JPH0654531B2 - 磁気ヘツド - Google Patents

磁気ヘツド

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JPH0654531B2
JPH0654531B2 JP60081822A JP8182285A JPH0654531B2 JP H0654531 B2 JPH0654531 B2 JP H0654531B2 JP 60081822 A JP60081822 A JP 60081822A JP 8182285 A JP8182285 A JP 8182285A JP H0654531 B2 JPH0654531 B2 JP H0654531B2
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sendust
ferrite
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magnetic head
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良昭 清水
勝 土井
一夫 伊野
宏三 石原
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明はVTR等において使用する磁気ヘッドに関す
る。
(ロ) 従来の技術 作動ギャップ部を介して相対峙する2個のフェライトコ
アの各作動ギャップ形成面側に該コア材よりも飽和磁束
密度の大きい金属材料を結合して構成した複合型の磁気
ヘッドが例えば特開昭58−175122号公報等に記
載されている。斯種の複合型磁気ヘッドにおいては、記
録及び再生効率を高める必要から作動ギャップに近い部
分ほど磁路の通る面積を小さくし、且つその磁性材料の
飽和磁束密度を大きくするのが効果的である。高飽和磁
束密度を有する磁性材料としてFe,Al,Si(例えばFe:Al:
Si=85:5.4:9.6重量%)が多く用いられている。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 上記組成のセンダストは透磁率、飽和磁束密度(約11
000ガウス)ともほぼ満足できるものであるが、これ
を用いた従来の磁気ヘッドはその製造工程中の溝加工工
程において、センダストスパッタ膜が剥れることが多
い。これはフェライト単結晶に対する付着力が充分でな
いことが原因である。また、耐蝕性についても満足でき
るものではないことは周知である。また、Ni を添加し
たスーパーセンダストのスパッタ膜を使用した場合もフ
ェライトとの付着力が不充分で加工性は良くない。
(ニ) 問題点を解決するための手段 フェライト材料よりなる主磁路のギャップ部における非
磁性体の片面又は両面に、少なくともFe,Al,Si
を含有する高飽和磁束密度の金属材料(所謂センダスト
系合金材料)を配してなる磁気ヘッドにおいて、前記金
属材料のうち少なくとも前記フェライト材料に接する層
はCrを含有し、フェライト材料より遠い層には前記フ
ェライト材料に接する層に比べてCrの含有量が少ない
ことを特徴とする構成。
(ホ) 作 用 フェライト材料に接するセンダスト層はCr を含んでい
るためフェライト材料に対する付着力がよく、従ってコ
ア加工性が向上する。Cr の添加料は数%の範囲内であ
れば飽和磁束密度は低下するが、透磁率は殆んど変化し
ない。フェライトから遠い側のセンダスト側、即ちギャ
ップ用の非磁性体に接するセンダスト層はCr が少ない
(零も含む)ので、飽和磁束密度が高い。また、前記フ
ェライトに接する側のセンダスト層(Crが多い)は前
記Crの少ないセンダスト層に対しても強い結合力を示
す。
(ヘ) 実施例 第1図において、(1a)(1b)はコア半体を形成するフェラ
イトであって、そのギャップ部(2)は絶縁体を形成するS
iO2膜(3)を挾んでセンダスト層(4a)(4b)が対峙してい
る。センダスト層(4a)(4b)の他面はそれぞれフェライト
(1a)(1b)に接している。(G)はギャップ長であり、(5)は
補強ガラス層、そして(6)は巻線孔を示す。センダスト
層(4a)(4b)はフェライト(1a)(1b)に接している側ではC
r の含有量が多く(ただし高飽和磁束密度をあまり損な
わないように数%の範囲内)フェライトに対する結合力
はCr が含有されていない場合に比し極めて高くなる。
センダスト層(4a)(4b)のSiO2膜に接する側はCr の含有
率が極めて低い(零であってもよい)。従ってギャップ
部(3)におけるセンダスト層(4a)(4b)の高飽和磁束密度
はSiO2膜近傍では低下しない。
センダスト層(4a)(4b)は、そのCr の含有率をフェライ
ト接触面側からSiO2膜接触面側に向けて徐々に少なくし
ていくことができるが、斯る態様とは別にセンダスト層
を2層に分けてそのフェライトに接する第1センダスト
層を一定のCr含有率になし、SiO2膜(3)に接する第2セ
ンダスト層を前記第1センダスト層よりも低いCr の含
有率(含有率零も可)となすことも可能である。この場
合、第2センダスト層にCr を全く含まないようにして
も、第1センダスト層との結合力は十分大きいことを確
認している。尚、第1図においてセンダスト層(4a)(4b)
はSiO2膜(3)の両面に存在する必要はなくSiO2膜(3)の片
面のみに存在する構造のものであつてもよい。
次に第1図の磁気ヘッドを製造する方法について説明す
る。
第2図はMn−Znのフェライトウエハ(7a)(7b)上にセン
ダスト層をスパッタリング法により成膜する方法を示
す。回転軸(8)を有する第1基板(9)にMn−Znのフェラ
イトウエハ(7a)(7b)を取り付ける。このフェライトウエ
ハ(7a)(7b)は枠体(図示せず)に取り付けた後、その枠
体を第1基板(8)にネジ止めすることによって第1基板
(8)に固定される。第1基板(8)は非磁性材料で形成され
たものを使用する。第1基板(8)に対向して配置された
第2基板(10)上にはセンダストターゲット(11)(12)を取
り付ける。第1センダストターゲット(11)はCrの含有
量が多いものとし、第2センダストターゲット(12)はC
r の含有量が少ないものとする。(13)はスライドシャッ
タであり、これはスパッタリング動作の初期と、その定
常時とではセンダストターゲットから生じるイオン密度
に差があるため、動作開始から定常時に至る一定の時
間、イオンを遮え切るために設けられたものであり、定
常動作においては第1、第2基板(8)(10)の対向スペー
スからは取り除かれる。このスライドシャッタ(13)及び
第2基板(10)も非磁性のステンレス材で形成される。第
2図に示す装置は真空雰囲気(5mmTorr)に配され
る。
次に動作について説明する。
まずCr の含有量の大きい第1センダストターゲット(1
1)にアルゴンを衝撃すると、第1センダストターゲット
(11)から生じたセンダスト原子が対向するフェライトウ
エハ(7a)に向けて飛散し、フェライトウエハ(7a)上に被
着する。しかる後、第1基板(8)を180゜回転させて
前記フェライトウエハ(7a)を第2センダストターゲット
(12)に対向せしめる。この状態で、今度は第2センダス
トターゲット(12)に対しアルゴンを衝撃してやると第2
センダストターゲットからセンダスト原子が発生し、フ
ェライトウエハ(7a)上の既に成膜されたセンダスト層上
に第2のセンダスト層が成膜される。
尚、このとき第1センダストターゲット(11)に対向する
他方のフェライトウエハ(7b)に対しても同様な工程でセ
ンダスト層が形成される。尚、第2基板(10)を回転させ
ながら行なう方法も考えられるが、一般に5μmのセン
ダスト層を形成するのに非回転の状態で1時間かかるの
に対し、回転させた場合には5時間かかるという如く生
産性が悪い。従って、センダスト層の成膜に関しては第
1、第2基板(8)(12)を相対的に回転せずに、固定状態
に保ったままの状態で行なうとよい。
次に、第1基板(8)のフェライトウエハを取り外さず
に、そのままの状態に保ち、一方第2基板(10)にはセン
ダストターゲットの代りにSiO2ターゲットを取り付けて
アルゴンをこれに衝撃しスパッタリングを行なう。この
場合、第2基板(10)は回転させて行なう。スパッタリン
グによって成膜されるSiO2膜は0.1μm〜0.15μ
mにバラツキが生じるのでスパッタリング中に、膜厚を
制御するのに回転させて行なう方が有利であるからであ
る。しかも0.1μm程度のSiO2膜の形成は固定した状
態で要する時間が1分であるのに比し、回転させた場合
には高々6分程度であるに過ないから、時間がかかり過
ぎるということもない。
以上のようにして、表面にセンダスト層(4a)又は(4b)と
SiO2膜(3)を形成したフェライトウエハ(7a)(7b)を取り
出し、第3図に示すようにトラック幅規制溝(14)を設け
る。ここで、(W)はトラック幅を示す。次に、フェライ
トウエハにコイル巻線孔用の溝(15)と溶着ガラス挿入溝
(16)を形成する。そして、第3図と第4図に示したフェ
ライトウエハ(7a)(7b)を、それらの加工面が対向するよ
うに対接させ且つガラス棒(17)をガラス挿入溝(16)に施
こす。しかる後、加熱加圧状態でガラス棒を溶融し、一
対のフェライトウエハを接合する。第6図は第5図を2
つに分断することにより形成されたブロック(18)を示
す。このブロック(18)の前端、即ちテープ対接面には第
7図に示す如くR付けを施こす。しかる後、ブロック(1
8)を各ヘッドチップ単位ごとにスライスすることによっ
て第1図の磁気ヘッドを得る。第1図の磁気ヘッドは更
に孔(6)を介してコイルが巻装される。
(ト) 発明の効果 本発明によればフェライトとセンダスト層との密着性が
よく、接合力が強いので、信頼性が高く、記録再生出力
が従来例に比し、向上する。また、耐蝕性もよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した磁気ヘッドの斜視図であり、
第2図、第3図、第4図、第5図、第6図及び第7図は
その製造工程を示す図である。 (1a)(1b)……フェライト、(2)……ギャップ部、(3)……
SiO2膜、(4a)(4b)……センダスト層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石原 宏三 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−105422(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フェライト材料よりなる主磁路のギャップ
    部における非磁性体の片面又は両面に、少なくともF
    e,Al,Siを含有する高飽和磁束密度の金属材料を
    配してなる磁気ヘッドにおいて、前記金属材料のうち少
    なくとも前記フェライト材料に接する層はCrを含有
    し、フェライト材料より遠い層には前記フェライト材料
    に接する層に比べてCrの含有量が少ないことを特徴と
    する磁気ヘッド。
JP60081822A 1985-04-17 1985-04-17 磁気ヘツド Expired - Fee Related JPH0654531B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3032842U (ja) * 1996-06-25 1997-01-17 巧 上枝 注ぎ口を引っ張ってあけるためのつまみ付き紙容器

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JP3032842U (ja) * 1996-06-25 1997-01-17 巧 上枝 注ぎ口を引っ張ってあけるためのつまみ付き紙容器

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