JPH0654472A - モーターのローター面フェライト磁石の固定構造 - Google Patents
モーターのローター面フェライト磁石の固定構造Info
- Publication number
- JPH0654472A JPH0654472A JP4218506A JP21850692A JPH0654472A JP H0654472 A JPH0654472 A JP H0654472A JP 4218506 A JP4218506 A JP 4218506A JP 21850692 A JP21850692 A JP 21850692A JP H0654472 A JPH0654472 A JP H0654472A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ferrite magnet
- motor
- rotor
- ferrite
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ローター面へのフェライト磁石の固定を完全
なものとして割れや脱落を防止し、また、モーター回転
時の騒音の発生も防止できる。 【構成】 モーターのローター3面に複数のフェライト
磁石4を固定する場合、ローター3面にフェライト磁石
4を仮止めした後、フェライト磁石4の外周面を熱収縮
チューブ1で一体的に覆い、このチューブ1でフェライ
ト磁石4をローター3面に固定し、あるいは各フェライ
ト磁石を熱収縮チューブで個別に覆い、該チューブで覆
われたフェライト磁石をビス等でローター面に固定す
る。
なものとして割れや脱落を防止し、また、モーター回転
時の騒音の発生も防止できる。 【構成】 モーターのローター3面に複数のフェライト
磁石4を固定する場合、ローター3面にフェライト磁石
4を仮止めした後、フェライト磁石4の外周面を熱収縮
チューブ1で一体的に覆い、このチューブ1でフェライ
ト磁石4をローター3面に固定し、あるいは各フェライ
ト磁石を熱収縮チューブで個別に覆い、該チューブで覆
われたフェライト磁石をビス等でローター面に固定す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば全自動洗濯機な
どに用いられるモーターのローター面に固定するフェラ
イト磁石の固定構造に関する。
どに用いられるモーターのローター面に固定するフェラ
イト磁石の固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】かかるモーターはローターの周面にフェ
ライト磁石を固定してなるものであるが、フェライト磁
石をローター面に固定する構造として、従来、例えば図
5、図6に示すようにローター3の周面に複数のフェラ
イト磁石4を接着剤7で接着し、さらに治具6を用いて
ビス8で固定している。図中2はローター3の回転軸を
示す。このようにしてフェライト磁石4が固定されたモ
ーターは回転軸2を中心に遠心方向に電気的に回転す
る。
ライト磁石を固定してなるものであるが、フェライト磁
石をローター面に固定する構造として、従来、例えば図
5、図6に示すようにローター3の周面に複数のフェラ
イト磁石4を接着剤7で接着し、さらに治具6を用いて
ビス8で固定している。図中2はローター3の回転軸を
示す。このようにしてフェライト磁石4が固定されたモ
ーターは回転軸2を中心に遠心方向に電気的に回転す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】フェライト磁石4を1
つずつローター3の周面にビス8で固定する方法では、
治具6を用いてのビス止め作業が面倒であるのみなら
ず、ビス止め時にフェライト磁石4が割れたり、欠けた
りすると回転中に破片が脱落することがあり、モーター
の機能が損なわれる。また、フェライト磁石4の支持固
定が不完全であると、モーターが遠心方向に回転したと
きに騒音が発生するなどの欠点がある。
つずつローター3の周面にビス8で固定する方法では、
治具6を用いてのビス止め作業が面倒であるのみなら
ず、ビス止め時にフェライト磁石4が割れたり、欠けた
りすると回転中に破片が脱落することがあり、モーター
の機能が損なわれる。また、フェライト磁石4の支持固
定が不完全であると、モーターが遠心方向に回転したと
きに騒音が発生するなどの欠点がある。
【0004】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、ローター面へのフェライト磁石の固定を完全なもの
として割れや脱落を防止し、また、モーター回転時の騒
音の発生も防止できるモーターのローター面フェライト
磁石の固定構造を提供することにある。
し、ローター面へのフェライト磁石の固定を完全なもの
として割れや脱落を防止し、また、モーター回転時の騒
音の発生も防止できるモーターのローター面フェライト
磁石の固定構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、モーターのローター面に複数のフェライト磁
石を固定する場合、ローター面にフェライト磁石を仮止
めした後、フェライト磁石の外周面を熱収縮チューブで
一体的に覆い、このチューブでフェライト磁石をロータ
ー面に固定し、あるいは各フェライト磁石を熱収縮チュ
ーブで個別に覆い、該チューブで覆われたフェライト磁
石をビス等でローター面に固定することを要旨とするも
のである。
するため、モーターのローター面に複数のフェライト磁
石を固定する場合、ローター面にフェライト磁石を仮止
めした後、フェライト磁石の外周面を熱収縮チューブで
一体的に覆い、このチューブでフェライト磁石をロータ
ー面に固定し、あるいは各フェライト磁石を熱収縮チュ
ーブで個別に覆い、該チューブで覆われたフェライト磁
石をビス等でローター面に固定することを要旨とするも
のである。
【0006】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、フェライト磁
石は外周面を熱収縮チューブで一体的に覆われるから、
これによりローター面に全てのフェライト磁石が一体的
にローターに固定される。この場合、フェライト磁石の
固定にはビスなどを使用しないからビスによる割れなど
が発生しない。
石は外周面を熱収縮チューブで一体的に覆われるから、
これによりローター面に全てのフェライト磁石が一体的
にローターに固定される。この場合、フェライト磁石の
固定にはビスなどを使用しないからビスによる割れなど
が発生しない。
【0007】請求項2記載の本発明によれば、複数のフ
ェライト磁石を個々に熱収縮チューブで覆ったから、各
フェライト磁石をビスでローター面に固定しても、この
熱収縮チューブが磁石の割れを防止する。
ェライト磁石を個々に熱収縮チューブで覆ったから、各
フェライト磁石をビスでローター面に固定しても、この
熱収縮チューブが磁石の割れを防止する。
【0008】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明のモーターのローター面フェラ
イト磁石の固定構造の第1実施例を示す分解斜視図、図
2は同上要部の斜視図で、本発明もモーターのローター
3の外周面に複数のフェライト磁石4を固定するもので
あるが、本発明では図2に示すようにローター3の周面
に、フェライト磁石4が固定される位置にフェライト磁
石4の仮止め用の突起5を一体的に突設しておき、他
方、フェライト磁石4側には前記突起5が嵌入する凹部
4aを形成しておく。
説明する。図1は本発明のモーターのローター面フェラ
イト磁石の固定構造の第1実施例を示す分解斜視図、図
2は同上要部の斜視図で、本発明もモーターのローター
3の外周面に複数のフェライト磁石4を固定するもので
あるが、本発明では図2に示すようにローター3の周面
に、フェライト磁石4が固定される位置にフェライト磁
石4の仮止め用の突起5を一体的に突設しておき、他
方、フェライト磁石4側には前記突起5が嵌入する凹部
4aを形成しておく。
【0009】そして、各フェライト磁石4をローター3
の周面に固定するには、まず、フェライト磁石4の凹部
4aに突起5を差し込んで各フェライト磁石4を1つず
つローター3の周面に仮止めする。この状態で、熱収縮
チューブ1で全部のフェライト磁石4の外周面を一体的
に覆い、モーター全体、あるいはチューブ面を加熱して
熱収縮チューブ1を収縮させ、フェライト磁石4の外周
面に密着させてこれをローター3に固定する。
の周面に固定するには、まず、フェライト磁石4の凹部
4aに突起5を差し込んで各フェライト磁石4を1つず
つローター3の周面に仮止めする。この状態で、熱収縮
チューブ1で全部のフェライト磁石4の外周面を一体的
に覆い、モーター全体、あるいはチューブ面を加熱して
熱収縮チューブ1を収縮させ、フェライト磁石4の外周
面に密着させてこれをローター3に固定する。
【0010】この熱収縮チューブ1は、材質としてシリ
コン樹脂、フッ素樹脂などを用い、120°C以上で収
縮し、−60°C〜250°C位の間では変質しないも
ので形成する。
コン樹脂、フッ素樹脂などを用い、120°C以上で収
縮し、−60°C〜250°C位の間では変質しないも
ので形成する。
【0011】以上のようにして熱収縮チューブ1でロー
ター3の周面にフェライト磁石4を固定したモーター
は、回転軸2を中心にして遠心方向に電気的に回転す
る。この場合、フェライト磁石4は熱収縮チューブ1で
ローター3にしっかりと固定されているから、回転中に
騒音が発生することもない。
ター3の周面にフェライト磁石4を固定したモーター
は、回転軸2を中心にして遠心方向に電気的に回転す
る。この場合、フェライト磁石4は熱収縮チューブ1で
ローター3にしっかりと固定されているから、回転中に
騒音が発生することもない。
【0012】前記第1実施例はフェライト磁石4の全周
面を熱収縮チューブ1で一体的に覆ったが、第2実施例
として図3に示すように、熱収縮チューブ1aを複数の
バンド状のものに分割し、これらのバンド状の熱収縮チ
ューブ1a,1aでフェライト磁石4の周面を帯状に部
分的に覆うこともできる。
面を熱収縮チューブ1で一体的に覆ったが、第2実施例
として図3に示すように、熱収縮チューブ1aを複数の
バンド状のものに分割し、これらのバンド状の熱収縮チ
ューブ1a,1aでフェライト磁石4の周面を帯状に部
分的に覆うこともできる。
【0013】図4は第3実施例を示し、複数のフェライ
ト磁石4を1つずつ個別に熱収縮チューブ1bで覆うも
のである。この場合は、各フェライト磁石4をローター
3に固定するには従来と同様ビスを使用することになる
が、この熱収縮チューブ1bがビス止め時にフェライト
磁石4が割れることを防ぐから、前記第1,2実施例と
同様の効果を得られる。
ト磁石4を1つずつ個別に熱収縮チューブ1bで覆うも
のである。この場合は、各フェライト磁石4をローター
3に固定するには従来と同様ビスを使用することになる
が、この熱収縮チューブ1bがビス止め時にフェライト
磁石4が割れることを防ぐから、前記第1,2実施例と
同様の効果を得られる。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明のモーターのロ
ーター面フェライト磁石の固定構造は、フェライト磁石
をローター面に固定する際、フェライト磁石が割れたり
欠けたりすることを防げるから、破片が脱落してモータ
ーの機能が損なわれることがない。また、完全に固定で
きるから、回転中の騒音発生を防止でき、低騒音化を図
れるものである。
ーター面フェライト磁石の固定構造は、フェライト磁石
をローター面に固定する際、フェライト磁石が割れたり
欠けたりすることを防げるから、破片が脱落してモータ
ーの機能が損なわれることがない。また、完全に固定で
きるから、回転中の騒音発生を防止でき、低騒音化を図
れるものである。
【図1】本発明のモーターのローター面フェライト磁石
の固定構造の第1実施例を示す分解斜視図である。
の固定構造の第1実施例を示す分解斜視図である。
【図2】本発明のモーターのローター面フェライト磁石
の固定構造の第1実施例を示す要部の斜視図である。
の固定構造の第1実施例を示す要部の斜視図である。
【図3】本発明のモーターのローター面フェライト磁石
の固定構造の第2実施例を示す分解斜視図である。
の固定構造の第2実施例を示す分解斜視図である。
【図4】本発明のモーターのローター面フェライト磁石
の固定構造の第3実施例を示す要部の分解斜視図であ
る。
の固定構造の第3実施例を示す要部の分解斜視図であ
る。
【図5】従来のモーターのローター面フェライト磁石の
固定構造を示す斜視図である。
固定構造を示す斜視図である。
【図6】従来のモーターのローター面フェライト磁石の
固定構造の要部を示す分解斜視図である。
固定構造の要部を示す分解斜視図である。
1,1a,1b…熱収縮チューブ 2…回転軸 3…ローター 4…フェライト磁石 4a…凹部 5…突起 6…治具 7…接着剤 8…ビス
Claims (2)
- 【請求項1】 モーターのローター面に複数のフェライ
ト磁石を固定する場合、ローター面にフェライト磁石を
仮止めした後、フェライト磁石の外周面を熱収縮チュー
ブで一体的に覆い、このチューブでフェライト磁石をロ
ーター面に固定することを特徴とするモーターのロータ
ー面フェライト磁石の固定構造。 - 【請求項2】 モーターのローター面に複数のフェライ
ト磁石を固定する場合、各フェライト磁石を熱収縮チュ
ーブで個別に覆い、該チューブで覆われたフェライト磁
石をビス等でローター面に固定することを特徴とするモ
ーターのローター面フェライト磁石の固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4218506A JPH0654472A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | モーターのローター面フェライト磁石の固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4218506A JPH0654472A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | モーターのローター面フェライト磁石の固定構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0654472A true JPH0654472A (ja) | 1994-02-25 |
Family
ID=16720998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4218506A Pending JPH0654472A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | モーターのローター面フェライト磁石の固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0654472A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000074209A1 (en) * | 1999-05-28 | 2000-12-07 | Mccord Winn Textron | Shrink-fit tubing for magnetic segments |
EP1715560A1 (en) * | 2005-04-22 | 2006-10-25 | Isa Innovations S.A. | System for securing permanent magnets |
US7132771B2 (en) | 2001-04-02 | 2006-11-07 | Lg Electronics Inc. | Motor for washing machine |
-
1992
- 1992-07-24 JP JP4218506A patent/JPH0654472A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000074209A1 (en) * | 1999-05-28 | 2000-12-07 | Mccord Winn Textron | Shrink-fit tubing for magnetic segments |
US7132771B2 (en) | 2001-04-02 | 2006-11-07 | Lg Electronics Inc. | Motor for washing machine |
EP1715560A1 (en) * | 2005-04-22 | 2006-10-25 | Isa Innovations S.A. | System for securing permanent magnets |
JP2006304592A (ja) * | 2005-04-22 | 2006-11-02 | Isa Innovation Sa | 永久磁石を固定するシステム |
US8421303B2 (en) | 2005-04-22 | 2013-04-16 | Infranor Holding S.A. | System for securing permanent magnets |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5391952A (en) | Balanced miniature motor | |
JPH03209411A (ja) | 光学部品の保持構造 | |
JPH0654472A (ja) | モーターのローター面フェライト磁石の固定構造 | |
JPH07107693A (ja) | スピンドルモータ | |
JP3428783B2 (ja) | 走査光学装置のバランス修正方法 | |
KR19980027695U (ko) | 모터의 베어링 고정장치 | |
JP3601159B2 (ja) | 永久磁石回転型モータ | |
JP2001136692A (ja) | インナーロータモータおよびそれのロータの製造方法 | |
JPH10225032A (ja) | 永久磁石型回転電機のロータとその製造方法 | |
JPH054414U (ja) | マグネツトの飛散防止装置 | |
JPS619147A (ja) | 回転電機 | |
JPH0140307Y2 (ja) | ||
JPH05207692A (ja) | スピンドルモータのヨークに対する磁石の固着構造 | |
JP2001061244A (ja) | ローターの構造 | |
JPS62126850A (ja) | 偏平型ブラシレスモ−タ | |
JPH10271762A (ja) | 外扇形電動機 | |
JPS6321187Y2 (ja) | ||
KR200141240Y1 (ko) | 밀폐형 압축기의 마그네트 고정장치 | |
KR200158696Y1 (ko) | 모터의 기판 고정장치 | |
JPH0117340B2 (ja) | ||
FR2727582B1 (fr) | Rotor a bagues collectrices de moteur electrique, permettant d'y fixer un disque de protection contre la poussiere sur la peripherie exterieure de la surface enveloppe axiale | |
KR890002786B1 (ko) | 무부러시 모터에 있어서의 코일 고정장치 | |
JPH0229798Y2 (ja) | ||
JPS6173563A (ja) | 永久磁石式電動機の固定子 | |
KR0124592Y1 (ko) | 모우터 회전자 코아의 영구자석 고정장치 |