JPH065438A - 電気機器 - Google Patents

電気機器

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Publication number
JPH065438A
JPH065438A JP4161492A JP16149292A JPH065438A JP H065438 A JPH065438 A JP H065438A JP 4161492 A JP4161492 A JP 4161492A JP 16149292 A JP16149292 A JP 16149292A JP H065438 A JPH065438 A JP H065438A
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JP
Japan
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winding
foam material
insulating
material layer
insulator
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Pending
Application number
JP4161492A
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English (en)
Inventor
Akifumi Inui
昭文 乾
Yasuhiko Taniguchi
安彦 谷口
Hiroshi Murase
洋 村瀬
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻線などの高電圧導体の支持部分での絶縁信
頼性及び機械的強度に優れた小型の電気機器を提供す
る。 【構成】 絶縁媒体8を封入してなる密閉容器9内に導
体4,5とこの導体を支持する支持絶縁物13を配置す
る。支持絶縁物13の一部または全部として、弾性及び
絶縁性を有するフォーム材料層41を使用する。フォー
ム材料としては、シリコン系などの弾性の優れたフォー
ム材料を使用することが可能であるが、硬質のフォーム
材料を使用して支持絶縁物13全体をフォーム材料で形
成することも可能である。フォーム材料層41として
は、絶縁性ガスで発泡して形成されるかまたは絶縁性ガ
スが内部に封入されたフォーム材料層、あるいは、気泡
間の連通性に優れ、絶縁媒体の透過性に優れたフォーム
材料層を使用することが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静止誘導電気機器などの
高電圧機器に係り、特に、高電圧導体を支持する支持絶
縁構造を改良した電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】高電圧機器においては、高電圧導体を接
地物と絶縁状態で支持するために、各種の絶縁物が使用
されている。ガス絶縁開閉装置や管路気中送電装置で
は、接地された金属容器内に高電圧導体を絶縁支持して
収納するため、絶縁スペーサが数多く使用されている。
この絶縁スペーサは、例えば、特公昭54−44106
号公報及び特開昭55−155512号公報に示すよう
に、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂からなる絶縁スペ
ーサ本体で高電圧導体を支持し、また、この絶縁スペー
サのフランジ部を隣接する2つの金属容器のフランジ部
と締め付け固定するように構成されている。
【0003】一方、変圧器は、接地された金属容器内
に、変圧器中身と共に絶縁性ガスや絶縁油などの絶縁媒
体を封入して構成されている。この場合、変圧器中身と
して、金属シートと絶縁シートを重ねて巻回してなる箔
状巻線を使用する箔巻変圧器や、絶縁被覆を施した導体
を巻回してなる巻線を使用するタイプのものなどがあ
る。
【0004】まず、図9は、従来の箔巻変圧器の一例を
示す断面図である。この図9に示すように、主脚鉄心1
の周囲に、金属シート2とこの金属シート2より幅広の
絶縁シート3を重ねて巻回して低圧巻線4と高圧巻線5
が形成されている。これらの巻線4,5は、絶縁筒6に
よりヨーク鉄心7などの接地物に対して絶縁状態で支持
され、SF6 ガスなどの絶縁性ガスまたは絶縁油などの
絶縁媒体8と共にタンク9内に収納されている。また、
図中10は、電界緩和用のシールドであり、図示してい
ない鉄心クランプに固定されている。さらに、高圧巻線
5の外周側及び内周側の上下端部には、巻線端部に集中
する電界を緩和するための静電シールド11,12が取
り付けられている。
【0005】ところで、図9に示すような箔巻変圧器
は、薄い金属シート2と絶縁シート3を重ねて巻回する
ことにより、低圧巻線4や高圧巻線5が形成されるた
め、鉄心窓内の巻線占積率が高くなるという利点があ
る。そして、数kV、数1000kVA程度の箔巻変圧
器では、変圧器中身の巻線の半径も小さく、スタック高
さも低いため、巻線の重量が軽く、その自重を特に別部
材で支持する必要がなく、図9に示すように、絶縁筒6
に金属シート2と絶縁シート3を重ねて巻いた際の巻き
付け力によって、巻線の荷重を十分支持することができ
る。従って、その周囲に金属シート2と絶縁シート3が
巻回される絶縁筒6を、鉄心クランプもしくは鉄心クラ
ンプに固定されたシールド10に固定することによって
巻線を支持することが可能である。
【0006】これに対して、より高電圧・大容量の箔巻
変圧器になると、巻線の自重が大幅に増加するため、絶
縁筒6への巻線の巻き付け力だけでは巻線を支えきれな
くなり、図9に示す構成とした場合には、巻線の変歪及
び落下などを生じる可能性がある。そのため、このよう
な高電圧・大容量の箔巻変圧器においては、図10に示
すように、低圧巻線4及び高圧巻線5を、鉄心クランプ
及びシールド10に対して、支持絶縁物13によって支
持することが必要となる。
【0007】次に、図11乃至図13に、導体を巻回し
てなるワイヤ巻線を使用するタイプの変圧器の一例を示
す。この場合、図11は巻線の構成を示す断面図、図1
2は図11の巻線の構成を詳細に示す拡大断面図であ
る。また、図13は図11の巻線を鉄心の周囲に配置し
た状態を示す模式的断面図であり、図面の簡略化の観点
からスペーサを省略して示している。まず、図11に示
すように、図示していない鉄心の周囲に配置された基礎
絶縁筒21の外周側には、その軸方向に沿ってダクト用
のレール22が固定されている。レール22の周囲に
は、図12に示すように、絶縁紙や絶縁フィルムあるい
は絶縁被膜などの被覆絶縁物23により被覆された導体
24が巻回され、巻線25が構成されている。この巻線
25は、複数の巻回層から構成され、各巻回層の間には
一定の厚みを有するスペーサ26が挿入されており、こ
のスペーサ26の内周側端部(図中左側端部)は、レー
ル22の溝に係合されている。すなわち、巻線25を構
成する導体24は、スペーサ26によって区分され、各
巻回層毎のセクション27を形成しており、各セクショ
ン27間の間隔は、スペーサ26の厚みによって一定に
保持されている。
【0008】そして、このような構成を有する巻線25
が、図13に示すように、低圧巻線25a及び高圧巻線
25bとして使用され、SF6 ガスなどの絶縁性ガスま
たは絶縁油などの絶縁媒体と共に図示していないタンク
内に収納されている。すなわち、低圧巻線25aは鉄心
28の周囲に配置され、この低圧巻線25aの外周に、
絶縁バリア29を介して高圧巻線25bが配置されてい
る。また、このような巻線構造において、高圧巻線25
bに高電圧が印加されると、鉄心ヨーク28aと対向す
る巻線の上下端部に電界が集中するため、その部分に電
界緩和用の静電シールド30が取り付けられていると共
に、高圧巻線25bの内周面から静電シールド30の上
下端面に至る部分を覆うように、1個乃至複数個のプレ
スボード製L字型バリア31が配置され、絶縁バリア2
9の上下の端部に取り付けられている。この場合、高圧
巻線25bは、このL字型バリア31を介して図示して
いない支持絶縁物により上下から締め付け固定されるこ
とになる。さらにまた、高圧巻線25bの各セクション
27における導体24角部からの放電を阻止する目的
で、高圧巻線25bの各セクション27における導体2
4角部にプレスボード成型物や絶縁物を重ねて加工した
絶縁物32が密着状態で取り付けられる場合もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような、図10の箔巻変圧器及び図11乃至図13の変
圧器においては、導体部分と絶縁物との間に微小なギャ
ップを生じ、このギャップ部分に電界が集中して絶縁上
の弱点となる問題がある。
【0010】まず、図10の箔巻変圧器においては、巻
線4,5と支持絶縁物13との界面に、巻線4,5の絶
縁シート3と支持絶縁物13とによって挟まれた微小な
ギャップ14が生じると共に、静電シールド11,12
と支持絶縁物13との間、及び静電シールド11,12
と巻線4,5の間に、連続的にそのギャップ長さが変化
するようなくさび状のギャップ15が生じる。
【0011】特に、絶縁媒体が絶縁性ガスである場合に
は、絶縁性ガスの誘電率εが1.0であるのに対し、絶
縁シート3や支持絶縁物13などの材料である固体絶縁
物の誘電率がその数倍もあることから、この誘電率の格
差により、ギャップ14,15部分に電界が集中し、ガ
スの絶縁破壊電界を越え、絶縁上の弱点となってしま
う。また、図10には示していないが、一般的に、巻線
4,5の間には、リアクタンスギャップを確保する目的
で、支持絶縁物が挿入されており、この支持絶縁物と巻
線導体との間においても、同様にギャップを生じ、電界
が集中する問題がある。そのため、巻線4,5とタンク
9間の絶縁距離、あるいは巻線4,5間の絶縁距離を大
きくとる必要が生じ、その結果、機器の大型化を招くこ
とになる。
【0012】次に、図11乃至図13の変圧器において
は、図12の拡大図に示すように、レール22と導体2
4の被覆絶縁物23及びスペーサ26との間、あるい
は、被覆絶縁物23とスペーサ26との間に、ギャップ
長が連続的に変化するようなくさび状のギャップ33が
生じる。従って、図10の箔巻変圧器と同様に、特に、
絶縁媒体が絶縁性ガスである場合には、絶縁性ガスと固
体絶縁物の誘電率の格差により、ギャップ33部分に電
界が集中し、ガスの絶縁破壊電界を越え、絶縁上の弱点
となってしまう。
【0013】また、図11乃至図13の変圧器において
は、電圧が高くなるほど、巻線25a,25b間の絶縁
距離Sを大きくする必要があるが、実際には、輸送制限
から要求される条件によって、極力縮小化されることに
なる。そのため、巻線25a,25b間に加わる電圧に
より、L字型バリア31に電界が集中し、過大なストレ
スが加わる。特に、L字型バリア31は、高圧巻線25
bの端部を覆うと共に、自らの電界を極力抑制する目的
で、大きな曲率を有する断面円弧状に形成されているた
め、このL字型バリア31と絶縁バリア29との間に
は、ギャップ長が連続的に変化するようなくさび状のギ
ャップ34が、L字型バリア31の外周面全体にわたっ
て形成される。従って、前述のギャップ33部分と同様
に、特に、絶縁媒体が絶縁性ガスである場合には、絶縁
性ガスと固体絶縁物の誘電率の格差により、ギャップ3
4部分に電界が集中し、ガスの絶縁破壊電界を越え、絶
縁上の弱点となってしまう。
【0014】このように、図11乃至図13の変圧器に
おいては、巻線25a,25b及びその支持部分の各部
において、くさび状のギャップ33,34が生じ、その
部分に電界が集中し、絶縁上の弱点となる。そのため、
セクション27間距離などの巻線各部の絶縁距離を大き
くとる必要が生じ、その結果、図10の箔巻変圧器と同
様に機器の大型化を招くことになる。
【0015】さらに、図13に示すようなL字型バリア
31は、一般的に、プレスボード成型物であるため、製
作上、その折り曲げ部31aの密度がどうしても粗にな
ってしまい、電気的弱点になる。すなわち、L字型バリ
ア31の折り曲げ部31aの密度が粗になると、この折
り曲げ部31aの近傍に形成されるくさび状ギャップ3
4に起因する前述の電界集中によって高圧巻線25bあ
るいは静電シールド30の端部から発生する無分放電ま
たはストリーマがL型バリア31の弱点を求めて徘徊
し、ついには折り曲げ部31aを貫通し絶縁破壊に発展
することがある。また、図13に示すように、高圧巻線
25bの各セクション27における導体24角部にプレ
スボード成型物や絶縁物を重ねて加工した絶縁物32を
密着状態で取り付けようとしても、実際には、絶縁物3
2が導体24角部に十分に密着しない場合があり、この
ような場合には、高圧巻線25bにガタが生じたり間隙
が形成されて絶縁効果が損なわれる可能性がある。その
上、このような成型加工による絶縁物は、製作工数が非
常に多く、高価であり、機器全体の製作コストを上昇さ
せる一因となる。
【0016】なお、以上のような問題点は、絶縁媒体と
して絶縁性ガスを使用したガス絶縁変圧器に限らず、絶
縁媒体として絶縁油を使用した油入変圧器においても同
様に存在している。すなわち、油入変圧器においては、
やはり、巻線の各部に同様のくさび状ギャップや微小ギ
ャップが形成されることにより、同様に電界集中が生
じ、絶縁信頼性の低下が生じる。この場合、油入変圧器
においては、絶縁媒体が油であることから、固体絶縁物
との誘電率との差が、ガス絶縁変圧器に比べて小さいた
め、くさび状ギャップ部への電界集中はガス絶縁変圧器
ほど顕著ではないものの、電界集中による絶縁信頼性の
低下の問題は同様に存在している。
【0017】さらに、以上のような問題は、ガス絶縁変
圧器、油入変圧器などの変圧器に限らず、前述したよう
なガス絶縁開閉装置や管路気中送電装置においても、そ
の絶縁スペーサによる高電圧導体の支持部分において、
同様なくさび状ギャップや微小なギャップが形成され、
同様に電界集中に伴なう絶縁信頼性の低下を生じてい
る。すなわち、これらの機器を含む高電圧機器一般にお
いては、概して、高電圧導体を絶縁支持するために、支
持絶縁物が使用されており、同様の問題を生じている。
【0018】一方、支持絶縁物で導体を支持する構成を
有する電気機器においては、以上のような絶縁信頼性の
問題に加えて、導体と支持絶縁物の間に滑りを生じるこ
となどにより導体を強固に固定することができないとい
う機械的強度面での問題を生じている。また、支持絶縁
物や導体の被覆絶縁物は、高電圧機器の長期運転に伴な
い、乾燥や枯れにより収縮するため、運転時や輸送時に
おいて導体支持部分のずれや緩みが生じ、このことが、
機械的強度の低下や振動・騒音の原因となる問題もあ
る。
【0019】本発明は、以上のような従来技術の課題を
解決するために提案されたものであり、その目的は、巻
線などの高電圧導体の支持部分での絶縁信頼性及び機械
的強度に優れた小型の電気機器を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明による電気機器
は、絶縁媒体を封入してなる密閉容器内に導体とこの導
体を支持する支持絶縁物を配置してなる電気機器におい
て、前記支持絶縁物の一部または全部として、弾性及び
絶縁性を有するフォーム(foam)材料層を使用した
ことを特徴としている。この場合、フォーム材料として
は、シリコン系などの弾性の優れたフォーム材料を使用
することが可能であるが、ポリスチレン系、ポリウレタ
ン系、またはABS系などの硬質のフォーム材料を使用
して支持絶縁物全体をフォーム材料で形成することも可
能である。さらに、フォーム材料層としては、絶縁性ガ
スで発泡して形成されるかまたは絶縁性ガスが内部に封
入されたフォーム材料層、あるいは、気泡間の連通性に
優れ、絶縁媒体の透過性に優れたフォーム材料層を使用
することが望ましい。
【0021】
【作用】以上のように構成された本発明の電気機器にお
いては、導体とこれを固定する支持絶縁物との間に生じ
るくさび状のギャップや微小なギャップを、弾性を有す
るフォーム材料層によって埋めることができるため、導
体支持部分における電界集中をほとんどなくすことがで
き、この部分の絶縁信頼性を十分に高くすることができ
る。また、フォーム材料層の圧縮力と弾性により、導体
と支持絶縁物との間に滑りを生じることもなくなり、導
体を強固に固定することができる。そしてまた、長期運
転に伴なう支持絶縁物またはリード線の絶縁被覆の収縮
に対しても、運転時や輸送時においてずれや緩みを生じ
ることがなく、十分な機械的強度を維持でき、振動・騒
音の問題を生じることもない。さらに、フォーム材料層
として、絶縁性ガスで発泡して形成されるかまたは絶縁
性ガスが内部に封入されたフォーム材料層、あるいは、
気泡間の連通性に優れ、絶縁媒体の透過性に優れたフォ
ーム材料層を使用した場合には、絶縁性ガスまたはその
他の絶縁媒体をフォーム材料層内部に充填することがで
きるため、フォーム材料層自体の絶縁耐力を大幅に向上
することができる。
【0022】
【実施例】以下には、本発明による電気機器の複数の実
施例について、図1乃至図8を参照して具体的に説明す
る。
【0023】(1) 第1実施例…図1 図1は、本発明を箔巻変圧器に適用した第1実施例を示
す断面図である。この図1に示すように、低圧巻線4及
び高圧巻線5を支持する支持絶縁物13の巻線支持部分
には、フォーム材料層41が形成されている。この場
合、例えば、エポキシなどの熱硬化性樹脂成型物やプレ
スボードなどの固体絶縁物からなる支持絶縁物13と巻
線4,5の間に、予め所定の形状に成型されたシリコン
系などの弾性の優れたフォーム材料がフォーム材料層4
1として装着され、この状態で、巻線4,5が上下から
締め付け固定されている。また、フォーム材料層41
は、絶縁性ガスで発泡して形成されている。なお、この
ような巻線4,5の支持部分以外の構成については、前
述した図9の箔巻変圧器と同様であるため、同一部分に
は同一符号を付し、説明を省略する。
【0024】以上のような構成を有する本実施例の作用
は、次の通りである。すなわち、図1に示すように、巻
線4,5の上下の支持部分においては、巻線4,5と支
持絶縁物13との界面に、弾性を有するフォーム材料層
41が介在するため、巻線4,5を上下から締め付ける
ことによって、巻線4,5と静電シールド11,12及
び支持絶縁物13が、それぞれフォーム材料層41に食
い込む。従って、巻線4,5と支持絶縁物13との間、
静電シールド11,12と支持絶縁物13の間、及び静
電シールド11,12と巻線4,5の間に、くさび状の
ギャップや微小なギャップが生じることはない。
【0025】本実施例においては、このように、従来問
題となっていた巻線4,5の支持絶縁物13による支持
部分の電界集中箇所を除去することができるため、巻線
支持部分の絶縁信頼性を従来に比べて格段に向上でき
る。その上、本実施例においては、フォーム材料層41
を、絶縁性ガスで発泡して形成しているため、フォーム
材料層41自体の絶縁耐力が高くなる。この場合、絶縁
性ガスの誘電率が1.0と低いため、フォーム材料層4
1自体の誘電率が、全体として絶縁性ガスの誘電率に非
常に近い低誘電率となり、特に、絶縁性ガスで絶縁する
ガス絶縁方式の場合に従来問題となっていた絶縁性ガス
と固体絶縁物との間の誘電率の格差が大きく緩和される
ため、それに起因する電界集中が大きく抑制され、絶縁
信頼性を大幅に向上できる。
【0026】また、フォーム材料層41の圧縮力と弾性
により、巻線4,5と支持絶縁物13との間に滑りを生
じることもなくなり、巻線4,5を強固に固定すること
ができる。そしてまた、長期運転に伴なう支持絶縁物1
3または巻線4,5の絶縁シート3の収縮に対しても、
フォーム材料層41の圧縮力と弾性により収縮分を吸収
できるため、運転時や輸送時においてもずれや緩みを生
じることがなく、十分な機械的強度を維持でき、振動・
騒音の問題を生じることもない。
【0027】一方、本実施例のように、フォーム材料層
41を使用した場合には、ゴムなどの固体絶縁物をギャ
ップに充填するのに比べて、作業が簡単であり、しかも
完全にギャップを埋めることができるという利点もあ
る。なお、本実施例の具体的な細部の構成は適宜変更可
能であり、例えば、予め成型したフォーム材料層41を
支持絶縁物13と巻線4,5の間に装着する代わりに、
巻線4,5と支持絶縁物13の間でフォーム材料を発泡
させてフォーム材料層41を形成することも可能であ
る。そしてまた、具体的なフォーム材料としては、シリ
コン系などの弾性の優れたフォーム材料を使用する代わ
りに、ポリスチレン系、ポリウレタン系、またはABS
系などの硬質のフォーム材料を使用して、支持絶縁物1
3の全体をフォーム材料で形成することも可能である。
【0028】(2) 第2実施例…図2 図2は、前記第1実施例と同様に、本発明を箔巻変圧器
に適用した第2実施例を示す断面図である。この第2実
施例においては、低圧巻線4と高圧巻線5との間にフォ
ーム材料層42が取り付けられている。このように構成
した場合には、巻線4,5間をフォーム材料層42で固
定できるため、巻線4,5の機械的強度を向上でき、支
持絶縁物13を省略できる。従って、支持絶縁物13と
巻線4,5端部との間に生じていた微小なギャップの問
題がなくなる上に、高圧巻線5の端部に設けられる静電
シールド11,12の周囲にくさび状のギャップが形成
されなくなるため、絶縁信頼性を向上することができ
る。
【0029】(3) 第3実施例…図3 図3は、本発明を箔巻変圧器またはその他の機器の静電
シールドに適用した第3実施例を示す拡大断面図であ
る。この第3実施例においては、静電シールドリング芯
43の両端部に、この静電シールドリング芯43に密着
するように予め成型されたフォーム材料層44が取り付
けられている。そして、このフォーム材料層44を含む
静電シールドリング芯43の外周は、被覆絶縁物45に
よって覆われ、さらに、図示していない支持絶縁物によ
って支持される。
【0030】このように構成した場合には、静電シール
ドリング芯43の端部を、フォーム材料層44によって
完全に密着状態で覆うことができるため、微小なギャッ
プが形成されることがなく、リング芯の電界を低減する
ことができる。また、静電シールドを支持する支持絶縁
物と静電シールドリング芯43とが直接接触しないた
め、支持絶縁物上での静電シールドリング芯43の電界
を大きく低減することができる。なお、本実施例におい
ては、フォーム材料層44を予め成型する代わりに、静
電シールドリング芯43の周囲でフォーム材料を発泡さ
せてフォーム材料層44を形成することも可能である。
【0031】(4) 第4実施例…図4 図4は、本発明をワイヤ巻線タイプの変圧器に適用した
第4実施例を示す断面図である。この図4に示すよう
に、高圧巻線25bの端部には、高圧巻線25bの内周
面から静電シールド30の端面に至る部分を覆うよう
に、1個乃至複数個のプレスボード製L字型バリア31
が配置され、このL字型バリア31は、低圧巻線25a
と高圧巻線25bの間に配置された絶縁バリア29の端
部に取り付けられている。そして、このL字型バリア3
1の表面には、絶縁バリア29との間に形成されるくさ
び状のギャップ部分を含めて完全にその表面を覆う形状
に成型されたフォーム材料層46が装着されている。こ
の場合、フォーム材料層46は、シリコン系、ウレタン
系、あるいはアクリル系などの絶縁性の優れたフォーム
材料によって形成されている。なお、このような巻線2
5a,25bの支持部分以外の構成については、前述し
た図13の変圧器と同様であるため、同一部分には同一
符号を付し、説明を省略する。また、この図6において
は、図面の簡略化の観点から、図13と同様に、セクシ
ョン27間のスペーサ26が省略されている。
【0032】以上のような構成を有する本実施例の作用
は、次の通りである。すなわち、図4に示すように、絶
縁バリア29とL字型バリア31との間にフォーム材料
層46が装着されているため、両バリア29,31の間
にくさび状のギャップが生じることがない。従って、従
来の同タイプの変圧器(図13)で問題となっていた電
界集中箇所を除去することができ、巻線支持部分の絶縁
信頼性を向上することができる。また、本実施例のよう
に、絶縁バリア29とL字型バリア31との間にフォー
ム材料層46を設けた場合には、高圧巻線25aの導体
角部から発生した部分放電を素子する角部の部分の絶縁
厚さを最も厚くすることができるため、放電の阻止効果
を最大限に大きくでき、この点からも絶縁信頼性を向上
することができる。さらに、長期運転に伴なうL字型バ
リア31の収縮に対しても、フォーム材料層46の圧縮
力と弾性により収縮分を吸収できるため、運転時や輸送
時においてもずれや緩みを生じることがなく、十分な機
械的強度を維持でき、振動・騒音の問題を生じることも
ない。なお、本実施例においては、フォーム材料層46
を予め成型する代わりに、絶縁バリア29との間のくさ
び状のギャップ部分を含むL字型バリア31の表面にお
いてフォーム材料を発泡させてフォーム材料層46を形
成することも可能である。
【0033】(5) 第5実施例…図5 図5は、前記第4実施例と同様に、本発明をワイヤ巻線
タイプの変圧器に適用した第5実施例を示す断面図であ
り、特に、高圧巻線25b周辺のみが示され、図4と同
様に、セクション27間のスペーサ26が省略されてい
る。この図5に示すように、高圧巻線25bの各セクシ
ョン27における内周側端部と外周側端部の導体24角
部には、この角部の形状に合わせてL字型に成型された
フォーム材料層47が装着されている。このように構成
した場合には、弾性を有するフォーム材料層47が導体
24角部に密着して同部を保護するため、絶縁信頼性を
大幅に向上できる。また、フォーム材料層47が圧縮力
と弾性を有していることから、高圧巻線25bの締め付
け力により、フォーム材料層47が完全に導体24に密
着する形で、セクション27間を強固に固定することが
できるため、機械的強度を向上できる利点もある。
【0034】なお、図5においては、全てのセクション
27における内周側端部と外周側端部の導体24角部
に、フォーム材料層47が装着されているが、一部のセ
クション27のみに装着する構成も可能であり、あるい
は、内周側端部のみまたは外周側端部のみに装着する構
成も可能である。逆に、高圧巻線25bだけでなく、低
圧巻線25aの各セクション27に同様のフォーム材料
層47を装着することも可能である。
【0035】(6) 第6実施例…図6 図6は、前記第5実施例の変形例に相当する第6実施例
を示す断面図であり、図5と同様に、高圧巻線25b周
辺のみが示され、セクション27間のスペーサ26が省
略されている。この図6に示すように、高圧巻線25b
の各セクション27における内周側端部と外周側端部の
導体24角部には、この角部の形状に合わせてU字型に
成型されたフォーム材料層48が装着されている。この
ように構成した場合にも、前記第5実施例と同様に、弾
性を有するフォーム材料層48が導体24角部に密着し
て同部を保護するため、絶縁信頼性を大幅に向上でき
る。また、前記第5実施例と同様に、フォーム材料層4
8によって、セクション27間を強固に固定することが
できるため、高圧巻線25bの機械的強度を向上でき
る。
【0036】なお、図6においては、全てのセクション
27における内周側端部と外周側端部の導体24角部
に、フォーム材料層48が装着されているが、一部のセ
クション27のみに装着する構成も可能であり、あるい
は、複数のセクション27毎にまたは複数のセクション
27を一括する形でU字型フォーム材料層を装着する構
成も可能である。そしてまた、内周側端部のみまたは外
周側端部のみにフォーム材料層を装着する構成も可能で
あり、逆に、高圧巻線25bだけでなく、低圧巻線25
aの各セクション27に同様のフォーム材料層を装着す
ることも可能である。
【0037】さらに、セクション27の端部の導体24
のみならず、セクション27を構成する全ての導体24
を被覆する形でフォーム材料層を装着する構成も可能で
あり、また、1つのU字型フォーム材料層で、1つのセ
クション27を全てカバーするように構成することも可
能である。そしてまた、このようにフォーム材料層を取
り付ける範囲は、円周方向全周の広範囲とすることも可
能であるが、円周方向における一部のみ、例えばセクシ
ョン27を支持するスペーサ26部分のみとすることも
可能である。
【0038】(7) 第7実施例…図7 図7は、前記第5、第6実施例の変形例に相当する第7
実施例を示す拡大断面図である。この図7に示すよう
に、基礎絶縁筒21の外周側には、軸方向に沿ってダク
ト用のレール22が固定されており、レール22の外周
面には、フォーム材料層49が装着されている。そし
て、このフォーム材料層49の上に、絶縁被覆された導
体24が、強固な締め付け力によって巻回され、巻線の
各セクション27が構成されている。また、各セクショ
ン27の間には、一定の厚みを有するスペーサ26が挿
入されており、このスペーサ26の両面には、フォーム
材料層50が装着されている。この場合、スペーサ26
の内周側端部(図中左側端部)は、フォーム材料層50
と共に、レール22の溝に係合されている。なお、スペ
ーサ26は、周方向に部分的に配置され、上下方向から
フォーム材料50を介して締め付けられ、巻線のガタや
ずれが生じないように構成されている。
【0039】このように構成された本実施例において、
導体24はレール22に締め付けられ、弾性を有するフ
ォーム材料層49に密着するため、従来のように、レー
ル22と導体24の間にくさび状のギャップや微小なギ
ャップを生じることがない。また、巻線の周方向に部分
的に配置されたスペーサ26と巻線の導体24との間に
も、弾性を有するフォーム材料層50が配置されている
ため、巻線を上下方向から締め付けることにより、導体
24及びスペーサ26がこれらの間に介在させたフォー
ム材料層50に完全に密着し、くさび状のギャップや微
小なギャップを生じることがない。このように、本実施
例においては、くさび状のギャップや微小なギャップを
形成することなく、フォーム材料層49,50を介し
て、導体24をレール22部分やスペーサ26部分に完
全に密着させることができる。従って、絶縁性ガスや絶
縁油などの絶縁媒体が充填された場合に、絶縁上の弱点
となるギャップがないため、従来のように、導体24の
周囲に電界が集中することがなくなり、絶縁信頼性を大
幅に向上できる。
【0040】また、導体24は、半径方向の巻回力(締
め付け力)、あるいは、巻線を上下方向に締め付ける軸
方向の締め付け力により、フォーム材料層49,50を
介してレール22やスペーサ26に圧着されるため、巻
線の乾燥工程や長期運転による絶縁物の収縮に対して
も、巻線のガタが生じることはない。従って、従来に比
べて機械的強度を格段に向上できる。同時に、フォーム
材料層49,50の圧縮力及び弾性により、運転時や輸
送時の振動を吸収できるため、振動の低減や騒音低減の
効果も得られる。なお、本実施例の変形例として、例え
ば、レール22及びスペーサ26のいずれか一方のみに
フォーム材料層を設ける構成も可能である。
【0041】(8) 第8実施例…図8 図8は、本発明を管路気中母線の導体に適用した第8実
施例を示す部分断面図である。この図8に示すように、
接地されたタンク51内には、高電圧導体52a,52
bが収納されると共に、SF6 ガスなどの絶縁性ガス5
3が封入されている。また、隣接する高電圧導体52
a,52b相互間は、通電部材54によって接合され、
この通電部材54は絶縁スペーサ55と一体に注型され
ており、この構成により、絶縁スペーサ55によって高
電圧導体52a,52bが支持されている。そして、絶
縁スペーサ55本体のフランジ部56側における絶縁ス
ペーサ55とタンク51との接合部分には、フォーム材
料層57が装着されており、この状態で、絶縁スペーサ
55とタンク51とが固定されている。フォーム材料層
57としては、予め接合部にギャップが生じないような
形状に成型したものを装着することも可能であるが、絶
縁スペーサ55とタンク51とを接合した状態で、その
接合部分にフォーム材料を注入してこれを発泡させ、フ
ォーム材料層57を形成することも可能である。
【0042】以上のように構成された本実施例において
は、絶縁スペーサ55と接地されたタンク51やフラン
ジ部56との接合部分に、絶縁上の弱点となるギャップ
が生じないため、絶縁信頼性を向上できる。また、一般
に、このような絶縁スペーサ55の接合部分の電界を緩
和するために、絶縁スペーサ55の内部に導電性リング
を埋設するなどの方法が採用されているが、フォーム材
料層57を設ける本実施例の方法は、これらの従来方法
に比べて容易であり、絶縁スペーサ55の製造工程を簡
略化できる。その上、本実施例においては、絶縁スペー
サ55の接合部分に生じるガタや緩みを防止できるた
め、機械強度面でも優れた作用効果が得られる。
【0043】(9) 他の実施例 なお、本発明は、前記各実施例に限定されるものではな
く、さらに多種多様な変形例が同様に考えられる。例え
ば、前記第2乃至第8実施例に使用するフォーム材料層
を、前記第1実施例と同様に、絶縁性ガスで発泡して形
成することも可能である。この場合には、前述した通
り、フォーム材料層自体の誘電率を絶縁性ガスの誘電率
に非常に近い低誘電率とすることができ、絶縁性ガスと
固体絶縁物との間の誘電率の格差が大きく緩和されるた
め、それに起因する電界集中が大きく抑制され、絶縁信
頼性を大幅に向上できる。あるいはまた、気泡間の連通
性に優れ、絶縁媒体に透過性に優れたフォーム材料層を
使用することも可能である。この場合には、絶縁媒体を
フォーム材料の中に容易に流通させることができるた
め、同様に、誘電率の格差を大きく緩和して、絶縁信頼
性を大幅に向上できる。
【0044】一方、本発明において、フォーム材料層の
具体的な形状、配置構成、及び材料は自由に選択可能で
あり、前述したとおり、例えば、支持絶縁物全体をフォ
ーム材料層として形成することも可能である。また、本
発明は、前述した通り、絶縁媒体として絶縁性ガスを使
用した機器に極めて好適であるが、絶縁油やその他の各
種の絶縁媒体を使用した機器にも同様に適用可能であ
り、優れた作用効果を得られるものである。さらに、本
発明は、変圧器や管路気中母線に限らず、前述したガス
絶縁開閉装置をも含めて、導体を支持絶縁物で支持する
構成を有する高電圧機器一般に広く適用可能である。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
支持絶縁物の一部または全部として、弾性及び絶縁性を
有するフォーム材料層を使用することにより、巻線など
の高電圧導体の支持部分での絶縁信頼性及び機械的強度
に優れた小型の電気機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を箔巻変圧器に適用した第1実施例を示
す断面図。
【図2】本発明を箔巻変圧器に適用した第2実施例を示
す断面図。
【図3】本発明を箔巻変圧器またはその他の機器の静電
シールドに適用した第3実施例を示す拡大断面図。
【図4】本発明をワイヤ巻線タイプの変圧器に適用した
第4実施例を示す断面図。
【図5】本発明をワイヤ巻線タイプの変圧器に適用した
第5実施例を示す断面図。
【図6】図5の変圧器の変形例に相当する第6実施例を
示す断面図。
【図7】図5及び図6の変圧器の変形例に相当する第7
実施例を示す拡大断面図。
【図8】本発明を管路気中母線の導体に適用した第8実
施例を示す部分断面図。
【図9】従来の箔巻変圧器の一例を示す断面図。
【図10】従来の箔巻変圧器の他の一例を示す断面図。
【図11】従来のワイヤ巻線タイプの変圧器の一例を示
す図であり、特に、巻線の構成を示す断面図。
【図12】図11の巻線の構成を詳細に示す拡大断面
図。
【図13】図11の巻線を鉄心の周囲に配置した状態を
示す模式的断面図。
【符号の説明】
1…主脚鉄心 2…金属シート 3…絶縁シート 4…低圧巻線 5…高圧巻線 6…絶縁筒 7…ヨーク鉄心 8…絶縁媒体 9…タンク 10…シールド 11,12…静電シールド 13…支持絶縁物 14,15…ギャップ 21…基礎絶縁筒 22…レール 23…被覆絶縁物 24…導体 25…巻線 25a…低圧巻線 25b…高圧巻線 26…スペーサ 27…セクション 28…鉄心 28a…鉄心ヨーク 29…絶縁バリア 30…静電シールド 31…L字型バリア 32…絶縁物 33,34…ギャップ 41,42,44,46〜50,57…フォーム材料層 43…静電シールドリング芯 45…被覆絶縁物 51…タンク 52a,52b…高電圧導体 53…絶縁性ガス 54…通電部材 55…絶縁スペーサ 56…フランジ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁媒体を封入してなる密閉容器内に導
    体とこの導体を支持する支持絶縁物を配置してなる電気
    機器において、 前記支持絶縁物の一部または全部として、弾性及び絶縁
    性を有するフォーム材料層を使用したことを特徴とする
    電気機器。
JP4161492A 1992-06-19 1992-06-19 電気機器 Pending JPH065438A (ja)

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