JPH0653280B2 - 含炭汚泥ケ−キの改良方法 - Google Patents

含炭汚泥ケ−キの改良方法

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JPH0653280B2
JPH0653280B2 JP60178518A JP17851885A JPH0653280B2 JP H0653280 B2 JPH0653280 B2 JP H0653280B2 JP 60178518 A JP60178518 A JP 60178518A JP 17851885 A JP17851885 A JP 17851885A JP H0653280 B2 JPH0653280 B2 JP H0653280B2
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  • Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は含炭汚泥ケーキの改良方法に関する。即ち、
これまでの含炭汚泥ケーキにはつきものの悪臭を除去
し、しかもその発熱量を高めようとしたものである。
(従来の技術) 最近、下水汚泥の処理方法の一つとして、脱水処理前の
下水汚泥に沈降助剤としてまた脱水助剤として微粉炭を
使用し、脱水ケーキ状(以下、「含炭汚泥ケーキ」とい
う)にしている。この含炭汚泥ケーキは、脱水方法その
他でその含有水分が異なるが、普通その含有率は45〜70
%である。これはその後天日乾燥または圧搾成型されそ
の水分が20〜30%にまで下げられ、主として低発熱
量の燃料として使用されてきた。しかし、従来からいく
つかの問題点が指摘されてきた。その第1は、この燃料
は水分が20〜30%と多く含むうえに固形物の中に有
機物を含んでいるために悪臭を発生し、運搬や貯蔵とい
った取扱いに多くの問題があった。このため、これまで
はこれを非通気性の袋に入れて運搬,貯蔵をおこなって
きたが、使用時または破袋の際には悪臭に加えカビ臭ま
でもが一気に発散して、この問題の解決は一向になされ
ていなかった。さらに、熱量が低くメロン裁培等におけ
る加温に使用されたり、ボイラーの温水利用などに使わ
れるといったことが限度であった。従って、含炭汚泥ケ
ーキの供給者としての下水処理場も、毎日排出される含
炭汚泥ケーキの貯蔵を余儀なくされて、特定の使用者の
要求に応じてこれを供給していたというのが実情であっ
た。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は、含炭汚泥ケーキを脱水し、脱臭して運搬,
貯蔵,使用時の取扱いを容易にするとともに、含炭汚泥
ケーキ自体を高発熱量の良好燃料に改良するものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本願の第1の発明は、含炭汚泥ケーキに、脱水−脱臭剤
として粒径1mm以下の乾燥微粉炭を添加、混合すること
によって、その中に含まれる水分の重量比を全重量中の
10%以下にして汚泥からの臭気の発生を抑制すること
を特徴とする含炭汚泥ケーキの改良方法である。上記第
1の発明の実施の態様としては、添加した石炭の発熱量
が含炭汚泥ケーキの発熱量よりも高位であること、改良
された含炭汚泥ケーキの発熱量を6000kcal/kg以上
としたことである。以下にこれらの発明について説明す
る。
この発明は含炭汚泥ケーキを脱水し、脱臭して、その水
分含有率を低下するとともに悪臭の発生を抑制しようと
するものであるが、そのための脱水剤,脱臭剤として乾
燥石炭粉が有効であることを発見し、これによって含炭
汚泥ケーキを改良しようとするものである。含炭汚泥ケ
ーキの水分を減少するにはこれを乾燥することが最も手
近な方法として考えられるが、完全に水分を除去しない
かぎり悪臭が発生するのでこの方法では多くの熱量を使
う割には含炭汚泥ケーキ自体の燃料としての向上を望む
ことは出来ない。また、含炭汚泥ケーキの脱臭のために
も脱臭剤の使用が考えられるが、この場合でも脱臭後の
含炭汚泥ケーキを高品位の燃料として使用することを考
慮するときは、通常の脱臭剤の使用ではこれを期待する
ことは出来ない。本発明者は、含炭汚泥ケーキの水分を
低減するとともにその悪臭を吸収するには、石炭が意外
にも良好な脱水剤,脱臭剤で、しかもそれ自体が高位な
燃料となることに着目したものである。本発明では脱水
剤,脱臭剤として使用する石炭は、安価でしかも大量に
得られるうえに、有効な働きを示し、しかも含炭汚泥ケ
ーキの中に予め含まれている石炭とあいまって、この発
明で得られたケーキは良好な工業用の燃料となることが
確認されたものである。
この発明では含炭汚泥ケーキに添加,混合される石炭
は、好ましくは粒径が1mm以下の乾燥微粉炭である。そ
れは、含炭汚泥ケーキの中の石炭の粒径の大部分が1mm
以下であるので、石炭相互の混合が良好となるためであ
る。含炭汚泥ケーキに添加した乾燥微粉炭との混合の仕
方は特に限定されるものではなく、例えば両者をバドル
型混合機に送入して混合すればよい。この発明にあって
は、含炭汚泥ケーキに脱水,脱臭剤としての乾燥微粉炭
を添加,混合してケーキの水分含有率を10%以下とす
ることが必要である。これが10%を超えると脱臭性が
悪く悪臭が残りまたハンドリングも向上しない。石炭を
添加してその水分を10%以下とすることにより、含炭
汚泥ケーキ自体を高品位の燃料とすることが出来るので
ある。さらに、この発明において添加する石炭の発熱量
が含炭汚泥ケーキの発熱量よりも高位とすると得られた
汚泥ケーキはより良好な燃料となり、さらに高品位炭を
使用してその発熱量を6000kcal/kg以上とすれば、それ
は立派な工業用燃料となる。
本願の第2の発明は、含炭汚泥ケーキに、脱水−脱臭剤
として粒径1mm以下の乾燥微粉炭を添加、混合すること
によって、その中に含まれる水分の重量比を全重量中の
10%以下として汚泥からの臭気の発生を抑制し、次に
これを微粉砕することを特徴とする含炭汚泥ケーキの改
良方法である。これによって高発熱量が得られる。さら
に、この燃料の水分を1%以下にし、粒度を0.088
mm篩残分30%以下になるようにすれば、セメント焼成
用燃料として使用することができる。この方法としては
種々のものが考えられるが、セメント工場の排熱を利用
してさらに乾燥,粉砕すればより径済的に行うことがで
きる。
なお、セメント焼成用燃料とする利点は、燃焼ガスは回
転窯後部のサスペンションプレヒータ部で入ってくるセ
メント原料に接触混合して通過するので、一般炉に比べ
燃焼により生じた悪臭も原料中に吸収されてしまい、さ
らに燃料の燃えかすとしての灰分は最終的にはセメント
成分になり、こうしたことからしても含炭汚泥ケーキか
らつくられた微粉末がセメント焼成用燃料として特に有
効に利用できるものであることがわかる。
実験例 含炭汚泥ケーキの脱臭について試験を行った。処理前の
汚泥はM市およびS市の下水処理施設から、それぞれ採
取した2種のもを用いた。このケーキはいずれも水分2
0%前後で悪臭を発生するものであった。石炭は、発熱
量6000kcal/kg、粒径1mmの微粉炭で、含有水分は
9.4%、8.9%の2種のものを用いた。汚泥ケーキ
と微粉炭配合比は表1の通りとした。汚泥ケーキと石炭
の混合はこれらをバドル型混合機に入れて30分間、撹
拌して行った。
得られた汚泥ケーキと微粉炭の混合物について臭気の判
定および含水率の判定を行った。
脱気の判定は、男性10人がNo.1〜No.10のそれぞれ
について感じた臭気をそれぞれ5段階評価し、それぞれ
について最多数を得たもので示した。
以下に実施例をあげてさらにこの発明を説明する。
実施例1. 水分20%、発熱量4000kcal/kgの含炭汚泥ケーキ1重
量部と、水分9%、発熱量6000kcal/kg、粒径1mm以下
の石炭9重量部とをバドル型混合機に送入して混合した
ところ、水分10%、発熱量5800kcal/kgの燃料が得ら
れた。このものの悪臭の有無を10人で確認したとこ
ろ、いづれもそれぞれ認めなかつた。また、このものは
市販用の粉炭と略同様な取扱いが出来るものであった。
実施例2. 水分20%、発熱量4000kcal/kgの含炭汚泥ケーキ1重
量部と、水分1%、発熱量6800kcal/kg、粒度0.088mm
篩残分30%以下の石炭1.1重量部とをバドル型混合機
に送入して混合したところ、水分10%、発熱量5500kc
al/kgの燃料が得られた。このものの悪臭の有無を10
人で確認したところ、いずれもそれを認めなかった。ま
た、このものは市販用の粉炭と略同様な取扱いが出来る
ものであった。
実施例3. 水分20%、発熱量4000kcal/kgの含炭汚泥ケーキ1重
量部と、水分9%、発熱量6500kcal/kg、粒度1mm以下
の石炭9重量部とをバドル型混合機に送入して混合した
ところ、水分10%の燃料が得られた。このものは悪臭
のないハンドリングの良好な燃料であった。この燃料を
トラックでバラ輸送してセメント工場に搬送した。ここ
で工場のクーラの廃熱(300℃)を利用して竪型粉砕機
に送入し、粉砕した。ここに得られたものは、粒度が0.
088mm篩残分25%、水分が0.9%、発熱量が6250kcal/
kgであった。このものはセメント焼成用燃料としての使
用可能なものであった。
(発明の効果) 以上この発明によると、下水処理場から発生する含炭汚
泥ケーキは簡単に悪臭が除去されるとともに運搬,貯蔵
等の取扱いは極めて良好なものになった。加えてこの発
明によると、改質後の含炭汚泥ケーキは、脱水,脱臭剤
として用いた石炭の添加によりその発熱量が大幅に向上
するので、これまでその処分に困っていた汚泥ケーキが
この発明を適用することにより有用な工業燃料に変換出
来るようになった。こうしたことは、今後下水汚泥の処
理において沈降助剤あるいは脱水助剤として微粉炭を使
用することがさらに普及し、そしてここに得られた含炭
汚泥ケーキは本発明の適用によって有用な工業用燃料と
して利用されることが期待される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】含炭汚泥ケーキに、脱水−脱臭剤として粒
    径1mm以下の乾燥微粉炭を添加、混合することによっ
    て、その中に含まれる水分の重量比を全重量中の10%
    以下にして汚泥からの臭気の発生を抑制することを特徴
    とする含炭汚泥ケーキの改良方法。
  2. 【請求項2】含炭汚泥ケーキに、脱水−脱臭剤として粒
    径1mm以下の乾燥微粉炭を添加、混合することによっ
    て、その中に含まれる水分の重量比を全重量中の10%
    以下として汚泥からの臭気の発生を抑制し、次にこれを
    微粉砕することを特徴とする含炭汚泥ケーキの改良方
    法。
JP60178518A 1985-08-15 1985-08-15 含炭汚泥ケ−キの改良方法 Expired - Fee Related JPH0653280B2 (ja)

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