JPH04103114A - 静止誘導電気機器 - Google Patents

静止誘導電気機器

Info

Publication number
JPH04103114A
JPH04103114A JP22009290A JP22009290A JPH04103114A JP H04103114 A JPH04103114 A JP H04103114A JP 22009290 A JP22009290 A JP 22009290A JP 22009290 A JP22009290 A JP 22009290A JP H04103114 A JPH04103114 A JP H04103114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
insulator
conductor
insulating
increases
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22009290A
Other languages
English (en)
Inventor
Akifumi Inui
乾 昭文
Tsuneji Teranishi
常治 寺西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP22009290A priority Critical patent/JPH04103114A/ja
Publication of JPH04103114A publication Critical patent/JPH04103114A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulating Of Coils (AREA)
  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は変圧器等の静止誘導電気機器に係り、特にその
巻線の絶縁耐力の向上と騒音低減可能な静止誘導電気機
器に関する。
(従来の技術) 一般に変圧器の巻線は第5図に示すように、鉄心1の回
りに低圧巻線2を配置し、低圧巻線2の外側に主間隔を
構成する絶縁バリヤ3および基礎絶縁筒5を介して高圧
巻線4が配置されている。
基礎絶縁筒5の外周側に軸方向に沿って固定したダクト
用レール6に絶縁紙や絶縁フィルムあるいは絶縁被膜に
よる絶縁物7により被覆された導体8を巻回して巻線4
が構成されている。導体8は外側から内側または内側か
ら外側に巻回してセクション10をそれぞれ形成し、セ
クションIC間の間隙には図示左端をダクト用レール6
に溝係合したスペーサ9が挿入されて、その間隙が保持
されるように構成されている。巻線4は絶縁油等の絶縁
液体11とともにタンク内に収納される。巻線4に高電
圧が印加されると鉄心ヨーク1と対向する巻線端部に電
界が集中するので、その部分に電界緩和用の静電シール
ドリング12を取り付けるとともに巻線端部内周から端
面に至る部分を覆うように1個ないし複数個のプレスポ
ード製絶縁アングルリング13を設けた構造になってい
る。このような絶縁構造においては、電圧が高くなるほ
ど高低圧巻線部の絶縁距離Sを大きくする必要があるが
、輸送制限から要求される条件のために極力切りつめて
縮小した構造となっている。そのため、高低圧巻線間に
かかる電圧により絶縁アングルリング13に電界が集中
し過大なストレスがかかる。特に絶縁アングルリング1
3は高圧巻線の端部を覆うように、また自らの電界を極
力押さえるため、大きな曲率をもった断面円弧状の形状
をとっているため、絶縁アングル13とそれを取り付け
るための絶縁バリヤ3の間には、断面のギャップ長が連
続的に変化するようなくさび状のギャップgがアングル
リング13の外周面全体にわたって形成される。
このようなギャップgには絶縁油等の絶縁液体11が存
在する。絶縁液体11の比誘電率は一般に絶縁バリヤ3
や絶縁アングルリング13の比誘電率に比べ小さいため
、比誘電率の小さな絶縁液体のギヤ712部分に電界が
集中し、高電圧となって絶縁破壊に至る。従って、この
ような絶縁破壊を避けるためにはセクション間の距離や
巻線間の各部分の絶縁距離を太き(とる必要があり、機
器の大型化を招いていた。
さらに、第6図の巻線要部の断面図に示すごとく、ダク
ト用レール6と導体8の絶縁物7あるいは絶縁物7とス
ペーサ9との間にもくさび状のギャップgが生じる。こ
のようなギャップgには絶縁油等の絶縁液体11が存在
するがこの場合も、絶縁液体の比誘電率は絶縁バリヤ等
に比べ小さいため、比誘電率の小さな絶縁液体のギヤ7
12部分に電界が集中し、高電界となって絶縁破壊に至
るため、絶縁信頼性に乏しい。したがって、セクション
間の距離や巻線間の各部分の絶縁距離を大きくとる必要
があり、機器の大型化を招いていた。
さらに絶縁物の乾燥や長期運転における枯れにより絶縁
物が収縮し、巻線にガタが生じ、振動や騒音が大きくな
る欠点もあった。これはまた、締付力や短絡機械力等の
機械的強度を低下させる原因ともなっていた。
本発明は上記のような従来技術の持つ問題点を解決する
ためになされたもので、その目的は巻線の絶縁信頼性を
高め、絶縁距離を極力小さくして巻線全体の寸法の縮小
化をはかり、かつ通電時の振動をも吸収した低騒音の静
止誘導電気機器を提供することにある。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段) 本発明は上記の目的を達成するために、鉄心の回りに導
体を巻回して巻線を形成し、絶縁液体中に封入してなる
静止誘導電気機器において、前記電気機器を構成する絶
縁物の少なくとも一部に絶縁液体中でその体積が増加す
る絶縁物を用いたことを特徴とする。
(作 用) 本発明によると、静止誘導電気機器を構成する絶縁物が
絶縁液体中に浸漬すると、その体積を増加させるので、
絶縁物相互間あるいは絶縁物と導体間に微小なギャップ
や(さび状のギャップが生じなくなる。従って、電界集
中による巻線の絶縁破壊がなくなり、巻線の絶縁信頼性
が高くなるとともに巻線の振動を吸収し、騒音も低減す
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の要部断面図である。なお、既に説明し
た従来例と同一部分には同一符号を付して説明する。
第1図に示すように、鉄心lの回りに低圧巻線2を配置
し、低圧巻線2の外側に主間隔を構成する絶縁バリヤ3
および基礎絶縁筒5を介して高圧巻線4が配置されてい
る。基礎絶縁筒5の外周側に軸方向に沿って絶縁液体中
においてその体積が増加する絶縁物からなるダクト用レ
ール14を固定し、さらに、このレール14上に絶縁物
7により被覆された導体8を巻回して巻線を構成するが
、その巻線の各巻回層の間にはダクト用レール14に溝
係合してその一部または全部が絶縁液体中においてその
体積が増加する絶縁物からなるスペーサ15を挿入する
。絶縁液体中においてその体積が増加する絶縁物として
は例えばオレフィン系エラストマーのように油に対し膨
潤し、その体積が増加するゴム弾性体のように弾性を有
するものが特によい。
導体8はレール14に内側から外側または外側から内側
に強固な締め付は力により巻き付けられる。
また、スペーサ15は周方向に部分的に配置され、セク
ション間の間隙が保持され、上下方向から締め付けて巻
線のガタやずれが生じないように構成される。このよう
に構成された巻線は絶縁液体が封入されると、絶縁物1
4.15は体積を増加させる。
本実施例の静止誘導電気機器は、上述したように構成さ
れているので、導体8がレール14に半径方向の締め付
は力で締め付けられており、また、スペーサ15はセク
ション間にはさまれ上下方向から締め付けられている。
そこで、絶縁液体が封入されるとレール14やスペーサ
15の絶縁物が体積を増そうとするが、圧縮されている
部分は体積が増加しないため、絶縁物と絶縁物の間のく
さび状の間隙部分に絶縁物の増加部分が集まり、くさび
状の間隙が絶縁物により完全に充填されることになる。
従って導体8とレール14部分やスペーサ15部分との
間のくさび状の微小間隙はなくなり、完全に密着する。
従って、絶縁上の弱点となるくさび状のギャップが形成
されないため、導体8の回りに電界が集中することなく
、絶縁信頼性が大幅に向上する。
また、導体8は体積が膨張増加したレール14やスペー
サ15に圧縮されるため、巻線の乾燥工程や長期にわた
る運転に対する絶縁物の収縮や枯れに対しても巻線のガ
タが生じることはない。特に絶縁液体中で体積を増加さ
せる絶縁物がゴムやエラストマー等の弾性体で形成され
る時はこの効果が大きい。従って巻線締付強度の低下を
生じることなく、機械的強度が向上する。しかも、通電
時の振動をも吸収するので、振動低減ひいては騒音低減
の効果も有する。
さらに、本発明においてはレール、スペーサのうちどち
らか一方のみを液体中でその体積が増加する絶縁物にて
構成してもよく、あるいはまたプレスポード等からなる
レールの外側に液体中で体積が増大する絶縁物を沿わせ
た上で導体を巻回するように構成してもよい。このよう
に構成するとレールの外側の導体に接触する部分の絶縁
物が絶縁性液体中でその体積を増加させるので、上記実
施例と同様の効果が得られる。
第2図は本発明の他の実施例の要部断面図である。第2
図に示すように、鉄心1の回りに低圧巻線2を配置し、
低圧巻線2の外側に主間隔を構成する絶縁バリヤ3を介
して高圧巻線4が配置されている。また、絶縁バリヤ3
に沿わせて液体11中でその体積が増大する絶縁物から
なる成型絶縁物I6を巻線4の端面および静電シールド
リング12を保護するように取り付ける。
このような構成の静止誘導電気機器においては、特に巻
線は上下方向から絶縁物を介在して締め付けられている
ため、液体中で成型絶縁物16の体積が増大すると、特
に絶縁バリヤ3と接触する場合において成型絶縁物16
がその体積を増加させ、図示するように絶縁バリヤ3出
接触する部分が直線上になり、従来のようなくさび状の
ギャップが生じないので、電界が集中することなく、絶
縁信頼性が大幅に向上する。
さらに、成型絶縁物16の厚さは巻線の導体角部から発
生した部分放電を阻止する角部の部分の絶縁厚さが最も
厚くなり、放電の阻止効果が最も大きくなり絶縁信頼性
が大幅に向上する。
第3図は本発明のさらに他の実施例の要部断面図である
。第3図に示すように、絶縁バリア3の外側に高圧巻線
4が巻回配置されており、巻線4の端部にシールドリン
グ12が設けられている。液体中でその体積が増大する
成型絶縁物17を巻線の導体8に直接密着するように形
状を合わせて整形し、巻線の端部側の複数の各セクショ
ン10に取り付けている。しかし、巻線の全てのセクシ
ョンに取り付けるように構成してもよい。また、この成
型絶縁物17は巻線の内周側の導体角部に取り付けるの
みでなく、巻線の外周側にも液体中でその体積が増大す
る絶縁物17を取り付けるのもよい。このように構成す
ると成型絶縁物は液体中でその体積を増大させ導体に密
着して取り付き、導体角部を保護するので絶縁信頼性が
大幅に向上する。
第4図は本発明の別な実施例の要部断面図である。第4
図に示すように、絶縁バリア3の外側に高圧巻線4が巻
回配置されている。導体角部に断面がU字型をし液体中
で体積が増加する成型絶縁物18を巻線の端部側のセク
ション10に取り付けている。この成型絶縁物の取付け
は複数個のセクションをまとめてもよく、また円周方向
全周にわたってもよく、あるいはまた周方向に部分的に
例えばセクションを支持するスペーサ部分にのみ用いて
もよい。このように構成すると絶縁物が液体中で体積を
増し、導体角部を完全に絶縁物により密着して被覆絶縁
することができ、巻線の絶縁信頼性が大幅に向上する。
特に絶縁物が弾性を有するものを使用すると巻線の締め
付は力により完全に導体に密着するとともに振動等によ
っても巻線にガタが生じることもなく、また成型絶縁物
が導体からはなれることなく密着して取り付けられ、電
気的・機械的信頼性が向上する。液体中で体積が増大す
る絶縁物は巻線全体の各セクションに取り付けてもよく
、また例えば線路端近傍のみのセクションに取り付ける
等、巻線の一部分にのみ取り付けてもよい。さらに、巻
線のセクションの内周側あるいは外周側のどちらかのみ
に取り付けても、また両側に取り付けてもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば液体中でその体積
が増大する絶縁物を静止誘導電気機器を構成する絶縁物
の少なくとも一部に用いたので、絶縁物が巻線の導体あ
るいは絶縁物と密着して取り付き、ギャップが生じなく
なる。従って巻線の絶縁信頼性が高くなるとともに機械
的強度を高め、振動・騒音を低減した静止誘導電気機器
を安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の要部断面図、第2図は本発
明の他の実施例の要部断面図、第3図および第4図はい
ずれも本発明のさらに他の実施例の要部断面図、第5図
は従来の巻線の端部絶縁構造を示す断面図、第6図は第
5図の巻線の要部断面図である 1・・・鉄心       2・・・低圧巻線3・・・
絶縁バリヤ    4・・・高圧巻線5・・・基礎絶縁
筒    6・・・レール7・・・絶縁物 9・・・スペーサ 11・・・絶縁液体 12・・・静電シールドリング 13・・・絶縁アングルリング 14・・・レール      15・・・スペーサ16
、17.18・・・成型絶縁物 8・・・導体 1G・・・セクション 代理人 弁理士(8733)猪 股 祥 晃(ほか1名
) 第1図 第 図 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  鉄心の回りに導体を巻回して巻線を形成し、絶縁液体
    中に封入してなる静止誘導電気機器において、前記電気
    機器を構成する絶縁物の少なくとも一部に絶縁液体中で
    その体積が増加する絶縁物を用いたことを特徴とする静
    止誘導電気機器。
JP22009290A 1990-08-23 1990-08-23 静止誘導電気機器 Pending JPH04103114A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22009290A JPH04103114A (ja) 1990-08-23 1990-08-23 静止誘導電気機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22009290A JPH04103114A (ja) 1990-08-23 1990-08-23 静止誘導電気機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04103114A true JPH04103114A (ja) 1992-04-06

Family

ID=16745803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22009290A Pending JPH04103114A (ja) 1990-08-23 1990-08-23 静止誘導電気機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04103114A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008107685A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Victor Co Of Japan Ltd 電子サングラス

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6035522B2 (ja) * 1980-04-28 1985-08-15 川崎重工業株式会社 多気筒2サイクルエンジンの気筒間シ−ル装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6035522B2 (ja) * 1980-04-28 1985-08-15 川崎重工業株式会社 多気筒2サイクルエンジンの気筒間シ−ル装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008107685A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Victor Co Of Japan Ltd 電子サングラス
JP4711192B2 (ja) * 2006-10-27 2011-06-29 日本ビクター株式会社 電子サングラス

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101442949B1 (ko) 와인딩들 내의 실딩 링들을 가진 트랜스포머
KR970001379B1 (ko) 정지유도전기기기
US4540967A (en) Molded transformer with grounded electrically conductive layer
JPH04103114A (ja) 静止誘導電気機器
JPH04103115A (ja) 静止誘導電気機器
JP2728162B2 (ja) 直流送電用変圧器
JPH0650973Y2 (ja) ガス絶縁電磁誘導機器
JP2795971B2 (ja) 静止誘導電気機器
JPH05190354A (ja) 静止誘導電気機器
JP3419565B2 (ja) 静止誘導電気機器
JPH0453112A (ja) 静止誘導電気機器
JPH04103112A (ja) 静止誘導電気機器
JPH04103113A (ja) 静止誘導電気機器
JPH0129781Y2 (ja)
JPH0334644B2 (ja)
JPH065438A (ja) 電気機器
JP3461452B2 (ja) 高圧リード線の取り付け構造
JPH07183140A (ja) 静止誘導電器
JPH0447947Y2 (ja)
JP2540132Y2 (ja) ガス絶縁電気機器の巻線構造
JPH0677062A (ja) 静止誘導電気機器
JPH06267761A (ja) 変圧器巻線
JPH07183139A (ja) 静止誘導電器
JP3064785B2 (ja) シート巻線
JP2839656B2 (ja) 静止誘導電気機器