JPH0653735U - ストップレバーシャフトの支持装置 - Google Patents
ストップレバーシャフトの支持装置Info
- Publication number
- JPH0653735U JPH0653735U JP9341992U JP9341992U JPH0653735U JP H0653735 U JPH0653735 U JP H0653735U JP 9341992 U JP9341992 U JP 9341992U JP 9341992 U JP9341992 U JP 9341992U JP H0653735 U JPH0653735 U JP H0653735U
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- JP
- Japan
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- lever shaft
- stop lever
- stop
- governor housing
- governor
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- Pending
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- High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ストップレバーシャフトの軸方向へのがた付
きが余り大きくならないストップレバーシャフトの支持
装置を提供する。 【構成】 アルミニウム製のガバナハウジング5の壁部
5aを貫通するストップレバーシャフト15を支持する
ためのストップレバーシャフトの支持装置である。スト
ップレバーシャフト15が貫通する鉄鋼製のつば23a
付きブシュ23をガバナハウジング5の壁部5aに圧入
し、このブシュ23のつばにストップレバーシャフト1
5に固定されたストップリング25を当接し、このスト
ップリング25を、ガバナハウジング5の壁部5aにね
じ込まれた鉄鋼製のプラグ29で押えたことを特徴とす
る。
きが余り大きくならないストップレバーシャフトの支持
装置を提供する。 【構成】 アルミニウム製のガバナハウジング5の壁部
5aを貫通するストップレバーシャフト15を支持する
ためのストップレバーシャフトの支持装置である。スト
ップレバーシャフト15が貫通する鉄鋼製のつば23a
付きブシュ23をガバナハウジング5の壁部5aに圧入
し、このブシュ23のつばにストップレバーシャフト1
5に固定されたストップリング25を当接し、このスト
ップリング25を、ガバナハウジング5の壁部5aにね
じ込まれた鉄鋼製のプラグ29で押えたことを特徴とす
る。
Description
【0001】
本考案は、列型燃料噴射ポンプ等に付設されるガバナのストップレバーシャフ トを支持するための構造に関する。
【0002】
一般に、列型燃料噴射ポンプにはガバナが付設される。このガバナは、図4に 示すように、アルミニウム製のガバナハウジング31を備え、このガバナハウジ ング31にはストップレバーシャフト33が設けられる。
【0003】 即ち、図4の左端を拡大した図3を参照すると、ガバナハウジング31の壁部 31aには鉄鋼製のブシュ35が圧入され、このブシュ35にはストップレバー シャフト33が通される。このストップレバーシャフト33の一端33aにはオ イルシール39が嵌め込まれ、その外側には鉄鋼製のワッシャ41が嵌め込まれ る。このワッシャ41の外側には複数枚の調整シム43が嵌め込まれ、更にスト ップリング45が嵌め込まれ、このストップリング45によりストップレバーシ ャフト33は軸方向に抜け止めされる。
【0004】 また、図4を参照して、ストップレバーシャフト33の他端33bは、ガバナ ハウジング31の壁部31bを貫通している。この壁部31bには鉄鋼製のブシ ュ47が圧入され、このブシュ47には、ストップレバーシャフト33の他端3 3bが通される。ストップレバーシャフト33の他端33bには、オイルシール 48及びワッシャ49が嵌め込まれ、ナイロンカラー51並びにスプリング53 が嵌め込まれ、更にストップレバー55が嵌め込まれ、このストップレバー55 はナット57で押えられている。
【0005】
ところで、近年では、燃料噴射ポンプの高速化、高圧化が進められている。そ れにつれて機関の振動が多くなり、ストップレバーシャフト33の軸方向への振 動が多くなるという問題がある。
【0006】 この軸方向への振動が多くなると、従来の構成では、ワッシャ41,49とガ バナハウジング31との接触面A,B、並びにワッシャ49とナイロンカラー5 1との接触面C等に振動が伝わり、軟らかいアルミニウム製のガバナハウジング 31或いはナイロンカラー51が摩耗するという問題がある。
【0007】 これらが摩耗すると、ストップレバーシャフト33の軸方向へのがた付きは更 に大きくなるので、このがた付きの大きさが、夫々のオイルシール39,48の リップの追従限界以上になると、ついにはガバナハウジング31内のオイルが洩 出するという問題がある。
【0008】 そこで、本考案の目的は、上述した従来の技術が有する問題点を解消し、スト ップレバーシャフトの軸方向へのがた付きが余り大きくならないストップレバー シャフトの支持装置を提供することにある。
【0009】
上記の目的を達成するために、本考案は、アルミニウム製のガバナハウジング の壁部を貫通するストップレバーシャフトを支持するためのストップレバーシャ フト支持装置において、ストップレバーシャフトが貫通する鉄鋼製のつば付きブ シュをガバナハウジングの壁部に圧入し、このブシュのつばにストップレバーシ ャフトに固定された鉄鋼製のストップリングを当接し、このストップリングを、 ガバナハウジングの壁部にねじ込まれたプラグで押えたことを特徴とするもので ある。
【0010】
本考案によれば、ストップレバーシャフトの軸方向に振動が生じても、振動時 に当接するブシュのつばとストップリングとは共に鉄鋼製であるので、いずれか 一方が磨耗することはない。従って、がた付きが増大することはない。
【0011】
以下、本考案によるストップレバーシャフトの支持装置の一実施例を添付図面 を参照して説明する。
【0012】 図1において、1は燃料噴射ポンプを示し、この燃料噴射ポンプ1にはガバナ 3が付設されている。このガバナ3の概略を説明すると、ガバナ3はガバナハウ ジング5を備え、このガバナハウジング5は燃料噴射ポンプ1の側壁にボルト( 図示せず)で固定されている。
【0013】 ガバナハウジング5には、フライウエイト7、スプリング支持棒9a、ガバナ スプリング9並びにテンションレバー11などが収容され、このテンションレバ ー11は燃料噴射ポンプ1のコントロールロッド13につながれている。
【0014】 また、ガバナハウジング5の上部には、横方向に貫通するストップレバーシャ フト15が設けられ、このストップレバーシャフト15の軸部には、テンション レバー11に係合する係合プレート17がビス止めされている。
【0015】 また、このストップレバーシャフト15は、その両端がガバナハウジング5の 壁部を貫通しており、その壁部に回動自在に支持されている。なお、19はスト ップレバーである。
【0016】 しかして、この実施例によれば、ストップレバーシャフト15を支持するため の構造に特徴を有する。
【0017】 即ち、このストップレバーシャフト15は両端が支持されており、従来のもの (図4)と比較した場合、ストップレバーシャフト15の貫通部において、図2 に示すように、アルミニウム製のガバナハウジング5と鉄鋼製のストップリング 25とが直接接触しない構造になっている。
【0018】 図2は従来の図3に相当しており、ガバナハウジング5の壁部5aにはつば2 3aの付いたブシュ23が嵌め込まれ、このブシュ23には、ストップレバーシ ャフト15の一端15aが通されている。
【0019】 また、このストップレバーシャフト15の一端15aには、周方向に延びる周 溝15cが設けられ、この周溝15cには、ストップリング25が嵌め込まれて いる。このストップリング25はブシュ23のつば23aに当接する当り面25 aを有し、この当たり面25aとつば23aとの間には約0.2mm程度の隙間 δが設けられている。即ち、この隙間δがあるが故に、ストップレバーシャフト 15の軸方向には多少の緩みが生じるので、それが回転できるしくみである。ス トップリング25の外側にはリング状の複数枚の間隔調整シム27が嵌め込まれ 、このシム27の外側には鉄鋼製のプラグ29が当接している。
【0020】 しかして、この実施例によれば、従来のもの(図4)と比較して、オイルシー ルが省略される。そして、オイルシールの代りにオイルの洩れを防ぐために、ガ バナハウジング5の壁部5aのめねじ部にワッシャ28を挾んで上記プラグ29 が嵌め込まれる。
【0021】 このように形成した場合には、ストップレバーシャフト15が軸方向に振動す る時、互いに当接する部材は、ストップリング25とブシュ23のつば23aと であり、また、この場合に、両者は鉄鋼製であるので、いずれか一方が摩耗して しまうことはなく、従来のもの(図3)に比べて、ストップレバーシャフト15 のがた付きが増大することはない。
【0022】 即ち、この実施例の場合には、ストップリング25の当たり面25aとつば2 3aとの隙間δを、約0.2mmに設定しているが、ストップレバーシャフト1 5が軸方向に振動したとしても、この隙間δがより増大するようなことはなく、 約0.2mmのまゝで保たれる。
【0023】 例えば、図3の従来構成であれば、ワッシャ41とストップリング45との隙 間δを約0.2mmに設定したとして、ストップレバーシャフト15への振動に より、その隙間δが約1.0mm程度にまで増大することがある。これは、アル ミニウム製のガバナハウジング31が振動により摩耗するためである。
【0024】 しかして、この実施例によれば、図2に示すような構造を採用することにより 、磨耗する部分がなくなるので、振動の大きさに関係なく、隙間δを常に一定に 保つことが可能になる。尚、このような構造は図4に示すところの左側の支持部 にのみ採用すれば足りる。右側の支持部では、スプリング53により張力が付与 されるので、このスプリング53により、がた付きが吸収される。
【0025】 これによれば、上記のように、隙間δが増大しないので、ガバナハウジング5 の貫通部から油洩れが生じることはない。また、上記のように、オイルシールが 不要になるので、その分だけ低コストになる。
【0026】 また、間隔調整用のシム27は、常に潤滑油中にあるので、シム27の渋りや 摩耗が減少する。更に、ガバナハウジング5の加工時には、左右ブシュ27を圧 入するための孔の同心度のみを考慮して仕上げればよく、プラグ29用のめねじ 部は、同心度を考える必要がないので、加工は容易になり、これによっても低コ ストになる。更に、この構成によれば、従来のものと比べて、部品点数が少なく なるので、組み立て工数も削減され、低コストになる。
【0027】 以上、一実施例に基づいて本考案を説明したが、本考案は、これに限定される ものでないことは明らかである。
【0028】 例えば、上記実施例では、ストップレバーシャフト15の一端15aをストッ プリング25で支持しているが、このストップリング25の代わりに、一端15 aにつば等を一体成形してもよいことは明らかである。
【0029】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、ストップレバーシャフトの 軸方向に振動が生じても、振動時に当接する部材は共に鉄鋼製であるので、いず れか一方が磨耗するようなことはなく、がた付きが増大することはない。
【図1】本考案によるストップレバーシャフトの支持装
置の一実施例を示す斜視図である。
置の一実施例を示す斜視図である。
【図2】ストップレバーシャフトの一端を支持するため
の構造を示す断面図である。
の構造を示す断面図である。
【図3】従来のストップレバーシャフトの一端を支持す
るための構造を示す断面図であり、図2相当図である。
るための構造を示す断面図であり、図2相当図である。
【図4】従来のストップレバーシャフトの一端を支持す
るための構造を示す断面図である。
るための構造を示す断面図である。
1 燃料噴射ポンプ 3 ガバナ 5 ガバナハウジング 15 ストップレバーシャフト 19 ストップレバー 23 ブシュ 23a つば 25 ストップリング 25a 当り面 27 間隔調整シム 29 プラグ
Claims (1)
- 【請求項1】 アルミニウム製のガバナハウジングの壁
部を貫通するストップレバーシャフトを支持するための
ストップレバーシャフトの支持装置において、前記スト
ップレバーシャフトが貫通する鉄鋼製のつば付きブシュ
を前記ガバナハウジングの壁部に圧入し、このブシュの
つばにストップレバーシャフトに固定された鉄鋼製のス
トップリングを当接し、このストップリングを、前記ガ
バナハウジングの壁部にねじ込まれたプラグで押えたこ
とを特徴とするストップレバーシャフトの支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9341992U JPH0653735U (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | ストップレバーシャフトの支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9341992U JPH0653735U (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | ストップレバーシャフトの支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0653735U true JPH0653735U (ja) | 1994-07-22 |
Family
ID=14081787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9341992U Pending JPH0653735U (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | ストップレバーシャフトの支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0653735U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009275600A (ja) * | 2008-05-14 | 2009-11-26 | Yanmar Co Ltd | 油圧ガバナ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0521136B2 (ja) * | 1985-05-23 | 1993-03-23 | Tosoo Kk |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP9341992U patent/JPH0653735U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0521136B2 (ja) * | 1985-05-23 | 1993-03-23 | Tosoo Kk |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009275600A (ja) * | 2008-05-14 | 2009-11-26 | Yanmar Co Ltd | 油圧ガバナ |
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