JPH0630792Y2 - 同調型昇降装置における片下降防止用安全装置 - Google Patents

同調型昇降装置における片下降防止用安全装置

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JPH0630792Y2
JPH0630792Y2 JP1987113179U JP11317987U JPH0630792Y2 JP H0630792 Y2 JPH0630792 Y2 JP H0630792Y2 JP 1987113179 U JP1987113179 U JP 1987113179U JP 11317987 U JP11317987 U JP 11317987U JP H0630792 Y2 JPH0630792 Y2 JP H0630792Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 イ産業上の利用分野 本考案は、複数基の昇降装置を配設してなる同調型昇降
装置の安全装置にかかり、各昇降装置が、ラックと係止
爪とから成る載置台の下降止めを備え、ラックと係止爪
との係合が係合解除用流体圧シリンダで係合が解除され
る昇降機構において、前記係止爪の係合が全て解除さ
れ、その係合解除の信号が発せられた状態においての
み、全昇降装置の同調下降作動を可能とすることによ
り、昇降装置の片下降作動を防止して、荷役昇降機のテ
ーブルの傾斜や、車輌整備用リフトの車輌載せ台相互間
の高さがアンバランスになることを防止するところの、
構造が簡単で且つ信頼性の高い安全装置を提供するもの
である。
ロ従来技術 従来のこの種の同調型昇降装置においては、ラックと係
止爪とからなる載置台の下降止めが一つでも解除されな
いまま下降操作されると、ラックと係止爪の係合が解除
された昇降装置は下降するが、ラックと係止爪の係合が
解除されない昇降装置はラックが係止爪により係止され
ているから両昇降装置は昇降機構下降の同調作動不良を
起こして片下降となり、荷役昇降機のテーブルが傾斜し
て積荷が崩れたり、車輌整備用リフトの車輌載せ台相互
間の高さがアンバランスになって車輌を落下させる等の
危険があった。そこでそのような昇降機構下降の同調作
動不良による事故防止対策として、荷役昇降機のテーブ
ルの傾斜度や車輌整備用リフトの車輌載せ台相互間の高
低差を検知し、その信号を受けて下降装置を制御するも
のや、ラックと係止爪の係合解除により作動するリミッ
トスイッチを設け、そのリミットスイッチと下降作動装
置とを連動させたもの等があった。
ハ考案が解決しようとする問題点 上記従来の同調型昇降装置の安全装置において、荷役昇
降機のテーブルの傾斜や車輌整備用リフトの車輌載せ台
相互間の高低差を検知する検知装置を備えたものは、そ
れらの検知装置が複雑で且つ高度な技術を必要とするた
めにコスト高を招いてしまい、一方リミットスイッチを
作動させて係合解除の確認を可能としたものは、作動部
の作動不良やリミットスイッチ端子の接触不良等を起こ
す等信頼性に乏しく、更に可燃性ガスが存在したり或は
可燃性液体の蒸気が発生する場所では、火災予防上、防
爆仕様とする必要があり、その為コスト高となる欠点が
あった。
ニ問題点を解決するための手段 本考案は、上記従来の同期型昇降装置の安全装置の欠点
に鑑み、ラックと係合する全ての係止爪の係合解除の信
号により、全昇降装置の下降作動を同調させて、昇降装
置の片下降を防止するもので、その構成は、載置台を昇
降させる昇降用流体圧シリンダと、ラック及び常態にお
いてこのラックと係合する方向へ加圧されている係止爪
とからなる載置台の下降止めと、その係止爪を前記加圧
方向と反対の方向へ作動させ前記ラックとの係合を解除
させる係合解除用流体圧シリンダとを含む昇降機構を複
数基配設し、更に各昇降機構の昇降作動を同調させる同
調作動機構を備えてなる同調型昇降装置において、各昇
降機構に、押ボタンを押すことによって流体の流れ又は
圧力を変え流体圧信号を発する押ボタン操作弁を設ける
と共に、その押ボタン操作弁の押ボタンを前記係止爪の
係合解除作動に同調して押圧する機械的手段を設け、一
方前記昇降用流体圧シリンダの電気制御回路中に、前記
流体圧信号によって作動する圧力スイッチを組込み、前
記各押ボタン操作弁の押ボタンが全て押圧され各操作弁
から流体圧信号が発せられた状態においてのみ、前記圧
力スイッチがONとなり、昇降用流体圧シリンダが下降
するよう自動的に制御したことにある。
ここに流体圧シリンダとは、油圧又は空圧シリンダ等流
体圧で作動する全てのシリンダを指称する。
又流体圧信号とは、押ボタン操作弁の押ボタンを押すこ
とによって流体の流れ又は圧力が変化する状態を指称
し、その流体の流れが、断→継又は継→断と変化する状
態又は流体圧の変化を一つの情報として利用せんとする
ものである。
ホ作用 複数基配設した各昇降機構のラックと係止爪との係合
を、係合解除用流体圧シリンダで解除すると、前記係止
爪の係合解除作動に同調する機械的手段が、各押ボタン
操作弁の押ボタンを押すので、その押ボタン操作弁が各
別に流体圧信号を発する。そして全ての係止爪の係合が
係合解除用流体圧シリンダにより解除され、前記各押ボ
タン操作弁の押ボタンが押圧されて、各押ボタン操作弁
から流体圧信号が発せられた状態となると、昇降用流体
圧シリンダの電気制御回路中の圧力スイッチが作動して
圧力スイッチがONとなり、載置台を昇降させる昇降用
流体圧シリンダが下降し、昇降装置の同調下降作動が開
始される。
一方前記昇降機構のいずれか一つの係止爪の係合が解除
されない場合には、前記係止爪の係合解除作動に同調す
る機械的手段が、対応する押ボタン操作弁の押ボタンを
押さないので、その押ボタン操作弁からは流体圧信号が
発せられず、昇降用流体圧シリンダの電気制御回路中の
圧力スイッチが作動しないので、全昇降装置の下降作動
機能は働かない。
ヘ実施例 以下本考案の同調型昇降装置における片下降防止用安全
装置を、ダブルX型車輌整備用リフトにおいて実施した
一例について図面に基づき説明する。第1図において、
1、1はフロア面下へ堀設形成された長方形のピット
で、各ピット1内の両側壁面には、一端より中程まで断
面コ字状のレール2、2が開口部を向かい合わせに設け
られていると共に、壁面の他端には枢着軸3、3が設け
られている。4、4は、第1リンク4a及び第2リンク
4bを互いに中央部でX状に軸支してなるX型伸縮機構
の上端に、第3リンク4cと第4リンク4dとを同じく
中央部にてX状に軸支してなるX型伸縮機構を連結して
なるダブルX型の伸縮機構で、かかるダブルX型の伸縮
機構を相対向して配置しダブルX型平行伸縮機構を構成
している。ダブルX型伸縮機構4は第1リンク4aの下
端部を前記枢着軸3に枢着し、第2リンク4bの下端部
にローラ5を取付け、更にそのローラ5を前記レール2
内へ嵌合して、第2リンク4bの下端をピット内底辺に
沿って摺動可能となし、下端部の開脚運動によって上下
に伸縮するようになっている。各ダブルX型伸縮機構
4、4の上部には、載置台としての車輌載せ台6がその
上面を水平にして取付けられている。即ち、第3リンク
4cの上端を車輌載せ台6の一側端へ枢着するとと共
に、第4リンク4dの上端には、車輌載せ台6下面の両
側に設けられた断面コ字状のレール7内を摺動するロー
ラ8が取付けられている。第4リンク4d、4dのロー
ラ8,8の取付け部位より若干下方には、左右に備えら
れた一対のX型伸縮機構を連結する連結軸9が横架状態
に備えられている。昇降用流体圧シリンダとしての油圧
シリンダ10は、その基端部が前記枢着軸3に枢着さ
れ、一方ピストンロッド10aの先端は前記連結軸9の
中央へ回動自在に軸着されている。
尚昇降用流体圧シリンダとしては、油圧シリンダに代え
てエアシリンダを使用することもできる。
油圧シリンダ10の上端両側部には一対の係止爪11、
11が軸着され、両者は連結体12で結合されている。
係止爪11の先端は鋭角をなし、連結体12の下方突起
部の片側には、当該係止爪11を後述するラック側20
へ回転させるコイルスプリング13が取付けられてい
る。
このように係止爪11を常態において、前記ラック20
と係合する方向へ加圧する手段としては、図示の如きコ
イルスプリング13の代りに流体圧シリンダやソレノイ
ドを使用することもできる。
連結体12の下方突起部の加圧方向における反対側に
は、係止爪11の係合解除作動に同調して後述する押ボ
タン操作弁を押圧する機械的手段が次のように構成され
ている。
即ち連結体12にはフック16が引掛けられており、こ
のフック16と係合解除用流体圧シリンダとしての複動
エアシリンダ14のピストンロッド(符号なし)とがナ
ックル15により連結されている。複動エアシリンダ1
4と前記ナックル15との中間部には、ピストンロッド
回転止め17が固着され、更にナックル15の後方下部
には、押圧子としてのリミットドッグ18が設けられて
いる。
尚係合解除用流体圧シリンダとしては、前記複動エアシ
リンダに代えて油圧シリンダを使用することもできる。
そしてピストンロッドが複動エアシリンダ14のストロ
ークエンドまで移動し、ナックル15及びフック16を
介して係止爪11の係合を解除した時に、前記リミット
ドッグ18が押ボタン操作弁19の押ボタン19bに当
接するように、当該押ボタン操作弁19を複動エアシリ
ンダ14の側部に設けている。
押ボタン操作弁19は第5図a、第5図bに示す如く、
本体19a、押ボタン19b、主軸19c、及びボール
スプリング19d等からなり、平常状態においては、本
体下方のエア流入孔19eがボールスプリング19dに
より閉塞されていて、後述する切換えバルブ21からの
エアが流入されず、従って排気孔19fからは排気され
ることがない。一方押ボタン19bを押すと、主軸19
cの先端によりボールスプリング19dが下方に押され
るので、エア流入孔19eからエアが流入し、排気孔1
9fから排気されて、その先に接続されている別の押ボ
タン操作弁の吸入孔に流入する。
油圧シリンダ10の両側には、1対のラック20が歯面
を下方にして油圧シリンダ10と並行に設けられてい
る。そして前記係止爪11の先端は、コイルスプリング
13の引張力により常態においてラック20の歯面に押
し付けられており、油圧シリンダ10の油圧作動により
車輌載せ台6を上昇させると、ラック20の歯面は1ピ
ッチずつ係止爪の先端を押し戻しつつ移動し、上昇が停
止した位置でラックの歯面に係止爪が噛み合って係合状
態となる。この係合状態を解除するには、複動エアシリ
ンダ14を作動させ、係止爪11をコイルスプリング1
3の引張力に抗して第2図において右回転させればよ
い。
他のピット1は、所定の間隔を隔てて平行に堀設されて
おり、ダブルX型平行伸縮機構4、4、車輌載せ台6、
油圧シリンダ10等で構成される昇降装置が前記同様設
置されている。
尚それら各部材の構成については前記と同様であるた
め、その説明を省略する。
又左右の昇降装置の昇降作動を同調させる同調作動機構
としては、各油圧シリンダ10、10を油管によって直
列接続することによって行っているが、この手段に限定
するものではなく、機械的手段により構成された例えば
同軸作動型のものでもよい。
次にエア作動系統及び電気制御回路の構成とその作用に
ついて第3図、第4図に基づいて説明する。
この回路は、3相200Vを電源とし、油圧作動用モー
タMはその3相200Vにて駆動され、そのモータM
は、電源を同じくする制御回路と、トランスTにより電
圧200Vを24Vに降圧した制御回路でコントロール
される。即ち上昇用押ボタンスイッチ26を押すと、該
上昇用押ボタンスプリング26に直列に接続されている
上昇リレー27aのコイルが励磁され、上昇リレー27
aの接点27bが閉成し、モータMが回転して油圧ポン
プ(図示しない)を作動させ、油圧シリンダ10に送油
して車輌載せ台6が上昇する。
又200Vでドライブされる制御回路には、切換えバル
ブ21のソレノイド28が下降リレー29aの接点29
bと直列に接続されている。又下降用バルブ(図示しな
い)のソレノイド22cは圧力スイッチ22aの接点2
2bと直列に接続され、更に該接点22bの他方は上記
下降リレー29aの接点29bと直列に接続されてい
る。
係止爪11が係合状態にあると、エアが、フイルタ23
を通り、圧力制御弁24により5kg/cm2に調整されて切
換えバルブ21を作動させ、複動エアシリンダ14のピ
ストン押出側14aに流入する。
係止爪11の係合を解除するには、下降用押ボタンスイ
ッチ25を押すと、下降リレー29aのコイルにAC2
4Vの電圧が印加され、下降リレー29aの接点29b
が閉成されてソレノイド28に通電され、切換えバルブ
21が作動する。切換えバルブ21が作動すると、エア
が複動エアシリンダ14のピストンロッド側14bに流
入し、ピストンロッドがシリンダストロークエンドまで
移動し、ピストンロッドに連結されているフック16に
よって係止爪11が回転してラック20との係合が解除
される.この時リミットドッグ18が係止爪11の前記
係合解除作動に同調して押ボタン操作弁19の押ボタン
19bに当接し、該押ボタン操作弁19が作動してエア
が圧力スイッチ22aに供給される。そして該エアが圧
力スイッチ22aの設定圧力4kg/cm2になると、圧力ス
イッチ22aが作動し、その接点22bが閉成されてソ
レノイド22に通電され、下降用バルブが作動して油圧
シリンダ10の油圧が降下し車輌載せ台を下降させる。
以上説明した如く、エアが複動エアシリンダ14のピス
トンロッド側14bに流入してから圧力スイッチ22a
が作動するまでは、エア圧力と機械的手段とにより全て
制御されるようになっている。
各昇降装置の安全装置のいずれかに係合解除不良が発生
すると、不良発生側の複動エアシリンダ14のピストン
ロッドがシリンダストロークエンドに達しないので、リ
ミットドッグ18が押ボタン操作弁19の押ボタン19
bに当接せず、押ボタン操作弁19が作動しないので、
圧力スイッチ22aにはエアが供給されない。従って圧
力スイッチ22aの接点22bは開成されたままとな
り、ソレノイド22cが作動せず、車輌載せ台6は下降
できなくなる。
本実施例においては、流体圧信号を発する押ボタン操作
弁の機能が、常態においてはエアの流れが停止状態とな
り、押ボタンの押圧によりエアが流れる構成となってい
るが、これと反対に押ボタン操作弁の機能が、常態にお
いてはエアが絶えず流れ、押ボタンの押圧によりエアの
流れが停止するよう構成してもよい。
又本実施例においては、各押ボタン操作弁を直列に接続
し、更に電気制御回路中の圧力スイッチに接続させてい
るが、個々の押ボタン操作弁に夫々圧力スイッチを接続
し、それらの圧力スイッチの接点を直列に接続して昇降
用流体圧シリンダを制御することも可能である。
更に、係合解除用流体圧シリンダとして複動エアシリン
ダを使用し、該複動エアシリンダが作動して、ラックと
係止爪の係合が解除され、その係合解除作動に同調する
機械的手段により押ボタン操作弁を作動させ、その押ボ
タン操作弁からの流体信号により、圧力スイッチが作動
するまでの、その間のエア作動系統構成の代りに、油圧
作動系統を構成使用してもよい。
又押ボタン操作弁とリミットドッグ等の構成、取付け方
法及び位置等は、本実施例に限定するものではなく、リ
ミットドッグが係止爪の係合解除作動に同調して押ボタ
ン操作弁の押ボタンに当接できる構成であればよく、そ
の位置も係合解除用流体圧シリンダと係止爪の中間に限
らず、例えば第6図に示す如く、連結体12に直接複動
エアシリンダ14のピストンロッドを連結し、更に係止
爪11の側端にリミットドッグ18を連結し、リミット
ドッグ18の先端を押ボタン操作弁19の押ボタン19
bに当接させる等、適宜その構成を選定してよい。
更に本実施例は、ダブルX型平行伸縮機構を採用した車
輌整備用リフトにおいて実施した一例について説明した
ものであるが、これ以外の例えば、X型平行伸縮機構の
車輌整備用リフトは勿論のこと、同調作動する機構を備
え且つラックと係止爪とから成る下降止めを備えた埋設
型車輌整備用リフトや、門型車輌整備用リフト更には二
柱式及び四柱式車輌整備用リフト等に対しても同様に広
く使用することができる。
又本実施例においては、第3図の如く2点鎖線で分割し
たところの、流体圧作動系統が構成されている昇降装置
本体側Lと、電気制御回路が構成されている油圧ユニッ
ト側Oとをエア配管で結合させ、油圧ユニット側Oを可
燃性ガスの存在又は可燃性液体の蒸気が発生する場所外
に設置しているので、防爆仕様とする必要がなく、常に
昇降装置を安全に操作することができる。勿論油圧ユニ
ット側Oを昇降装置本体側Lに設置することもできる
が、その場合には防爆仕様を必要とする。
ト考案の効果 以上の如く本考案による安全装置は、係止爪の係合解除
作動に同調する機械的手段と押ボタン操作弁とにより、
ラックと係合する係止爪の係合解除の流体信号が押ボタ
ン操作弁から発せられた状態においてのみ、その流体信
号により電気制御回路が作動し、全同調型昇降装置の下
降作動を同調させて、昇降装置の片下降を防止するもの
であるから、昇降装置下降の同調作動不良による荷役昇
降機のテーブルの傾斜や、車輌整備用リフトの車輌載せ
台相互の高さのアンバランスを防止し、荷崩れや車輌落
下の危険を防止できるので、作業安全及び積荷保護上そ
の益するところ大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す同調作動する昇降機構を
備えた車輌整備用リフトの斜視図、第2図は本考案に係
る安全装置の要部拡大正面図、第3図は本考案に係るエ
ア作動系統図、第4図は本考案に係る電気制御回路図、
第5図aは押ボタン操作弁の作動状態を示す説明図、第
5図bは押ボタン操作弁の平常状態を示す説明図、第6
図は押ボタン操作弁及びリミットドッグ取付けの変更実
施例を示す説明図。 1……ピット、4……ダブルX型伸縮機構、6……車輌
載せ台、9……連結軸、10……油圧シリンダ、10a
……ピストンロッド、11……係止爪、12……連結
体、13……コイルスプリング、14……複動エアシリ
ンダ、14a……ピストン押出側、14b……ピストン
ロッド側、15……ナックル、16……フック、18…
…リミットドッグ、19……押ボタン操作弁、19a…
…本体、19b……押ボタン、19c……主軸、19d
……ボールスプリング、19e……エア流入孔、19f
……エア排気孔、20……ラック、21……切換えバル
ブ、22a……圧力スイッチ、22b……接点、22
c、28……ソレノイド、23……フイルタ、24……
圧力制御弁、25……下降用押ボタンスイッチ、26…
…上昇用押ボタンスイッチ、27a…上昇リレー、27
b……接点、29a……下降リレー、29b……接点、
M……モータ、T……トランス、L……昇降装置本体
側、O……油圧ユニット側

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】載置台を昇降させる昇降用流体圧シリンダ
    と、ラック及び常態においてこのラックと係合する方向
    へ加圧されている係止爪とからなる載置台の下降止め
    と、その係止爪を前記加圧方向と反対の方向へ作動させ
    前記ラックとの係合を解除させる係合解除用流体圧シリ
    ンダとを含む昇降機構を複数基配設し、更に各昇降機構
    の昇降作動を同調させる同調作動機構を備えてなる同調
    型昇降装置において、各昇降機構に、押ボタンを押すこ
    とによって流体の流れ又は圧力を変え流体圧信号を発す
    る押ボタン操作弁を設けると共に、その押ボタン操作弁
    の押ボタンを前記係止爪の係合解除作動に同調して押圧
    する機械的手段を設け、一方前記昇降用流体圧シリンダ
    の電気制御回路中に、前記流体圧信号によって作動する
    圧力スイッチを組込み、前記各押ボタン操作弁の押ボタ
    ンが全て押圧され各操作弁から流体圧信号が発せられた
    状態においてのみ、前記圧力スイッチがONとなり、昇
    降用流体圧シリンダが下降するよう自動的に制御したこ
    とを特徴とする同調型昇降装置における片下降防止用安
    全装置。
  2. 【請求項2】前記機械的手段が、前記係合解除用流体圧
    シリンダのピストンロッドに押圧子を固着させたもので
    あるところの実用新案登録請求の範囲第1項記載の同調
    型昇降装置における片下降防止用安全装置。
  3. 【請求項3】前記機械的手段が、前記係止爪に押圧子を
    直接固着させたものであるところの実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の同調型昇降装置における片下降防止用
    安全装置。
  4. 【請求項4】前記圧力スイッチが、各押ボタン操作弁を
    流体管を介して直列に接続してなる流体圧系路の末端
    に、更に直列に接続されているところの実用新案登録請
    求の範囲第1項又は第2項又は第3項記載の同調型昇降
    装置における片下降防止用安全装置。
  5. 【請求項5】前記圧力スイッチが、各押ボタン操作弁に
    各別に設けられ、それらの圧力スイッチの接点が直列に
    接続されて昇降用流体圧シリンダの電気制御回路中に組
    込まれているところの実用新案登録請求の範囲第1項又
    は第2項又は第3項記載の同調型昇降装置における片下
    降防止用安全装置。
JP1987113179U 1987-07-23 1987-07-23 同調型昇降装置における片下降防止用安全装置 Expired - Lifetime JPH0630792Y2 (ja)

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