JPH0654299A - 映像信号磁気記録再生装置 - Google Patents

映像信号磁気記録再生装置

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JPH0654299A
JPH0654299A JP4205607A JP20560792A JPH0654299A JP H0654299 A JPH0654299 A JP H0654299A JP 4205607 A JP4205607 A JP 4205607A JP 20560792 A JP20560792 A JP 20560792A JP H0654299 A JPH0654299 A JP H0654299A
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晃史 三邊
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耕治 鹿庭
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弘哉 安部
Yukinobu Tada
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 撮像手段の出力する信号をディジタル化して
輝度信号と搬送色信号を生成し、再びアナログ化した
後、これを適宜処理して記録再生する映像信号磁気記録
再生装置において、外部より与えられる記録信号や再生
信号を撮像手段の出力信号と切り替えてディジタル化
し、必要に応じて輝度信号及び搬送色信号生成手段で用
いられる遅延手段を利用した信号処理を行い、撮像信号
から得られる輝度信号あるいは搬送色信号と切り替えて
アナログ化する構成とした。 【効果】 撮像モード以外でのディジタル信号処理を安
価に実現でき、システムの小型化を図りつつ高機能化及
び高画質化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は撮像手段を備えた映像信
号磁気記録再生装置に係り、特に装置の小型化及び高機
能化に好適なシステム構成をとる映像信号磁気記録再生
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の撮像手段を備えた映像信号の磁気
記録再生装置は、例えば、「テレビジョン学会誌」;Vo
l.45, No.9(1991年),第1060頁〜第1066頁に開示され
た如き構成を採っていた。以下、この従来構成について
図17を用いて説明する。
【0003】図17において、CCD(電荷結合デバイ
ス)等の素子で構成される撮像手段(以下センサと記
す)1で電気信号化された撮像信号は、撮像信号増幅回
路2で適宜増幅された後、アナログ・ディジタル変換器
(以下A/D変換器と記す)4でディジタル化される。
そして、その撮像信号から、輝度信号生成回路5と搬送
色信号生成回路6によって、輝度信号と搬送色信号が生
成される。この2つの信号はディジタル・アナログ変換
器(以下D/A変換器と記す)9,10でそれぞれアナ
ログ化される。そして、輝度信号はスイッチ33を経て
出力端子13に出力され、また、搬送色信号はスイッチ
16を経て出力端子14に出力される。また、それぞれ
スイッチ33,16を経た輝度信号と搬送色信号は加算
回路12で加算されて、複合映像信号が生成され、出力
端子15に出力される。
【0004】一方、D/A変換器9でアナログ化された
輝度信号は、記録輝度信号処理回路17でFM変調を主
とする処理を受ける。また、D/A変換器10でアナロ
グ化された搬送色信号は、記録色信号処理回路18で低
域周波数変換を主とする処理を受ける。そして、その2
つの信号は加算器19で加算されて記録信号が生成され
る。その記録信号は記録信号増幅器20で適宜電流増幅
され、スイッチ21を経てシリンダ・ヘッド(磁気ヘッ
ド)22によりテープ(磁気テープ)23に記録され
る。
【0005】テープ23に記録された信号は、シリンダ
・ヘッド22で再生され、スイッチ21を経て再生信号
増幅回路24で適宜増幅される。そして、高域ろ波回路
(以下HPFと記す)25と低域ろ波回路(以下LPF
と記す)26で、それぞれ再生FM輝度信号と再生低域
変換色信号とに分離される。再生FM輝度信号は再生輝
度信号処理回路27でFM復調を主とする処理を受けて
輝度信号に復元される。また、再生低域変換色信号は再
生色信号処理回路28で周波数変換を主とする処理を受
けて搬送色信号に復元される。
【0006】更に、再生輝度信号は輝度信号くし形フィ
ルタ34で記録再生にともなうノイズ成分が除去され、
また、再生搬送色信号は色信号くし形フィルタ32で同
様のノイズ除去が行われる。そして、それぞれ前記スイ
ッチ33とスイッチ16を経た後、先の説明と同様にし
て出力端子13,14,15から出力される。
【0007】次に、上記したシステム内の構成のいくつ
かについてもう少し詳しく説明する。まず、図18によ
り色信号くし形フィルタ32の処理について説明する。
搬送色信号は、例えば、NTSC信号であれば、1水平
走査期間(以下1Hと記す)毎にその位相が反転してい
る。そこで図18に示すように、現在信号と1H遅延回
路35によって遅延された1H前の信号とを減算器36
で減算すれば、色信号成分だけを抽出できノイズ成分を
除去できる。
【0008】次に、図19により輝度信号くし形フィル
タ34について説明する。図19に示すように、まず現
在信号と1H遅延手段42の出力信号の差を減算器40
により求める。この信号のうちレベルの小さい成分がノ
イズであると考えられるので、リミタ回路39でそれを
弁別し、更に、減衰器38で適宜減衰させ、加算器37
で現在信号に帰還する。そして、この信号を先の1H遅
延手段42に入力して上記処理を巡回的に行う。以上に
より、全帯域にわたって、減衰度の小さい輝度くし形フ
ィルタ(以下YNRと記す)41が構成できる。一方、
複合映像信号において搬送色信号と周波数インターリブ
する帯域では、もう少し減衰度を大きくしたいので、1
H遅延手段42の入出力信号を減算器43で減算して非
輝度信号成分を抽出する。この信号を帯域ろ波回路(以
下BPFと記す)44で搬送色信号帯域に制限し、リミ
タ回路45の適当な弁別レベルのもとでノイズ成分を抽
出する。そして、現在信号にBPF44と同量の遅延を
遅延回路46で施し、この信号に先のノイズ成分を加算
器47で加算して相殺する(以下、上記した処理を行う
図19のブロック48をYくし形フィルタ48と記
す)。
【0009】次に、輝度信号生成回路5と搬送色信号生
成回路6について図20を用いて説明する。図20に示
すように、まず、撮像信号を1H遅延手段(1H遅延メ
モリ)49,50に連続して入力する。そして、1H遅
延手段49の入力信号と1H遅延手段50の出力信号を
加算器51で加算し、2分の1減衰器52でゲイン調整
して1H遅延手段49の出力信号と重心の一致する信号
を生成する。そして、この信号と1H遅延手段49の出
力信号とから輝度信号と搬送色信号を生成する。具体的
には、色信号側は、RGBマトリクス回路53による演
算処理と、ガンマ補正及び色差生成マトリクス回路54
による演算処理と、エンコード回路55による直交位相
変調処理とを行う(以下、これらの処理を行うブロック
をまとめてC処理ブロック56と記す)。一方、輝度処
理側は、ガンマ補正及び輪郭強調回路57による処理
と、遅延回路58による色信号側との遅延時間合わせの
ための遅延処理とを行う(以下、これらの処理を行うブ
ロックをまとめてY処理ブロック59と記す)。
【0010】以上が、従来よりある撮像手段を備えた映
像信号磁気記録再生装置の一般的な構成例である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来技
術では、輝度信号生成回路5及び搬送色信号生成回路6
は撮影時のみ動作する構成となっていた。従って、その
周辺回路であるA/D変換器4、D/A変換器9,1
0、及びその内部回路である1H遅延手段49,50等
も撮影時のモード以外では未使用の状態となっていた。
しかし、例えば図18,図19に示す通り、映像信号の
磁気記録再生装置には、撮像信号の処理以外にも1H遅
延手段を必要とする処理が多数ある。
【0012】このような点に鑑み、本発明は、撮像信号
の処理で用いられている1H遅延手段、及びA/D変換
器、D/A変換器等を有効に利用し、映像信号磁気記録
再生装置のシステムの小型化やコストの低減及び高機能
化を実現することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明による映像信号磁気記録再生装置は、再生輝度信
号の処理と撮像信号からの輝度信号生成処理とを切り替
えて処理するために、A/D変換器の手前で上記2つの
処理系(輝度信号くし形フィルタと輝度信号生成回路)
に信号を選択的に切り替える。そして、輝度信号くし形
フィルタで適当な輝度信号の処理をディジタル信号処理
で行うか、または、輝度信号生成回路で輝度信号の生成
をディジタル信号処理で行い、輝度信号くし形フィルタ
の出力信号と輝度信号生成回路の出力信号とを選択的に
切り替えた後、D/A変換を行う構成とされる。更に、
輝度信号くし形フィルタによる処理で必要とされる1H
遅延手段は、輝度信号生成回路及び搬送色信号生成回路
で使用される1H遅延手段と切り替えて使用するように
される(1H遅延手段を兼用するようにされる)。ま
た、撮像信号処理で使用するサンプリング・クロックと
再生輝度信号処理で使用するサンプリング・クロックと
を必要に応じて切り替えるようにされる。更に、A/D
変換後の信号の特定期間の値が特定値となるようにA/
D変換器直前の入力電位を制御する回路を設け、必要に
応じてこの特定値を撮像信号処理時と再生輝度信号処理
時とで切り替える構成とされる。
【0014】また、上記目的を達成するために本発明に
よる映像信号磁気記録再生装置は、再生搬送色信号の処
理と撮像信号からの搬送色信号生成処理とを切り替えて
処理するために、A/D変換器の手前で上記2つの処理
系(色信号くし形フィルタと搬送色信号生成回路)に信
号を選択的に切り替える。そして、色信号くし形フィル
タで適当な再生搬送色信号の処理をディジタル信号処理
で行うか、搬送色信号生成回路で搬送色信号の生成をデ
ィジタル信号処理で行い、色信号くし形フィルタの出力
信号と搬送色信号生成回路の出力信号とを切り替えた
後、D/A変換を行う構成とされる。更に、色信号くし
形フィルタによる処理で必要とされる1H遅延手段は、
輝度信号生成回路及び搬送色信号生成回路で使用される
1H遅延手段と切り替えて使用するようにされる(1H
遅延手段を兼用するようにされる)。また、撮像信号処
理で使用するサンプリング・クロックと再生搬送色信号
処理で使用するサンプリング・クロックとを必要に応じ
て切り替えるようにされる。更に、A/D変換後の信号
の特定期間の値が特定値となるようにA/D変換器直前
の入力電位を制御する回路を設け、必要に応じてこの特
定値を撮像信号処理時と再生搬送色信号処理時とで切り
替える構成とされる。
【0015】また、上記目的を達成するため本発明によ
る映像信号磁気記録再生装置は、外部より与えられる映
像信号に対する処理と撮像信号に対する処理とを切り替
えて処理するために、A/D変換器の手前で上記2つの
処理系(Y/C分離くし形フィルタと輝度信号生成回
路,搬送色信号生成回路)に信号を選択的に切り替え
る。そして、Y/C(輝度信号/搬送色信号)分離くし
形フィルタで適当な外部入力映像信号の処理をディジタ
ル信号処理で行うか、輝度信号生成回路及び搬送色信号
生成回路で輝度信号と搬送色信号の生成をディジタル信
号処理で行い、Y/C分離くし形フィルタの出力信号と
輝度信号生成回路及び搬送色信号生成回路の出力信号と
を選択的に切り替えた後、D/A変換を行う構成とされ
る。Y/C分離くし形フィルタによる処理で必要とされ
る1H遅延手段は、輝度信号生成回路及び搬送色信号生
成回路で使用される1H遅延手段と切り替えて使用する
ようにされる(1H遅延手段を兼用するようにされ
る)。また、撮像信号処理で使用するサンプリング・ク
ロックと外部入力映像信号に対する処理で使用するサン
プリング・クロックとを必要に応じて切り替えるように
される。更に、A/D変換後の信号の特定期間の値が特
定値となるようにA/D変換器直前の入力電位を制御す
る回路を設け、必要に応じてこの特定値を撮像信号処理
時と外部入力映像信号処理時とで切り替える構成とされ
る。
【0016】また、上記目的を達成するため本発明によ
る映像信号磁気記録再生装置は、再生輝度信号かまたは
再生搬送色信号に対する処理と、外部より与えられる映
像信号に対する処理と、撮像信号に対する処理とを切り
替えて処理するために、A/D変換器の手前で上記3つ
の処理系(輝度信号くし形フィルタまたは色信号くし形
フィルタと、Y/C分離くし形フィルタと、輝度信号生
成回路及び搬送色信号生成回路)に択一的に信号を切り
替える。そして、輝度信号くし形フィルタまたは色信号
くし形フィルタで適当な再生輝度信号あるいは再生搬送
色信号に対するディジタル信号処理を行うか、または、
Y/C分離くし形フィルタで適当な外部入力映像信号の
処理をディジタル信号処理で行うか、または、輝度信号
生成回路及び搬送色信号生成回路で輝度信号と搬送色信
号の生成をディジタル信号処理で行い、輝度信号くし形
フィルタまたは色信号くし形フィルタの出力信号と、Y
/C分離くし形フィルタの出力信号と、輝度信号生成回
路及び搬送色信号生成回路の出力信号とを択一的に切り
替えた後、D/A変換を行う構成とされる。更に、輝度
信号くし形フィルタまたは色信号くし形フィルタによる
処理で必要とされる1H遅延手段、あるいはY/C分離
くし形フィルタによる処理で必要とされる1H遅延手段
は、輝度信号生成回路及び搬送色信号生成回路で使用さ
れる1H遅延手段と切り替えて使用するようにされる
(1H遅延手段を兼用するようにされる)。また、撮像
信号処理で使用するサンプリング・クロックと外部入力
映像信号に対する処理と再生輝度信号あるいは再生搬送
色信号に対する処理とで使用するサンプリング・クロッ
クを必要に応じて切り替えるようにされる。更に、A/
D変換後の信号の特定期間の値が特定値となるようにA
/D変換器直前の入力電位を制御する回路を設け、必要
に応じてこの特定値を、撮像信号処理時と外部入力映像
信号処理時と再生輝度信号あるいは再生搬送色信号処理
時とで切り替える構成とされる。
【0017】
【作用】上記の通り、再生輝度信号と撮像信号とを切り
替えてA/D変換し、輝度信号くし形フィルタによる処
理と輝度信号生成回路(及び搬送色信号生成回路)によ
る処理とで1H遅延手段を切り替えて使用し、撮像信号
より得た輝度信号と再生輝度信号を適宜処理した信号を
切り替えてD/A変換することにより、システムの小型
化とコスト低減を実現できる。また、サンプリング・ク
ロックを適宜切り替えることにより、時間軸変動のある
再生信号に対しても適正なサンプリングが行える。更
に、撮像信号と再生輝度信号のそれぞれに対して適正な
A/D変換器の入力動作点を与えることができるので、
A/D変換器への入力信号がA/D変換器の入力動作範
囲を超える誤動作を生じることもない。
【0018】また上記の通り、再生搬送色信号と撮像信
号とを切り替えてA/D変換し、色信号くし形フィルタ
による処理と搬送色信号生成回路(及び輝度信号生成回
路)による処理とで1H遅延手段を切り替えて使用し、
撮像信号より得た搬送色信号と再生搬送色度信号を適宜
処理した信号を切り替えてD/A変換することにより、
システムの小型化とコスト低減を実現できる。また、サ
ンプリング・クロックを適宜切り替えることにより、時
間軸変動のある再生信号に対しても適正なサンプリング
が行える。更に、撮像信号と再生搬送色信号のそれぞれ
に対して適正なA/D変換器の入力動作点を与えること
ができるので、A/D変換器への入力信号がA/D変換
器の入力動作範囲を超える誤動作を生じることもない。
【0019】また上記の通り、外部入力映像信号と撮像
信号とを切り替えてA/D変換し、Y/C分離くし形フ
ィルタによる処理と輝度信号生成回路及び搬送色信号生
成回路による処理とで1H遅延手段を切り替えて使用
し、撮像信号より得た輝度信号及び搬送色信号と外部入
力映像信号を適宜処理した信号を切り替えてD/A変換
することにより、システムの小型化とコスト低減を実現
できる。また、サンプリング・クロックを適宜切り替え
ることにより、外部入力映像信号に同期した適正なサン
プリングが行える。更に、撮像信号と外部入力映像信号
のそれぞれに対して適正なA/D変換器の入力動作点を
与えることができるので、A/D変換器への入力信号が
A/Dの入力動作範囲を超える誤動作を生じることもな
い。
【0020】また上記の通り、外部入力映像信号と再生
輝度信号あるいは再生搬送色信号と撮像信号とを切り替
えてA/D変換し、Y/C分離くし形フィルタによる処
理と輝度信号くし形フィルタあるいは色信号くし形フィ
ルタによる処理と輝度信号生成回路及び搬送色信号生成
回路による処理とで1H遅延手段を切り替えて使用し、
撮像信号より得た輝度信号及び搬送色信号と外部入力映
像信号を適宜処理した信号と再生輝度信号あるいは再生
搬送色信号を適宜処理した信号とを切り替えてD/A変
換することにより、システムの小型化とコスト低減を実
現できる。また、サンプリング・クロックを適宜切り替
えることにより、それぞれの信号に同期した適正なサン
プリングが行える。更に、撮像信号と外部入力映像信号
と再生輝度信号あるいは再生搬送色信号のそれぞれに対
して適正なA/D変換器の入力動作点を与えることがで
きるので、A/D変換器への入力信号がA/Dの入力動
作範囲を超える誤動作を生じることもない。
【0021】
【実施例】以下、本発明を図1〜図16に示した各実施
例によって説明する。図1は、本発明の第1実施例に係
る映像磁気記録再生装置(VTR)の要部構成を示すブ
ロック図で、同図において、前記した図17の従来構成
と均等なものには同一符号を付してあり、その説明は重
複を避けるため割愛する(なお、これは以下の各実施例
においても同様であり、先に説明した図における構成要
素と均等なものには以後の図で同一符号を付してあ
る)。
【0022】図1において、3,8,31はスイッチ回
路(以下スイッチと記す)、7は輝度信号くし形フィル
タであり、前記図17の輝度信号くし形フィルタ34と
同等の機能をディジタル信号処理によって具現した構成
となっている。また、29はカラー・バースト信号4逓
倍回路である。
【0023】次に、本実施例の動作を説明する。撮影時
には、センサ1で電気信号化された撮像信号は撮像信号
増幅回路2で適宜増幅された後、スイッチ3を経てA/
D変換器4に入力され、ディジタル信号化される。そし
て、このディジタル信号化された撮像信号は、輝度信号
生成回路5及び搬送色信号生成回路6で適宜処理され
て、輝度信号と搬送色信号が生成される。輝度信号はス
イッチ8を経てD/A変換器9でアナログ信号化され、
搬送色信号はD/A変換器10でアナログ信号化され
る。更に、輝度信号は出力端子13及び加算回路12に
出力され、また、搬送色信号はスイッチ16を経て出力
端子14及び加算回路12に出力され、加算回路12で
輝度信号と搬送色信号とを加算して得られた複合映像信
号は出力端子15から出力される。
【0024】ここで、上記のようにD/A変換器9,1
0でアナログ化された輝度信号及び搬送色信号が、適宜
処理を受けてテープ23に記録されるまでの過程は、前
記した図17の従来技術と同様である。更に、テープ2
1から再生された信号が適宜処理を受けて、再生輝度信
号処理回路27と再生色信号処理回路28に出力される
までの過程も前記した図17の従来技術と同様である。
更にまた、再生搬送色信号については、色信号くし形フ
ィルタ32を経て出力端子14及び加算回路12に至る
までも、前記した図17の従来技術と同様の処理であ
る。
【0025】一方、本実施例においては、再生輝度信号
処理回路27で再生された輝度信号は、スイッチ3を経
てA/D変換器4に入力されディジタル化される。そし
て、輝度信号くし形フィルタ7でノイズ除去処理を受け
た後、スイッチ8を経てD/A変換器9でアナログ化さ
れ、出力端子13及び加算回路12へ出力される。
【0026】ここで、ディジタル信号処理ブロック11
の制御クロックは、撮像信号処理時(以下これをREC
1と記す)には水晶発振器31で生成され、スイッチ3
1を経てディジタル信号処理ブロック11に供給され
る。また、再生輝度信号処理時の制御クロックは、再生
色信号処理回路28から供給されるカラー・バースト信
号を4逓倍回路29で逓倍して生成され、スイッチ31
を経てディジタル信号処理ブロック11に供給される。
以上が、本第1実施例の全体の動作である。
【0027】次に、図2により本実施例におけるディジ
タル信号処理ブロック11の具体的構成と動作について
説明する。図2において、49,50は1H遅延メモ
リ、51,62は加算回路、52は2分の1減衰器、6
3はクランプ回路、64はスイッチ回路、65はメモリ
コントローラである。
【0028】次に、撮像信号処理時の動作について説明
する。図2において、まず、撮像信号にはクランプ回路
63で生成される直流電位が加算回路62で加算され、
撮像信号がA/D変換器4の入力動作範囲に入るように
制御される。そして、撮像信号はA/D変換器4でディ
ジタル化された後、スイッチ64を経て1H遅延メモリ
49に入力される。1H遅延メモリ49の入力から、前
記したC処理ブロック56、Y処理ブロック59の出力
までは、前記図20の従来技術の処理と同じである。ま
た、A/D変換器4の出力信号はクランプ回路63に入
力され、メモリーコントローラ65で生成される期間の
ディジタル値を検査して、A/D変換器4の入力電位が
制御される。C処理ブロック56の出力信号はD/A変
換器10でアナログ化され、また、Y処理ブロック59
の出力信号はスイッチ8を経てD/A変換器9に入力さ
れてアナログ化される。
【0029】次に、再生輝度信号処理時の動作について
説明する。再生輝度信号は、撮像信号と同様にクランプ
回路63によって適切な動作電位を加算回路62におい
て与えられ、A/D変換器4に入力されてディジタル化
される。ディジタル化された信号は、やはり撮像信号と
同様にクランプ回路63に入力されて適当な期間のディ
ジタル値が検査され、A/D変換器4の入力電位が制御
される。ここで、入力される信号の種類によってクラン
プする電位の基準は必ずしも同じではなく、撮像信号を
クランプする場合と再生輝度信号とではそれぞれ違った
ディジタル値を基準にするのが普通である。
【0030】クランプ回路63の1構成例を図3により
説明する。図3のデコード回路66,67は、それぞれ
入力される信号が特定の値より大きい場合にローレベル
の信号を出力し、そうでないときにはハイレベルの信号
を出力する回路である。そして、スイッチ68でその出
力信号の何れかが必要に応じて選択される。更に、この
大小判別は各信号中の特定の期間だけ有効であるからそ
の期間だけスイッチ回路69を導通させる。そして、そ
の出力信号をLPF70で適宜平滑した後、図2の電圧
加算回路62に供給する。
【0031】A/D変換器4でディジタル化された再生
輝度信号は前記したYNR41に入力され、1H遅延メ
モリ49の出力信号との間でYNR処理(輝度くし形フ
ィルタによる処理)を受ける。そして、YNR41の出
力信号はスイッチ64を経て1H遅延メモリ49に入力
される。更に、YNR41の出力信号と1H遅延メモリ
49の出力信号は前記したYくし形フィルタ48に入力
され、ノイズが除去された後、スイッチ8を経てD/A
変換器9でアナログ化される。
【0032】以上、本発明の第1実施例の構成と動作に
ついて説明してきたが、本実施例によれば、僅かなスイ
ッチの追加により再生輝度信号の処理で使用される1H
遅延手段を兼用化でき、システムの小型化及び低コスト
化の効果がある。
【0033】次に、本発明の第2実施例を図4により説
明して行く。図4において、71は色信号くし形フィル
タで、前記図17の色信号くし形フィルタ32と同等の
機能をディジタル信号処理により具現した構成となって
いる。また、72,73,74,75,77はスイッチ
回路(スイッチ)、76は複合映像信号入力端子、78
はY/C分離くし形フィルタ兼輝度信号くし形フィルタ
である。
【0034】次に、本実施例の動作について説明する。
まず、撮像信号の処理(REC1時の処理)について説
明する。センサ1で電気信号化された撮像信号を適宜処
理して輝度信号と搬送色信号が生成されるまでの過程は
第1実施例と同じである。ここで、輝度信号はD/A変
換器9でアナログ化された後、スイッチ73を経て出力
端子13から出力されると共に加算回路12に送出さ
れ、また、搬送色信号はスイッチ72を経た後、D/A
変換器10でアナログ化され、出力端子14から出力さ
れると共に加算回路12に送出され、加算回路12で得
られた複合映像信号は出力端子15から出力される。ま
た、以上のようにしてD/A変換器9でアナログ化され
た輝度信号はスイッチ74を経て記録輝度信号処理回路
17に入力され、D/A変換器10でアナログ化された
搬送色信号はスイッチ75を経て記録色信号処理回路1
8へ入力される。この記録輝度信号処理回路17及び記
録色信号処理回路18から出力された信号がテープ23
に記録されるまでの過程は第1実施例と同じである。
【0035】次に、外部入力信号に対する処理動作(以
下これをREC2と記す)について説明する。複合映像
信号入力端子76に与えられた複合映像信号はスイッチ
77を経て、Y/C分離くし形フィルタ兼輝度信号くし
形フィルタ78に入力される。そして、該フィルタ78
で輝度信号と搬送色信号とに分離された後、輝度信号は
スイッチ74を経て記録輝度信号処理回路17に、搬送
色信号はスイッチ75を経て記録色信号処理回路18に
それぞれ入力される。以降、記録輝度信号処理回路17
及び記録色信号処理回路18から出力された信号がテー
プ23に記録されるまでの過程は撮像信号処理時と同じ
である。また、Y/C分離くし形フィルタ兼輝度信号く
し形フィルタ78からの輝度信号と搬送色信号が出力端
子13〜15から出力される処理も撮像信号処理時と同
じである。
【0036】次に、再生信号に対する処理について説明
する。テープ23から再生された信号が適宜処理を受け
て再生輝度信号処理回路27と再生搬送色信号処理回路
28に出力されるまでの処理は第1実施例と同じであ
る。そして、再生輝度信号処理回路27の出力信号はス
イッチ77を経て、Y/C分離くし形フィルタ兼輝度信
号くし形フィルタ78に入力される。再生輝度信号はこ
こでノイズ成分が除去された後、スイッチ73を経て前
述のように出力される。一方、再生色信号処理回路28
の出力信号はスイッチ3を経た後、A/D変換器4でデ
ィジタル化される。そして、色信号くし形フィルタ71
に入力されてそのノイズ成分が除去された後、スイッチ
72を経てD/A変換器10でアナログ化され、以降は
前述のように出力される。以上が本第2実施例の全体動
作である。
【0037】次に、前記色信号くし形フィルタ71の1
構成例を図5により説明する。図5において、49,5
0は1H遅延メモリ、81,90は位相反転回路、8
2,83,87は入力される2信号のうち小さい方を出
力する最小値回路、84,85,86は入力される2信
号のうち大きい方を出力する最大値回路、88は加算回
路、89は2分の1減衰器である。
【0038】続いて、動作について説明する。図5にお
いて、搬送色信号は1H遅延メモリ49,50に連続し
て入力される。このうち、1H遅延メモリ49の出力信
号は位相反転回路81で位相反転される。これによっ
て、現在入力信号と1H遅延信号と2H遅延信号の搬送
色信号は同相となる。従って、3ラインとも垂直方向の
相関があれば全てのデータはそれぞれ近接した値とな
り、何れの信号が最大値回路84及び最小値回路87に
出力されても最終的な出力は同じになる。一方、3ライ
ン中隣接する2ラインの相関がある場合には、それらの
信号が最大値回路84及び最小値回路87に出力され、
加算回路88及び減衰器89及び位相反転回路90で処
理されて出力される。以上の様にして適応的な色信号く
し形フィルタが構成される。
【0039】次に、Y/C分離くし形フィルタ兼輝度信
号くし形フィルタ78の1構成例を図6により説明す
る。図6において、91はBPF、92は1H遅延回
路、93はBPF91と同量の遅延量を有する遅延回
路、94,98は減算回路、95はリミタ回路、96は
スイッチ回路である。
【0040】次に、動作について説明する。まず、Y/
C分離くし形フィルタとして動作する場合(記録時)に
ついて説明する。複合映像信号は1H遅延回路92に入
力され、減算回路94で1H遅延後の信号から現在信号
を減算して搬送色信号成分を抽出する。そして、この信
号をBPF91に入力して色信号帯域に制限した後、搬
送色信号として出力する。更に、1H遅延回路92の出
力信号を遅延回路93に入力してBPF91と同量遅延
させて時間合わせを行う。そして、減算回路98におい
て、遅延回路93の出力信号からBPF91の出力信号
を減算して輝度信号成分を抽出し、輝度信号として出力
する。次に、輝度信号くし形フィルタとして動作する場
合(再生時)について説明する。再生輝度信号が1H遅
延回路92に入力されてからBPF91,遅延回路93
に出力されるまでの処理はY/C分離くし形フィルタの
場合と同じである。そして、BPF91の出力信号はリ
ミタ回路95に入力され、小信号成分だけが抽出され
る。この信号成分がノイズ信号と考えられるので、減算
回路98において、DL93の出力信号からリミタ回路
95の出力信号を減算し、ノイズ成分を除去して、輝度
信号として出力する。
【0041】図7は、本実施例のディジタル信号処理ブ
ロック11の構成例を示しており、色信号くし形フィル
タ71による処理は図5で説明した通りであり、また、
他の処理は第1実施例の図2のそれとほぼ同様である。
【0042】以上が本第2実施例の構成と動作である。
本実施例によれば、僅かなスイッチの追加により色信号
くし形フィルタに用いられる1H遅延手段を兼用化で
き、システムの小型化及びコストの低減を実現すること
ができる。また、本実施例によれば、従来そのシステム
規模の大きさから登載を敬遠されていた3ライン色信号
くし形フィルタを安価に構成でき、より一層の高画質化
を図れる効果がある。
【0043】次に、本発明の第3実施例の構成と動作を
図8により説明する。図8において、102は同期信号
分離回路、103は910逓倍回路、104はA/D変
換器、105はタイム・ベース・コレクタ(時間軸誤差
補正)輝度信号処理回路(以下TBC輝度信号処理回路
と記す)、106はタイム・ベース・コレクタ色信号処
理回路(以下TBC色信号処理回路と記す)である。
【0044】次に、本実施例の動作について説明する。
尚、撮像信号の処理については前記実施例と概ね同一の
構成並びに処理を行っているのでその説明は省略する。
再生輝度信号処理回路27の出力信号を輝度信号くし形
フィルタ34に入力し、再生輝度信号のノイズ成分を除
去する。そして、その再生輝度信号はスイッチ3を経て
A/D変換器4に入力されると共に、同期分離回路10
2に入力される。A/Dされた再生輝度信号はTBC輝
度信号処理回路105で適宜処理された後、スイッチ8
を経てD/A変換器9でアナログ化されて出力される。
一方、再生色信号処理回路28で再生された搬送色信号
は、色信号くし形フィルタ32でノイズ除去を行われた
後、A/D変換器104でディジタル化される。ディジ
タル化された搬送色信号はTBC色信号処理回路106
で適宜処理された後、スイッチ72を経てD/A変換器
10でアナログ化されて出力される。また、TBC輝度
信号処理回路105,TBC色信号処理回路106の制
御クロックは、同期信号分離回路102の出力する同期
信号を910逓倍回路103で逓倍して生成され、ディ
ジタル信号処理ブロック11に供給されている。
【0045】次に、TBC輝度信号処理回路105とT
BC色信号処理回路106の1構成例を図9により説明
する。図9において、107,108はメモリ、109
は再サンプリング処理回路、110は書き込み側メモリ
コントローラ、111は読み出し側メモリコントロー
ラ、112は基準同期信号発生回路、113は位相比較
回路、114は信号間引き処理回路、115はパラレル
・シリアル変換回路(以下P/S変換回路と記す)、1
16はシリアル・パラレル変換回路(以下S/P変換回
路と記す)、117は再サンプリング及び補間処理回路
である。
【0046】次に、動作を説明する。図9において、再
生輝度信号はA/D変換器4でディジタル化された後、
メモリ107に入力される。また、再生搬送色信号はA
/D変換器104でディジタル化された後、信号間引き
処理回路114で、カラー帯域を再現するために必要と
考えられるだけのデータを残し、他のデータを間引く処
理を受ける。そして、適当なビット長となるようにP/
S変換回路115でデータの並列直列変換を行った後、
メモリ108に入力される。以上のメモリ107,10
8への書き込み動作は、再生同期信号を基準とする書き
込み側メモリコントローラ110によって制御される。
また、A/D変換器4,A/D104変換器でのサンプ
リングからメモリ107,108への書き込みまでのデ
ィジタル信号処理は、図8に示した910逓倍回路10
3によって生成された制御クロックによって処理され
る。
【0047】一方、メモリ107から読み出された再生
輝度信号は、位相比較回路113の位相差から1サンプ
リング期間以下の時間軸変動を補正するために、再サン
プリング処理回路109で再サンプリング処理が施され
る。そして、D/A変換器9でアナログ化されて出力さ
れる。また、メモリ108から読み出された再生色信号
は、S/P変換回路116でデータの直列並列変換を行
った後、再サンプリング及び補間処理回路117で輝度
信号と同様に再サンプリング処理を受け、更に、書き込
み時に廃棄したデータを復元するための補間処理が行わ
れる。そして、D/A変換器10でアナログ信号化され
て出力される。以上のメモリからの読み出し動作は基準
同期信号発生回路112の出力する同期信号を基準とす
る読み出し側メモリコントローラ111によって制御さ
れる。また、メモリ107,108の読み出しからD/
A変換器9,D/A変換器10のアナログ化までの信号
処理は、図8に示した水晶発振器30によって生成され
る制御クロックによって処理される。
【0048】次に、上記色信号の間引き処理を行った場
合のメモリ上でのデータフォーマットの1例を図10に
より説明する。撮像信号を処理する場合には、その信号
のS/N比の劣化を極力防止したいので、同図に示すよ
うに例えば1サンプリングデータ当たり10bitのエ
リアが与えられている。一方、再生信号はその記録再生
処理によって、S/N比が多少劣化しているので、再生
信号のS/N比に更なる劣化を及ぼさないデータ長とし
ては、1サンプリングデータ当たり8bitあれば充分
である。この様に記録時に比べて再生時の信号処理エリ
アは少なくて済む。そこで、その領域を利用して色信号
を遅延することによりメモリの有効利用を図ることがで
きる。
【0049】尚、本実施例のディジタル信号処理ブロッ
ク11の構成例が図11に示されており、TBC輝度信
号処理回路105とTBC色信号処理回路106は図9
で説明した通りである。また図11において、119は
加算回路、120はクランプ回路であり、TBC輝度信
号処理回路105とTBC色信号処理回路106以外の
処理は前記実施例のそれとほぼ同様である。
【0050】斯様に本実施例によれば、比較的安価に時
間軸補正を行うシステムを実現できる効果がある。
【0051】次に、本発明の第4実施例を図12により
説明する。本実施例は、外部より与えられる複合映像信
号用のY/C分離くし形フィルタ121を、輝度信号生
成回路及び搬送色信号生成回路のシステム資源を利用し
て構成した例である。本実施例における撮像信号の処理
(REC1)も、前記各実施例と概ね同等の構成並びに
処理を行っている。外部入力信号の処理(REC2)時
には、複合映像信号入力端子76に与えられた複合映像
信号は、スイッチ3を経てA/D変換器4でディジタル
化された後Y/C分離くし形フィルタ121に入力さ
れ、輝度信号と搬送色信号とに分離される。そして、輝
度信号はスイッチ8を経てD/A変換器9でアナログ化
され、搬送色信号はスイッチ72を経てD/A変換器1
0でアナログ化され、それぞれ前述と同様に出力され
る。
【0052】図13に、Y/C分離くし形フィルタ12
1の1構成例を示す。このY/C分離くし形フィルタ1
21での処理の主たる構成は、前記した図5の色信号く
し形フィルタ71と同じである。そこでその異なる部分
を簡単に説明すると、はじめに各信号をBPF122,
123によって色信号帯域に制限し、その後、色信号く
し形フィルタで搬送色信号を抽出する。この信号と、遅
延回路124で適宜遅延して時間合わせを行った複合映
像信号とを減算回路125で減算し、輝度信号を得る構
成となっている。
【0053】尚、本実施例のディジタル信号処理ブロッ
ク11の構成例を図14に示す。Y/C分離くし形フィ
ルタ121での処理は上述した通りであり、他の処理は
前記実施例のそれとほぼ同様である。
【0054】斯様に本実施例によれば、比較的システム
規模を増大させずに、適応的なY/C分離くし形フィル
タを構成できる効果がある。
【0055】次に、本発明の第5実施例を図15により
説明する。本実施例は前記した第1実施例と第2実施例
と第4実施例を合成した構成となっていて、各部の動作
は第1,2,4実施例から明らかである。
【0056】また、図16は本実施例のディジタル信号
処理ブロック11の構成例を示している。ここで本実施
例では同図に示すように、再生時の輝度くし形フィルタ
と、3ラインの色信号くし形フィルタを同時に実現する
ために、色信号側の処理で、メモリ入力前でデータの間
引きを行い、くし形フィルタの出力でその補間を行って
いる。
【0057】斯様に本実施例によれば、遅延手段等を兼
用化でき、システムの小型化とコスト低減とを達成で
き、また、3ライン色信号くし形フィルタを安価に構成
でき、より一層の高画質化を図れる。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来の映
像信号磁気記録再生装置で数多く使用されていた1水平
走査期間の遅延手段数を低減でき、コストの低減及びよ
り一層の回路の小型化が実現できる効果がある。更に、
従来アナログ信号処理で構成されていた遅延手段を必要
とする信号処理回路がディジタル化されるため、調整数
の低減と経時変化に対する劣化を防止する効果もある。
また、上記信号処理回路の兼用化を行わない場合には、
コスト及び回路規模を余り増加させることなく高機能な
信号処理回路を追加して高画質化を図ることができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る映像信号磁気記録再
生装置の要部構成を示すブロック図である。
【図2】図1のディジタル信号処理ブロックの構成例を
示すブロック図である。
【図3】図2のクランプ回路の1構成例を示すブロック
図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る映像信号磁気記録再
生装置の要部構成を示すブロック図である。
【図5】図4の色信号くし形フィルタの1構成例を示す
ブロック図である。
【図6】図4のY/C分離くし形フィルタ兼輝度信号く
し形フィルタの1構成例を示すブロック図である。
【図7】図4のディジタル信号処理ブロックの構成例を
示すブロック図である。
【図8】本発明の第3実施例に係る映像信号磁気記録再
生装置の要部構成を示すブロック図である。
【図9】図8のタイム・ベース・コレクタ輝度信号処理
回路とタイム・ベース・コレクタ色信号処理回路の1構
成例を示すブロック図である。
【図10】本発明の第3実施例による記録時と再生時で
のメモリの使用形態の1例を示す説明図である。
【図11】図8のディジタル信号処理ブロックの構成例
を示すブロック図である。
【図12】本発明の第4実施例に係る映像信号磁気記録
再生装置の要部構成を示すブロック図である。
【図13】図12のY/C分離くし形フィルタの1構成
例を示すブロック図である。
【図14】図12のディジタル信号処理ブロックの構成
例を示すブロック図である。
【図15】本発明の第5実施例に係る映像信号磁気記録
再生装置の要部構成を示すブロック図である。
【図16】図16のディジタル信号処理ブロックの構成
例を示すブロック図である。
【図17】従来技術による映像信号磁気記録再生装置の
要部構成を示すブロック図である。
【図18】図17の色信号くし形フィルタの1構成例を
示すブロック図である。
【図19】図17の輝度信号くし形フィルタの1構成例
を示すブロック図である。
【図20】図17の輝度信号生成回路及び搬送色信号生
成回路の1構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 撮像手段(センサ) 2 撮像信号増幅回路 3 スイッチ回路(スイッチ) 4 アナログ・ディジタル変換器(A/D変換器) 5 輝度信号生成回路 6 搬送色信号生成回路 7 輝度信号くし形フィルタ 8 スイッチ回路(スイッチ) 9,10 ディジタル・アナログ変換器(D/A変換
器) 11 ディジタル信号処理ブロック 17 記録輝度信号処理回路 18 記録色信号処理回路 19 加算回路 20 記録信号増幅回路 22 シリンダ・ヘッド 23 テープ 24 再生信号増幅回路 25 高域ろ波回路(HPF) 26 低域ろ波回路(LPF) 27 再生輝度信号処理回路 28 再生色信号処理回路 29 バースト信号逓倍回路 30 水晶発振器 31 スイッチ回路(スイッチ) 49,50 1H(水平走査期間)遅延メモリ 63 クランプ回路 71 色信号くし形フィルタ 72,77 スイッチ回路(スイッチ) 102 同期信号分離回路 103 同期信号逓倍回路 104 アナログ・ディジタル変換器(A/D変換器) 105 タイム・ベース・コレクタ(TBC)輝度信号
処理回路 106 タイム・ベース・コレクタ(TBC)色信号処
理回路 120 クランプ回路 121 Y/C(輝度信号/搬送色信号)分離くし形フ
ィルタ 127 スイッチ回路(スイッチ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多田 行伸 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を電気信号に変換する撮像手段と、該
    撮像手段の出力信号を適宜増幅する増幅手段と、該増幅
    手段の出力信号をアナログ信号からディジタル信号に変
    換するアナログ・ディジタル変換手段と、該アナログ・
    ディジタル変換手段の出力信号を適宜処理して映像信号
    を生成する第1のディジタル映像信号処理手段と、該第
    1のディジタル映像信号処理手段の出力信号をディジタ
    ル信号からアナログ信号に変換するディジタル・アナロ
    グ変換手段と、該ディジタル・アナログ変換手段の出力
    信号を適宜処理して記録映像信号を生成する記録映像信
    号処理手段と、該記録映像信号処理手段の出力信号を磁
    気記録媒体に記録し、また該磁気記録媒体から信号を再
    生する磁気ヘッドと、該磁気ヘッドの再生出力信号を適
    宜処理して再生映像信号を生成する再生映像信号処理手
    段とを具備した映像信号磁気記録再生装置であって、 前記撮像手段の出力信号を適宜増幅する前記増幅手段の
    出力信号と前記再生映像処理手段の出力信号とを切り換
    えて前記アナログ・ディジタル変換手段へ供給する第1
    のスイッチ手段と、ディジタル信号に変換された前記再
    生映像処理手段の出力信号を適宜処理して再生出力映像
    信号を生成する第2のディジタル映像信号処理手段と、
    安定なクロックを発生する第1のクロック発生手段と、
    前記再生映像処理手段の出力信号あるいはその部分的信
    号に同期したクロックを発生する第2のクロック発生手
    段と、前記第1のクロック発生手段のクロックと前記第
    2のクロック発生手段のクロックとを切り換えて前記ア
    ナログ・ディジタル変換手段へ供給する第2のスイッチ
    手段を備え、前記第1のスイッチ手段が前記増幅手段の
    出力信号を選択する場合は前記第2のスイッチ手段が前
    記第1のクロック発生手段のクロックを選択し、前記第
    1のスイッチ手段が前記再生映像処理手段の出力信号を
    選択する場合は前記第2のスイッチ手段が前記第2のク
    ロック発生手段のクロックを選択するようにしたことを
    特徴とする映像信号磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 光を電気信号に変換する撮像手段と、該
    撮像手段の出力信号を適宜増幅する増幅手段と、該増幅
    手段の出力信号をアナログ信号からディジタル信号に変
    換するアナログ・ディジタル変換手段と、該アナログ・
    ディジタル変換手段の出力信号を適宜処理して輝度信号
    を生成する輝度信号生成手段と、前記アナログ・ディジ
    タル変換手段の出力信号を適宜処理して搬送色信号を得
    る搬送色信号生成手段と、前記輝度信号生成手段の出力
    信号をディジタル信号からアナログ信号に変換する第1
    のディジタル・アナログ変換手段と、前記搬送色信号生
    成手段の出力信号をディジタル信号からアナログ信号に
    変換する第2のディジタル・アナログ変換手段と、前記
    第1のディジタル・アナログ変換手段の出力信号を適宜
    処理して記録輝度信号を生成する記録輝度信号処理手段
    と、前記第2のディジタル・アナログ変換手段の出力信
    号を適宜処理して記録色信号を生成する記録色信号処理
    手段と、前記記録輝度信号生成手段の出力信号と前記記
    録色信号生成手段の出力信号を加算して記録映像信号を
    生成する加算手段と、該加算手段の出力信号を適宜増幅
    して所望の記録電流を得る記録信号増幅手段と、該記録
    信号増幅手段の出力信号を磁気記録媒体に記録し、また
    該磁気記録媒体から信号を再生する磁気ヘッドと、該磁
    気ヘッドの再生出力信号を適宜増幅する再生信号増幅手
    段と、該再生信号増幅手段の出力信号から再生輝度信号
    成分を分離する高域ろ波手段と、前記再生信号増幅手段
    の出力信号から再生色信号成分を分離する低域ろ波手段
    と、前記高域ろ波手段の出力信号を適宜処理して再生輝
    度信号を生成する第1の再生輝度信号処理手段と、前記
    低域ろ波手段の出力信号を適宜処理して再生搬送色信号
    を生成する再生色信号処理手段とを具備した映像信号磁
    気記録再生装置であって、 前記撮像手段の出力信号を適宜増幅する前記増幅手段の
    出力信号と前記第1の再生輝度信号処理手段の出力信号
    とを切り替えて前記アナログ・ディジタル変換手段へ入
    力する第1の信号切り替え手段と、前記アナログ・ディ
    ジタル変換手段の出力信号を適宜処理する第2の再生輝
    度信号処理手段と、該第2の再生輝度信号処理手段の出
    力信号と前記輝度信号生成手段の出力信号を切り替えて
    前記第1のディジタル・アナログ変換手段に入力する第
    2の切り替え手段とを具備したことを特徴とする映像信
    号磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載において、 水晶振動子によって制御クロックを生成する水晶発振手
    段と、前記第1の再生輝度信号処理手段の出力信号の同
    期信号かまたは前記再生色信号処理手段の出力信号の色
    副搬送波の何れかを適宜逓倍して制御クロックを生成す
    る逓倍手段と、前記水晶発振手段の出力信号と前記逓倍
    手段の出力信号とを切り替えて、前記アナログ・ディジ
    タル変換手段から前記第1及び第2のディジタル・アナ
    ログ変換手段までの各手段のうちの少なくとも一つを制
    御するためのクロックを供給する第3の信号切り替え手
    段とを具備したことを特徴とする映像信号磁気記録再生
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載において、 前記輝度信号生成手段または前記搬送色信号生成手段は
    少なくとも1水平走査期間の遅延手段をその内部に具備
    し、前記第2の再生輝度信号処理手段は少なくとも1水
    平走査期間の遅延手段をその内部に必要とする手段であ
    って、この第2の再生輝度信号処理手段の1水平走査期
    間の遅延手段は、前記輝度信号生成手段または前記搬送
    色信号生成手段の前記1水平走査期間の遅延手段と兼用
    されることを特徴とする映像信号磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載において、 前記アナログ・ディジタル変換手段の出力信号が特定の
    期間に特定の値となっていることを検知する第1と第2
    のディジタル値デコード手段と、該第1と第2のディジ
    タル値デコード手段の出力信号を切り替える信号切り替
    え手段と、該信号切り替え手段の出力信号から前記アナ
    ログ・ディジタル変換手段の入力直流電位を生成する直
    流電位生成手段とを具備したことを特徴とする映像信号
    磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】 光を電気信号に変換する撮像手段と、該
    撮像手段の出力信号を適宜増幅する増幅手段と、該増幅
    手段の出力信号をアナログ信号からディジタル信号に変
    換するアナログ・ディジタル変換手段と、該アナログ・
    ディジタル変換手段の出力信号を適宜処理して輝度信号
    を生成する輝度信号生成手段と、前記アナログ・ディジ
    タル変換手段の出力信号を適宜処理して搬送色信号を得
    る搬送色信号生成手段と、前記輝度信号生成手段の出力
    信号をディジタル信号からアナログ信号に変換する第1
    のディジタル・アナログ変換手段と、前記搬送色信号生
    成手段の出力信号をディジタル信号からアナログ信号に
    変換する第2のディジタル・アナログ変換手段と、前記
    第1のディジタル・アナログ変換手段の出力信号を適宜
    処理して記録輝度信号を生成する記録輝度信号処理手段
    と、前記第2のディジタル・アナログ変換手段の出力信
    号を適宜処理して記録色信号を生成する記録色信号処理
    手段と、前記記録輝度信号生成手段の出力信号と前記記
    録色信号生成手段の出力信号を加算して記録映像信号を
    生成する加算手段と、該加算手段の出力信号を適宜増幅
    して所望の記録電流を得る記録信号増幅手段と、該記録
    信号増幅手段の出力信号を磁気記録媒体に記録し、また
    該磁気記録媒体から信号を再生する磁気ヘッドと、該磁
    気ヘッドの再生出力信号を適宜増幅する再生信号増幅手
    段と、該再生信号増幅手段の出力信号から再生輝度信号
    成分を分離する高域ろ波手段と、前記再生信号増幅手段
    の出力信号から再生色信号成分を分離する低域ろ波手段
    と、前記高域ろ波手段の出力信号を適宜処理して再生輝
    度信号を生成する再生輝度信号処理手段と、前記低域ろ
    波手段の出力信号を適宜処理して再生搬送色信号を生成
    する第1の再生色信号処理手段とを具備した映像信号磁
    気記録再生装置であって、 前記撮像手段の出力信号を適宜増幅する前記増幅手段の
    出力信号と前記第1の再生色信号処理手段の出力信号と
    を切り替えて前記アナログ・ディジタル変換手段へ入力
    する第1の信号切り替え手段と、前記アナログ・ディジ
    タル変換手段の出力信号を適宜処理する第2の再生色信
    号処理手段と、該第2の再生色信号処理手段の出力信号
    と前記搬送色信号生成手段の出力信号を切り替えて前記
    第2のディジタル・アナログ変換手段に入力する第2の
    切り替え手段とを具備したことを特徴とする映像信号磁
    気記録再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載において、 水晶振動子によって制御クロックを生成する水晶発振手
    段と、前記再生輝度信号処理手段の出力信号の同期信号
    かまたは前記第1の再生色信号処理手段の出力信号の色
    副搬送波の何れかを適宜逓倍して制御クロックを生成す
    る逓倍手段と、前記水晶発振手段の出力信号と前記逓倍
    手段の出力信号とを切り替えて、前記アナログ・ディジ
    タル変換手段から前記第1及び第2のディジタル・アナ
    ログ変換手段までの各手段のうちの少なくとも一つを制
    御するためのクロックを供給する第3の信号切り替え手
    段とを具備したことを特徴とする映像信号磁気記録再生
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載において、 前記輝度信号生成手段または前記搬送色信号生成手段は
    少なくとも1水平走査期間の遅延手段をその内部に具備
    し、前記第2の再生色信号処理手段は少なくとも1水平
    走査期間の遅延手段をその内部に必要とする手段であっ
    て、この第2の再生色信号処理手段の1水平走査期間の
    遅延手段は、前記輝度信号生成手段または前記搬送色信
    号生成手段の前記1水平走査期間の遅延手段と兼用され
    ることを特徴とする映像信号磁気記録再生装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載において、 前記アナログ・ディジタル変換手段の出力信号が特定の
    期間に特定の値となっていることを検知する第1と第2
    のディジタル値デコード手段と、該第1と第2のディジ
    タル値デコード手段の出力信号を切り替える信号切り替
    え手段と、該第信号切り替え手段の出力信号から前記ア
    ナログ・ディジタル変換手段の入力直流電位を生成する
    直流電位生成手段とを具備したことを特徴とする映像信
    号磁気記録再生装置
  10. 【請求項10】 光を電気信号に変換する撮像手段と、
    該撮像手段の出力信号を適宜増幅する増幅手段と、該増
    幅手段の出力信号をアナログ信号からディジタル信号に
    変換するアナログ・ディジタル変換手段と、該アナログ
    ・ディジタル変換手段の出力信号を適宜処理して輝度信
    号を生成する輝度信号生成手段と、前記アナログ・ディ
    ジタル変換手段の出力信号を適宜処理して搬送色信号を
    得る搬送色信号生成手段と、前記輝度信号生成手段の出
    力信号をディジタル信号からアナログ信号に変換する第
    1のディジタル・アナログ変換手段と、前記搬送色信号
    生成手段の出力信号をディジタル信号からアナログ信号
    に変換する第2のディジタル・アナログ変換手段と、前
    記第1のディジタル・アナログ変換手段の出力信号を適
    宜処理して記録輝度信号を生成する第1の記録輝度信号
    処理手段と、前記第2のディジタル・アナログ変換手段
    の出力信号を適宜処理して記録色信号を生成する第1の
    記録色信号処理手段と、前記第1の記録輝度信号生成手
    段の出力信号と前記第1の記録色信号生成手段の出力信
    号を加算して記録映像信号を生成する加算手段と、該加
    算手段の出力信号を適宜増幅して所望の記録電流を得る
    記録信号増幅手段と、該記録信号増幅手段の出力信号を
    磁気記録媒体に記録し、また該磁気記録媒体から信号を
    再生する磁気ヘッドと、該磁気ヘッドの再生出力信号を
    適宜増幅する再生信号増幅手段と、該再生信号増幅手段
    の出力信号から再生輝度信号成分を分離する高域ろ波手
    段と、前記再生信号増幅手段の出力信号から再生色信号
    成分を分離する低域ろ波手段と、前記高域ろ波手段の出
    力信号を適宜処理して再生輝度信号を生成する再生輝度
    信号処理手段と、前記低域ろ波手段の出力信号を適宜処
    理して再生搬送色信号を生成する再生色信号処理手段と
    を具備した映像信号磁気記録再生装置であって、 前記撮像手段の出力信号を適宜増幅する前記増幅手段の
    出力信号と外部より入力される複合映像信号または輝度
    信号または搬送色信号の何れかとを切り替えて前記アナ
    ログ・ディジタル変換手段へ入力する第1の信号切り替
    え手段と、前記アナログ・ディジタル変換手段の出力信
    号を適宜処理する記録複合映像信号処理または第2の記
    録輝度信号処理または第2の記録搬送色信号処理を行う
    手段と、該記録複合映像信号処理または第2の記録輝度
    信号処理または第2の記録搬送色信号処理を行う手段の
    出力信号と前記輝度信号生成手段または前記記録搬送色
    信号生成手段の少なくとも何れか一方の出力信号とを切
    り替えて前記第1または第2のディジタル・アナログ変
    換手段に入力する第2の切り替え手段とを具備したこと
    を特徴とする映像信号磁気記録再生装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載において、 水晶振動子によって制御クロックを生成する水晶発振手
    段と、前記外部より入力される複合映像信号または輝度
    信号または搬送色信号の同期信号かまたは色副搬送波の
    何れかを適宜逓倍して制御クロックを生成する逓倍手段
    と、前記水晶発振手段の出力信号と前記逓倍手段の出力
    信号とを切り替えて、前記アナログ・ディジタル変換手
    段から前記第1及び第2のディジタル・アナログ変換手
    段までの各手段のうちの少なくとも一つを制御するため
    のクロックを供給する第3の信号切り替え手段とを具備
    したことを特徴とする映像信号磁気記録再生装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載において、 前記輝度信号生成手段または前記搬送色信号生成手段は
    少なくとも1水平走査期間の遅延手段をその内部に具備
    し、前記記録複合映像信号処理または第2の記録輝度信
    号処理または第2の記録搬送色信号処理を行う手段は少
    なくとも1水平走査期間の遅延手段をその内部に必要す
    る手段であって、この記録複合映像信号処理または第2
    の記録輝度信号処理または第2の記録搬送色信号処理を
    行う手段の1水平走査期間の遅延手段は、前記輝度信号
    生成手段または前記搬送色信号生成手段の前記1水平走
    査期間の遅延手段と兼用されることを特徴とする映像信
    号磁気記録再生装置。
  13. 【請求項13】 請求項11記載において、 前記アナログ・ディジタル変換手段の出力信号が特定の
    期間に特定の値となっていることを検知する第1と第2
    のディジタル値デコード手段と、該第1と第2のディジ
    タル値デコード手段の出力信号を切り替える信号切り替
    え手段と、該信号切り替え手段の出力信号から前記アナ
    ログ・ディジタル変換手段の入力直流電位を生成する直
    流電位生成手段とを具備したことを特徴とする映像信号
    磁気記録再生装置。
  14. 【請求項14】 光を電気信号に変換する撮像手段と、
    該撮像手段の出力信号を適宜増幅する増幅手段と、該増
    幅手段の出力信号をアナログ信号からディジタル信号に
    変換するアナログ・ディジタル変換手段と、該アナログ
    ・ディジタル変換手段の出力信号を適宜処理して輝度信
    号を生成する輝度信号生成手段と、前記アナログ・ディ
    ジタル変換手段の出力信号を適宜処理して搬送色信号を
    得る搬送色信号生成手段と、前記輝度信号生成手段の出
    力信号をディジタル信号からアナログ信号に変換する第
    1のディジタル・アナログ変換手段と、前記搬送色信号
    生成手段の出力信号をディジタル信号からアナログ信号
    に変換する第2のディジタル・アナログ変換手段と、前
    記第1のディジタル・アナログ変換手段の出力信号を適
    宜処理して記録輝度信号を生成する第1の記録輝度信号
    処理手段と、前記第2のディジタル・アナログ変換手段
    の出力信号を適宜処理して記録色信号を生成する第1の
    記録色信号処理手段と、前記第1の記録輝度信号生成手
    段の出力信号と前記第1の記録色信号生成手段の出力信
    号を加算して記録映像信号を生成する加算手段と、該加
    算手段の出力信号を適宜増幅して所望の記録電流を得る
    記録信号増幅手段と、該記録信号増幅手段の出力信号を
    磁気記録媒体に記録し、また該磁気記録媒体から信号を
    再生する磁気ヘッドと、該磁気ヘッドの再生出力信号を
    適宜増幅する再生信号増幅手段と、該再生信号増幅手段
    の出力信号から再生輝度信号成分を分離する高域ろ波手
    段と、前記再生信号増幅手段の出力信号から再生色信号
    成分を分離する低域ろ波手段と、前記高域ろ波手段の出
    力信号を適宜処理して再生輝度信号を生成する第1の再
    生輝度信号処理手段と、前記低域ろ波手段の出力信号を
    適宜処理して再生搬送色信号を生成する第1の再生色信
    号処理手段とを具備した映像信号磁気記録再生装置であ
    って、 前記撮像手段の出力信号を適宜増幅する前記増幅手段の
    出力信号と外部より入力される複合映像信号または輝度
    信号または搬送色信号と前記第1の再生輝度信号処理手
    段または前記第1の再生色信号処理手段の出力信号とを
    切り替えて前記アナログ・ディジタル変換手段へ入力す
    る第1の信号切り替え手段と、前記アナログ・ディジタ
    ル変換手段の出力信号を適宜処理する記録複合映像信号
    処理または第2の記録輝度信号処理または第2の記録搬
    送色信号処理を行う手段と、前記アナログ・ディジタル
    変換手段の出力信号を適宜処理する第2の再生輝度信号
    処理手段または第2の再生色信号処理手段と、該第2の
    再生輝度信号処理手段または第2の再生色信号処理手段
    の出力信号、もしくは前記記録複合映像信号処理または
    第2の記録輝度信号処理または第2の記録搬送色信号処
    理を行う手段の出力信号を、前記輝度信号生成手段また
    は前記記録搬送色信号生成手段の少なくとも何れか一方
    の出力信号と切り替えて前記第1または第2のディジタ
    ル・アナログ変換手段に入力する第2の切り替え手段と
    を具備したことを特徴とする映像信号磁気記録再生装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載において、 水晶振動子によって制御クロックを生成する水晶発振手
    段と、前記外部より入力される複合映像信号または輝度
    信号または搬送色信号、もしくは前記第1の再生輝度信
    号処理手段または前記第1の再生色信号処理手段の出力
    信号の同期信号かまたは色副搬送波の何れかを適宜逓倍
    して制御クロックを生成する逓倍手段と、前記水晶発振
    手段の出力信号と前記逓倍手段の出力信号を切り替え
    て、前記アナログ・ディジタル変換手段から前記第1及
    び第2のディジタル・アナログ変換手段までの各手段の
    うちの少なくとも一つを制御するためのクロックを供給
    する第3の信号切り替え手段とを具備したことを特徴と
    する映像信号磁気記録再生装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載において、 前記輝度信号生成手段または前記搬送色信号生成手段は
    少なくとも1水平走査期間の遅延手段をその内部に具備
    し、前記記録複合映像信号処理または第2の記録輝度信
    号処理または第2の記録搬送色信号処理を行う手段は少
    なくとも1水平走査期間の遅延手段をその内部に必要す
    る手段であり、また、前記第2の再生輝度信号処理手段
    または前記第2の再生色信号処理手段も少なくとも1水
    平走査期間の遅延手段をその内部に必要する手段であっ
    て、前記記録複合映像信号処理または第2の記録輝度信
    号処理または第2の記録搬送色信号処理を行う手段の1
    水平走査期間の遅延手段、もしくは前記第2の再生輝度
    信号処理手段または前記第2の再生色信号処理手段の1
    水平走査期間の遅延手段の少なくとも一方は、前記輝度
    信号生成手段または前記搬送色信号生成手段の前記1水
    平走査期間の遅延手段と兼用されることを特徴とする映
    像信号磁気記録再生装置。
  17. 【請求項17】 請求項15記載において、 前記アナログ・ディジタル変換手段の出力信号が特定の
    期間に特定の値となっていることを検知する第1と第2
    と第3のディジタル値デコード手段と、該第1と第2と
    第3のディジタル値デコード手段の出力信号を切り替え
    る信号切り替え手段と、該信号切り替え手段の出力信号
    から前記アナログ・ディジタル変換手段の入力直流電位
    を生成する直流電位生成手段とを具備したことを特徴と
    する映像信号磁気記録再生装置。
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