | 1987-12-17 | 田植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH01160413A JPH01160413A (ja) | 1989-06-23 |
JPH0655049B2 true JPH0655049B2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=18119481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP32025787A Expired - Lifetime JPH0655049B2 (ja) | 1987-12-17 | 1987-12-17 | 田植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH0655049B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006071696A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 顕微鏡 |
-
1987
- 1987-12-17 JP JP32025787A patent/JPH0655049B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01160413A (ja) | 1989-06-23 |
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