JPH0654648A - 低脂肪クリームおよびその製法 - Google Patents

低脂肪クリームおよびその製法

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JPH0654648A
JPH0654648A JP22940592A JP22940592A JPH0654648A JP H0654648 A JPH0654648 A JP H0654648A JP 22940592 A JP22940592 A JP 22940592A JP 22940592 A JP22940592 A JP 22940592A JP H0654648 A JPH0654648 A JP H0654648A
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cream
milk
low
fat
membrane
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Hideo Hashimoto
英夫 橋本
Ikue Kanbara
伊久恵 神原
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TAKANASHI NYUGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 乳脂肪を25〜44%、乳タンパク質を2.
5〜20%含有することを特徴とする低脂肪クリーム。 【効果】 本発明の低脂肪クリームは、乳脂肪分が少な
く、しかも高タンパク質であるため、安定剤等の添加物
を使わないにも係わらず乳化安定性が良く、ホイップし
易く、かつ型崩れしにくいものである。 従って、この
低脂肪クリームを使用することにより、ホイップの失敗
が少なくなり、一般家庭でも風味豊かで本格的なケーキ
等を作ることが可能である。 また、本発明により提供
される低脂肪クリームは、低カロリーで、健康面でも優
れたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低脂肪クリームおよび
その製法に関し、さらに詳細には、家庭でもホイッピン
グしやすく、造形後に型崩れしにくい、高タンパク質の
低脂肪クリームおよびその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乳製品クリームの製造は、食品工
業的には、生乳からクリーム分離機を用い、遠心分離し
てクリーム分を分離し、これを加熱殺菌し、その後冷却
して容器に充填し製品とする工程が採られている。
【0003】このようにして製造された乳製品クリーム
は、一般にトッピング性を重視するために、乳脂肪率を
45%〜50%に調製している。しかしながら、このよ
うな乳脂肪率に調製された乳製品クリームは、ホイップ
操作が難しいという欠点を有していた。
【0004】すなわち、この乳製品クリームはホイップ
時の転相が急速であり、すぐにオーバーホイップされて
しまうため、例えば、ケーキ職人等の熟練者でも容器の
底に氷を敷いて温度の上昇を抑え、きれいな造形ができ
るように工夫することが必要であった。 また、仮に、
きれいにホイッピングできても、絞ぼり袋に入れてケー
キ等に飾る(トッピング)時に解乳化が進み、表面が荒
れてしまうという欠点があった。
【0005】特に、一般家庭において、電動ホイッパー
を使用してホイップする場合には、適切なホイップ状況
がわからずオーバーホイップしてしまうことが多く、さ
らにはバター化して、全く造形できなくなってしまうこ
ともしばしばであった。この原因は、ホイップ時の転相
が急激におこるためで、一般的に乳製品のクリームを使
用するとケーキ作りで失敗が多いということが知られて
いる。
【0006】乳製品クリームの乳脂肪率を40%以下に
下げると、転相が遅れオーバーホイップからバター化ま
での時間が長くなることが知られている。そこで、乳製
品クリームの製造に際し、乳脂肪率40%以下で遠心分
離を止めることもホイッピング操作を容易にするための
一方策として検討されてきた。
【0007】しかし、乳脂肪率が40%以下の乳製品ク
リームでは、(1)ホイップしてナッペしたりトッピング
した場合、クリームの肌が荒く(メレンゲ状)で商品価
値がない、(2)デコレーション(造形)したときに保形
性が弱く、その形を保つことができず崩れてしまう、
(3)室温(25℃)付近ですぐに形が崩れてしまう、(4)
食べたときに触感が軽すぎて、生クリームの味がせず、
例えばショートケーキにしたときに口の中にカステラの
味のみ残り不自然である、(5)脂肪率が35%以下のも
のは、機械を使わないとホイップできず一般家庭では使
用できない等の問題があった。従って、クリームをホイ
ップして、ケーキなどにトッピングしたり、ナッペした
りするためには、ホイップ性を犠牲にしても乳脂肪率を
45%〜50%に調製しなければならなかった。
【0008】一方、ホイッピングの容易さから、乳脂肪
以外の融点の高い動物性油脂や植物性油脂を入れたクリ
ームが、ケーキ職人を含め広く利用されている。 この
クリームは、乳等省令上、乳製品の「クリーム」ではな
く「乳等を主原料とする食品」に分類されるクリームの
代用品である(以下、これを「乳主原クリーム」とし、
乳製品クリームと区別する)。しかし、この乳主原クリ
ームは使用性はよいものの、風味等の点において乳製品
クリームに劣るものであり、十分に満足しうるものとは
いい難かった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、乳のみを原料
とし、一般家庭の電動ホイッパーによっても容易にホイ
ップでき、かつ造形後に型崩れしにくく、更に、触感、
風味のすぐれたクリームの提供が求められていた。ま
た、近年脂肪の取り過ぎも懸念されるところであり、上
記クリームが低脂肪でカロリーの少ないものであること
が健康面からも求められていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記実情に
鑑み、乳からクリームの製造に関して鋭意研究を行なっ
た結果、乳脂肪量と乳タンパク質量を一定の範囲に調整
して製造された低脂肪クリームは、乳化安定性が高く、
前記のような欠点を解消したものであることを見出し、
本発明を完成した。
【0011】すなわち本発明は、乳脂肪を25〜44
%、乳タンパク質を2.5〜20%含有する低脂肪クリ
ームを提供するものである。
【0012】本発明のクリームは、例えば次の方法のい
ずれかにより製造することができる。 即ち、まず第一
の方法としては、原料獣乳もしくは原料獣乳を遠心分離
して得られるクリームのうち、乳脂肪率18%以下のい
わゆる低分離クリームを直接膜処理し、乳脂肪分および
乳タンパク質を濃縮する方法(以下、「単純濃縮法」と
いう)が挙げられる。
【0013】この単純濃縮法によれば、原料である獣
乳、例えば牛乳、馬乳、山羊乳等を、必要に応じて50
〜70℃程度に加熱し、これを膜を用いて2〜7倍程度
に濃縮するか、あるいは、原料獣乳を一旦低分離クリー
ムとした後、同様の操作により濃縮することにより低脂
肪クリームを得ることができる。
【0014】使用される膜としては、精密濾過膜、逆浸
透膜、限外濾過膜等が挙げられる。これらの膜は、乳脂
肪および乳タンパク質が通過しない程度の分画分子量を
有するもの、例えば、分画分子量が1000から200
000の範囲であることが好ましい。 これらの膜のう
ち、限外濾過膜またはカゼインを透過させない精密濾過
膜を用いることがより好ましい。
【0015】このように、獣乳を膜で処理することによ
り、主として水分、乳糖、ミネラル等の低分子量の成分
は膜を通過し除去されるが、乳脂肪およびタンパク質等
の高分子量の成分は逆に濃縮される。 従って、単純濃
縮法によれば、通常のクリームと比較して低脂肪かつ高
タンパクの低脂肪クリームを得ることができる。
【0016】また、第二の方法としては、通常のクリー
ム製造工程において、一旦遠心分離により分離された脱
脂乳を膜処理し、2〜7倍程度に濃縮し、得られた脱脂
乳濃縮物をクリーム中に戻す方法(以下、「分離濃縮
法」という)が挙げられる。
【0017】この方法は、通常のクリーム製造工程が乳
を遠心分離によりクリーム分と脱脂乳とに分離し、乳脂
肪率の調製のみでクリームとして製品化する方法と大き
く異なる方法である。この方法で用いる膜は単純濃縮法
で用いる膜と同じもので良く、遠心分離された脱脂乳を
膜処理する温度は、50〜90℃程度であり、またその
濃縮倍率も2〜7倍程度とすればよい。
【0018】この分離濃縮法においては、濃縮された乳
タンパク質(水分、乳糖、ミネラル等の低分子量の成分
が除去され、タンパク質等が濃縮されたもの)を、通常
の乳脂肪率のクリーム中に戻すため、クリーム中の乳脂
肪率は低下し、逆にタンパク質含量が増加したクリーム
が得られる。
【0019】本発明の低脂肪クリームにおける乳脂肪率
および乳タンパク質量は、種々の使用目的に応じて調整
すればよく、また本来、両成分の相関により定められる
べきであるが、例えばこれをホイッピングクリームとし
て用いる場合は、乳脂肪として、25〜44%の範囲、
とくに30〜40%の範囲であり、また、乳タンパク質
量としては、2.5〜20%の範囲、とくに3.5〜10
%の範囲であることが好ましい。
【0020】本発明の低脂肪クリームは、膜濾過の工程
を経る以外は、常法に従い、殺菌、エージング、充填等
の工程をおこなうことにより製品化することができる。
【0021】斯くして得られた本発明の低脂肪クリーム
は、タンパク質の増加により乳化安定性が向上し、(1)
乳脂肪含量の同じクリームと比較し、オーバーランの低
下により保形性が向上する、(2) ホイップの頂点(立ち
上がってから転相までの時間)が延長される、(3)乳風
味が強くなり、低脂肪であるが濃厚感がある、というホ
イッピングクリームとして好ましい性質を有するもので
ある。 そして乳化安定性の向上の結果、ホイッピング
操作が格段に容易になるだけでなく、造形後の型崩れが
起こりにくくなるのである。 特に本発明の低脂肪クリ
ームのうち好ましいものとしては、ホイップ時の硬度が
45g以上で、オーバーランが130%以下のものであ
る。
【0022】なお、本発明のクリームは、安定剤等の添
加物を加えなくても充分な乳化安定性を有するものであ
るが、必要に応じて、安定剤、香料等の添加物や植物性
油脂、動物性油脂等を配合して乳主原クリームとしても
よい。
【0023】叙上の如くして得られる本発明の低脂肪ク
リームは、ホイッピングクリームとして、ケーキ等の生
菓子に造形して好適に用いることができるが、他にも、
通常のクリームの用途、例えばホイップさせずにコーヒ
ー、紅茶等の飲料、ゼリーなどの菓子やフルーツなどと
共に提供してもよく、あるいは製菓材料として焼菓子等
にも用いることが可能である。
【0024】
【実施例】次に、試験例および実施例を挙げ、本発明を
更に詳しく説明するが、本発明はこれら試験例、実施例
になんら制約されるものではない。
【0025】試 験 例 1 分画分子量20,000および100,000の限外濾過
膜を用い、脱脂乳を5倍に濃縮した場合の全固形分(T
S)と乳タンパク質の変化を測定した。 なお、分画分
子量20,000の限外濾過膜としては、GR61PP
[デンマークDDS社(De Danske Sukk
erfabrikker社)製]を、分画分子量10
0,000の限外濾過膜としては、GR40PP(DD
S社製)を使用した。 また、平均フラックスは、分画
分子量20,000の限外濾過膜で9.5l/m2h、分
画分子量100,000の限外濾過膜で37.0l/m2
hであった。 この結果を表1に示す。
【0026】
【0027】表1に示すとおり、保持液中に乳タンパク
質が濃縮され、膜の分画分子量の差による保持液中の固
形分、乳タンパク質量の差はそれほど大きいものではな
いことが明らかになった。
【0028】試 験 例 2 常法により調製した乳脂肪分47%の乳製品クリームに
上記試験例1の分画分子量20,000の膜で濃縮して
得た乳タンパク質を添加し、表2に示す脂肪率および乳
タンパク質量の低脂肪クリームを調製した。
【0029】このようにして調製した各低脂肪クリーム
および通常の組成の標準クリーム(乳脂肪率47%、乳
タンパク質1.45%)について、乳タンパク質量の相
違によるホイップ性の違いを比較した。 ホイップは、
900mlのクリームをケンウッド社製ホイップマシー
ン(160回転/分)でクリーム温度5〜7℃にて行っ
た。なお、総合評価は、ホイップ時間、オーバーラン、
硬度についてそれぞれ最もよいものを5とし、以下順に
4、3、2、1と評価し、各スコアの平均をとった。
また、標準クリームはホイップ時間の短さの欠点を考慮
し、4.5に評価し、これを基準とした。 結果を表2に
示す。
【0030】
【0031】以上の結果から、乳脂肪分35%クリーム
および乳脂肪分40%クリームのいずれも乳タンパク質
量が多くなるに従い、ホイップ性が改善されることがわ
かる。
【0032】試 験 例 3 試験例2において調製した乳脂肪35%、乳タンパク質
6.15%のクリーム(a)、乳脂肪40%、乳タンパ
ク質4.41%のクリーム(b)および乳脂肪47%、
乳タンパク質1.45%のクリーム(c)を用いて、試
験例2と同様の方法でホイップを行い、ホイップ時に特
に扱い易さの基準となるホイップの立ち上がり(ホイッ
プ時間と硬さ)に関する値をホイップコントローラー
(ハクラ精機;クリーマー)を用いて調べた。 この結
果を図1に示す。以上の結果から、乳脂肪率が低く、乳
タンパク質含量の高いクリーム(a)、(b)は、通常
のクリーム(c)に比べ、適正硬度(45〜55g)に
達するまでのホイップ時間が長くなり、かつ、適正硬度
範囲での経過時間が長くなるため転送が起こりにくくな
り、バター化しにくいことが明らかになった。
【0033】実 施 例 1 図2のAのフローチャートで示した手順(単純濃縮法)
に従い、乳脂肪率4.5%、無脂乳固形分8.4%の原料
乳を用い、低脂肪クリームを調製した。 すなわち原料
乳を85℃で15秒間殺菌した後冷却し、これを65℃
に保ちながら、分画分子量50,000の限外濾過装置
(DDS社製、平膜式5Kg/cm2)にかけて濃縮
し、乳脂肪率31.5%、乳タンパク質19.2%の低脂
肪クリームを得た。この低脂肪クリームのホイップ性を
試験例2と同様の方法でホイッピングし、標準クリーム
と比較した。ただし、ホイップ時の温度は7℃で行っ
た。 この結果を表3に示す。
【0034】
【0035】得られた低脂肪クリームを用いてデコレー
ションケーキを作った結果、電動ホイッパーでもオーバ
ーホイップの失敗がなく、造形後も満足の行く保形性を
示した。
【0036】実 施 例 2 図2のBのフローチャート(分離濃縮法)に従い、乳脂
肪率4.0%、無脂乳固形分8.4%の原料乳から低脂肪
クリームを調製した。 すなわち、まず、原料乳を常法
にしたがって遠心分離にかけ、乳脂肪率47%のクリー
ムを調製した。一方、遠心分離された脱脂乳を5℃に保
ちながら分子量20,000の平膜限外濾過装置(DD
S社製、平膜式5Kg/cm2)にかけて乳タンパク質
の濃縮物得た。 この乳タンパク質濃縮物を乳脂肪率4
7%のクリームに加え、本発明品2(乳脂肪率35%、
乳タンパク質5.80%)および本発明品3(乳脂肪率
40%、乳タンパク質4.02%)を調製した。 これを
85℃で15秒間で殺菌した後冷却し、エイジングさせ
充填した。
【0037】こうして出来上がった本発明の各低脂肪ク
リームを試験例2と同様の方法でホイッピングし、その
性能を評価した。この結果を表4に示す。
【0038】
【0039】上記した本発明の低脂肪クリームを用いて
デコレーションケーキを作った結果、電動ホイッパーで
もオーバーホイップの失敗がなく、造形後も優れた保形
性を示した。
【0040】実 施 例 3 図2のAのフローチャート(単純濃縮法)に従い、乳脂
肪率3.8%、無脂乳固形分8.5%の原料乳より、低脂
肪クリームを製造した。すなわち、まず原料乳を 7,0
00rpm 程度の遠心分離にかけ、乳脂肪率15.0%、
無脂乳固形分7.2%の低分離クリームとした。次にこ
の低分離クリームを85℃で15秒間殺菌した後冷却
し、65℃に保ちながら、分画分子量100,000の
限外濾過装置(三井東圧製、平膜方式 5Kg/c
2)にかけ、2.3倍に濃縮して、本発明品4(脂肪率
35%、乳タンパク質6.27%)を得た。さらに、こ
のクリームを同様の方法で1.14倍に濃縮し、本発明
品5(脂肪率40%、乳タンパク質4.21%)を得
た。
【0041】こうして出来上がった本発明の各低脂肪ク
リームを試験例2と同様の方法でホイッピングし、その
性能を評価した。この結果を表5に示す。
【0042】
【0043】上記した本発明の低脂肪クリームを用いて
デコレーションケーキを作った結果、電動ホイッパーで
もオーバーホイップの失敗がなく、造形後も優れた保形
性を示した。
【0044】
【発明の効果】本発明の低脂肪クリームは、乳脂肪分が
少なく、しかも安定剤等の添加物を使わないにも係わら
ず乳化安定性が良いため、ホイップし易く、かつ型崩れ
しにくいものである。
【0045】従って、この低脂肪クリームを使用するこ
とにより、ホイップの失敗が少なくなり、一般家庭でも
風味豊かで本格的なケーキ等を作ることが可能である。
また、本発明により提供される低脂肪クリームは、低脂
肪、かつ低カロリーであり、健康面でも優れたものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ホイップコントローラーによる試験結果を示
す図面。
【図2】 クリームの製造工程を示す図面。 以 上

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳脂肪を25〜44%、乳タンパク質を
    2.5〜20%含有することを特徴とする低脂肪クリー
    ム。
  2. 【請求項2】 限外濾過膜、逆浸透膜、精密濾過膜から
    選ばれる膜で、原料獣乳もしくはこれから得られる低分
    離クリームを直接濃縮して得られたものである請求項1
    記載の低脂肪クリーム。
  3. 【請求項3】 原料獣乳をクリームと脱脂乳に分離し、
    得られたクリーム中に、脱脂乳を限外濾過膜、逆浸透
    膜、精密濾過膜から選ばれる膜で濃縮した濃縮脱脂乳を
    加えることにより得られたものである請求項1記載の低
    脂肪クリーム。
  4. 【請求項4】 膜が限外濾過膜であり、その分画分子量
    が1000から200000の範囲内である請求項第2
    項または第3項記載の低脂肪クリーム。
  5. 【請求項5】 ホイップ時の硬度が45g以上でオーバ
    ーランが130%以下である請求項第1項ないし第4項
    のいずれかの項記載の低脂肪クリーム。
  6. 【請求項6】 原料獣乳もしくはこれから得られる低分
    離クリームを直接限外濾過することを特徴とする低脂肪
    クリームの製法。
  7. 【請求項7】 原料獣乳からクリームと脱脂乳とを分離
    取得し、得られたクリーム中に、脱脂乳を限外濾過膜、
    逆浸透膜、精密濾過膜から選ばれる膜で濃縮して得た濃
    縮脱脂乳を加えることを特徴とする低脂肪クリームの製
    法。
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