JPH0654754A - 炊飯量判定装置 - Google Patents

炊飯量判定装置

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JPH0654754A
JPH0654754A JP23317392A JP23317392A JPH0654754A JP H0654754 A JPH0654754 A JP H0654754A JP 23317392 A JP23317392 A JP 23317392A JP 23317392 A JP23317392 A JP 23317392A JP H0654754 A JPH0654754 A JP H0654754A
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豊 青木
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徹 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 炊飯量の判定精度を向上する。 【構成】 炊飯温度が第1設定温度t1から第2設定温
度t2に達するまで、所定の周期で炊飯温度をサンプリ
ングしてその炊飯温度を積算する。この炊飯温度の積算
量に基づいて炊飯量を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炊飯器やジャー炊飯器
等に用いられる炊飯量判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ご飯をおいしく炊くためには、炊飯量を
正確に判定しこれに基づいて加熱制御することが必要と
される。そこで、従来においては炊飯量の判定を行う手
法として、炊飯温度の上昇勾配を算出し、この上昇勾配
に基づいて炊飯量の多少を判定するものが知られてい
る。例えば、特公昭62−49048号に示される技術
では、鍋底温度がt1℃からt2℃までに上昇する時間
△Tを測定することで温度上昇勾配を算出し、上昇勾配
が急な場合には炊飯量が少なく、逆に上昇勾配が緩やか
な場合には炊飯量が多いと判定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、炊飯時
における温度推移はリニアでない、つまりなめらかに上
昇しない場合がある。こうした場合、炊飯量が異なって
いても同じ炊飯量と判定されることがある。例えば、図
5に示すように、計時開始温度となるt1℃から計時終
了温度となるt2℃まで上昇する時間△Tが、その温度
設定によっては少量炊飯の場合と大量炊飯の場合とで同
じになってしまうことがある。これは、t1,t2によ
って与えられる2点間の温度上昇平均勾配に基づいてい
るからこのような不具合を生じるのである。計時終了温
度t2を高く設定しておけば、このような現象は起こり
にくくなるものの、一般に炊飯温度が60℃を越えると
米のアルファ化が始まるため、t2を余り高くするわけ
にもいかない。また、仮に適正なt1,t2の設定がで
きたとしても、初期水温や外気温といった外部要因によ
り温度推移特性が微妙に変化するため、結局最適な設定
は不可能と言える。本発明の炊飯量判定装置は上記課題
を解決し、炊飯量の判定精度を向上することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の炊飯量判
定装置は、炊飯温度を検出する温度検出手段と、上記炊
飯温度が予め設定された第1設定温度から第2設定温度
に達するまでの間の炊飯温度を積算する温度積算手段
と、上記炊飯温度の積算量に基づいて炊飯量を判定する
判定手段とを備えたことを要旨とする。
【0005】また、本発明の第2の炊飯量判定装置は、
上記第1の発明において、炊飯初期温度を炊飯量判定要
素に加えたことを要旨とする。
【0006】
【作用】上記構成を有する本発明の第1の炊飯量判定装
置は、温度検出手段により炊飯温度を検出する途中、炊
飯温度が第1設定温度から第2設定温度に達するまでの
間の炊飯温度を温度積算手段が積算する。そして、判定
手段でこの積算量に基づいて炊飯量を判定する。第1設
定温度から第2設定温度に至る炊飯温度の推移は炊飯量
に応じて異なるため、この間における炊飯温度の積算量
も炊飯量に応じたものとなる。つまり、従来のように単
に2点間の温度上昇勾配を捉え、その途中における温度
推移を無視した場合には炊飯量を誤判定してしまうが、
本発明では、その間における温度推移を積算量というか
たちで捉えているため炊飯量を正確に判定できる。
【0007】また、本発明の第2の炊飯量判定装置は、
上記の第1の発明において、炊飯初期温度を炊飯量判定
要素に加えることで判定精度を向上させている。つま
り、炊飯温度推移特性は、例えば図4に示すように炊飯
初期の温度によって異なることから、この炊飯初期温度
を加味することで一層正確に炊飯量を判定することがで
きる。
【0008】尚、ここで用いる炊飯温度とは、実際の炊
飯対象物(米と水)の温度のみを意味するのでなく、そ
の温度と共に変化する釜底等の温度についても含めた意
味で用いている。また、温度検出手段は複数設けてもよ
く、その1つで第1設定温度から第2設定温度に達する
までのタイミングをとり、他の温度検出手段による炊飯
温度を用いてこの期間における温度積算を行ってもよ
い。
【0009】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の炊飯量判定装置の好適な
実施例について説明する。図1は一実施例としての炊飯
量判定装置を備えたガス炊飯器の概略構成図である。ガ
ス炊飯器1(以下、単に炊飯器1と呼ぶ)は、ガス燃焼
により炊飯を行う炊飯部10と、この炊飯動作を制御す
るコントローラ20とからなる。
【0010】炊飯部10は、米,水を収容する釜11、
この釜11を燃焼加熱するバーナ12、バーナ12にガ
スを供給するガス導管13、ガス流路の開閉を行う主電
磁弁14、ガス流量を調整する流量制御弁15、および
図示しない点火装置等から構成される。また、釜底11
Aには釜11の底面中央部に接して炊飯温度を検出する
温度センサ16(以下、釜底センサ16と呼ぶ)が設け
られる。尚、図中17(破線で示す)は、後述の第2実
施例で用いる温度センサで、内蓋18に設けられて釜内
温度を検出する。
【0011】コントローラ20は、ガス燃焼制御や本発
明の特徴となる炊飯量判定処理を行うもので、釜底セン
サ16等の出力信号を入力して演算処理可能なデジタル
信号に変換する入力インタフェース21と、主電磁弁1
4,流量制御弁15等に駆動信号を出力する出力インタ
フェース22と、周知の算術論理演算回路を構成するC
PU23と、後述する基準炊飯量データや各種制御ルー
チン等を記憶したROM24と、一時的にデータ(例え
ば温度検出データ等)を格納するRAM25と、これら
を互いに接続するバス26等からなる。尚、基準炊飯量
データは、予め実験により求めたもので、炊飯温度積算
量に対応する炊飯量を、各炊飯初期の温度条件毎に設定
した炊飯量判定用のデータである。
【0012】次に、コントローラ20が実行する炊飯制
御処理について説明する。図2は、この処理を表すフロ
ーチャートであり、炊飯器1の炊飯スイッチ(図示略)
の操作により起動する。本ルーチンが起動すると、まず
炊飯初期温度つまり炊飯を開始するときの釜底センサ1
6の信号を読み取ると共に(S10)、この炊飯初期温
度に対応した基準炊飯量データを選択する(S11)。
そして、ガス流路を開くと共に点火して一定の弱火力で
炊飯を開始する(S12)。
【0013】続いて、炊飯温度(センサ温度)が第1設
定温度t1に達したか否かを判断し(S13)、第1設
定温度t1に達したと判断すると、炊飯温度が第2設定
温度t2に達するまで、所定の周期で炊飯温度をサンプ
リングし、その炊飯温度を積算していく(S14,1
5)。そして、第2設定温度t2に達したときの積算量
に基づいて、ステップ11にて選択した基準炊飯量デー
タを参照して、その積算量に対応する炊飯量を求める
(S16)。
【0014】続いて、ステップ16にて求められた炊飯
量に見合った火力での燃焼制御を行い(S17)、所定
の炊き上げ温度に達したときにバーナ12を消火して本
ルーチンを終了する(S18,19)。
【0015】以上説明したように本実施例の炊飯器1に
よれば、第1,第2設定温度t1,t2間における炊飯
温度の積算量により炊飯量を判定しているため、従来の
ように単に2点間の温度上昇勾配に基づいた判定で生じ
た誤りが防止される。つまり、第1設定温度t1から第
2設定温度t2にまで上昇する時間△Tがたとえ同じで
あっても、図3に示すように、少量炊飯と大量炊飯とで
はこの期間△Tでの温度推移が異なることから、図示ハ
ッチング面積の相違で示されるように、炊飯量の違いを
的確に捉えることができる。
【0016】しかも、炊飯初期温度毎に基準炊飯量デー
タを備え、炊飯初期温度に応じた基準炊飯量データを選
択しているため、一層精度よく炊飯量を判定できる。つ
まり、図4に示すように、同じ炊飯量であっても炊飯初
期温度によって炊飯温度推移特性が異なるため、炊飯初
期温度に応じた基準炊飯量データを選択することで判定
精度が向上するのである。尚、図中(A)が炊飯初期温
度5℃における温度推移特性、(B)が炊飯初期温度3
0℃における温度推移特性であり、どちらも炊飯量は4
合としている。
【0017】次に、第2実施例について説明する。炊飯
温度の積算によって炊飯量を判定する場合、その積算期
間が長いほど大量炊飯と少量炊飯との積算量の差が大き
くなる。このため、精度よく炊飯量を判定するには、米
のアルファ化が始まる直前の温度になるまで温度積算を
行うことが望ましい。そこで、第2実施例においては、
実際の飯中温に近い温度を検出する温度センサ17(図
1に破線で示し、以下、内蓋センサ17と呼ぶ)を用い
て、炊飯温度の第1設定温度t1への到達と第2設定温
度t2への到達とを検出することで積算期間を長くして
判定精度を上げる。また、第1設定温度t1から第2設
定温度t2間における温度積算は、釜底センサ16によ
る炊飯温度を積算する。これは、本願発明者らによる実
験から、釜底センサ16のほうが温度積算量の差を大き
くとれるからである。例えば、内蓋センサ17が40℃
から60℃にまで上昇する間の温度積算量は、炊飯量が
2合の場合を1として炊飯量6合の場合は、内蓋センサ
17の積算量1.27に対し、釜底センサ16の積算量
では1.69となった。
【0018】これらのことから、温度積算期間を設定す
るために内蓋センサ17を用い、実際の温度積算量を求
めるために釜底センサ16を用いるのである。つまり、
先の実施例で示した図2の処理において、ステップ1
3,15での温度検出を内蓋センサ17の信号を用い、
ステップ14での炊飯温度の積算を釜底センサ16の信
号を用いるのである。この結果、温度積算時間を長くと
ることができ炊飯量の判定精度を一層向上させることが
できる。
【0019】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。例えば、炊飯温度
の積算は、所定の周期でサンプリングするのでなくアナ
ログ積算により行ってもよい。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の炊飯量判
定装置によれば、炊飯温度の積算量に基づいて炊飯量を
判定しているため、その判定精度が向上するという優れ
た効果を奏する。また、炊飯初期温度を炊飯量判定要素
に加えたものでは、この効果が更に大きなものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例としての炊飯器の概略構成図である。
【図2】炊飯制御ルーチンを表すフローチャートであ
る。
【図3】炊飯温度推移を表すグラフである。
【図4】炊飯初期温度に応じた炊飯温度推移を表すグラ
フである。
【図5】炊飯温度推移を表すグラフである。
【符号の説明】
1…炊飯器、 10…炊飯部、 16,17…温度セン
サ、20…コントローラ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炊飯温度を検出する温度検出手段と、 上記炊飯温度が予め設定された第1設定温度から第2設
    定温度に達するまでの間の炊飯温度を積算する温度積算
    手段と、 上記炊飯温度の積算量に基づいて炊飯量を判定する判定
    手段とを備えたことを特徴とする炊飯量判定装置。
  2. 【請求項2】 炊飯初期温度を炊飯量判定要素に加えた
    ことを特徴とする請求項1記載の炊飯量判定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007135120A (ja) * 2005-11-14 2007-05-31 Animo:Kk 音声証書データ生成方法及びシステム
JP2008043423A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Paloma Ind Ltd 炊飯器

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JP2007135120A (ja) * 2005-11-14 2007-05-31 Animo:Kk 音声証書データ生成方法及びシステム
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