JPH0654313B2 - 即時配位子検出分析法及びこれに用いる検出試験用キット - Google Patents

即時配位子検出分析法及びこれに用いる検出試験用キット

Info

Publication number
JPH0654313B2
JPH0654313B2 JP59052452A JP5245284A JPH0654313B2 JP H0654313 B2 JPH0654313 B2 JP H0654313B2 JP 59052452 A JP59052452 A JP 59052452A JP 5245284 A JP5245284 A JP 5245284A JP H0654313 B2 JPH0654313 B2 JP H0654313B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reactant
ligand
fluorescent substance
particles
dna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59052452A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60196668A (ja
Inventor
ヘンリ ベルトグリオマツテ ジヤツク
Original Assignee
イミユネックス コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イミユネックス コーポレイション filed Critical イミユネックス コーポレイション
Publication of JPS60196668A publication Critical patent/JPS60196668A/ja
Publication of JPH0654313B2 publication Critical patent/JPH0654313B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/531Production of immunochemical test materials
    • G01N33/532Production of labelled immunochemicals
    • G01N33/533Production of labelled immunochemicals with fluorescent label
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/531Production of immunochemical test materials
    • G01N33/532Production of labelled immunochemicals
    • G01N33/534Production of labelled immunochemicals with radioactive label
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/536Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor with immune complex formed in liquid phase
    • G01N33/542Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor with immune complex formed in liquid phase with steric inhibition or signal modification, e.g. fluorescent quenching

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は微量の有機物質の存在を検出する分析に関し、
特に放射性有機分子が生化学的且つ特定的に分子構造と
結合する時に発生する光エネルギーをモニターすること
によって有機物質の存在を検出する分析法に関する。
[背景技術] 医療、研究及び工業分野において、抗原、抗体、ホルモ
ン、代謝基質、酵素、薬剤などのような微量の有機物質
の存在を検出する必要がある。医療の分野にあっては血
清またはその他の体液中における代謝基質、ホルモンな
どの有機質の在否を検出することは、妊娠、感染、血液
異常、肝炎など多くの疾病の診断に有用である。有機質
の検出及び定量分析は免疫学的、生物学的、化学的、そ
の他の科学的及び医学的研究において必要な場合が多
い。工業分野では、化学物質製造における品質管理や水
質汚染のモニターに利用される。
有機物質検出のために開発された多くの化学的生物学的
分析法のうち、本発明と関連があるのは沈澱及び凝集分
析である。代表的な沈澱分析にあっては、有機物質が反
応体と相互作用して錯体を形成し、これが溶液中で沈澱
する。凝集分析にあっては問題の有機物質が不可溶反応
体と交差結合して反応体を凝集させる。凝集を測定する
には光学散乱法を利用するのが普通である。沈澱及び凝
集分析の欠点は放射性標識免疫検定方法ほど敏感でない
ことにある。これらの分析法の感度を高めるための光学
技術が開発されているが、この技術には特殊な設備や分
析が必要である。
有機物質を検知する他の公知分析法として、有機物質ま
たはこれに対する反応体を放射性、螢光性などのトレー
サ物質で標識付けることにより、どの程度まで有機物質
がその反応体と結合しているかを確認する方法がある。
放射性標識免疫検定法はこれらの“トレーサ”分析のう
ちで最も一般的なものの1つである。放射性標識免疫検
定法においては既知量の放射標識付き有機物質を、検知
すべき未知量の標識なしの有機物質、及び前記標識付き
及び標識なし有機物質と無差別に結合して錯体を形成す
る特定抗体(反応体)と組み合わせる。潜伏期後、多く
の場合前記錯体をポリエチレングリコールと共に沈澱さ
せ、活性炭または固相試薬を利用して未結合有機物質を
吸収することにより未結合有機物質を結合有機物質から
分離する。次いでこの2つの成分のいずれか一方の放射
能を測定する。一定量の標識付き及び標識なし有機物質
が反応体と結合し、結合する標識付き有機物質の量は被
分析サンプル中に存在する標識なし有機物質の量に反比
例する。
放射性標識免疫検定法は、結合した有機物質を結合して
いないものから分離するために多くの場合複雑且つコス
トの大きい、時間のかかる操作を何回も繰返えさねばな
らないという欠点がある。即ち、この分離処理には洗滌
液による有機物質と抗体からなる錯体の洗滌及び/また
は反応体から非結合有機物質を除去するための混合物遠
心分離を繰返すことにより、洗滌ごとに放射能廃物が発
生する。分離処理が完了するまでにかなりな量の放射性
廃物が発生し、この廃物はその処分にコストがかかるだ
けでなく、分離処理中も含めて、この物質を取り扱う人
の健康にとって危険でもある。
螢光を利用する分析では有機物質を適当な螢光物質、例
えばイソチオシアン酸フルオレセインで標識付けすれば
よい。螢光物質が標識付けされた有機物質がどの程度ま
で特定反応体と結合しているかを、適当な光源及び螢光
を発生させる波長の入射光を提供するフィルタを含む光
顕微鏡で分析することができる。
具体的な螢光分析法の例は米国特許第4,161,515 号に開
示されており、ここでは検出すべき未知の有機化合物を
1)有機化合物に対する既知量の抗体、2)抗体に対し
て未知有機化合物と競合し、螢光物質が結合している有
機アナログ、及び3)螢光物質に対する抗体、と混合す
る。未知有機物質と既知アルログ・螢光物質との間の競
合は抗体の濃度を効果的に低下させ、これにより、螢光
物質・抗体の多くをアナログ・螢光物質と組み合わせ
る。その結果、螢光物質の発生スペクトルに対応の変化
が現われる。
螢光物質及び放射性物質を利用するトレーサ分析は米国
特許第4,000,252号に開示されており、既知量の放射性
標識付き抗原と、未知量の標識なし抗原を含むサンプル
とを免疫シンチレータ・セル内に配置する。抗原に対す
る抗体と化学的または物理的に連携する不溶化または固
形燐もセルに添加する。結合していない抗原をセルから
洗い落としてから、結合状態の標識付き抗原からの放射
エネルギーによる活性化で燐からの発光量をシンチレー
ション・カウンタ内で測定する。セルから非結合抗体を
除去するには数回に亘る洗滌が必要であり、時間がかか
るだけでなく、多量の放射性廃棄物質を発生させること
にもなる。
トレーサ分析を凝集分析と組み合わせる分析法が米国特
許第4,108,972号及び第4,271,139号に開示されている。
特許第4,108,972号の場合、それぞれが螢光性トレーサ
物質と、分析すべき抗体または抗原に対する生物学的反
応体とを含有する支持微粒子を懸濁液に添加する。抗原
または抗体を懸濁液に添加すると、反応体コーティング
と結合して支持粒子を凝集させる。凝集した物質を、反
復洗滌によって懸濁液及びその他の成分から分離する。
次いで、凝集物質を溶かし、螢光法により分析して有機
物質含有量を求める。
米国特許第4,271,139号(発明者ヒラム ハート)は日
本特開昭54-157680 号に相当する特許(以下ハート特許
と略称する)であるが、その第3欄10〜29行(上記特開
昭54-157680 号の第3頁左下欄7行〜同頁右下欄の12行
と同一文)には、2種類の標識粒子(タイプA粒子およ
びタイプB粒子)はそれぞれ同一の抗原(または抗体)
で被覆されていることが明記されている。即ち、この場
合、放射性粒子および発光性粒子は共に同じ抗原(又は
抗体)で被覆されており、この抗原(又は抗体)に対し
て特異的な反応をする抗体(又は抗原)を未知量を含む
サンプルと共に水性媒体内に置かれることを要旨とする
ものである。ハート特許の目的は、抗体と抗原とが結合
して探知可能な螢光を誘発するのに充分な程放射性粒子
と発光性粒子とを近隣に接近させることである。若し、
同じタイプの2つの粒子が抗体に結びつくと螢光は誘発
されないことになる。従って、ハート特許の測定法の感
度と正確度は本願発明の測定に較べて低いものである。
また、ハート特許の第3欄52〜57行(応当する特開昭公
報第4頁右上欄の10〜16行)には「被分析抗原が与えら
れた抗体(即ち、与えられた種から誘導された抗体)に
対し、ただ1つの活性サイトを持つ場合には、タイプA
粒子は1つの抗体で被覆することができ、タイプB粒子
は異なる種から誘導されかつ抗原の異なるサイトに結合
する別の抗体で被覆することができる。」旨の記載があ
るが、これはただ1つの活性サイトを持つ場合、即ち、
本願発明の要旨と基本的に異なるケースに関するもので
ある。
また、ハート特許の第2欄54〜57行(前記日本公開公報
第3頁右上欄の15〜17行参照)には、「この特許の方法
の従来の免疫分析技術にまさる基本的利点は、抗原分子
もまた抗体分子も標識付きまたは特殊処理をする必要が
無いことである」と書かれており、この点でも、本願発
明の方法と基本的な構成が異なっていることを明らかに
している。
ハート特許の中に記載されている更に具体的な例を引用
しながらハート特許の欠点を指摘しよう。
抗原でコーティングしたトリチウム原子含有(放射性)
ラテックス粒子と、同じ抗原でコーティングしたポリス
チレン発光粒子とを未知量の対応抗体を含有するサンプ
ルルと共に水性媒に添加する。抗原被覆発光粒子と結合
するトリチウム原子含有抗原被覆ラテックス粒子の数は
抗体の含有濃度と関連性がある。また、2個の粒子が抗
体を介して結合されると、トリチウム原子含有粒子から
の放射エネルギーが発光粒子内の発光を開始させる。適
当な検知手段によって発光量を測定するが、測定された
発光レベルが抗体含有量を表わす。未知量の非放射性抗
原の添加が抗体と結合している抗原被覆粒子と競合して
粒子凝集、発光及び信号を低下させる。この分析法の欠
点として、トリチウム原子含有ラテックス粒子もポリス
チレン発光粒子も抗原で被覆しなければならず、このこ
とがコストを増大させ、分析を複雑にする。さらに、上
記の標準的な放射性標識免疫検定法に比較して、分析を
正しく行なうために極めて多量の懸濁液を必要とする。
特許第4,271,139号の分析法ではまた、2種類の支持粒
子と結合させるのに比較的純粋な抗原を使用しなければ
ならない。比較的純粋な抗原サンプルはコストが高いだ
けでなく、入手が困難である。
そこで、本発明の主な目的は微量の有機物質の存在を検
知するための、高精度、低コスト及び高速の分析方法及
び検出試験用キットを提供することにある。
本発明の他の目的は同じ精度を維持しながら、しかも高
度の熟練も多大の時間も必要とせずに市販の設備を利用
して実施できる分析法を提供することにある。
本発明の他の極めて重要な目的は極く少量の放射性廃棄
物しか発生させず、危険物質の取扱いが最少限ですむ分
析法を提供することにある。
本発明の別の目的は多量のサンプルを迅速に試験するの
に利用できる分析法を提供することにある。
本発明の他の目的は懸濁液として水を利用する分析法を
提供することにある。
[発明の要約] 上記及びその他の目的を本発明は被分析サンプル中に存
在する有機物質の量と関連するレベルの光エネルギーを
発生する検出試験用キット及び分析法を提供することに
よって達成する。光エネルギーは粒子またはその他の構
造を呈する支持体に組み込んだ螢光物質から発生する。
支持体は問題の有機物質または反応体と特定的に結合す
ることのできる配位子で被覆する。本発明を直接分析法
として応用する場合、反応体を放射性標識付けする。次
いでこの放射性標識付き反応体を含有するサンプルを水
溶液中で支持体と混合して、反応体を配位子と結合させ
る。その結果、放射性標識付き反応体が支持体に充分接
近することにより、放射性標識付き反応体からの放射エ
ネルギーが支持体に組み込まれている螢光物質を乙性化
し、この螢光物質をして光エネルギーを放出させる。こ
の光エネルギーのレベルは配位子と結合する反応体の量
と関連し、この量は被分析サンプル中に存在する反応体
の量を表わす。
本発明はサンプル中に含まれる反応体の量を求める競合
分析法として利用することもできる。この場合には既知
量の反応体を放射性標識付けする。被分析サンプル中の
問題の反応体には標識付けしない。標識付き反応体も標
識なし反応体も配位子と特定的に結合できる。分析に際
しては標識付き及び標識なし有機物質を、螢光物質を含
浸させ配位子で被覆した支持体と共に水溶液に添加す
る。配位子は標識付き反応体とも標識なし反応体とも無
差別に結合するから、反応体は水溶液中におけるそれぞ
れの相対量に比例して配位子と結合する。ただし、配位
子と結合する放射性標識付き反応体だけが該反応体から
の放射エネルギーによって支持体内に組み込まれている
螢光物質を乙性化させる程度に支持体に接近している。
即ち、螢光物質から発生する光エネルギーのレベルはサ
ンプル中に存在する標識なし反応体の量に反比例する。
直接分析でも競合分析でも、螢光物質を活性化すること
のできる放射性標識付き反応体からの放射エネルギーは
水中での移動範囲に限界がある。従って、配位子と結合
しない反応体は支持体から遠すぎるため、その反応体か
らの放射エネルギーを螢光物質までとどかせることがで
きない。即ち、実際に配位子と結合する放射性標識付き
反応体だけが螢光物質を発光させるのであるから、螢光
物質によって放出される光エネルギーを測定する前に配
位子と結合していない放射性標識付き反応体を配位子/
反応体の錯体から分離する必要はない。従って、本発明
では遠心分離、沈澱、洗滌などの方法によって結合錯体
から非結合標識付き反応体を分離するという手間と時間
のかかる操作を省くことができ、このような分離処理か
ら発生する多量の放射性廃棄物質を回避することができ
る。
本発明の他の特徴として、支持体に螢光物質を組み込む
のに独自の方法を採用する。先ず支持体を、螢光物質の
ための、水と混合可能な溶剤中に浸漬して支持体を脱水
処理する。次いで、螢光物質と溶剤から成る溶液に支持
体を添加して、支持体への螢光物質の組み込み及び/ま
たは吸収を達成する。次に溶剤から支持体を取り出して
から水溶液に移し、支持体内に螢光物質を沈澱させるこ
とにより螢光物質を支持体内に固定する。この方法によ
り螢光物質が支持体内部に組み込まれるから、支持体の
外部に位置する配位子と結合した時、放射性標識付き反
応体は螢光体に極めて近い位置を占めることになる。
[詳細な説明] 本発明では粒子またはその他の構造を呈する支持体また
は支持粒子に、放射エネルギーによって活性化されると
螢光を発することのできる物質を含浸及び/またはコー
ティングする。支持粒子を、該支持粒子に共有結合また
は直接付着することにより問題の反応体と特定的に結合
することのできる配位子で被覆する。次いで支持粒子
を、放射性標識けされた反応体を含有する水性溶液に混
入する。放射性標識付き反応体が配位子と結合すると、
支持粒子に組み込まれている螢光物質が反応体に対して
物理的に極めて接近した位置を占め、その結果、反応体
から放出される放射エネルギーが螢光物質活性化させ、
螢光物質をして光エネルギーを放出させる。配位子が反
応体と結合する程度に表わすこの光エネルギーのレベル
はシンチレーション・カウンタ、または光電増倍管を利
用するその他のモニター装置で測定すればよい。
放射性標識付き反応体分子から放出される放射エネルギ
ーは水中における移動範囲を著しく制限される。配位子
と結合していない反応体分子の大部分は配位子から遠す
ぎる位置にあるため、これらの非結合反応体分子から放
出される放射エネルギーが支持構造、即ち、支持粒子中
の螢光物質にまで到達できない。これらの非結合反応体
分子の放射エネルギーによって螢光物質が活性化される
チャンスは極めて少ないから、配位子と結合している反
応体分子からの放射エネルギーで活性化された螢光物質
によって放出される光エネルギーをシンチレーション・
カウンタで測定する前に、配位子と結合していない反応
体分子を配位子/反応体の錯体から分離する必要はな
い。従って、非結合状態の反応体を配位子/反応体の錯
体から分離するという手間のかかる、しかも危険を伴な
う従来の作業を省くことができる。
本発明は競合分析法とすることもできる。この場合、螢
光物質を組み込まれ、適当な配位子で被覆されている支
持体を、既知量の放射性標識付き反応体と、未知量の、
標識付けされていない同じ反応体を含むサンプルとを含
有する水溶液に添加する。配位子は標識のあるなしにか
かわらず無差別に反応体と結合するから、配位子と結合
する標識付き反応体の量はサンプル中に存在する標識な
し反応体の量に反比例する。特定サンプルを分析する前
に、種々の既知量の標識なし反応体をそれぞれ個別の容
器内で一定量の放射性標識付き反応体及び一定量の配位
子被覆粒子と混合する。配位子と結合した放射性標識付
き反応体からの螢光物質活性化によって発生する螢光エ
ネルギーのレベルを、既知量の標識なし反応体を含有し
ている各容器について測定する。この測定の結果から、
標識なし反応体含有量と対応させて測定した螢光エネル
ギーのレベルを画く標準曲線を作成することができる。
未知量の標識なし反応体を含有する特定サンプルを分析
する場合、放出される螢光エネルギーのレベルを測定す
れば、上記標準曲線からサンプル中の標識なし反応体の
濃度を求めることができる。
上記直接分析の場合と同様に、競合分析の場合にも配位
子と結合した放射性標識付き反応体分子だけが支持粒子
に充分近い位置を占め、放射性標識付き反応体からの放
射エネルギをして粒子中の螢光物質を活性化させること
ができる。従って、検知された螢光エネルギー・レベル
は実際に配位子と結合する放射性標識付き反応体の比率
をそのまま反映することになる。従って、支持粒子を洗
滌したり、あるいは他のなんらかの方法で非結合放射性
標識付き反応体を配位子から除去する必要はなく、容器
中に分析成分のすべてを存在させたままで螢光エネルギ
ー・レベルを測定すればよい。また、分析完了までに要
する時間は被分析系の配位子・反応体結合反応速度によ
ってのみ制限される。
上述のように、配位子は粒子のような支持構造と結合
し、螢光物質がこの支持構造に組み込まれている。支持
粒子としてはポリアクリルアミド、アクリルアミド、ア
ガロース、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリカーボ
ネート、またはセファロース4B粒子(ファーマシア・
ファイン・ケミカルズ、スエーデン、ウプサラ市)など
を利用することができる。本発明はその他の形状または
種類の支持構造、例えばラテックス粒子を利用しても実
施することができ、要は配位子分子が共有結合などの形
で支持粒子に付着し、螢光物質が該粒子に組み込まれて
いればよい。
上記セファロース4Bのような粒子は活性状態で市販さ
れている。特定の配位子と共有結合するように粒子には
例えば臭化シアンのような化合物が組み込まれている。
配位子を粒子と結合させる方法は粒子の種類と、使用さ
れる配位子に応じて異なる。例えば、臭化シアンで活性
化したセファロース4B粒子の場合、黄色ブドウ球菌プ
ロテインAまたは特定反応体に対する抗体を、前記プロ
テインAまたは抗体及び適当な緩衝剤を含む溶液に粒子
を浸漬することによって該粒子と結合させることができ
る。次いで余剰のプロテインAまたは抗体を洗い落と
し、プロテインAまたは抗体が付着していない粒子の活
性部位を適当なブロッキング剤、例えばグリシンによっ
てブロックする。これにより問題の反応体などが配位子
とではなく粒子と直接結合するのを防止する。配位子を
粒子と結合する他の方法として、カルボジイミド・カプ
ラー、タンニン酸、グルタルアルデヒド及びポリエチレ
ングリコールを使用する方法がある。
上述のように本発明では、粒子表面の配位子と結合して
螢光物質を活性化する程度まで放射性標識付き反応体が
螢光物質と接近すると光エネルギーを放出するように、
粒子内に螢光物質を組み込む。種々の螢光物質を利用で
きるが、本発明のプロセスは水溶液中で起こるから、螢
光物質は分析中に粒子から分離しないためにも水に不可
溶でなければならない。また、使用する螢光物質は放射
性標識付き反応体から放出される放射エネルギー線の特
定波長によって高エネルギー状態まで活性化されねばな
らず、更に、シンチレーション・カウンタまたは光増倍
管利用の他の検知装置によって検知される基底エネルギ
ー状態に戻る際に充分な光エネルギーを放出しなければ
ならない。β線またはオージェ電子の形態を取る放射エ
ネルギーと併用する際にこのような条件を満たす螢光物
質の一例がジフェニルオキサゾル(以後“PPO”と呼
称する)である。
本発明は支持構造、例えば粒子に螢光物質を組み込む新
規の方法をも提供する。螢光物質は水に不可溶であるか
ら、螢光物質を粒子に組み込むためには螢光物質が溶け
る適当な転送媒を使用する必要がある。また、この転送
媒自体は水と混和可能でなければならない。
粒子に螢光物質を組み込む本発明の新規方法は水と混和
可能な適当な螢光物質転送媒に粒子を浸漬することによ
り粒子を脱水処理する工程を含む。次いで、この粒子を
螢光物質及び溶剤から成る溶液中に放置する。溶液中の
螢光物質は粒子中に吸収される。次いで余剰の溶剤を捨
て、水または緩衝含塩水を添加することにより螢光物質
を沈澱させ、粒子内部に吸収及び/または一体化させ
る。粒子内に螢光物質を沈澱させることにより螢光物質
を粒子内に固定する。次に、粒子を洗滌して余剰の沈澱
螢光物質を除去してから、粒子相互の付着を防止するツ
イーン20(商品名:Tween20)のような洗剤と、先に使
用したブロッキング溶液によってブロックされていない
か、または配位子と結合していない粒子表面部位と結合
するゼラチンとを含有する溶液中に再び粒子を分散させ
る。これにより粒子の無差別結合傾向が軽減される。最
後に、粒子面にバクテリアが繁殖しないように、殺菌
剤、例えばアジ化ナトリウムを塗布すればよい。
出願人はもしPPOを螢光物質として使用する場合、転
送溶媒としてジメチル・スルホキシド(以下“DMS
O”と呼称する)が好適であるとの所見を得た。PPO
はDMSOに可溶であり、DMSOは水と混和可能であ
る。また、DMSOは水溶液に添加された際に粒子内に
沈澱するというPPOの能力を妨げない。
本発明の方法では放射性標識付き反応体の使用が必要で
ある。この放射性標識付き反応体は含有する放射性アイ
ソトープの崩壊による放射エネルギーを放出することを
除けば生物学的にも化学的にも標識のない反応体と全く
同じものである。
反応体に放射性標識付けする方法は使用する放射性アイ
ソトープの種類に応じて異なる。例えば、反応体分子を
構成する原子の1つを対応の放射性アイソトープと置き
換えることによって標識付けを行なうことができる。水
素原子ならトリチウム(H)と置き換えればよく、炭
素原子なら炭素−14(14C)と置き換えればよく、ス
トロンチウムならストロンチウム−38(38Sr)と置
き換えればよい。他の標識付け方法では、反応体の原子
を放射性アイソトープと置き換えず、反応体分子にアイ
ソトープを添加すればよい。広く使用されているこの種
の放射性アイソトープとしては、沃素−125
125I);鉄−59(59Fe)がある。生体またはそ
の一部がプロテインを合成できる場合、この生体を適当
な放射性標識付き先駆物質、例えばメチオニン−35(
35S)と共に培養して、生体がその生成物中にアイソト
ープを組み込むようにすることで標識付けを行なうこと
ができる。例えば抗原、抗体、ホルモン、ホルモン・レ
セプタ、酵素、または酵素助因子のような多くの反応体
が放射性標識付きの形で種々のメーカーから市販されて
いる。
反応体に標識付けするのに利用される放射性アイソトー
プは水中での移動範囲を著しく制限されるから、配位子
と結合する標識付き反応体からの放射エネルギーだけが
実際に螢光物質を活性化する。螢光物質としてPPOを
使用する場合、β線を放出するか、またはγ線からのオ
ージェ電子を放出するアイソトープがこの条件を満たす
との所見を得た。PPOはβ線やオージェ電子よりも長
い移動範囲を有するγ線そのものでは螢光を発しない。
本発明の分析法を特定的に結合し、配位子に対する特異
性に影響を与えずに反応体を放射性標識付けすることの
できる任意の配位子・反応体組み合わせまたは系と併用
することができる。このような配位子・反応体組み合わ
せの例として、抗体及びこれと対応する抗原がある。抗
体または抗原を粒子などのような支持構造に付着させる
ことにより配位子として作用させる一方、対応の抗原ま
たは抗体を反応体として作用させればよい。プロテイン
Aと対応の免疫グロブリンとから配位子・反応体組み合
わせ系を構成することもできる。多くの医療及び研究作
業において、特に疾病及びアレルギーの検出及び免疫系
の検査において、抗原、抗体及び免疫グロブリンの存在
を確認する必要がある。
本発明と併用するのに特に有用な配位子・反応体組み合
わせ系としては、ほかに1)レクチン/グリコプロテイ
ン、2)ビオチン/アビジン、3)ホルモン・レセプタ
/ホルモン、4)酵素/基質または助因子、5)RNA
/DNA、及び6)DNA/DNAがある。なお、本発
明でどちらの要素も配位子として、あるいは反応体とし
て作用できる。
本発明は酵素運動の研究にも特に有用である。酵素は放
射性標識付き反応体と結合する配位子として作用するこ
とができる。分析系のすべての試薬は常に同一容器中に
一緒に存在し、これらの試薬は有機溶剤中にではなく水
性緩衝液中に分散しているから、異なる時間インターバ
ルで同じ容器から放出される光エネルギーを測定して試
薬の反応速度を求めるだけで運動実験を行なうことがで
きる。また、RNA−DNA系では、広く採用されてい
るノーザン、サウザン及びウェスタン・ブロート試験の
代りに本発明の分析を採用する方が有利である。
以下に、本発明の実施例を示す。
実施例I トリチウム標識付けによる免疫グロブリン−G直接分析
法 免疫グロブリン−Gの存在を検知するために本発明の分
析を利用するには、(スエーデン、ウプサラ市のファー
マシア・ファイン・ケミカルズから得られた)臭化シア
ン活性化セファロース4B粒子を黄色ブドウ球菌カウア
ン菌株1プロテインA(ファーマシア・ファイン・ケミ
カルズ,スエーデン,ウプサラ市)または抗免疫グロブ
リン−G抗体で共有結合的に被覆する。この被覆処理は
臭化シアン活性化セファロース4B1gを塩酸1ミリモ
ルで膨潤させ、且つ洗滌することによって達成する。次
いで、プロテインA2mlまたは人体の免疫グロブリン−
G重鎖に対するラビット免疫血清の免疫グロブリン−G
分15mgから成る溶液中に洗滌された粒子2mlを、0.5
モルの食塩を含有するpH 8.3の重炭酸ナトリウム緩
衝液と共に混入する。この懸濁液を室温で2時間放置し
てから、遠心分離により余剰プロテインを洗い去る。次
いで粒子面の残りの活性部位を0.2モルのグリシンでブ
ロックする。粒子を酢酸塩緩衝液及び重炭酸緩衝液で洗
滌する。
次に粒子に螢光物質PPOを組み込む。組み込み処理の
ため、被覆粒子を15分間に亘ってDMSOに浸漬して脱
水する。PPOは水に不可溶であるから、粒子中に水分
が残っているとこれがPPOの沈澱を早めるからであ
る。この段階を更に2回繰り返えしてから、沈降によっ
て余剰溶剤を除去する。次いで粒子を、重量/容積比20
〜40%でDMSOにPPOを溶かした溶液中に室温で30
分間放置する。30分間後、余剰溶液を廃棄し、10容積の
燐酸塩緩衝食塩水(以下(“PBS”と呼称)または水
を添加することにより粒子中にPPOを沈澱させる。次
に懸濁液をPBS中で5回洗滌して、粒子中に組み込ま
れていない余剰の沈澱PPOを除去する。次いで、粒子
相互の付着を防止する洗剤としての0.5容積/容積%の
ツィーン20、及びプロテインA、免疫グロブリン−G抗
体またはグリシンとの反応によりブロックされなかった
粒子面の残りの部位と結合するためのゼラチンを補給し
て最終濃度が10容積/容積%となるように粒子を再びP
BS中に分散させる。これにより、放射性標識付き反応
体が粒子と無差別に結合する傾向が極力軽減される。最
後に、アジ化ナトリウムNaN 0.01重量/容積%を
添加すればバクテリア増殖を防止することができる。
免疫グロブリン−Gの直洗分析においては、50μのプ
ロテインAまたは抗免疫グロブリン−G抗体で被覆した
粒子を、H−無水酢酸でミリモル当たり毎分5×10
12カウントの比放射能に標識付けされた種々の濃度の免
疫グロブリン−Gとシンチレーション容器内で混合す
る。0.5容積/容積%のツイーン20を補充されたPBS
を容器に添加して各容器内の総容積を3.0mlにする。次
いで、放射性標識付き免疫グロブリン−Gからのβ線に
よるPPOの活性化で発生する光エネルギーをシンチレ
ーション・カウンタによって直接測定する。プロテイン
Aで被覆された粒子を利用した分析の結果は表Iに示す
ように、サンプル中におけるトリチウム標識付き免疫グ
ロブリン−Gの濃度を増大させれば毎分のカウントが増
大することを示す。プロテインまたは抗免疫グロブリン
−G抗体で被覆されていないPPO含浸セファロース4
B粒子を、これも表Iに示すように対照として使用し
た。
実施例II 沃度−125による免疫グロブリン−Gの直接分析 プロテインAまたは抗免疫グロブリン−G抗体で被覆し
た粒子を、クロルアミン法によってミリモル当たり毎分
8×104カウントの比放射能まで125Iで標識付け
した種々の濃度の人体免疫グロブリン−Gと混合したこ
とを除けばこの実施例は実施例Iと同じである。プロテ
インAまたは抗免疫グロブリン−G抗体で被覆した粒子
を種々の濃度の125I標識付き人体免疫グロブリン−G
と共にシンチレーション容器に注入し、これらの容器を
シンチレーション・カウンタ内にそのまま配置して光子
放出レベルを測定した。この試験の結果を5分間及び6
0分間のコンディショニング時間に関して表IIに示し
た。このデータから明らかなように、標識付き反応体を
PPO含浸配位子結合粒子と混合した直後に分析値を測
定することができる。
実施例III 免疫グロブリン−Gの競合分析 臭化シアン活性化セファロース4B粒子(ファーマシア
・ファイン・ケミカルズ,スエーデン,ウプサラ市)を
プロテインA(ゲル1mlにつき0.1mg)または抗免疫グ
ロブリン−G抗体(ゲル1mlにつき1.5mg)で実施例I
に述べた態様で被覆する。また、実施例Iに述べた態様
でセファロース4B粒子に螢光物質PPOを含浸させ
る。こうして調製した粒子50μをシンチレーション
容器中で0.5gの125I標識付き人体免疫グロブリン
−G、及び順次濃度を高めた標識なし人体免疫グロブリ
ン−Gと混合する。次いで、0.5容積/容積%のツィー
ン20を補充されたPBSを添加することによってサンプ
ルをそれぞれ3mlにする。次いで直ちにサンプルの光子
放出レベルをカウントする。
光子放出レベル測定値から、種々の量の標識なし免疫グ
ロブリン−Gによる放射性標識付き免疫グロブリン−G
の結合抑制%を表わす標識抑制曲線を作成した。抗免疫
グロブリン−G抗体及びプロテインAを共に配位子とし
て利用する抑制曲線を第1図に示す。未知量の免疫グロ
ブリン−Gを含有するサンプルを放射性標識付き反応体
の抑制%について測定し、この測定値から第1図を利用
して免疫グロブリン−G含有量を求めることができる。
実施例IV サイロキシン測定 この実施例ではサイロキシン検出用の標準抑制曲線を作
用するために本発明を利用する。臭化シアン活性化セフ
ァロース4BをプロテインAで被覆し、次いで実施例I
で述べたようにPPOを含浸させた。こうして調製した
粒子200μを(イリノイ州,シカゴ市、アボット・
ラボラトリーズから得られる)400μのラビット抗
サイロキシン免疫血清と共に個々のシンチレーション容
器に注入した。(イリノイ州,シカゴ市、アボット・ラ
ボラトリーズから得られる)それぞれ濃度の異なる25
μの標識なしサイロキシンを各容器に添加した。次に
(イリノイ州,シカゴ市、アボット・ラボラトリーズか
ら得られる)アイソトープ沃素−125で標識付けされた
100μのサイロキシンを容器に添加した。最後に、
0.5容積/容積%ツイーン20を補充されたPBSを添加
することにより各容器中の反応混合物を容積を3mlとし
た。次いで各容器における光子放出レベルをシンチレー
ション・カウンタ内で測定し、その結果を確率−対数形
式で第2図に示した。第2図から明らかなように、容器
に添加される標識なしサイロキシンの容積が増大するに
従って、粒子と結合する標識付きサイロキシンの比率が
予想通り低下した。この標準抑制曲線は粒子との結合を
阻止される放射性標識付きサイロキシンの%を求めるた
めの実施例IIIで述べたプロトコルと同じプロトコルを
利用することによって未知サンプル中に存在するサイロ
キシンの量を求めるのに利用できる。この値から、サン
プル中に存在するサイロキシンの量を曲線から読み取る
ことができる。
本発明の分野の当業者には明らかなように、本発明はそ
の趣旨または本質的特徴を逸脱しない範囲で上記実施例
とは異なる形式で実施することが可能である。従って上
述した即時配位子検出分析法の具体的実施例はすべての
点で説明のためのものであり、本発明を制限するもので
はない。本発明の範囲は以上に説明した即時配位子検出
法の実施例に制限されず、特許請求の範囲の欄で規定し
た通りである。
【図面の簡単な説明】
第1図は免疫グロブリン−G抗体及びプロテインAを共
に配位子として使用する抑制曲線、第2図はサイロキシ
ン測定における光子放出レベルの測定結果を確率−対数
形式で示すグラフである。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)螢光物質を組み込み、且つ、抗体,抗
    原,レクチン,グリコプロテイン,プロテインA,免疫
    グロブリン,DNA,RNA,第1形態DNA,第2形
    態DNA,ビオチン,アビジン,ホルモン,ホルモン・
    レセプタ,酵素または基質から選ばれる配位子を表面に
    被覆させた複数の支持粒子を調製する段階と、 b)前記配位子に夫々対応する抗原,抗体,グリコプロ
    テイン,レクチン,免疫グロブリン,プロテインA,R
    NA,DNA,第2形態DNA,第1形態DNA,アビ
    ジン,ビチオン,ホルモン・レセプタ,ホルモン,基質
    または酵素から選ばれ、而も前記螢光物質を活性化する
    放射エネルギーを放出する放射性標識付きの反応体を調
    製する段階と、 c)これらの支持粒子と反応体とを水性媒体中に添加し
    て水性懸濁液を造る段階と、 d)前記配位子と特定的に生化学結合して、配位子/反
    応体である抗体対抗原,抗原対抗体,レクチル対グリコ
    プロテイン,グリコプロテイン対レクチン,プロテイン
    A対免疫グロブリン,免疫グロブリン対プロテインA,
    DNA対RNA,RNA対DNA,第1形態DNA対第
    2形態DNA,第2形態DNA対第1形態DNA,ビオ
    チン対アビジン,アビジン対ビオチン,ホルモン対ホル
    モンレセプタ,ホルモン・レセプタ対ホルモン,酵素対
    基質または基質対酵素が形成している前記水性懸濁液中
    で前記支持粒子に充分接近した反応体が、配位子と結合
    して反応体からの放射エネルギーが前記螢光物質を活性
    化して光エネルギーを発生し、他方、前記支持粒子から
    離れていて、支持粒子の表面を被覆している配位子と結
    合できない反応体が、 前記螢光物質を活性化しない状態において、 前記反応体の水中における放射エネルギーの移動範囲の
    限界を利用して、螢光物質によって放出される光エネル
    ギーを測定する段階とから成り、 反応体の量と螢光物質から放出される光エネルギーの量
    との相関性を求め、この相関性に基づき、上記a)から
    c)の段階を経て得られる他の供試水性懸濁液中の反応
    体の有無を配位子によって即時に検出する方法。
  2. 【請求項2】前記螢光物質が非水溶性である特許請求の
    範囲第(1)項に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記反応体が、β線またはオージェ電子を
    生成させる放射性物質で放射性標識付けされたものであ
    る特許請求の範囲(1)項に記載の方法。
  4. 【請求項4】螢光物質を支持粒子に組み込ませるに当た
    り、 a)水と混和可能な溶剤中に前記螢光物質を溶かし、 b)この溶液が浸透できる支持粒子を該溶液に添加し、 c)該溶液から支持粒子を取り出し、 d)該支持粒子を水にさらして含浸した状態で螢光物質
    を沈澱させる ことにより支持粒子に螢光物質を含浸させる段階をも含
    む特許請求の範囲第(1)項に記載の方法。
  5. 【請求項5】前記螢光物質がジフェニルオキサゾルであ
    る特許請求の範囲第(2)項に記載の方法。
  6. 【請求項6】前記螢光物質がジフェニルオキサゾルであ
    る特許請求の範囲第(4)項に記載の方法。
  7. 【請求項7】前記溶剤がジメチル・スルホキシドである
    特許請求の範囲第(4)項に記載の方法。
  8. 【請求項8】前記支持粒子を、前記溶液に添加する前に
    前記溶剤中に浸漬することにより脱水する段階をも含む
    特許請求の範囲第(4)項に記載の方法。
  9. 【請求項9】a)螢光物質を組み込み、且つ、抗体,抗
    原,レクチル,グリコプロテイン,プロテインA,免疫
    グロブリン,DNA,RNA,第1形態DNA,第2形
    態DNA,ビオチン,アビジン,ホルモン,ホルモン・
    レセプタ,酵素または基質から選ばれる配位子を表面に
    被覆させた複数の支持粒子を調製する段階と、 b)前記配位子に夫々対応する抗原,抗体,グリコプロ
    テイン,レクチン,免疫グロブリン,プロテインA,R
    NA,DNA,第2形態DNA,第1形態DNA,アビ
    ジン,ビオチン,ホルモン・レセプタ,ホルモン,基質
    または酵素から選ばれ、而も前記螢光物質を活性化する
    放射エネルギーを放出する放射性標識付きの反応体を調
    製する段階と、 c)前記支持粒子と、既知量の前記反応体と、放射能を
    もたない反応体を含有する未知量の被分析サンプルとを
    水性媒体中に添加して水性懸濁液を造る段階と、 d)前記配位子と特定的に生化学結合して、配位子/反
    応体である抗体対抗原,抗原対抗体,レクチン対グリコ
    プロテイン,グリコプロテイン対レクチン,プロテイン
    A対免疫グロブリン,免疫グロブリン対プロテインA,
    DNA対RNA,RNA対DNA,第1形態DNA対第
    2形態DNA,第2形態DNA対第1形態DNA,ビオ
    チン対アビジン,アビジン対ビオチン,ホルモン対ホル
    モンレセプタ,ホルモン・レセプタ対ホルモン,酵素対
    基質または基質対酵素を形成している前記水性懸濁液中
    で、前記支持粒子に充分接近した反応体が、配位子と結
    合して放射性標識付きの反応体からの放射エネルギーが
    前記螢光物質を活性化して光エネルギーを発生し、他
    方、前記支持粒子から離れていて、支持粒子の表面を被
    覆している配位子と結合できない放射性標識付きの反応
    体が、前記螢光物質を活性化しない状態において、 前記放射性標識付きの反応体の水中における放射エネル
    ギーの移動範囲の限界を利用して、螢光物質によって放
    出される光エネルギーを測定する段階とから成り、 標識なし反応体含有量と対応させて測定した光エネルギ
    ーのレベルを示す標準抑制曲線を作成し、放出される光
    エネルギーのレベルとこの標準抑制曲線とから、前記水
    性懸濁液中に含まれる被分析サンプルの標識なし反応体
    の量を配位子により即時分析する方法。
  10. 【請求項10】前記螢光物質が非水溶性である特許請求
    の範囲第(9)項に記載の方法。
  11. 【請求項11】前記放射性標識付き反応体がβ線を放出
    するかまたはオージェ電子を生成する特許請求の範囲第
    (9)項に記載の方法。
  12. 【請求項12】螢光物質を支持粒子に組み込させるに当
    たり、 a)水と混和可能な溶剤中に前記螢光物質を溶かし、 b)この溶液が浸透できる支持粒子を該溶液に添加し、 c)該溶液から支持粒子を取り出し、 d)該支持粒子を水にさらすことにより支持粒子と一体
    化された状態で螢光物質を沈澱させる ことにより螢光物質を支持粒子と一体化する段階をも含
    む特許請求の範囲第(9)項に記載の方法。
  13. 【請求項13】前記螢光物質がジフェニルオキサゾルを
    含む特許請求の範囲第(10)項に記載の方法。
  14. 【請求項14】前記螢光物質がジフェニルオキサゾルを
    含む特許請求の範囲第(12)項に記載の方法。
  15. 【請求項15】前記溶剤がジメチル・スルホキシドを含
    む特許請求の範囲第(12)項記載の方法。
  16. 【請求項16】前記支持粒子を、前記溶液に添加する前
    に前記溶剤中に浸漬することにより支持粒子を脱水する
    段階をも含む特許請求の範囲第(12)項記載の方法。
  17. 【請求項17】a)螢光物質を組み込み、且つ、抗体,
    抗原,レクチン,グリコプロテイン,プロテインA,免
    疫グロブリン,DNA,RNA,第1形態DNA,第2
    形態DNA,ビオチン,アビジン,ホルモン,ホルモン
    ・レセプタ,酵素または基質から選ばれる配位子を表面
    に被覆させた所定量の支持粒子と、 b)前記配位子に夫々対応する抗原,抗体,グリコプロ
    テイン,レクチン,免疫グロブリン,プロテインA,R
    NA,DNA,第2形態DNA,第1形態DNA,アビ
    ジン,ビオチン,ホルモン・レセプタ,ホルモン,基質
    または酵素から選ばれ、前記配位子と特定的に生化学結
    合して、配位子/反応体である抗体対抗原,抗原対抗
    体,レクチン対グリコプロテイン,グリコプロテイン対
    レクチン,プロテインA対免疫グロブリン対プロテイン
    A,DNA対RNA,RNA対DNA,第1形態DNA
    対第2形態DNA,第2形態DNA対第1形態DNA,
    ビオチン対アビジン,アビジン対ビオチン,ホルモン対
    ホルモン・レセプタ,ホルモン・ルセプタ対ホルモン,
    酵素対基質または基質対酵素を形成し、而も前記螢光物
    質を活性化することができる放射エネルギーを放出する
    放射性標識付きの所定量の反応体と、 から成り、 構成性分のすべてが、水性媒体中で一つに組みぬわさ
    れ、水性懸濁液中で、前記支持粒子から離れているため
    に配位子と結合できない放射性標識付き反応体が、前記
    螢光物質を活性化し得ない状態において、生化学的且つ
    特定的に配位子と結合する反応体の存在を検出するため
    の試験用キット。
  18. 【請求項18】前記螢光物質が非水溶性である特許請求
    の範囲第(17)項に記載の検出試験用キット。
  19. 【請求項19】前記放射性標識付き反応体がβ線を放出
    するかまたはオージェ電子を生成する特許請求の範囲第
    (17)項に記載の検出試験用キット。
  20. 【請求項20】前記螢光物質が、 a)水と混和可能な溶剤中に前記螢光物質を溶かし、 b)この溶液が浸透できる支持粒子を該溶液に添加し、 c)該溶液から支持粒子を取り出し、 d)該支持粒子を水にさらして螢光物質を沈澱させるこ
    とにより支持粒子を組み込んだものである特許請求の範
    囲第(17)項に記載の検出試験用キット。
  21. 【請求項21】前記螢光物質がジメチル・スルホキシド
    を含む特許請求の範囲第(18)項に記載の検出試験用キッ
    ト。
  22. 【請求項22】前記螢光物質がジフェニルオキサゾルを
    含む特許請求の範囲第(20)項に記載の検出試験用キッ
    ト。
  23. 【請求項23】前記溶剤がジメチル・スルホキシドであ
    る特許請求の範囲第(20)項に記載の検出試験用キット。
  24. 【請求項24】前記支持粒子を、前記溶液に添加する前
    に前記溶剤に浸漬することにより脱水する特許請求の範
    囲第(20)項に記載に検出試験用キット。
JP59052452A 1984-03-15 1984-03-21 即時配位子検出分析法及びこれに用いる検出試験用キット Expired - Lifetime JPH0654313B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP84301769A EP0154734B1 (en) 1984-03-15 1984-03-15 Immediate ligand detection assay, a test kit and its formation

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60196668A JPS60196668A (ja) 1985-10-05
JPH0654313B2 true JPH0654313B2 (ja) 1994-07-20

Family

ID=8192592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59052452A Expired - Lifetime JPH0654313B2 (ja) 1984-03-15 1984-03-21 即時配位子検出分析法及びこれに用いる検出試験用キット

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0154734B1 (ja)
JP (1) JPH0654313B2 (ja)
AT (1) ATE56096T1 (ja)
DE (1) DE3483099D1 (ja)

Families Citing this family (49)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4868103A (en) * 1986-02-19 1989-09-19 Enzo Biochem, Inc. Analyte detection by means of energy transfer
GB8610426D0 (en) * 1986-04-29 1986-06-04 Leaback D H Bound assay components
US4943525A (en) * 1987-11-02 1990-07-24 Bioventures, Inc. Simultaneous immunoassay for the determination of antigens and antibodies
SE8804657D0 (sv) * 1988-12-27 1988-12-27 Gerald Potter Colin Support structure for use in a proximity assey
US6017496A (en) 1995-06-07 2000-01-25 Irori Matrices with memories and uses thereof
CA2231385A1 (en) * 1995-09-15 1997-03-20 Merck & Co., Inc. A high throughput assay using fusion proteins
US6977141B2 (en) 1998-02-10 2005-12-20 Vicuron Pharmaceuticals Inc. Direct adsorption scintillation assay for measuring enzyme activity and assaying biochemical processes
EP1195604A1 (en) 2000-09-29 2002-04-10 Warner-Lambert Company Methods and compositions for screening modulators of lipid kinases
EE200400002A (et) 2001-06-11 2004-02-16 Applied Research Systems Ars Holding N.V. Uued lähistsintillatsioonitestid aminoglükosiide siduvate molekulide (ABM-de) jaoks
SE0104102D0 (sv) 2001-12-05 2001-12-05 Astrazeneca Ab New assay
SE0104101D0 (sv) 2001-12-05 2001-12-05 Astrazeneca Ab New assay
RU2356889C2 (ru) 2003-07-17 2009-05-27 Плекссикон, Инк. Соединения, являющиеся активными по отношению к рецепторам, активируемым пролифератором пероксисом
US7348338B2 (en) 2003-07-17 2008-03-25 Plexxikon, Inc. PPAR active compounds
DK1696920T3 (en) 2003-12-19 2015-01-19 Plexxikon Inc RELATIONS AND PROCEDURES FOR THE DEVELOPMENT OF LAW MODULATORS
US7794713B2 (en) 2004-04-07 2010-09-14 Lpath, Inc. Compositions and methods for the treatment and prevention of hyperproliferative diseases
JP2008503446A (ja) 2004-05-06 2008-02-07 プレキシコン,インコーポレーテッド Pde4b阻害剤及びその使用
US7498342B2 (en) 2004-06-17 2009-03-03 Plexxikon, Inc. Compounds modulating c-kit activity
US7927820B2 (en) 2004-07-20 2011-04-19 Janssen Pharmaceutica Nv Assay systems and methods for detecting molecules that interact with membrane channels
CA2583428A1 (en) 2004-09-03 2006-03-09 Plexxikon, Inc. Bicyclic heteroaryl pde4b inhibitors
US7531568B2 (en) 2004-11-30 2009-05-12 Plexxikon, Inc. PPAR active compounds
JP2008545652A (ja) 2005-05-17 2008-12-18 プレキシコン,インコーポレーテッド c−kitおよびc−fms活性を調節する化合物およびその用途
MY153898A (en) 2005-06-22 2015-04-15 Plexxikon Inc Compounds and methods for kinase modulation, and indications therefor
JP4652902B2 (ja) * 2005-06-23 2011-03-16 株式会社日立ソリューションズ 安定保存された担体微小粒子
US7862812B2 (en) 2006-05-31 2011-01-04 Lpath, Inc. Methods for decreasing immune response and treating immune conditions
WO2008063888A2 (en) 2006-11-22 2008-05-29 Plexxikon, Inc. Compounds modulating c-fms and/or c-kit activity and uses therefor
RU2009122670A (ru) 2006-12-21 2011-01-27 Плекссикон, Инк. (Us) Соединения и способы для модуляции киназ и показания к их применению
PE20081581A1 (es) 2006-12-21 2008-11-12 Plexxikon Inc COMPUESTOS PIRROLO[2,3-b]PIRIDINAS COMO MODULADORES DE QUINASA
WO2008079909A1 (en) 2006-12-21 2008-07-03 Plexxikon, Inc. Pyrrolo [2,3-b] pyridines as kinase modulators
PE20090159A1 (es) 2007-03-08 2009-02-21 Plexxikon Inc COMPUESTOS DERIVADOS DE ACIDO INDOL-PROPIONICO COMO MODULADORES PPARs
MX2010000617A (es) 2007-07-17 2010-05-17 Plexxikon Inc Compuestos y metodos para modulacion de cinasa, e indicaciones de estos.
NZ594398A (en) 2009-04-03 2014-03-28 Plexxikon Inc Propane-1-sulfonic acid (3-[5-(4-chloro-phenyl)-1h-pyrrol [2, 3-b] pyridine-3-carbonyl]-2,4-difluoro-phenyl} -amide compositions and uses thereof
US8329724B2 (en) 2009-08-03 2012-12-11 Hoffmann-La Roche Inc. Process for the manufacture of pharmaceutically active compounds
KR20120102669A (ko) 2009-11-06 2012-09-18 플렉시콘, 인코퍼레이티드 키나제 조정을 위한 화합물 및 방법, 및 이를 위한 적응증
US9624213B2 (en) 2011-02-07 2017-04-18 Plexxikon Inc. Compounds and methods for kinase modulation, and indications therefor
TWI558702B (zh) 2011-02-21 2016-11-21 普雷辛肯公司 醫藥活性物質的固態形式
WO2012158957A2 (en) 2011-05-17 2012-11-22 Plexxikon Inc. Kinase modulation and indications therefor
US9150570B2 (en) 2012-05-31 2015-10-06 Plexxikon Inc. Synthesis of heterocyclic compounds
US10160755B2 (en) 2015-04-08 2018-12-25 Plexxikon Inc. Compounds and methods for kinase modulation, and indications therefor
US10829484B2 (en) 2015-07-28 2020-11-10 Plexxikon Inc. Compounds and methods for kinase modulation, and indications therefor
KR20180086247A (ko) 2015-12-07 2018-07-30 플렉시콘 인코퍼레이티드 키나제 조절을 위한 화합물 및 방법과 이들에 대한 징후
TW201815766A (zh) 2016-09-22 2018-05-01 美商普雷辛肯公司 用於ido及tdo調節之化合物及方法以及其適應症
US10703757B2 (en) 2016-12-23 2020-07-07 Plexxikon Inc. Compounds and methods for CDK8 modulation and indications therefor
US10428067B2 (en) 2017-06-07 2019-10-01 Plexxikon Inc. Compounds and methods for kinase modulation
WO2020210366A1 (en) 2019-04-09 2020-10-15 Plexxikon Inc. Condensed azines for ep300 or cbp modulation and indications therefor
US20210198239A1 (en) 2019-12-06 2021-07-01 Plexxikon Inc. Compounds and methods for cd73 modulation and indications therefor
TW202204354A (zh) 2020-04-02 2022-02-01 美商普雷辛肯公司 用於csk調節之化合物及方法以及其說明
CN116323588A (zh) 2020-04-23 2023-06-23 奥普纳生物有限公司 用于cd73调节的化合物和方法及其适应症
WO2022061251A1 (en) 2020-09-18 2022-03-24 Plexxikon Inc. Compounds and methods for kras modulation and indications therefor
WO2024044570A1 (en) 2022-08-22 2024-02-29 Iambic Therapeutics, Inc. Compounds and methods for modulating her2

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4000252A (en) * 1974-01-04 1976-12-28 Kenneth Kosak Immunoscintillation cell
SE7811630L (sv) * 1977-11-17 1979-05-18 Welsh Nat School Med Metod for uppteckt eller mengdbestemning av substanser med anvendning av merkningsteknik
US4382074A (en) * 1978-03-27 1983-05-03 Hiram Hart Scintillation proximity assay
US4271139A (en) * 1978-03-27 1981-06-02 Hiram Hart Scintillation proximity assay
US4259313A (en) * 1978-10-18 1981-03-31 Eastman Kodak Company Fluorescent labels
CA1185177A (en) * 1981-07-17 1985-04-09 Larry E. Morrison Non-radiative energy transfer immunochemical technique

Also Published As

Publication number Publication date
EP0154734B1 (en) 1990-08-29
DE3483099D1 (de) 1990-10-04
EP0154734A1 (en) 1985-09-18
JPS60196668A (ja) 1985-10-05
ATE56096T1 (de) 1990-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0654313B2 (ja) 即時配位子検出分析法及びこれに用いる検出試験用キット
US4568649A (en) Immediate ligand detection assay
US4459361A (en) Ligand assay with one or two particulate reagents and filter
US4108972A (en) Immunological reagent employing radioactive and other tracers
CA1248445A (en) Fluorescent labels and labeled species and their use in analytical elements and determinations
US4859583A (en) Chemiluminescent immunochemical technique for low molecular weight antigens
KR0171392B1 (ko) 유동 면역센서법 및 그 장치
EP0195623B1 (en) Stabilized fluorescent rare earth labels and labeled physiologically reactive species
US3853987A (en) Immunological reagent and radioimmuno assay
Udenfriend et al. Scintillation proximity radioimmunoassay utilizing 125I-labeled ligands.
CA1091821A (en) Column chromatography specific binding assay method and test kit
EP0191575B1 (en) Homogeneous fluorescence immunoassay using a light absorbing material
US4011308A (en) Method for surface immunological detection of biological particles by the use of tagged antibodies
JPS5934154A (ja) 免疫分析素子測定法
JPS63229368A (ja) 抗体を測定するための方法及び試薬
US4435509A (en) Assays, including immunoassays with FITC label activated by sodium hypochlorite
JPH0421818B2 (ja)
US4375972A (en) Heterogeneous chemiluminescent immunoassays utilizing metallo porphyrin tag
EP0248892A1 (en) Particle-bound binding component immunoassay
US4977077A (en) Integrated solid-phase immunoassay
WO2010086942A1 (ja) 自動分析装置
JP3010509B2 (ja) 免疫測定用容器、免疫測定方法及び免疫測定装置
JPS61128168A (ja) 免疫分析方法
US4032626A (en) Reagent and method for tbg assay
EP0502123A4 (en) Scintillation proximity radioimmunoassay using solid scintillator support body

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term