JPH065353Y2 - 四柱式自動車整備用リフトの安全装置 - Google Patents

四柱式自動車整備用リフトの安全装置

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JPH065353Y2
JPH065353Y2 JP1986002766U JP276686U JPH065353Y2 JP H065353 Y2 JPH065353 Y2 JP H065353Y2 JP 1986002766 U JP1986002766 U JP 1986002766U JP 276686 U JP276686 U JP 276686U JP H065353 Y2 JPH065353 Y2 JP H065353Y2
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JP
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JP1986002766U
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JPS62116100U (ja
Inventor
俊次 磯貝
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杉安工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 イ産業上の利用分野 本考案は相対向する支柱間に水平状態で昇降する車体支
持ビームを架設した1対の支柱を2組有し、計四本の支
柱を備えた四柱式自動車整備用リフトの安全装置に関す
るものである。
ロ従来の技術 従来リフト駆動時のトラブルを防止するための技術とし
て、実願昭51-103216号に開示の如く、無人荷役作業車
において、リフトシリンダのヘッド側圧力が予め設定さ
れた値以上に上昇すると作動する圧力スイッチを設け、
圧力スイッチが検出する過負荷信号により、非常停止回
路、無人制御回路を介して車体を非常停止させる過負荷
防止装置の考案が知られている。
ハ考案が解決しようとする課題 上記従来の考案においては、圧力スイッチが過負荷を検
知して車体が非常停止するまでの間に、非常停止回路、
無人制御回路、アクチュエータ等を介するものであるか
ら、安全装置に最も要求される迅速な作動が期待でき
ず、又装置自体の煩雑さもあってトラブルの原因にも繋
がる。更に適用する対象がフォークリフト等の車体であ
るから、四柱式リフトにおいて特に問題となる夫々の対
の支柱間における同調に関する思想はなく、又各対の支
柱間にあって昇降する車体支持ビーム同士の同調不良検
知といった特殊な分野に応用できるものではない。
ニ課題を解決するための手段 そこで本考案は、四柱式の自動車整備用リフトにおい
て、各対の支柱間のトラブル防止は勿論、2対の支柱同
士の同調不良検知も可能で、而も迅速確実な安全装置を
提供するもので、その構成は、各対の支柱間における片
方の昇降体に、基端部を前記昇降体に固定して先端部を
車体支持ビーム中央よりの側部へ近接させた状態に保
ち、昇降体と共に上下動する腕体を取付け、更に腕体の
先端と車体支持ビームの腕体先端に近接した部位との相
互間に、両者の位置ずれにより作動する検知スイッチを
装備してポンプの電源に直列接続する一方、各対夫々の
車体支持ビームの昇降用シリンダを駆動させる各油圧ユ
ニットの作動油供給路に、所定圧で作動する圧力スイッ
チを夫々設けて各圧力スイッチをポンプの電源に直列接
続し、前記検知スイッチ、圧力スイッチ何れかの作動に
よって電源の供給が断たれるものとしたことである。
ホ作用 各支柱間にあって昇降する車体支持ビームが傾斜した場
合、腕体の先端と車体支持ビームの腕体先端に近接した
部位との相互間にずれが生じ、検知スイッチが作動して
電源の供給が断たれる。又、各対の支柱間の車体支持ビ
ーム同士の同調が崩れたりして作動油供給路に異常圧が
加わると、圧力スイッチが作動して電源の供給が断たれ
る。
ヘ実施例 次に本考案の実施一例を図面に従って説明すると次の通
りである。
第1図は本考案に係る自動車整備用リフトの油圧回路例
を示したもので、オイルタンク1よりポンプ2を介して
シリンダ3,3へ作動油を圧送する主管路4の途中に、
該主管路内の油圧が一定値以上に達すると作動する圧力
スイッチ5が取付けられている。該圧力スイッチは、圧
力の変化によって一方は閉路から開路に切り換わり、他
方は、第4図示の如く開路から閉回路に切り換わる二通
りの回路5a,5bを有している。図面上6は逆止弁、
7はシリンダ3内の作動油を、分枝路7aを通過させて
オイルタンク1へ返送させる電磁バルブである。
当該実施例の自動車整備用リフトは、一対の固定支柱
と、もう一対の移動支柱の計四本の支柱を備えた四柱式
リフトであって、各対の支柱間には、第2図示の如く夫
々対向した支柱8内を上下動する昇降体9に両端を支持
されて水平姿勢で昇降可能な車体支持ビーム10に沿っ
て、基端部を昇降体9に固定させ、先端を車体支持ビー
ム10側部の近接部位に位置させた腕体11が車体支持
ビーム10の一方の端部に設けられている。該腕体11
の先端には、断面くの字状の接触板12が固定されてい
て、車体支持ビーム10側部には、該接触板12のくの
字内に接触子を配設したリミットスイッチ13が取付け
られている。そして両支柱のシリンダ間に同調不良が生
じたり、片側のロック機構が解除されないまま下降作動
し、例えば第3図示のように車体支持ビームが傾斜して
リフトアップ中の車体を安定支持不能の虞れがある状態
になると、接触板がリミットスイッチ13を作動させる
ようになっている。該リミットスイッチ13は、常態に
おいて閉路しており、作動することによって開路に切り
換わるものが用いられている。他の一対の支柱間にも同
様に、車体支持ビームに沿って腕体が設けられていて、
車体支持ビームに沿って腕体が設けられていて、車体支
持ビームの傾きによって作動するリミットスイッチ1
3′が取付けられている。又該他の一対の支柱には、前
記と同様の油圧回路が用いられており、該油圧回路にも
2通りの回路5′a,5′bを有した圧力スイッチ5′
が備えられている。尚車体支持ビーム10の側部には、
作動杆18の操作により支柱8側へ突出し、支柱8の内
側に設けられたラック20と噛み合い車体支持ビーム2
の下降を阻止するロック爪19が設けられている。
第4図は当該実施例のリフトにおける電気回路図を示し
たものであって、リミットスイッチ13,13′の端子
と、圧力スイッチ5,5′の常態で閉路となっている方
の回路5a,5′aの端子が、ポンプ駆動用のモータ1
4、(14′)の作動スイッチ15、(15′)と直列
に接続されている。又リミットスイッチ13,13′の
直列接続回路には、保護作動回避用の押ボタンスイッチ
16,16′が並列に接続され、更に上記回路とは別
に、圧力スイッチ5,5′の常態で開路となっている方
の回路5b,5′bとパイロットランプ17,17′
が、夫々圧力スイッチ5,5′の作動によって点灯する
ように接続されている。
以上のように構成された自動車整備用リフトは、各対の
支柱間において左右のシリンダが同調して昇降する正常
時には、第2図においてリミットスイッチ13の接触子
は接触板12のくの字状内にあって、リミットスイッチ
13は作動しないが、例えば摩耗して油漏れを起こし、
左右の昇降体に高低差が生じたり、車体支持ビームを下
降させる際に片方のロック爪19がラック20から外れ
ていない状態でシリンダが作動したりして、車体支持ビ
ーム10が傾斜し、くの字状接触板12とリミットスイ
ッチ13の接触子相互間においてずれが生じると、直ち
にリミットスイッチ13が作動して電源がカットされ、
ポンプ駆動用のモータを停止させる。
更にリフトアップの能力を越えた重量の車体を上昇させ
ようとした場合や、一方の対の支柱のロック爪19が両
方とも外れていない状態でシリンダが作動し、その対の
車体支持ビームがロックされたまま他方の対の車体支持
ビームが下降しようとした場合には、主管路に異常圧が
加わって過負荷となった圧力スイッチの回路5a,5′
aのいずれか或は双方とも開路となり、電源をカットし
てポンプ駆動用のモータを停止させると共に、回路5
b,5′bの当該側も閉路となってパイロットランプ1
7,17′を点灯させる。よってランプの点灯によって
上記2対の車体支持ビーム同士の同調不良を知らしめる
と共に、ビームの上昇作動をストップさせてトラブルを
未然に防止することができるのである。
尚該圧力スイッチが誤作動した場合、又はビーム上に車
体を載せない状態で該ビームを傾斜させたまま下降させ
ても支障なしと確信した場合や点検時においては、押ボ
タンスイッチを押すことによって上記安全機構の作動を
回避して、ポンプ駆動用のモータを駆動させることがで
きる。
尚当該実施例においては、腕体にくの字状接触板を固着
し、車体支持ビームの側部にリミットスイッチを設ける
ものとしたが、逆に車体支持ビームに接触板を固着し、
腕体にリミットスイッチを設けても差し支えない。
ト 考案の効果 以上の如く本考案によれば、四柱式自動車整備用リフト
において、2対の支柱間に夫々架設された各車体支持ビ
ームの左右の同調不良の検知に加え、各対の車体支持ビ
ーム同士の同調不良の検知もできるものとなるから、シ
リンダの同調不良に限らず、ロック爪外れの不良により
起こる車体支持ビームの傾斜等を検知できると共に能力
以上の車体を根本から受け入れないリフトとなって、高
い安全性を確保できる。更に不良を検知してからダイレ
クトに電源をカットする構成であるから、安全装置の作
動も迅速且つ確実に行うことができ、装置自体の信頼性
も高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る四柱式自動車整備用リフトの油圧
回路図、第2図はシリンダの同調不良を検知する安全機
構の斜視図、第3図はビームが傾斜した場合におけるリ
ミットスイッチの作動例を示す説明図、第4図は当該実
施例の安全機構に関する電気回路図である。 1……オイルタンク、2……ポンプ、3……シリンダ、
4……主管路、5,5′……圧力スイッチ、5a,5′
a……圧力スイッチの回路、6……逆止弁、7……電磁
バルブ、7a……分枝路、8……支柱、9……昇降体、
10……車体支持ビーム、11……腕体、12……接触
板、13,13′……リミットスイッチ、14,14′
……ポンプ駆動用のモータ、15,15′……作動スイ
ッチ、16,16′……押ボタンスイッチ、17,1
7′……パイロットランプ、18……作動杆、19……
ロック爪、20……ラック。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対向する支柱夫々へ、昇降用シリンダに
    より前記支柱に沿って同調して上下動する昇降体を有
    し、該昇降体間に車体支持ビームを架設した1対の支柱
    を2組設けた四柱式自動車整備用リフトであって、各対
    の支柱間における片方の昇降体に、基端部を前記昇降体
    に固定して先端部を車体支持ビーム中央よりの側部へ近
    接させた状態に保ち、昇降体と共に上下動する腕体を取
    付け、更に腕体の先端と車体支持ビームの腕体先端に近
    接した部位との相互間に、両者の位置ずれにより作動す
    る検知スイッチを装備してポンプの電源に直列接続する
    一方、各対夫々の車体支持ビームの昇降用シリンダを駆
    動させる各油圧ユニットの作動油供給路に、所定圧で作
    動する圧力スイッチを夫々設けて各圧力スイッチをポン
    プの電源に直列接続し、前記検知スイッチ、圧力スイッ
    チ何れかの作動によって電源の供給が断たれるものであ
    る四柱式自動車整備用リフトの安全装置。
JP1986002766U 1986-01-13 1986-01-13 四柱式自動車整備用リフトの安全装置 Expired - Lifetime JPH065353Y2 (ja)

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JPS62116100U JPS62116100U (ja) 1987-07-23
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