JPH0654382U - 自動運搬機の非常停止装置 - Google Patents
自動運搬機の非常停止装置Info
- Publication number
- JPH0654382U JPH0654382U JP8832492U JP8832492U JPH0654382U JP H0654382 U JPH0654382 U JP H0654382U JP 8832492 U JP8832492 U JP 8832492U JP 8832492 U JP8832492 U JP 8832492U JP H0654382 U JPH0654382 U JP H0654382U
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- Control And Safety Of Cranes (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 特別な伝送線路を設置する必要が無く経済的
な自動運搬機の非常停止装置を提供すること。 【構成】 操縦側制御装置における光空間信号伝送装置
31は、送信部から常時キャリア信号を送信する。非常
停止用押しボタンスイッチ36が押されると、前記キャ
リア信号の送信が停止される。被操縦側装置における光
空間信号伝送装置37は、受信部で受信された信号の中
から前記キャリア信号を検出する。電圧リレー42は、
前記キャリア信号が検出されないとき、電磁遮断器43
を動作させ得て被操縦装置44の駆動用電源45を遮断
する。
な自動運搬機の非常停止装置を提供すること。 【構成】 操縦側制御装置における光空間信号伝送装置
31は、送信部から常時キャリア信号を送信する。非常
停止用押しボタンスイッチ36が押されると、前記キャ
リア信号の送信が停止される。被操縦側装置における光
空間信号伝送装置37は、受信部で受信された信号の中
から前記キャリア信号を検出する。電圧リレー42は、
前記キャリア信号が検出されないとき、電磁遮断器43
を動作させ得て被操縦装置44の駆動用電源45を遮断
する。
Description
【0001】
本考案は、自動クレーン、自動走行台車などのような自動運搬機に関し、特に その非常停止装置に関するものである。
【0002】
従来、自動運搬機はあらかじめ定められたプログラムに従って運搬作業を行う が、その運搬作業を制御する制御装置が故障すると自動運搬機が暴走したり、ま た、運行経路の途中に障害物があった場合、自動運搬機及び周辺機器を損傷させ る等の問題があった。そこで、この種の自動運搬機には非常停止装置が設けられ ていた。
【0003】 従来の自動運搬機用の非常停止装置としては、地上操縦側制御装置に設けられ た非常停止用押しボタンスイッチ回路を、走行トロリー線あるいはケーブルによ り自動クレーン、自動走行台車などの機上の被操縦側装置の電源回路に接続し、 押しボタンスイッチの投入により被操縦側装置の電源を遮断する方式が知られて いる。
【0004】 また、機上の被操縦側装置用の電源を地上側に設け、この電源を非常停止用押 しボタンスイッチの投入により遮断する方式が知られている。
【0005】
上記のような従来の自動運搬機用の非常停止装置のうち、前者においては、走 行トロリー線あるいはケーブルのような有線伝送手段を設置する必要がある。一 方、後者においては地上に被操縦側装置用の電源を遮断するための電磁接触器の 設置が必要となるほか、この方式では被操縦側装置が複数存在する場合には、非 常停止用押しボタンスイッチの投入により全ての被操縦側装置が停止してしまう 欠点があった。
【0006】 したがって本考案の目的は、このような従来装置の欠点を除去し、経済的な自 動運搬機用の非常停止装置を提供することにある。
【0007】
本考案によれば、操縦側制御装置に備えられた送受信部と、自動クレーン、自 動走行台車等の被操縦側装置に備えられた送受信部との間を光空間信号で結んだ 自動運搬機において、前記操縦側制御装置は、前記送受信部から常時キャリア信 号を送信する手段と、前記キャリア信号の送信を停止させるための非常停止用押 しボタンスイッチとを備え、前記被操縦側装置は、前記送受信部で受信された信 号の中から前記キャリア信号を検出する手段と、この検出手段により前記キャリ ア信号が検出されないとき、被操縦側装置の電源を遮断する手段とを備えたこと を特徴とする自動運搬機の非常停止装置が得られる。
【0008】
図1は本考案の非常停止装置を備えた自動運搬機の基本概念を示すブロック図 である。地上に設置された操縦側制御装置について言えば、操縦側送受信部11 は、光空間信号の送受信を行う送信部12と受信部13とを備えている。送信部 12はデータを搬送するキャリア信号として赤外光を発生し、これをその動作時 においては常時送信する。操縦側送受信部11には、制御電源14から電磁遮断 器15を介して駆動電力が供給されている。非常停止用押しボタンスイッチ16 は電磁遮断器15に接続され、非常停止用押しボタンスイッチ16の投入により 電磁遮断器15を動作させて操縦側送受信部11への駆動電力の供給を停止する 。
【0009】 機上側の被操縦側装置について言えば、光空間信号の送受信を行う被操縦側送 受信部17は送信部18と受信部19とを備え、制御電源20により駆動される 。受信部19は受信された信号の中から前記キャリア信号の電圧を検出する手段 (図示せず)を有し、検出した電圧信号を電圧リレー21に供給する。電圧リレ ー21は、その接点21−1が電磁遮断器22の経路に接続されている。電磁遮 断器22は、その接点が自動クレーン、自動走行台車等の被操縦装置23とその 駆動用電源24との間に挿入されており、電圧リレー21が動作すると電磁遮断 器22が駆動され、被操縦装置23への駆動電力の供給を停止する。
【0010】 図2は図1の構成を具体的にしたブロック図である。地上には、操縦側制御装 置として、送信部および受信部を含む光空間信号伝送装置31と、この光空間信 号伝送装置31に信号ケーブル32を介して制御用データを送信したり、光空間 信号伝送装置31で受信したデータを受けて処理する計算機あるいはシーケンサ 等の制御装置33が設けられている。これらの光空間信号伝送装置31、制御装 置33には、制御電源34から線路35を介して電力が供給される。光空間信号 伝送装置31への線路35の途中には、非常停止用押しボタンスイッチ36が挿 入接続されている。
【0011】 機上には、被操縦側装置として、送信部および受信部を含む光空間信号伝送装 置37と、この光空間信号伝送装置37に信号ケーブル38を介して制御用デー タを送信したり、光空間信号伝送装置37で受信したデータを受けて処理する計 算機あるいはシーケンサ等の制御装置39が設けられている。これらの光空間信 号伝送装置37、制御装置39には、制御電源40から線路41を介して電力が 供給される。光空間信号伝送装置37の端子CDおよび端子GN間には、受信部 で受信された信号中のキャリア信号成分に対応した電圧が取り出され、この電圧 は電圧リレー42に供給される。電圧リレー42の接点42−1は電磁遮断器4 3に接続されている。電磁遮断器43の接点43−1は、被操縦装置44(自動 クレーン)とその駆動用電源45との間に挿入接続されている。
【0012】 本装置では、通常は電圧リレー42にキャリア信号成分に対応した電圧が供給 されるので、電圧リレー42の接点42−1は閉の状態であり、従って、被操縦 装置44には駆動電力が供給されている。そして、地上側にて非常停止用押しボ タンスイッチ36を押すと、キャリア信号成分に対応した電圧が失われて電圧リ レー42の接点42−1が開となり、電磁遮断器43の接点43−1が開となっ て被操縦装置44への駆動電力の供給が停止される。
【0013】
以上説明した本考案によれば、自動運搬機の非常停止のためにデータ伝送用の キヤリア信号を利用することにより、走行トロリー線あるいはケーブルのような 非常停止用の特別な有線伝送手段を設置する必要がないため経済的である。また 、自動運搬機を非常停止させるための特別な信号を送信する必要が無いので、そ の信号が受信側に届かないことに起因して誤動作したり、非常停止が行われない ということは無く、確実に非常停止を行うことができる。更に、被操縦装置が複 数存在する場合でも、被操縦装置毎に異なる周波数あるいは異なる波長のキヤリ ア信号を用いることにより必要な被操縦装置のみを停止させることができる。
【図1】本考案による非常停止装置を備えた自動運搬機
の基本概念を示すブロック図である。
の基本概念を示すブロック図である。
【図2】図1の構成を具体的にした非常停止装置付き自
動運搬機のブロック図である。
動運搬機のブロック図である。
11 操縦側送受信部 12 送信部 13 受信部 14 制御電源 15 電磁遮断器 16 非常停止用押しボタンスイッチ 17 被操縦側送受信部 18 送信部 19 受信部 20 制御電源 21 電圧リレー 22 電磁遮断器 23 被操縦装置 24 駆動用電源
Claims (2)
- 【請求項1】 操縦側制御装置に備えられた送受信部
と、自動クレーン、自動走行台車等の被操縦側装置に備
えられた送受信部との間を光空間信号で結んだ自動運搬
機において、前記操縦側制御装置は、前記送受信部から
常時キャリア信号を送信する手段と、前記キャリア信号
の送信を停止させるための非常停止用押しボタンスイッ
チとを備え、前記被操縦側装置は、前記送受信部で受信
された信号の中から前記キャリア信号を検出する手段
と、この検出手段により前記キャリア信号が検出されな
いとき、被操縦側装置の電源を遮断する手段とを備えた
ことを特徴とする自動運搬機の非常停止装置。 - 【請求項2】 前記キャリア信号は赤外線信号であるこ
とを特徴とする請求項1記載の自動運搬機の非常停止装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8832492U JPH0654382U (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 自動運搬機の非常停止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8832492U JPH0654382U (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 自動運搬機の非常停止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0654382U true JPH0654382U (ja) | 1994-07-22 |
Family
ID=13939726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8832492U Withdrawn JPH0654382U (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 自動運搬機の非常停止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0654382U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012002431A1 (ja) * | 2010-07-01 | 2012-01-05 | 北陽電機株式会社 | 光データ伝送装置、光通信装置、及び自動搬送装置 |
JP2016111545A (ja) * | 2014-12-08 | 2016-06-20 | トーヨーコーケン株式会社 | 無線式駆動装置、荷役機械及び荷役機械の制御方法 |
-
1992
- 1992-12-24 JP JP8832492U patent/JPH0654382U/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012002431A1 (ja) * | 2010-07-01 | 2012-01-05 | 北陽電機株式会社 | 光データ伝送装置、光通信装置、及び自動搬送装置 |
JP2016111545A (ja) * | 2014-12-08 | 2016-06-20 | トーヨーコーケン株式会社 | 無線式駆動装置、荷役機械及び荷役機械の制御方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19970306 |